JPH0518220Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0518220Y2 JPH0518220Y2 JP1986156241U JP15624186U JPH0518220Y2 JP H0518220 Y2 JPH0518220 Y2 JP H0518220Y2 JP 1986156241 U JP1986156241 U JP 1986156241U JP 15624186 U JP15624186 U JP 15624186U JP H0518220 Y2 JPH0518220 Y2 JP H0518220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- wire
- wiper arm
- wiper
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は自動車等のウインドパネルを払拭する
ワイパに関し、特には前記ウインドパネルの大き
さ及び形状に合わせてワイパアームを伸縮させて
払拭範囲を広く確保することができるワイパアー
ムに関する。
ワイパに関し、特には前記ウインドパネルの大き
さ及び形状に合わせてワイパアームを伸縮させて
払拭範囲を広く確保することができるワイパアー
ムに関する。
従来の技術
従来の伸縮式ワイパアームの一例として、特開
昭52−141928号、同58−8445号公報に示すような
ものがある。たとえば、特開昭58−8445号公報に
はプラネタリギヤを用いた構成例が開示されてい
る。即ち車体側にセツトした固定歯車とワイパア
ーム側に取り付けた遊星歯車との間に中間歯車を
介在させ、この中間歯車の回動軌跡に合わせて遊
星歯車を回動させて、ワイパアーム固定されたワ
イパブレードを払拭動作するようにしている。こ
の様な構造におけるワイパブレードの払拭範囲
は、ワイパアームが単純に回動する場合に比して
ウインドパネルの上方部及び斜め上方部に広げる
ことができて、運転者の視界をより拡大すること
が可能である。
昭52−141928号、同58−8445号公報に示すような
ものがある。たとえば、特開昭58−8445号公報に
はプラネタリギヤを用いた構成例が開示されてい
る。即ち車体側にセツトした固定歯車とワイパア
ーム側に取り付けた遊星歯車との間に中間歯車を
介在させ、この中間歯車の回動軌跡に合わせて遊
星歯車を回動させて、ワイパアーム固定されたワ
イパブレードを払拭動作するようにしている。こ
の様な構造におけるワイパブレードの払拭範囲
は、ワイパアームが単純に回動する場合に比して
ウインドパネルの上方部及び斜め上方部に広げる
ことができて、運転者の視界をより拡大すること
が可能である。
考案が解決しようとする問題点
しかしながらこのような従来の伸縮式ワイパア
ームの場合、回動機構部に遊星歯車、中間歯車及
び固定歯車の3個の歯車を必要とするので機構的
に複雑となり、組付けが難かしくなる上、重量が
増加するとともにコストが上昇してしまうという
問題点を有している。
ームの場合、回動機構部に遊星歯車、中間歯車及
び固定歯車の3個の歯車を必要とするので機構的
に複雑となり、組付けが難かしくなる上、重量が
増加するとともにコストが上昇してしまうという
問題点を有している。
そこで本考案はこのような従来の伸縮式ワイパ
アームが有している問題点を解消して構成簡易に
してしかもワイパブレードの払拭範囲をウインド
パネルの上方部及び斜め上方部へ拡大することが
できるワイパを提供するものである。
アームが有している問題点を解消して構成簡易に
してしかもワイパブレードの払拭範囲をウインド
パネルの上方部及び斜め上方部へ拡大することが
できるワイパを提供するものである。
問題点を解決するための手段
車体側に回動自在に軸支されたワイパアーム
と、該ワイパアームの長手方向に所定長摺動自在
に装備されて、先端部がアームヘツドに固定され
たロツドと、該ロツドを伸長する方向に付勢する
第1のスプリングと、前記アームヘツドを短縮す
る方向に牽引し、前記ワイパアームの停止位置で
一端部が前記アームヘツドに係合するワイヤと、
一端部が前記ワイヤの一端部に係合されて前記ワ
イヤを伸長する方向に牽引し、前記ワイパアーム
の作動位置で前記ワイヤの前記アームヘツドへの
係合を解除する第2のスプリングとから成り、前
記ワイヤの他端部を車体パネルにおける前記ワイ
パアームの回動角の変化に応動して前記アームヘ
ツドが伸長もしくは短縮する位置に固着した伸縮
式ワイパアームの構成にしてある。
と、該ワイパアームの長手方向に所定長摺動自在
に装備されて、先端部がアームヘツドに固定され
たロツドと、該ロツドを伸長する方向に付勢する
第1のスプリングと、前記アームヘツドを短縮す
る方向に牽引し、前記ワイパアームの停止位置で
一端部が前記アームヘツドに係合するワイヤと、
一端部が前記ワイヤの一端部に係合されて前記ワ
イヤを伸長する方向に牽引し、前記ワイパアーム
の作動位置で前記ワイヤの前記アームヘツドへの
係合を解除する第2のスプリングとから成り、前
記ワイヤの他端部を車体パネルにおける前記ワイ
パアームの回動角の変化に応動して前記アームヘ
ツドが伸長もしくは短縮する位置に固着した伸縮
式ワイパアームの構成にしてある。
作 用
ワイパアームの停止位置では、ワイヤの牽引力
によつてロツドが最も短縮された位置にあり、ワ
イパアームの払拭作動が開始されると、車体側の
ワイパアームの軸支位置とワイヤ他端部の固着位
置とが異なつているため、第1のスプリングに付
勢された伸長作用とアームヘツドに対するワイヤ
の牽引力の変化に基づいて、ロツドがワイパアー
ムの長手方向に沿つて摺動しながら所定長伸長す
る。
によつてロツドが最も短縮された位置にあり、ワ
イパアームの払拭作動が開始されると、車体側の
ワイパアームの軸支位置とワイヤ他端部の固着位
置とが異なつているため、第1のスプリングに付
勢された伸長作用とアームヘツドに対するワイヤ
の牽引力の変化に基づいて、ロツドがワイパアー
ムの長手方向に沿つて摺動しながら所定長伸長す
る。
この時に前記第2のスプリングは、ワイヤを伸
長する方向に牽引し、ワイパアームの作動位置で
はワイヤのアームヘツドに対する係合を解除する
ように動作する。
長する方向に牽引し、ワイパアームの作動位置で
はワイヤのアームヘツドに対する係合を解除する
ように動作する。
従つてアームヘツドの伸長に伴つて該アームヘ
ツドに連結されたワイパブレードの払拭範囲が上
方部及び斜め上方部に拡大され、運転者の視野が
広くなるという作用が得られる。
ツドに連結されたワイパブレードの払拭範囲が上
方部及び斜め上方部に拡大され、運転者の視野が
広くなるという作用が得られる。
実施例
以下本考案に係る伸縮式ワイパアームの一実施
例を図面に基づいて詳述する。第1図、第2図に
おいて1はワイパアームを示しており、孔部2を
用いて車体側に回動自在に軸支されている。この
ワイパアーム1は中空部3を有していて、この中
空部3内にロツド4が長手方向に摺動自在に挿通
されている。5,6はワイパアーム1の内壁に設
けたベアリングであり、更にワイパアーム1の内
壁には第1のストツパ7と第2のストツパ8が突
設されている。又前記ロツド4の略中央位置に第
3のストツパ4aが突設されていて、この第3の
ストツパ4aと前記第1のストツパ7との間に第
1のスプリングとしての圧縮コイルスプリング9
が縮装されている。従つてロツド4は圧縮スプリ
ング9によつて、常時ワイパアーム1から伸長す
る方向(左方向)に付勢れさている。又ロツド4
の先端部4bは、ナツト10、ワツシヤ11によ
りアームヘツド12に連結固定される。
例を図面に基づいて詳述する。第1図、第2図に
おいて1はワイパアームを示しており、孔部2を
用いて車体側に回動自在に軸支されている。この
ワイパアーム1は中空部3を有していて、この中
空部3内にロツド4が長手方向に摺動自在に挿通
されている。5,6はワイパアーム1の内壁に設
けたベアリングであり、更にワイパアーム1の内
壁には第1のストツパ7と第2のストツパ8が突
設されている。又前記ロツド4の略中央位置に第
3のストツパ4aが突設されていて、この第3の
ストツパ4aと前記第1のストツパ7との間に第
1のスプリングとしての圧縮コイルスプリング9
が縮装されている。従つてロツド4は圧縮スプリ
ング9によつて、常時ワイパアーム1から伸長す
る方向(左方向)に付勢れさている。又ロツド4
の先端部4bは、ナツト10、ワツシヤ11によ
りアームヘツド12に連結固定される。
上記アームヘツド12には突起13とガイド突
起14とが突設されていて、突起13に第2のス
プリングとしての引張コイルスプリング15の一
端部15aが連結されている一方、該引張コイル
スプリング15の他端部15bがワイヤコネクタ
16に連結されている。一方前記ガイド突起14
内を貫通するワイヤ17の一端部17aがワイヤ
コネクタ16に対して回動自在にかしめられ、ワ
イヤ17の他端部17bはかしめピース18に固
定されている。即ちワイヤ17及び引張コイルス
プリング15は、アームヘツド12の伸長及び短
縮を規制するため、該アームヘツド12を縮小す
る方向の牽引力をもつて張設されており、ワイヤ
17の他端部17bに固定されたかしめピース1
8は車体側に固着される。尚、後述する如くかし
めピース18の固着位置は、前記ワイパアーム1
の孔部2を用いた軸支位置とは異なつている。即
ち、ワイパアーム1の停止位置では該ワイヤ17
の一端部17aが前記アームヘツド12のガイド
突起14に係合しており、ワイヤ17はアームヘ
ツド12を短縮する方向に牽引している。そして
引張コイルスプリング15は、一端部15aが突
起13に連結され、他端部15bがワイヤコネク
タ16を介して前記ワイヤ17の一端部17aに
係合されており、ワイヤ17を伸長する方向に牽
引するとともにワイパアーム1の作動位置ではワ
イヤ17のアームヘツド12への係合を解除する
機能を有している。
起14とが突設されていて、突起13に第2のス
プリングとしての引張コイルスプリング15の一
端部15aが連結されている一方、該引張コイル
スプリング15の他端部15bがワイヤコネクタ
16に連結されている。一方前記ガイド突起14
内を貫通するワイヤ17の一端部17aがワイヤ
コネクタ16に対して回動自在にかしめられ、ワ
イヤ17の他端部17bはかしめピース18に固
定されている。即ちワイヤ17及び引張コイルス
プリング15は、アームヘツド12の伸長及び短
縮を規制するため、該アームヘツド12を縮小す
る方向の牽引力をもつて張設されており、ワイヤ
17の他端部17bに固定されたかしめピース1
8は車体側に固着される。尚、後述する如くかし
めピース18の固着位置は、前記ワイパアーム1
の孔部2を用いた軸支位置とは異なつている。即
ち、ワイパアーム1の停止位置では該ワイヤ17
の一端部17aが前記アームヘツド12のガイド
突起14に係合しており、ワイヤ17はアームヘ
ツド12を短縮する方向に牽引している。そして
引張コイルスプリング15は、一端部15aが突
起13に連結され、他端部15bがワイヤコネク
タ16を介して前記ワイヤ17の一端部17aに
係合されており、ワイヤ17を伸長する方向に牽
引するとともにワイパアーム1の作動位置ではワ
イヤ17のアームヘツド12への係合を解除する
機能を有している。
19はアームピースであつて、前記アームヘツ
ド12との間に連結具20,20を介してスプリ
ング21が装備されている。該スプリング21は
図外のワイパブレードに所定の押え力を与えるた
めに設けてある。尚22はビス23を用いてワイ
パアーム1に固定され、前記圧縮スプリング9等
を包囲するとともに中空部3を画成するカバーを
示す。
ド12との間に連結具20,20を介してスプリ
ング21が装備されている。該スプリング21は
図外のワイパブレードに所定の押え力を与えるた
めに設けてある。尚22はビス23を用いてワイ
パアーム1に固定され、前記圧縮スプリング9等
を包囲するとともに中空部3を画成するカバーを
示す。
かかる構成を有する伸縮式ワイパアームの作用
を以下に説明する。第3図は前記ワイパアーム1
を軸支部2aにて車体側に回動自在に軸支すると
ともに、該軸支部2aと異なる位置にワイヤ17
が連結された前記かしめピース18を固着した使
用態様を示している。尚、第3図の実施例の場
合、上記ワイパアーム1を車両の助手席側に配置
した場合を示しており、メインワイパアーム24
は通常のものを用いている。
を以下に説明する。第3図は前記ワイパアーム1
を軸支部2aにて車体側に回動自在に軸支すると
ともに、該軸支部2aと異なる位置にワイヤ17
が連結された前記かしめピース18を固着した使
用態様を示している。尚、第3図の実施例の場
合、上記ワイパアーム1を車両の助手席側に配置
した場合を示しており、メインワイパアーム24
は通常のものを用いている。
先ずワイパブレード25が停止している場合に
は、該ワイパブレード25の先端部25aは、ウ
インドパネル26上のA点にある。この時には前
記ワイパアーム1内のロツド4に固定されたアー
ムヘツド12は、ワイヤ17の牽引力によつて最
も短縮された位置(第1図の状態)にあり、従つ
てワイパアーム1の軸支部2aとワイパブレード
25の先端部25aまでの長さは最短となつてい
る。
は、該ワイパブレード25の先端部25aは、ウ
インドパネル26上のA点にある。この時には前
記ワイパアーム1内のロツド4に固定されたアー
ムヘツド12は、ワイヤ17の牽引力によつて最
も短縮された位置(第1図の状態)にあり、従つ
てワイパアーム1の軸支部2aとワイパブレード
25の先端部25aまでの長さは最短となつてい
る。
次に図外のワイパモータを起動してワイパアー
ム1が軸支部2aを中心として回動を開示する
と、ワイヤ17の牽引力が順次弱まるので、前記
圧縮スプリング9の付勢力によつてロツド4及び
該ロツド4に固定されたアームヘツド12が伸長
を開始する。従つてワイパブレード25の先端部
25aは、かしめピース18を中心とする回動軌
跡R1を描きながらB点に達する。この時点でロ
ツド4に突設した第3のストツパ4aがワイパア
ーム1の内壁に突設した第2のストツパ8に衝接
して、第2図に示す状態となり、ロツド4及びア
ームヘツド12の伸長が最大限となるので、ワイ
パブレード25の先端部25aのB点からC点ま
での回動軌跡R2は、ワイパアーム1の軸支部2
aを中心として描かれる。尚、回動軌跡R2を描
いている間はワイヤ17は牽引力が全く作用せ
ず、逆にワイヤ17内に遊びが生じて該ワイヤ1
7がたるむことになるが、第2図に示した如く引
張コイルスプリング15が縮小することによつて
ワイヤ17のたるみを吸収している。
ム1が軸支部2aを中心として回動を開示する
と、ワイヤ17の牽引力が順次弱まるので、前記
圧縮スプリング9の付勢力によつてロツド4及び
該ロツド4に固定されたアームヘツド12が伸長
を開始する。従つてワイパブレード25の先端部
25aは、かしめピース18を中心とする回動軌
跡R1を描きながらB点に達する。この時点でロ
ツド4に突設した第3のストツパ4aがワイパア
ーム1の内壁に突設した第2のストツパ8に衝接
して、第2図に示す状態となり、ロツド4及びア
ームヘツド12の伸長が最大限となるので、ワイ
パブレード25の先端部25aのB点からC点ま
での回動軌跡R2は、ワイパアーム1の軸支部2
aを中心として描かれる。尚、回動軌跡R2を描
いている間はワイヤ17は牽引力が全く作用せ
ず、逆にワイヤ17内に遊びが生じて該ワイヤ1
7がたるむことになるが、第2図に示した如く引
張コイルスプリング15が縮小することによつて
ワイヤ17のたるみを吸収している。
ワイパブレード25の先端部25aは、ワイパ
ブレード25の戻り時にも前記と同じ回動軌跡
R2→R1を経由して、C点→B点→A点に達する
ことは勿論である。又同時にメインワイパアーム
24のワイパブレード27は軸支部28を回動中
心として、回動軌跡R4を描いて作動しているこ
とは云うまでもない。
ブレード25の戻り時にも前記と同じ回動軌跡
R2→R1を経由して、C点→B点→A点に達する
ことは勿論である。又同時にメインワイパアーム
24のワイパブレード27は軸支部28を回動中
心として、回動軌跡R4を描いて作動しているこ
とは云うまでもない。
第3図に2点鎖線で示す回動軌跡R3は、ワイ
パブレード25の先端部25aがワイパブレード
1の軸支部2aを回動中心として回動した場合、
即ち通常のワイパブレードの動作を想定して描い
たラインである。従つて前記回動軌跡R1とR2を
結ぶラインと、回動軌跡R3とによつて囲まれた
面積Sが、本考案によつてもたらされたワイパブ
レード25の払拭面積拡大部を示している。図示
で明らかなように、ワイパアーム1が単純に回動
した際の軌跡R3に比して、ウインドパネル26
の上方部及び斜め上方部の払拭面積を広げること
ができて、運転者の視界を大きく確保することが
可能となる。
パブレード25の先端部25aがワイパブレード
1の軸支部2aを回動中心として回動した場合、
即ち通常のワイパブレードの動作を想定して描い
たラインである。従つて前記回動軌跡R1とR2を
結ぶラインと、回動軌跡R3とによつて囲まれた
面積Sが、本考案によつてもたらされたワイパブ
レード25の払拭面積拡大部を示している。図示
で明らかなように、ワイパアーム1が単純に回動
した際の軌跡R3に比して、ウインドパネル26
の上方部及び斜め上方部の払拭面積を広げること
ができて、運転者の視界を大きく確保することが
可能となる。
考案の効果
以上詳細に説明した如く、本考案に係る伸縮式
ワイパアームは、以下に記す作用効果をもたら
す。即ち、ワイパアームの停止位置ではワイヤの
牽引力によつてアームヘツドが最も短縮された位
置にある反面、ワイパアームの払拭作動が開始さ
れると、第1のスプリングによる伸長作用とアー
ムヘツドに対するワイヤの牽引力の変化に基づい
てアームヘツドをワイパアームの長手方向に沿つ
て伸長させることができる。特に第2のスプリン
グにより、ワイパアームの作動位置ではワイヤの
アームヘツドへの係合を解除してワイヤの弛みを
吸収するとともに、ワイパアームの停止位置では
ワイヤを確実にアームヘツドに係合させて該アー
ムヘツドを短縮することができる。
ワイパアームは、以下に記す作用効果をもたら
す。即ち、ワイパアームの停止位置ではワイヤの
牽引力によつてアームヘツドが最も短縮された位
置にある反面、ワイパアームの払拭作動が開始さ
れると、第1のスプリングによる伸長作用とアー
ムヘツドに対するワイヤの牽引力の変化に基づい
てアームヘツドをワイパアームの長手方向に沿つ
て伸長させることができる。特に第2のスプリン
グにより、ワイパアームの作動位置ではワイヤの
アームヘツドへの係合を解除してワイヤの弛みを
吸収するとともに、ワイパアームの停止位置では
ワイヤを確実にアームヘツドに係合させて該アー
ムヘツドを短縮することができる。
従つてウインドパネルに対する通常のワイパブ
レードの払拭範囲よりも上方部及び斜め上方部に
拡大れさた払拭範囲が得られて、運転者の視界が
大きく確保され、車両走行時の安全性を高めるこ
とができる。
レードの払拭範囲よりも上方部及び斜め上方部に
拡大れさた払拭範囲が得られて、運転者の視界が
大きく確保され、車両走行時の安全性を高めるこ
とができる。
又、ワイパアームに対するアームヘツドの伸縮
機構が簡易化されているため、製作も容易である
とともに製作コストが低廉化され、且つ装置自体
の軽量化をはかるという効果を発揮する。
機構が簡易化されているため、製作も容易である
とともに製作コストが低廉化され、且つ装置自体
の軽量化をはかるという効果を発揮する。
第1図は本考案による伸縮式ワイパアームの一
実施例を示す要部断面図、第2図は同作動状態例
を示す要部拡大断面図、第3図は本考案によつて
もたらされるワイパブレードの払拭範囲を示す概
要説明図である。 1……ワイパアーム、4……ロツド、7……第
1のストツパ、8……第2のストツパ、4a……
第3のストツパ、9……圧縮コイルスプリング
(第1のスプリング)、12……アームヘツド、1
3……突起、14……ガイド突起、15……引張
コイルスプリング(第2のスプリング)、16…
…ワイヤコネクタ、17……ワイヤ、18……か
しめピース、19……アームピース、21……ス
プリング、22……カバー、24……メインワイ
パアーム、25……ワイパブレード、26……ウ
インドパネル。
実施例を示す要部断面図、第2図は同作動状態例
を示す要部拡大断面図、第3図は本考案によつて
もたらされるワイパブレードの払拭範囲を示す概
要説明図である。 1……ワイパアーム、4……ロツド、7……第
1のストツパ、8……第2のストツパ、4a……
第3のストツパ、9……圧縮コイルスプリング
(第1のスプリング)、12……アームヘツド、1
3……突起、14……ガイド突起、15……引張
コイルスプリング(第2のスプリング)、16…
…ワイヤコネクタ、17……ワイヤ、18……か
しめピース、19……アームピース、21……ス
プリング、22……カバー、24……メインワイ
パアーム、25……ワイパブレード、26……ウ
インドパネル。
Claims (1)
- 車体側に回動自在に軸支されたワイパアーム
と、該ワイパアームの長手方向に所定長摺動自在
に装備されて、先端部がアームヘツドに固定され
たロツドと、該ロツドを伸長する方向に付勢する
第1のスプリングと、前記アームヘツドを短縮す
る方向に牽引し、前記ワイパアームの停止位置で
一端部が前記アームヘツドに係合するワイヤと、
一端部が前記ワイヤの一端部に係合されて前記ワ
イヤを伸長する方向に牽引し、前記ワイパアーム
の作動位置で前記ワイヤの前記アームヘツドへの
係合を解除する第2のスプリングとから成り、前
記ワイヤの他端部を車体パネルにおける前記ワイ
パアームの回動角の変化に応動して前記アームヘ
ツドが伸長もしくは短縮する位置に固着したこと
を特徴とする伸縮式ワイパアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986156241U JPH0518220Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986156241U JPH0518220Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6361367U JPS6361367U (ja) | 1988-04-23 |
JPH0518220Y2 true JPH0518220Y2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=31077673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986156241U Expired - Lifetime JPH0518220Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518220Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006025397B4 (de) * | 2005-06-01 | 2009-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Elektromagnetisch angetriebenes Ventil |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58157858U (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-21 | 三菱自動車工業株式会社 | ワイパ−装置 |
JPS60183656U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-05 | 三菱自動車工業株式会社 | ワイピング区域改良ワイパ |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP1986156241U patent/JPH0518220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006025397B4 (de) * | 2005-06-01 | 2009-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi | Elektromagnetisch angetriebenes Ventil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6361367U (ja) | 1988-04-23 |
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