JPH05184302A - チューインガム - Google Patents
チューインガムInfo
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- JPH05184302A JPH05184302A JP4205748A JP20574892A JPH05184302A JP H05184302 A JPH05184302 A JP H05184302A JP 4205748 A JP4205748 A JP 4205748A JP 20574892 A JP20574892 A JP 20574892A JP H05184302 A JPH05184302 A JP H05184302A
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- curculin
- fruit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 香味及び甘味を長時間安定に保持し、また咀
嚼後飲用する水又は酸味物質を甘味に修飾する活性を有
するチューインガムの提供。 【構成】 本発明のチューインガムは、クルクリゴ・ラ
チフォリアの果実若しくはその処理物、又はそれらから
得られるクルクリンを含む成分の、コーティング化物を
含むことを特徴とする。また、本発明のチューインガム
は、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物、又はそれらから得られるクルクリンを含む成分を、
チューインガムのセンター部分に含むことを特徴とす
る。
嚼後飲用する水又は酸味物質を甘味に修飾する活性を有
するチューインガムの提供。 【構成】 本発明のチューインガムは、クルクリゴ・ラ
チフォリアの果実若しくはその処理物、又はそれらから
得られるクルクリンを含む成分の、コーティング化物を
含むことを特徴とする。また、本発明のチューインガム
は、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物、又はそれらから得られるクルクリンを含む成分を、
チューインガムのセンター部分に含むことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香味及び甘味を長時間
安定に保持するチューインガムに関するものである。
安定に保持するチューインガムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チューインガムは、通常大別する
とガムベース、糖類、香料の3要素からなり、咀嚼を始
めてから短時間のうちに香味料や甘味料が溶出し、香味
及び甘味を持続させることが難しかった。
とガムベース、糖類、香料の3要素からなり、咀嚼を始
めてから短時間のうちに香味料や甘味料が溶出し、香味
及び甘味を持続させることが難しかった。
【0003】一方、本発明者らは、クルクリゴ・ラチフ
ォリアの果実若しくはその乾燥物、又はそれらから得ら
れるクルクリンを含む成分をチューインガムに使用する
方法を見出した(特開平2−84138号公報)。
ォリアの果実若しくはその乾燥物、又はそれらから得ら
れるクルクリンを含む成分をチューインガムに使用する
方法を見出した(特開平2−84138号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−84138号公報に記載されるように、クルクリゴ
・ラチフォリアの果実若しくはその乾燥物又はそれらか
ら得られるクルクリンを含む成分を、ガムベース及び他
の成分と公知の方法で直接混合した場合、検知しえる程
度の香味及び甘味の増強並びに持続効果を達成し得るに
は、かなりの量を添加する必要があった。これは、クル
クリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理物又はそ
れらから得られるクルクリンを含む成分が、該ガムベー
スに主要成分が取り込まれてしまう傾向があり、結果と
して該ガムベースが上記成分の香味及び甘味の増強並び
に持続作用を隠覆してしまうためであった。
2−84138号公報に記載されるように、クルクリゴ
・ラチフォリアの果実若しくはその乾燥物又はそれらか
ら得られるクルクリンを含む成分を、ガムベース及び他
の成分と公知の方法で直接混合した場合、検知しえる程
度の香味及び甘味の増強並びに持続効果を達成し得るに
は、かなりの量を添加する必要があった。これは、クル
クリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理物又はそ
れらから得られるクルクリンを含む成分が、該ガムベー
スに主要成分が取り込まれてしまう傾向があり、結果と
して該ガムベースが上記成分の香味及び甘味の増強並び
に持続作用を隠覆してしまうためであった。
【0005】従って、本発明の目的は、香味及び甘味を
長時間安定に保持し、また咀嚼後飲用する水又は酸味物
質を甘味に修飾する活性を有するチューインガムを提供
することにある。
長時間安定に保持し、また咀嚼後飲用する水又は酸味物
質を甘味に修飾する活性を有するチューインガムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クルクリゴ・
ラチフォリアの果実若しくはその処理物、又はそれらか
ら得られるクルクリンを含む成分の、コーティング化物
を含むことを特徴とするチューインガム(第1の発明)
を提供することにより、上記目的を達成したものであ
る。
ラチフォリアの果実若しくはその処理物、又はそれらか
ら得られるクルクリンを含む成分の、コーティング化物
を含むことを特徴とするチューインガム(第1の発明)
を提供することにより、上記目的を達成したものであ
る。
【0007】また、本発明は、クルクリゴ・ラチフォリ
アの果実若しくはその処理物、又はそれらから得られる
クルクリンを含む成分を、チューインガムのセンター部
分に含むことを特徴とするチューインガム(第2の発
明)を提供することにより、上記目的を達成したもので
もある。
アの果実若しくはその処理物、又はそれらから得られる
クルクリンを含む成分を、チューインガムのセンター部
分に含むことを特徴とするチューインガム(第2の発
明)を提供することにより、上記目的を達成したもので
もある。
【0008】以下、本発明のチューインガムについて詳
述する。本発明の第1の発明及び第2の発明に用いられ
るクルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物、又はそれらから得られるクルクリンを含む成分は、
以下の通りである。
述する。本発明の第1の発明及び第2の発明に用いられ
るクルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物、又はそれらから得られるクルクリンを含む成分は、
以下の通りである。
【0009】上記果実若しくはその処理物としては、ク
ルクリゴ・ラチフォリア生果実、乾燥又は凍結した果実
の粉砕物、果肉ピューレ等の処理を行った処理果実が挙
げられる。該果実の皮及び種にはクルクリンは含まれて
いないので、皮や種を除いたものを用いることが好まし
い。
ルクリゴ・ラチフォリア生果実、乾燥又は凍結した果実
の粉砕物、果肉ピューレ等の処理を行った処理果実が挙
げられる。該果実の皮及び種にはクルクリンは含まれて
いないので、皮や種を除いたものを用いることが好まし
い。
【0010】上記果実の乾燥方法としては、その乾燥手
段に特に制限されるものではないが、陰干し、低温乾
燥、凍結乾燥、真空乾燥等、比較的低温域で乾燥する方
法が好ましい。
段に特に制限されるものではないが、陰干し、低温乾
燥、凍結乾燥、真空乾燥等、比較的低温域で乾燥する方
法が好ましい。
【0011】また、上記果実の凍結方法としては、その
凍結手段に特に制限されるものではなく、緩慢凍結、急
速凍結、自己凍結等の方法が挙げられる。また、上記果
実及び果実処理物の粉砕方法としては、その粉砕手段に
特に制限されるものではないが、種の中には油脂成分を
多く含むため、果肉中に点在する種を粉砕しない方法が
好ましい。
凍結手段に特に制限されるものではなく、緩慢凍結、急
速凍結、自己凍結等の方法が挙げられる。また、上記果
実及び果実処理物の粉砕方法としては、その粉砕手段に
特に制限されるものではないが、種の中には油脂成分を
多く含むため、果肉中に点在する種を粉砕しない方法が
好ましい。
【0012】クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくは
その処理物から得られるクルクリンを含む成分として
は、塩水抽出クルクリンが挙げられ、さらに脱塩等の精
製を行ってもよい。
その処理物から得られるクルクリンを含む成分として
は、塩水抽出クルクリンが挙げられ、さらに脱塩等の精
製を行ってもよい。
【0013】本発明において用いられるクルクリンを含
む成分は、塩水抽出クルクリンの抽出液そのまま又は脱
塩等の精製処理した液そのままでもよいし、これらを製
剤化したものでもよいし、さらには製剤化したものを水
に溶解したものでもよい。
む成分は、塩水抽出クルクリンの抽出液そのまま又は脱
塩等の精製処理した液そのままでもよいし、これらを製
剤化したものでもよいし、さらには製剤化したものを水
に溶解したものでもよい。
【0014】塩水抽出の方法としては、特開平3−19
0899号公報に記載されているように、クルクリゴ・
ラチフォリアの果実若しくはその処理物を水洗操作して
沈渣を得、この沈渣を0.01M以上の濃度の塩水溶液
で抽出すればよい。
0899号公報に記載されているように、クルクリゴ・
ラチフォリアの果実若しくはその処理物を水洗操作して
沈渣を得、この沈渣を0.01M以上の濃度の塩水溶液
で抽出すればよい。
【0015】水洗操作は、クルクリゴ・ラチフォリアの
果実又はその果肉に、水を加えてホモジナイズし遠心分
離する。この時の上清は、濃い褐色を示す。さらに、こ
の沈渣に当初の果実又はその果肉と等量以上の水を加え
てホモジナイズし遠心分離する。水洗操作は、上清が無
色になるまでこの操作を繰り返せばよい。
果実又はその果肉に、水を加えてホモジナイズし遠心分
離する。この時の上清は、濃い褐色を示す。さらに、こ
の沈渣に当初の果実又はその果肉と等量以上の水を加え
てホモジナイズし遠心分離する。水洗操作は、上清が無
色になるまでこの操作を繰り返せばよい。
【0016】抽出に使用される塩としては、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム若しくはアン
モニウムの塩酸塩、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム若しくはアンモニウムのリン酸塩、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム若しく
はアンモニウムの炭酸塩、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム若しくはアンモニウムの硫酸塩又
は亜硫酸塩、ナトリウム若しくはカリウムの硝酸塩又は
亜硝酸塩、ナトリウム若しくはカルシウムの乳酸塩、ミ
ョウバン、焼ミョウバン、酢酸ナトリウム、ナトリウム
若しくはカリウムのピロリン酸塩、ナトリウム若しくは
カルシウムのプロピオン酸塩、安息香酸ナトリウム、フ
マル酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム等が用い
られる。
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム若しくはアン
モニウムの塩酸塩、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム若しくはアンモニウムのリン酸塩、ナ
トリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム若しく
はアンモニウムの炭酸塩、ナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム若しくはアンモニウムの硫酸塩又
は亜硫酸塩、ナトリウム若しくはカリウムの硝酸塩又は
亜硝酸塩、ナトリウム若しくはカルシウムの乳酸塩、ミ
ョウバン、焼ミョウバン、酢酸ナトリウム、ナトリウム
若しくはカリウムのピロリン酸塩、ナトリウム若しくは
カルシウムのプロピオン酸塩、安息香酸ナトリウム、フ
マル酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム等が用い
られる。
【0017】上記塩水溶液による抽出手段の一例を挙げ
ると、次の通りである。水洗操作により得られた沈渣に
塩化ナトリウム水溶液を加えてホモジナイズし、遠心分
離又は濾過を行えばよい。
ると、次の通りである。水洗操作により得られた沈渣に
塩化ナトリウム水溶液を加えてホモジナイズし、遠心分
離又は濾過を行えばよい。
【0018】以上により得られた塩抽出クルクリンは、
濃縮、脱塩、塩析、クロマトグラフィー等の通常の精製
を行ってもよい。濃縮は、その濃縮手段に特に制限され
るものではなく、限外濾過膜等で行うことができる。
濃縮、脱塩、塩析、クロマトグラフィー等の通常の精製
を行ってもよい。濃縮は、その濃縮手段に特に制限され
るものではなく、限外濾過膜等で行うことができる。
【0019】脱塩は、その脱塩手段に特に制限されるも
のではなく、透析膜、限外濾過膜、脱塩装置等で行うこ
とが好ましい。また、脱塩処理は、クルクリンを含む成
分に塩味を感じない程度或いはそれ以上になるまで行う
ことが好ましい。
のではなく、透析膜、限外濾過膜、脱塩装置等で行うこ
とが好ましい。また、脱塩処理は、クルクリンを含む成
分に塩味を感じない程度或いはそれ以上になるまで行う
ことが好ましい。
【0020】塩析は、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、硫酸マグネシウム、クエン酸ナト
リウム、塩化ナトリウム等により行えばよい。また、ク
ロマトグラフィーによる精製は、CM−セファロース等
のイオン交換クロマトグラフィー、さらには分子ふるい
クロマトグラフィー等により行えばよい。
ム、リン酸カリウム、硫酸マグネシウム、クエン酸ナト
リウム、塩化ナトリウム等により行えばよい。また、ク
ロマトグラフィーによる精製は、CM−セファロース等
のイオン交換クロマトグラフィー、さらには分子ふるい
クロマトグラフィー等により行えばよい。
【0021】次に、本発明の第1の発明について更に説
明する。本発明の第1の発明におけるコーティング化と
は、上記のクルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはそ
の処理物、又はそれらから得られるクルクリンを含む成
分を、他の物質すなわち下記に挙げるような物質で被覆
又は包埋することを意味する。
明する。本発明の第1の発明におけるコーティング化と
は、上記のクルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはそ
の処理物、又はそれらから得られるクルクリンを含む成
分を、他の物質すなわち下記に挙げるような物質で被覆
又は包埋することを意味する。
【0022】本発明におけるコーティング化の方法は、
特に制限されない。コーティング化剤として使用する物
質としては、還元麦芽糖水飴、還元澱粉分解物、乳糖、
各種オリゴ糖、デキストリン、分枝デキストリン、ホエ
ー蛋白、植物性油脂、動物性油脂、ゼラチン、グアーガ
ム、サイクロデキストリン、キチン、キトサン、可溶性
デンプン、アラビアガム、ペクチン、微結晶セルロース
等が挙げられ、特に制限されるものではない。
特に制限されない。コーティング化剤として使用する物
質としては、還元麦芽糖水飴、還元澱粉分解物、乳糖、
各種オリゴ糖、デキストリン、分枝デキストリン、ホエ
ー蛋白、植物性油脂、動物性油脂、ゼラチン、グアーガ
ム、サイクロデキストリン、キチン、キトサン、可溶性
デンプン、アラビアガム、ペクチン、微結晶セルロース
等が挙げられ、特に制限されるものではない。
【0023】本発明におけるコーティング化は、例えば
以下の方法により行われる。まず、クルクリゴ・ラチフ
ォリアの果実若しくはその処理物又はそれらから得られ
るクルクリンを含む成分をコーティング化剤と混合し、
これを水或いは抽出に用いられる塩水に溶解又は分散懸
濁し、得られた溶液又は懸濁液を乾燥し粉砕して、コー
ティング化クルクリン組成物を得る。
以下の方法により行われる。まず、クルクリゴ・ラチフ
ォリアの果実若しくはその処理物又はそれらから得られ
るクルクリンを含む成分をコーティング化剤と混合し、
これを水或いは抽出に用いられる塩水に溶解又は分散懸
濁し、得られた溶液又は懸濁液を乾燥し粉砕して、コー
ティング化クルクリン組成物を得る。
【0024】用いる水或いは塩水の温度は、60℃以下
のものを使用することが好ましい。過度に高温の水はク
ルクリンの活性を低下させるために好ましくない。ま
た、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分が液状
の場合には、これにコーティング化剤を添加して、上記
と同様にしてコーティング化クルクリン組成物を得れば
よい。
のものを使用することが好ましい。過度に高温の水はク
ルクリンの活性を低下させるために好ましくない。ま
た、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分が液状
の場合には、これにコーティング化剤を添加して、上記
と同様にしてコーティング化クルクリン組成物を得れば
よい。
【0025】この際のクルクリゴ・ラチフォリアの果実
若しくはその処理物又はそれらから得られるクルクリン
を含む成分とコーティング化剤との混合は、重量比で好
ましくは0.01〜95:99.99〜5、より好まし
くは0.1〜50:99.9〜50の割合で行えばよ
い。
若しくはその処理物又はそれらから得られるクルクリン
を含む成分とコーティング化剤との混合は、重量比で好
ましくは0.01〜95:99.99〜5、より好まし
くは0.1〜50:99.9〜50の割合で行えばよ
い。
【0026】続いて、クルクリゴ・ラチフォリアの果実
若しくはその処理物又はそれらから得られるクルクリン
を含む成分とコーティング剤との混合物は、水或いは抽
出に用いられる塩水に溶解又は分散懸濁する。
若しくはその処理物又はそれらから得られるクルクリン
を含む成分とコーティング剤との混合物は、水或いは抽
出に用いられる塩水に溶解又は分散懸濁する。
【0027】得られた溶液又は懸濁液は、必要に応じて
均質化した後、噴霧乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥等の慣用
の方法で乾燥を行うことができる。同様に、粉砕も慣用
の方法で行うことができ、通常のチューインガム用甘味
料として使用されている100〜200メッシュ程度の
粒度にすればよい。
均質化した後、噴霧乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥等の慣用
の方法で乾燥を行うことができる。同様に、粉砕も慣用
の方法で行うことができ、通常のチューインガム用甘味
料として使用されている100〜200メッシュ程度の
粒度にすればよい。
【0028】本発明において、以上により得られたコー
ティング化クルクリン組成物(コーティング化物)を含
有するチューインガムの製造は、以下の通りである。コ
ーティング化クルクリン組成物のチューインガムへの添
加量は、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその
処理物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分の
種類により一概には決められないが、チューインガム全
体量に対して好ましくは0.1〜70重量%、より好ま
しくは0.5〜50重量%であり、純クルクリンとし
て、0.1ppm以上、特に1〜1000ppm含有す
ることが好ましく、10000ppm以上含有していて
もあまり意味はない。
ティング化クルクリン組成物(コーティング化物)を含
有するチューインガムの製造は、以下の通りである。コ
ーティング化クルクリン組成物のチューインガムへの添
加量は、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその
処理物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分の
種類により一概には決められないが、チューインガム全
体量に対して好ましくは0.1〜70重量%、より好ま
しくは0.5〜50重量%であり、純クルクリンとし
て、0.1ppm以上、特に1〜1000ppm含有す
ることが好ましく、10000ppm以上含有していて
もあまり意味はない。
【0029】ここで、本発明における純クルクリンは、
塩析処理後、イオン交換クロマトグラフィー処理を行っ
たものである。一例としては、硫酸アンモニウムで塩析
して得られた沈澱を、CM−セファロースイオン交換ク
ロマトグラフィーにかけたものが挙げられる。
塩析処理後、イオン交換クロマトグラフィー処理を行っ
たものである。一例としては、硫酸アンモニウムで塩析
して得られた沈澱を、CM−セファロースイオン交換ク
ロマトグラフィーにかけたものが挙げられる。
【0030】本発明のチューインガムは、上記コーティ
ング化クルクリン組成物の他に、ガムベース、糖類、香
料等、通常に使用されるものを含有することができる。
本発明のチューインガムは、上記成分を用いて慣用の方
法で製造することができ、製造されたチューインガムは
常法により圧延し、成型し、包装される。
ング化クルクリン組成物の他に、ガムベース、糖類、香
料等、通常に使用されるものを含有することができる。
本発明のチューインガムは、上記成分を用いて慣用の方
法で製造することができ、製造されたチューインガムは
常法により圧延し、成型し、包装される。
【0031】上記コーティング化クルクリン組成物のチ
ューインガムへの添加時期は、特に制限されず、糖類を
添加する際に添加しても良いが、好ましくは最後に香料
の添加時に添加する。
ューインガムへの添加時期は、特に制限されず、糖類を
添加する際に添加しても良いが、好ましくは最後に香料
の添加時に添加する。
【0032】コーティング化クルクリン組成物を含有す
るチューインガムの形態としては、コーティング化クル
クリン組成物をチューインガムの他の成分と共に混練し
てもよいし、チューインガムのセンター部分に注入して
センター入りチューインガムにしてもよいし、あるいは
ガムの表面にまぶしてもよいものである。
るチューインガムの形態としては、コーティング化クル
クリン組成物をチューインガムの他の成分と共に混練し
てもよいし、チューインガムのセンター部分に注入して
センター入りチューインガムにしてもよいし、あるいは
ガムの表面にまぶしてもよいものである。
【0033】次に、本発明の第2の発明について更に説
明する。本発明において、クルクリゴ・ラチフォリアの
果実若しくはその処理物又はそれらから得られるクルク
リンを含む成分をチューインガムのセンター部分に含ま
せる方法としては、チューインガムのセンター部分に、
前記クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分をその
まま添加する方法、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若
しくはその処理物又はそれらから得られるクルクリンを
含む成分をゼリー状あるいはジャム状に加工したものを
添加する方法、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しく
はその処理物又はそれらから得られるクルクリンを含む
成分のコーティング化物を添加する方法等が挙げられる
が、特に制限されるものではない。
明する。本発明において、クルクリゴ・ラチフォリアの
果実若しくはその処理物又はそれらから得られるクルク
リンを含む成分をチューインガムのセンター部分に含ま
せる方法としては、チューインガムのセンター部分に、
前記クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分をその
まま添加する方法、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若
しくはその処理物又はそれらから得られるクルクリンを
含む成分をゼリー状あるいはジャム状に加工したものを
添加する方法、クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しく
はその処理物又はそれらから得られるクルクリンを含む
成分のコーティング化物を添加する方法等が挙げられる
が、特に制限されるものではない。
【0034】クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくは
その処理物又はそれらから得られるクルクリンを含む成
分をゼリー状あるいはジャム状に加工する方法は、特に
制限されるものでなく、デキストラン、アルギン酸、メ
チルセルロース、アラビアガム、トラガントガム、カラ
ギーナン、トラガカントガム、カルボキシメチルセルロ
ース、カゼイン、ゼラチン、クアーガム等の増粘剤を添
加すればよい。
その処理物又はそれらから得られるクルクリンを含む成
分をゼリー状あるいはジャム状に加工する方法は、特に
制限されるものでなく、デキストラン、アルギン酸、メ
チルセルロース、アラビアガム、トラガントガム、カラ
ギーナン、トラガカントガム、カルボキシメチルセルロ
ース、カゼイン、ゼラチン、クアーガム等の増粘剤を添
加すればよい。
【0035】本発明におけるクルクリゴ・ラチフォリア
の果実若しくはその処理物又はそれらから得られるクル
クリンを含む成分を含有するセンター部分は、チューイ
ンガム全体量に対して好ましくは0.1〜50重量%、
より好ましくは0.5〜30重量%である。
の果実若しくはその処理物又はそれらから得られるクル
クリンを含む成分を含有するセンター部分は、チューイ
ンガム全体量に対して好ましくは0.1〜50重量%、
より好ましくは0.5〜30重量%である。
【0036】本発明における、クルクリゴ・ラチフォリ
アの果実若しくはその処理物又はそれらから得られるク
ルクリンを含む成分の含有量は、形態により一概には決
められないが、チューインガム全体量に対して好ましく
は0.1〜50重量%、より好ましくは0.5〜30重
量%であり、純クルクリンとして、0.1ppm以上、
特に1〜1000ppm含有することが好ましく、10
000ppm以上含有していてもあまり意味はない。
アの果実若しくはその処理物又はそれらから得られるク
ルクリンを含む成分の含有量は、形態により一概には決
められないが、チューインガム全体量に対して好ましく
は0.1〜50重量%、より好ましくは0.5〜30重
量%であり、純クルクリンとして、0.1ppm以上、
特に1〜1000ppm含有することが好ましく、10
000ppm以上含有していてもあまり意味はない。
【0037】ここで、本発明における純クルクリンは、
塩析処理後、イオン交換クロマトグラフィー処理を行っ
たものである。一例としては、硫酸アンモニウムで塩析
して得られた沈澱を、CM−セファロースイオン交換ク
ロマトグラフィーにかけたものが挙げられる。
塩析処理後、イオン交換クロマトグラフィー処理を行っ
たものである。一例としては、硫酸アンモニウムで塩析
して得られた沈澱を、CM−セファロースイオン交換ク
ロマトグラフィーにかけたものが挙げられる。
【0038】本発明の第2の発明のチューインガムは、
上記クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分の他
に、ガムベース、糖類、香料等、通常に使用されるもの
を含有することができる。本発明の第2の発明のチュー
インガムは、上記成分を用いて慣用の方法で製造するこ
とができ、製造されたチューインガムは常法により製
造、包装される。
上記クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しくはその処理
物又はそれらから得られるクルクリンを含む成分の他
に、ガムベース、糖類、香料等、通常に使用されるもの
を含有することができる。本発明の第2の発明のチュー
インガムは、上記成分を用いて慣用の方法で製造するこ
とができ、製造されたチューインガムは常法により製
造、包装される。
【0039】
【実施例】次に実施例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0040】実施例1 (工程1)コーティング化クルクリン組成物の調製 クルクリゴ・ラチフォリアの種と皮を除去した果実粉砕
乾燥物1kgに、水15リットルを添加・攪拌した後、遠
心分離し、上澄みを除去した。残った固形分に0.5M
塩化ナトリウム溶液20リットルを添加・攪拌した後、
遠心分離してクルクリン含有の塩抽出液を得た。この抽
出液を脱塩装置で脱塩した後、還元麦芽糖水飴を3kgを
加え、良く攪拌して溶解させた。この溶液を凍結乾燥
し、粉砕して、約120メッシュのコーティング化クル
クリン組成物(純クルクリンは0.01重量%)を得
た。
乾燥物1kgに、水15リットルを添加・攪拌した後、遠
心分離し、上澄みを除去した。残った固形分に0.5M
塩化ナトリウム溶液20リットルを添加・攪拌した後、
遠心分離してクルクリン含有の塩抽出液を得た。この抽
出液を脱塩装置で脱塩した後、還元麦芽糖水飴を3kgを
加え、良く攪拌して溶解させた。この溶液を凍結乾燥
し、粉砕して、約120メッシュのコーティング化クル
クリン組成物(純クルクリンは0.01重量%)を得
た。
【0041】(工程2)チューインガムベースの製造 下記の各成分をニーダー中に入れ、200℃で混練して
チューインガムベースを製造した。成 分 配合量(重量%) 天然樹脂 25 酢酸ビニル樹脂 22 合成ゴム 8 エステルガム 10 ワックス 21 乳化剤・油脂 4 タルク 10
チューインガムベースを製造した。成 分 配合量(重量%) 天然樹脂 25 酢酸ビニル樹脂 22 合成ゴム 8 エステルガム 10 ワックス 21 乳化剤・油脂 4 タルク 10
【0042】(工程3)チューインガムの製造 下記の成分からチューインガムを下記の方法により製造
した。(チューインガム中の純クルクリン量は、100
ppm) 成 分 配合量(重量%) チューインガムベース(工程2で製造したもの) 27 砂糖(微粉砕品) 56 水飴 14 グリセリン 1 コーティング化クルクリン組成物(工程1で製造したもの) 1 香料(ペパーミント) 1
した。(チューインガム中の純クルクリン量は、100
ppm) 成 分 配合量(重量%) チューインガムベース(工程2で製造したもの) 27 砂糖(微粉砕品) 56 水飴 14 グリセリン 1 コーティング化クルクリン組成物(工程1で製造したもの) 1 香料(ペパーミント) 1
【0043】製造方法 55℃に保温した卓上ニーダー中でガムベース及び水飴
を均一に成るまで混練し、微粉砕した砂糖を1/3添加
して、均一にした後、グリセリンを添加し、順次残りの
砂糖を数回に分割して添加、良く混練した。更に、コー
ティング化クルクリン組成物及び香料を添加し、2分間
練成した。得られたチューインガムを圧延し、成型し、
裁断した後、包装を行って板状のチューインガム製品を
得た。
を均一に成るまで混練し、微粉砕した砂糖を1/3添加
して、均一にした後、グリセリンを添加し、順次残りの
砂糖を数回に分割して添加、良く混練した。更に、コー
ティング化クルクリン組成物及び香料を添加し、2分間
練成した。得られたチューインガムを圧延し、成型し、
裁断した後、包装を行って板状のチューインガム製品を
得た。
【0044】比較例1 実施例1のチューインガム成分のコーティング化クルク
リン組成物の代わりに砂糖を添加し、板状のチューイン
ガム製品を得た。
リン組成物の代わりに砂糖を添加し、板状のチューイン
ガム製品を得た。
【0045】比較例2 実施例1のチューインガム成分のコーティング化クルク
リン組成物の代わりにクルクリゴ・ラチフォリア果実乾
燥粉末1重量%を添加し、板状のチューインガム製品
(チューインガム中の純クルクリン量は、100pp
m)を得た。上記果実乾燥粉末には、純クルクリンが1
重量%含有されていると換算する。
リン組成物の代わりにクルクリゴ・ラチフォリア果実乾
燥粉末1重量%を添加し、板状のチューインガム製品
(チューインガム中の純クルクリン量は、100pp
m)を得た。上記果実乾燥粉末には、純クルクリンが1
重量%含有されていると換算する。
【0046】実施例2 (工程1)コーティング化クルクリン組成物の調製 クルクリゴ・ラチフォリアの生果実10kgに、水10リ
ットルを添加・攪拌した後、遠心分離し、上澄みを除去
した。残った固形分に0.3M塩化カリウム溶液10リ
ットルを添加・攪拌した後、遠心分離してクルクリン含
有の塩抽出液を得た。この抽出液を脱塩装置で脱塩した
後、カゼイン5kg、ゼラチン0.1kgを加え、良く攪拌
して溶解させた。この溶液を凍結乾燥し、粉砕して、約
200メッシュのコーティング化クルクリン組成物(純
クルクリンは0.01重量%)を得た。
ットルを添加・攪拌した後、遠心分離し、上澄みを除去
した。残った固形分に0.3M塩化カリウム溶液10リ
ットルを添加・攪拌した後、遠心分離してクルクリン含
有の塩抽出液を得た。この抽出液を脱塩装置で脱塩した
後、カゼイン5kg、ゼラチン0.1kgを加え、良く攪拌
して溶解させた。この溶液を凍結乾燥し、粉砕して、約
200メッシュのコーティング化クルクリン組成物(純
クルクリンは0.01重量%)を得た。
【0047】(工程2)チューインガムベースの製造 下記の各成分をニーダー中に入れ、150℃で混練して
チューインガムベースを製造した。成 分 配合量(重量%) 酢酸ビニル樹脂 32 合成ゴム 10 エステルガム 15 ワックス 10 乳化剤・油脂 15 炭酸カルシウム 15
チューインガムベースを製造した。成 分 配合量(重量%) 酢酸ビニル樹脂 32 合成ゴム 10 エステルガム 15 ワックス 10 乳化剤・油脂 15 炭酸カルシウム 15
【0048】(工程3)チューインガムの製造 下記の成分からチューインガムを下記の方法により製造
した。(チューインガム中の純クルクリン量は、500
ppm) 成 分 配合量(重量%) チューインガムベース(工程2で製造したもの) 28 砂糖(微粉砕品) 58 水飴 7 グリセリン 1 コーティング化クルクリン組成物(工程1で製造したもの) 5 香料(オレンジ) 1
した。(チューインガム中の純クルクリン量は、500
ppm) 成 分 配合量(重量%) チューインガムベース(工程2で製造したもの) 28 砂糖(微粉砕品) 58 水飴 7 グリセリン 1 コーティング化クルクリン組成物(工程1で製造したもの) 5 香料(オレンジ) 1
【0049】製造方法 55℃に保温した卓上ニーダー中で、ガムベース及び水
飴を均一に成るまで混練し、微粉砕した砂糖を1/3添
加して、均一にした後、グリセリンを添加し、順次残り
の砂糖を数回に分割して添加、良く混練し、香料を添加
し、2分間練成してチューインガムを製造した。工程1
で製造したコーティング化クルクリン組成物をセンター
として、常法に従いセンター入りチューインガムを製造
し、包装を行ってセンター入りチューインガム製品を得
た。
飴を均一に成るまで混練し、微粉砕した砂糖を1/3添
加して、均一にした後、グリセリンを添加し、順次残り
の砂糖を数回に分割して添加、良く混練し、香料を添加
し、2分間練成してチューインガムを製造した。工程1
で製造したコーティング化クルクリン組成物をセンター
として、常法に従いセンター入りチューインガムを製造
し、包装を行ってセンター入りチューインガム製品を得
た。
【0050】比較例3 実施例2のチューインガム成分のコーティング化クルク
リン組成物の代わりに砂糖を添加し、センター入りチュ
ーインガム製品を得た。
リン組成物の代わりに砂糖を添加し、センター入りチュ
ーインガム製品を得た。
【0051】実施例3 (工程1)ゼリー状クルクリンの調製 下記の各成分を溶解混合して均一なゼリー状クルクリン
を製造した。成 分 配合量(重量%) ペクチン 2 粗クルクリン(*1) 1 ソルビット 20 転化糖 30 水飴 40 水 7
を製造した。成 分 配合量(重量%) ペクチン 2 粗クルクリン(*1) 1 ソルビット 20 転化糖 30 水飴 40 水 7
【0052】(*1)粗クルクリンは、次のようにして
得られたものである。クルクリゴ・ラチフォリアの種と
皮を除去した果実粉砕乾燥物1kgに、水5リットルを添
加・攪拌した後、遠心分離し、上澄みを除去した。残っ
た固形分に0.5M塩化ナトリウム溶液10リットルを
添加・攪拌した後、遠心分離してクルクリン含有の塩抽
出液を得た。この抽出液を脱塩装置で脱塩した後、凍結
乾燥により乾燥して粗クルクリンを得た。(純クルクリ
ンは20重量%)
得られたものである。クルクリゴ・ラチフォリアの種と
皮を除去した果実粉砕乾燥物1kgに、水5リットルを添
加・攪拌した後、遠心分離し、上澄みを除去した。残っ
た固形分に0.5M塩化ナトリウム溶液10リットルを
添加・攪拌した後、遠心分離してクルクリン含有の塩抽
出液を得た。この抽出液を脱塩装置で脱塩した後、凍結
乾燥により乾燥して粗クルクリンを得た。(純クルクリ
ンは20重量%)
【0053】(工程2)チューインガムの製造 下記の各成分から製造されるチューインガム80重量%
に、工程1で製造されたゼリー状クルクリン20重量%
をセンターとして、センター入りチューインガムを実施
例2と同様にして製造した。センター入りチューインガ
ムは、3.5gに成形した。(センター入りチューイン
ガム中の純クルクリン量は、1400ppm)
に、工程1で製造されたゼリー状クルクリン20重量%
をセンターとして、センター入りチューインガムを実施
例2と同様にして製造した。センター入りチューインガ
ムは、3.5gに成形した。(センター入りチューイン
ガム中の純クルクリン量は、1400ppm)
【0054】成 分 配合量(重量%) チューインガムベース(*2) 29 砂糖 60 水飴 9 グリセリン 1 香料(ミント) 1 (*2)チューインガムベースは、実施例2で製造した
ものを使用した。
ものを使用した。
【0055】比較例4 実施例3のチューインガム成分のゼリー状クルクリンに
使用した粗クルクリンの代わりに砂糖を添加し、センタ
ー入りチューインガム製品を得た。
使用した粗クルクリンの代わりに砂糖を添加し、センタ
ー入りチューインガム製品を得た。
【0056】試験例1 実施例1及び比較例1、2で製造されたチューインガム
の甘味及び香味の持続、並びにこれらのチューインガム
を咀嚼後、0.1Mクエン酸溶液を飲んだ時の甘さに関
する味覚修飾効果について、パネル10名を用いてテス
トを実施した。その結果を下記〔表1〕に示す。
の甘味及び香味の持続、並びにこれらのチューインガム
を咀嚼後、0.1Mクエン酸溶液を飲んだ時の甘さに関
する味覚修飾効果について、パネル10名を用いてテス
トを実施した。その結果を下記〔表1〕に示す。
【0057】
【表1】
【0058】試験例2 実施例2及び比較例3で製造されたチューインガムの甘
味及び香味の持続、並びにこれらのチューインガムを咀
嚼後、ビールを飲んだ時の甘さに関する味覚修飾効果に
ついて、パネル10名を用いてテストを実施した。その
結果を下記〔表2〕に示す。
味及び香味の持続、並びにこれらのチューインガムを咀
嚼後、ビールを飲んだ時の甘さに関する味覚修飾効果に
ついて、パネル10名を用いてテストを実施した。その
結果を下記〔表2〕に示す。
【0059】
【表2】
【0060】試験例3 実施例3及び比較例4で製造されたチューインガムの甘
味及び香味の持続、並びにこれらのチューインガムを咀
嚼後、ビールを飲んだ時の甘さに関する味覚修飾効果に
ついて、パネル10名を用いてテストを実施した。その
結果を下記〔表3〕に示す。
味及び香味の持続、並びにこれらのチューインガムを咀
嚼後、ビールを飲んだ時の甘さに関する味覚修飾効果に
ついて、パネル10名を用いてテストを実施した。その
結果を下記〔表3〕に示す。
【0061】
【表3】
【0062】
【発明の効果】本発明のチューインガムは、香味及び甘
味を長時間安定に保持し、また咀嚼後飲用する水又は酸
味物質を甘味に修飾する活性を有するものであり、また
咀嚼時の食感に優れたものである。
味を長時間安定に保持し、また咀嚼後飲用する水又は酸
味物質を甘味に修飾する活性を有するものであり、また
咀嚼時の食感に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 宏 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 嶋田 禎祐 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 雅子 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 池田 憲司 東京都荒川区東尾久七丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しく
はその処理物、又はそれらから得られるクルクリンを含
む成分の、コーティング化物を含むことを特徴とするチ
ューインガム。 - 【請求項2】 クルクリゴ・ラチフォリアの果実若しく
はその処理物、又はそれらから得られるクルクリンを含
む成分を、チューインガムのセンター部分に含むことを
特徴とするチューインガム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4205748A JPH05184302A (ja) | 1991-08-02 | 1992-07-31 | チューインガム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-194516 | 1991-08-02 | ||
JP19451691 | 1991-08-02 | ||
JP4205748A JPH05184302A (ja) | 1991-08-02 | 1992-07-31 | チューインガム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05184302A true JPH05184302A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=26508541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4205748A Pending JPH05184302A (ja) | 1991-08-02 | 1992-07-31 | チューインガム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05184302A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009505635A (ja) * | 2005-05-23 | 2009-02-12 | キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー | 味覚増強組成物並びに味覚増強組成物を含有する、食用菓子製品及びチューインガム製品 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4205748A patent/JPH05184302A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009505635A (ja) * | 2005-05-23 | 2009-02-12 | キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー | 味覚増強組成物並びに味覚増強組成物を含有する、食用菓子製品及びチューインガム製品 |
JP2011067225A (ja) * | 2005-05-23 | 2011-04-07 | Cadbury Adams Usa Llc | 味覚増強組成物並びに味覚増強組成物を含有する、食用菓子製品及びチューインガム製品 |
JP4750184B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2011-08-17 | キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー | 味覚増強組成物並びに味覚増強組成物を含有する、食用菓子製品及びチューインガム製品 |
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