JPH0518334Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0518334Y2
JPH0518334Y2 JP1987158972U JP15897287U JPH0518334Y2 JP H0518334 Y2 JPH0518334 Y2 JP H0518334Y2 JP 1987158972 U JP1987158972 U JP 1987158972U JP 15897287 U JP15897287 U JP 15897287U JP H0518334 Y2 JPH0518334 Y2 JP H0518334Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
annular collar
shaft
annular
pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987158972U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0165213U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987158972U priority Critical patent/JPH0518334Y2/ja
Publication of JPH0165213U publication Critical patent/JPH0165213U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0518334Y2 publication Critical patent/JPH0518334Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、軸に対して回転自在に設けられた
プーリにベルトを巻掛けたベルトコンベアに関す
るものである。
(従来の技術) 従来から、軸に対して回転自在に設けられたプ
ーリにベルトを巻掛け、そのベルト上に物、例え
ば麺製造における麺生地などを載せて搬送するベ
ルトコンベアが知られている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、この従来のベルトコンベアでは、プ
ーリの据え付けが正確でない時、物品が左右不平
均に載せられている時などに、ベルトは蛇行運動
を生じる。であるから、プーリの軸周にその軸周
の中央部の直径を最大にする中高のクラウン加工
を施し、あるいは原動側のプーリと従動側のプー
リとの軸心を位置調整することなどによつて解決
している。しかし、製作工数のかかるクラウン加
工により、プーリは高価になり、精度の厳しい位
置調整をすることは大変なことである。更に、ベ
ルトの円周速度が、例えば毎分1、2mの低速で
ある場合、ベルトコンベアの全長に対してベルト
幅が比較的短い場合には、ベルトの蛇行運動を防
止することが困難であるという不具合がある。
そこで、ベルトの幅方向のプーリの両側端に移
動止めとして環状つばを形成することが考えられ
るが、このようにすると、環状つばがプーリと一
体で回転するため、環状つばの外周側程移動速度
が速く、ベルトが環状つばに接触した際にベルト
を環状つばの外周に向かつて引き上げようとする
力がベルトに働き、その力が蛇行を増長させ、更
にはベルト外れなどの原因となる。
そこで、この考案の目的は、ベルトの蛇行を防
止することができるベルト蛇行防止装置を備えた
ベルトコンベアを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) この考案に係わるベルトコンベアは、この目的
を達成するために、プーリの両側端に夫々近接し
て軸に対して回動自在とされ、かつ、該軸方向に
移動自在とされ、前記移動するベルトの端面の接
触によつて前記軸の回りに回動されうる環状つば
を設け、更に、該環状つばの外側面への当接によ
り、該当接時の摩擦力により、該環状つばの回転
にブレーキを掛けるブレーキ部材を設けたことを
特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案を説明する。第
1図および第2図は、この考案のベルトコンベア
の一実施例を示すものである。
図中1は軸、2はプーリ、3はベルトであり、
ベルト3は、図示しない枠体に固定された軸1に
回転自在とされたプーリ2と図示しない原動側の
プーリとに巻掛けられてベルトコンベアの一部を
構成している。
円筒状のプーリ2には、その両側端8にベアリ
ング4が外輪4aの部分で端面を揃えて各々圧入
され、更にベアリング4の内輪4bの中へ軸1が
貫通されることによつてプーリ2は軸1に対して
回転自在とされている。このベアリング4は、ベ
アリング内輪当て5によつて、ベアリング4を軸
1にその軸方向を規制して固定されている。ベア
リング4の外輪4aは、内輪4bとは別個独立に
プーリ2の回転と一体となつて回転するようにな
されている。
軸1には、環状つば6,7が軸1の軸方向、す
なわち軸1に掛けられたベルト3の幅方向にある
プーリ2の両側端8に近接して、すなわちベアリ
ング内輪当て5の軸方向の厚みの間隔を少なくと
も持つて、2個ずつ夫々設けられている。この環
状つば6,7は、ベルト3の蛇行を防止する機能
を有するベルト蛇行防止装置である。環状つば
6,7は、軸1に対して回動自在とされ、かつ、
軸1方向に移動自在とされ、移動するベルト3の
端面9の接触によつて軸1の周りに回動されうる
構成となつている。環状つば6,7は、ブレーキ
部材としてのカラー10によつて軸1に軸方向の
移動を僅かに遊びがある程度に規制されて夫々位
置決めされる。そのカラー10は、ネジ11によ
つてその位置関係が変化しないように軸1に夫々
取り付けられ、環状つば7の外面側に当接し、こ
の当接時の摩擦力により、環状つば7の回転にブ
レーキを掛けるようにしている。勿論、このブレ
ーキは、環状つば6にも作用するととなる。この
実施例においては、環状つばが夫々2個ずつ設け
られた場合を説明したが、夫々1枚でも3枚以上
でも良い。
次に、移動するベルト3の蛇行を防止する作用
について説明する。
移動するベルト3が環状つば6に弱く接触した
際には、環状つば6および環状つば7は、その間
の接触抵抗や軸1との間の接触抵抗などにより回
転せず、蛇行の許容範囲内のベルトの動きを呈す
る。
移動するベルト3が環状つば6に強く接触した
際には、環状つば6は、環状つば7に接触し、更
に環状つば7が、カラー10に接触する。このこ
とにより、ベルト3による環状つば6の回転は、
面接触によつて環状つば7に伝達され、更に環状
つば7の回転は、面接触によつてカラー10に伝
達される。しかしながら、カラー10は、ネジ1
1で軸1に固定されており回転しないので、環状
つば6,7およびベルト3は、夫々ブレーキがか
けられる。従つて、環状つば6に接触した際のベ
ルト3の端面の速度は、環状つば6との接触で落
され、ベルト3は、より軸1の表面に近づこうと
する力が付与され、元の正常な位置へ復帰する方
向に動かされる。一方、ベルト3と環状つば6、
環状つば6と環状つば7との間には、夫々スリツ
プが生じ、環状つば7の移動は、環状つば6の移
動よりも少なくなるので、環状つば、特に、カラ
ーに接する環状つばは、1枚の場合に比べ摩耗が
少なくなる。従つて、3枚以上の多数板になれば
なる程、環状つばの摩耗は少なくなる。
以上、この考案を説明したが、環状つば6,7
は、前述のように複数個設けられてもよく、又、
摩耗係数や耐摩耗性で適当なものが得られるなら
ば樹脂などで形成されていても良い。又、この考
案は、ドライブプーリ、アイドルプーリなどにも
適用しうる。
(考案の効果) この考案に係わるベルトコンベアは、以上説明
したように、環状つばが軸に対して回動自在で、
かつ軸方向に移動自在とされ、更に、この環状つ
ばの回転にブレーキを掛けるブレーキ部材が設け
られているため、移動するベルトが環状つばに接
触すると、環状つばがブレーキ部材に接触し、こ
のブレーキ部材により、環状つばの回転にブレー
キが掛けられ、この環状つばに接触するベルトの
端面にもブレーキが掛けられる。これにより、ベ
ルトは端面側の移動速度が他の部分より遅くなる
ことから、元の正常な位置へ復帰する方向に動か
されることとなる、という実用上有益な効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すベルトコン
ベアの要部斜視図、第2図は第1図の−線に
沿つて切欠された断面図である。 1……軸、2……プーリ、3……ベルト、6,
7……環状つば。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸に対して回転自在に設けられたプーリにベル
    トが巻掛けられたベルトコンベアにおいて、 前記プーリの両側端に夫々接近して前記軸に対
    して回動自在とされ、かつ、該軸方向に移動自在
    とされ、前記移動するベルトの端面の接触によつ
    て前記軸の回りに回動されうる環状つばを設け、
    更に、該環状つばの外側面への当接により、該当
    接時の摩擦力により、該環状つばの回転にブレー
    キを掛けるブレーキ部材を設けたことを特徴とす
    るベルトコンベア。
JP1987158972U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0518334Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987158972U JPH0518334Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987158972U JPH0518334Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0165213U JPH0165213U (ja) 1989-04-26
JPH0518334Y2 true JPH0518334Y2 (ja) 1993-05-17

Family

ID=31439772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987158972U Expired - Lifetime JPH0518334Y2 (ja) 1987-10-16 1987-10-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518334Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632966B2 (ja) * 1976-10-19 1988-01-21 Exxon Research Engineering Co

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632966B2 (ja) * 1976-10-19 1988-01-21 Exxon Research Engineering Co

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0165213U (ja) 1989-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2683317B2 (ja) コンベア
US4508212A (en) Adjustable torque conveyor roller drive
JPS6249499B2 (ja)
JPH0518334Y2 (ja)
US3835972A (en) Adjusting collar for single revolution spring clutch
US3669369A (en) Winding shaft
JP7223769B2 (ja) 駆動軸の制動装置
JP2018172212A (ja) ローラ組立体、ローラユニット及びコンベア装置
JP3934196B2 (ja) 出力軸を入力軸によって回転可能な回転伝達装置
JPH0544578Y2 (ja)
JPS637150A (ja) モ−タ
JP2002266972A (ja) 磁気ねじ送り装置及びこれを使用した扉開閉装置
JPH0340813Y2 (ja)
JPS62237119A (ja) クラツチレリ−ズ軸受装置
KR840003209A (ko) 제로압력 컨베이어와 브레이크 어셈블리
JP2510790Y2 (ja) ロ―ラコンベヤ
JPS63111368A (ja) ベルト式無段変速機のプ−リ
JPH0639160Y2 (ja) ローディングカム装置
JPS62450Y2 (ja)
JP3079454B2 (ja) クラッチ
JP2515102Y2 (ja) プーリ式変速装置
JP3997759B2 (ja) 無段変速機用プーリ幅調節装置
JP2728653B2 (ja) リンクベルト式ローラーコンベア
KR200483599Y1 (ko) 롤러 트랙용 감속 롤러 장치
JPS6132893Y2 (ja)