JPH05183709A - 記録装置 - Google Patents
記録装置Info
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- JPH05183709A JPH05183709A JP4000097A JP9792A JPH05183709A JP H05183709 A JPH05183709 A JP H05183709A JP 4000097 A JP4000097 A JP 4000097A JP 9792 A JP9792 A JP 9792A JP H05183709 A JPH05183709 A JP H05183709A
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Image Generation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2値の画像データを用いてAHS機能を行う
ことができるようにして、AHSに要する手間や時間を
短縮できるようにした記録装置を提供することを目的と
する。 【構成】 記録ヘッドの各ノズルに対応するシェーディ
ング補正データに基づいて、2値画像データ用の2値シ
ェーディング補正データを作成してメモリ7に記憶す
る。次に、2値画像データを入力し、所定数の2値画像
データにより多値画像データを作成し、2値AHS回路
9において、これら多値画像データをメモリ7に記憶さ
れている2値シェーディング補正データに基づいて補正
するように動作する。
ことができるようにして、AHSに要する手間や時間を
短縮できるようにした記録装置を提供することを目的と
する。 【構成】 記録ヘッドの各ノズルに対応するシェーディ
ング補正データに基づいて、2値画像データ用の2値シ
ェーディング補正データを作成してメモリ7に記憶す
る。次に、2値画像データを入力し、所定数の2値画像
データにより多値画像データを作成し、2値AHS回路
9において、これら多値画像データをメモリ7に記憶さ
れている2値シェーディング補正データに基づいて補正
するように動作する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値の画像データを使
用して自動ヘッドシェーディング補正(AHS)を行う
ことのできる記録装置に関するものである。
用して自動ヘッドシェーディング補正(AHS)を行う
ことのできる記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式の記録ヘッドにより
記録を行う複写機等では、記録された画像の記録濃度
と、出力される画像データの濃度とを比較し、それに合
わせて記録ヘッド(インクジェットヘッド)に出力する
画像データの濃度を調整する、所謂AHS(Auto Head S
hading) 機能を備えた装置が開発されている。このよう
なAHSを行う場合は、対応する画像データとしては多
値データを使用し、その画像データに基づいて記録され
た画像濃度を読取り、その画像データの本来の濃度とが
比較される。
記録を行う複写機等では、記録された画像の記録濃度
と、出力される画像データの濃度とを比較し、それに合
わせて記録ヘッド(インクジェットヘッド)に出力する
画像データの濃度を調整する、所謂AHS(Auto Head S
hading) 機能を備えた装置が開発されている。このよう
なAHSを行う場合は、対応する画像データとしては多
値データを使用し、その画像データに基づいて記録され
た画像濃度を読取り、その画像データの本来の濃度とが
比較される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
においては、AHS時において、読取るべき画像を記録
するための画像データは多値データであったため、その
ような画像を記録するために、外部よりその複写装置に
多値データを転送する必要がある。このようなカラー画
像データのデータ量は膨大なものであるため、その転送
に多くの時間を要し、結果的にAHSに要する時間を増
大させる原因となっていた。そこで、このような画像デ
ータを、例えば2値データとして、そのデータの量を少
なくして、AHSに要する手間を軽減すると共に、その
時間を短縮することが考えられるが、従来は多値画像デ
ータに対してのみしか、このようなAHS機能を行うこ
とができなかった。
においては、AHS時において、読取るべき画像を記録
するための画像データは多値データであったため、その
ような画像を記録するために、外部よりその複写装置に
多値データを転送する必要がある。このようなカラー画
像データのデータ量は膨大なものであるため、その転送
に多くの時間を要し、結果的にAHSに要する時間を増
大させる原因となっていた。そこで、このような画像デ
ータを、例えば2値データとして、そのデータの量を少
なくして、AHSに要する手間を軽減すると共に、その
時間を短縮することが考えられるが、従来は多値画像デ
ータに対してのみしか、このようなAHS機能を行うこ
とができなかった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、2値の画像データを用いてAHS機能を行うことが
できるようにして、AHSに要する手間や時間を短縮で
きるようにした記録装置を提供することを目的とする。
で、2値の画像データを用いてAHS機能を行うことが
できるようにして、AHSに要する手間や時間を短縮で
きるようにした記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、画像データを入力し、複数の記録素子を有する記録
ヘッドにより記録媒体に記録する記録装置であって、前
記記録ヘッドの各記録素子に対応してシェーディング補
正データを記憶する記憶手段と、前記シェーディング補
正データに基づいて2値画像データ用の2値シェーディ
ング補正データを作成して記憶する手段と、2値画像デ
ータを入力し、所定数の前記2値画像データにより多値
画像データを作成し、前記多値画像データを前記2値シ
ェーディング補正データに基づいて補正する補正手段と
を有する。
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、画像データを入力し、複数の記録素子を有する記録
ヘッドにより記録媒体に記録する記録装置であって、前
記記録ヘッドの各記録素子に対応してシェーディング補
正データを記憶する記憶手段と、前記シェーディング補
正データに基づいて2値画像データ用の2値シェーディ
ング補正データを作成して記憶する手段と、2値画像デ
ータを入力し、所定数の前記2値画像データにより多値
画像データを作成し、前記多値画像データを前記2値シ
ェーディング補正データに基づいて補正する補正手段と
を有する。
【0006】
【作用】以上の構成において、記録ヘッドの各ノズルに
対応するシェーディング補正データに基づいて、2値画
像データ用の2値シェーディング補正データを作成して
記憶する。2値画像データを入力し、所定数の2値画像
データにより多値画像データを作成し、これら多値画像
データを2値シェーディング補正データに基づいて補正
するように動作する。
対応するシェーディング補正データに基づいて、2値画
像データ用の2値シェーディング補正データを作成して
記憶する。2値画像データを入力し、所定数の2値画像
データにより多値画像データを作成し、これら多値画像
データを2値シェーディング補正データに基づいて補正
するように動作する。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例である複写機の概
略構成を示すブロック図である。同図において、1は読
取る原稿を置くための原稿台で、透明なガラス等で構成
されている。2は原稿台1に載置された原稿に光を照射
するランプ、3は原稿よりの反射光を入力し、電気信号
に変換するためのセンサである。6はA/D変換器で、
センサ3より出力される電気信号をデジタル値(多値デ
ータ)に変換している。8は2値化回路で、多値データ
である読取りデータを、記録ヘッド12のインクノズル
ヘッドに対応するように2値に変換している。9は2値
AHS回路で、2値化回路8で変換された2値の記録デ
ータに対してAHS補正を行っている。11は記録デー
タに応じて記録ヘッド12のインクノズル(C,M,
Y,K)を制御するための記録制御回路、7はAHSデ
ータや画像データ等を記憶するためのメモリ回路、10
は演算を行うための演算部である。また、4は本体外部
から多値データを入力する多値インターフェース部、5
は本体外部から2値データを入力するための2値インタ
ーフェース部である。
略構成を示すブロック図である。同図において、1は読
取る原稿を置くための原稿台で、透明なガラス等で構成
されている。2は原稿台1に載置された原稿に光を照射
するランプ、3は原稿よりの反射光を入力し、電気信号
に変換するためのセンサである。6はA/D変換器で、
センサ3より出力される電気信号をデジタル値(多値デ
ータ)に変換している。8は2値化回路で、多値データ
である読取りデータを、記録ヘッド12のインクノズル
ヘッドに対応するように2値に変換している。9は2値
AHS回路で、2値化回路8で変換された2値の記録デ
ータに対してAHS補正を行っている。11は記録デー
タに応じて記録ヘッド12のインクノズル(C,M,
Y,K)を制御するための記録制御回路、7はAHSデ
ータや画像データ等を記憶するためのメモリ回路、10
は演算を行うための演算部である。また、4は本体外部
から多値データを入力する多値インターフェース部、5
は本体外部から2値データを入力するための2値インタ
ーフェース部である。
【0009】以上の構成において、まず通常の複写機と
して動作する場合を説明する。
して動作する場合を説明する。
【0010】原稿台1に置かれた原稿はランプ2により
照射され、その反射光がセンサ3によって読取られる。
このセンサ3より出力されたアナログ信号は、更にA/
D変換器6によって多値のデジタル値に変換される。こ
うして得られたデジタルデータは、2値化回路8によっ
てマルチノズルの記録ヘッド12のインクノズルに対応
した2値データに変換される。この2値化回路8による
データ変換時、メモリ回路7に記憶されているAHSデ
ータに基づいて、各ノズル毎に補正されて2値化され
る。こうして2値化された記録データは、既にAHS補
正されているため、2値AHS回路9において更にAH
S補正が行なわれず、そのまま記録制御回路11に送ら
れて記録ヘッド12に出力される。
照射され、その反射光がセンサ3によって読取られる。
このセンサ3より出力されたアナログ信号は、更にA/
D変換器6によって多値のデジタル値に変換される。こ
うして得られたデジタルデータは、2値化回路8によっ
てマルチノズルの記録ヘッド12のインクノズルに対応
した2値データに変換される。この2値化回路8による
データ変換時、メモリ回路7に記憶されているAHSデ
ータに基づいて、各ノズル毎に補正されて2値化され
る。こうして2値化された記録データは、既にAHS補
正されているため、2値AHS回路9において更にAH
S補正が行なわれず、そのまま記録制御回路11に送ら
れて記録ヘッド12に出力される。
【0011】一方、多値インターフェース部4より入力
された画像データは、原稿を読取った多値の画像データ
と同様な処理が行なわれ、2値の記録データとして記録
ヘッド12に送られる。
された画像データは、原稿を読取った多値の画像データ
と同様な処理が行なわれ、2値の記録データとして記録
ヘッド12に送られる。
【0012】又、2値インターフェース部5より入力さ
れた2値画像データの場合は、2値AHS回路9によ
り、記録ヘッド12のノズルヘッドの固体間差に応じた
補正がわれる。この記録ヘッド12のノズルヘッドのノ
ズル数をnとしたとき、対応する従来の多値AHSをD
m1〜Dmnとする。これより、d個ずつ平均したAHSデ
ータをDd1〜Ddm(m=n/d)とする。これを2値A
HSデータとして、メモリ回路7に記憶しておく(図2
参照)。
れた2値画像データの場合は、2値AHS回路9によ
り、記録ヘッド12のノズルヘッドの固体間差に応じた
補正がわれる。この記録ヘッド12のノズルヘッドのノ
ズル数をnとしたとき、対応する従来の多値AHSをD
m1〜Dmnとする。これより、d個ずつ平均したAHSデ
ータをDd1〜Ddm(m=n/d)とする。これを2値A
HSデータとして、メモリ回路7に記憶しておく(図2
参照)。
【0013】図2において、201は記録ヘッド12の
各ノズルを示し、202はこれらノズルのそれぞれに対
応して設けられた多値データ用のAHSデータを示して
いる。そして、203は、これら多値用のAHSデータ
をd個(図2ではd=4としている)ずつ取り出して、
それらの各平均値を求めて得られた2値AHSデータ
(Dd1,Dd2…Ddm-1,Ddm)を示している。
各ノズルを示し、202はこれらノズルのそれぞれに対
応して設けられた多値データ用のAHSデータを示して
いる。そして、203は、これら多値用のAHSデータ
をd個(図2ではd=4としている)ずつ取り出して、
それらの各平均値を求めて得られた2値AHSデータ
(Dd1,Dd2…Ddm-1,Ddm)を示している。
【0014】次に、2値インターフェース部5より入力
された2値データを、図3に示すように記録ヘッド12
のノズル方向にd(図3ではd=4)個、その記録方向
にd個としたd×d個(図3では4×4)のブロックを
考える。これらブロックの総数はm個となる。
された2値データを、図3に示すように記録ヘッド12
のノズル方向にd(図3ではd=4)個、その記録方向
にd個としたd×d個(図3では4×4)のブロックを
考える。これらブロックの総数はm個となる。
【0015】次に、これらブロックのそれぞれにおける
“1”の数に応じて、各ブロックを図3の301で示す
ように多値化する。これらノズル数mに対応した多値画
像データD1 〜Dm は、これらノズルのそれぞれに対す
るAHSデータをDd1〜Ddmとして補正量が演算され
る。この求められた補正量に応じて、各ブロック中の
“1”または“0”の個数をランダムに調整し、調整後
のデータを記録データとして記録ヘッド12に出力して
記録を行う。 <第2の実施例>図4に示すように、入力された2値デ
ータをノズル方向にd(=4)個ずつ取ってそれぞれの
平均値を求め、それらをDd1〜Dd2m とする。即ち、例
えば2値データDd1はノズル番号n−1,n,1,2に
対応する2値データを基に作成され、Dd2はノズル番号
1,2,3,4の2値データに基づいて作成される。こ
れら多値化された画像データは、前述の図2に示す多値
AHSデータにより補正される。又、2値データはd×
d個を1ブロックとして補正が行なわれ、さらに補正量
を(d/2)×(d/2)を1ブロックとした2値デー
タにかけること(図5)で、単純にd個のブロック単位
で区切ってしまうことによる、隣接するブロックとの間
の差を減らすことができる。 <第3の実施例>図4に示すように、2値データをd個
ずつ平均化し、d×d個を1ブロックとして補正を行
う。この際、補正量の大きいブロックについて補正を行
い、該当する(d/2)×(d/2)のブロックのデー
タを変更し、この変更されたデータを用いて再度d×d
個を1ブロックとした2値データブロックを作成し、先
に補正を行った以外のブロックについて補正を行う(図
6)。
“1”の数に応じて、各ブロックを図3の301で示す
ように多値化する。これらノズル数mに対応した多値画
像データD1 〜Dm は、これらノズルのそれぞれに対す
るAHSデータをDd1〜Ddmとして補正量が演算され
る。この求められた補正量に応じて、各ブロック中の
“1”または“0”の個数をランダムに調整し、調整後
のデータを記録データとして記録ヘッド12に出力して
記録を行う。 <第2の実施例>図4に示すように、入力された2値デ
ータをノズル方向にd(=4)個ずつ取ってそれぞれの
平均値を求め、それらをDd1〜Dd2m とする。即ち、例
えば2値データDd1はノズル番号n−1,n,1,2に
対応する2値データを基に作成され、Dd2はノズル番号
1,2,3,4の2値データに基づいて作成される。こ
れら多値化された画像データは、前述の図2に示す多値
AHSデータにより補正される。又、2値データはd×
d個を1ブロックとして補正が行なわれ、さらに補正量
を(d/2)×(d/2)を1ブロックとした2値デー
タにかけること(図5)で、単純にd個のブロック単位
で区切ってしまうことによる、隣接するブロックとの間
の差を減らすことができる。 <第3の実施例>図4に示すように、2値データをd個
ずつ平均化し、d×d個を1ブロックとして補正を行
う。この際、補正量の大きいブロックについて補正を行
い、該当する(d/2)×(d/2)のブロックのデー
タを変更し、この変更されたデータを用いて再度d×d
個を1ブロックとした2値データブロックを作成し、先
に補正を行った以外のブロックについて補正を行う(図
6)。
【0016】この様にすることにより、他ブロックと完
全に切り分けられたりすることなく補正を行える。ま
た、スムージングの効果もあるため変化量を滑らかにす
ることができる。
全に切り分けられたりすることなく補正を行える。ま
た、スムージングの効果もあるため変化量を滑らかにす
ることができる。
【0017】尚、以上の説明では、フルカラー複写機と
してシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの各インク
ジェットノズルを有するインクジェットヘッドの場合で
説明したが、単色のインクジェット方式の記録装置にお
いても同様の手法により、2値データに対して各ノズル
特性の補正を行うことができる。
してシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの各インク
ジェットノズルを有するインクジェットヘッドの場合で
説明したが、単色のインクジェット方式の記録装置にお
いても同様の手法により、2値データに対して各ノズル
特性の補正を行うことができる。
【0018】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0019】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0020】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0021】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0022】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0023】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0024】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0025】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0026】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0027】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0028】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述したリーダ等と組み合わせた複写機、
またワードプロセッサやコンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として一体または別体に設けられるもの
の他、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を取るものであっても良い。
態としては、上述したリーダ等と組み合わせた複写機、
またワードプロセッサやコンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として一体または別体に設けられるもの
の他、更には送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を取るものであっても良い。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、イ
ンクジェットヘッドの各ノズルに対する補正データを多
値データばかりでなく、2値データに対しても行えるこ
とになる。これにより、2値画像データを記録した際に
も、ムラのないきれいな画像を記録することができる。
更には、また転送する画像データは2値であるため、そ
の転送データ量が少なくて済むという効果がある。
ンクジェットヘッドの各ノズルに対する補正データを多
値データばかりでなく、2値データに対しても行えるこ
とになる。これにより、2値画像データを記録した際に
も、ムラのないきれいな画像を記録することができる。
更には、また転送する画像データは2値であるため、そ
の転送データ量が少なくて済むという効果がある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
値の画像データを用いてAHS機能を行うことができる
ようにして、AHSに要する手間や時間を短縮できる効
果がある。
値の画像データを用いてAHS機能を行うことができる
ようにして、AHSに要する手間や時間を短縮できる効
果がある。
【図1】本発明の一実施例の複写機の概略構成を示すブ
ロックである。
ロックである。
【図2】2値AHS用補正データの作成方法を示す図で
ある。
ある。
【図3】入力された2値データをAHS処理用に変換す
るために多値データに変換する状態を示す図である。
るために多値データに変換する状態を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例2における2値データの
変換処理を示す図である。
変換処理を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例2において得られる補正
量に対し、入力された2値データへのフィードバックを
示す図である。
量に対し、入力された2値データへのフィードバックを
示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例3におけるAHS処理の
再変換処理を示す図である。
再変換処理を示す図である。
1 原稿台 2 ランプ 3 センサ 4 多値データインターフェース部 5 2値データインターフェース部 6 A/D変換器 7 メモリ回路 8 2値化回路 9 2値AHS回路 10 演算部 11 記録制御回路 12 記録ヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 15/00
Claims (3)
- 【請求項1】 画像データを入力し、複数の記録素子を
有する記録ヘッドにより記録媒体に記録する記録装置で
あって、 前記記録ヘッドの各記録素子に対応してシェーディング
補正データを記憶する記憶手段と、 前記シェーディング補正データに基づいて2値画像デー
タ用の2値シェーディング補正データを作成して記憶す
る手段と、 2値画像データを入力し、所定数の前記2値画像データ
により多値画像データを作成し、前記多値画像データを
前記2値シェーディング補正データに基づいて補正する
補正手段と、 を有することを特徴とする記録装置 - 【請求項2】 前記記録ヘッドはインクを吐出して記録
を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とす
る請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
てインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与え
る熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を
備えているインクジェット記録ヘッドであることを特徴
とする請求項2に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000097A JPH05183709A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000097A JPH05183709A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05183709A true JPH05183709A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11464603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4000097A Withdrawn JPH05183709A (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05183709A (ja) |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP4000097A patent/JPH05183709A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |