JPH05184750A - シーム縫製行程において方向が変わるシームを造るための方法 - Google Patents

シーム縫製行程において方向が変わるシームを造るための方法

Info

Publication number
JPH05184750A
JPH05184750A JP11642392A JP11642392A JPH05184750A JP H05184750 A JPH05184750 A JP H05184750A JP 11642392 A JP11642392 A JP 11642392A JP 11642392 A JP11642392 A JP 11642392A JP H05184750 A JPH05184750 A JP H05184750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stitch
seam
feed
needle
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11642392A
Other languages
English (en)
Inventor
Rolf Ellermann
ロルフ・エレルマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duerkopp Adler AG
Original Assignee
Duerkopp Adler AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duerkopp Adler AG filed Critical Duerkopp Adler AG
Publication of JPH05184750A publication Critical patent/JPH05184750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/20Control devices responsive to the number of stitches made

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーム縫製行程の経過中において方向が変わ
るステッチを形成するための方法を提供すること。 【構成】 互いに角を付合わせている縁部30,35に
対して平行に指向している被縫製物4の、そのシーム縫
製行程経過において方向が変わるシーム19を形成する
ための方法において、単針ミシン或いは双針ミシンによ
りシーム19を、センサ、例えばセンサ33,33′が
応答するまで、そのステッチ長さLまでそれぞれただ一
つの送り手段5により行われる送り工程によって形成す
る。センサの応答後、形成される、修正されるステッチ
L′,L′1 等を送り手段によって行われる少なくとも
二つの部分送りs、s′によって形成し、この場合針棒
2,3を各々のステッチL′,L′1 等の最後の部分送
りs、s′が行われている間のみ上下運動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲の請求
項1の上位概念に記載の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】単針ミシンで縁部に平行な湾曲したシー
ムを形成する際、公知の方法により湾曲したシームの角
偶は、針の最後の刺通しが被縫製物の所定の位置におい
て行われ、かつ針が刺通された状態にあって一時的にそ
の奥まった位置に位置決めされるように制御されて処理
される。現在では、被縫製物は刺通された針を中心にし
た湾曲されたシーム縫製行程に相応して回転され、その
後所定のシームの形成が続けられる。双針ミシンの場合
は公知様式で形成された二重のシームの内側角偶が制御
され、ステッチ形成が終了した後内側のシームを形成す
る針はその不作動位置にもたらされる。即ち、−以前か
ら知られている方法であるが−針棒の作動が遮断され、
外側の針棒は外側の角偶まで更にシーム形成を行い、そ
の後外側の針棒によって案内される針が一時的にその奥
まった位置に位置決めされる。現在では、被縫製物は刺
通された針を中心にした湾曲されたシーム縫製行程に相
応して回転され、引続き外側の針棒でこの針棒が内側の
角偶点に相対する位置に来るまで、更にシームの形成が
行われ、その後内側の針棒はその作動位置にもたらさ
れ、即ち公知の方法で作動接続される。ここで二重シー
ムの形成が継続される。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第32 16 99
3号公報(米国特許第4,495,877号に含まれて
いる)には、調節装置により調節可能な送り手段を備え
たミシンにより行われる上記のような方法が記載されて
いる。この方法により、センサによる縁部認知に基づい
た正確な角偶の縫製のため、所定の角偶点の制御は、セ
ンサの応答の時点から所定の角偶点までの残余シーム区
間における縫製のため残余シーム区間内に含まれている
ステッチのステッチ長さの変更を行うような方法で可能
である。このような方法では所定の角偶において正確な
ステッチ形成の目的でステッチ長さを短縮或いは増長す
ることにより必要とするステッチ長さを均一に残余シー
ム区間内に含まれているステッチに分割され、これによ
り角偶の近傍においては極めて均一に見えるシーム像が
形成される。
【0004】この公知のミシンの欠点は、センサによる
縁部の認知時点から角偶における所定の角偶点までのス
テッチ長さの変更に著しい構造上の経費を要すること、
即ちステップモータとウオーム歯車機構を必要とするこ
とである。また他の欠点は、双針ミシンの場合縁部認知
では、両シームのステッチを異なったステッチ長さを有
する二重シームをアーチ形の経過で形成することが不可
能なことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、シーム縫製行程において方向を変更するシームの
角状に或いはアーチ形に経過する移行領域において生じ
る、修正されるステッチの形成を僅かな構造上の経費で
もって、特にアーチ形に経過する二重シームにおいて可
能にする方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は特許請求の
範囲の請求項1の特徴部に記載した特徴によって解決さ
れる。
【0007】本発明による方法により、大きなステッチ
長さLを有するステッチを形成する場合−例えば装飾を
施す飾り縫いの場合−センサが応答した後に行われるス
テッチ長さL′、L′1 等に必要な僅かな送り速度を著
しく増大させるようにして達することが可能である。こ
の方法は、角偶における縫製にとって一般的である回転
数を基準にしてミシンの回転数を増大させることにより
可能となる。何故ならセンサの応答の後縁部近傍のシー
ムに含まれているステッチ長さL′、L′1 等がn−部
分送りs,s′に分割され、この部分送りの長さが先行
して行われたステッチ長さLよりも著しく短いからであ
る。
【0008】本発明によりステッチを多数の部分送りに
分割する点で−この場合針の刺通しは最後の部分送りの
間始めて、即ちステッチ形成の終了直前に行われる−、
公知技術(ドイツ連邦共和国公開特許第18 00 8
10号−米国特許第3,465,698号公報に含まれ
ている)により以下の点が公知になっている。比較的長
いステッチを有する縫付けステッチを形成するためにス
キップドステッチ組織が提案されており、このスキップ
ドステッチにより針棒の往復動がその長手方向軸線にお
いてプログラム化装置に依存して一定時間間隔で中断可
能となる。
【0009】更に本発明による方法の他の有利な構成は
特許請求の範囲の請求項2から9に記載した。特許請求
の範囲の請求項7と8の構成により、公知の方法で自体
公知の遮断可能な針棒を備えた双針ミシンで造られる二
重シームにおける移行領域における修正れた、ステッチ
を形成するための方法工程が示されている。
【0010】特許請求の範囲の請求項9による他の構成
により修正された、二つの互いに角を付合わせているシ
ーム領域間の移行領域に形成される修正されるステッチ
の形成のための方法が示されている。
【0011】以下に添付した図面に図示した実施例につ
き本発明を詳しく説明する。
【0012】
【実施例】図1には、本発明による方法を実施するため
の、自体公知の接続および遮断可能に構成された針棒
2,3を備えた通常の構造様式の双針ミシン1を示し
た。このミシン1には被縫製物4を送るための送り手段
として間欠形送り5並びに送り脚部6とこの送り脚部と
公知の様式で交互に協働する押さえ7とが設けられてい
る。
【0013】図3には単針ミシン1′が示されている。
この単針ミシンは接続および遮断可能なただ一本の針棒
3を備えているに過ぎない。被縫製物4を送るための送
り手段として、この単針ミシン1′にあっては、図2に
示したミシンと同様に、被縫製物送り5、送り脚分6と
押さえ7が使用される。この構造様式はもちろん図3に
示したミシン1′に関しても言えることであるが、この
場合そこに図示されている垂直なルーパ軸9を備えたル
ーパ8の代わりに、水平なルーパ軸を備えた他の様式の
ルーパが設けられていてもよい。
【0014】ミシン1は本質的にスタンド11を介して
基板12に支承されているアーム10から成る。このア
ーム10の前方部分内にはヘッド13が設けられてお
り、このヘッド内に針棒2,3並びに送りロッド14と
押さえロッド15が公知の様式で支承されている。ヘッ
ド13の上側には針棒2,3を接続および遮断するため
の切換え装置16が設けられている。図1に示すよう
に、ヘッド13の下側には二つのキー17,17′が操
作し易いように設け、これらのキーは切換え装置16の
遠隔操作を可能にする。両キー17,17′は計算機1
8と作用結合しており、この計算機は、特にキー17,
17′のいずれか一つを操作することにより、後針棒
2,3を接続或いは遮断するための命令を切換え装置1
6に与える。この切換え装置16の構造および作動態様
はドイツ連邦共和国実用新案第83 35 949号か
ら公知であり、従って更に詳しい説明は省略する。
【0015】図4〜図6に示した、部分シーム19′、
19″から成るシーム19−この場合は二重シームとし
て形成されている−は公知のように二つの針糸20と二
つのここには図示しなかったルーパ糸によって形成され
ている。外部の糸貯蔵部から引出される針糸20は図1
に示すようにアーム13に固定されている糸緊張装置2
1を通過する。
【0016】アーム10内にはアーム軸22が支承され
ており、このアームは引張り部材、例えばV−ベルト2
3を経て割出し−縫製駆動機構24により駆動される。
アーム軸22は特に公知の様式で、従ってここでは詳し
く述べなかった様式で針棒2,3の上下動を行う。針棒
がそれらの作動位置に存在している場合、針棒は上記の
上下動を行う。キー17,17′のいずれか一つを押す
ることにより該当する針棒2,3はその不作動位置にも
たらされる。即ち、キー操作に続いてアーム軸22が回
転することにより針棒2,3はその上昇位置に到達し、
これによりこの位置において針棒は上昇運動も、下降運
動も不可能である。換言すれば、この状態にあっては針
棒2,3はそれらの不作動の上昇位置に存在しており、
遮断状態にある。
【0017】アーム10の外側にはアーム軸22と回転
強固に結合されている輪25が存在しており、この輪は
その周面に同じ角度間隔で形成されてスリット26もし
くは他の刻み印を備えている。スリット26はアーム1
0に固定されているセンサ28によって検出され、この
場合輪25とセンサ28はパルス発生器29を形成して
いる。
【0018】図4から図7に示したシーム行程経過にあ
っては、パルス発生器29はステッチ形成完結度合いを
決定し、この場合送り方向NVに対して横方向に指向し
ている縁部30が認知された後これらのセンサ33,3
3′により増分カウントが行われる。ステッチ形成完結
度合いは残余シーム長さLx,L′xによって表され
る。
【0019】位置発生器31はアーム軸22と固く結合
されており、公知の様式で回転数の制御と所定の位置に
おける針棒2,3の位置決めを行い、制御導線32を介
して縫製駆動機構24に所属しているここには図示しな
かった制御機構と作用結合している。
【0020】双針ミシン1のヘッド13には、上下動可
能な針棒2,3の運動面の手前で一定の間隔Lsで設け
られている二つのセンサ33,33′が取付けられてお
り、これらのセンサは図2に示したように、各々一つの
送光器34と受光器35から成る。受光器は特に針板3
6に、しかも送り5の運動を妨げないように設けられて
いる。
【0021】送り35は担持体37に固定されている。
冒頭に述べた双針ミシン1の場合多層の被縫製物4の正
確な送りを保証するため、送り5は被縫製物4の下側
に、送り脚部6は被縫製物4の上側に取付く。送り脚部
6と送り5の作動態様は以前からドイツ連邦共和国特許
第23 37 966号(米国特許第3,935,82
6号に含まれている)と第26 20 209(米国特
許第4,116,145号に含まれている)から公知に
なっているので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0022】図2から認められる担持体37の右端部に
は送り5に昇降運動を行わせるためのレバー機構38が
取付いている。担持体37の左端部には送り5に送り運
動を行わせるための他のレバー機構39が取付いてい
る。これらの両レバー機構38,39は公知の様式で基
板12内に旋回可能に支承されている。
【0023】送りステップの送り長さ(ステッチ長さ)
の値を変えるため、ミシン1,1′は以前から知られて
いる送り長さ−調節装置40を備えており、この送り長
さ−調節装置はレバー機構39と基板12内に旋回可能
に支承されているリンク案内機構41とから成る。送り
5および送り脚部6から被縫製物4に及ぼされる送り作
用を変えるため、リンク案内機構41は同様に引張りロ
ッド43を介してステッチ調節レバー42が旋回される
ことにより旋回される。ステッチ調節レバー42はスタ
ンド11から突出してこのスタンドに旋回可能に支承さ
れている。ステッチ調節レバー42の旋回領域はスタン
ド11に設けられている、位置変更可能な二つの当接部
材44、45によって区画されている。ステッチ調節レ
バー42は引張りバネ26により当接部材44方向に引
かれている。この当接部材がその最も上方の位置に存在
している場合、被縫製物4は(送り方向NVでの)前進
縫製が行われている間送り5と送り脚部6との協働によ
り最大送り長さで送られる。当接部材45がその最も下
方の位置に存在している場合は、被縫製物4は後退縫製
が行われている間−ステッチ調節レバー42は引張りバ
ネ46の作用に抗して当接部材45に押圧されて−、最
大の送り長さで送り方向NVとは反対方向に送られる。
上記のことから推察することができるように、送り5と
送り脚部6とから被縫製物4に及ぼされる送り作用は行
われる送りステップの値に関してリンク案内機構41が
旋回運動することにより変更可能である。
【0024】基板12には、二つの調節部材48,49
−特に二つの単動の操作シリンダ−が、これらのピスト
ンのラム50,51が圧力を負荷された後ブラケット4
7に押圧され、これによりブラケット、並びにリンク案
内機構41、が旋回するように設けられている。調節部
材48,49を基板12に上記のように設けることによ
り、ブラケット47に対するこれらの調節部材の調節可
能な位置が保証され、従ってラム50,51は予め定め
られたストロークで運動する。これにより、繰出された
ラム50がブラケット47とリンク案内機構41とを旋
回させ、これにより送り5と送り脚部6とが被縫製物4
を例えばアーム軸22が回転している間、部分送りs=
1mmだけ送る。これと同様に繰出されたラム51は例
えば部分送りs′=0,5mmの送りを許容することが
可能である。シリンダ(調節部材48)を圧力負荷する
ためには3/2−路−電磁弁52が、他のシリンダ(調
節部材49)を圧力負荷するためには他の3/2−路−
電磁弁53が設けられている。両電磁弁52,53は計
算機18と作用結合している。両シリンダ(調節部材4
8,49)を負荷するのに必要な圧縮空気はここに図示
していない空圧のための構造要素、例えば絞り弁等を介
して外側の、同様にここに図示していない圧縮空気源か
ら供給される。その都度の負荷の開始と持続時間は計算
機18によって予め定められている。
【0025】もちろん、調節部材48,49として自体
公知の電磁弁を使用することも可能であり、これらの電
磁弁の作動は同様に計算機18によって制御される。ミ
シン1,1′或いはこのミシン1,1′を収容するここ
には図示していない機枠の取扱易い位置に入力装置54
が設けられている。機枠の前面にはここに図示しなかっ
た入力部材、例えば多桁の予選択スイッチ、キー並びに
デイスプレイのような表示部材、光ダイオード等が設け
られている。入力装置54内には方向を変えるシームの
角状の或いはアーチ状の移行領域において修正されるシ
ームを形成するために必要なパラメータ、例えば部分送
りsもしくはs′の長さ、シーム19の縁部55からの
間隔a、二重シーム19のシーム19′,19″間の間
隔b、縁部55,30間の角度α並びにセンサ33,3
3′と上下動可能な針棒2,3の運動面(図4〜図7の
参照符号57参照)との間隔Lsが入力されている。
【0026】もちろん本発明による方法は冒頭に記載し
た様式の単針ミシン1′にあっても実施することが可能
である。この場合にも図3を考慮の下に、既に上記した
構成がそのまま適用可能である。
【0027】以下に本発明による方法の態様を説明す
る。本発明による方法の経過は図8に示したフローチャ
ートから明瞭であるが、この場合修正されるステッチL
y,L′,L′1 の形成に関する方法工程は図4に示し
たシーム行程経過に相応して説明される。この方法工程
は、他のシーム行程−例えば図5〜図7に示した或いは
他の縫製工程−がなされる場合、その方法行程に即応し
て変更可能である。先ず縫製位置56上に来る被縫製物
4により遮蔽されたセンサ33,33′により縁部30
の認知が行われた後計算機18が作動される。これによ
りパルス発生器29を介して増分がカウントされること
によりステッチ完了度合いが、残余シーム区間Lx,
L′xが検出されるようにして決定される。引続きつぎ
計算機18により区間Lw(図4と図6参照)並びに残
余シーム区間LR,L′Rが算出される。ここで残余シ
ーム区間LRは次の例1に示したように最適な数のステ
ッチL′,L′1 等に分割される。この際ステッチ
L′,L′1 等は元々調節節されているステッチ長さL
に対する差が僅かでなければならない。
【0028】例1 −調節されたステッチ長さL=7mm −検出された残余シーム区間LR=18,5mm −α=60° この実施例は図4に示したシーム行程経過に関する。
【0029】1.1 LR内に含まれているステッチの
数の選択: 端数を切り上げて X=3ステッチ 1.2 修正されるステッチの必要な長さ: 端数を切り下げて 6mm 1.3 LR内に含まれている三つのステッチの最適な
分割: 第三(最後)のステッチL′1 =6mm、残余=12,
5mm 第二のステッチL′1 =6mm、残余=6,5
mm 第一のステッチL′1 =6,5mm、残余=0 引続き計算機18は部分ステッチ19′内に含まれてい
る残余シーム区間Ly(図4参照)を検出する。
【0030】例2 Ly=L′R−L=8−7=1mm ここで針棒3が遮断(その不作動位置にもたら)され、
送り長さ調節装置40が電磁弁52、調節部材48、ラ
ム50或いはブラケット47を介して旋回され、これに
より送り5と送り脚部6とが被縫製物4を部分送りs=
1mmだけ縫製位置56方向に送る。送り長さ調節装置
40の上記した旋回と同時に割出し駆動機構24が作業
員によって左右されない一定した、しかも角偶の縫製に
あって一般的であるような機械回転数よりも高い回転数
に切換えられる。残余シーム区間LR内に含まれている
三つのステッチL′、L′1 ,L′1 (図4参照)の図
8〜図10に示したフローチャートに示した方法工程に
従って行われる。この際本発明にとって重要なことは、
針棒3が各々のステッチL′、L′1 の最後の部分送り
sもしくはs′の間のみ上下運動を行うことである。角
偶点59内に刺通され、最も奥まった位置に位置決めさ
れた針61を中心とした従来の公知の被縫製物4の回転
の後、機械回転数が再び作業員によって操作可能な、即
ち変化し得る値に切換えられる。引続き針棒3が接続さ
れ、かつ送り長さ調節装置40を介して再び開始される
ステッチ長さでL=7mmが形成され、この際X−1ス
テッチののち針棒2が計算機18により再び接続され
る。このようにして部分シーム19′,19″の形成が
行われる。同様に図8〜図10に示したフローチャート
から明らかな方法工程により、角偶点59,59′が被
縫製物4内の所定の位置に存在しており、かつ更に角偶
点59の手前に存在している最後のステッチ長さL′、
L′1 が元々調節されているステッチ長さLとの差が僅
かであるように修正されたと言う前提の下に、二重シー
ム19の経過中に来る角偶の処理が行われる。
【0031】単針ミシン1′の場合、図7に示す上記の
ようにして形成されたシーム19はセンサ33によって
監視される。センサ33により縁部30が認知された後
計算機18に与えられる信号により方法工程が開始さ
れ、この方法工程にはシーム19″の形成の点で上記し
た構成がそのままあてはまる。
【0032】本発明による縫製方法により、図11に示
した縫製工程が行われる。例えば作業員の目により或い
はビデオカメラにより具体化されるセンサの応答まで、
二重シーム19に所属している部分シーム19′,1
9″はステッチ長さLで形成される。センサが応答した
後−例えば作業員がここに図示しなかったキーを操作す
ることにより−、信号が計算機18に与えられる。これ
により、計算機18内に記憶されているプログラムが呼
出される。この計算機内に含まれているパラメータでア
ーチ形のシーム領域62内に相応して修正されたステッ
チL′、L′1 が形成可能となる。これらのシームの特
徴は、これらのシームの各々が少なくとも二つの部分送
りs,s′によって形成されていることであり、更に針
棒2,3が最後の部分送りs,s′の間上下運動を行う
ことである。アーチ形のシーム領域62を縫製し得るよ
うに、被縫製物は作業員の手で或いはここに図示しなか
った公知の旋回装置により案内される。
【0033】
【発明の効果】更に本発明による方法の利点は、この方
法によて達せられる修正されたシームの形成に構造上の
経費が僅かで済むことである。何故なら二つの互いに角
を付合わせているシーム領域間の移行領域内に含まれて
いるステッチ長さL′、L′1 のステッチ長さ変更のた
めに、ステッチ調節リンク機構−これらのステッチ調節
リンク機構が既に当該ミシン内に設けられているので−
を旋回させるための付加的な調節部材を必要としないか
らである。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】接続および遮断可能な針棒と上側送りと下側送
りを備えた双針ミシンの簡略化した正面図であるが、送
り脚部と保持脚部並びに送りは図示しなかった。
【0036】
【図2】少なくとも一つの接続および遮断可能な針棒と
上側送りと下側送りを備えたミシンの側面図であるが、
修正されるステッチの形成に必要な送り長さ−変更(ス
テッチ長さ変更)のための手段は図示しなかった。
【0037】
【図3】接続および遮断可能な針棒と上側送りと下側送
りを備えた単針ミシンの簡略化した正面図であるが、送
り脚部と押さえ脚部並びに送りは図示しなかった。
【0038】
【図4】双針ミシンで形成された鋭角に形成されている
二重シームの概略図である。
【0039】
【図5】直角に形成されている二重シームチの概略図で
ある。
【0040】
【図6】鈍角に形成されている二重シームの概略図であ
る。
【0041】
【図7】単針ミシンで鋭角に形成された二重シームの概
略図である。
【0042】
【図8】角状の移行領域内において修正されるシームチ
に関する本発明による方法の態様の経過を示すフローチ
ャートである。
【0043】
【図9】角状の移行領域内において修正されるシームチ
に関する本発明による方法の態様の経過を示すフローチ
ャートである。
【0044】
【図10】角状の移行領域内において修正されるシーム
チに関する本発明による方法の態様の経過を示すフロー
チャートである。
【0045】
【図11】移行領域内でアーチ形に指向している湾曲し
た二重シームの概略図である。
【0046】
【符号の説明】 1 単針ミシン 1′ 双針ミシン 2,3 針棒 4 被縫製物 5 送り 6 送り脚部 7 押さえ 8 ルーパ 9 ルーパ軸 10 アーム 11 スタンド 12 基板 13 ヘッド 14 送り脚部ロッド 15 押さえ脚部ロッド 16 切換え装置 17,17′ キー 18 計算機 19,19′,19″ 部分シーム 20 針糸 21 糸緊張装置 22 アーム軸 23 V−ベルト 24 割出し−縫製駆動機構 25 輪 28,33,33′ センサ 29 バルス発生器 30,55 縁部 34 発光器 35 受光器 37 担持体 38,39 レバー駆動機構 40 送り長さ−調節装置 41 リンク案内機構 42 ステッチ調節レバー 44,45 当接部 47 ブラケット 48,49 調節部材 52,53 電磁弁 54 入力装置 L ステッチ LR 残余シーム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続および遮断可能な少なくとも一本の
    針棒(2,3)を備え、針(60,61)が針棒(2,
    3)により上下動可能であり、送り手段から被縫製物
    (4)に及ぼされる送り動作がセンサにより監視され、
    上記のセンサが応答した後長さ(L′、L′1 )等が先
    行して形成されたステッチ長さLと異なる長さを有する
    多数のステッチ形成が行われるミシン(1,1′)によ
    り形成され被縫製物(4)の互いに角を付合わせて指向
    している縁部(30,55)に対して縁部が平行に指向
    している、シーム縫製行程中に方向が変わるシーム(1
    9)を造るための方法において、 −センサが応答するまで形成されるステッチLを送り手
    段によって行われるただ一つの送りによって形成するこ
    と、 −センサが応答した後行われる修正されたステッチ
    (L′、L′1 )等を送り手段によって少なくとも二つ
    の部分送り(s、s′)によって形成すること、 −それぞれの部分送り(s、s′)が行われている間ミ
    シン(1,1′)のアーム軸(22)を360°の回転
    角度だけ運動させること、 −各ステッチ(L′、L′1 )等の最後の部分送り
    (s、s′)の間針棒(2,3)を上下動させること、
    および −センサが更に応答した後送り手段によって行われるた
    だ一 つの送り送りによってステッチLを再び形成する
    こと、を特徴とする縫製工程中に方向が変わるステッチ
    (19)を造るための方法。
  2. 【請求項2】 各ステッチ(L′、L′1 )等を長さが
    等しい部分送り(s)により形成することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 各ステッチ(L′、L′1 )等を部分送
    り(s、s′)から形成し、これらの部分送りうち最後
    の部分送り(s′)をこれに先行して行われた部分送り
    よりも短くとることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 各ステッチ(L′、L′1 )等このステ
    ッチに先行して行われるステッチLよりも適切な近似値
    で短くとるか或いは大きくとることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 各ステッチ(L′、L′1 )等の形成を
    開始する以前に針棒(2,3)をそれらの不作動(遮
    断)位置に置き、各ステッチ(L′、L′1 )等の形成
    を行っている間、特にアーム軸(22)の最後の回転運
    動(旋回)の開始と共に針棒(2,3)を作動位置(接
    続位置)に置き、各ステッチ(L′、L′1 )等の形成
    が終了した後針棒(2,3)を再びそれらの不作動位置
    に置くことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 単針ミシン(1′)により湾曲したステ
    ッチ(19)を形成する場合センサ(33)により縁部
    (30)を認知した後残余シーム区間(LR)を検出し
    て、この残余シーム長さを最適な数のステッチ(L′、
    L′1 )に分割することを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 双針ミシン(1)で角度(α)だけ或い
    は90°よりも小さい角度で湾曲されたシーム(19)
    を造る際、縁部(30)の認知を行った後、センサによ
    り始動させることにより残余シーム区間(L′R)とこ
    の残余シーム区間内に含まれていて部分送り(s,
    s′)により形成された最後のステッチ(Ly)を検出
    し、センサ(33)を始動させることにより残余シーム
    区間(LR)を検出し、この残余シーム区間を最適な数
    のステッチ(L′、L′1 )に分割することを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 双針ミシン(1)で角度(α)だけ90
    °よりも大きい角度で湾曲されたシーム(19)を造る
    際縁部(30)の認知を行った後、センサを始動させる
    ことにより残余シーム区間(LR)を検出し、この残余
    シーム区間を最適な数のステッチ(L′、L′1 )等に
    分割すること、センサ(33′)を始動させた後残余シ
    ーム区間(L′R)とこの残余シーム区間内に含まれて
    いる、部分送り(s,s′)で形成されたステッチ(L
    y)を検出することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 互いに角を付合わせている二つの領域間
    でアーチ形のステッチ領域(62)を備えたシーム(1
    9)を形成する際センサの第一の応答から他の応答まで
    にステッチ(L′、L′1 )等形成し、この場合この形
    成に必要とするパラメータを計算機(18)内に呼び出
    すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
JP11642392A 1991-05-10 1992-05-08 シーム縫製行程において方向が変わるシームを造るための方法 Pending JPH05184750A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP19910107569 EP0512145B1 (de) 1991-05-10 1991-05-10 Verfahren zum Herstellen einer im Nahtverlauf die Richtung ändernden Naht
DE91107569:5 1991-05-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05184750A true JPH05184750A (ja) 1993-07-27

Family

ID=8206712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11642392A Pending JPH05184750A (ja) 1991-05-10 1992-05-08 シーム縫製行程において方向が変わるシームを造るための方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0512145B1 (ja)
JP (1) JPH05184750A (ja)
DE (1) DE59100858D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104141202A (zh) * 2013-05-07 2014-11-12 杜尔克普—阿德勒股份公司 用于生成用以执行缝纫程序的缝纫控制数据的方法
CN104141204A (zh) * 2013-05-07 2014-11-12 杜尔克普—阿德勒股份公司 用于缝合缝料部分的缝纫机的运行方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3845335B2 (ja) * 2002-05-14 2006-11-15 ペガサスミシン製造株式会社 角縫い用の2本針ミシン
DE102007026651A1 (de) 2007-06-08 2008-12-18 Dürkopp Adler AG Nähmaschine sowie Betriebsverfahren für eine derartige Nähmaschine
CN103911774A (zh) * 2013-01-06 2014-07-09 顾飞龙 缝纫机的车缝线转折的车缝方法
DE102013208409A1 (de) * 2013-05-07 2014-11-13 Dürkopp Adler AG Erzeugungsverfahren zur Erzeugung von Näh-Steuerungsdaten

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3216993C2 (de) * 1982-05-06 1989-03-16 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Nähmaschine mit einer Einrichtung zum Herstellen von Formnähten
IL78944A (en) * 1985-06-03 1990-04-29 Prouvost Sa Method and sewing machine for automatically providing end of stitching at a given distance from the edge of a piece of fabric
DE3627470A1 (de) * 1986-08-13 1988-02-18 Pfaff Ind Masch Verfahren zum naehen der ecke einer doppelnaht mit einer zweinadelnaehmaschine
DE8710156U1 (de) * 1987-07-24 1987-10-08 Dürkoppwerke GmbH, 4800 Bielefeld Servovorrichtung für eine Mehrnadel-Nähmaschine mit ein- und ausschaltbaren Nadelstangen

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104141202A (zh) * 2013-05-07 2014-11-12 杜尔克普—阿德勒股份公司 用于生成用以执行缝纫程序的缝纫控制数据的方法
CN104141204A (zh) * 2013-05-07 2014-11-12 杜尔克普—阿德勒股份公司 用于缝合缝料部分的缝纫机的运行方法
CN104141204B (zh) * 2013-05-07 2018-02-27 杜尔克普—阿德勒股份公司 用于缝合缝料部分的缝纫机的运行方法
CN104141202B (zh) * 2013-05-07 2018-06-05 杜尔克普—阿德勒股份公司 用于生成用以执行缝纫程序的缝纫控制数据的方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0512145B1 (de) 1994-01-12
EP0512145A1 (de) 1992-11-11
DE59100858D1 (de) 1994-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0239277B2 (ja)
EP2241661B1 (en) Upper-and-lower feed sewing machine
US4403558A (en) Control system for sewing machine
EP2275594B1 (en) Top and bottom feed sewing machine
JPH01303188A (ja) ベルトを縫付けるための縫製ミシン
JPH05184750A (ja) シーム縫製行程において方向が変わるシームを造るための方法
JP2000300874A (ja) ボタン孔ミシン
US4467733A (en) Device for working the hem of tubular pieces of garment
US5092256A (en) Method for sewing on buttons and wrapping neck thread in a button sewing machine
JPS63279882A (ja) 柄合わせミシン
JP2903628B2 (ja) 縫製システム
US4858545A (en) Sewing machine having means for terminating seams at a predetermined place
JPS62101285A (ja) ミシン
JP2003093773A (ja) ボタン穴かがり縫いミシン
JP4416983B2 (ja) ボタン穴かがり縫いミシン
JP3210647U (ja) 4本針6本糸ミシンにおける前後送り歯の自動ピッチ調整装置
JP2007195957A (ja) ミシン
JPH08332290A (ja) ミシンの中押え機構
JP2734770B2 (ja) 穴かがりミシン
JP5037109B2 (ja) ミシン
JPH04263896A (ja) 縫い目を形成するためのミシン用針板
EP3081682B1 (en) Buttonholing sewing machine
JP4108997B2 (ja) ボタン穴かがり縫いミシン
JPH01115393A (ja) ミシンの布押え圧調節装置
JPH0225638B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020827