JPH05185000A - 筒状体把持装置 - Google Patents

筒状体把持装置

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JPH05185000A
JPH05185000A JP2072092A JP2072092A JPH05185000A JP H05185000 A JPH05185000 A JP H05185000A JP 2072092 A JP2072092 A JP 2072092A JP 2072092 A JP2072092 A JP 2072092A JP H05185000 A JPH05185000 A JP H05185000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
tubular body
gripping device
wall
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP2072092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
浩史 山本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム着脱時において、把持装置をドラム下
端まで進入させなくても、液面に接するドラム内側空間
を小さくすることができ、したがって、ドラムの浸漬塗
布時におけるドラム内の空気のばね効果および気柱効果
を抑制できるドラム把持装置を提供する。 【構成】 ドラム5を把持して液体中に浸漬した後、引
き上げることによって、ドラム外表面に塗布液を塗布す
る浸漬塗布装置の筒状体把持装置であって、ドラム把持
用環状ゴム袋7を備えたドラム把持体1と、ドラム内壁
密閉用環状ゴム袋9を備えた、ドラム把持体1との間隔
が相対的に変えられるドラム内壁密閉体2とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体ドラム
の製造などに使用する浸漬塗布装置に関するものであ
り、特に、筒状体外表面を塗布液と接触させるために、
筒状体を支持する筒状体把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体ドラムに感光体層
を浸漬塗布法によって塗布する場合、ドラムの外表面だ
けを液体に接触させて、潜像形成とは関係ない内表面は
接触させないようにして塗布することが行われている。
その場合、浸漬時にドラム上部を把持すると共に、ドラ
ム内部への気体の流通を阻止するようにして、ドラム軸
の垂直方向に浸漬するが、それによってドラム内部に閉
じ込めた空気の圧力によって、液体が殆どドラム内部に
侵入することがなくなる。その反面、ドラム内側に空気
バネが形成されるため、ドラム引上げ時に、液だめ液面
の振動、循環機械系振動のドラム内側空間での気柱共振
による液面の波立ちなどが起こり、ドラム外表面の塗膜
が不均一になるという問題が生じる。この様な問題を解
決するために、ドラム下端部内側において、気体の流通
を阻止し、流体の自由表面と接するドラム内空間を小さ
くするような把持装置を備えたドラム把持装置、或いは
圧力調整機構を備えてドラム内部の空気圧を調整するド
ラム把持装置も提案されている(特開昭59−4457
号公報)。しかしながら、この様なドラム把持装置は、
把持装置をドラム下端近くまで突入させなければなら
ず、把持装置の上下移動範囲が大きくなり、またそれに
要する時間も多大になるという設計上、工程上の欠点を
抱えていた。これらの欠点は、塗布により製造されるド
ラムの大型化、長尺化に伴い、より切実な問題になって
いる。なぜならば、ドラムが長尺化するほど、中に閉じ
込められた空気によるバネ効果が増し、さらにそれを抑
えるために、ドラム内に突入させる把持装置の距離も増
すからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点を改善することを目的とし
てなされたものである。したがって、本発明の目的は、
ドラム着脱時において、把持装置をドラム下端まで進入
させなくても、すなわち、把持装置の上下移動範囲を短
く保つことによって、長い移動時間をかけないでも、液
面に接するドラム内側空間を小さくして、ドラムの浸漬
塗布時におけるドラム内の空気のばね効果および気柱効
果を抑制できるドラム把持装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、筒状体を把持
して液体中に浸漬した後、引き上げることによって、筒
状体外表面に液体を塗布するための浸漬塗布装置におけ
る筒状体把持装置において、筒状体把持手段および該筒
状体把持手段との間隔が相対的に変えられる筒状体内壁
密閉手段を備えたことを特徴とする。
【0005】本発明において、筒状体把持手段は、ゴム
など、筒状体内壁との摩擦の大きい変形可能な材料で構
成され、例えば、流体を出入できる変形可能な環状袋状
物よりなっていて、筒状体への挿入前には、筒状体内径
よりも小さく収縮しているが、筒状体内側に挿入した後
は、油圧、空気圧、機械的力などにより変形して、筒状
体内壁に密着し、筒状体を把持できるように構成されて
いる。また、筒状体内壁密閉手段は、上下に移動可能に
配設され、そしてゴムなどの変形可能な材料により形成
された、例えば流体を出入できる変形可能な環状袋状物
を備えており、そして、筒状体への挿入前には、筒状体
の内径よりも小さく収縮しているが、筒状体の内側に挿
入した後は、油圧、空気圧、機械的力などにより変形し
て、ドラム内壁に密着し、空気の流通を遮断するように
構成されている。
【0006】
【作用】本発明の筒状体把持装置を有する浸漬塗布装置
を用いて浸漬塗布を行う場合、先ず、筒状体把持手段を
筒状体の上端部に挿入して、筒状体を把持した後、筒状
体内壁密閉手段を、筒状体把持手段に対して間隔を広げ
るように移動させて、筒状体の下端部近傍における内壁
と密着状態にする。その状態で浸漬塗布槽の塗布液中に
浸漬して浸漬塗布が行われる。その場合、筒状体内壁密
閉手段によって、円筒体の内部は密閉状態になっている
ため、浸漬塗布時に、ドラム内部に塗布液の侵入がな
く、またドラム内側の空気バネ効果や気柱効果から生じ
る液だめ液面の振動、波立ちなどによる塗膜不均一が防
止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ドラム着脱時における本発明の把持装置
の縦断面図であり、図2は、ドラム浸漬塗布時における
本発明の把持装置の模式図である。図1において、1は
ドラム把持体であり、先端部分にフランジ11を有する
外側ロッド3の先端に固定されている。このドラム把持
体は、送気管8に連通したドラム把持用環状ゴム袋7を
備えている。ドラム把持用環状ゴム袋7は、ドラム5へ
の挿入前には、ドラムの径よりも小さく収縮している
が、ドラム内側に挿入した後は、送気管8から導入され
る空気等の流体により変形して、ドラム内壁に密着す
る。それにより、ドラムは外側ロッド3に把持された状
態になる。また、2はドラム内側の空気をシールするた
めのドラム内壁密閉体であって、ドラム把持体1の下に
位置し、上下に移動可能な内側ロッド4の先端に固定さ
れている。このドラム内壁密閉体2は、ドラム内壁密閉
用ゴム袋9を備えており、ドラムへの挿入前には、ドラ
ムの径よりも小さく収縮しているが、ドラム内側に挿入
して、内側ロッドを伸長した後は、送気管10から導入
される空気などの流体により変形して、ドラム内壁に密
着するように構成されている。また、内側ロッド4は、
内側ロッド伸縮用油圧装置6により外側ロッド3の中を
上下方向に移動することができるようになっており、図
2に示すように、ドラム把持体1とドラム内壁密閉体2
との距離を同軸円筒上で変えることができるようになっ
ている。なお、図1においては、内側ロッド伸縮用油圧
装置6を備えた場合を示しているが、内側ロッドの伸縮
は、油圧制御のほか、空気圧制御、ワイヤー、ギアなど
を利用した機械的制御など種々の手段が利用できる。ま
た、ドラム把持体1によるドラム把持機能と、ドラム内
壁密閉体2によるドラム内側空気流通阻止機能とは、そ
れぞれ互いに独立して作動、解除することができるよう
になっている。
【0008】上記のように構成されたドラム把持装置を
用いて浸漬塗布を行う場合、先ずドラム5が把持装置の
下に位置するようにする。次いで、図1に示すように、
ドラム内壁密閉体2を一番上に上げた状態(内側ロッド
4を引っ込めた状態)で把持装置を下降させ、ドラム内
側上端部にドラム把持体1が位置する状態で、送気管8
から流体を導入してドラム把持用環状ゴム袋7を変形さ
せ、ドラム内側上端部を押圧してドラム5を把持する。
この場合、ドラム把持装置全体が短い状態にあるため、
把持装置をドラム内側に進入させる動作のストロークは
短くなる。次いで、上記のようにしてドラムを把持した
ドラム把持装置を、浸漬塗布槽の上まで移動させるが、
その移動工程の間に、図2に示すように、内側ロッド4
を伸ばして、ドラム内壁密閉体2をドラム5の内側下端
近傍に移動させた後、送気管10から流体を導入してド
ラム内壁密閉用ゴム袋9を変形し、ドラム内壁に密着さ
せてドラム内の空気の移動を遮断する。
【0009】この状態で、把持装置を下降し、ドラムを
浸漬塗布槽の塗布液内に浸漬し、ついで、引き上げるこ
とにより浸漬塗布が行なわれるが、この場合、ドラム内
壁密閉用ゴム袋9がドラム内壁に密着して、空気の流通
を遮断しているため、、塗布液がドラム内側に入り込む
ことがなくなる。したがって、ドラム内側の空気バネ効
果や気柱効果からくる液だめ液面の振動、波立ちなどに
よる塗膜不均一を防ぐことができる。ドラム外表面の塗
布が完了した後、ドラム把持装置は浸漬塗布槽の上方か
ら移動させるが、この移動工程の間に、ドラム内壁密閉
体の動作を解除する。すなわち、送気管10からドラム
内壁密閉用ゴム袋9の流体を排除して、内壁密閉用ゴム
袋を収縮させ、ドラム内壁との密着状態を解除した後、
図1に示すように、内側ロッド4を引っ込めて、ドラム
内壁密閉体2を一番上に上げた状態に戻し、把持装置全
体の長さが短くしておく。ついで、ドラム着脱場所でド
ラム把持体1の動作を解除して、すなわち、送気管8か
ら流体を排除してドラム把持用環状ゴム袋7を収縮さ
せ、把持装置をドラム内側から引き抜く。その結果、把
持装置全体の長さが短くなっているので、引き抜きのス
トロークは短くなる。
【0010】
【発明の効果】本発明の筒状体把持装置は、以上説明し
たように、筒状体把持手段の下部にロッドの伸縮によ
り、その位置が相対的に変えられる筒状体内壁密閉手段
を備えたことにより、浸漬塗布時にドラム内部に液体の
侵入がなく、またドラム内側の空気バネ効果や気柱効果
からくる液だめ液面の振動、波立ちなどによる塗膜不均
一が防止される。また、筒状体着脱時に把持装置全体の
昇降距離を短くすることができるので、把持装置昇降設
備の上下移動範囲を小さくし、塗布工程時間を短縮する
効果がある。したがって、本発明の筒状体把持装置は、
長尺筒状体を浸漬塗布する場合に、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドラム着脱時における本発明の把持装置の縦
断面図である。
【図2】 ドラム浸漬塗布時における本発明の把持装置
の模式図である。 1…ドラム把持体、2…ドラム内壁密閉体、3…外側ロ
ッド、4…内側ロッド、5…ドラム、6…内側ロッド伸
縮用油圧装置、7…ドラム把持用環状ゴム袋、8…送気
管、9…ドラム内壁密閉用環状ゴム袋、10…送気管、
11…フランジ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体を把持して液体中に浸漬した後、
    引き上げることによって、筒状体外表面に塗布液を塗布
    する浸漬塗布装置の筒状体把持装置において、筒状体把
    持手段および該筒状体把持手段との間隔が相対的に変え
    られる筒状体内壁密閉手段を備えたことを特徴とする筒
    状体把持装置。
  2. 【請求項2】 筒状体把持手段および筒状体内壁密閉手
    段が、流体を出入できる変形可能な環状袋状物を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の筒状体把持装置。
JP2072092A 1992-01-10 1992-01-10 筒状体把持装置 Pending JPH05185000A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2072092A JPH05185000A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 筒状体把持装置

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JP2072092A JPH05185000A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 筒状体把持装置

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JPH05185000A true JPH05185000A (ja) 1993-07-27

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JP2072092A Pending JPH05185000A (ja) 1992-01-10 1992-01-10 筒状体把持装置

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