JPH0543897Y2 - - Google Patents

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JPH0543897Y2
JPH0543897Y2 JP1986187350U JP18735086U JPH0543897Y2 JP H0543897 Y2 JPH0543897 Y2 JP H0543897Y2 JP 1986187350 U JP1986187350 U JP 1986187350U JP 18735086 U JP18735086 U JP 18735086U JP H0543897 Y2 JPH0543897 Y2 JP H0543897Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば複写機の感光体として使用
される筒体の外面を浸漬塗布する場合等におい
て、その筒体を保持する装置に関する。
〔従来の技術〕
たとえば筒体に外周面にのみ塗料液を塗布する
ときのように、筒状体を把持して液体中に浸漬す
る装置として、特開昭59−4466号公報、特開昭59
−4467号公報等の把持装置が知られている。この
把持装置は、ロツドの先端に取り付けた円筒を、
ゴム袋等の膨張性袋部を介して把持される筒体の
内周面に対して気密となるように圧接させてい
る。そして、円筒を有底のものとすることによ
り、筒体の内部への液体の侵入を防止している。
しかしながら、このような把持装置によるとき
には、把持される筒体のサイズに合つた円筒を用
意する必要があり、多種サイズにわたる円筒を把
持するには不向きであつた。また、把持時の姿勢
を制御しにくいという問題もある。
そこで、本考案者は、サイズが広範囲にわたつ
て変化する筒体に対しても、確実に保持すること
ができる筒体保持装置を開発し、これを特願昭61
−167067号として出願した。この筒体保持装置に
おいては、保持される筒体の引き上げに連動して
開閉する保持部材を設けることにより、その要求
を満たしている。また、この開閉可能な保持部材
を筒体の内面に圧接するとき、筒体が保持装置の
中心に対して心合せされ、確実な保持動作が可能
となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、開閉可能な保持部材は、機械的な力に
よつて筒体を保持するものである。そのため、付
与する力を正確に制御する必要があり、さもなけ
れば過大な力が加わることによつて筒体が変形す
ることになる。また、長手方向の位置を正確に出
すために、筒体の上端を保持装置の封止部に押し
当てているが、その押圧力が大きすぎると、その
上端が損傷し易いものとなる。その結果、製品の
歩留り低下を来し、作業自体も熟練を要するもの
となる。
そこで、本考案は、筒体にこのような変形や損
傷を与えることなく、円周方向及び長手方向共に
正確な位置で筒体を保持することができる保持装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の保持装置は、その目的を達成するため
に、保持される筒体の端面に当接するフランジ部
を備えたロツド状の保持装置の先端部に膨張規制
板を設け、この上部の保持装置の周壁に環状の袋
状の弾性部材を取り付け、該弾性部材の筒体内周
面に当接する箇所に複数の凸部を設け、且つ該弾
性部材の内部空間に連通する加圧流体供給通路を
保持装置の内部に形成したことを特徴とする。
ここで、筒体の上端又は該上端に当接する前記
フランジ部に、弾性シール部材を設けることもで
きる。
更に、筒体の内部空間に連通する空気室を保持
装置本体の内部に設けていることも好ましい。
〔作用〕
すなわち、本考案の保持装置においては、弾性
部材の膨張力を筒体の保持及び引き上げに利用し
ている。すなわち、弾性部材が横方向に膨張しよ
うとする力が筒体を保持するために使用され、膨
張規制板によつて上向きに変更された弾性部材の
膨張が筒体の引き上げに使用される。この膨張し
た弾性部材は比較的広い範囲にわたつて筒体の内
面に接触するので、筒体に加わる力が局所的に大
きなものとはならず、しかも弾力性のある状態で
筒体が保持されることになる。このために、筒体
の変形やその上端の損傷が確実に防止される。ま
た、弾性部材が膨張する際に生じる引き上げ力に
よつて、筒体の上端が保持装置のフランジ部に押
し当てられるので、引き上げのために別途の機構
を必要とすることがない。
また、当初に筒体に保持装置の軸心とが一致し
ていなくても、膨張した弾性部材が筒体の内面に
当接するとき、筒体の半径方向位置が修正され、
心合せが自動的に行われる。他方、フランジ部に
筒体の上端を当接することにより、その長手方向
の位置も正確なものとなる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、実施例により本考
案の特徴を具体的に説明する。
第1図は本実施例における筒体保持装置を示す
断面図であり、第2図はその筒体保持装置によつ
て筒体が保持されている状態を示す。
筒体1は、保持装置2によつて保持される前に
は、ロツド状の保持装置2のフランジ部3から離
れた状態にある。また、弾性部材としては、ゴム
部材4を使用している。このゴム部材4の間にリ
ング5を挟んだ状態で膨張規制板としての皿6を
介してナツト7を締め付けることにより、ゴム部
材4が保持装置2の先端に取り付けられている。
そして、保持装置2の本体内部にはゴム部材4の
内部空間に連通する通路8が形成されている。
この通路8から圧縮空気等の加圧流体9をゴム
部材4の内部空間に供給することによりゴム部材
4を膨張させるとき、ゴム部材4の下方に向かつ
た伸びが皿6で規制されているため、ゴム部材4
は第2図に示すように斜め上方に膨張し、筒体1
の内周面に当たる。同時に、このゴム部材4の膨
張によつて、筒体1が上方に引き上げられる。そ
の結果、筒体1の上端が保持装置2のフランジ部
3に軽度の圧力で押し当てられる。
ここで、フランジ部3を保持装置2の中心線と
直角に加工しているとき、筒体1は、保持装置2
に対して同心円状に保持される。また、通路8か
ら送り込まれる加圧流体9がゴム部材4を均等に
膨張させるので、保持される前の筒体1の中心が
保持装置2の中心に一致していない場合であつて
も、ゴム部材4を膨張させた時点で両者はほぼ同
心状態となる。このようにして、第2図に示すよ
うに、筒体1は、保持装置2の軸心に対して同心
円状に保持される。
なお、通路8から送り込まれる加圧流体9の圧
力は、ゴム部材4の形状、厚み、径等に応じて適
宜選択されるものである。たとえば、径が90mmで
厚みが2mmのゴム部材4を使用するとき、内径95
mmの筒体1を保持するために、1Kg/cm2程度の圧
力で充分である。また、加圧流体9の圧力がこの
程度であれば、筒体1を変形させることもない。
また、第1図における筒体1の上端と保持装置2
のフランジ部3との間隙を1mm程度にとるとき、
引上げ時に保持装置2の軸心に対して筒体1が心
合せされるので、保持前の筒体1に多少のずれが
あつても何等の問題を生じない。
また、保持装置2のフランジ部3を筒体1の上
端に機械的に突き当てる必要がないため、その上
端が損傷することもない。そして、加圧流体9を
抜きゴム部材4内部の圧力を低下させることによ
り、筒体1を保持装置2から容易に取り外すこと
ができる。
第3図は、このような保持装置において使用す
るゴム部材の一例を示す。本例におけるゴム部材
4の外周部には、複数の凸部4aが等間隔で設け
られている。この凸部4aによつて、ゴム部材4
の硬度が高められ、筒体1の引上げ力を実質的に
損なうことなく、保持力を向上させることができ
る。
第4図は、筒体の外周面に対して浸漬塗布を行
う装置に本考案を適用した例を示す。なお、第4
図において、第1図〜第2図に示した部材等に対
応するものにおいては同一の符番で指示し、その
説明を省略した。
本例においては、保持装置2に内部を空洞とし
て、ここに空気室10を設けている。また、筒体
1の上端には、フランジ部3との接続を気密状態
にするゴム板11が取り付けられている。
第4図に示す浸漬塗布装置を使用して筒体1の
外周面に塗料液を塗布する工程を説明する。
まず、保持装置2及びゴム部材4により筒体1
を保持した状態で、筒体1を塗料液中に浸漬す
る。このとき、ゴム板11により、筒体1の上端
とフランジ部3との間が気密状態にされているの
で、筒体1内部の空気圧により塗料液が筒体1内
部に侵入することがない。次に、筒体1を塗料液
から一定速度で引き上げることにより、筒体1の
外周面に一定厚の塗膜が形成される。このとき、
前記空気室10は、複数の凸部4a間の隙間を介
して筒体1内部と連通しているので筒体1内部の
実効空間容積が広がつている。したがつて、塗料
液に含まれる溶剤の蒸気圧に起因する筒体1内部
の圧力上昇が緩和される。このため、塗布液中に
泡が発生することが防がれ、この泡により塗膜の
均一性が乱れることがない。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の保持装置によ
るとき、保持前の筒体に多少の位置ずれがあつて
も、非常に簡単な機構で筒体を保持装置に対して
同心円状に保持することができる。また、保持に
際して筒体の上端が保持装置のフランジ部に流体
圧をもつて押しつけられるので、筒体の上端が損
傷することなく、筒体を確実に保持することが可
能となる。また、ゴム部材を膨張させる圧力は僅
かなもので充分であるから、筒体を変形する恐れ
もない。更に、弾性部材の筒体内周面に当接する
箇所に複数の凸部を設けたので、筒体の引上げ力
を実質的に損なうことなく、保持力を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の筒体保持装置を示す断
面図であり、第2図はその筒体保持装置によつて
筒体を保持している状態を示し、第3図はこの筒
体保持装置で使用するゴム部材の一例を示し、第
4図は浸漬塗布装置に本考案を適用した他の実施
例を示す。 1……筒体、2……保持装置、3……フランジ
部、4……ゴム部材、4a……凸部、5……リン
グ、6……皿、7……ナツト、8……通路、9…
…加圧流体、10……空気室、11……ゴム板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 保持される筒体の端面に当接するフランジ部
    を備えたロツド状の保持装置の先端部に膨張規
    制板を設け、この上部の保持装置の周壁に環状
    の袋状の弾性部材を取り付け、該弾性部材の筒
    体内周面に当接する箇所に複数の凸部を設け、
    且つ該弾性部材の内部空間に連通する加圧流体
    供給通路を保持装置の内部に形成したことを特
    徴とする筒体保持装置。 2 前記筒体の上端又は該上端に当接する前記フ
    ランジ部に弾性シール部材を設けていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の筒体保持装置。 3 保持装置本体の内部に筒体の内部空間に連通
    する空気室を設けていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の筒体保持装
    置。
JP1986187350U 1986-12-04 1986-12-04 Expired - Lifetime JPH0543897Y2 (ja)

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JPS6394569U JPS6394569U (ja) 1988-06-18
JPH0543897Y2 true JPH0543897Y2 (ja) 1993-11-05

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JP3764915B2 (ja) * 1998-06-25 2006-04-12 日産自動車株式会社 コーティングホッパーおよび触媒コンバータの製造方法
CN105457833B (zh) * 2016-01-25 2019-04-26 联想(北京)有限公司 一种壳体保护层的浸涂方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6125660A (ja) * 1984-07-12 1986-02-04 Mita Ind Co Ltd 塗布装置

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