JPH0538818A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH0538818A
JPH0538818A JP19781791A JP19781791A JPH0538818A JP H0538818 A JPH0538818 A JP H0538818A JP 19781791 A JP19781791 A JP 19781791A JP 19781791 A JP19781791 A JP 19781791A JP H0538818 A JPH0538818 A JP H0538818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image recording
temperature
head
heads
gradation correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19781791A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Suzuki
章雄 鈴木
Yasushi Miura
康 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19781791A priority Critical patent/JPH0538818A/ja
Publication of JPH0538818A publication Critical patent/JPH0538818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 濃ヘッドと淡ヘッドの2種類を用いてドット
記録する際に、ヘッドの温度変化にかかわらず、常に直
線状の良好な階調特性が得られるようにし、あるいはま
た自然な階調特性が簡単な構成で得られるようにするこ
とにある。 【構成】 この装置は例えば濃いインク滴を吐出する濃
ヘッド13aと淡いインク滴を吐出する淡ヘッド13b
とを有し、入力画像信号10を両ヘッドに振分ける濃淡
振分けテーブル11を有する。そして、両ヘッドの温度
を個別に検出するサーミスタ14a,14bからの温度
信号に応じてCPU18が階調補正テーブル20a,2
0bに階調補正信号を出力する。階調補正テーブル20
a,20bはヘッド温度に応じた補正信号に基づいて上
記テーブル11からの信号を階調補正してヘッド13
a,14bに供給する。これにより目的が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
等のドット式の画像記録装置に関し、複数の画像記録ヘ
ッドから同系色でそれぞれ異なる濃度のドットを形成す
ることにより画像記録を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドット式の記録ヘッドを用いた画像記録
装置において、出力画像の階調性を改善するために、記
録濃度の異なる複数の記録ヘッドを用いるものが提案さ
れている。
【0003】例えば、インクジェット記録装置におい
て、濃度の濃いインクで記録を行う濃ヘッドと、濃度の
薄いインクで記録を行う淡ヘッドとを用いるものが提案
されている。図1は、この場合に入力画像信号に対して
上記の濃ヘッドと淡ヘッドとをどのような比率(デュー
ティ)で駆動するかを示したものであるが、本図に示す
ように、入力画像信号の値が小さいときには淡ヘッドの
みを用い、入力信号の値があらかじめ定めた値Pを越え
ると、淡ヘッドの記録デューティを減らし、濃ヘッドの
記録デューティを徐々に大きくして行く。
【0004】このように複数のヘッドを駆動することに
よって最終的に図2に示すようなほぼ直線的な画像濃度
特性が得られる。図2に示す画像濃度特性は、濃ヘッド
のみでも得られるが、濃・淡両ヘッドを用いた場合に、
低濃度部でのドットのざらつき感が低減され、階調の滑
らかな画像が得られるという利点がある。
【0005】一方、インクジェット記録あるいは熱転写
記録等の記録方式の装置では、記録濃度は記録ヘッドの
温度に依存する。例えば、インクは温度が上昇すると粘
度が下がり、吐出し易くなるので、記録ヘッドの温度が
上昇すると記録濃度は上昇することとなる。
【0006】記録ヘッドの温度は記録ヘッドを駆動する
とその駆動エネルギで上昇し、この現象はヒーターの熱
でインクを吐出させるインクジェット方式や、ヒーター
の熱でインクを溶かす熱転写方式等で特に顕著である。
このような記録方式で濃・淡両ヘッドを用いる場合、図
1に示したように、淡ヘッドを用いる確率の方が濃ヘッ
ドに対して2倍ほど高く、その分淡ヘッドがより多く昇
温して画像濃度が高くなり易い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、濃ヘッド
と淡インクの濃度バランスがくずれると、図2に示した
ような階調特性もくずれるという問題点があった。
【0008】例えば、上述したように淡ヘッドの濃度の
みが上昇した場合は、淡ヘッドので再現される階調特性
は、図3の曲線aのようになり、濃ヘッドのみで再現さ
れる階調特性は図3の曲線bのようになる。従って、こ
れらの曲線a,bの値を加えた全体の階調特性は、曲線
cのようになり、直線性を失った非常に不自然な階調の
画像になってしまうという解決すべき課題があった。
【0009】すなわち、上述したように淡ヘッドの濃度
のみが上昇した場合には、淡ヘッドのみで再現される最
大濃度すなわち、図1のP点の濃度は上昇するが、濃ヘ
ッドのみで再現される最大濃度は上昇しないため、全体
としての階調特性がくずれて画像が不自然になってしま
った。
【0010】実際の階調特性が既知であれば補正をする
ことが可能であるが、この場合、階調特性は2つの記録
ヘッドの温度の組合わせで決まるため、無数の曲線が考
えられ、補正を行おうとしても、構成が複雑になってし
まうという問題もあった。
【0011】本発明の目的の一つは上述のような問題点
に鑑み、常に直線状の良好な階調特性が得られるように
した画像記録装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、簡単な構成で自然な
階調特性が得られるようにした画像記録装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の形態は複数の画像記録ヘッドから、
同系色でそれぞれ異なる濃度のドットを形成して画像記
録を行う画像記録装置において、各前記画像記録ヘッド
の温度を個別に検知する温度検知手段と、該温度検知手
段の検知出力に応じて各前記画像記録ヘッドに分配され
る駆動信号の階調補正を行う階調補正手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0014】また、本発明の第2の形態は複数の画像記
録ヘッドから、同系色でそれぞれ異なる濃度のドットを
形成して画像記録を行う画像記録装置において、各前記
画像記録ヘッドの温度を個別に検知する温度検知手段
と、各前記画像記録ヘッドを個別に加熱する加熱手段
と、前記温度検知手段の検知出力に応じて各前記画像記
録ヘッドの温度が略等しくなるように前記加熱手段を駆
動して、各前記画像記録ヘッドの温度を制御する制御手
段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明では、(1)複数の画像記録ヘッドか
ら、同系色でそれぞれ異なる濃度のドットを形成して画
像記録を行う際に、各画像記録ヘッドの温度を検知し
て、その検知結果に応じて各記録ヘッドの階調補正を行
うようにしたので、ヘッド温度の変動にかかわらず常に
直線状の良好な階調特性が得られる。(2)また、各記
録ヘッドの温度が略等しくなるように各記録ヘッドの温
度を制御することにより、ヘッド温度の変動にかかわら
ず常に自然な階調特性を簡単な構成で得られる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0017】(1)第1の実施例 図4は本発明の第1の実施例の画像記録装置の要部概略
回路構成を示す。本例の画像記録装置としては、例えば
インクジェット記録装置を用いることができる。この装
置の記録ヘッドは例えばインクを吐出するためのエネル
ギを発生する素子として、インクに膜沸騰を生じさせる
熱エネルギを作用するための電気熱変換体を有する。
【0018】図4において、10は入力画像信号、11
は入力画像信号10の大きさに応じて濃インクと淡イン
クの吐出割合を決定する濃淡振分けテーブル(メモ
リ)、12a,12bはテーブル11から出力されるそ
れぞれ濃信号と淡信号である。13aは濃信号を入力し
て最大濃度1.4のインクを吐出するインクジェットヘ
ッド(濃ヘッド)、13bは淡信号を入力して最大濃度
0.7のインクを吐出するインクジェットヘッド(淡ヘ
ッド)である。14a,14bは対応するヘッド13a
または13bのヘッド温度を検知するサーミスタ、15
a,15bはそのサーミスタの検知出力、18はマイク
ロプロセッサのような中央演算処理装置(CPU)、2
0a,20bはCPU18からの階調補正信号22a,
22bに応じて濃信号12a,淡信号12bに対して階
調補正処理をする階調補正テーブル(メモリ)である。
【0019】入力画像信号10は濃淡振分けテーブル1
1に入力される。この濃淡振分けテーブル11の内容は
前述の図1に示すようになっており、入力画像信号10
に応じた濃信号12aと淡信号12bとを出力する。濃
ヘッド13aと淡ヘッド13bは、それぞれ濃信号21
aと淡信号21bに従ってインク滴を被記録媒体(通
常、用紙)に向って吐出し、これにより入力画像信号1
0に対応した画像を形成記録する。
【0020】各ヘッド13a,13bはインク吐出によ
って昇温するが、サーミスタ14a,14bは各ヘッド
の温度を検知し、検知した温度に応じた温度信号15
a,15bをCPU18に送出する。CPU18は温度
信号15a,15bを入力して各ヘッドの温度に応じた
階調補正信号22a,22bを階調補正テーブル20
a,20bに送る。
【0021】階調補正テーブル20a,20bはそれぞ
れ図5に示すように、形状の異なる64本の階調補正曲
線を記憶したテーブルルックアップ方式のROM(リー
ドオンリメモリ)であり、階調補正信号22に応じて最
適な形状の曲線の1つを選択的に用いて入力信号12a
または12bに階調補正処理を行う。これにより、各ヘ
ッドの温度のいかんにかかわらず、各ヘッドの階調特性
が直線状に補正されるため、これらを重ね合わせた階調
特性も直線となり、階調性の良好な出力画像が得られ
る。
【0022】(2)第2の実施例 図6は図4の第1の実施例の変形例に当る本発明の第2
の実施例の回路構成を示す。第2の実施例では、濃淡振
分けテーブル111が階調補正機能も有し、CPU18
からの階調補正信号22は濃淡振分けテーブル111に
入力する。図7の(A),(B)はこの濃淡振分けテー
ブル111の入出力特性を示している。すなわち、
(A)は入力画像信号10を淡信号21bに変換するテ
ーブルの内容であり、(B)は入力画像信号10を濃信
号21aに変換するテーブルの内容である。図7の
(A),(B)ともに、形状の異なる曲線の64本のテ
ーブルがROMに記憶されており、温度に基づく階調補
正信号22に応じて、使用する曲線が決定される。
【0023】濃淡振分けテーブル111が上記のような
構成であるので、本実施例は第1の実施例よりも少ない
構成要素で同じ効果を得ることができる。
【0024】(3)第3の実施例 図8は本発明の第3の実施例の画像記録装置の要部概略
回路構成を示す。本図において、16a,16bはヘッ
ド13a,13bを加熱する温度調節用ヒーターであ
り、CPU18からの駆動信号17a,17bに応じて
加熱動作を行う。その他の構成部分で図4の第1の実施
例と同様な部分には同一の符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0025】図9はCPU18の動作手順を示す。い
ま、濃ヘッド13aのヘッド温度をTD 、淡ヘッド13
bのヘッド温度をTL とすると、CPU18はどちらの
温度が高いかを判断する(ステップS1,S2)。も
し、TD >TL のときには、CPU18は信号17bに
より淡ヘッド13bのヒーター16bをTD =TL とな
るまで駆動する(ステップS3)。また、TD <TL
ときには、CPU18は信号17aにより濃ヘッド13
aのヒーター16aをTD =TL となるまで駆動する
(ステップS4)。
【0026】このように、各ヘッド13a,13bの温
度が等しくなるように、ヒーター16a,16bを介し
てCPU18が温度制御することにより、濃・淡両ヘッ
ドの出力濃度のバランスが常時保たれ、全体としての階
調特性が自然な出力画像が得られる。
【0027】(4)第4の実施例 図10は図8の第3の実施例の変形例に当る本発明の第
4の実施例の回路構成を示す。本図において、図8の実
施例と同様な構成部分には同一符号を付してある。本例
では図8の実施例と異なり、濃淡振分けテーブル11と
濃ヘッド13a,13bとの間に階調補正テーブル(R
OM)120を設けてある。
【0028】前述の第3の実施例では、複雑な階調特性
の処理は防げるものの、ヘッド温度が高い値に制御され
るため、全体としての階調特性は、図11に示すように
高濃度領域で飽和した形になり易い。そこで、本実施例
では、第3の実施例におけるヘッド温度制御に加えて、
ヘッド温度に応じて階調補正曲線を選択することによ
り、常に最適な階調特性が得られるようにしてある。
【0029】すなわち、本実施例において、各ヘッドの
温度制御は前述の第3の実施例と同じであるが、さらに
加えてCPU18は、制御されているヘッド温度に応じ
た階調補正信号22を階調補正テーブル120に与え
る。階調補正テーブル120は、図12に示すように、
形の異なる64本の階調補正曲線を記憶したROMであ
り、階調補正信号22に応じて最適な形状の曲線を用い
て入力信号12a,12bに階調補正処理を行う。
【0030】両ヘッド13a,13bのヘッド温度が等
しく制御されていないと、温度の組合わせに応じて多数
の補正曲線を準備しておく必要があるが、本実施例で
は、ヘッド温度が均一に制御されているので、上記の6
4本の曲線だけで十分であり、簡単な構成で線形の階調
特性を得ることができる利点がある。
【0031】(5)その他の実施例 本発明はカラー画像を出力する画像記録装置にも勿論適
用できる。例えば、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラ
ックの4色を用い、さらに各色について、濃,淡の2ヘ
ッドを用いるインクジェット記録装置において、シア
ン,マゼンタ,イエロー,ブラックそれぞれについて図
4,図6,図8または図10と同様な構成を採用するこ
とによってカラー画像の場合にも同じ効果を得ることが
できる。
【0032】また、以上の本発明実施例では、濃,淡の
2ヘッドを用いる場合を説明したが、3個以上の濃淡の
ヘッドを用いる場合にも、本発明を同様に実施できる。
また、記録ヘッドはインクジェットヘッドに限ったもの
ではなく、熱転写,静電記録等のヘッドでもよいことは
勿論である。
【0033】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0034】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0035】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0036】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0037】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0038】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0039】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0040】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0041】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果が得られる。
【0043】(1)複数の画像記録ヘッドから、同系色
でそれぞれ異なる濃度のドットを形成して画像記録を行
う際に、各画像記録ヘッドの温度を検知して、その検知
結果に応じて各記録ヘッドの階調補正を行うようにした
ので、ヘッド温度の変動にかかわらず常に直線状の良好
な階調特性が得られる。
【0044】(2)また、各記録ヘッドの温度が略等し
くなるように各記録ヘッドの温度を制御することによ
り、ヘッド温度の変動にかかわらず常に自然な階調特性
を簡単な構成で得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な濃淡振分けテーブルの内容の一例を示
す特性図である。
【図2】入力画像信号に対する理想的な画像濃度(階調
特性)の例を示す特性図である。
【図3】従来装置において、ヘッド温度が変化したとき
の階調特性の一例を示す特性図である。
【図4】本発明の第1の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】図4の階調補正テーブルの内容の一例を示す特
性図である。
【図6】本発明の第2の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6の濃淡振分けテーブルの内容の一例を示す
特性図である。
【図8】本発明の第3の実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8のCPUの動作手順を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の第4の実施例の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図11】本発明の第3の実施例で得られる階調特性を
示す特性図である。
【図12】図10の階調補正テーブルで得られる階調補
正曲線を示す特性図である。
【符号の説明】
11,111 濃淡振分けテーブル(ROM) 13a 濃ヘッド 13b 淡ヘッド 14a,14b サーミスタ 16a,16b ヒーター 18 CPU 20a,20b,120 階調補正テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9012−2C B41J 3/04 104 F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像記録ヘッドから、同系色でそ
    れぞれ異なる濃度のドットを形成して画像記録を行う画
    像記録装置において、 各前記画像記録ヘッドの温度を個別に検知する温度検知
    手段と、 該温度検知手段の検知出力に応じて各前記画像記録ヘッ
    ドに分配される駆動信号の階調補正を行う階調補正手段
    とを具備したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記階調補正手段は、入力画像信号をヘ
    ッド温度に対応の複数の所定の曲線の1つに従って各前
    記画像記録ヘッドに与える駆動信号に変換するテーブル
    と、 前記温度検知手段の検知出力に応じて前記所定の曲線の
    一つを選択することにより階調補正を行う選択手段とと
    から成ることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記階調補正手段は入力画像信号を各前
    記画像記録ヘッドへあらかじめ定めた割合で分配する分
    配機能も有することを特徴とする請求項1または2に記
    載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 複数の画像記録ヘッドから、同系色でそ
    れぞれ異なる濃度のドットを形成して画像記録を行う画
    像記録装置において、 各前記画像記録ヘッドの温度を個別に検知する温度検知
    手段と、 各前記画像記録ヘッドを個別に加熱する加熱手段と、 前記温度検知手段の検知出力に応じて各前記画像記録ヘ
    ッドの温度が略等しくなるように前記加熱手段を駆動し
    て、各前記画像記録ヘッドの温度を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記温度検知手段が検知
    した各前記画像記録ヘッドの検知温度のうちの最大値に
    全画像記録ヘッドの温度を制御することを特徴とする請
    求項4に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 各前記画像記録ヘッドに分配される駆動
    信号に対して共通の階調補正を行う階調補正手段と、 前記温度検知手段が検知したヘッド温度に応じて前記階
    調補正手段の階調補正曲線の1つを選択する選択手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項4または5に記
    載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記画像記録ヘッドは、インクを吐出す
    るためのエネルギを発生する素子として、前記インクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを作用するための電気熱
    変換体を有することを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の画像記録装置。
JP19781791A 1991-08-07 1991-08-07 画像記録装置 Pending JPH0538818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19781791A JPH0538818A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19781791A JPH0538818A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538818A true JPH0538818A (ja) 1993-02-19

Family

ID=16380836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19781791A Pending JPH0538818A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538818A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0750995A1 (en) * 1995-06-29 1997-01-02 Canon Kabushiki Kaisha A method for ink-jet recording and an ink-jet recording apparatus
US6344899B1 (en) 1997-09-01 2002-02-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording apparatus
EP1428667A2 (en) * 2002-12-11 2004-06-16 Konica Minolta Holdings, Inc. Ink jet printer and image recording method
US6840596B2 (en) 2000-02-17 2005-01-11 Sharp Kabushiki Kaisha Ink-jet image forming method and ink-jet image forming device
US7262882B2 (en) 2001-12-07 2007-08-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Distribution curve generating device
JP2012232436A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Riso Kagaku Corp 画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法
US10081943B2 (en) 2012-07-31 2018-09-25 Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. Pregrouted PC steel material and method for hardening pregrout layer thereof

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0750995A1 (en) * 1995-06-29 1997-01-02 Canon Kabushiki Kaisha A method for ink-jet recording and an ink-jet recording apparatus
US6142599A (en) * 1995-06-29 2000-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Method for ink-jet recording and an ink-jet recording apparatus
US6344899B1 (en) 1997-09-01 2002-02-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording apparatus
US6840596B2 (en) 2000-02-17 2005-01-11 Sharp Kabushiki Kaisha Ink-jet image forming method and ink-jet image forming device
US7262882B2 (en) 2001-12-07 2007-08-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Distribution curve generating device
EP1428667A2 (en) * 2002-12-11 2004-06-16 Konica Minolta Holdings, Inc. Ink jet printer and image recording method
EP1428667A3 (en) * 2002-12-11 2004-11-10 Konica Minolta Holdings, Inc. Ink jet printer and image recording method
EP1958783A1 (en) * 2002-12-11 2008-08-20 Konica Minolta Holdings, Inc. Ink jet printer and image recording method
JP2012232436A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Riso Kagaku Corp 画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法
US10081943B2 (en) 2012-07-31 2018-09-25 Sumitomo (Sei) Steel Wire Corp. Pregrouted PC steel material and method for hardening pregrout layer thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3559753B2 (ja) インクジェット記録装置及び前記装置の制御方法
JP3372821B2 (ja) インクジェット装置、該装置用インクジェットヘッドの温度推定方法および制御方法
JP2002137372A (ja) 記録装置及び記録装置の消費電力低減方法
JP3157880B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0538818A (ja) 画像記録装置
JPH0789099A (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JPH06278283A (ja) 記録方法及び記録装置
JPH09104111A (ja) インクジェット記録装置
JP2925309B2 (ja) 記録方法および装置
JP3222629B2 (ja) インクジェット録装置およびインクジェット記録方法
EP0924076B1 (en) Ink jet recording apparatus, recording control method, and storage medium with recording control program stored therein
JP3103723B2 (ja) 記録方法および記録装置
JP2958917B2 (ja) 画像記録装置
JP3486547B2 (ja) インクジェットプリンタと、記録ヘッドの温度制御方法
JPH11179893A (ja) プリント装置およびプリント方法
JP3074083B2 (ja) 温度検出装置
JPH1076652A (ja) 記録装置及び記録制御方法
JP2003305854A (ja) インクジェット記録装置
JPH0538815A (ja) 画像記録装置
JP3021088B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH06286138A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH09295399A (ja) プリント方法およびプリント装置
JP2825342B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3205592B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH07178964A (ja) 印字装置