JPH0517943B2 - - Google Patents

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JPH0517943B2
JPH0517943B2 JP11958384A JP11958384A JPH0517943B2 JP H0517943 B2 JPH0517943 B2 JP H0517943B2 JP 11958384 A JP11958384 A JP 11958384A JP 11958384 A JP11958384 A JP 11958384A JP H0517943 B2 JPH0517943 B2 JP H0517943B2
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JP
Japan
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pigment
parts
water
ether
dispersed
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP11958384A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60262861A (ja
Inventor
Koichi Abe
Toshuki Miki
Kazuo Maekawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Color Works Ltd
Original Assignee
Sanyo Color Works Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Color Works Ltd filed Critical Sanyo Color Works Ltd
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Publication of JPH0517943B2 publication Critical patent/JPH0517943B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は水性ビヒクル、例えば水性インキ、水
性塗料などに対して、高度の分散性を有する顔料
調製物に係わるものであつて、少量の親水性分散
剤を微粒子有機顔料の表面上に被覆・吸着せしめ
ることによつて、簡単な摩砕か、機械的な撹拌の
みで、容易に水性ビヒクル中に分散させることの
できる高濃度有機顔料含有の微粒子易分散性顔料
調製物である。 〔従来技術〕 従来から、機械的な攪拌によつて水性ビヒクル
中に分散する顔料調製物は色々と試みられてはい
るが、普通有機顔料では顔料含有量が80重量%な
どとかなり少ない含量であり、比表面積の少ない
体質顔料例えば、沈降性硫酸バリウムなどを配合
して顔料含有量の増加をしている場合もある。 又顔料調製物中の分散剤として、アリカリ可溶
性樹脂(例えば、高分子カルボン酸系)や界面活
性剤などが用いられているが、水性ビヒクルに配
合使用される際には、分散効果、発泡性、増粘性
などの点で好ましくない結果が生じるのが普通で
ある。特に配合、分散時の作業効率増大のためと
か、最終調製前の高濃度顔料分散体(ベースカラ
ー)調製のために、水性ビヒクルに対する顔料調
製物の配合量を増加した場合(例えば、配合分散
時の水性ビヒクル/顔料調製物の比を、従来の
9/1〜7/3から6/4〜5/5へと増加した
場合)では、上記の欠陥が顕著に現われるもので
ある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者は親水性分散剤として、水性ビヒクル
へのすぐれた湿潤性、抑泡性、非増粘性などの特
性を有する1,1,4,4−テトラアルキル−2
−ブチン−1,4−ジオール・ジ〔ポリオキシエ
チレン〕エーテルに注目し、水性ビヒクルへ顔料
粉末と上記親水性分散剤の併用添加、又は顔料粉
末と分散時との単なる機械的配合混合物の添加な
ど試みたが期待の分散効果はほとんど認められ
ず、上記分散剤を使用しない場合と比べて顔料の
分散性に大きな変化はみられなかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 しかるに、顔料の水ペーストもしくは顔料スラ
リーと上記分散剤か又は顔料粉体、水及び上記分
散剤を分散機を用いて顔料を微細に分散して均質
な混合物とした後、乾燥・粉砕することなどによ
り上記親水性分散剤を微粒子有機顔料の表面上に
被覆・吸着せしめることによつて、上記分散剤が
たとえ少量であつても顕著な分散効果を発揮しう
ることを見出したもので、本発明は微粒子有機顔
料の表面に予め平均分子量200〜3900、エチレン
オキサイド含量50〜90重量%の1,1,4,4−
テトラアルキル−2−ブチン−1,4−ジオー
ル・ジ〔ポリオキシエチレン〕エーテルを2〜15
重量%被覆吸着せしめたことを特徴とする易分散
性顔料調製物である。 本発明において使用する親水性分散剤としては
エチレンオキサイド含量が50〜90重量%であり、
更にアルキル基が1〜4の炭素数を有するアルキ
ル基であるものが好ましく、例えば1,4−ジイ
ソブチル、1,4−ジメチル−2−ブチン−1,
4−ジオール・ジ〔ポリオキシエチレン〕エーテ
ルがあげられ、そのエチレンオキサイドの含有割
合は好ましくは60〜85重量%である。この割合は
少なすぎても、多すぎても顔料調製物の分散効果
が少となり不都合である。 顔料としてはアゾ系、フタロシアニン系、ジオ
キサジン系などの有機顔料があげられる。 本発明の顔料調製物を製造するには、本発明の
親水性分散剤を微粒子有機顔料の表面上に被覆・
吸着せしめることが特に重要であり、例えば顔料
の水ペーストもしくは顔料スラリーと本発明の親
水性分散剤か又は顔料粉体、水及び本発明の親水
性分散剤を配合して、サンドグラインダー、ボー
ルミル、三本ロールミル、高速攪拌機(例えば、
デイゾルバー)等の分散機で、顔料粒子を一次粒
子に近い微粒子(例えば5μ以下、好ましくは0.5μ
以下)にまで分散し、均質な分散混合物とした
後、そのまま乾燥・粉砕することにより得られ
る。又場合によつては均質な分散混合物を50℃以
上の温度(本発明の親水性分散剤の曇点例えば65
℃)で、過・水洗の後、乾燥・粉砕することに
よつても得ることができる。 本発明における親水性分散剤の含有量は2〜15
重量%であり、好ましくは3〜6重量%である。
顔料合成時や顔料粒子調整時に、粒子径コントロ
ールのためとか、用途適性付与のためなどに用い
られた他の分散剤(例えばアルカリ可溶性樹脂)
や界面活性剤などが顔料中に含まれていても、そ
れが少量であれば特に悪影響はない。 又本発明の顔料調製物における含水率も10%程
度以内なら、水性ビヒクルとの湿潤スピードを低
下さすことなく、分散性を阻害することはない。 〔作用〕 本発明に係る顔料調製物では有機顔料含有量94
〜97重量%の調製物においてさえも水性ビヒクル
中に添加した場合、簡単な摩砕か又は機械的な攪
拌のみで分散可能であり、特に水性ビヒクルに対
する顔料調製物の配合量を増加した場合において
も、すぐれた分散性と湿潤性、非増粘性、抑泡性
などの好ましい結果を示すものである。 次に実施例をあげ、その効果を述べるが、例中
部および百分率は重量基準を示す。 〔実施例及び比較例〕 実施例 1 C.Iピグメント レツド48:1 97部と1,4
−ジイソブチル、1,4−ジメチル−2−ブチン
−1,4−ジオール・ジ〔ポリオキシエチレン〕
エーテル(エチレンオキサイドの含有割合85%)
3部と水300部とを配合し、サンドグラインダー
にて1時間分散後、そのまま乾燥・粉砕して本発
明顔料調製物を得る。 実施例 1−a 上記本発明顔料調製物30部をPH8.5の水性イン
キビヒクル(スチレンマレイン酸系)30部に加
え、高速攪拌機にて2000rpm1時間攪拌した後水
性インキビヒクル40部を追加し、更に5分間攪拌
したところ均一微細に分散した。この分散体を更
にボールミル中で1時間分散しても、白色インキ
に混合した際の着色力に変化はみられなかつた。 実施例 1−b 実施例1−aにおける高速攪拌機にて
2000rpm1時間の代わりに、ボールミルにて1時
間分散したところ均一微細に分散した。この分散
体を更に15時間分散しても、白色インキに混合し
た際の着色力に変化はみられなかつた。又実施例
1−aで得られた結果と品質的な差異は認められ
なかつた。 比較例 1 C.I.ピグメント レツド48:1 29.1部と1,
4−ジイソブチル、1,4−ジメチル−2−ブチ
ン−1,4−ジオール・ジ〔ポリオキシエチレ
ン〕エーテル(エチレンオキサイドの含有割合85
%)0.9部を水性インキビヒクル30部に加え、8
時間ボールミリングした後、水性インキビヒクル
40部を追加し更に30分間分散して、実施例1と同
一組成の水性インキを得た。 比較例 2−a 比較例1における1,4−ジイソブチル、1,
4−ジメチル−2−ブチン−1,4−ジオール・
ジ〔ポリオキシエチレン〕エーテル0.9部を使用
しない以外は、比較例1と同じ方法で水性インキ
を調製した。 比較例 2−b 比較例2−aにおいてボールミル8時間分散す
る代わりに、15時間分散する以外は比較例2−a
と同じ方法で水性インキを調製した。 比較例 3−a 実施例1における1,4−ジイソブチル、1,
4−ジメチル−2−ブチン−1,4−ジオール・
ジ〔ポリオキシエチレン〕エーテル3部の代わり
に、ポリエチレングリコール・ノニルフエニルエ
ーテル(HLB=16)3部を加える以外は、実施
例1と同様にして顔料調製物を調製した。水性イ
ンキの調製は実施例1−aと同一である。 実施例 3−b 比較例3−aにおいてポリエチレングリコー
ル、ノニルフエニルエーテル3部の代わりに、水
溶性アクリル共重合樹脂(酸価180、融点110℃)
のアンモニア水溶解液(樹脂分40%)7.5部を加
えた以外は比較例3−aと同一処方である。 実施例及び比較例から得られた水性インキを、
インキの粘度、発泡性及びインキ被膜の光沢、着
色力などについて比較した場合を次表に示す。次
表より明らかな如く本発明の顔料調製物の方がす
ぐれた結果を示した。
【表】 実施例 2 C.Iピグメント ブルー15:3 94部を含む水
ペーストに、1,4−ジイソブチル−2−ブチン
−1,4−ジオール・ジ〔ポリオキシエチレン〕
エーテル(エチレンオキサイドの含有割合65%)
6部を加え、高速攪拌機2000rpmで1時間分散し
た後、そのまま乾燥・粉砕して本発明顔料調製物
を得る。 上記本発明顔料調製物5部を、ホームペイント
用市販の合成樹脂白色エマルジヨン塗料95部に加
え、高速攪拌機500rpmで20分間攪拌したところ
均一に分散し、塗装において刷目を生じることは
なかつた。又この塗料液を更にボールミルで5時
間分散しても色相にほとんど変化なく、攪拌にお
いて充分に顔料が分散していると判断された。 〔発明の効果〕 本発明はかかる顔料調製物は従来の顔料調製物
にはみられなかつた高い顔料含有率にもかかわら
ず、すぐれた分散性を示すという効果を有するも
のである。従つて高濃度顔料(ベースカラー)の
調製がきわめて容易にできるという効果を示すも
のである。更に水性ビヒクルに添加した場合粘度
の上昇が少なく、発泡現象も非常に少ないという
効果を示すものである。特に水性インキに応用し
た場合上記効果と共にインキ被膜の光沢、着色力
においてすぐれた効果を示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 微粒子有機顔料の表面に予め平均分子量200
    〜3900、エチレンオキサイド含量50〜90重量%の
    1,1,4,4−テトラアルキル−2−ブチン−
    1,4−ジオール・ジ〔ポリオキシエチレン〕エ
    ーテルを2〜15重量%被覆吸着せしめたことを特
    徴とする易分散性顔料調製物。
JP59119583A 1984-06-11 1984-06-11 易分散性顔料調製物 Granted JPS60262861A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59119583A JPS60262861A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 易分散性顔料調製物

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JP59119583A JPS60262861A (ja) 1984-06-11 1984-06-11 易分散性顔料調製物

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JPS60262861A JPS60262861A (ja) 1985-12-26
JPH0517943B2 true JPH0517943B2 (ja) 1993-03-10

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WO2015115432A1 (ja) 2014-01-29 2015-08-06 オムロン株式会社 品質管理装置および品質管理装置の制御方法

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