JPH05338209A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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Publication number
JPH05338209A
JPH05338209A JP4152067A JP15206792A JPH05338209A JP H05338209 A JPH05338209 A JP H05338209A JP 4152067 A JP4152067 A JP 4152067A JP 15206792 A JP15206792 A JP 15206792A JP H05338209 A JPH05338209 A JP H05338209A
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JP
Japan
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recording
image
color
image data
main scanning
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JP4152067A
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Inventor
Kazuyoshi Takahashi
一義 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双方向での記録により高品位の画像を記録す
る。 【構成】 記録に供する色のインクジェット記録ヘッド
9を記録色順に主走査方向と交差する方向に配置したヘ
ッド群を、被記録媒体に対し主走査系10により双方向
に主走査するとともに、主走査終了ごとに前記被記録媒
体を副走査系11により所定量だけ副走査する。n回目
の主走査時に、原稿のnライン目から記録色順に順次1
ライン前の色データをメモリコントロール回路6により
読み出し、読み出された色データに基づきそれぞれ対応
する色のインクジェット記録ヘッド9をヘッドドライバ
回路8により駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットカラープリンタ
や、インクジェットカラー複写機は、各色インクジェッ
ト記録ヘッド70、例えば、図10に示すように、ブラ
ックヘッド、シアンヘッド、マゼンタヘッド、およびイ
エローヘッドがこの順にキャリッジ上に主走査方向と同
一方向に搭載されている。
【0003】図8に示すように、キャリッジ85はキャ
リッジ走査レール86に沿って案内され、各色インクジ
ェット記録ヘッドが紙送りローラ対83,84により平
坦に規制された記録紙の被記録面上を走査される。そし
て、各インクジェット記録ヘッドから各色のインクが順
番に所定のタイミングで吐出され、吐出された色順で所
定の記録幅で記録される。そして、1ラインの記録が終
了すると、記録幅分だけ記録紙82が送られる。その
後、このサイクルが繰り返される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記録速度を上げる方法
として、キャリッジの往路、復路で共に記録する方法
(以下、双方向記録方法という)が知られているが、図
10に示す各色インクジェット記録ヘッドを用いて、双
方向記録を行った場合、図9に示すように、往路は、ブ
ラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの順に記録
され、復路は、この逆の色順で記録されるので、記録色
の順番を変える方法が考えられる。しかし、記録色の順
番を変えた場合、記録画像の色合いが大きく変わるとい
う問題点があった。
【0005】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、双方向での記録により高品位の画像を記録できる
カラー画像記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、互いに記録色の異なるインクを吐出
する複数の記録ヘッドを主走査方向と交差する方向に配
置した記録手段と、前記記録手段と記録材とを前記主走
査方向に相対的に往復移動させ、その往路および復路の
両方で主走査を行う主走査手段と、前記主走査終了に応
じて前記記録手段と記録材とを前記主走査方向と異なる
副走査方向に所定量相対移動させて、副走査を行う副走
査手段と、各色の画像データを複数ライン分格納可能な
格納手段と、前記複数の記録ヘッドの配置順に応じて各
色の画像データを所定ラインずらして前記格納手段から
読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出された
各色の画像データに応じて対応する記録ヘッドを駆動す
る駆動手段とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、互いに記録色の異なるインクを吐
出する複数の記録ヘッドを主走査方向と交差する方向に
配置した記録手段と記録材とを、主走査手段により、主
走査方向に相対的に往復移動させ、その往路および復路
の両方で主走査を行い、主走査終了に応じて副走査手段
により、記録手段と記録材とを主走査方向と異なる副走
査方向に所定量相対移動させて副走査を行い、各色の画
像データを複数ライン分格納手段に格納し、格納手段か
ら、複数の記録ヘッドの配置順に応じて各色の画像デー
タを所定ラインずらして読出手段により読み出し、読出
手段により読み出された各色の画像データに応じて対応
する記録ヘッドを駆動手段により駆動する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例を示す。
【0010】図1において、1はイメージセンサで、カ
ラー原稿の光量データを1回の往復動作で2ライン分だ
け読み取るものである。画像処理に記録部前後の画像デ
ータを用いるので、イメージセンサ1の読み取り幅を後
述するインクジェット記録ヘッド9の記録幅より少し広
くしてある。2はアナログ信号処理回路で、イメージセ
ンサ1からの光量データのうち、暗部光量データの補正
や、増幅等の処理を行うものである。3はA/D変換回
路で、アナログ信号処理回路2からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するものである。A/D変換回路3は
画像品位にもよるが8ビット程度のデジタル信号に変換
するのが一般的である。4は画像信号処理回路で、高画
質の記録を得るための画像処理、例えば、イメージセン
サ1の各読み取りビットごとの特性のばらつきを補正す
るセンサ補正や、明るさのデータであるイメージセンサ
1の出力を濃度のデータに変換するいわゆるLOG変換
や、イメージセンサ1の色フィルタやインクの色の補正
を行うマスキング処理や、濃度を調整するガンマ変換等
を行うものである。その他、必要に応じて所定の機能を
有する回路が追加されている。5は2値化回路で、画像
処理回路4からの8ビット画像データを2値画像データ
に変換するものである。2値化手法としては、誤差拡散
法、濃度保存法等が知られているが、これらの方法は本
発明とは直接関係がないので説明は省略する。
【0011】7は画像メモリで、2値化回路5からの2
値画像データが格納されている。6はメモリコントロー
ル回路で、画像メモリ7を制御するものである。9はイ
ンクジェット記録ヘッドある。8はヘッドドライバ回路
で、メモリコントロール回路6により画像メモリ7から
読み出された画像データに基づきインクジェット記録ヘ
ッド9を駆動するものである。
【0012】10は主走査系で、各色インクジェット記
録ヘッド9を搭載したキャリッジを被記録媒体に対して
所定のタイミングで双方向に主走査するものである。1
1は副走査系で、主走査ごとに被記録媒体を所定量だけ
副走査するものである。
【0013】図2は図1図示メモリコントロール回路6
の構成例を示す。
【0014】図2において、21はシリアル/パラレル
変換回路で、シリアル入力の画像データがメモリデータ
構成に対応して変換されている。22はライトアドレス
カウンタで、画像クロックからメモリ書き込みアドレス
を生成するものである。23はリードアドレスカウンタ
で、画像クロックからメモリ読み出しアドレスを生成す
るものである。24はセレクタで、ライトアドレスカウ
ンタ22、リードアドレスカウンタ23により生成され
たメモリ書き込みアドレスまたはメモリ読み出しアドレ
スのいずれかを所定のタイミングで切り換え、画像メモ
リ7に供給するものである。25はラッチで、図7
(b)〜図7(e)に示すタイミングで読み出されたデ
ータを所定のラッチパルスによりラッチするものであ
る。ラッチされたデータはヘッドドライバ回路8に送ら
れている。
【0015】図3はインクジェット記録ヘッド9の配置
例を示す。
【0016】ブラックヘッド、シアンヘッド、マゼンタ
ヘッド、およびイエローヘッドがこの順に吐出部の間隔
が空かないように記録紙32の主走査方向と交差する方
向に並べてある。400DPIの記録密度で記録する場
合、ノズルを128個並べたインクジェット記録ヘッド
の記録幅は、約8.128mm(128/400イン
チ)であり、吐主部の幅は約8.128mmとなるの
で、インクジェット記録ヘッドの大きさに応じてヘッド
間隔が決る。イメージセンサ1により図4(A)に示す
ように所定の読み取り幅で順次読み取られたイメージ原
稿のデータに基づき、インクジェット記録ヘッド9によ
り図4(B)に示すように所定の記録幅で順次記録され
ている。
【0017】次に、記録手順を図5を参照して説明す
る。
【0018】図5に示すインクジェット記録ヘッドの形
状は説明を簡単にするため図3に示す形状とは異ならせ
てある。ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の順番で記録する。
【0019】1回目のスキャンにより、すなわち、キャ
リッジの往路で、ブラックの1ライン目の記録を行う
(図5の10参照)。ただし、図5において、K,C,
M,Yに付けたサフィクスはイメージセンサ1のスキャ
ン回数を示す。そして、1ラインの記録が終了すると、
紙送りを8.128mmだけ行う。
【0020】2回目のスキャンにより、すなわち、キャ
リッジの復路で、ブラックの2ライン目と、シアンの1
ライン目の記録を行い(図5の11参照)、記録が終了
すると、紙送りを8.128mmだけ行う。
【0021】3回目のスキャンにより、すなわち、キャ
リッジの往路で、ブラックの3ライン目の記録と、シア
ンの2ライン目の記録と、マゼンタの1ライン目の記録
を行い(図5の12参照)、記録終了後、紙送りを8.
128mmだけ行う。
【0022】4回目のスキャン、すなわち、キャリッジ
の復路で、ブラックの4ライン目と、シアンの3ライン
目と、マゼンタの2ライン目と、イエローの1ライン目
の記録を行い(図5の13参照)、記録終了後、紙送り
を8.128mmだけ行う。
【0023】5回目のスキャン、すなわち、キャリッジ
の往路で、ブラックの5ライン目と、シアンの4ライン
目と、マゼンタの3ライン目と、イエローの2ライン目
の記録を行い(図5の14参照)、記録終了後、紙送り
を8.128mmだけ行う。
【0024】6回目のスキャン、すなわち、キャリッジ
の復路で、図示しないが、ブラックの6ライン目と、シ
アンの5ライン目と、マゼンタの4ライン目と、イエロ
ーの3ライン目の記録を行い、記録終了後、紙送りを
8.128mmだけ行う。
【0025】以後、このサイクルを繰り返す。
【0026】次に、イメージセンサ1から読み出された
画像データの画像メモリ7への格納方法を図6を参照し
て説明する。
【0027】各色(K,C,M,Y)のメモリは図6に
示すように各色当たり4ライン分のメモリを有する。エ
リア0から順次イメージセンサ1からの読み取りデータ
が書き込まれ、エリア0に1ライン目の読み取りデータ
が書き込まれる。すなわち、エリア番号が同一のメモリ
空間には同一位置に記録すべき画像データが書き込まれ
る。
【0028】イメージセンサ1の1回目の往復動作の往
路に読み取られた画像データは各色メモリのエリア0に
格納され、復路に読み取られた画像データは各色メモリ
のエリア1に格納される。
【0029】イメージセンサ1の2回目の往復動作の往
路に読み取られた画像データは各色メモリのエリア2に
格納され、復路に読み取られた画像データは各色メモリ
のエリア3に格納される。
【0030】イメージセンサ1の3回目の往復動作の往
路に読み取られた画像データは各色メモリのエリア0に
格納され、復路に読み取られた画像データは各色メモリ
のエリア1に格納される。
【0031】イメージセンサ1の4回目の往復動作の往
路に読み取られた画像データは各色メモリのエリア2に
格納され、復路に読み取られた画像データは各色メモリ
のエリア3に格納される。
【0032】以後、このサイクルが繰り返される。
【0033】次に、イメージセンサ1からの画像データ
の読み出しタイミングと記録タイミングを図7を参照し
て説明する。
【0034】図7(a)はイメージセンサの読み取りタ
イミングを示し、図7(b)はK記録タイミングを示
し、図7(c)はC記録タイミングを示し、図7(d)
はM記録タイミングを示し、図7(e)はY記録タイミ
ングを示す。
【0035】1回目のスキャン、すなわちキャリッジの
往路で、ブラックデータメモリのエリア0に蓄積された
画像データのみを読み出し、読み出したブラックデータ
に基づきブラックの1ライン目の記録を行う。記録後、
紙送りを8.128mmだけ行う。
【0036】2回目のスキャン、すなわちキャリッジの
復路で、ブラックデータメモリのエリア1とシアンデー
タメモリのエリア0に蓄積された画像データのみを読み
出し、読み出した画像データに基づき記録を行う。その
結果、ブラックの2ライン目と、シアンの1ライン目が
記録されることになる。記録後、紙送りを8.128m
mだけ行う。
【0037】3回目のスキャン、すなわちキャリッジの
往路で、ブラックデータメモリのエリア2に蓄積された
画像データと、シアンデータメモリのエリア1に蓄積さ
れた画像データと、マゼンタデータメモリのエリア0に
蓄積された画像データを読み出し、読み出した画像デー
タに基づき記録を行う。その結果、ブラックの3ライン
目と、シアンの2ライン目と、マゼンタの1ライン目の
記録が行われる。記録後、紙送りを8.128mmだけ
行う。
【0038】4回目のスキャン、すなわちキャリッジの
復路で、ブラックデータメモリのエリア3と、シアンデ
ータメモリのエリア2と、マゼンタデータメモリのエリ
ア1と、イエローデータメモリのエリア0に蓄積された
画像データのみを読み出し、読み出した画像データに基
づき記録を行う。その結果、ブラックの4ライン目と、
シアンの3ライン目と、マゼンタの2ライン目と、イエ
ローの1ライン目が記録されることになる。記録後、紙
送りを8.128mmだけ行う。
【0039】5回目のスキャン、すなわちキャリッジの
往路で、ブラックデータメモリのエリア0に蓄積された
画像データと、シアンデータメモリのエリア3に蓄積さ
れた画像データと、マゼンタデータメモリのエリア2に
蓄積された画像データと、イエローデータメモリのエリ
ア1に蓄積された画像データのみを読み出し、読み出し
た画像データに基づき記録を行う。その結果、ブラック
の5ライン目と、シアンの4ライン目と、マゼンタの3
ライン目と、イエローの2ライン目の記録が行われる。
記録後、紙送りを8.128mmだけ行う。
【0040】6回目のスキャン、すなわちキャリッジの
復路で、ブラックデータメモリのエリア1と、シアンデ
ータメモリのエリア0と、マゼンタデータメモリのエリ
ア3と、イエローデータメモリのエリア2に蓄積された
画像データのみを読み出し、読み出した画像データに基
づき記録を行う。その結果、ブラックの6ライン目と、
シアンの5ライン目と、マゼンタの4ライン目と、イエ
ローの3ライン目が記録されることになる。記録後、紙
送りを8.128mmだけ行う。以後、このサイクルを
繰り返す。
【0041】ここで、A4判の記録紙を400dpi,
128ノズルのインクジェット記録ヘッドにより記録す
る場合、本実施例によると、(36+3)回のスキャン
により1枚の画像が形成される。1スキャンに1秒かか
ったとすると、画像記録に39秒かかることになる。一
方、従来例では、36回のスキャンにより1枚の画像が
形成される。従って、キャリッジの戻りにも1秒かかる
とすると、72秒(=36回×(1+1)秒)かかる。
【0042】なお、本実施例では、イメージセンサ1に
より往復読み取りする例を説明したが、イメージセンサ
1はインクジェット記録ヘッドより軽いので、読み取り
速度を上げるのは容易である。よって、イメージセンサ
を片方向のみ駆動するようにしても良い。この場合、同
一読み取り方向に対する画像処理を行うのみで良く、画
像処理回路の構成が簡単になるが、イメージセンサを駆
動するモータのコストが上がり、駆動距離が長くなる。
【0043】また、本実施例では、エリアが4ライン分
の画像メモリを用いた例を説明したが、各色に対して3
ライン分の画像メモリを用い、画像メモリからの読み出
し間隔をキャリッジがヘッド間隔を移動するのに要する
時間と同一時間にすれば良い。
【0044】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0045】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0046】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0047】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0048】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0049】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0050】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0051】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0052】さらに加えて、インクジェット記録装置の
形態としては、リーダ等と組合せた複写装置の他、コン
ピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として用いら
れるもの、さらには送受信機能を有するファクシミリ装
置の形態を採るもの等であってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、双方向での記録により高品
位の画像を記録することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1図示メモリコントロール回路6の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1図示インクジェット記録ヘッド9の構造を
示す図である。
【図4】イメージセンサ1の読み取りとインクジェット
記録ヘッド9の記録の対応を示す図である。
【図5】駆動される色ヘッドと紙送りの関係を示す図で
ある。
【図6】画像メモリ7のメモリマップを示す図である。
【図7】イメージセンサ1の読み取りタイミングと記録
タイミングを示す図である。
【図8】キャリッジと搬送系を示す図である。
【図9】従来のインクジェット記録ヘッドによる双方向
記録時のインク打ち込み順を示す図である。
【図10】従来のインクジェット記録ヘッドを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 イメージセンサ 2 アナログ信号処理回路 3 A/Dコンバータ 4 画像処理回路 5 2値化回路 6 メモリコントロール回路 7 画像メモリ 8 ヘッドドライバ回路 9 インクジェット記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 101 C 9186−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに記録色の異なるインクを吐出する
    複数の記録ヘッドを主走査方向と交差する方向に配置し
    た記録手段と、 前記記録手段と記録材とを前記主走査方向に相対的に往
    復移動させ、その往路および復路の両方で主走査を行う
    主走査手段と、 前記主走査終了に応じて前記記録手段と記録材とを前記
    主走査方向と異なる副走査方向に所定量相対移動させ
    て、副走査を行う副走査手段と、 各色の画像データを複数ライン分格納可能な格納手段
    と、 前記複数の記録ヘッドの配置順に応じて各色の画像デー
    タを所定ラインずらして前記格納手段から読み出す読出
    手段と、 前記読出手段により読み出された各色の画像データに応
    じて対応する記録ヘッドを駆動する駆動手段とを有する
    ことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 さらに、原稿を1ライン毎に読み取る読
    取手段を有し、前記格納手段は前記読取手段により読み
    取られた色画像データを格納することを特徴とする請求
    項1に記載のカラー画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを用いて
    インクに状態変化を生起させることにより吐出口よりイ
    ンク滴を吐出することを特徴とする請求項1に記載のカ
    ラー画像記録装置。
JP4152067A 1992-06-11 1992-06-11 カラー画像記録装置 Pending JPH05338209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4152067A JPH05338209A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 カラー画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4152067A JPH05338209A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 カラー画像記録装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0713191A3 (en) * 1994-11-17 1996-12-18 Canon Kk Transfer of offset data to a color printer

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