JPH0518399A - 両方向吐出形遠心送風機 - Google Patents

両方向吐出形遠心送風機

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JPH0518399A
JPH0518399A JP19247491A JP19247491A JPH0518399A JP H0518399 A JPH0518399 A JP H0518399A JP 19247491 A JP19247491 A JP 19247491A JP 19247491 A JP19247491 A JP 19247491A JP H0518399 A JPH0518399 A JP H0518399A
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damper
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JP19247491A
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Ichiro Matsumura
一郎 松村
Takashi Ishimoto
崇 石本
Kenji Kawate
賢治 川手
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出方向を切替えられる小形で高効率の両方
向吐出形遠心送風機を提供する。 【構成】 羽根車4のまわりに180°位相をずらせて
配設した2個の渦巻室22,32の側壁21,31に、
開口部23,33を設け、これらの開口部を渦巻室内側
から開閉するダンパ24,34を設けた。ダンパ24,
34は、各開口部の下流側縁部23a,33aに沿つて
延びる回動軸25,35に固着してあり、開口部開放時
には渦巻室内側へ回動して該渦巻室を閉鎖し、該渦巻室
内を流れてきた吐出風を開口部から他方の渦巻室の吐出
口部へと流出させる。両開口部23,33のうちの一方
を開放し、他方を閉鎖することにより、所望の吐出口2
または3から、全風量を吐出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は両方向吐出形の遠心送
風機に関し、さらに詳しくは、吐出方向を切替えられる
両方向吐出形遠心送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に両吐出形遠心送風機としては、断
面四角形の2個の渦巻室を羽根車の中心のまわりに18
0°位相をずらせて配設した二重ケ−シング式のものが
多く用いられている。この送風機は2個の吐出口から連
続的に両方向に送風するものであるので、たとえば長尺
材の熱処理炉における熱風循環フアンとして用いる場
合、熱風循環方向を逆転させるためには、2個の吐出口
をダンパにより交互に開閉する必要があり、一方の渦巻
室を使用するだけとなるので風量が半減するとともに効
率が落ち、大形の送風機を必要とし設備費および電力費
がかさむという問題があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の点に
かんがみてなされたもので、吐出方向を切替えられる小
形で高効率の両吐出形遠心送風機を提供しようとするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかしてこの発明の両方
向吐出形遠心送風機は、断面四角形の2個の渦巻室を羽
根車の中心のまわりに180°位相をずらせて配設した
両方向吐出形遠心送風機において、前記各渦巻室の外周
側壁に一方の渦巻室内と他方の渦巻室の吐出口部とを連
通する開口部を設け、この開口部を開閉し該開口部閉鎖
時に前記外周側壁の一部を形成するダンパを、前記開口
部の下流側縁部に沿つて延びる軸線のまわりに回動可能
に支持して成り、前記開口部開放時に前記渦巻室の内側
へ回動した前記ダンパにより該渦巻室を閉鎖するように
したことを特徴とする。
【0005】
【作用】この発明の両方向吐出形遠心送風機において
は、ダンパにより渦巻室の側壁の開口部を閉鎖すれば、
羽根車により加圧加速された空気あるいはガスは渦巻室
内を流れて吐出口へと流出する。またダンパを回動させ
て前記開口部を開放するとともに渦巻室を閉鎖すれば、
前記空気あるいはガスは開口部を流出して他方の渦巻室
に連通する吐出口へと流出する。
【0006】従つて一方の渦巻室の開口部の閉鎖と、他
方の渦巻室の開口部の開放および該他方の渦巻室の閉鎖
とをおこなえば、羽根車による吐出風は、全量が一方の
渦巻室の吐出口から吐出される。そして各開口部の開閉
を逆にし、一方の渦巻室を閉鎖すれば、上記と逆に吐出
風は全量が他方の渦巻室の吐出口から吐出され、吐出方
向の切替えができるのである。
【0007】
【実施例】以下図1乃至図3により、この発明の一実施
例を説明する。図中、1は鋼板製のケ−シングで、扁平
なダクト状を呈し、その両端部に吐出口2および3が形
成されている。4はケ−シング1の中央部に内蔵した羽
根車で、上側の円板5と下側のリング6との間に多数枚
の浅く湾曲した羽根板7を固着したシロツコフアン用の
羽根車であり、円板5に固着した駆動軸8を軸受9,9
によりケ−シング1に回転自在に支持し、この駆動軸8
をモ−タ10によりチエン駆動するようにしてある。1
1はケ−シング1の下板12の中央部に設けた吸込口
で、リング6内を経て羽根車4内に吸込空気を供給する
ためのものである。
【0008】ケ−シング1内は渦巻状に湾曲成形した側
壁21および31によつて区画され、羽根車4の中心の
まわりに180°位相をずらせた渦巻室22および32
が形成されている。これら渦巻室22,32は、吐出方
向に徐々に断面積を増加する四角形断面を有し、渦巻室
22は吐出口2に、渦巻室32は吐出口3に、それぞれ
連通している。そして渦巻室22および32の中間部に
は、これら渦巻室を形成する外側の側壁21および31
に、正面形状角形の開口部23および33が、ケ−シン
グ1の上板13と下板12間一杯に開口するように設け
てある。
【0009】24および34はこれらの開口部23,3
3を渦巻室内側から開閉するダンパで、これら開口部を
閉鎖した状態で、渦巻状の側壁21,31の一部を形成
するように湾曲した中空翼板状を呈している。ダンパ2
4,34は、開口部23および33の下流側縁部23
a,33aに平行に延びる回動軸25および35にそれ
ぞれ固着されている。回動軸25および35は、ケ−シ
ング1を貫通して上下部を軸受14,14により回動自
在に支持され、その上端部に固着したレバ−26,36
を、エアシリンダ27,37のピストンロツドに連結し
てあり、これらエアシリンダ27,37によつてダンパ
24,34が回動駆動されるようになつている。
【0010】そして開口部閉鎖方向に回動駆動されたダ
ンパ24,34の先端縁部は、開口部23,33の上流
側縁部に当接し、開口部開放方向に回動駆動されたダン
パ24,34の先端縁部は、内側の側壁31,21に当
接して渦巻室22,32を中間部において閉鎖する位置
まで回動するようになつている。28および38はガイ
ド板で、開口部23および33からの吐出風を損失少な
く吐出口2および3部へそれぞれ誘導するためのもので
ある。
【0011】上記構成の両方向吐出形遠心送風機15に
おいて、吐出口2のみから送風をおこなうには、図1に
示すように、エアシリンダ27によりダンパ24を駆動
して開口部23を閉じ、一方エアシリンダ37によりダ
ンパ34を駆動して開口部33を開放するとともに渦巻
室32を中間部で閉鎖する。これによつて渦巻室22の
吐出空気は通常のル−トを通つて吐出口2に至り、一方
渦巻室32の吐出空気はダンパ34により吐出口3への
流出を阻止され、開口部33から流出して吐出口2へと
流れるので、羽根車4による圧送風は全量が吐出口2か
ら吐出される。
【0012】次に送風方向を切替えて吐出口3のみから
送風をおこなうには、ダンパ24および34の開閉方向
を上記と逆にすればよい。すなわち、図3に示すよう
に、エアシリンダ37および27により、ダンパ34に
よつて開口部33を閉じ、ダンパ24によつて開口部2
3を開放するとともに渦巻室22を中間部において閉鎖
する。これによつて渦巻室32の吐出空気は通常のル−
トを通つて吐出口3に至り、一方渦巻室22の吐出空気
は開口部23から流出して吐出口3へと流れ、羽根車4
による圧送風は全量が吐出口3から吐出されるのであ
る。
【0013】上記における各ダンパ24,34の開閉に
よる吐出方向の切替は、羽根車4の回転中および停止中
のいずれにおいてもおこなうことができるが、羽根車4
の回転中におこなえば、羽根車4およびモ−タ10の起
動停止をおこなうことなく短時間で吐出方向の切替えが
できるので特に好ましい。
【0014】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば開口部23,33は上記実施例よりも
さらに下流側に設けてもよい。また図3に鎖線16で示
すように吐出口2,3の巾を狭くするなど、ケ−シング
1の各部形状は上記以外のものとしてよい。また上記実
施例では、ダンパの回動軸25,35を開口部23,3
3の下流側縁部23a,33aに接近して設けたが、図
4に示すように断面細長三角形状のダンパ24,34を
用いる場合等は、回動軸25,35は下流側縁部23
a,33aより離間した位置に設けてもよい。なお図
中、図1と同一または相当部分には同一符号を付してあ
る。
【0015】さらにダンパ24,34の開閉駆動は上記
のエアシリンダ以外の駆動装置によつておこなつてもよ
く、特に1台の駆動機とリンク機構や歯車列などの連動
機構から成る駆動装置を用いて、2個のダンパを連動さ
せて開閉逆方向に駆動するようにすれば、迅速確実に吐
出方向の切替えができて好ましい。またこの発明は、シ
ロツコフアン(多翼フアン)以外に、ラジアルフアン、
タ−ボフアン等の遠心送風機にも適用できるものであ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
2箇所の開口部に設けたダンパの回動操作により、吐出
方向を簡単に切替えられ、開口部およびダンパは渦巻室
の側壁部に設けられるので、送風機全体は簡潔でコンパ
クトな構造となる。また両渦巻室を流通する全風量が吐
出風として利用されるので、両方向吐出形送風機の一方
の渦巻室の吐出風のみを利用する場合に比べて、送風機
は小形高効率のものとなり、消費動力も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す両方向吐出形遠心送
風機の水平断面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1の遠心送風機の吐出方向切替状態を示す水
平断面図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す図1相当図であ
る。
【符号の説明】
1 ケ−シング 2 吐出口 3 吐出口 4 羽根車 11 吸込口 15 両方向吐出形遠心送風機 21 側壁 22 渦巻室 23 開口部 23a 下流側縁部 24 ダンパ 25 回動軸 26 レバ− 27 エアシリンダ 31 側壁 32 渦巻室 33 開口部 33a 下流側縁部 34 ダンパ 35 回動軸 36 レバ− 37 エアシリンダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 断面四角形の2個の渦巻室を羽根車の中
    心のまわりに180°位相をずらせて配設した両方向吐
    出形遠心送風機において、前記各渦巻室の外周側壁に一
    方の渦巻室内と他方の渦巻室の吐出口部とを連通する開
    口部を設け、この開口部を開閉し該開口部閉鎖時に前記
    外周側壁の一部を形成するダンパを、前記開口部の下流
    側縁部に沿つて延びる軸線のまわりに回動可能に支持し
    て成り、前記開口部開放時に前記渦巻室の内側へ回動し
    た前記ダンパにより該渦巻室を閉鎖するようにしたこと
    を特徴とする両方向吐出形送風機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005330905A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Daikin Ind Ltd 貫流ファン
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US10688896B2 (en) 2018-05-02 2020-06-23 Hyundai Motor Company Flow rate performance optimizing type bidirectional blower

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