JPH05178895A - シクロヘキサペプチド化合物 - Google Patents

シクロヘキサペプチド化合物

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JPH05178895A
JPH05178895A JP3216759A JP21675991A JPH05178895A JP H05178895 A JPH05178895 A JP H05178895A JP 3216759 A JP3216759 A JP 3216759A JP 21675991 A JP21675991 A JP 21675991A JP H05178895 A JPH05178895 A JP H05178895A
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    • C07K7/56Cyclic peptides containing at least one abnormal peptide link with at least one abnormal peptide link in the ring the cyclisation not occurring through 2,4-diamino-butanoic acid
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    • A61P31/10Antimycotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化5】 のシクロヘキサペプチド及びその酸付加塩。 【効果】 抗微生物活性を有する新しい半合成化合物の
製造のための中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は構造式
【化3】 で表わすことのできるシクロヘキサペプチド塩基及びそ
の酸付加塩に関する。この化合物は抗真菌特性をもつ半
合成化合物の製造における有用な中間物質である。この
シクロヘキサペプチドは1−(4,5−ジヒドロキシ−
L−オルニチン)−5−(3−ヒドロキシ−L−グルタ
ミン)−6−(3−ヒドロキシ−L−プロリン)エキノ
カンジンB(以後、化合物1と呼ぶ)と命名し得る。化
合物Iの実験式は C34H50N8O16であり、分子量は826
である。
【0002】化合物Iは酸付加塩類の形態で保存でき
る。塩を形成する代表的な酸には、塩酸、臭化水素酸、
ヨウ化水素酸、硫酸、リン酸、酢酸、安息香酸、スルフ
ァミン酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、
アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、フマル酸、パル
ミチン酸、コール酸、パモ酸、粘液酸、D−グルタミン
酸、D−ショウノウ酸、グルタル酸、フタル酸、ラウリ
ン酸、ステアリン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、
ベンゼンスルホン酸、ソルビン酸、ピクリン酸、ケイ皮
酸等が含まれる。化合物Iとその塩は抗真菌特性を持つ
半合成化合物の製造における中間物質として役立つ。
【0003】本発明のもう1つの対象は、構造式(II)
【化4】 を有し、以後化合物IIと呼ばれる化合物の脱アシル化に
より、上記シクロヘキサペプチド塩基化合物Iを得る方
法である。
【0004】以下に述べる化合物IIの製造については、
1989年6月30日提出の出願S.N.374,41
6号、1990年3月12日提出の出願S.N.第49
2,025号及び1990年3月12日提出のS.N.
第492,026号(Attorney Docket No. 1808
2)により詳細に説明されかつ特許請求の範囲に記載さ
れており、そこに開示されている製造法、分離法及び特
性は、それらを参照することによりその内容をここに組
入れたものとする。
【0005】化合物Iは、水性培地、すなわちバッファ
溶液中の、ジメチルスルホキシドによって可溶化した化
合物IIを、アクチノプラーネス科(Actinoplanaceae)又
はシュードモナス科(Pseudomondaceae)の微生物、ある
いは組みかえDNA技術により脱アシル化酵素を産生す
るようにした微生物より得られる、もしくはそれらの処
置しない細胞内に存在する脱アシル化酵素で処理するこ
とによって製造することができる。脱アシル化はカンデ
ィダ・アルビカンス(Candida albicans) アッセイ又は
高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)によってモニ
ターすることができるので、基質(化合物II)の抗カン
ディダ活性の消滅又は生成物(化合物I)の出現を示標
として、脱アシル化が完了するまで反応を継続すること
ができる。
【0006】その後化合物Iは、得られた発酵ブロスを
遠心し、上澄を回収し、そして「ダイヤイオン」HP−
20又はSP−207樹脂(それぞれスチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合体と臭化スチレン−ジビニルベンゼン
共重合体である。三菱化成KK)にその上澄を通してカ
ラムに化合物Iを保持し、その後まず脱イオン水でカラ
ムを洗浄した後、メタノールで溶離して溶離液中に化合
物Iを回収することによって、得られた発酵ブロスより
単離できる。溶離したフラクションをまとめてから濃縮
して未精製の化合物Iを得る。これを、以下によりくわ
しく述べる陽イオン交換HPLCによってさらに精製す
ることができる。
【0007】活性化した適当な脂肪酸エステルによって
アシル化した場合、溶離物質はカンディダ・アルビカン
ス(Candida albicans) 及び他の真菌類に対し活性のあ
る化合物に転換される。このように、本発明の生成物は
抗真菌剤の製造における中間物質として有用である。こ
れらの薬剤の製造及び特性については1990年3月1
2日の出願S.N.492,012号が主題としてい
る。
【0008】出発物質の製造 脱アシル化の出発物質である化合物IIは、ザレビオン
アルボリコラ(Zalerion arboricola)ATCC2086
8又はその突然変異体を栄養培地で化合物IIが生成され
るまで培養し、その後メタノールで菌子体又はブロス全
体のいずれかを抽出することで化合物IIを栄養培地から
回収し、抽出物から溶媒をとりのぞいて残留物をとり出
し、そしてその後残留物を適当な溶媒に溶解してクロマ
トグラフィーによって分離して溶離液中の化合物IIを回
収することによって得ることができる。
【0009】ザレビオン アルボリコラ(Zalevion arb
oricola)ATCC20868については上記出願S.
N.374,416号及びS.N.第492,025号
に説明されており、それらの開示は、それらを参照する
ことによりここにその内容を組入れたこととする。それ
は、American Type Culture Collection(12301 Parkla
wn Drive, Rockville, MD 20852 )から入手できる。特
別な突然変異体Z.アルボリコラ(Z. arboricola)AT
CC20957が出発物質である化合物IIを選択的に得
るのにとりわけ有用であることがわかっている。この突
然変異体及び化合物IIの生成と分離におけるその使用法
については、出願S.N.492,024が主題として
いる。これらの出願の教示は、それらを参照することに
よりその内容をここに組入れたものとする。化合物IIの
生成に有用な栄養培地は、炭素、窒素及び無機塩類を供
給するものである。炭素の供給源はグリセリン、糖類、
糖アルコール、デンプン、炭化水素誘導体であってもよ
く、またオート麦粉、トウモロコシ粉、キビ等の複合栄
養物でもよい。窒素の供給源はアンモニウム塩、又はグ
リシン、トレオニン、メチオニン等のアミノ酸でもよい
し、又イーストの加水分解物、イースト抽出物、コーン
スティープリカー、粉末綿実粕等の複合供給源でもよ
い。無機栄養は、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシ
ウム塩、リン酸塩、塩酸塩、炭酸塩等の通常の塩、及び
トレース金属として供給される。とくに重要な塩はアン
モニウム塩及び一塩基性のカリウムリン酸塩である。
【0010】出発物質である化合物IIの製造を実施する
際には、発酵用培地に、冷凍した栄養培地菌子体又は
Z.アルボリコラのかんてん傾斜培地から通常の方法で
用意した培養成長物を接種して、この発酵生成用培地を
3日ないし30日間、振とうしながら又は振とうせずに
約20℃〜40℃の範囲の温度で、約5.0〜8.5の範囲
のpHでインキュベートする。培養期が終りに、発酵を固
形培地で行なった場合には培地に、又液体培地で行なっ
た場合には全ブロスに、アルカノールを加えて活性成分
を回収する。水性アルカノール溶液を濾過して固形不純
物をとりのぞいた後に、「ダイヤイオン」HP−20又
は同様のスチレン−ジビニルベンゼン共重合体に吸着さ
せて、その後100%アルカノールで溶離する。この操
作をくりかえしてもよい。そして分離した未精製の混合
物をシリカゲル等の非イオン樹脂を有する通常のカラム
クロマトグラフィーを用いて、又は逆相樹脂を用いた高
性能液体クロマトグラフィーもしくはその両者を組み合
わせたものによって、クロマトグラフィーによる分離に
かける。シリカゲルを用いた場合にはエステル/アルコ
ール混合物がよい分離をもたらし、デキストラン吸着剤
を用いた場合にはクロロ炭化水素/炭化水素/アルコー
ル系が役立つ。抗生物性化合物IIを含むフラクションは
カンディダ・アルビカンス(Candida albicans) を用い
た抗真菌アッセイ又は前もって決定された基準と対照す
る分析HPLCによって検出される。活性を示すフラク
ションをまとめて濃縮し、未精製の化合物IIを得る。こ
れをさらにクロマトグラフィー等の通常の技術を用いて
精製してもよい。化合物IIを酵素脱アシル反応に先だっ
て滅菌するのが望ましいが一般にこれは必要ではない。
化合物IIはこの脱アシル化の工程において基質であるの
で、この工程を論ずる際には化合物IIを単に基質と呼
ぶ。化合物IIの生成及び単離の詳細については、前記出
願中に記載されているが、それらの教示は、ここにそれ
らを参照することにより、それらの内容をここに組入れ
たものとする。
【0011】脱アシル化 A.脱アシル化酵素 脱アシル化に有用な酵素はアクチノプラーネス科(Acti
noplanaceae)及びシュードモナス科(Pseudomondaceae)
のある種の微生物によって産生される。シュードモナス
科(Pseudomondaceae)の微生物とくにP.アシドボラン
ス(Pseudomomas acidovorans)及びP.ディミヌタ(Ps
eudomomas diminuta) が好ましい。
【0012】アクチノプラーネス科(Actinoplanaceae)
の酵素はペニシリンの脱アシル化に用いる米国特許第
3,150,059号記載の酵素あるいは米国特許第
4,299,763号記載の酵素と同じものであり得
る。用いることのできるアクチノプラーネス科(Actino
planaceae)の種及び変種のうちには、A.フィリピネン
シス(Actinoplanes philippinensis)、A.アルメニア
クス(Actinoplanes armeniacus)、A.ウタヘンシス
(Actinoplanes utahensis) 、及びA.ミズ−リンシス
(Actinoplanes missouriensis) ;スピリロスポラ ア
ルビダ(Spirillosporaalbida) ;ストレプトスポラン
ギウム ロゼウム(Streptosporiangium roseum)、S.
ブルガレ(Streptosporangium vulgre) 、ストレプトス
ポランギウム ロゼウムの変種のホランデンシス(holl
andensis) 、S.アルブム(Streptosporangium albu
m)、S.ビリジアルブム(Streptosporangium viridial
bum)、アモルスポランギウム ラリエラ レグラリス
(Amorphosporangium lariella regularis) 、アンプラ
リエラ カンパヌラタ(Ampullariella campanulata)、
A.ロバータ(Ampullariella lobata) 、A.ジギター
タ(Ampullariella digitata) ;ピリメリア テレバサ
(Pilimelia terevasa) 、P.アヌラタ(Pilimelia an
ulata);プラノモノスポラ・パロントスポラ(Planomon
ospora parontospora)、P.ベネズエレンシス(Planom
onospora venezuelensis) 、プラノビスポラ ロンギス
ポラ(Planobispora longispora);P.ロゼア(Planob
ispora rosea) ;ダクチロスポランギウム アウランチ
アクム(Dactylosporangium aurantiacum)及びD.タイ
レンデンセ(Dactylosporangium thailendense) があ
る。
【0013】有用なアクチノプラーネス科(Actinoplan
aceae)又はシュードモナス科(Pseudomondaceae)の種の
培養菌株は前記住所のAmerican Type Culture Collecti
onから入手できる。酵素の生成に好ましい代表的な培養
はP.アシドボランス(P. acidovorans) であるが、こ
れははじめ American Type Culture Collection からA
TCC11299Bとして得られて、Merck & Co. (Rah
way, N. J.) の培養コレクション中にMB3744とし
て維持されている。MB3744のサンプルはブタペス
ト条約にもとづく寄託のために、American Yype Cultur
e Collectionに再提出してあり、アクセスナンバーAT
CC53942が付されている。
【0014】この培養菌の形態学的な、及び培養菌株特
徴は以下のようである:およそ0.8〜1.0μm×3.0〜
4.0μmのグラム陰性好機性桿菌である。成育は25〜
37℃のトリプチケースソイ寒天培地上で生じる。コロ
ニーは不透明で完全な周縁と光沢表面を持った突状であ
る。コロニーはバター状構造をもつ。色素を全く見られ
ない。MacConkey 寒天培地上の成育も観察されている。
【0015】この種の生化学的特徴は以下のようであ
る:オキシダーゼ陽性。ゼラチンを加水分解し、硝酸塩
を亜硝酸塩に還元する。成育は硫酸アンモニウムの存在
下に以下の炭素供給源の同化により生ずる:D−グルコ
ン酸塩、カプリン酸塩、アジピン酸塩及びマレイン酸
塩、D−マンニトール及びフェニル酢酸塩である。
【0016】この分野を専門とする者には明らかなよう
に、酵素を産する微生物は変異をしやすい。たとえば、
これらの菌株の人工的な変異体及び突然変異体は、紫外
線、X線、高周波、放射線及び化学物質等の様々な既知
の変異源を処理することによって得られる。酵素を産生
するシュードモナス科(Pseudomondacea) 、アクチノプ
ラーネス科(Actinoplanaceae)の天然及び人工的なすべ
ての変異体及び突然変異体を本発明に用いることができ
【0017】この酵素は、産生生物の成育に十分な条件
下で産生される。アクチノプラーネス科(Actinoplanac
ea) によってこの条件は、一般的には振とう及び通気を
しつつ25℃〜30℃の範囲の温度でpHがおよそ5.0
ないし8.0の間にあることである。培地は(a)スク
ロース、グルコール、グリセリン等の資化性の炭素供給
源;(b)ペプトン尿素、硫酸アンモニウム等の窒素供
給源;(c)可溶性リン酸塩等のリン酸塩供給源;そし
て(d)微生物の成育をうながすのに効果があることが
一般に知られている無機塩類を含んでいなければならな
い。有効量の酵素は一般に、成育サイクルの開始後およ
そ40ないし60時間で得られ、効果的な成長に達した
後しばらく持続する。
【0018】生物体シュードモナス(Pseudomonas)から
酵素を得る場合の条件は一般に、振とうと通気をしつつ
20℃〜40℃の範囲の温度で、pHが5.5ないし8.5の
間にあることである。培地は(a)炭化水素、糖アルコ
ール及び糖誘導体、脂肪酸、ジカルボン酸、ヒドロキシ
酸、脂肪酸アミノ酸、他のアミノ酸及び関連化合物等の
資化性の炭素供給源;(b)牛肉エキス、ペプトン、イ
ースト抽出物、大豆分解物カゼイン分解物、ブレーンハ
ートインフュージョン等の窒素供給源;及び(c)微生
物の成育をうながす効果が一般に知られている無機塩類
を含まなければならない。有効量の酵素は一般に、成育
サイクル開始後約16ないし48時間後に得られる。
【0019】シュードモナス(Pseudomonas)種によるデ
アシラーゼの産生に適した代表的な培地は、以下の成分
を有する Luria-Bertani培地である: リットル当り バクト−トリプトン 10g バクト−イースト抽出物 5g 塩化ナトリウム 10g pHの調整は行なわない
【0020】一般に酵素は膜上に存在し、完全細胞内に
潜在しないので、脱アシル化反応には洗浄して生きた細
胞の休止懸濁液を使用することができる。生産される酵
素の量は、生物体の種ごとに、そして異なった成長条件
に対応して変化する。しかしながら、成育又は休止細胞
を使うかわりに、当業者に知られている方法により得ら
れる可溶性又は固定した酵素を用いてもよい。さらに、
微生物より得られる遺伝子を用いた組みかえ技術によっ
て産生された脱アシル化酵素を用いてもよい。
【0021】B.化合物Iの脱アシル化と回収 出発物質として用いられる基質(化合物II)を、望まし
くはジメチルスルホキシド(DMSO)溶液として、培
地で16ないし24時間成長させた後に洗浄したP.ア
シドボランス(Pseudomonas acidovorans)の細胞のpH
6.5のリン酸バッファ中の休止懸濁液に加える。反応
を行なう培地中の基質濃度は大きな範囲で変えることが
できる。しかしながら、酵素を最大限有効に用いて、ま
た24時間以内に実質的に完全な脱アシル化を行なうに
は、基質濃度は一般に、約0.5ないし2.0mg/mlの
範囲となるであろう。より低濃度で用いることもできる
が、その場合には酵素を最大限に利用できない。より高
濃度でも用い得るが、その場合には基質はその不溶性の
ために、完全には脱アシル化しない。
【0022】別の方法として、基質を同様な条件下で、
アクチノプラネース科(Actinoplaceae)の培養菌に加え
ることができる。抗生物性の基質をシクロペプチドの化
合物Iに転換するためばかりでなく、又産生される化合
物の安定性のためにも最適な条件は、反応培地のpHが約
6.0ないし7.0の範囲に保たれた場合である。pH約
6.5がより好ましい。
【0023】基質を加えた後、培養物のインキュベーシ
ョンを約24時間以上続けなければならない。基質の純
度が脱アシル化の速度に影響する。純度の低い基質を用
いた場合、脱アシル化はより低速度で進行する。基質の
多重添加を行なってもよい。脱アシル化は広い温度範
囲、すなわち約20℃から60℃までで行なうことがで
きる。より望ましい温度は30℃ないし60℃の間であ
る。
【0024】化合物IIがC.アルビカンス(Candida al
bicans) に対して非常に活性である一方で化合物Iは生
物学的に不活性であるために、脱アシル化をC.アルビ
カンス(C. albicans)を用いてモニターできる。発酵固
形物は水性溶媒にごく少量しか溶けないので、ブロスと
固形物のアルコール抽出物の両方をアッセイしなければ
ならない。
【0025】化合物Iは、遠心して細胞を分離し、上澄
をクロマトグラフカラム、望ましくはSP−207又は
HP−20にかけてそこに化合物Iを吸着させ、そして
メタノールで溶離してからその活性溶離液を濃縮するこ
とで樹脂からの回収を行なうという既知の方法により、
発酵ブロースから回収することができる。この溶離液を
さらに陽イオン交換分離用HPLCで精製し、つづいて
SP−207で脱塩してもよい。
【0026】以下の実施例は本発明を説明するものであ
るが本発明を制限するものと考えてはならない。実施例I 化合物I A.脱アシル化酵素の製造 2%の寒天で固形化した Luria-Bertani傾斜培地に保持
したP.アシドボランス(P. acidovorans) ATCC5
3942を用いて脱アシル化酵素を生成した。まず一白
金耳分のバクテリアを50mlの Luria-Bertani培地に接
種して種培養菌を用意し、培養物を24時間28℃で振
とうしながらインキュベートした。次に種培養菌を25
0mlフラスコ中の新しい Luria-Bertani培地50ml20
個に500分の1に希釈して入れて16時間28℃で振
とうしつつインキュベートした。6600gで20分間
遠心して1リットルの培養物から細胞を収穫した。細胞
を1% NaCl に再び懸濁させてからさらに6600gで
20分間遠心して回収した。その後細胞を475mlのpH
6.5の50mMリン酸カリウムバッファに懸濁させて、
懸濁液を37℃にあたためて脱アシル化酵素を得た。
【0027】B.化合物II(基質)の製造 以下の組成のKF種培地54mlを入れた250mlフラス
コを用意する。 KF種培地 毎リットル コーンスティープリカー 5.0g トマトペースト 40.0g オート粉 10.0g グルコース 10.0g 微量成分 10.0ml 蒸留水 1000ml pH 6.8 微 量 成 分 毎リットル0.6N HCl FeSO4 ・7H2O 1.0g MnSO4 ・4H2O 1.0g CuCl2 ・2H2O 0.025g CaCl2 0.1g H3BO3 0.056g (NH4)6MoO2 ・4H2O 0.019g ZnSO4 ・7H2O 0.2g
【0028】フラスコにMF5404ザレリオン アル
ボリコラ(Zalerion arboricola)ATCC20957を
寒天傾斜培地から接種し、25℃、220rpm で4日間
インキュベートした。得られた培養物のうち20mlのサ
ンプルを、500mlのKF培地を入れた2リットルフラ
スコ4個にそれぞれ接種するのに用いた。その後それら
を25℃、220rpm で3日間インキュベートした。そ
の後フラスコの内容物を、180リットルのKF培地及
び発泡をおさえるための2ml/lのポリプロピレングリ
コールP−2000(Dow Chemical Co.) を含んだ30
0リットル種発酵槽に対する接種原として用いるために
プールした。種発酵槽は、25℃、90リットル/min
の通気、ゲージ圧0.7kg/cm2 、及び振とう速度20
0rpm で3日間処理した。25リットルの培養物のサン
プルを、(2ml/lのポリプロピレングリコールP−2
000を加えた)以下の組成の培地(TG103)47
5リットルを含んだ800リットルの産生用発酵槽に接
種するのに用いた。すなわち: TG103生成培地 毎リットル D−マンニトール 40g NZ−アミンタイプE 33g Fidco イースト抽出物 10g (NH4)2SO4 5g KH2PO4 9g 脱イオン水 1000mlとなるまで
【0029】はじめにpH調整は行なわずに、120℃で
25分間滅菌した。以上の生成培地については、198
9年6月30日提出の出願S.N.374,416号及
びS.N.492,025号とS.N.492,026
号に開示されている。産生用発酵槽を25℃、250リ
ットル/分の通気、ゲージ圧0.7kg/cm2、及び15
0rpm の振とう速度で5日間処理した。pHは初期値の
6.0から5.5まで下がるにまかせて、その後 NaOH
とH2SO4 を用いて5.5±0.4に維持した。5日後、
2バッチからブロースを取り出し、産生物を分離した。
【0030】750リットルのメタノール(MeOH) を7
50リットルの発酵ブロース全量に加えて、混合物を8
時間振とうした。この全ブロス抽出物を遠心して不溶発
酵固形物をとりのぞき、1436リットルの透明な上澄
を得た後、そのpHを7に調整した。77リットルの「ダ
イヤイオン」SP−207の層を、メタノールで洗浄し
て50:50のMeOH/H2O で前もって平衡させて調製し
た。透明な上澄を、5.7リットル/分の流動層速度で上
向きの流れで「ダイヤイオン」SP−207のカラムに
かけた。この操作のあと、カラムを567リットルの6
5:35MeOH:H2Oで洗浄し、454リットルの100
%MeOHで溶離した。
【0031】この65:35MeOH/H2O と100%MeOH
「ダイヤイオン」SP−207のカットをまとめて、H2
O を加えて50:50のMeOH/H2O 組成に調整して、9
45リットルの生成物に富むカットを得た。この生成物
に富んだ画分を2〜4リットル/分の流速で(メタノー
ル洗浄して50:50のMeOH:H2O で前もって平衡させ
た)108リットルの「ダイヤイオン」HP−20カラ
ムにかけた。その後樹脂を567リットルの65:35
MeOH/H2O で洗浄し、454リットルの100%MeOHで
溶離した。
【0032】化合物IIAに富むHP−20カットを、ま
ずH2O で希釈した後に吸着させて、より大きなHP−2
0カラム(108リットル)に用いるのと同様な方法で
小さなHP−20カラム(10リットル)から溶離し
て、最終的に体積6リットルまで濃縮した。この濃縮し
た生成物に富むHP−20のカットの(全量6リットル
のうちの)2リットルを水2リットルで希釈して、はじ
めにMeOHで洗浄し50:50MeOH/H2O で平衡状態にし
ておいた3.9リットルの Amicon C18カラムをとりつ
けたプレパラティブHPCLシステムにかけた。つづい
て500mlの50:50MeOH/H2O を通して、60分に
わたって50:50MeOH/H2O から100%MeOHまでの
リニアな勾配をかけて流速212ml/分で溶離した。フ
ラクションをHPLCによって分析し、まとめて濃縮、
乾固して純度88パーセントの約20グラムの化合物II
を得た。
【0033】C.脱アシル化と化合物Iの製造 1グラムの化合物IIを25mlのジメチルスルホキシドに
溶かし、溶液をかくはんしつつP.アシドボランス(P.
acidovorans) ATCC53942細胞の懸濁液に滴下
して加え、反応混合物を37℃に18時間保ったとこ
ろ、C.アルビカンス(C. albicans)アッセイによって
化合物Iの形成が完了していることが確かめられた。そ
の後、反応混合物を6600Gで20分間遠心して細胞
をとりのぞき、上澄中に化合物Iを回収した。上澄は、
水でHP−20樹脂に吸着させた。未精製の化合物Iを
メタノールで樹脂から溶離し、溶離液を濃縮した。
【0034】溶離液をまとめて水で希釈し、50cmの W
hatman Partisil 10SCX(強カチオンイオン交換、
フェニルSO3)マグナム20カラムをとりつけたプレパラ
ティブHPLCにかけた後、0.01Mリン酸カリウム
バッファ(pH6)を用いて20ml/分で溶離し、210
nmのUVでモニターした。イオンHPLCで分析した脱
アシル化した生成物に富んだカットをまとめて、得られ
た混合物を吸着させてメタノールでHP−20樹脂から
溶離して、バッファ塩をとりのぞくと分子量826の化
合物Iを得た。
【0035】化合物Iを、新たな抗生物質を提供するた
めにアシル化してもよい。このように、この化合物は、
抗真菌剤として有用な、とくに薬剤として用いるのに望
ましい特性を有する半合成誘導体を製造するのに役立
つ。このような化合物の製造と特性については、すでに
ふれた同時提出の出願S.N.492,012号(18
003)が主題としている。
【0036】アシル化は、化合物Iを、所望のアシル側
鎖基に対応する酸の活性化した誘導体に反応させて行な
うことができる。簡単にいえば、化合物Iを、ハロゲン
化アシル、酸無水物もしくは酸のペンタフルオロフェニ
ルエステル、3,4,5−トリクロロフェニルエステ
ル、p−ニトロフェニルエステル又はペンタクロロフェ
ニルエステル等の活性化エステルと、常温でジメチルフ
ォルムアミド等の不活性溶媒中で15〜20時間反応さ
せる。この時間の終了後に、溶媒を蒸発させて、残留物
を、溶離剤として酢酸エチル/メタノール(3:2)を
用いるシリカゲルのカラムクロマトグラフィー等の通常
の方法で精製する。
【0037】誘導体、とくに炭素原子約8個以上のアシ
ル基を有する誘導体は、表面の成育を抑制して殺菌剤と
しても、また菌類による感染の治療においても真菌の成
育を阻害するのに有用である。とくにこの化合物は、前
記出願に開示されているように、真菌症感染をひきおこ
すC.アルビカンス(Candida albicans) 及び他の真菌
類に対する活性がある。
【0038】さらに、誘導体は、繊維状真菌、特にコク
リオボルス ミヤベアヌス(Cochliobolus Miyabeanus)
及びアスピルギルス(Aspergillus)種等の、植物に感染
する真菌類の抑制、及び紙、紙製品、織物、皮、塗料及
び他の消費財に感染する菌類の抑制に用いることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:38) (C12N 9/80 C12R 1:01) C07K 99:00 (72)発明者 ロバート イー.シュワルツ アメリカ合衆国,07090 ニュージャーシ ィ,ウエストフィールド,サミット アヴ ェニュー 765 (72)発明者 ヤン エス.トカクツ アメリカ合衆国,08854 ニュージャーシ ィ,ピスカタウェイ,エス.ランドルフヴ ィル ロード 620 (72)発明者 メルヴィン ターナー アメリカ合衆国,07090 ニュージャーシ ィ,ウエストフィールド.ブールヴァード 918

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造式 【化1】 を有するシクロヘキサペプチド及びその酸付加塩。
  2. 【請求項2】 培養液中の構造式 【化2】 を有する化合物をシュードモナス科(Pseudomondaceae)
    又はアクチノプラーネス科(Actinoplanaceae)の微生物
    によって産生される脱アシル化酵素で、脱アシル化が実
    質的に完了するまで処理し、培養液から回収することを
    特徴とする請求項1に記載のシクロヘキサペプチドの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 脱アシル化酵素がシュードモナス科(Ps
    eudomondaceae)の微生物によって作られる請求項2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 上記微生物がシュードモナス アシドボ
    ランス(Pseudomonas acidovorans)である請求項3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 培地のpHが約6.0から約7.0の範囲
    に維持されている請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の化合物を遠心して細胞を分離
    し、上澄液をクロマトカラムにかけて、メタノールで溶
    離し、そして濃縮することによって回収する、請求項2
    に記載の方法。
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