JPH05179947A - 車両のパワープラント構造 - Google Patents
車両のパワープラント構造Info
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- JPH05179947A JPH05179947A JP36035991A JP36035991A JPH05179947A JP H05179947 A JPH05179947 A JP H05179947A JP 36035991 A JP36035991 A JP 36035991A JP 36035991 A JP36035991 A JP 36035991A JP H05179947 A JPH05179947 A JP H05179947A
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- JP
- Japan
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- drive shaft
- shaft
- pump
- oil
- oil pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/0004—Oilsumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パワープラントのコンパクト化を図るため
に、各補機をオイルパン側に配置すると共に、これらの
補機をオイルパン側に設けられた補機駆動軸により駆動
する場合に、該補機駆動軸と各補機との連結構造の簡素
化、ならびに補機駆動軸に対する各補機の組付け性の向
上を図ると共に、熱膨張時における上記補機駆動軸と補
機との相対変位に伴う両者間のこじれを防止することを
目的とする。 【構成】 クランク軸4と平行に該クランク軸4により
駆動される補機駆動軸31をオイルパン8内に配置する
と共に、該補機駆動軸31におけるオイルパン8の端面
8bから突出する突出部31bにより該端面8bに設け
られたオイルポンプ40を駆動し、更に、上記突出部3
1bの軸端部にオイルポンプ40に隣接して配置された
ウォータポンプ50の回転軸52を係合させた構成とす
る。
に、各補機をオイルパン側に配置すると共に、これらの
補機をオイルパン側に設けられた補機駆動軸により駆動
する場合に、該補機駆動軸と各補機との連結構造の簡素
化、ならびに補機駆動軸に対する各補機の組付け性の向
上を図ると共に、熱膨張時における上記補機駆動軸と補
機との相対変位に伴う両者間のこじれを防止することを
目的とする。 【構成】 クランク軸4と平行に該クランク軸4により
駆動される補機駆動軸31をオイルパン8内に配置する
と共に、該補機駆動軸31におけるオイルパン8の端面
8bから突出する突出部31bにより該端面8bに設け
られたオイルポンプ40を駆動し、更に、上記突出部3
1bの軸端部にオイルポンプ40に隣接して配置された
ウォータポンプ50の回転軸52を係合させた構成とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのクランク軸
により駆動される補機を備えた車両のパワープラント構
造に関する。
により駆動される補機を備えた車両のパワープラント構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンとこれに結合された変速機等で
なるパワープラントには、上記エンジンのクランク軸に
より駆動される発電機やオイルポンプ等の各種の補機が
装備され、これらの補機がシリンダブロックの端面側に
配置されており、このため、各補機を含めたパワープラ
ント全長が長くなる。そこで、従来よりパワープラント
の全長を抑制するために種々の配慮がなされている。例
えば、実開昭62−59729号公報によれば、オイル
パンを高強度構造部材に構成し、このオイルパンにブラ
ケットを介して各種の補機を集中的に取り付けるように
構成されており、これによれば、従来のようにエンジン
のシリンダブロックの端面側に各種の補機を配置する場
合に比べてパワープラントの全長が短縮されてコンパク
トに構成され、そのレイアウト性を向上させることがで
きる。
なるパワープラントには、上記エンジンのクランク軸に
より駆動される発電機やオイルポンプ等の各種の補機が
装備され、これらの補機がシリンダブロックの端面側に
配置されており、このため、各補機を含めたパワープラ
ント全長が長くなる。そこで、従来よりパワープラント
の全長を抑制するために種々の配慮がなされている。例
えば、実開昭62−59729号公報によれば、オイル
パンを高強度構造部材に構成し、このオイルパンにブラ
ケットを介して各種の補機を集中的に取り付けるように
構成されており、これによれば、従来のようにエンジン
のシリンダブロックの端面側に各種の補機を配置する場
合に比べてパワープラントの全長が短縮されてコンパク
トに構成され、そのレイアウト性を向上させることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にパワープラントの全長を抑制するために、各種の補機
をオイルパンの周辺に配設する場合に、オイルパン側に
クランク軸により駆動される補機駆動軸を設け、この補
機駆動軸により補機を駆動することが考えられているの
であるが、この補機駆動軸により複数の補機を同時に駆
動しようとする場合に、該補機駆動軸と各補機との連結
構造が複雑化すると共に、補機駆動軸に対する各補機の
組付けが問題となる。
にパワープラントの全長を抑制するために、各種の補機
をオイルパンの周辺に配設する場合に、オイルパン側に
クランク軸により駆動される補機駆動軸を設け、この補
機駆動軸により補機を駆動することが考えられているの
であるが、この補機駆動軸により複数の補機を同時に駆
動しようとする場合に、該補機駆動軸と各補機との連結
構造が複雑化すると共に、補機駆動軸に対する各補機の
組付けが問題となる。
【0004】また、例えばオイルポンプ等の補機をオイ
ルパンの端面に直接取り付けると共に、この補機をオイ
ルパンを貫通させた補機駆動軸により駆動することが考
えられているが、上記オイルパンはその内部に貯留され
る潤滑油の冷却性を高めるために放熱性の高いアルミニ
ウム製とされ、これに対して補機駆動軸は所要の機械的
強度を確保するために鋼製とされているのが通例であ
り、このため、上記両者の熱膨張率が異なり、エンジン
高温時にオイルパンに取り付けられた補機とこれを駆動
する補機駆動軸とが相対変位し、その両者間にこじれが
発生して円滑な作動が妨げられて補機性能が低下する虞
があった。
ルパンの端面に直接取り付けると共に、この補機をオイ
ルパンを貫通させた補機駆動軸により駆動することが考
えられているが、上記オイルパンはその内部に貯留され
る潤滑油の冷却性を高めるために放熱性の高いアルミニ
ウム製とされ、これに対して補機駆動軸は所要の機械的
強度を確保するために鋼製とされているのが通例であ
り、このため、上記両者の熱膨張率が異なり、エンジン
高温時にオイルパンに取り付けられた補機とこれを駆動
する補機駆動軸とが相対変位し、その両者間にこじれが
発生して円滑な作動が妨げられて補機性能が低下する虞
があった。
【0005】そこで本発明は、パワープラントのコンパ
クト化を図るために、各補機をオイルパン側に配置する
と共に、これらの補機をオイルパン側に設けられた補機
駆動軸により駆動する場合に、該補機駆動軸と各補機と
の連結構造の簡素化、ならびに補機駆動軸に対する各補
機の組付け性の向上を図ると共に、熱膨張時における上
記補機駆動軸と補機との相対変位に伴う両者間のこじれ
を防止することを目的とする。
クト化を図るために、各補機をオイルパン側に配置する
と共に、これらの補機をオイルパン側に設けられた補機
駆動軸により駆動する場合に、該補機駆動軸と各補機と
の連結構造の簡素化、ならびに補機駆動軸に対する各補
機の組付け性の向上を図ると共に、熱膨張時における上
記補機駆動軸と補機との相対変位に伴う両者間のこじれ
を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、エンジンのクランク軸により駆動
される補機を備えた車両のパワープラント構造におい
て、上記クランク軸と平行に該クランク軸により駆動さ
れる補機駆動軸をオイルパン内に配置し、該補機駆動軸
におけるオイルパンの端面から突出した突出部により該
オイルパンの端面に設けられたオイルポンプを駆動する
と共に、上記突出部の軸端部にオイルポンプに隣接して
配置されたウォータポンプの回転軸を係合させたことを
特徴とする。
第1発明という)は、エンジンのクランク軸により駆動
される補機を備えた車両のパワープラント構造におい
て、上記クランク軸と平行に該クランク軸により駆動さ
れる補機駆動軸をオイルパン内に配置し、該補機駆動軸
におけるオイルパンの端面から突出した突出部により該
オイルパンの端面に設けられたオイルポンプを駆動する
と共に、上記突出部の軸端部にオイルポンプに隣接して
配置されたウォータポンプの回転軸を係合させたことを
特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明におけるオイルポン
プが補機駆動軸と一体回転するポンプロータを有し、該
ポンプロータと補機駆動軸との間にその両者の軸方向へ
の相対移動を許容する許容手段を設けたことを特徴とす
る。
第2発明という)は、上記第1発明におけるオイルポン
プが補機駆動軸と一体回転するポンプロータを有し、該
ポンプロータと補機駆動軸との間にその両者の軸方向へ
の相対移動を許容する許容手段を設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】第1発明によれば、補機駆動軸におけるオイル
パンの端面より突出した突出部によりオイルポンプが駆
動されると共に、該突出部の軸端部に上記オイルポンプ
に隣接配置されたウォータポンプの回転軸が係合されて
いるので、単一の補機駆動軸によりオイルポンプとウォ
ータポンプとを同時に駆動することが可能となり、該補
機駆動軸とオイルポンプないしウォータポンプとの連結
構造が簡素化されることになる。更に、上記補機駆動軸
の突出部の軸端部側よりオイルポンプおよびウォータポ
ンプを順次装着して、その両者を補機駆動軸に対して組
み付けることが可能となり、組付け性が向上することに
なる。
パンの端面より突出した突出部によりオイルポンプが駆
動されると共に、該突出部の軸端部に上記オイルポンプ
に隣接配置されたウォータポンプの回転軸が係合されて
いるので、単一の補機駆動軸によりオイルポンプとウォ
ータポンプとを同時に駆動することが可能となり、該補
機駆動軸とオイルポンプないしウォータポンプとの連結
構造が簡素化されることになる。更に、上記補機駆動軸
の突出部の軸端部側よりオイルポンプおよびウォータポ
ンプを順次装着して、その両者を補機駆動軸に対して組
み付けることが可能となり、組付け性が向上することに
なる。
【0010】また、第2発明においては、上記オイルパ
ンの端面に設けられたオイルポンプを構成するポンプロ
ータと補機駆動軸との間に、その両者の軸方向への相対
移動を許容する許容手段が設けられているので、上記オ
イルポンプが取り付けられるオイルパンと補機駆動軸と
が熱膨率の異なる部材で構成されている場合であって
も、熱膨張時におけるポンプロータと補機駆動軸との間
の軸方向の相対移動が許容されることになり、これによ
り、その両者間にこじれが発生することがなく、常に、
オイルポンプが円滑に作動されることになって、その性
能の低下が防止される。
ンの端面に設けられたオイルポンプを構成するポンプロ
ータと補機駆動軸との間に、その両者の軸方向への相対
移動を許容する許容手段が設けられているので、上記オ
イルポンプが取り付けられるオイルパンと補機駆動軸と
が熱膨率の異なる部材で構成されている場合であって
も、熱膨張時におけるポンプロータと補機駆動軸との間
の軸方向の相対移動が許容されることになり、これによ
り、その両者間にこじれが発生することがなく、常に、
オイルポンプが円滑に作動されることになって、その性
能の低下が防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1は本実施例に係るパワープラントを車
体側方よりみた全体正面図であって、図示のように、こ
のパワープラント1は、エンジン2と変速機3とを一体
化した構造で、上記エンジン2のクランク軸4と変速機
3の出力軸5とが車幅方向に延びるように配置され、該
パワープラント1の全体が後方に傾斜された状態で横置
き配置されている。そして、上記エンジン2のシリンダ
ブロック6が、アッパブロック6aロアブロック6bと
に分割され、これらの両ブロック6a,6bが変速機3
側に延長されて該変速機3のケーシングとして兼用され
ており、上記両ブロック6a,6bの合わせ面に、クラ
ンク軸4および出力軸5の両端部が軸受支持されてい
る。更に、上記エンジン2側のアッパブロック6aの上
面には、シリンダヘッド7が固定されていると共に、ロ
アブロック6bの下面には、エンジン2側から変速機3
側にかけてオイルパン8が取り付けられており、このオ
イルパン8の一方の端面には、オイルフィルタエレメン
ト9およびサーモスタット10等が取り付けられてい
る。
体側方よりみた全体正面図であって、図示のように、こ
のパワープラント1は、エンジン2と変速機3とを一体
化した構造で、上記エンジン2のクランク軸4と変速機
3の出力軸5とが車幅方向に延びるように配置され、該
パワープラント1の全体が後方に傾斜された状態で横置
き配置されている。そして、上記エンジン2のシリンダ
ブロック6が、アッパブロック6aロアブロック6bと
に分割され、これらの両ブロック6a,6bが変速機3
側に延長されて該変速機3のケーシングとして兼用され
ており、上記両ブロック6a,6bの合わせ面に、クラ
ンク軸4および出力軸5の両端部が軸受支持されてい
る。更に、上記エンジン2側のアッパブロック6aの上
面には、シリンダヘッド7が固定されていると共に、ロ
アブロック6bの下面には、エンジン2側から変速機3
側にかけてオイルパン8が取り付けられており、このオ
イルパン8の一方の端面には、オイルフィルタエレメン
ト9およびサーモスタット10等が取り付けられてい
る。
【0013】また、上記エンジン2を構成するロアブロ
ック6bにおける車体前方の側面部に近接させてサージ
タンク11が配設されており、このサージタンク11に
接続された複数の独立吸気管12…12が湾曲状態で上
記シリンダヘッド7に接続されていると共に、上記吸気
管12…12とアッパブロック6aとに囲まれた空間1
3には、上記サージタンク11への吸気の流入量を調節
するためのスロットルバルブボディ14が配置されてい
る。
ック6bにおける車体前方の側面部に近接させてサージ
タンク11が配設されており、このサージタンク11に
接続された複数の独立吸気管12…12が湾曲状態で上
記シリンダヘッド7に接続されていると共に、上記吸気
管12…12とアッパブロック6aとに囲まれた空間1
3には、上記サージタンク11への吸気の流入量を調節
するためのスロットルバルブボディ14が配置されてい
る。
【0014】更に、上記クランク軸4の軸端部下方に空
調用のコンプレッサ15が配設されていると共に、変速
機3の出力軸5の斜め上方にはオルタネータ16が配設
されており、このオルタネータ16およびコンプレッサ
15にそれぞれ設けた被駆動プーリ17,18と上記ク
ランク軸4の軸端部に取り付けられクランクプーリ19
との間にゴム製の伝動ベルト20が張設されている。ま
た、上記コンプレッサ15およびオルタネータ16との
間には、クランクプーリ19に近接させてアイドラ21
が配設されており、このアイドラ21に上記伝動ベルト
20が巻き掛けられている。
調用のコンプレッサ15が配設されていると共に、変速
機3の出力軸5の斜め上方にはオルタネータ16が配設
されており、このオルタネータ16およびコンプレッサ
15にそれぞれ設けた被駆動プーリ17,18と上記ク
ランク軸4の軸端部に取り付けられクランクプーリ19
との間にゴム製の伝動ベルト20が張設されている。ま
た、上記コンプレッサ15およびオルタネータ16との
間には、クランクプーリ19に近接させてアイドラ21
が配設されており、このアイドラ21に上記伝動ベルト
20が巻き掛けられている。
【0015】一方、上記クランク軸4の軸端部上方に
は、伝動ベルト20の張力を自動調整するオートテンシ
ョナ22の本体部22aが配置されており、この本体部
22aに揺動自在に支持された揺動アーム22bの先端
にはガイドローラ22cが回転自在に取り付けられてい
る。そして、このオートテンショナ22は、上記クラン
ク軸4とオルタネータ16との間において、上記ガイド
ローラ22cが伝動ベルト20を下方に押圧するように
アッパブロック6aに固定されており、上記クランク軸
4が、時計回りの方向に回転する場合には、該オートテ
ンショナ22のガイドローラ22cは伝動ベルト20の
張力緩み側に配置されることになる。
は、伝動ベルト20の張力を自動調整するオートテンシ
ョナ22の本体部22aが配置されており、この本体部
22aに揺動自在に支持された揺動アーム22bの先端
にはガイドローラ22cが回転自在に取り付けられてい
る。そして、このオートテンショナ22は、上記クラン
ク軸4とオルタネータ16との間において、上記ガイド
ローラ22cが伝動ベルト20を下方に押圧するように
アッパブロック6aに固定されており、上記クランク軸
4が、時計回りの方向に回転する場合には、該オートテ
ンショナ22のガイドローラ22cは伝動ベルト20の
張力緩み側に配置されることになる。
【0016】また、上記クランク軸4にはクランクプー
リ19の内方側に位置してカム軸駆動用のクランクスプ
ロケット23が固定されていると共に、このクランクス
プロケット23とシリンダヘッド7に回転自在に軸支さ
れた第1中間スプロケット24との間には、動力伝達用
の第1チェーン25が巻き掛けられていると共に、上記
第1中間スプロケット24と一体回転する小径の第2中
間スプロケット26と、カム軸27a,27bにそれぞ
れ固設されたカム軸駆動スプロケット28a,28bと
の間には第2チェーン29が巻き掛けられている。
リ19の内方側に位置してカム軸駆動用のクランクスプ
ロケット23が固定されていると共に、このクランクス
プロケット23とシリンダヘッド7に回転自在に軸支さ
れた第1中間スプロケット24との間には、動力伝達用
の第1チェーン25が巻き掛けられていると共に、上記
第1中間スプロケット24と一体回転する小径の第2中
間スプロケット26と、カム軸27a,27bにそれぞ
れ固設されたカム軸駆動スプロケット28a,28bと
の間には第2チェーン29が巻き掛けられている。
【0017】そして、図2に示すように、上記クランク
軸4における各クランクジャーナル4a…4aがアッパ
ブロック6aとロアブロック6bとの合わせ面に回転自
在に軸受支持されていると共に、各クランクジャーナル
4aと一体に形成された複数のクランクアーム4b…4
b間には、上端にピストン(図示せず)が連結されたコ
ネクティングロッド30…30の下端が回転自在に連結
されている。
軸4における各クランクジャーナル4a…4aがアッパ
ブロック6aとロアブロック6bとの合わせ面に回転自
在に軸受支持されていると共に、各クランクジャーナル
4aと一体に形成された複数のクランクアーム4b…4
b間には、上端にピストン(図示せず)が連結されたコ
ネクティングロッド30…30の下端が回転自在に連結
されている。
【0018】一方、オイルパン8内には、上記クランク
軸4と平行に車幅方向に延びる補機駆動31が配置さ
れ、その両端部がオイルパン8の両端面8a,8bに回
転自在に支持されていると共に、該オイルパン8には支
軸32が固定され、この支軸32にパイプ状の中間軸3
3が回転自在に支承され、この中間軸33には、上記ク
ランク軸4におけるクランクアーム4bに形成された駆
動ギヤ34に噛合するアイドラギヤ35が固設されてい
る。そして、この中間軸33と補機駆動軸31との間に
は、伝動機構36が設けられ、この伝動機構36は、上
記中間軸33に固設された第1スプロケット37aおよ
び上記補機駆動軸31に固設された第2スプロケット3
7bと、両スプロケット37a,37bに連結されたチ
ェーン38とでなり、該伝動機構36により上記クラン
ク軸4の回転が補機駆動軸31に伝達されるようになっ
ている。
軸4と平行に車幅方向に延びる補機駆動31が配置さ
れ、その両端部がオイルパン8の両端面8a,8bに回
転自在に支持されていると共に、該オイルパン8には支
軸32が固定され、この支軸32にパイプ状の中間軸3
3が回転自在に支承され、この中間軸33には、上記ク
ランク軸4におけるクランクアーム4bに形成された駆
動ギヤ34に噛合するアイドラギヤ35が固設されてい
る。そして、この中間軸33と補機駆動軸31との間に
は、伝動機構36が設けられ、この伝動機構36は、上
記中間軸33に固設された第1スプロケット37aおよ
び上記補機駆動軸31に固設された第2スプロケット3
7bと、両スプロケット37a,37bに連結されたチ
ェーン38とでなり、該伝動機構36により上記クラン
ク軸4の回転が補機駆動軸31に伝達されるようになっ
ている。
【0019】そして、上記補機駆動軸31の一方の端部
側には、例えば、パワーステアリング用オイルポンプ3
9が配置され、このオイルポンプ39の回転軸39aの
端部に形成された角軸部39bが、補機駆動軸31の端
部に形成された角形状の凹部31aに挿通嵌合されてい
る。更に、上記オイルパン8の他方の端面8bには、そ
の端面8bより突出した補機駆動軸31の突出部31b
により駆動されるエンジン潤滑用のオイルポンプ40が
取り付けられていると共に、該オイルポンプ40に隣接
して上記サーモスタット10に連通されたウォータポン
プ50が配置されている。
側には、例えば、パワーステアリング用オイルポンプ3
9が配置され、このオイルポンプ39の回転軸39aの
端部に形成された角軸部39bが、補機駆動軸31の端
部に形成された角形状の凹部31aに挿通嵌合されてい
る。更に、上記オイルパン8の他方の端面8bには、そ
の端面8bより突出した補機駆動軸31の突出部31b
により駆動されるエンジン潤滑用のオイルポンプ40が
取り付けられていると共に、該オイルポンプ40に隣接
して上記サーモスタット10に連通されたウォータポン
プ50が配置されている。
【0020】次に、本実施例の特徴部分である上記オイ
ルポンプ40およびウォータポンプ50と補機駆動軸3
1との連結構造について詳しく説明すると、図2および
図3に拡大して示すように、上記オイルポンプ40は、
オイルパンの端面8bとこれに固定された蓋部材41a
とによりポンプケーシング41が構成されていると共
に、該ケーシング41内に回転自在に支持されたギヤ部
材42と、同じくケーシング41内に回転自在に設けら
れて上記ギヤ部材42に噛合するギヤ部が外周面に形成
されたポンプロータ43とでなるギヤポンプとされ、上
記ポンプロータ43の軸芯部と補機駆動軸31における
突出部31bの外周部との間には、スプライン44が形
成されており、その両者がスプライン嵌合されている。
ルポンプ40およびウォータポンプ50と補機駆動軸3
1との連結構造について詳しく説明すると、図2および
図3に拡大して示すように、上記オイルポンプ40は、
オイルパンの端面8bとこれに固定された蓋部材41a
とによりポンプケーシング41が構成されていると共
に、該ケーシング41内に回転自在に支持されたギヤ部
材42と、同じくケーシング41内に回転自在に設けら
れて上記ギヤ部材42に噛合するギヤ部が外周面に形成
されたポンプロータ43とでなるギヤポンプとされ、上
記ポンプロータ43の軸芯部と補機駆動軸31における
突出部31bの外周部との間には、スプライン44が形
成されており、その両者がスプライン嵌合されている。
【0021】また、上記ウォータポンプ50のケーシン
グ51の一部に筒状部51aが形成され、この筒状部5
1aが上記オイルポンプ40の蓋部材41aの端面に外
嵌されていると共に、この筒状部51a内に回転自在に
支持された回転軸52の端部が、上記補機駆動軸31に
おける突出部31bの軸端部に係合されている。そし
て、上記ケーシング51の上端部が上記オイルパン8の
突出部8cに固定され、この突出部8cにはケーシング
51内に連通された冷却水通路53が形成されており、
この冷却水通路53からの冷却水が図示しないパイプを
介してエンジン側に供給されるようになっている。
グ51の一部に筒状部51aが形成され、この筒状部5
1aが上記オイルポンプ40の蓋部材41aの端面に外
嵌されていると共に、この筒状部51a内に回転自在に
支持された回転軸52の端部が、上記補機駆動軸31に
おける突出部31bの軸端部に係合されている。そし
て、上記ケーシング51の上端部が上記オイルパン8の
突出部8cに固定され、この突出部8cにはケーシング
51内に連通された冷却水通路53が形成されており、
この冷却水通路53からの冷却水が図示しないパイプを
介してエンジン側に供給されるようになっている。
【0022】上記の構成によれば、補機駆動軸31にお
けるオイルパン8の端面8bより突出した突出部31b
によりオイルポンプ40が駆動されると共に、該突出部
31bの軸端部に上記オイルポンプ40に隣接配置され
たウォータポンプ50の回転軸52が係合されているの
で、単一の補機駆動軸31によりオイルポンプ40とウ
ォータポンプ50とを同時に駆動することが可能とな
り、該補機駆動軸31とオイルポンプ40ないしウォー
タポンプ50との連結構造が簡素化されることになる。
更に、上記補機駆動軸31の突出部31bの軸端部側よ
りオイルポンプ40およびウォータポンプ50を順次装
着して、その両者を補機駆動軸31に対して組み付ける
ことが可能となり、組付け性が向上することになる。
けるオイルパン8の端面8bより突出した突出部31b
によりオイルポンプ40が駆動されると共に、該突出部
31bの軸端部に上記オイルポンプ40に隣接配置され
たウォータポンプ50の回転軸52が係合されているの
で、単一の補機駆動軸31によりオイルポンプ40とウ
ォータポンプ50とを同時に駆動することが可能とな
り、該補機駆動軸31とオイルポンプ40ないしウォー
タポンプ50との連結構造が簡素化されることになる。
更に、上記補機駆動軸31の突出部31bの軸端部側よ
りオイルポンプ40およびウォータポンプ50を順次装
着して、その両者を補機駆動軸31に対して組み付ける
ことが可能となり、組付け性が向上することになる。
【0023】更に、上記オイルパン8の端面8bに設け
られたオイルポンプ40を構成するポンプロータ43と
補機駆動軸31とが、その両者の軸方向への相対移動を
許容するスプライン44により連結されているので、上
記オイルポンプ40が取り付けられるオイルパン8と補
機駆動軸31とが熱膨率の異なる部材で構成されている
場合であっても、熱膨張時におけるポンプロータ43と
補機駆動軸31との間の軸方向の相対移動が許容される
ことになり、これにより、その両者間にこじれが発生す
ることがなく、常に、オイルポンプ40が円滑に作動さ
れることになって、その性能の低下を防止することがで
きる。
られたオイルポンプ40を構成するポンプロータ43と
補機駆動軸31とが、その両者の軸方向への相対移動を
許容するスプライン44により連結されているので、上
記オイルポンプ40が取り付けられるオイルパン8と補
機駆動軸31とが熱膨率の異なる部材で構成されている
場合であっても、熱膨張時におけるポンプロータ43と
補機駆動軸31との間の軸方向の相対移動が許容される
ことになり、これにより、その両者間にこじれが発生す
ることがなく、常に、オイルポンプ40が円滑に作動さ
れることになって、その性能の低下を防止することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、第1発明によれば、補機
駆動軸におけるオイルパンの端面より突出した突出部に
よりオイルポンプが駆動されると共に、該突出部の軸端
部に上記オイルポンプに隣接配置されたウォータポンプ
の回転軸が係合されているので、単一の補機駆動軸によ
りオイルポンプとウォータポンプとを同時に駆動するこ
とが可能となり、該補機駆動軸とオイルポンプないしウ
ォータポンプとの連結構造が簡素化されることになる。
更に、上記補機駆動軸の突出部の軸端部側よりオイルポ
ンプおよびウォータポンプを順次装着して、その両者を
補機駆動軸に対して組み付けることが可能となり、組付
け性が向上することになる。
駆動軸におけるオイルパンの端面より突出した突出部に
よりオイルポンプが駆動されると共に、該突出部の軸端
部に上記オイルポンプに隣接配置されたウォータポンプ
の回転軸が係合されているので、単一の補機駆動軸によ
りオイルポンプとウォータポンプとを同時に駆動するこ
とが可能となり、該補機駆動軸とオイルポンプないしウ
ォータポンプとの連結構造が簡素化されることになる。
更に、上記補機駆動軸の突出部の軸端部側よりオイルポ
ンプおよびウォータポンプを順次装着して、その両者を
補機駆動軸に対して組み付けることが可能となり、組付
け性が向上することになる。
【0025】また、第2発明によれば、上記オイルパン
の端面に設けられたオイルポンプを構成するポンプロー
タと補機駆動軸との間に、その両者の軸方向への相対移
動を許容する許容手段が設けられているので、上記オイ
ルポンプが取り付けられるオイルパンと補機駆動軸とが
熱膨率の異なる部材で構成されている場合であっても、
熱膨張時におけるポンプロータと補機駆動軸との間の軸
方向の相対移動が許容されることになり、これにより、
その両者間にこじれが発生することがなく、常に、オイ
ルポンプが円滑に作動されることになって、その性能の
低下を防止することができる。
の端面に設けられたオイルポンプを構成するポンプロー
タと補機駆動軸との間に、その両者の軸方向への相対移
動を許容する許容手段が設けられているので、上記オイ
ルポンプが取り付けられるオイルパンと補機駆動軸とが
熱膨率の異なる部材で構成されている場合であっても、
熱膨張時におけるポンプロータと補機駆動軸との間の軸
方向の相対移動が許容されることになり、これにより、
その両者間にこじれが発生することがなく、常に、オイ
ルポンプが円滑に作動されることになって、その性能の
低下を防止することができる。
【図1】 本発明に係る車両のパワープラント構造の一
実施例としてのパワープラントを車体側部よりみた全体
正面図。
実施例としてのパワープラントを車体側部よりみた全体
正面図。
【図2】 図1におけるA−A線に沿ってみたパワープ
ラントの要部拡大断面図。
ラントの要部拡大断面図。
【図3】 オイルポンプおよびウォータポンプと補機駆
動軸との連結部の構造を示す要部拡大断面図。
動軸との連結部の構造を示す要部拡大断面図。
1 パワープラント 2 エンジン 4 クランク軸 8 オイルパン 31 補機駆動軸 31b 突出部 40 エンジン潤滑用オイルポンプ 44 スプライン 50 ウォータポンプ 52 回転軸
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンのクランク軸により駆動される
補機を備えた車両のパワープラント構造であって、上記
クランク軸と平行に該クランク軸により駆動される補機
駆動軸がオイルパン内に配置され、該補機駆動軸におけ
るオイルパンの端面から突出した突出部により該オイル
パンの端面に設けられたオイルポンプが駆動されると共
に、上記突出部の軸端部にオイルポンプに隣接して配置
されたウォータポンプの回転軸が係合されていることを
特徴とする車両のパワープラント構造。 - 【請求項2】 オイルポンプが補機駆動軸と一体回転す
るポンプロータを有し、該ポンプロータと補機駆動軸と
の間にその両者の軸方向への相対移動を許容する許容手
段を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両のパワ
ープラント構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36035991A JPH05179947A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 車両のパワープラント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36035991A JPH05179947A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 車両のパワープラント構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05179947A true JPH05179947A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18469067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36035991A Pending JPH05179947A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 車両のパワープラント構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05179947A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1526259A3 (en) * | 2003-10-21 | 2008-04-16 | Aichi Machine Industry Co., Ltd. | Oil pan structure |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP36035991A patent/JPH05179947A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1526259A3 (en) * | 2003-10-21 | 2008-04-16 | Aichi Machine Industry Co., Ltd. | Oil pan structure |
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