JPH05178891A - エンドセリン拮抗性ペプチド誘導体 - Google Patents
エンドセリン拮抗性ペプチド誘導体Info
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- JPH05178891A JPH05178891A JP3160023A JP16002391A JPH05178891A JP H05178891 A JPH05178891 A JP H05178891A JP 3160023 A JP3160023 A JP 3160023A JP 16002391 A JP16002391 A JP 16002391A JP H05178891 A JPH05178891 A JP H05178891A
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Abstract
の用途。 【効果】 上記構造式[I]で表される化合物及びその
類縁化合物は、内在性の生理活性ペプチドであるエンド
セリンに対して強い拮抗作用を有することから、エンド
セリンが関与する種々の病態に対しての治療剤として有
用である。
Description
性ペプチド、エンドセリンに対する拮抗作用を有する新
規化合物、その製造法及びその用途に関するものであ
る。
支拡張作用を有し、医薬の分野、特に高血圧、肺高血
圧、レイノー病、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗
塞、脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支喘息、エンドトキ
シンショック、エンドトキシンを起因とする多臓器不全
や播種性血管内凝固及び/又はシクロスポリン誘発の腎
障害や高血圧等の治療剤として利用できる。
るポリペプチドであり、ヒト、ブタの内皮細胞より産生
され、強力な血管収縮作用及び持続的で強い昇圧作用を
有すること、そしてまた、この血管収縮作用は血管平滑
筋上の受容体との結合により生じることが知られている
[ネイチャー(Nature)、第332巻、第411
頁−第415頁(1988年)、フェブス・レターズ
(FEBSLetters)、第231巻、第440頁
−第444頁(1988年)及びバイオケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
ズ(Biochem.Biophys.Res.Com
mun.)、第154巻、第868頁−第875頁(1
988年)参照]。
者、急性心筋梗塞患者、肺高血圧患者、レイノー病患
者、アテローム性動脈硬化症患者の血中及び喘息患者の
血中或は気道洗浄液中において正常人に比べ明らかに増
加していることが報告されている[日本高血圧学会誌
(Japan.J.Hypertension),第1
2巻,第79頁(1989年)、ジャーナル・オブ・バ
スキュラー・メディシン・アンド・バイオロジー(J.
Vascular Medicine Biolog
y),第2巻,第207頁(1990年)、ジャーナル
・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション
(J.Am.Med.Association),第2
64巻,第2868頁(1990年)及びザ・ランセッ
ト(The Lancet),第2巻,第747頁−第
748頁(1989年)及び第2巻,第1144頁−第
1147頁(1990年)参照]。
脳血管のエンドセリンに対する感受性の増加[日本脳循
環代謝学会(Japan.Soc.Cereb.Blo
odFlow & Metabol.)、第1巻、第7
3頁(1989年)]、及び急性腎不全モデルにおける
エンドセリン抗体による腎機能の改善[ジャーナル・オ
ブ・クリニカル・インベスティゲーション(J.Cli
n.Invest.)、第83巻、第1762頁−第1
767頁(1989年)]等が報告されていることよ
り、エンドセリンはクモ膜下出血後の脳血管攣縮及び急
性腎不全の原因物質のひとつとして考えられている。
ず、気管上皮細胞、或は腎実質細胞からも遊離されるこ
とが明らかとなっている[フェブス・レターズ(FEB
SLetters)、第255巻、第129頁−第13
2頁(1989年)及びフェブス・レターズ(FEBS
Letters)、第249巻、第42頁−第46頁
(1989年)]。
であるレニン及び心房性ナトリウム利尿ホルモン、更に
は内皮細胞由来の血管弛緩因子(EDRF)、トロンボ
キサンA2、プロスタサイクリン、ノルアドレナリン、
アンジオテンシンII及びサブスタンスP等の生理活性
物質の遊離を調節していることも見出された[バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochem.Biophys.R
es.Commun.)、第157巻、第1164頁−
第1168頁(1988年)、バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochem.Biophys.Res.Comm
un.)、第155巻、第167頁−第172頁(19
89年)、プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ユーエスエー
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、
第85巻、第9797頁−第9800頁(1989
年)、ジャーナル・オブ・カルジオバスキュラー・ファ
ーマコロジー(J.Cardiovasc.Pharm
acol.)、第13巻、第S89頁−第S92頁(1
989年)、日本高血圧学会誌(Japan.J.Hy
pertension)、第12巻、第76頁(198
9年)及びニューロサイエンス・レターズ(Neuro
science Letters)、第102巻、第1
79頁−第184頁(1989年)]。その他、消化管
平滑筋及び子宮平滑筋をも収縮する作用を有する[フェ
ブス・レターズ(FEBS Letters)、第24
7巻、第337頁−第340頁(1989年)、ヨーロ
ピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eu
r.J.Pharmacol.)、第154巻、第22
7頁−第228頁(1988年)及びバイオケミカル・
アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ
ョンズ(Biochem.Biophys.Res.C
ommun.)、第159巻、第317頁−第323頁
(1989年)参照]。
胞の増殖を促進することが見出され、動脈肥厚との関連
性が示唆されている[アテロスクレローシス(Athe
rosclerosis)、第78巻、第225頁−第
228頁(1989年)参照]。更に、エンドセリンの
受容体は末梢組織ばかりではなく中枢組織にも高濃度に
存在することが知られており、脳内に投与したエンドセ
リンが動物行動の変化をもたらすことから、エンドセリ
ンは神経機能の調節に対しても重要な役割を持っている
と考えられている[ニューロサイエンス・レターズ(N
euroscience Letters)、第97
巻、第276頁−第279頁(1989年)参照]。
ン遊離を促す有力な候補物質の一つである。エンドトキ
シンを外因的に動物に投与した際、或は培養血管内皮細
胞に添加した際に、血中或は培養上清中のエンドセリン
濃度が顕著に上昇することが見出されており、エンドセ
リンがエンドトキシンを起因とする疾患に関与する重要
なメディエーターのひとつであると考えられている[バ
イオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・
コミュニケーションズ(Biochem.Biophy
s.Res.Commun.)、第161巻、第122
0頁(1989年)及びアクタ・フィジオロジカ・スカ
ンジナビカ(Acta Physiol.Scan
d.)、第137巻、第317頁(1989年)]。
C−PK1細胞)に添加した際に、エンドセリンの分泌
が著明に亢進されることが報告されている[ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.
J. Pharmacol.)、第180巻、第191
頁−第192頁(1990年)]。また、シクロスポリ
ンをラットに投与すると、糸球体濾過量の減少及び血圧
の上昇が観察され、この時、循環中のエンドセリン量は
顕著な上昇を示していた。このシクロスポリン誘発の腎
障害はエンドセリンの抗体を投与することにより抑制さ
れる[キドニー・インターナショナル(Kidney
Int.)、第37巻、第1487頁−第1491頁
(1990年)]。このように、エンドセリンがシクロ
スポリン誘発のこれら疾患に重要な役割を果たしている
ことが示唆されている。
リンの結合を特異的に阻害する物質は、上に述べたエン
ドセリンの種々の生理作用に拮抗し広汎な分野で医薬品
として有用であると考えられるが、未だエンドセリンの
強力な拮抗物質は報告されていない。
又は間接的(種々の内因性物質の遊離を調節)に血管性
及び非血管性の平滑筋を持続的に収縮させる内在性の生
理活性物質であり、その過剰生産や過剰分泌は高血圧
症、肺高血圧症、レイノー病、気管支喘息、動脈硬化
症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮及び脳
梗塞の病因のひとつであると考えられる。また、エンド
トキシンショック或はエンドトキシン起因の多臓器不
全、播種性血管内凝固等の疾患及びシクロスポリン誘発
の腎障害や高血圧に対してエンドセリンが重要なメディ
エーターとして働いていることが示唆されている。従っ
て、エンドセリン拮抗物質の発明により、上記の種々の
病態に対して従来にない新規な治療法を提供しようとす
るものである。
題を解決するために、種々のペプチド誘導体を合成し、
そのエンドセリン拮抗作用を調べた結果、後記一般式
[I]で表されるペプチド誘導体が強いエンドセリン拮
抗作用を有することを見出し、本発明を完成した。
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アル
キル基、式:Ar1−(CH2)p−(式中、Ar1はフェ
ニル基、フリル基又はチエニル基を示し、pは0、1又
は2を示す)で表される基、1,3−ジチオール−2−
イリデンメチル基又は1,3−ジチオール−2−イリデ
ン(低級アルコキシカルボニル)メチル基を示す]で表
される基、式:R12O−CO−[式中、R12は低級アル
キル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アルキ
ル基又はフェニル基を示す]で表される基又は式:R13
R14N−C(=X1)−[式中、X1は酸素原子又は硫黄
原子を示し、R13は低級アルコキシカルボニル基で置換
されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基、
低級アルキニル基、1−アダマンチル基、ピロリジノ
基、ピペリジノ基、ペルヒドロアゼピン−1−イル基、
ペルヒドロアゾシン−1−イル基、ペルヒドロアゾニン
−1−イル基、又は式:Ar2−(CH2)q−(式中、
Ar2はベンゼン環上の任意の1〜2個の水素原子がそ
れぞれ独立してハロゲン原子、低級アルキル基若しくは
低級アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基、
フリル基又はチエニル基を示し、qは0、1又は2を示
す)で表される基を示し、R14は水素原子、水酸基で置
換されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基
又は式:Ar3−(CH2)r−(式中、Ar3はフェニル
基、フリル基又はチエニル基を示し、rは1又は2を示
す)で表される基を示すか、或はR13及びR14の両者が
結合して隣接する窒素原子と一緒になって、炭素数4〜
8個の5〜9員環の含窒素飽和複素環を形成していても
よく、このとき環を形成するメチレン基のうち、上記の
窒素原子には隣接しない任意の1個のメチレン基は、オ
キシ基、チオ基又は式:−NR15−(式中、R15は低級
アルキル基を示す)で表される基で置換されていてもよ
く、更に該複素環の炭素原子上の任意の1〜4個の水素
原子はそれぞれ独立して水酸基又は水酸基で置換されて
いてもよい低級アルキル基で置換されていてもよく、ま
た、該複素環の隣接する2個の炭素原子において二重結
合若しくはベンゾ縮合環を形成していてもよい]で表さ
れる基を示すか或はBと一緒になって下記の一般式[I
I]
キル基を示し、R17、R18はそれぞれ独立して、水素原
子、低級アルキル基を示す]で表される基を示し;Bは
酸素原子又は式:−NR2−[式中、R2は水素原子又は
メチル基を示す]で表される基を示すか或はA1と一緒
になって上記の一般式[II]で表される基を示し;R
3は炭素数3〜5個の低級アルキル基を示し;R4は水素
原子又はメチル基を示し;R5は3−インドリルメチル
基、(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−インドリ
ル)メチル基、インドール環1位が式:R51−CO−
(CH2)s−[式中、R51は水素原子、低級アルキル
基、水酸基、低級アルコキシ基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基又はモノ低級アルキルアミノ基を示し、sは0〜
6を示す。但し、s=0のとき、R51は水酸基ではな
い。]で表される基若しくは式:(R52O)2P(=
O)−(CH2)t−[式中、R52は水素原子、低級アル
キル基又はベンジル基を示し、tは0〜6を示す]で表
される基で置換されている3−インドリルメチル基、ベ
ンゼン環上の任意の水素原子が式:R53O−CO−(C
H2)u−[式中、R53は水素原子又は低級アルキル基を
示し、uは0〜6を示す]で表される基で置換されてい
てもよいベンジル基、ベンゼン環上の任意の1〜2個の
水素原子が水酸基で置換されているか若しくはベンゼン
環上の任意の2個の水素原子が水酸基及びスルホ基で置
換されているベンジル基、3−ベンゾチエニルメチル
基、(1−オキソ−3−ベンゾチエニル)メチル基又は
(1,1−ジオキソ−3−ベンゾチエニル)メチル基を
示し;X2は酸素原子又は硫黄原子を示し;A2は下記の
一般式[III]、[IV]、[V]、[VI]、[V
II]及び[VIII]で表される基からなる群より選
ばれる任意の基を示す。
(式中、R91は水素原子、低級アルキル基又はベンジル
基を示す)で表される基又は式:−CO NR92R93(式
中、R92は水素原子、低級アルキル基、低級アルキルス
ルホニル基、ベンゼン環上の任意の1〜5個の水素原子
がそれぞれ独立して低級アルキル基若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいフェニルスルホニル基又はカ
ルボキシメチル基を示し、R93は水素原子又は低級アル
キル基を示す)で表される基を示し、R61は水素原子又
は低級アルキル基を示すか又は下記のR71と一緒になっ
てメチレン基を示し、R71は水素原子、水酸基で置換さ
れていてもよい低級アルキル基、フェニル基、チエニル
基、ベンゼン環上の任意の水素原子が水酸基若しくはベ
ンジルオキシ基で置換されていてもよいフェニル低級ア
ルキル基、チエニル低級アルキル基、チアゾリル低級ア
ルキル基、4−イミダゾリルメチル基、(低級アルキル
置換−4−イミダゾリル)メチルチオメチル基、3−イ
ンドリルメチル基、カルバモイル低級アルキル基又はN
−ベンジルオキシカルボニル−ω−アミノ低級直鎖アル
キル基を示すか又はR61と一緒になってメチレン基を示
す。但し、R61が低級アルキル基を示す場合、R71は水
素原子以外の基を示す。R62は水素原子、フェニル基、
ベンジル基、カルボキシ基、カルバモイル基又はN−フ
ェニルカルバモイル基を示すか或はR8と一緒になって
単結合を示し、R72は水素原子、低級アルキル基、フェ
ニル基、ベンジル基、3−インドリルメチル基、カルバ
モイル基又はN−フェニルカルバモイル基を示す。但
し、R62が水素原子以外の基を示す場合、R72は水素原
子又は低級アルキル基を示す。R8は水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基又は水酸基を示すか、或は
R62と一緒になって単結合を示し、vは3、4又は5を
示し、R63は水素原子、低級アルキル基、カルボキシ低
級アルキル基、式:Ar4−(CH2)w−(式中、Ar4
はフェニル基、フリル基、チエニル基を示し、wは1又
は2を示す)で表される基を示す。ZはCH又はNを示
し、xは1,2又は3を示す。]}で表されるペプチド
誘導体又はその製薬上許容される塩、その製造法並びに
高血圧、肺高血圧、レイノー病、急性腎不全、心筋梗
塞、狭心症、脳梗塞、脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支
喘息、エンドトキシンショック、エンドトキシンを起因
とする多臓器不全や播種性血管内凝固及び/又はシクロ
スポリン誘発の腎障害や高血圧等の治療における用途を
提供するものである。
号の意味を以下に示す。略号 略号の意味 DAla D−アラニン βAla β−アラニン DβAba (R)−3−アミノブタン酸 DβAba−ONBu4 (R)−3−アミノブタン酸テトラブチルアンモニウ ム DAps−ONa (R)−2−アミノプロパンスルホン酸ナトリウム Asp L−アスパラギン酸 DAsp D−アスパラギン酸 DAsn D−アスパラギン Aib 2−アミノ−2−メチルプロピオン酸 Ams アミノメタンスルホン酸 Ams−ONa アミノメタンスルホン酸ナトリウム DCys D−システイン Dha デヒドロアラニン DGln D−グルタミン Gly グリシン DHis D−ヒスチジン Ile L−イソロイシン DLIse DL−イソセリン Leu L−ロイシン DLys D−リジン MeLeu N−メチル−L−ロイシン DMeTrp N−メチル−D−トリプトファン Nle L−ノルロイシン DNle D−ノルロイシン Nva L−ノルバリン DPhe D−フェニルアラニン DPhg D−フェニルグリシン DLβPhe DL−3−アミノ−3−フェニルプロピオン酸 Ser L−セリン DSer D−セリン DLSer DL−セリン Tau 2−アミノエタンスルホン酸 Tau−ONa 2−アミノエタンスルホン酸ナトリウム DLTha DL−3−(2−チエニル)アラニン DThg D−(2−チエニル)グリシン DTrp D−トリプトファン DTrp(CHO) Nin−ホルミル−D−トリプトファン DLTza DL−3−(2−チアゾリル)アラニン DTyr D−チロシン DVal D−バリン Adm 1−アダマンチル Boc tert−ブトキシカルボニル Me メチル Et エチルi Pr イソプロピル Bu ブチルt Bu tert−ブチル Ph フェニル Bzl ベンジル CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール DCC N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド DIPC N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド DMAP 4−(ジメチルアミノ)ピリジン DMF N,N−ジメチルホルムアミド NMP N−メチルピロリドン DMSO ジメチルスルホキシド EDCI・HCl 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ ルボジイミド塩酸塩 Fmoc 9−フルオレニルメトキシカルボニル HOBT・H2O 1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール・一水和 物 Iva イソバレリル TEA トリエチルアミン TFA トリフルオロ酢酸 THF テトラヒドロフラン TosOH p−トルエンスルホン酸 Tos p−トルエンスルホニル Trt トリチル Z ベンジルオキシカルボニル MOPS 3−モルホリノプロパンスルホン酸 HEPES 2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジ ニル]エタンスルホン酸 Tris トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン PMSF フェニルメタンスルホニル=フルオライド 次に、この明細書において用いられる各種用語の定義を
説明する。
炭素数が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味
し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチ
ルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプ
ロピル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘ
キシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル
基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプ
ロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エ
チル−2−メチルプロピル基、1−エチル−1−メチル
プロピル基等が挙げられる。
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノ
ニル基等を意味する。
が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を有するアル
キルオキシカルボニル基を意味し、具体的には、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブト
キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、
ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカル
ボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、tert
−ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボ
ニル基等が挙げられる。
の直鎖又は分枝状のアルキニル基を意味し、具体的に
は、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニ
ル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−
2−プロピニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル
基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、3−メチル
−1−ブチニル基、2−メチル−3−ブチニル基、1−
メチル−2−ブチニル基、1−メチル−3−ブチニル
基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基、1−ヘキシ
ニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘ
キシニル基、5−ヘキシニル基等が挙げられる。
子、臭素原子又はヨウ素原子を意味する。
〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を有するアルキル
オキシ基を意味し、具体的には、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イ
ソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキ
シ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオ
ペンチルオキシ基、tert−ペンチルオキシ基、ヘキ
シルオキシ基、イソヘキシルオキシ基等が挙げられる。
る符号の意味を具体例を挙げて説明することにより本発
明を更に詳細に説明する。
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル基で置換
された低級アルキル基、式:Ar1−(CH2)p−(式
中、Ar1及びpは前記の意味を有する)で表される
基、1,3−ジチオール−2−イリデンメチル基又は
1,3−ジチオール−2−イリデン(低級アルコキシカ
ルボニル)メチル基を意味する。低級アルキル基の具体
例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1,1−
ジメチルブチル基、1−エチル−1−メチルプロピル基
等が挙げられる。シクロアルキル基の具体例としては、
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基、シクロノニル基等が挙げられる。シクロアルキ
ル基で置換された低級アルキル基の具体例としては、シ
クロプロピルメチル基、1−シクロプロピルエチル基、
2−シクロプロピルエチル基、1−シクロプロピルプロ
ピル基、2−シクロプロピルプロピル基、3−シクロプ
ロピルプロピル基、シクロペンチルメチル基、1−シク
ロペンチルエチル基、2−シクロペンチルエチル基、1
−シクロペンチルプロピル基、2−シクロペンチルプロ
ピル基、3−シクロペンチルプロピル基、シクロヘキシ
ルメチル基、1−シクロヘキシルエチル基、2−シクロ
ヘキシルエチル基、1−シクロヘキシルプロピル基、2
−シクロヘキシルプロピル基、3−シクロヘキシルプロ
ピル基、シクロヘプチルメチル基、1−シクロヘプチル
エチル基、1−シクロヘプチルプロピル基、1−シクロ
プロピル−1−メチルエチル基、1−シクロブチル−1
−メチルエチル基、1−シクロペンチル−1−メチルエ
チル基、1−シクロヘキシル−1−メチルエチル基等が
挙げられる。式:Ar1−(CH2)p−で表される基の
具体例としては、フェニル基、2−フリル基、3−フリ
ル基、2−チエニル基、3−チエニル基、ベンジル基、
2−フリルメチル基、3−フリルメチル基、2−チエニ
ルメチル基、3−チエニルメチル基、2−フェニルエチ
ル基、2−(2−フリル)エチル基、2−(3−フリ
ル)エチル基、2−(2−チエニル)エチル基、2−
(3−チエニル)エチル基等が挙げられる。1,3−ジ
チオール−2−イリデン(低級アルコキシカルボニル)
メチル基の具体例としては、1,3−ジチオール−2−
イリデン(メトキシカルボニル)メチル基、1,3−ジ
チオール−2−イリデン(エトキシカルボニル)メチル
基、1,3−ジチオール−2−イリデン(プロポキシカ
ルボニル)メチル基、1,3−ジチオール−2−イリデ
ン(イソプロポキシカルボニル)メチル基、1,3−ジ
チオール−2−イリデン(ブトキシカルボニル)メチル
基、1,3−ジチオール−2−イリデン(tert−ブ
トキシカルボニル)メチル基等が挙げられる。
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アル
キル基又はフェニル基を意味する。低級アルキル基の具
体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1,1−
ジメチルブチル基、1−エチル−1−メチルプロピル
基、1,1,2−トリメチルプロピル基等が挙げられ
る。シクロアルキル基の具体例としては、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロ
ノニル基等が挙げられる。シクロアルキル低級アルキル
基の具体例としては、シクロプロピルメチル基、1−シ
クロプロピルエチル基、2−シクロプロピルエチル基、
1−シクロプロピル−1−メチルエチル基、シクロブチ
ルメチル基、1−シクロブチルエチル基、2−シクロブ
チルエチル基、1−シクロブチル−1−メチルエチル
基、シクロペンチルメチル基、1−シクロペンチルエチ
ル基、2−シクロペンチルエチル基、1−シクロペンチ
ル−1−メチルエチル基、1−シクロヘキシルメチル
基、1−シクロヘキシルエチル基、1−シクロヘキシル
−1−メチルエチル基、1−シクロヘプチルメチル基、
1−シクロヘプチルエチル基、1−シクロオクチルメチ
ル基、1−シクロオクチルエチル基等が挙げられる。
ルコキシカルボニル基で置換されていてもよい低級アル
キル基、シクロアルキル基、低級アルキニル基、1−ア
ダマンチル基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、ペルヒド
ロアゼピン−1−イル基、ペルヒドロアゾシン−1−イ
ル基、ペルヒドロアゾニン−1−イル基又は式:Ar2
−(CH2)q−(式中、Ar2及びqは前記の意味を有
する)で表される基を意味するか、或はR14と結合し、
且つ、隣接する窒素原子と一緒になって後記の複素環基
を意味する。低級アルコキシカルボニル基で置換されて
いてもよい低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
tert−ペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1
−エチル−1−メチルプロピル基、1,1,2−トリメ
チルプロピル基、メトキシカルボニルメチル基、1−
(メトキシカルボニル)エチル基、2−(メトキシカル
ボニル)エチル基、1−(メトキシカルボニル)プロピ
ル基、2−(メトキシカルボニル)プロピル基、3−
(メトキシカルボニル)プロピル基、1−メトキシカル
ボニル−1−メチルエチル基、2−メトキシカルボニル
−1−メチルエチル基、1,1−ジメチル−2−(メト
キシカルボニル)エチル基、1−メトキシカルボニルメ
チル−1−メチルプロピル基、エトキシカルボニルメチ
ル基、1−(エトキシカルボニル)エチル基、2−(エ
トキシカルボニル)エチル基、1−エトキシカルボニル
−1−メチルエチル基、1−エトキシカルボニル−1−
メチルプロピル基等が挙げられる。シクロアルキル基の
具体例としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基等が挙げられる。低級アルキニル基の具体例として
は、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1,1−ジ
メチル−2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチ
ニル基、3−ブチニル基、1,1−ジメチル−2−ブチ
ニル基、1,1−ジメチル−3−ブチニル基、1−エチ
ル−1−メチル−2−プロピニル基等が挙げられる。
式:Ar2−(CH2)q−で表される基の具体例として
は、フェニル基、2−クロロフェニル基、2−ブロモフ
ェニル基、2−メチルフェニル基、2−エチルフェニル
基、2−プロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニ
ル基、2−メトキシフェニル基、2−エトキシフェニル
基、2−プロポキシフェニル基、2−イソプロポキシフ
ェニル基、2−tert−ブトキシフェニル基、3−ク
ロロフェニル基、3−ブロモフェニル基、3−メチルフ
ェニル基、3−エチルフェニル基、3−プロピルフェニ
ル基、3−イソプロピルフェニル基、3−メトキシフェ
ニル基、3−エトキシフェニル基、3−プロポキシフェ
ニル基、3−イソプロポキシフェニル基、3−tert
−ブトキシフェニル基、4−クロロフェニル基、4−ブ
ロモフェニル基、4−メチルフェニル基、4−エチルフ
ェニル基、4−プロピルフェニル基、4−イソプロピル
フェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エトキシフ
ェニル基、4−プロポキシフェニル基、4−イソプロポ
キシフェニル基、4−tert−ブトキシフェニル基、
2,6−ジクロロフェニル基、2,6−ジブロモフェニ
ル基、2,6−ジメチルフェニル基、2,6−ジエチル
フェニル基、2,6−ジプロピルフェニル基、2,6−
ジイソプロピルフェニル基、2,6−ジメトキシフェニ
ル基、2,6−ジエトキシフェニル基、2,6−ジプロ
ポキシフェニル基、2,6−ジイソプロポキシフェニル
基、2−クロロ−6−イソプロピルフェニル基、2−メ
トキシ−6−メチルフェニル基、2−メトキシ−6−イ
ソプロピルフェニル基、2−イソプロポキシ−6−イソ
プロピルフェニル基、2−フリル基、3−フリル基、2
−チエニル基、3−チエニル基、ベンジル基、2−フリ
ルメチル基、3−フリルメチル基、2−チエニルメチル
基、3−チエニルメチル基、2−フェニルエチル基、2
−(2−フリル)エチル基、2−(3−フリル)エチル
基、2−(2−チエニル)エチル基、2−(3−チエニ
ル)エチル基等が挙げられる。
子、水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基、シ
クロアルキル基又は式:Ar3−(CH2)r−(式中、
Ar3及びrは前記の意味を有する)で表される基を意
味するか、或はR13と結合し、且つ、隣接する窒素原子
と一緒になって後記の複素環基を意味する。水酸基で置
換されていてもよい低級アルキル基の具体例としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、tert−ペンチル基、2−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル
基、2−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、2−ヒドロ
キシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキ
シブチル基、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル
基等が挙げられる。シクロアルキル基の具体例として
は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げら
れる。式:Ar3−(CH2)r−で表される基の具体例
としては、ベンジル基、2−フリルメチル基、3−フリ
ルメチル基、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチ
ル基、2−フェニルエチル基、2−(2−フリル)エチ
ル基、2−(3−フリル)エチル基、2−(2−チエニ
ル)エチル基、2−(3−チエニル)エチル基が挙げら
れる。
して隣接する窒素原子と一緒になって、炭素数4〜8個
の5〜9員環の含窒素飽和複素環を形成していてもよ
く、このとき環を形成するメチレン基のうち、上記の窒
素原子には隣接しない任意の1個のメチレン基は、オキ
シ基、チオ基又は式:−NR15−(式中、R15は低級ア
ルキル基を示す)で表される基で置換されていてもよ
く、更に該複素環の炭素原子上の任意の1〜4個の水素
原子はそれぞれ独立して水酸基又は水酸基で置換されて
いてもよい低級アルキル基で置換されていてもよく、ま
た、該複素環の隣接する2個の炭素原子において二重結
合若しくはベンゾ縮合環を形成していてもよい基とは、
ピロリジノ基、ピペリジノ基、ペルヒドロアゼピン−1
−イル基、ペルヒドロアゾシン−1−イル基、ペルヒド
ロアゾニン−1−イル基、1,3−チアゾリジン−1−
イル基、インドリン−1−イル基、イソインドリン−2
−イル基、3−ピロリン−1−イル基、1,5−ジヒド
ロ−2H−ピロール−1−イル基、モルホリノ基、ペル
ヒドロ−1,4−チアジン−4−イル基、ペルヒドロ−
4−低級アルキル−1,4−ジアジン−1−イル基、
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基、
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル
基、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル
基、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−イル
基、ペルヒドロ−1,4−オキサゼピン−4−イル基、
ペルヒドロ−1,4−チアゼピン−4−イル基、ペルヒ
ドロ−4−低級アルキル−1,4−ジアゼピン−1−イ
ル基、2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズアゼ
ピン−1−イル基、2,3,4,5−テトラヒドロ−2
−ベンズアゼピン−2−イル基、1,2,4,5−テト
ラヒドロ−3−ベンズアゼピン−3−イル基、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−イル基、
2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−
イル基、1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−アゼピ
ン−1−イル基、ペルヒドロ−1,4−オキサゾシン−
4−イル基、ペルヒドロ−1,4−チアゾシン−4−イ
ル基、ペルヒドロ−4−低級アルキル−1,4−ジアゾ
シン−1−イル基、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒ
ドロ−1−ベンズアゾシン−1−イル基、1,2,3,
4,5,6−ヘキサヒドロ−2−ベンズアゾシン−2−
イル基、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−3−
ベンズアゾシン−3−イル基、1,2,3,4,5,6
−ヘキサヒドロアゾシン−1−イル基、1,2,3,
4,7,8−ヘキサヒドロアゾシン−1−イル基、1,
2,3,4,5,8−ヘキサヒドロアゾシン−1−イル
基等の複素環基又は該複素環の炭素原子上の任意の1〜
4個の水素原子がそれぞれ独立して水酸基若しくは水酸
基で置換されていてもよい低級アルキル基で置換された
複素環基を意味する。該複素環炭素原子上の置換基のな
かで、水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基の
具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ヒドロキシメチル基、1−
ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒ
ドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−
ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエ
チル基、1−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシブチ
ル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル
基、1−ヒドロキシ−1−メチルプロピル基、1−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピ
ル基、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル基、3
−ヒドロキシ−2−メチルプロピル基、3−ヒドロキシ
−1−メチルプロピル基等が挙げられる。R15で示され
る基は低級アルキル基を意味し、具体例としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基等が挙げられる。一般式[II]においてR16で示
される低級アルキル基の具体例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等が
挙げられ、シクロアルキル基の具体例としては、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基等が挙げられる。A1においてR17、R18
で示される低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基等が挙げられる。
を意味する。
アルキル基を意味し、具体例としては、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基等が挙げら
れる。
を意味する。
51−CO−(CH2)s−(式中、R51及びsは前記の意
味を有する)で表される基若しくは式:(R52O)2P
(=O)−(CH2)t−(式中、R52及びtは前記の意
味を有する)で表される基で置換されている3−インド
リルメチル基の具体例としては、(1−ホルミル−3−
インドリル)メチル基、(1−アセチル−3−インドリ
ル)メチル基、(1−メトキシカルボニル−3−インド
リル)メチル基、(1−エトキシカルボニル−3−イン
ドリル)メチル基、(1−プロポキシカルボニル−3−
インドリル)メチル基、(1−tert−ブトキシカル
ボニル−3−インドリル)メチル基、(1−ベンジルオ
キシカルボニル−3−インドリル)メチル基、(1−カ
ルバモイル−3−インドリル)メチル基、(1−メチル
カルバモイル−3−インドリル)メチル基、(1−エチ
ルカルバモイル−3−インドリル)メチル基、(1−ホ
ルミルメチル−3−インドリル)メチル基、{1−(2
−オキソプロピル)−3−インドリル}メチル基、(1
−カルボキシメチル−3−インドリル)メチル基、(1
−メトキシカルボニルメチル−3−インドリル)メチル
基、(1−エトキシカルボニルメチル−3−インドリ
ル)メチル基、(1−tert−ブトキシカルボニルメ
チル−3−インドリル)メチル基、(1−ベンジルオキ
シカルボニルメチル−3−インドリル)メチル基、(1
−カルバモイルメチル−3−インドリル)メチル基、
(1−メチルカルバモイルメチル−3−インドリル)メ
チル基、(1−エチルカルバモイルメチル−3−インド
リル)メチル基、{1−(2−ホルミルエチル)−3−
インドリル}メチル基、{1−(2−カルボキシエチ
ル)−3−インドリル}メチル基、(1−ホスホノ−3
−インドリル)メチル基、(1−ジメトキシホスホリル
−3−インドリル)メチル基、(1−ジエトキシホスホ
リル−3−インドリル)メチル基、(1−ホスホノメチ
ル−3−インドリル)メチル基、(1−ジメトキシホス
ホリルメチル−3−インドリル)メチル基、(1−ジエ
トキシホスホリルメチル−3−インドリル)メチル基、
{1−(2−ホスホノエチル)−3−インドリル}メチ
ル基等が挙げられ、ベンゼン環上の任意の水素原子が
式:R53O−CO−(CH2)u−(式中、R53及びuは
前記の意味を有する)で表される基で置換されていても
よいベンジル基の具体例としては、ベンジル基、2−カ
ルボキシフェニルメチル基、3−カルボキシフェニルメ
チル基、4−カルボキシフェニルメチル基、2−メトキ
シカルボニルフェニルメチル基、3−メトキシカルボニ
ルフェニルメチル基、4−メトキシカルボニルフェニル
メチル基、2−エトキシカルボキシフェニルメチル基、
3−エトキシカルボニルフェニルメチル基、4−エトキ
シカルボニルフェニルメチル基等が挙げられ、ベンゼン
環上の任意の1〜2個の水素原子が水酸基で置換されて
いるか若しくはベンゼン環上の任意の2個の水素原子が
水酸基及びスルホ基で置換されているベンジル基の具体
例としては、2−ヒドロキシフェニルメチル基、3−ヒ
ドロキシフェニルメチル基、4−ヒドロキシフェニルメ
チル基、2−ヒドロキシ−3−スルホフェニルメチル
基、3−ヒドロキシ−2−スルホフェニルメチル基、4
−ヒドロキシ−3−スルホフェニルメチル基、2,3−
ジヒドロキシフェニルメチル基、2,4−ジヒドロキシ
フェニルメチル基、2,5−ジヒドロキシフェニルメチ
ル基、2,6−ジヒドロキシフェニルメチル基、3,4
−ジヒドロキシフェニルメチル基、3,5−ジヒドロキ
シフェニルメチル基等が挙げられる。
キル基を意味するか、又はR71と一緒になってメチレン
基を意味し、低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基等が挙げられる。
換されていてもよい低級アルキル基、フェニル基、2−
チエニル基、3−チエニル基、無置換若しくはベンゼン
環上の任意の水素原子が水酸基若しくはベンジルオキシ
基で置換されている一置換のフェニル基で置換された低
級アルキル基、チエニル基で置換された低級アルキル
基、チアゾリル基で置換された低級アルキル基、4−イ
ミダゾリルメチル基、(低級アルキル置換−4−イミダ
ゾリル)メチルチオメチル基、3−インドリルメチル
基、カルバモイル基で置換された低級アルキル基、又は
N−ベンジルオキシカルボニル−ω−アミノ低級直鎖ア
ルキル基を意味するか、又はR61と一緒になってメチレ
ン基を意味する。水酸基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル
基、ヘキシル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ
エチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシプ
ロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、2
−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、1−ヒドロキシブ
チル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチ
ル基、4−ヒドロキシブチル基、1−ヒドロキシ−1−
メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピ
ル基等が挙げられる。無置換又はベンゼン環上の任意の
水素原子が水酸基若しくはベンジルオキシ基で置換され
ている一置換のフェニル基で置換された低級アルキル基
の具体例としては、ベンジル基、1−フェニルエチル
基、2−フェニルエチル基、1−フェニルプロピル基、
2−フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基、1
−メチル−2−フェニルエチル基、1−フェニルブチル
基、2−フェニルブチル基、3−フェニルブチル基、4
−フェニルブチル基、1−フェニル−2−メチルプロピ
ル基、2−フェニル−1−メチルプロピル基、2−ヒド
ロキシフェニルメチル基、3−ヒドロキシフェニルメチ
ル基、4−ヒドロキシフェニルメチル基、2−ベンジル
オキシフェニルメチル基、3−ベンジルオキシフェニル
メチル基、4−ベンジルオキシフェニルメチル基、1−
(2−ヒドロキシフェニル)エチル基、1−(3−ヒド
ロキシフェニル)エチル基、1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)エチル基、1−(2−ベンジルオキシフェニル)
エチル基、1−(3−ベンジルオキシフェニル)エチル
基、1−(4−ベンジルオキシフェニル)エチル基、2
−(2−ヒドロキシフェニル)エチル基、2−(3−ヒ
ドロキシフェニル)エチル基、2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)エチル基、2−(2−ベンジルオキシフェニ
ル)エチル基、2−(3−ベンジルオキシフェニル)エ
チル基、2−(4−ベンジルオキシフェニル)エチル基
等が挙げられる。チアゾリル基で置換された低級アルキ
ル基の具体例としては、2−チアゾリルメチル基、4−
チアゾリルメチル基、5−チアゾリルメチル基、2−
(2−チアゾリル)エチル基、2−(4−チアゾリル)
エチル基、2−(5−チアゾリル)エチル基等が挙げら
れ、チエニル基で置換された低級アルキル基の具体例と
しては、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチル
基、2−(2−チエニル)エチル基、2−(3−チエニ
ル)エチル基等が挙げられる。(低級アルキル置換−4
−イミダゾリル)メチルチオメチル基の具体例として
は、(5−メチル−4−イミダゾリル)メチルチオメチ
ル基、(5−エチル−4−イミダゾリル)メチルチオメ
チル基、(5−プロピル−4−イミダゾリル)メチルチ
オメチル基、(5−イソプロピル−4−イミダゾリル)
メチルチオメチル基、(2−メチル−4−イミダゾリ
ル)メチルチオメチル基、(2−エチル−4−イミダゾ
リル)メチルチオメチル基、(2−プロピル−4−イミ
ダゾリル)メチルチオメチル基、(2−イソプロピル−
4−イミダゾリル)メチルチオメチル基等が挙げられ
る。カルバモイル低級アルキル基の具体例としては、カ
ルバモイルメチル基、1−カルバモイルエチル基、2−
カルバモイルエチル基、1−カルバモイルプロピル基、
2−カルバモイルプロピル基、3−カルバモイルプロピ
ル基、1−カルバモイル−1−メチルエチル基、2−カ
ルバモイル−1−メチルエチル基、1−カルバモイルブ
チル基、2−カルバモイルブチル基、3−カルバモイル
ブチル基、4−カルバモイルブチル基、1−カルバモイ
ル−1−メチルプロピル基、1−メチル−2−カルバモ
イルプロピル基等が挙げられる。N−ベンジルオキシカ
ルボニル−ω−アミノ低級直鎖アルキル基の具体例とし
ては、N−ベンジルオキシカルボニルアミノメチル基、
N−ベンジルオキシカルボニル−2−アミノエチル基、
N−ベンジルオキシカルボニル−3−アミノプロピル
基、N−ベンジルオキシカルボニル−4−アミノブチル
基、N−ベンジルオキシカルボニル−5−アミノペンチ
ル基、N−ベンジルオキシカルボニル−6−アミノヘキ
シル基等が挙げられる。
基、ベンジル基、カルボキシ基、カルバモイル基又はN
−フェニルカルバモイル基を意味するか或はR8と一緒
になって単結合を形成する。
ル基、フェニル基、ベンジル基、3−インドリルメチル
基、カルバモイル基又はN−フェニルカルバモイル基を
意味する。低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
tert−ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
ル基、低級アルコキシ基又は水酸基を意味するか或はR
62と一緒になって単結合を形成する。低級アルキル基の
具体例としては、メチル基、エチル基等が挙げられ、低
級アルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキ
シ基等が挙げられる。
ル基又はベンジル基を意味し、低級アルキル基の具体例
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシ
ル基等が挙げられる。
ル基、低級アルキルスルホニル基、ベンゼン環上の任意
の1〜5個の水素原子がそれぞれ独立して低級アルキル
基若しくはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニ
ルスルホニル基又はカルボキシメチル基を意味し、低級
アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基等が挙げられ、低
級アルキルスルホニル基の具体例としては、メチルスル
ホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基
等が挙げられ、ベンゼン環上の任意の1〜5個の水素原
子がそれぞれ独立して低級アルキル基若しくはハロゲン
原子で置換されていてもよいフェニルスルホニル基の具
体例としては、フェニルスルホニル基、p−トリルスル
ホニル基、2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル
基、2,4,6−トリイソプロピルフェニルスルホニル
基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルスル
ホニル基等が挙げられる。
キル基を意味し、低級アルキル基の具体例としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基等が挙げられる。
ル基、カルボキシ低級アルキル基、式:Ar4−(C
H2)w−(式中、Ar4及びwは前記の意味を有する)
で表される基を意味する。低級アルキル基の具体例とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ、
カルボキシ低級アルキル基の具体例としては、カルボキ
シメチル基、2−カルボキシエチル基等が挙げられ、
式:Ar4−(CH2)w−で表される基の具体例として
は、ベンジル基、2−フリルメチル基、3−フリルメチ
ル基、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチル基等
が挙げられる。
について説明する。
ける通常の液相法又は固相法によるアミノ酸の縮合反応
を行うことにより製造することができる。(a)液相法
本発明のペプチド誘導体は一般には、ペプチドを構成す
るアミノ酸を1個ずつ縮合させるか、又は複数のアミノ
酸からなる縮合物同士を縮合させることにより製造する
ことができ、更には、必要に応じて、C末端及び/又は
側鎖の保護基を除去することにより製造することができ
る(製法1)。更に、本発明化合物は製法1により得ら
れる化合物を所望により、(1)N末端α−アミノ保護
基を除去した後、該アミノ基をアシル化、アルコキシカ
ルボニル化、アリールオキシカルボニル化、カルバモイ
ル化又はチオカルバモイル化する(製法2〜3)、
(2)トリプトファン残基のインドール環1位のホルミ
ル化(製法4)を行うか又は2位の酸化を行う(製法
6)、(3)セリン残基をデヒドロアラニン残基に変換
する(製法5)、或は(4)C末端カルボキシ基をカル
バモイル基又はスルホンアミド基に変換する(製法7)
等の反応を任意に組合せて行い、更にまた場合により、
その製薬上許容される塩を形成させることにより製造す
ることもできる。
であり、アミノ酸を1個ずつ縮合させるか、又は複数の
アミノ酸からなる縮合物同士を縮合させることにより目
的とするペプチド誘導体を製造する方法である。更には
その後必要に応じてペプチドのC末端及び/又は側鎖の
保護基をアルカリ加水分解、接触水素化分解により除去
する方法である。縮合反応は、DCC法、アジド法、活
性エステル法、混合酸無水物法等の公知の方法[例えば
エム・ボダンスキー(M.Bodansky)及びエム
・エイ・オンデッティ(M.A.Ondetti)著、
ペプチド・シンセシス、インターサイエンス、ニューヨ
ーク(Peptide Synthesis,Inte
rscience,New York)1966年;
エフ・エム・フィン(F.M.Finn)及びケイ・ホ
フマン(K.Hofmann)著、ザ・プロテインズ
(The Proteins), 第2巻, エイチ・
ネンラス(H.Nenrath)及びアール・エル・ヒ
ル(R.L.Hill)編集、アカデミック・プレス・
インコーポレイテッド、ニューヨーク(Academi
c Press Inc.,New York)197
6年;泉屋信夫他著、ペプチド合成、丸善(株)197
5年等に記載されている]により行うことができる。
般式 [式中、TはA1又はα−アミノ保護基を示し、A1、B
及びR3は前記の意味を有する]で表されるNα置換ア
ミノ酸又はα置換ヒドロキシカルボン酸に約−40℃〜
室温にて、DMSO、NMP、DMF、THF、1,4
−ジオキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、クロ
ロホルム等の溶媒中、例えばDCC(又はEDCI・H
Cl)−HOBT・H2O等の縮合剤を作用させ、次い
で一般式 [式中、P1はα−カルボキシ保護基を示し、R4及びR
5は前記の意味を有する]で表される適当なα−カルボ
キシ保護基をもつアミノ酸を縮合させ、一般式 [式中、T、B、R3、R4、R5及びP1は前記の意味を
有する]で表されるジペプチド誘導体を製造する。α−
アミノ保護基としては通常当業者でよく知られているも
の、例えばZ基、Boc基、p−メトキシベンジルオキ
シカルボニル基及びp−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル基等のウレタン型保護基から選択される。一方、α−
カルボキシ保護基としてはメチル、エチル、ベンジル及
びtert−ブチルエステル等から選択されるが、縮合
後の各保護基の選択的除去が可能であるようにN末端保
護基に応じて選択すべきである。例えばN端保護基がB
oc基である場合、C端側はメチル、エチル又はベンジ
ルエステルとして保護することが好ましい。Boc基は
比較的緩和な酸、例えばTFAの作用により容易に除去
されるが、この条件下でこれらカルボキシ保護基は安定
である。一方、メチル及びエチルエステルはアルカリ加
水分解で、また、ベンジルエステルは接触水素化分解で
容易に除去されるが、この条件下でBoc基は安定であ
る。
は、これをジペプチド誘導体[XI]から除去し、次い
でN−アシル化、N−アルコキシカルボニル化、N−ア
リールオキシカルボニル化、N−カルバモイル化又はN
−チオカルバモイル化することにより、N末端の保護基
をA1に変換することもできる。ここに、N−アシル化
等は後記の製法2で記載した条件により行うことができ
る。
体[XI]のC末端カルボキシ保護基を除去して得られ
るジペプチドのC末端側に、上記と同様に縮合剤(例え
ばEDCI・HCl−HOBT・H2O等)を作用さ
せ、次いでC末端カルボキシ基が保護されたアミノ酸又
はペプチド(側鎖官能基は必要に応じて保護されてい
る)との縮合を行い、目的とするペプチド誘導体を製造
することができる。
ド誘導体[XI]に、メタノール又はDMF等の溶媒
中、室温にて過剰のヒドラジンを作用させてヒドラジド
とした後、アジド法により目的とするペプチド誘導体を
得ることもできる。即ち、該ヒドラジドを塩酸、硫酸等
の強酸存在下、亜硝酸低級アルキルエステル(例えば亜
硝酸tert−ブチル、亜硝酸イソアミル)又は亜硝酸
アルカリ金属塩(例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリ
ウム)等の試薬と反応させ、対応する酸アジドに変換し
(この反応は、約−60℃〜−15℃の温度で水及び/
又はDMF、THF若しくは1,4−ジオキサン等の溶
媒存在下に行うことができる)、引き続き−70℃〜−
60℃の温度でTEA等の三級アミンを加えた後、アミ
ノ酸又はジペプチド(必要に応じC末端及び/又は側鎖
官能基は保護されている)を加え、−20℃〜室温にて
反応させることにより目的とするペプチド誘導体を得る
ことができる。使用するアミノ酸又はジペプチドは、テ
トラブチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、ナ
トリウム、カリウム等の塩としたものを用いることもで
きる。
ノ酸同士の縮合において目的とするペプチド誘導体のC
末端側のアミノ酸又はジペプチドの縮合を最後に行い目
的とするペプチド誘導体を製造しているが、一方、N末
端側のアミノ酸の縮合を最後に行っても目的とするペプ
チド誘導体を製造することができる。
前記の意味を有する]で表される化合物と一般式 [式中、A2 は前記の意味を有する]で表される化合物
又は必要に応じてその側鎖の官能基を保護した化合物と
をDCC法又はアジド法等により縮合し、N末端が保護
されたペプチド誘導体を得る。適当なα−アミノ保護基
は前述のウレタン型保護基から選択され、側鎖官能基、
例えば水酸基はベンジル又はtert−ブチルエーテル
として保護することができ、また、C末端カルボキシ基
はエステルとして保護することができる。例えばC末端
カルボキシ基がメチルエステル、エチルエステルとして
保護された場合、N末端アミノ保護基としてはZ基が好
ましい。Z基は接触水素化分解により容易に除去するこ
とができるが、この条件下でこれらC末端カルボキシ保
護基は安定である。本発明化合物[I]中のX2が硫黄
原子であるペプチド誘導体を得るには、化合物[XI
I]とC末端カルボキシ基を保護した化合物[XII
I]とを縮合させた後、ローエッソン(Lawesso
n)試薬等と反応させてアミド結合をチオアミド結合に
変換すればよい。該ペプチド誘導体のN末端アミノ保護
基を除去し、DCC法又はアジド法等により一般式 [式中、A1 、B及びR3は前記の意味を有する]で表さ
れる化合物と縮合を行い、N端側にペプチド鎖を伸長さ
せて目的とするペプチド誘導体を製造することができ
る。
体は、必要に応じてC末端及び側鎖の保護基を適切な方
法により除去することができる。例えば、カルボキシ基
がメチルエステル、エチルエステルとして保護されてい
る場合、アルカリ加水分解により容易に除去できる。即
ち、メタノール、エタノール、アセトン、1,4−ジオ
キサン、DMF等の溶媒中、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ水溶液を0℃〜
室温にて作用させることで除去できる。またベンジルエ
ステルの場合、接触水素化分解により保護基を除去でき
る。即ち、メタノール、エタノール、DMF、THF、
1,4−ジオキサン、酢酸等の溶媒中、パラジウム炭
素、パラジウム黒等の触媒存在下1〜4気圧の水素雰囲
気下接触水素化分解を行うことにより除去できる。また
水酸基がベンジルエーテルとして保護されている場合、
上記と同様にして接触水素化分解により保護基を除去す
ることができ、tert−ブチルエーテルとして保護さ
れている場合、TFA等の緩和な酸を作用させることに
より保護基を除去することができる。 [製法2]製法2は、製法1で製造されたペプチド誘導
体のN末端アミノ保護基を除去し、該ペプチドのN末端
にカルボン酸(R11CO2H)をDCC法等により縮合
させるか、又はアシルクロリド(R11COCl)、クロ
ロホルメート(R12OCOCl)、カルバモイルクロリ
ド(R13R14NCOCl)等の酸塩化物を塩基の存在下
に反応させるか、又はイソシアナート(R13NCO)、
イソチオシアナート(R13NCS)を反応させて、N末
端がそれぞれアシル化、アルコキシカルボニル化、アリ
ールオキシカルボニル化、カルバモイル化又はチオカル
バモイル化されたペプチド誘導体を製造し、その後必要
に応じてC末端及び側鎖の保護基をアルカリ加水分解、
接触水素化分解により除去する方法である。上記式中、
R11、R12、R13及びR14は前記の意味を有する。
接触水素化分解により容易に除去される。Boc基の場
合TFA等の比較的緩和な酸の作用により除去すること
ができる。上記の方法によりN末端アミノ保護基を除去
して得た該ペプチド誘導体とカルボン酸(R11CO
2H)との縮合は、製法1と同様の縮合法(例えばDC
C法等)により行うことができる。アシルクロリド(R
11COCl)、クロロホルメート(R12OCOCl)、
カルバモイルクロリド(R13R14NCOCl)等の酸塩
化物との反応は、クロロホルム、ジクロロメタン、TH
F、1,4−ジオキサン、トルエン、ピリジン等の溶媒
中、TEA、DMAP、N−メチルモルホリン、ピリジ
ン等の塩基の存在下0℃〜溶媒の沸点温度にて行うこと
ができる。また、イソシアナート(R13NCO)、イソ
チオシアナート(R13NCS)との反応は、クロロホル
ム、ジクロロメタン、THF、1,4−ジオキサン、ト
ルエン等の溶媒中、0℃〜溶媒の沸点温度にて行うこと
ができる。
に応じてC末端及び側鎖の保護基を製法1と同様にして
アルカリ加水分解、接触水素化分解により除去すること
ができる。 [製法3]製法3は、製法1又は2で製造されるN末端
にアリールオキシカルボニル基を有するペプチド誘導体
と一級又は二級アミンR13NHR14(式中、R13及びR
14は前記の意味を有する)とを反応させてN末端がカル
バモイル基であるペプチド誘導体を製造し、その後必要
に応じてC末端及び/又は側鎖の保護基をアルカリ加水
分解、接触水素化分解により除去する方法である。
基を有するペプチド誘導体をクロロホルム、ジクロロメ
タン、THF、1,4−ジオキサン、トルエン、ピリジ
ン等の溶媒に溶解し、これに前記の一級又は二級アミン
を加え、更に必要に応じてTEA、DMAP等の三級ア
ミンを加えて、室温〜溶媒の沸点温度にて反応させるこ
とにより目的とするN末端にカルバモイル基を有するペ
プチド誘導体を製造することができる。該化合物は、そ
の後必要に応じてC末端及び側鎖の保護基を製法1と同
様にしてアルカリ加水分解、接触水素化分解により除去
することができる。 [製法4]製法4は、本発明の製造されるペプチド誘導
体がトリプトファン残基を含む場合、該化合物のインド
ール環1位のホルミル化を行う方法である。
〜室温で、塩化水素で飽和されたギ酸で処理することに
よりホルミル化を行うことができる。 [製法5]製法5は、本発明のペプチド誘導体がセリン
残基を含む場合、適当な脱水剤の作用によりセリン残基
をデヒドロアラニン残基に変換し、その後必要に応じて
C末端カルボキシ保護基を除去する方法である。
をジクロロメタン、クロロホルム、THF等の溶媒に溶
解し、TEAの存在下、室温にてN−フェニルトリフル
オロメタンスルホンイミドを作用させることにより目的
とするセリン残基をデヒドロアラニン残基に変換したペ
プチド誘導体を製造することができる。該化合物は、そ
の後必要に応じてC末端カルボキシ保護基を製法1と同
様にしてアルカリ加水分解等により除去することができ
る。 [製法6]製法6は、本発明のペプチド誘導体がトリプ
トファン残基を含む場合、該化合物のインドール環2位
の酸化を行う方法である。
温で、ジメチルスルホキシド−濃塩酸−酢酸混合液にて
処理することによりインドール環2位の酸化を行うこと
ができる。 [製法7]製法7は、製法1〜6により製造されるペプ
チド誘導体のうちC末端カルボキシ基が無保護である化
合物を、アンモニア、一級若しくは二級アミン又はスル
ホンアミドとDCC法等、製法1と同様の方法により縮
合させ、目的とするペプチド誘導体を得る方法である。
それ自体が公知の精製方法(例えば再結晶、再沈澱、分
配操作、順相若しくは逆相クロマトグラフィー又はイオ
ン交換クロマトグラフィー等)により精製することがで
きる。 (b)固相法目的とするペプチド誘導体は、例えば、ク
ロロメチル樹脂[バイオケミストリー(Biochem
istry),3,1385(1964)]、オキシメ
チル樹脂[ケミストリー・アンド・インダストリー(C
hem.Ind.(London)),1966,15
97]、p−アルコキシベンジルアルコール樹脂[ジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ
(J.Am.Chem.Soc.),95,1328
(1973)]、官能化されたポリアミド樹脂[バイオ
オーガニック・ケミストリー(Bioorganic
Chemistry),8,351−370(197
9)]等の不溶性担体上で逐次的に縮合反応を行うこと
により得られる。まずペプチド誘導体におけるC末端ア
ミノ酸に選択されたアミノ酸のα−アミノ基を保護し、
もし側鎖に反応性官能基が存在する場合にはその側鎖官
能基をも保護した後、公知の方法に従いカルボン酸エス
テルの形で不溶性担体に共有結合させる。次いで、α−
アミノ保護基を除去した後、次の配列順のアミノ保護誘
導体 (必要ならば側鎖官能基も保護する)を、例えば
DCC又はDIPC等の縮合剤及び必要ならばHOBT
・H2O等の添加剤と同時に加えて縮合させる。このア
ミノ保護誘導体はペンタフルオロフェニルエステル、酸
アジド等のようなカルボキシ活性化アミノ酸の形で使用
してもよい。このような脱保護及び縮合を繰返して目的
のペプチド誘導体を得る。アミノ保護基としては通常当
業界でよく知られているもの、例えばZ基、Boc基、
Fmoc基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基
及びp−ニトロベンジルオキシカルボニル基等のような
ウレタン型保護基から選択される。α−アミノ基の保護
に関してはFmoc基又はBoc基の使用が好適であ
る。Fmoc基は該縮合反応の後に比較的緩和な塩基の
作用、例えば20%ピペリジン−DMF溶液により容易
に除去することができ、一方、Boc基は比較的緩和な
酸の作用、例えばTFAにより容易に除去することがで
きる。
る場合には、アスパラギン酸のカルボキシ基はtert
−ブチルエステル又はトリチルエステルとして、セリ
ン、イソセリン及びチロシンの水酸基はtert−ブチ
ルエーテルとして、ヒスチジンのイミダゾリル基はTr
t基で保護すればよい。これらの保護基はFmoc基除
去条件下では安定なため、ペプチド鎖伸長終了後、樹脂
より切り出したペプチド誘導体の全ての保護基をTFA
等の緩和な酸と処理することにより同時に除去すること
ができる。一方、α−アミノ基の保護にBoc基を使用
する場合には、セリン、イソセリン及びチロシンの水酸
基をベンジルエーテルとして、ヒスチジンのイミダゾリ
ル基をTos基で、トリプトファンのインドリル基をホ
ルミル基で保護すればよい。これらの保護基はBoc基
除去条件下では安定なため、ペプチド鎖伸長終了後、樹
脂より切り出したペプチド誘導体の全ての保護基を接触
水素化分解処理、ふっ化水素処理、トリフルオロメタン
スルホン酸トリメチルシリル−チオアニソール−TFA
処理[ケミカル・アンド・ファーマシューティカル・ブ
レチン(Chem.Pharm.Bull.),35,
3447−52(1987)]等により、同時に除去す
ることができる。
樹脂からの脱離は、当業者によく知られた種々の方法に
より行うことができる。例えば、樹脂としてp−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂を用いた場合には、TFA
等の緩和な酸の作用によりC末端がカルボキシ基のペプ
チド誘導体を得ることができる。一方、p−ニトロベン
ゾイルオキシム樹脂を用いれば、アンモニアを作用させ
て樹脂から切り出すことによりペプチドのアミド誘導体
を得ることができる。
チド成分を溶解できる溶媒に混合物を懸濁させてから樹
脂を濾別するか、又は樹脂及びペプチド成分を一旦沈澱
として試薬から分離し、次いでペプチド成分のみを酢酸
等に溶解して樹脂を濾別すればよい。樹脂を除去した後
に本発明化合物を単離、精製するためには、溶液を濃縮
後、残渣をそれ自体が公知の手段(例えば再結晶、再沈
澱、分配操作、順相若しくは逆相クロマトグラフィー又
はイオン交換クロマトグラフィー等)により行えばよ
い。
明化合物の製造法を更に詳細に説明する。 [製法8]本発明化合物のうち、N末端アミノ基がアシ
ル化されたペプチド誘導体は以下の方法で製造できる。
−アミノ保護誘導体(側鎖官能基は必要に応じて、適当
な保護基により保護されている)を公知の方法に従いカ
ルボン酸エステルの形で不溶性担体に共有結合させ、α
−アミノ保護基を除去した後、次の配列順のアミノ酸の
α−アミノ保護誘導体(必要ならば側鎖官能基も保護す
る)をDCC又はDIPC等の縮合剤及び必要ならばH
OBT・H2O等の添加剤と同時に加えて縮合させる。
このアミノ保護誘導体はペンタフルオロフェニルエステ
ル、酸アジド、対称酸無水物等のカルボキシ活性化アミ
ノ酸の形で使用しても良い。このような脱保護及び縮合
を繰返して、目的のペプチド誘導体を得、N末端アミノ
保護基を除去した後、本発明化合物のN末端アシル基に
対応するカルボン酸(このカルボン酸も、カルボキシ活
性化体の形で使用しても良い)を上記アミノ保護誘導体
と同様に縮合させて、N末端アミノ基がアシル化された
ペプチド誘導体を得る。固相法担体にp−アルコキシベ
ンジルアルコール樹脂を用いた場合は、TFA処理する
ことにより樹脂からの脱離及び側鎖の保護基の除去が同
時に進行し、目的とするC末端がカルボキシ基で、且
つ、N末端アミノ基がアシル化されたペプチド誘導体を
得ることができる。樹脂及び側鎖の保護基の組合せを選
び、より緩和な条件で樹脂からの脱離を行えば、側鎖官
能基が保護され、且つ、C末端がカルボキシ基であるN
末端アミノ基がアシル化されたペプチド誘導体を得るこ
ともできる。更に、このC末端カルボキシ基を有するペ
プチド誘導体は液相法常法に従い、エステル若しくはア
ミドに変換した後、側鎖の保護基を除去して本発明化合
物を得ることができる。 [製法9]C末端がカルボキシ基である本発明化合物
は、固相法常法に従って樹脂上で相当するアミノ酸をC
末端から順次縮合させ、次いでこれにN末端アミノ酸に
選択されたアミノ酸のα−アミノ基を予め液相法常法に
従ってアシル化、アルコキシカルボニル化、アリールオ
キシカルボニル化、カルバモイル化又はチオカルバモイ
ル化しておいた化合物を縮合させ、その後にHF処理等
により樹脂上から側鎖官能基の保護基の除去を伴って該
ペプチド誘導体を脱離させることにより得ることができ
る。また、この製法においても、側鎖の保護基を除去せ
ずに樹脂上から該ペプチド誘導体を脱離させ、その後液
相法においてC末端カルボキシ基を有する該カルボン酸
化合物をエステル又はアミドに変換し、次いで保護基を
除去することにより、C末端にアルコキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基又はカルバモイル基を
有し、且つ、N末端α−アミノ基がアシル化、アルコキ
シカルボニル化、アリールオキシカルボニル化、カルバ
モイル化又はチオカルバモイル化されたペプチド誘導体
を得ることができる。
は、更に場合により、例えばナトリウム、カリウム、カ
ルシウム等のアルカリ又はアルカリ土類金属の塩、例え
ばジメチルアミン、TEA、ベンジルアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン等の非毒性有機アミンとの塩、例えばリ
ジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸との付加塩、例え
ばフェニルアラニンアミド、ロイシンアミド等のアミノ
酸のアミド誘導体との付加塩、例えば塩酸、硫酸等の鉱
酸との酸付加塩、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸
等の酸性アミノ酸との酸付加塩、例えばマレイン酸、フ
マル酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸との酸
付加塩に導くことができる。
しては市販の化合物を使用することができるが、以下の
原料化合物はそれぞれ公知の方法で製造したものを使用
した。
タン酸、D−3−アミノ−4−(3−インドリル)ブタ
ン酸[ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー
(J.Med.Chem.),13,177(197
0);テトラヘドロン(Tetrahedron),4
3,3509(1987)]D−N−メチルトリプトフ
ァンメチルエステル・塩酸塩[ヘルベティカ・キミカ・
アクタ(Helv.Chim.Acta),46,57
7(1963)]D−及びL−N−アミノプロリン[公
開特許公報、昭57−18611]cis−及びtra
ns−2−アミノシクロプロパンカルボン酸[ジャーナ
ル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.
Chem.),40,182(1975)]D−Nin−
ジメトキシホスホリルトリプトファン[ジャーナル・オ
ブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Che
m.),54,1664(1989)]DL−3−(3
−エトキシカルボニルフェニル)アラニン及びDL−3
−(4−メトキシカルボニルフェニル)アラニン[シン
セシス(Synthesis),53(1984)]D
−3−(3−ベンゾ[b]チエニル)アラニン及びD−
3−(1,1−ジオキソ−3−ベンゾ[b]チエニル)
アラニン[ケミカル・アンド・ファーマシューティカル
・ブレタン(Chem.Pharm.Bull.),2
4,3149(1976)]2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジノカルボニルクロリド[ヘルベティカ・キ
ミカ・アクタ(Helv.Chim.Acta),6
1,2237(1978)]また、D−(S)−(5−
メチル−4−イミダゾリルメチル)システイン・二塩酸
塩、(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパンスルホ
ン酸及び(1,3−ジチオール−2−イリデン)マロン
酸水素メチルは後記参考例1〜3に記載した方法で製造
した。
と対応する実施例No.及び化合物No.を以下の第1
〜4表に示す。
9Bの化合物は互いにジアステレオマーである。
リン拮抗作用について述べる。エンドセリン結合阻害試験 ブタ大動脈平滑筋組織を4℃
にて10mM MOPS pH7.4緩衝液中でポリト
ロンによりホモジェナイズした。ホモジネートにショ糖
を20%になるように加え、1000Xgにて15分間
遠心し、更に上澄を10000Xgにて15分間遠心し
た。この上澄を更に、90000Xgにて40分間遠心
し、得られた沈澱を5mM HEPES/Tris p
H7.4緩衝液中に懸濁させ25mg/mlになるよう
に膜分画を調製した。
/HCl pH7.4緩衝液A(10μM 塩化カルシ
ウム、10μM 塩化マグネシウム、0.1mM PM
SF、1μM ペプスタチンA、2μM ロイペプチ
ン、1mM 1,10−フェナンスロリン、0.1%
牛血清アルブミンを含む)340μl中に懸濁させた。
この懸濁液に、(A)最終濃度が0.2μMとなる非標
識エンドセリン−1(非特異的結合用)、(B)緩衝液
A(全結合用)、又は(C)最終濃度が1.1μM若し
くは10μMとなる試験化合物各々4μlを加え、更に
それぞれに 125I−エンドセリン−1(12000〜
18000cpm)40μlを加えた。これらの混合物
を25℃にて4時間インキュベーションし、グラスフィ
ルターGF/Cにて濾過を行い、5mM HEPES/
Tris pH7.4(0.3%牛血清アルブミンを含
む)にて洗浄後グラスフィルター上の放射能量の測定よ
り本発明化合物1.1μM若しくは10μMにおける
125I−エンドセリン−1結合阻害率D(%)を次式
により求めた。
て強いエンドセリン結合阻害活性を有することがわかっ
た。尚、試験化合物は化合物No.で示した。
る作用ブタの冠状動脈を摘出後、幅1mm、長さ10m
mのラセン状標本を作製した。内皮細胞を剥離した標本
を95%O2、5%CO2の混合ガスで飽和したクレブス
・ヘンゼライト液を満たした5mlのマグヌス管に懸垂
し、張力の変化を等尺性に測定記録した。
に加えることにより得られた用量反応曲線に対する本発
明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はエンド
セリン−1添加20分前にマグヌス管内に加えた。
0の化合物(2μM)(第1図)、化合物No.93の
化合物(6μM)(第2図)及び化合物No.121の
化合物(6μM)(第3図)はエンドセリン−1の用量
反応曲線を顕著に右方向へ移動し、その最大反応には影
響を与えなかった。また、本発明化合物は単独では上記
血管標本に対し何ら作用を示さなかった。以上のよう
に、本発明化合物は上記血管標本におけるエンドセリン
収縮に対し顕著な拮抗作用を示した。モルモット摘出気管筋標本におけるエンドセリン収縮に
対する作用 モルモットの気管を摘出後、気管を輪切りに
し、切片標本を作製した。上皮細胞を剥離した標本を9
5%O2、5%CO2の混合ガスで飽和したクレブス・ヘ
ンゼライト液を満した5mlのマグヌス管内に懸垂し、
張力の変化を等尺性に測定記録した。
に加えることにより得られた用量反応曲線に対する本発
明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はエンド
セリン−1添加20分前にマグヌス管内に加えた。
0の化合物(6μM)(第4図)、化合物No.93の
化合物(6μM)(第5図)及び化合物No.121の
化合物(6μM)(第6図)は摘出気管筋標本における
エンドセリン−1の用量反応曲線を顕著に右方へ移動
し、その最大反応に対しては影響を与えなかった。ま
た、本発明化合物は単独では上記標本に対し何ら作用を
示さなかった。以上のように、本発明化合物は上記標本
におけるエンドセリン収縮に対し顕著な拮抗作用を示し
た。ラット摘出心臓におけるエンドセリンの灌流圧上昇作用
に対する効果 雄性スプラーグ・ドーリー(SD)系ラッ
トの心臓を摘出し、ランゲンドルフ法により心臓の灌流
圧を測定記録した。灌流圧は95%O2、5%CO2の混
合ガスで飽和したクレブス・ヘンゼライト液を10ml
/minの速度で灌流した状態を基本とした。
えることにより得られた用量反応曲線に対する本発明化
合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はエンドセリ
ン−1添加20分前より灌流液中に溶解し、用量反応曲
線が終了するまで持続添加した。
o.48の化合物(1μM)(第7図)及び化合物N
o.50の化合物(1μM)(第8図)はエンドセリン
−1の用量反応曲線を右方へ移動し、その最大反応には
影響を与えなかった。また、本発明化合物は単独では灌
流圧に何ら影響を与えなかった。以上のように、本発明
化合物は上記標本においてエンドセリンの灌流圧上昇作
用に対し顕著な拮抗作用を示した。
リン拮抗作用を有し、医薬品の分野で血管拡張剤及び気
管支拡張剤として有用であり、高血圧症、肺高血圧症、
レイノー病、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、
脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支喘息、エンドトキシン
ショック、エンドトキシンを起因とする多臓器不全や播
種性血管内凝固及び/又はシクロスポリン誘発の腎障害
や高血圧等の治療薬となり得る。このような疾患の治療
剤として使用する場合、本発明化合物は単独或は他の治
療薬と組合せて使用することもできる。
液体の賦形剤担体と混合し、非経口投与、経口投与又は
外部投与に適した医薬製剤の形で使用することができ
る。医薬製剤としては、例えば注射剤、吸入剤、シロッ
プ剤若しくは乳剤等の液剤、例えば錠剤、カプセル剤若
しくは粒剤等の固形剤又は例えば軟膏、座剤等の外用剤
等が挙げられる。また、これらの製剤には必要に応じて
助剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、吸収促進剤又は界面活
性剤等の通常使用される添加剤が含まれていてもよい。
添加剤としては注射用蒸留水、リンゲル液、グルコー
ス、ショ糖シロップ、ゼラチン、食用油、カカオ脂、エ
チレングリコール、ショ糖、とうもろこし澱粉、ステア
リン酸マグネシウム又はタルク等が挙げられる。
物の投与量は、投与方法、患者の年齢、体重、及び治療
する患者の容態等に応じて異なるが、成人に対する代表
的な投与方法は経口投与又は非経口投与であり、成人患
者に対して経口投与の場合1日あたり0.1〜100m
g/Kg体重であり、非経口投与の場合1日あたり0.
01〜10mg/Kg体重である。
に説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。 実施例1化合物1の合成 (1)Boc−Leu−DTrp−OMeの合成Boc
−Leu−OH・H2O 0.997gとDTrp−O
Me・HCl1.021gのジクロロメタン(10m
l)懸濁液に、アルゴン雰囲気下、TEA 0.6ml
及びHOBT・H2O 0.615gを加えた。更に氷
冷下、EDCI・HCl 0.769gを加え室温で1
6時間撹拌した。次いで、反応液を水、10%クエン酸
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水
にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。こ
の溶液を減圧濃縮後、ヘキサンを加え結晶化し、目的物
1.665gを得た。
+H)+として):432 (2)Boc−Leu−DTrp−NHNH2の合成 (1)で得られた化合物430mgをDMF 10ml
に溶解し、ヒドラジン・一水和物1.0mlを加え室温
で終夜撹拌した。反応液にドライアイスを加え、次いで
この溶液を濃縮後、得られた残渣に水を加え結晶化し、
目的物406mgを得た。
+H)+として):432 (3)化合物1の合成 (2)で得られた化合物40.0mgをDMF 0.5
mlに溶解し、窒素雰囲気下、−60℃にて3.1M塩
化水素−1,4−ジオキサン溶液103μlを加えpH
を3に調整後、亜硝酸イソアミル15μlを加え反応液
を徐々に−20℃まで昇温し、30分間撹拌した。反応
液を再度−60℃に冷却し、TEA 70μl及びDβ
Aba−ONBu4(10%水酸化テトラブチルアンモ
ニウム水溶液260μl及びDβAba−OH 10.
5mgより製造)のDMF溶液0.5mlを加え、反応
液をゆっくり−20℃まで昇温したのち同温で終夜静置
した。溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、10
%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣を逆
相中圧液体クロマトグラフィー(ナカライテスク社製
コスモシール75C18−OPN/メタノール:水=2:
1)にて精製し、表題化合物44.1mgを無色粉末と
して得た。
6,1524,1461,1395,1371,125
1,1167,741 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):5031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=7.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.7Hz),1.00−1.40
(3H,m),1.08(3H,d,J=6.6H
z),1.36(9H,s),2.09(1H,dd,
J=8.6Hz,15.2Hz),2.29(1H,d
d,J=4.9Hz,15.2Hz),2.87(1
H,dd,J=9.6Hz,14.4Hz),3.08
−3.20(1H,m),3.80−3.92(1H,
m),3.96−4.12(1H,m),4.32−
4.44(1H,m),6.87(1H,d,J=7.
0Hz),6.93(1H,t,J=7.3Hz),
7.02(1H,t,J=7.3Hz),7.06(1
H,d,J=1.7Hz),7.28(1H,d,J=
7.3Hz),7.55(1H,d,J=7.3H
z),7.85(1H,d,J=7.3Hz),7.9
9(1H,d,J=8.1Hz),10.78(1H,
d,J=1.7Hz),12.15(1H,brs)以
下の実施例2〜23及び27では、それぞれ対応するア
ミノ酸のテトラブチルアンモニウム塩を用い、実施例2
4〜26ではトリエチルアンモニウム塩を用い、実施例
1−(3)と同様な反応を行って化合物2〜27を合成
した。 実施例2化合物2 融点:174−176℃ IR(KBr,cm-1):3424,2962,166
5,1515,1464,1440,1395,137
1,1344,1248 FAB−MS(m/e,(C33H41N5O6+H)+とし
て):6041 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67−0.78(6H,m),1.04−
1.40(2H,m),1.35(9H,s),1.5
1−1.65(1H,m),2.80−2.93(1
H,m),3.14−3.40(3H,m),3.84
−3.95(1H,m),4.46−4.62(2H,
m),6.79(1H,d,J=7.5Hz),6.9
1−7.13(5H,m),7.17(1H,d,J=
1.5Hz),7.29(1H,d,J=7.9H
z),7.33(1H,d,J=7.9Hz),7.5
2(1H,d,J=7.9Hz),7.57(1H,
d,J=7.9Hz),7.96(1H,d,J=8.
0Hz),8.15(1H,d,J=7.3Hz),1
0.78(1H,brs),10.82(1H,br
s),12.28(1H,brs) 実施例3化合物3 融点:99−102℃ IR(KBr,cm-1):3412,3058,296
2,2872,1662,1521,1464,139
5,1371,1248 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H42N4O6+
H)+として): 計算値 531.3182 測定値 531.31831 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.80(6H,m),0.84(3
H,d,J=6.4Hz),0.90(3H,d,J=
6.4Hz),1.02−1.25(3H,m),1.
33(9H,s),1.49−1.78(3H,m),
2.85(1H,dd,J=10.1Hz,14.5H
z),3.15−3.40(1H,m),3.80−
3.90(1H,m),4.18−4.30(1H,
m),4.48−4.60(1H,m),6.80(1
H,d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=
7.6Hz),7.02(1H,t,J=7.6H
z),7.08(1H,d,J=1.9Hz),7.2
8(1H,d,J=7.6Hz),7.57(1H,
d,J=7.6Hz),7.99(1H,d,J=8.
3Hz),8.02(1H,d,J=8.8Hz),1
0.78(1H,d,J=1.9Hz) 実施例4化合物4 融点:127−138℃ IR(KBr,cm-1):3406,2926,166
2,1515,1395,1371,1107 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H38N6O6+
H)+として): 計算値 555.2931 測定値 555.29531 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69−0.82(6H,m),1.03−
1.21(3H,m),1.32(9H,s),2.8
2−3.02(3H,m),3.15(1H,dd,J
=3.6Hz,14.6Hz),3.91(1H,dd
d,J=5.8Hz,7.5Hz,7.8Hz),4.
20−4.26(1H,m),4.48(1H,dd
d,J=3.6Hz,8.1Hz,10.3Hz),
6.75(1H,d,J=7.5Hz),6.75(1
H,s),6.93(1H,t,J=7.5Hz),
7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.07(1
H,d,J=1.5Hz),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.50(1H,s),7.55(1
H,d,J=8.1Hz),7.98(1H,d,J=
8.1Hz),8.03(1H,d,J=7.5H
z),10.78(1H,d,J=1.5Hz) 実施例5化合物5 融点:100−108℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,169
8,1659,1530,1371,1251,116
7,741 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):5031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.3Hz),0.7
1(3H,d,J=5.3Hz),1.08−1.29
(3H,m),1.35(9H,s),1.56−1.
71(2H,m),2.17(2H,t,J=7.5H
z),2.86(1H,dd,J=8.8Hz,15.
0Hz),2.93−3.06(1H,m),3.06
−3.25(2H,m),3.80−3.89(1H,
m),4.34−4.44(1H,m),6.92−
7.00(2H,m),7.02(1H,t,J=7.
9Hz),7.05(1H,d,J=2.2Hz),
7.28(1H,d,J=7.9Hz),7.53(1
H,d,J=7.9Hz),7.80(1H,t,J=
5.5Hz),8.09(1H,d,J=8.0H
z),10.77(1H,d,J=2.2Hz),1
2.03(1H,brs) 実施例6化合物6 融点:90−94℃ IR(KBr,cm-1):3346,2938,170
1,1653,1539,1371,1251,116
7,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H42N4O6+
H)+として): 計算値 531.3182 測定値 531.31801 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=4.6Hz),0.7
2(3H,d,J=4.6Hz),1.10−1.31
(7H,m),1.36(9H,s),1.42−1.
55(2H,m),2.15(2H,t,J=7.2H
z),2.87(1H,dd,J=11.0Hz,1
5.0Hz),2.93−3.24(3H,m),3.
80−3.90(1H,m),4.32−4.44(1
H,m),6.94(1H,t,J=7.6Hz),
6.93−7.00(1H,m),7.02(1H,
t,J=7.6Hz),7.05(1H,brs),
7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.53(1
H,d,J=7.6Hz),7.74(1H,t,J=
3.6Hz),8.11(1H,d,J=8.7H
z),10.78(1H,brs) 実施例7化合物7 融点:175−179℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,165
9,1518,1371,1251,1164,104
7,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O7+
H)+として): 計算値 505.2662 測定値 505.26611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(6H,d,J=6.7Hz),1.1
0−1.40(3H,m),1.35(9H,s),
2.96(1H,dd,J=8.8Hz,14.9H
z),3.15−3.26(1H,m),3.30−
3.66(2H,m),3.88−4.00(2H,
m),4.50−4.60(1H,m),6.74(1
H,d,J=8.5Hz),6.93(1H,t,J=
7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.8H
z),7.10(1H,brs),7.28(1H,
d,J=7.8Hz),7.56(1H,d,J=7.
8Hz),7.58−7.70(1H,m),7.93
−7.99(1H,m),10.79(1H,brs) 実施例8化合物8 融点:94−95℃ IR(KBr,cm-1):3334,2956,170
4,1527,1461,1395,1371,125
1,1167 FAB−MS(m/e,(C36H49N5O8+H)+とし
て):6801 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.1Hz),0.6
9(3H,d,J=6.1Hz),1.04−1.80
(9H,m),1.33(9H,s),2,86(1
H,dd,J=10.5Hz,18.6Hz),2,9
1−3.10(3H,m),3.82−3.93(1
H,m),4.09−4.17(1H,m),4.50
−4.60(1H,m),4.99(2H,s),6.
75(1H,d,J=7.9Hz),6.93(1H,
t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.
8Hz),7.07(1H,d,J=2.0Hz),
7.22(1H,t,J=5.5Hz),7.25−
7.40(7H,m),7.57(1H,d,J=7.
8Hz),7.96−8.03(2H,m),10.7
7(1H,d,J=2.0Hz) 実施例9化合物9 融点:107−120℃ IR(KBr,cm-1):3358,2962,167
7,1524,1173,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O7+
H)+として): 計算値 532.2771 測定値 532.27631 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.4Hz),1.0
5−1.40(3H,m),1.34(9H,s),
2.43(1H,dd,J=6.4Hz,15.6H
z),2.62(1H,dd,J=6.3Hz,15.
6Hz),2.87(1H,dd,J=10.1Hz,
14.6Hz),3.15(1H,dd,J=3.6H
z,14.6Hz),4.48−4.62(3H,
m),6.73(1H,d,J=7.8Hz),6.8
9(1H,brs),6.93(1H,t,J=7.9
Hz),7.02(1H,t,J=7.9Hz),7.
08(1H,d,J=2.0Hz),7.28(1H,
d,J=7.9Hz),7.35(1H,brs),
7.58(1H,d,J=7.9Hz),7.95(1
H,d,J=8.3Hz),8.24(1H,d,J=
7.8Hz),10.77(1H,d,J=2.0H
z) 実施例10化合物10 融点:146−155℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,166
8,1524,1167,745 FAB−MS(m/e,(C27H39N5O7+H)+とし
て):5461 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(6H,d,J=6.4Hz),1.0
0−1.40(3H,m),1.33(9H,s),
1.78−1.90(1H,m),1.90−2.08
(1H,m),2.16(2H,t,J=7.9H
z),2.87(1H,dd,J=10.8Hz,1
4.4Hz),3.19(1H,dd,J=3.7H
z,14.4Hz),3.70−3.90(1H,
m),4.15−4.25(1H,m),4.50−
4.60(1H,m),6.76(1H,brs),
6.77(1H,d,J=7.3Hz),6.94(1
H,t,J=7.8Hz),7.03(1H,t,J=
7.8Hz),7.08(1H,d,J=1.8H
z),7.23(1H,brs),7.29(1H,
d,J=7.8Hz),7.59(1H,d,J=7.
8Hz),7.97(1H,d,J=8.3Hz),
8.17(1H,d,J=7.6Hz),10.77
(1H,d,J=1.8Hz) 実施例11化合物11 融点:113.5−115.5℃ IR(KBr,cm-1):3352,2962,166
2,1518,1461,1395,1371,124
8,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H42N4O6+
H)+として): 計算値 531.3182 測定値 531.32031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.95(9H,m),1.05−
1.45(7H,m),1.33(9H,s),1.5
0−1.80(2H,m),2.87(1H,dd,J
=9.9Hz,14.3Hz),3.18(1H,d
d,J=3.1Hz,14.3Hz),3.80−3.
93(1H,m),4.06−4.17(1H,m),
4.48−4.58(1H,m),6.77(1H,
d,J=7.6Hz),6.93(1H,t,J=7.
4Hz),7.02(1H,t,J=7.4Hz),
7.07(1H,brs),7.28(1H,d,J=
7.4Hz),7.57(1H,d,J=7.4H
z),7.98(1H,d,J=6.8Hz),7.9
9(1H,d,J=8.0Hz),10.78(1H,
brs) 旋光度:[α]D=+9.7°(20℃,c 0.4
0,MeOH) 実施例12化合物12 融点:129−131℃ IR(KBr,cm-1):3424,2926,169
8,1554,1392,1371,1254,116
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H36N4O6+
H)+として): 計算値 537.2713 測定値 537.27121 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.90(6H,m),1.08−
1.42(3H,m),1.31(9H,s),3.0
0(1H,dd,J=9.8Hz,14.7Hz),
3.11−3.42(1H,m),3.87−3.98
(1H,m),4.60−4.74(1H,m),6.
88−7.06(1H,m),6.93(1H,t,J
=7.4Hz),7.02(1H,t,J=7.4H
z),7.12(1H,brs),7.29(1H,
d,J=7.4Hz),7.36(1H,t,J=8.
1Hz),7.53−7.67(1H,m),7.60
(1H,d,J=7.4Hz),7.75+7.84
(1H,d×2,J=8.1Hz,J=8.1Hz),
8.13+8.20(1H,s×2),8.26(1
H,d,J=7.6Hz),9.98+10.18(1
H,s×2),10.82(1H,brs) 実施例13化合物13 融点:97−103℃ IR(KBr,cm-1):3358,3058,296
2,2878,1668,1521,1464,139
5,1371,1344 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):5031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69−0.81(6H,m),1.01−
1.52(3H,m),1.35(3H,s),1.3
8(9H,s),1.41(3H,s),2.88(1
H,dd,J=10.4Hz,14.6Hz),3.2
5−3.40(1H,m),3.80−3.91(1
H,m),4.42−4.55(1H,m),6.89
(1H,d,J=6.8Hz),6.97(1H,t,
J=7.4Hz),7.06(1H,t,J=7.4H
z),7.11(1H,d,J=1.9Hz),7.3
2(1H,d,J=7.4Hz),7.59(1H,
d,J=7.4Hz),7.87(1H,s),8.1
1(1H,d,J=8.3Hz),10.81(1H,
d,J=1.9Hz),12.11(1H,brs) 実施例14化合物14 融点:121.5−132.5℃ IR(KBr,cm-1):3328,3064,296
2,1656,1524,1461,1395,137
1,1248,1164,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H40N4O6+
H)+として): 計算値 565.3026 測定値 565.30471 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.63−0.80(6H,m),0.98−
1.30(3H,m),1.29+1.33(9H,s
×2),2.54−2.64(1H,m),2.64−
2.76(1H,m),2.76−2.93(1H,
m),3.08−3.20(1H,m),3.81−
3.93(1H,m),4.37−4.54(1H,
m),5.12−5.27(1H,m).6.77+
6.87−7.11(4H,d,m,J=7.6H
z),7.15−7.40(6H,m),7.50+
7.56(1H,d×2,J=7.8Hz,J=7.6
Hz),7.96+8.13(1H,d×2,J=7.
6Hz,J=7.3Hz),8.25+8.31(1
H,d×2,J=7.8Hz,J=8.1Hz),1
0.77(1H,brs),12.20(1H,br
s) 旋光度:[α]D=+13.8°(20℃,c 0.3
6,MeOH) 実施例15化合物 15 融点:108−122℃ IR(KBr,cm-1):3340,2962,166
8,1521,1395,1371,1251,116
4,741,700 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H38N4O6S+
H)+として): 計算値 571.2590 測定値 571.25991 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=6.4Hz),0.9
7−1.35(3H,m),1.34(9H,s),
2.70−3.33(4H,m),3.84−3.97
(1H,m),4.36−4.49(1H,m),4.
49−4.61(1H,m),6.69+6.75(1
H,d×2,J=7.8Hz,J=7.5Hz),6.
83−7.09(5H,m),7.26−7.34(2
H,m),7.52−7.59(1H,m),7.94
+7.96(1H,d×2,J=8.1Hz,J=7.
8Hz),8.22+8.32(1H,d×2,J=
8.0Hz,J=7.5Hz),10.75+10.7
7(1H,d×2,J=1.2Hz,J=1.7Hz)
旋光度:[α]D=+7.2°(20℃,c 0.3
3,MeOH) 実施例16化合物16 融点:111−116.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,166
5,1515,1461,1395,1371,124
8,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H37N5O6S+
H)+として): 計算値 572.2543 測定値 572.25741 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.3Hz),0.7
6(3H,d,J=6.6Hz),0.99−1.24
(3H,m),1.34(9H,s),2.70−2.
83(1H,m),2.84−3.07(1H,m),
3.10−3.54(2H,m),3.82−3.98
(1H,m),4.47−4.58(1H,m),4.
60−4.71(1H,m),6.68+6.74(1
H,d×2,J=8.6Hz,J=7.6Hz),6.
89−7.10(3H,m),7.24−7.31(1
H,m),7.48−7.59(2H,m),7.66
−7.73(1H,m),7.93+7.96(1H,
d×2,J=8.8Hz,J=8.2Hz),8.35
+8.45(1H,d×2,J=8.0Hz,J=8.
6Hz),10.74+10.76(1H,d×2,J
=1.3Hz,J=1.3Hz),12.87(1H,
brs) 旋光度:[α]D=+7.8°(20℃,c 0.4
1,MeOH) 実施例17化合物17 融点:118.5−122℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,166
5,1521,1371,1248,1164 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O7+
H)+として): 計算値 505.2662 測定値 505.26911 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.62−0.87(6H,m),1.03−
1.51(3H,m),1.35(9H,s),2.7
9−2.99(1H,m),3.02−3.54(4
H,m),3.76−4.11(2H,m),4.35
−4.60(1H,m),6.73−6.86(1H,
m),6.93(1H,t,J=7.4Hz),7.0
2(1H,t,J=7.4Hz),7.08(1H,b
rs),7.28(1H,d,J=7.4Hz),7.
47−7.62(1H,m),7.89−8.16(2
H,m),10.66−10.85(1H,m) 旋光度:[α]D=+8.5°(20℃,c 0.3
9,MeOH) 実施例18化合物18 融点:97−110℃ IR(KBr,cm-1):3280,2962,287
8,1662,1578,1464,1389,137
1,1254,1167,1104,1050,741 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):5031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68−0.76(6H,m),1.15−
1.24(6H,m),1.35(9H,s),2.0
1−2.28(1H,m),2.86(1H,dd,J
=10.4Hz,14.5Hz),2.96−3.20
(3H,m),3.82−3.96(1H,m),4.
32−4.44(1H,m),6.90(1H,d,J
=7.5Hz),6.93(1H,t,J=7.5H
z),7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.0
6(1H,d,J=1.5Hz),7.27(1H,
d,J=7.5Hz),7.53(1H,d,J=7.
5Hz),7.99−8.13(2H,m),10.7
9(1H,d,J=1.5Hz) 実施例19化合物19 融点:53−56℃ IR(KBr,cm-1):3256,2962,285
4,1695,1581,1389,1251,116
7,1125,1071 高分解能FAB−MS(m/e,(C34H43N5O6+
H)+として): 計算値 618.3292 測定値 618.32761 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.7Hz),0.7
3(3H,d,J=5.9Hz),1.04−1.24
(3H,m),1.35(9H,s),2.20−2.
34(2H,m),2.74−2.96(2H,m),
3.01−3.20(2H,m),3.80−3.92
(1H,m),4.20−4.36(1H,m),4.
36−4.53(1H,m),6.85(1H,d,J
=7.8Hz),6.93(1H,t,J=7.5H
z),6.96(1H,t,J=7.5Hz),7.0
1(1H,t,J=7.5Hz),7.05(1H,
t,J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=1.
8Hz),7.12(1H,d,J=1.8Hz),
7.28(1H,d,J=7.5Hz),7.32(1
H,d,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),7.62(1H,d,J=7.5H
z),7.90(1H,d,J=8.4Hz),7.8
0−8.08(1H,m),10.77(1H,d,J
=1.8Hz),10.80(1H,d,J=1.8H
z) 実施例20化合物20 融点:112−120℃ IR(KBr,cm-1):3346,3064,296
2,1656,1527,1461,1443,139
5,1371,1344,1251,1164,110
4,1047 FAB−MS(m/e,(C32H42N4O6+H)+とし
て):5791 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=6.1Hz),0.7
3(3H,d,J=6.4Hz),1.04−1.24
(3H,m),1.37(9H,s),2.22−2.
36(2H,m),2.67−2.82(2H,m),
2.83(1H,dd,J=9.5Hz,14.5H
z),3.05(1H,dd,J=4.1Hz,14.
5Hz),3.82−3.96(1H,m),4.18
−4.32(1H,m),4.42(1H,ddd,J
=4.1Hz,8.4Hz,9.5Hz),6.79
(1H,d,J=7.8Hz),6.94(1H,t,
J=7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.2Hz),7.1
2−7.22(3H,m),7.22−7.34(3
H,m),7.55(1H,d,J=7.5Hz),
7.87(1H,d,J=7.8Hz),7.93(1
H,d,J=8.4Hz),10.77(1H,d,J
=1.2Hz),12.18(1H,brs) 実施例21化合物21 融点:109−114℃ IR(KBr,cm-1):3346,2926,170
0,1665,1524,1164,740 高分解能FAB−MS(m/e,(C32H42N4O6+
H)+として): 計算値 579.3182 測定値 579.32061 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.5Hz),0.7
1(3H,d,J=5.6Hz),1.04−1.24
(3H,m),1.36(9H,s),2.32−2.
43(2H,m),2.61−2.81(3H,m),
2.97(1H,dd,J=4.2Hz,14.5H
z),3.77−3.96(1H,m),4.12−
4.33(1H,m),4.29−4.48(1H,
m),6.81(1H,d,J=7.2Hz),6.9
7(1H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,
t,J=7.5Hz),7.09−7.25(5H,
m),7.14(1H,d,J=1.2Hz),7.2
8(1H,d,J=7.5Hz),7.51(1H,
d,J=7.5Hz),7.84(1H,d,J=8.
1Hz),7.96(1H,d,J=8.7Hz),1
0.75(1H,d,J=1.2Hz),12.20
(1H,brs) 実施例22化合物22 融点:117−123℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,292
6,1677,1515,1170,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H42N6O6S+
H)+として): 計算値 615.2964 測定値 615.29601 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.4Hz),0.7
1(3H,d,J=6.4Hz),1.05−1.40
(3H,m),1.33(9H,s),2.18(3
H,s),2.75−3.25(4H,m),3.77
(2H,s),3.87−3.95(1H,m),4.
37−4.45(1H,m),4.55−4.63(1
H,m),6.77(1H,d,J=8.1Hz),
6.94(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1
H,t,J=7.6Hz),7.10(1H,d,J=
2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.6H
z),7.59(1H,d,J=7.6Hz),8.0
4(1H,d,J=8.4Hz),8.12(1H,
s),8.45(1H,d,J=7.8Hz),10.
80(1H,d,J=2.0Hz) 実施例23化合物23 融点:130−132℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,166
2,1539,1461,1395,1371,125
1,1164,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O7+
H)+として): 計算値 532.2772 測定値 532.27811 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.7Hz),0.7
2(3H,d,J=6.7Hz),1.06−1.40
(3H,m),1.33(9H,s),2.92(1
H,dd,J=9.0Hz,14.6Hz),3.17
(1H,dd,J=3.6Hz,14.6Hz),3.
66(1H,dd,J=5.9Hz,14.6Hz),
3.73(2H,d,J=5.9Hz),3.78(1
H,dd,J=5.9Hz,16.4Hz),3.89
(1H,q,J=7.5Hz),4.47(1H,d
t,J=3.6Hz,9.0Hz),6.86(1H,
d,J=7.5Hz),6.93(1H,t,J=7.
5Hz),7.02(1H,t,J=7.5Hz),
7.09(1H,d,J=1.9Hz),7.28(1
H,d,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),8.00(1H,t,J=5.9H
z),8.08(1H,d,J=9.0Hz),8.2
5(1H,t,J=5.9Hz),10.78(1H,
d,J=1.9Hz),12.50(1H,brs) 旋光度:[α]D=+3.6°(20℃,c 0.5
2,MeOH) 実施例24化合物24 融点:166℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3430,2962,166
2,1530,1461,1395,1371,119
7,1047 FAB−MS(m/e,(C23H34N4O7S・C6H15
N+H)+として):6121 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.3Hz),0.7
2(3H,d,J=6.3Hz),1.06−1.42
(3H,m),1.16(9H,t,J=7.2H
z),1.34(9H,s),2.91(1H,dd,
J=9.0Hz,14.4Hz),3.05−3.20
(1H,m),3.07(6H,q,J=7.2H
z),3.80−4.00(3H,m),4.50−
4.60(1H,m),6.75(1H,d,J=8.
1Hz),6.92(1H,t,J=7.7Hz),
7.01(1H,t,J=7.7Hz),7.14(1
H,d,J=1.6Hz),7.27(1H,d,J=
7.7Hz),7.56(1H,d,J=7.7H
z),7.85(1H,d,J=8.7Hz),8.1
8−8.26(1H,m),10.76(1H,d,J
=1.6Hz) 実施例25化合物25 融点:112−120℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,165
9,1530,1464,1371,1248,121
5,1167,1041 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H36N4O7S・
C6H15N+Na)+として): 計算値 648.3406 測定値 648.33611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.7
3(3H,d,J=5.8Hz),1.15(9H,
t,J=7.4Hz),1.15−1.30(3H,
m),1.34(9H,s),2.50−2.60(2
H,m),2.88(1H,dd,J=8.7Hz,1
4.2Hz),3.06(6H,q,J=7.4H
z),3.12−3.24(1H,m),3.48−
3.60(2H,m),3.80−3.93(1H,
m),4.32−4.43(1H,m),6.85(1
H,d,J=6.7Hz),6.94(1H,t,J=
7.7Hz),7.02(1H,t,J=7.7H
z),7.04(1H,d,J=1.8Hz),7.2
8(1H,d,J=7.7Hz),7.53(1H,
d,J=7.7Hz),7.82(1H,t,J=5.
1Hz),8.02(1H,d,J=7.7Hz),1
0.78(1H,d,J=1.8Hz) 実施例26化合物26 融点:95−100℃ IR(KBr,cm-1):3424,2968,165
6,1521,1170,1038,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H42N4O7S+
H)+として): 計算値 615.2852 測定値 615.28271 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.74(3H,d,J=6.1Hz),0.7
5(3H,d,J=6.1Hz),1.10−1.40
(3H,m),1.17(9H,t,J=7.3H
z),1.37(9H,s),2.45−2.55(2
H,m),2.78−2.90(2H,m),3.05
−3.20(8H,m),3.90−3.98(1H,
m),4.12−4.22(1H,m),4.34−
4.40(1H,m),6.72(1H,d,J=8.
3Hz),6.93(1H,t,J=7.5Hz),
7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.08(1
H,d,J=1.5Hz),7.14−7.24(5
H,m),7.28(1H,d,J=7.5Hz),
7.55(1H,d,J=7.5Hz),7.87(1
H,d,J=7.3Hz),7.89(1H,d,J=
6.7Hz),10.76(1H,d,J=1.5H
z) 実施例27化合物27 IR(KBr,cm-1):3412,2962,171
3,1656,1395,1248,1167,111
0 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H37N4O7P+
H)+として): 計算値 525.2479 測定値 525.25021 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68−0.80(6H,m),0.90−
1.00(12H,t,J=7.3Hz),1.15−
1.65(21H,m),1.36(9H,s),2.
85−3.00(1H,m),3.10−3.50(1
1H,m),3.82−3.95(1H,m),4.3
5−4.48(1H,m),6.90−7.00(2
H,m),7.02(1H,t,J=7.7Hz),
7.06(1H,brs),7.29(1H,d,J=
7.7Hz),7.54(1H,d,J=7.7H
z),7.89−8.02(1H,m),8.03−
8.13(1H,m),10.80(1H,brs) 実施例28化合物28の合成 原料化合物としてBoc−Nva−OH及びβAla−
OHを用い、実施例1と同様な反応を行って化合物28
を合成した。
6,1530,1461,1395,1371,125
1,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H34N4O6+
H)+として): 計算値 475.2556 測定値 475.25431 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,t,J=7.2Hz),0.8
0−1.05(2H,m),1.20−1.48(2
H,m),1.36(9H,s),2.35(2H,d
t,J=3.2Hz,7.1Hz),2.86(1H,
dd,J=9.8Hz,14.4Hz),3.08−
3.42(3H,m),3.77−3.88(1H,
m),4.34−4.47(1H,m),6.86(1
H,d,J=7.1Hz),6.94(1H,t,J=
7.6Hz),7.03(1H,t,J=7.6H
z),7.06(1H,d,J=2.1Hz),7.2
9(1H,d,J=7.6Hz),7.54(1H,
d,J=7.6Hz),7.92(1H,t,J=5.
5Hz),8.07(1H,d,J=8.1Hz),1
0.77(1H,d,J=2.1Hz),12.20
(1H,brs) 旋光度:[α]D=+6.9°(20℃,c 0.6
3,MeOH) 実施例29化合物29の合成 (1)Boc−Leu−DTrp−βAla−OEtの
合成 実施例1−(2)で得られたBoc−Leu−DTrp
−NHNH2 39mgのDMF 0.50ml溶液に
−60℃にて 3.1M塩化水素−1,4−ジオキサン
溶液81μlを加えた。反応液を−20℃に昇温させた
後、亜硝酸イソアミル15μlを加え−20℃〜−15
℃にて1時間撹拌した。反応液を−60℃に冷却し、β
Ala−OEt・HCl 17mgのDMF 0.50
ml溶液及びTEA 50μlを加え、その後5℃にて
終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水を加えジ
クロロメタンにて抽出した。有機層を水洗、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣を分取薄層クロ
マトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60F254/
クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製し、目
的物41mgを得た。 (2)化合物29の合成 (1)で得られた化合物20mgのエタノール0.20
ml 溶液に、氷冷下、1N水酸化ナトリウム水溶液4
5μlを加え同温で30分間、室温にて2時間撹拌し
た。反応液に水を加えジクロロメタンにて洗浄した。水
層は10%クエン酸水溶液にてpH 3に調整し、ジク
ロロメタンにて抽出した。有機層を水洗、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物18mgを
無色粉末として得た。
6,1527,1461,1395,1371,125
1,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O6+
H)+として): 計算値 489.2713 測定値 489.27011 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.9Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),1.08−1.28
(3H,m),1.35(9H,s),2.24−2.
44(2H,m),2.86(1H,dd,J=9.7
Hz,14.4Hz),3.10−3.25(3H,
m),3.83−3.90(1H,m),4.34−
4.45(1H,m),6.93(1H,d,J=6.
8Hz),6.94(1H,t,J=8.0Hz),
7.02(1H,t,J=8.0Hz),7.05(1
H,d,J=1.9Hz),7.29(1H,d,J=
8.0Hz),7.53(1H,d,J=8.0H
z),7.90(1H,t,J=5.7Hz),8.0
9(1H,d,J=8.4Hz),10.78(1H,
d,J=1.9Hz) 実施例30化合物30の合成 原料化合物としてBoc−MeLeu−OHを用い、実
施例1−(1)、(2)及び実施例29と同様な反応を
行って化合物30を合成した。
1,1521,1458,1395,1371,134
1,1326,1155 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):5031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.79(6H,brs),1.10−1.42
(3H,m),1.34+1.36(9H,brs×
2),2.33(2H,t,J=7.0Hz),2.5
8+2.60(3H,brs×2),2.86−3.0
3(1H,m),3.06(1H,dd,J=5.0H
z,14.3Hz),3.17−3.34(2H,
m),4.26−4.60(2H,m),6.94(1
H,t,J=7.7Hz),7.03(1H,t,J=
7.7Hz),7.07(1H,d,J=1.9H
z),7.29(1H,d,J=7.7Hz),7.5
6(1H,d,J=7.7Hz),7.62−7.74
+7.76−7.90(1H,m×2),7.94−
8.14(1H,m),10.79(1H,brs),
12.19(1H,brs) 旋光度:[α]D=−10.5°(20℃,c 0.8
6,MeOH) 実施例31化合物31の合成 原料化合物としてGly−OEt・HClを用い、実施
例29と同様な反応を行って化合物31を合成した。
5,1530,1395,1371,1251,116
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H34N4O6+
H)+として): 計算値 475.2556 測定値 475.25611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.1Hz),1.07−1.32
(3H,m),1.34(9H,s),2.89(1
H,dd,J=10.0Hz,14.4Hz),3.3
4−3.49(1H,m),3.70(1H,dd,J
=5.7Hz,17.6Hz),3.80(1H,d
d,J=5.7Hz,17.6Hz),3.80−3.
93(1H,m),4.44−4.55(1H,m),
6.87(1H,d,J=7.6Hz),6.94(1
H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,t,J=
7.6Hz),7.08(1H,d,J=2.0H
z),7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.5
5(1H,d,J=7.6Hz),8.13(1H,
d,J=7.9Hz),8.24(1H,t,J=5.
7Hz),10.78(1H,d,J=2.0Hz) 実施例32化合物32の合成 原料化合物としてDMeTrp−OMe・HClを用
い、実施例1−(1)、(2)及び実施例29と同様な
反応を行って化合物32を合成した。
2,1653,1536,1461,1398,137
1,1251,1167,1104,741 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):5031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.54(3H,d,J=6.6Hz),0.5
7(3H,d,J=6.6Hz),0.77−0.93
(2H,m),0.93−1.08(1H,m),1.
33(9H,s),2.28−2.40(2H,m),
2.90(3H,s),3.05−3.40(4H,
m),4.10−4.20(1H,m),5.33(1
H,dd,J=4.1Hz,11.3Hz),6.79
(1H,d,J=6.5Hz),6.92(1H,t,
J=7.3Hz),7.02(1H,t,J=7.3H
z),7.04(1H,brs),7.27(1H,
d,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=7.
3Hz),7.73−7.78(1H,m),10.7
9(1H,brs) 実施例33化合物33の合成 (1)Iva−Leu−DTrp−OHの合成 実施例1−(1)に従って合成されたBoc−Leu−
DTrp−OMe 1.50gに氷冷下、20%エタン
ジチオール−TFA溶液10mlを加え、0℃にて15
分間、続いて室温にて15分間撹拌した。この溶液を減
圧濃縮後トルエンを加え再び減圧濃縮し、この操作を3
回繰返した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去して得られた固体を
ジクロロメタン20mlに溶解し、氷冷下にイソ吉草酸
0.56g、N−メチルモルホリン0.60ml、HO
BT・H2O 0.85g及びEDCI・HCl 1.
06gを加え室温にて終夜撹拌した。反応液を水、1N
塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去して得られた残渣をメタノール35mlに溶解
し、1N水酸化ナトリウム水溶液3.9mlを加え、室
温にて12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後水を加え
エチルエーテルで洗浄した。水層を1N塩酸によりpH
3とした後酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥後減圧留去して得られた残渣を分取
薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60
F254/クロロホルム:メタノール:酢酸=20:1:
1)、次いで逆相フラッシュクロマトグラフィー(ナカ
ライテクス社製 コスモシール75C18−OPN/メタ
ノール)で精製し、目的物0.55gを得た。
+H)+として): 402 (2)化合物33の合成 (1)で得られた化合物33mgのジクロロメタン3m
l溶液に、室温でHOBT・H2O 15.3mg、E
DCI・HCl 19.1mg、βAla−OEt・H
Cl 15mg及びN−メチルモルホリン11μlを加
え終夜撹拌した。この溶液を水、1N塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去したのち得
られた残渣をメタノール1mlに溶解し、次いで1N水
酸化ナトリウム水溶液76μlを加え室温で12時間激
しく撹拌した。溶媒を減圧留去後水を加えエチルエーテ
ルで洗浄し、水層を1N塩酸でpH 2として酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧濃縮し得られた残渣をエムポアシート(アナリティケ
ム インターナショナル社製/クロロホルム:メタノー
ル:酢酸=10:1:1)で精製し、表題化合物24m
gを淡黄色粉末として得た。
2,1722,1656,1545,1464,144
3,1392,1212,1101 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O5+
H)+として): 計算値 473.2764 測定値 473.27921 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.6Hz),0.7
4(3H,d,J=5.6Hz),0.78−0.92
(6H,m),1.08−1.32(4H,m),1.
88−2.02(2H,m),2.28−2.44(2
H,m),2.85(1H,dd,J=10.3Hz,
14.0Hz),3.08−3.20(1H,m),
3.20−3.40(2H,m),4.08−4.18
(1H,m),4.30−4.43(1H,m),6.
95(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=1.
2Hz),7.29(1H,d,J=7.5Hz),
7.54(1H,d,J=7.5Hz),7.87−
8.04(2H,m),8.20(1H,d,J=7.
5Hz),10.78(1H,d,J=1.2Hz) 旋光度:[α]D=+6.4°(20℃,c 0.3
0,DMSO) 実施例34化合物34の合成 原料化合物としてDHis−OMe・2HClを用い、
実施例33−(2)と同様な反応を行って化合物34を
合成した。
7,1530,1395 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H38N6O5+
H)+として): 計算値 539.2982 測定値 539.30101 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.88(12H,m),1.05−
1.42(3H,m),1.88−2.00(3H,
m),2.78−3.70(4H,m),4.08−
4.32(2H,m),4.39−4.51(1H,
m),6.74(1H,s),6.94(1H,t,J
=7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.09(1H,d,J=1.5Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.49(1H,
s),7.56(1H,d,J=7.5Hz),7.8
5(1H,d,J=8.1Hz),7.90−8.06
(1H,m),8.05(1H,d,J=8.4H
z),10.79(1H,brs) 実施例35 (1)化合物35の合成 原料化合物としてDAsp(OBzl)−NH2を用
い、実施例29−(1)と同様な反応を行って化合物3
5を合成した。
5,1371,1170,745 高分解能FAB−MS(m/e,(C33H43N5O7+
H)+として): 計算値 622.3241 測定値 622.32431 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64(3H,d,J=5.2Hz),0.6
8(3H,d,J=5.2Hz),1.05−1.40
(3H,m),1.32(9H,s),2.64(1
H,dd,J=8.6Hz,16.1Hz),2.85
−2.95(2H,m),3.20−3.40(1H,
m),3.80−3.90(1H,m),4.35−
4.44(1H,m),4.58−4.68(1H,
m),5.07(1H,d,J=12.5Hz),5.
13(1H,d,J=12.5Hz),6.92(1
H,brs),6.93(1H,d,J=8.1H
z),6.94(1H,t,J=7.7Hz),7.0
3(1H,t,J=7.7Hz),7.12(1H,
d,J=2.0Hz),7.21(1H,brs),
7.30(1H,d,J=7.7Hz),7.35(5
H,s),7.55(1H,d,J=7.7Hz),
8.04(1H,d,J=8.3Hz),8.23(1
H,d,J=7.6Hz),10.80(1H,d,J
=2.0Hz) (2)化合物36の合成 (1)で得られた化合物35 51mgのメタノール
5.0ml溶液に10%パラジウム−炭素50mgを加
え、1気圧の水素雰囲気下、室温にて4時間激しく撹拌
した。触媒を濾別し、濾液を減圧濃縮した。残渣にエチ
ルエーテルを加えて摩砕し、表題化合物29mgを無色
粉末として得た。
7,1518,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O7+
H)+として): 計算値 532.2771 測定値 532.27761 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64(3H,d,J=5.3Hz),0.6
9(3H,d,J=5.3Hz),1.05−1.23
(3H,m),1.34(9H,s),2.40−2.
50(1H,m),2.60(1H,dd,J=5.8
Hz,14.8Hz),2.89(1H,dd,J=1
0.3Hz,14.8Hz),3.22(1H,dd,
J=3.4Hz,14.8Hz),3.80−3.90
(1H,m),4.33−4.42(1H,m),4.
45−4.55(1H,m),6.92(1H,d,J
=6.6Hz),6.94(1H,t,J=7.4H
z),7.03(1H,t,J=7.4Hz),7.0
7(2H,brs),7.12(1H,d,J=2.0
Hz),7.29(1H,d,J=7.4Hz),7.
55(1H,d,J=7.4Hz),8.06(1H,
d,J=8.2Hz),8.23(1H,d,J=7.
7Hz),10.80(1H,d,J=2.0Hz) 以下の実施例36〜43では、それぞれ対応するアミノ
酸ベンジルエステルを用い、実施例35と同様な反応を
行って化合物37〜45を合成した。 実施例36 (1)化合物37 融点:97−99℃ IR(KBr,cm-1):3418,1518,146
1,1392,1371,1251,1170,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C33H43N5O7+
H)+として): 計算値 622.3241 測定値 622.32261 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.1Hz),0.7
2(3H,d,J=5.1Hz),1.12−1.30
(3H,m),1.33(9H,s),2.43−2.
49(1H,m),2.76(1H,dd,J=6.2
Hz,16.0Hz),2.90(1H,dd,J=
9.5Hz,14.4Hz),3.08(1H,dd,
J=4.5Hz,14.4Hz),3.86−3.95
(1H,m),4.37−4.46(1H,m),4.
57−4.65(1H,m),5.05(2H,s),
6.79(1H,d,J=7.6Hz),6.93(1
H,t,J=7.7Hz),7.02(1H,t,J=
7.7Hz),7.10(1H,d,J=1.4H
z),7.20(2H,d,J=9.4Hz),7.2
9(1H,d,J=7.7Hz),7.32−7.38
(5H,m),7.55(1H,d,J=7.7H
z),8.02(1H,d,J=7.2Hz),8.3
0(1H,d,J=8.6Hz),10.80(1H,
d,J=1.4Hz) (2)化合物38 融点:128−147℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,167
7,1521,1398,1371,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O7+
H)+として): 計算値 532.2772 測定値 532.27941 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.5Hz),0.7
2(3H,d,J=5.5Hz),1.10−1.28
(3H,m),1.34(9H,s),2.37(1
H,dd,J=7.4Hz,16.5Hz),2.63
(1H,dd,J=6.0Hz,16.5Hz),2.
91(1H,dd,J=9.5Hz,14.6Hz),
3.10(1H,dd,J=4.3Hz,14.6H
z),3.84−3.93(1H,m),4.38−
4.55(2H,m),6.79(1H,d,J=7.
9Hz),6.94(1H,t,J=8.0Hz),
7.03(1H,t,J=8.0Hz),7.10(1
H,d,J=2.3Hz),7.11(1H,br
s),7.15(1H,brs),7.29(1H,
d,J=8.0Hz),7.56(1H,d,J=8.
0Hz),7.98(1H,d,J=7.1Hz),
8.23(1H,d,J=7.7Hz),10.79
(1H,d,J=2.3Hz) 実施例37化合物39 融点:119−122℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,166
2,1518,1461,1395,1371,125
1,1164,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H40N4O6+
H)+として): 計算値 565.3026 測定値 565.30361 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.6Hz),1.0
2−1.45(3H,m),1.34(9H,s),
2.84(1H,dd,J=10.3Hz,15.0H
z),2.94(1H,dd,J=7.6Hz,13.
5Hz),3.03−3.18(2H,m),3.84
−3.97(1H,m),4.25−4.38(1H,
m),4.43−4.58(1H,m),6.72(1
H,d,J=8.3Hz),6.93(1H,t,J=
7.5Hz),7.02(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.8Hz),7.1
3−7.26(5H,m),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.54(1H,d,J=7.5H
z),7.93−8.03(1H,m),7.94(1
H,d,J=8.9Hz),10.77(1H,br
s) 実施例38化合物40 融点:128−132℃ IR(KBr,cm-1):3424,2926,167
1,1518,1461,1371,1251,116
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H38N4O6+
H)+として): 計算値 551.2869 測定値 551.28941 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.74+0.80(6H,d×2,J=6.2
Hz,J=6.2Hz),1.03−1.26(3H,
m),1.26+1.30(9H,s×2),2.81
(1H,dd,J=9.5Hz,14.6Hz),3.
01−3.55(1H,m),3.89−4.19(1
H,m),4.40−4.73(1H,m),5.04
−5.18(1H,m),6.73+6.79(1H,
d×2,J=8.3Hz,J=8.3Hz),6.96
+6.98(1H,t×2,J=7.4Hz,J=7.
4Hz),7.05(1H,t,J=7.4Hz),
7.11(1H,d,J=1.5Hz),7.22−
7.37(5H,m),7.39(1H,d,J=7.
4Hz),7.54+7.61(1H,d×2,J=
7.4Hz,J=7.4Hz),7.96+8.05
(1H,d×2,J=8.1Hz,J=8.1Hz),
7.90−7.96+8.35−8.46(1H,m×
2),10.83+10.86(1H,brs×2) 実施例39化合物41 融点:107−115℃ IR(KBr,cm-1):3346,3064,296
2,1662,1524,1461,1395,137
1,1251,1164,1104 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O6+
H)+として): 計算値 489.2713 測定値 489.27111 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.3Hz),0.6
9(3H,d,J=5.8Hz),0.95−1.25
(3H,m),1.28(3H,d,J=7.5H
z),1.33(9H,s),2.86(1H,dd,
J=10.2Hz,14.4Hz),3.18(1H,
dd,J=4.4Hz,14.4Hz),3.85(1
H,dt,J=7.3Hz,7.3Hz),4.22
(1H,dq,J=7.3Hz,7.5Hz),4.5
3(1H,ddd,J=4.4Hz,7.3Hz,1
0.2Hz),6.80(1H,d,J=7.3H
z),6.93(1H,t,J=7.5Hz),7.0
2(1H,t,J=7.5Hz),7.08(1H,
d,J=1.4Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.58(1H,d,J=7.5Hz),
8.06(1H,d,J=7.3Hz),8.12(1
H,d,J=7.3Hz),10.78(1H,d,J
=1.4Hz),12.42(1H,brs) 実施例40化合物42 融点:102−113℃ IR(KBr,cm-1):3412,2926,166
5,1515,1464,1389,1371,124
2,1167,1104,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H36N4O6S+
H)+として): 計算値 557.2433 測定値 557.24401 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.63−0.91(6H,m),0.98−
1.26(3H,m),1.31+1.33(9H,s
×2),2.86−3.02(1H,m),3.06−
3.20(1H,m),3.85−4.02(1H,
m),4.54−4.72(1H,m),5.34−
5.67(1H,m),6.70+6.75(1H,d
×2,J=8.4Hz,J=8.7Hz),6.92−
6.96(2H,m),7.03(1H,t,J=7.
5Hz),7.08−7.28(3H,m),7.29
(1H,d,J=7.5Hz),7.37−7.47
(1H,m),7.53−7.66(1H,m),7.
93−8.14(1H,m),10.80(1H,d,
J=1.2Hz) 実施例41化合物43 融点:119−128℃ IR(KBr,cm-1):3418,2968,166
2,1518,1464,1395,1371,125
4,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H40N4O6+
H)+として): 計算値 517.3026 実測値 517.30381 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(6H,d,J=6.1Hz),0.8
8(3H,d,J=6.6Hz),0.90(3H,
d,J=4.6Hz),0.98−1.30(3H,
m),1.33(9H,s),2.00−2.14(1
H,m),2.86(1H,dd,J=10.1Hz,
15.0Hz),3.14(1H,dd,J=3.4H
z,15.0Hz),3.90(1H,ddd,J=
4.6Hz,5.4Hz,6.6Hz),4.14(1
H,dd,J=5.9Hz,8.4Hz),4.60
(1H,ddd,J=3.4Hz,7.8Hz,10.
1Hz),6.75(1H,d,J=7.7Hz),
6.93(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1
H,t,J=7.5Hz),7.07(1H,d,J=
2.0Hz),7.28(1H,d,J=7.5H
z),7.57(1H,d,J=7.5Hz),7.9
0(1H,d,J=8.4Hz),7.99(1H,
d,J=7.8Hz),10.78(1H,d,J=
2.0Hz) 実施例42化合物44 融点:119−124℃ IR(KBr,cm-1):3406,1674,160
5,1530,1449,1395,1371,124
8,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C32H41N5O7+
H)+として): 計算値 608.3084 測定値 608.30531 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.63(3H,d,J=5.7Hz),0.6
8(3H,d,J=5.7Hz),1.05−1.37
(3H,m),1.26(9H,s),2.65(1
H,dd,J=8.7Hz,16.6Hz),2.85
(1H,dd,J=5.4Hz,16.6Hz),2.
91(1H,dd,J=10.8Hz,14.7H
z),3.17−3.30(1H,m),3.83−
3.93(1H,m),4.37−4.47(1H,
m),4.70−4.81(1H,m),6.93(1
H,t,J=7.3Hz),7.00−7.10(3
H,m),7.14(1H,d,J=2.0Hz),
7.28(2H,t,J=7.8Hz),7.29(1
H,d,J=7.3Hz),7.55(1H,d,J=
7.3Hz),7.63(2H,d,J=7.8H
z),8.14(1H,d,J=8.1Hz),8.3
4(1H,d,J=7.1Hz),9.44(1H,
s),10.81(1H,d,J=2.0Hz) 実施例43化合物45 融点:121−126℃ IR(KBr,cm-1):3334,1665,160
2,1539,1449,1371,1251,116
4 FAB−MS(m/e,(C32H41N5O7+H)+とし
て):6081 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(6H,d,J=6.4Hz),1.1
0−1.40(3H,m),1.31(9H,s),
2.44−2.52(1H,m),2.69(1H,d
d,J=6.1Hz,16.6Hz),2.94(1
H,dd,J=9.7Hz,14.6Hz),3.11
(1H,dd,J=4.9Hz,14.6Hz),3.
90−4.01(1H,m),4.40−4.52(1
H,m),4.69−4.76(1H,m),6.81
(1H,d,J=8.2Hz),6.95(1H,t,
J=7.9Hz),7.04(2H,t,J=7.9H
z),7.14(1H,d,J=2.0Hz),7.2
8(2H,t,J=7.9Hz),7.30(1H,
d,J=7.9Hz),7.58(1H,d,J=7.
9Hz),7.67(2H,d,J=7.9Hz),
8.07(1H,d,J=6.8Hz),8.51(1
H,d,J=8.1Hz),9.77(1H,s),1
0.81(1H,d,J=2.0Hz) 実施例44化合物46の合成 原料化合物としてDAsp(OBzl)−OBzl・T
osOHを用い、実施例33−(2)及び35−(2)
と同様な反応を行って化合物46を合成した。
2,1738,1650,1530,1464,139
2,1371,1344,1221 FAB−MS(m/e,(C26H36N4O7+H)+とし
て):5171 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=6.3Hz),0.7
0−0.79(3H,m),0.79−1.00(6
H,m),1.00−1.32(4H,m),1.85
−2.04(2H,m),2.48−2.58(1H,
m),2.72(1H,dd,J=6.4Hz,15.
0Hz),2.85(1H,dd,J=10.4Hz,
14.8Hz),3.10−3.25(1H,m),
4.12−4.23(1H,m),4.44−4.62
(2H,m),6.95(1H,t,J=7.5H
z),7.04(1H,t,J=7.5Hz),7.0
9(1H,d,J=1.2Hz),7.28(1H,
d,J=7.5Hz),7.57+7.58(1H,d
×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),7.85+
7.86(1H,d×2,J=9.8Hz,J=9.8
Hz),8.12+8.15(1H,d×2,J=8.
5Hz,J=8.5Hz),8.24−8.31(1
H,m),10.77(1H,d,J=1.2Hz) 旋光度:[α]D=+8.3°(20℃,c 0.6
4,DMSO) 実施例45化合物47及び48の合成 (1)N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カルボニ
ル]−L−ロイシンベンジルエステルの合成 Leu−OBzl・TosOH 1.97g及びCDI
0.85gをTHF10mlに懸濁し、氷冷下、TE
A 0.73mlを5分間かけて滴下し、同温で1時間
撹拌後、ペルヒドロアゼピン 0.67mlを加え更に
室温で14時間撹拌した。反応液を水100ml中に注
ぎ生成した沈澱を濾取して目的物1.75gを得た。
+H)+として):365 (2)N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カルボニ
ル]−L−ロイシンの合成 (1)で得られた化合物1.75gをメタノール30m
l に溶解し、10%パラジウム−炭素0.30gを加
えて、1気圧の水素雰囲気下室温で1.5時間激しく撹
拌した。触媒を濾別後、濾液を減圧濃縮し目的物1.2
0gを無色泡状物質として得た。
+H)+として):257 (3)N−[N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カル
ボニル]−L−ロイシル]−D−トリプトファンメチル
エステルの合成 (2)で得られた化合物1.08g及びDTrp−OM
e・HCl 1.02gをDMF 10mlに溶解し、
氷冷下にTEA 0.57ml、HOBT・H2O 6
13mg及びEDCI・HCl 805mgを加え、同
温で1.5時間、更に室温にて4時間撹拌した。反応液
に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1N塩
酸及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残渣を中
圧液体クロマトグラフィー(メルク社製 ローバーカラ
ム リクロプレップSi60/ジクロロメタン:メタノ
ール=30:1)にて精製し目的物1.55gを無色粉
末として得た。
+H)+として):457 (4)N−[N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カル
ボニル]−L−ロイシル]−D−トリプトファンの合成 (3)で得られた化合物1.29gをメタノール5.0
ml に溶解し、氷冷下に1N水酸化ナトリウム水溶液
3.1mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に1
N塩酸3.1mlを加えた後減圧濃縮した。残渣を酢酸
エチルに溶解し、1N塩酸及び飽和食塩水にて洗浄し、
無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得ら
れた残渣をメタノール(5ml)−酢酸エチル(30m
l)−ヘキサン(60ml)から再結晶し、目的物0.
971gを無色結晶として得た。
+H)+として):443 (5)化合物47の合成 (4)で得られた化合物44mg及び DHis−OM
e・2HCl29mgをDMF 1.0mlに溶解し、
氷冷下にTEA 33μl、HOBT・H2O18mg
及び EDCI・HCl 23mgを加え、氷冷下2時
間、室温にて5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加え、ジクロロメタンにて抽出した。
有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮し
た。残渣を分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
0:1)にて精製し、表題化合物49mgを淡黄色粉末
として得た。
3,1671,1536 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H43N7O5+
H)+として): 計算値 594.3404 測定値 594.33751 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.86(3H,d,J=5.9Hz),0.8
7(3H,d,J=5.9Hz),1.40−1.70
(11H,m),2.97(1H,dd,J=10.3
Hz,14.9Hz),3.10−3.35(6H,
m),3.44−3.52(1H,m),3.65−
3.80(1H,m),3.71(3H,s),4.5
0−4.57(1H,m),4.64(1H,d,J=
6.5Hz),4.73−4.80(1H,m),6.
29(1H,d,J=8.3Hz),6.72(1H,
s),6.79(1H,s),7.10(1H,dt,
J=1.2Hz,7.7Hz),7.19(1H,d
t,J=1.2Hz,7.7Hz),7.27(1H,
s),7.40(1H,dd,J=1.2Hz,7.7
Hz),7.46(1H,d,J=7.3Hz),7.
55(1H,dd,J=1.2Hz,7.7Hz),
8.35(1H,brs) (6)化合物48の合成 (5)で得られた化合物47 32mgをメタノール
0.30ml に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液
80μlを加え室温で3時間撹拌した。反応液に1N塩
酸80μlを加え減圧濃縮し、残渣を水10mlに溶解
しセップ−パックC18 カートリッジ(ウォーターズ
社製)に通液させて目的物を保持させ、カートリッジを
水にて洗浄後メタノールにて溶離した。溶離液を減圧濃
縮し、残渣にエチルエーテルを加えて摩砕し、表題化合
物31mgを無色粉末として得た。
0,1629,1533,1464,1446,139
5,743 FAB−MS(m/e,(C30H41N7O5+H)+とし
て):5801 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=6.1Hz),0.7
6(3H,d,J=6.1Hz),1.15−1.65
(11H,m),2.84(1H,dd,J=10.0
Hz,14.9Hz),2.93−3.05(2H,
m),3.20−3.50(5H,m),4.00−
4.08(1H,m),4.35−4.52(2H,
m),6.02(1H,d,J=7.1Hz),6.8
2(1H,s),6.94(1H,t,J=7.6H
z),7.03(1H,t,J=7.6Hz),7.0
7(1H,d,J=2.3Hz),7.29(1H,
d,J=7.6Hz),7.54(1H,s),7.5
5(1H,d,J=7.6Hz),8.02(1H,
d,J=8.3Hz),8.30(1H,d,J=7.
7Hz),10.76(1H,d,J=2.3Hz) 以下の実施例46〜48では、それぞれ対応するアミノ
酸を用い、実施例45−(5)、(6)と同様な反応を
行って化合物49〜53を合成した。 実施例46 (1)化合物49 融点:114−116℃ IR(KBr,cm-1):3418,1750,166
8,1635,1521,1469,1444,741 FAB−MS(m/e,(C36H46N6O5+H)+とし
て):6431 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.7
6(3H,d,J=5.8Hz),1.14−1.65
(11H,m),2.82(1H,dd,J=10.2
Hz,14.5Hz),3.08−3.30(7H,
m),3.50(3H,s),3.96−4.06(1
H,m),4.46−4.54(2H,m),6.07
(1H,d,J=7.1Hz),6.93(1H,t,
J=7.9Hz),7.00(2H,t,J=7.9H
z),7.06(1H,t,J=7.9Hz),7.0
6(1H,d,J=2.0Hz),7.17(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
9Hz),7.33(1H,d,J=7.9Hz),
7.46(1H,d,J=7.9Hz),7.53(1
H,d,J=7.9Hz),8.05(1H,d,J=
7.5Hz),8.44(1H,d,J=7.5H
z),10.77(1H,d,J=2.0Hz),1
0.83(1H,d,J=2.0Hz) (2)化合物50 融点:148−153℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,163
8,1521,1464,1443,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C35H44N6O5+
H)+として): 計算値 629.3452 測定値 629.34241 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(3H,d,J=7.2Hz),0.7
5(3H,d,J=7.2Hz),1.14−1.65
(11H,m),2.75−2.90(1H,m),
3.00−3.35(7H,m),4.05−4.16
(1H,m),4.20−4.33(1H,m),4.
39−4.50(1H,m),6.02(1H,d,J
=6.9Hz),6.92(2H,t,J=7.6H
z),7.01(2H,t,J=7.6Hz),7.0
4(1H,brs),7.12(1H,brs),7.
28(2H,d,J=7.6Hz),7.51(2H,
d,J=7.6Hz),7.85−8.03(2H,
m),10.72(1H,brs),10.75(1
H,brs) 旋光度:[α]D=+25.2°(20℃,c 0.3
8,MeOH) 実施例47 (1)化合物51 融点:169−173℃ IR(KBr,cm-1):3292,2932,173
7,1635,1527,1461,1443,130
5,1197,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H43N5O5+
H)+として): 計算値 542.3342 測定値 542.33821 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.83(6H,d,J=6.1Hz),1.0
9(3H,d,J=6.9Hz),1.42−1.72
(1H,m),2.22(1H,dd,J=8.0H
z,15.4Hz),2.52(1H,dd,J=4.
9Hz,15.4Hz),3.14−3.55(6H,
m),3.62(3H,s),3.76−3.87(1
H,m),4.25−4.38(1H,m),4.58
(1H,d,J=6.7Hz),4.73−4.80
(1H,m),6.21(1H,d,J=8.8H
z),7.05(1H,d,J=7.9Hz),7.0
8(1H,d,J=1.3Hz),7.10(1H,d
t,J=1.3Hz,7.5Hz),7.19(1H,
dt,J=1.3Hz,7.5Hz),7.35(1
H,dd,J=1.3Hz,7.5Hz),7.61
(1H,dd,J=1.3Hz,7.5Hz),8.0
8(1H,d,J=1.3Hz) (2)化合物52 融点:117−120℃ IR(KBr,cm-1):3322,2932,171
6,1638,1536,1461,1299,119
4,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H41N5O5+
H)+として): 計算値 528.3186 測定値 528.32031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.2Hz),0.7
6(3H,d,J=6.2Hz),1.12(3H,
d,J=6.5Hz),1.10−1.65(11H,
m),2.12(1H,dd,J=9.2Hz,15.
5Hz),2.36(1H,dd,J=4.9Hz,1
5.5Hz),2.84(1H,dd,J=10.5H
z,14.7Hz),3.17−3.41(5H,
m),3.89−3.98(1H,m),4.00−
4.17(1H,m),4.28−4.36(1H,
m),6.08(1H,d,J=6.6Hz),6.9
4(1H,dt,J=1.3Hz,7.6Hz),7.
03(1H,dt,J=1.3Hz,7.6Hz),
7.07(1H,d,J=1.8Hz),7.29(1
H,dd,J=1.3Hz,7.6Hz),7.53
(1H,dd,J=1.3Hz,7.6Hz),7.8
7(1H,d,J=8.1Hz),8.11(1H,
d,J=8.5Hz),10.76(1H,d,J=
1.8Hz),12.11(1H,brs) 実施例48化合物53 融点:151−159℃ IR(KBr,cm-1):3322,2932,164
1,1533,1461,1212,1047 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H39N5O6S+
H)+として): 計算値 550.2699 測定値 550.27241 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71+0.80(3H,d×2,J=6.0
Hz,J=6.0Hz),0.78+0.85(3H,
d×2,J=6.0Hz,J=6.0Hz),1.23
−1.66(11H,m),2.50−2.60(2
H,m),2.88(1H,dd,J=9.7Hz,1
5.2Hz),3.04(1H,dd,J=6.0H
z,15.2Hz),3.18−3.48(6H,
m),3.98−4.15(1H,m),4.29−
4.40(1H,m),6.08(1H,d,J=7.
3Hz),6.93(1H,t,J=7.9Hz),
7.03(1H,t,J=7.9Hz),7.05(1
H,d,J=2.2Hz),7.29(1H,d,J=
7.9Hz),7.50+7.52(1H,d×2,J
=7.9Hz,J=7.9Hz),7.62+8.01
(1H,d×2,J=7.8Hz,J=8.5Hz),
7.80+7.97(1H,t×2,J=5.5Hz,
J=5.5Hz),10.78(1H,d,J=2.2
Hz) 実施例49化合物30の合成 (1)Z−DTrp−βAla−OEtの合成 Z−DTrp−OH 3.21g及びβAla−OEt
・HCl 1.49gをジクロロメタン30mlに懸濁
し、N−メチルモルホリン 1.05g及びHOBT・
H2O 1.59gを加え、氷冷下、EDCI・HCl
1.99gを加え室温で終夜撹拌した。反応液をジクロ
ロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、1
N塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し得られた残渣をド
ライカラムフラッシュクロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60/ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)で精製し、目的物3.02gを得た。
+H)+として):438 (2)DTrp−βAla−OEtの合成 (1)で得られた化合物650mgをメタノール10m
lに溶解し、10%パラジウム−炭素118mgを加え
て、水素雰囲気下、室温常圧で激しく終夜撹拌した。セ
ライト濾過で触媒を濾別後減圧下溶媒を留去し、目的物
450mgを得た。
+H)+として):304 (3)Boc−MeLeu−DTrp−βAla−OE
tの合成 (2)で得られた化合物605mg、Boc−MeLe
u−OH 490mg及びHOBT・H2O 306m
gをジクロロメタン10mlに溶解し、氷冷下、EDC
I・HCl 383mgを加え室温で終夜撹拌した。反
応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留
去後、得られた残渣を中圧液体クロマトグラフィー(メ
ルク社製ローバーカラム リクロプレップSi60/ジ
クロロメタン:メタノール=40:1)にて精製し、目
的物726mgを得た。
+H)+として):531 (4)化合物30の合成 (3)で得られた化合物56.1mgを実施例29−
(2)と同様の方法でアルカリ加水分解し、化合物30
53.1mgを淡黄色粉末として得た。
B−MS、1H−NMR及び旋光度は、実施例30によ
り得られた化合物30のそれらと一致した。 実施例50化合物54の合成 原料化合物としてBoc−Ile−OHを用い、実施例
49−(3)、(4)と同様な反応を行って化合物54
を合成した。
2,1653,1536,1461,1395,137
1,1248,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O6+
H)+として): 計算値 489.2713 測定値 489.27011 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.47(3H,d,J=6.6Hz),0.6
5(3H,t,J=7.1Hz),0.77−0.97
(1H,m),1.10−1.26(1H,m),1.
36(9H,s),1.36−1.56(1H,m),
2.28−2.39(2H,m),2.89(1H,d
d,J=9.3Hz,14.9Hz),3.14(1
H,dd,J=3.9Hz,14.9Hz),3.16
−3.32(2H,m),3.73(1H,t,J=
7.5Hz),4.38−4.49(1H,m),6.
74(1H,d,J=7.5Hz),6.94(1H,
t,J=7.6Hz),7.02(1H,t,J=7.
6Hz),7.08(1H,d,J=1.1Hz),
7.28(1H,d,J=7.6Hz),7.54(1
H,d,J=7.6Hz),7.92(1H,t,J=
5.3Hz),8.10(1H,d,J=8.1H
z),10.74(1H,d,J=1.1Hz),1
2.19(1H,brs) 旋光度:[α]D=+10.3°(20℃,c 0.6
4,MeOH) 実施例51化合物55の合成 (1)Leu−DTrp−βAla−OEtの合成 実施例29−(1)で得られた Boc−Leu−DT
rp−βAla−OEt 760mgに、氷冷下20%
エタンジチオール−TFA溶液25mlを加え同温にて
30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後トルエンを加え
再び減圧濃縮し、この操作を3回繰返した。得られた残
渣をエチルエーテル約5mlに溶解しヘキサン約10m
lを加え、生成した沈澱を濾別後真空下乾燥し、TFA
・Leu−DTrp−βAla−OEt 781mgを
淡黄色固体として得た。更にこの固体781mgに飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮し
目的物479mgを得た。 (2)N−[N−(N−テノイル−L−ロイシル)−D
−トリプトフィル]−β−アラニンエチルエステルの合
成 2−チオフェンカルボン酸16.6mg、HOBT・H
2O 21.6mg及びEDCI・HCl 27.0m
gのジクロロメタン1ml溶液に、(1)で得られた化
合物49.0mgのジクロロメタン1ml溶液を加えて
室温で終夜撹拌した。反応液を水、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、1N塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮後、得られた残渣を
分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル
60F254/クロロホルム:メタノール=10:1)で
精製して、目的物48.3mgを得た。 (3)化合物55の合成 (2)で得られた化合物42.9mgをエタノール1m
lに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液90μlを加
え室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、得られた
残渣を水で希釈し、エチルエーテルを用いてエーテル可
溶物を除去した。水層を1N塩酸によってpH 3とし
た後酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後溶媒を減圧留去し、表題化合物39.3mgを
無色粉末として得た。
9,1638,1548,1464,1425,136
2,1341,1290 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H30N4O5S+
H)+として): 計算値 499.2015 測定値 499.20111 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(3H,d,J=6.0Hz),0.7
8(3H,d,J=6.0Hz),1.19−1.43
(3H,m),2.38(2H,t,J=7.2H
z),2.88(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.4Hz),3.11−3.35(3H,m),4.
31−4.48(2H,m),6.92(1H,t,J
=7.7Hz),7.02(1H,t,J=7.7H
z),7.08(1H,d,J=2.2Hz),7.1
1(1H,dd,J=3.8Hz,5.1Hz),7.
29(1H,d,J=7.7Hz),7.56(1H,
d,J=7.7Hz),7.75(1H,dd,J=
1.4Hz,5.1Hz),7.87(1H,dd,J
=1.4Hz,3.8Hz),7.98(1H,t,J
=8.0Hz),8.30(1H,d,J=8.3H
z),8.46(1H,d,J=7.3Hz),10.
77(1H,d,J=2.2Hz),12.18(1
H,brs) 以下の実施例52〜61では、それぞれ対応するカルボ
ン酸を用い、実施例51−(2)、(3)と同様な反応
を行って化合物56〜65を合成した。 実施例52化合物56 融点:110−112℃ IR(KBr,cm-1):3412,3100,295
6,1719,1644,1548,1461,144
3,1341,1284 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H30N4O5S+
H)+として): 計算値 499.2015 測定値 499.20311 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(3H,d,J=6.0Hz),0.7
8(3H,d,J=6.0Hz),1.19−1.42
(3H,m),2.38(2H,t,J=7.2H
z),2.88(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.7Hz),3.12−3.35(3H,m),4.
30−4.45(2H,m),6.92(1H,t,J
=8.0Hz),7.02(1H,t,J=8.0H
z),7.08(1H,d,J=1.8Hz),7.2
9(1H,d,J=8.0Hz),7.51−7.60
(3H,m),7.99(1H,t,J=5.6H
z),8.20(1H,dd,J=1.4Hz,2.8
Hz),8.26(1H,d,J=6.8Hz),8.
27(1H,d,J=8.5Hz),10.77(1
H,d,J=1.8Hz),12.18(1H,br
s) 実施例53化合物57 融点:131−132℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,171
9,1653,1596,1533,1464,144
3,1341,1290 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H30N4O6+
H)+として): 計算値 483.2244 測定値 483.22301 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71−0.81(6H,m),1.20−
1.43(3H,m),2.17−2.28(2H,
m),2.89(1H,dd,J=9.5Hz,14.
4Hz),3.10−3.40(3H,m),4.34
−4.48(2H,m),6.60(1H,dd,J=
1.4Hz,3.2Hz),6.91(1H,t,J=
7.1Hz),7.01(1H,t,J=7.1H
z),7.06(1H,d,J=1.5Hz),7.2
2(1H,d,J=3.2Hz),7.28(1H,
d,J=7.1Hz),7.55(1H,d,J=7.
1Hz),7.81(1H,d,J=1.4Hz),
8.06−8.15(1H,m),8.49(1H,
d,J=8.7Hz),8.31(1H,d,J=8.
1Hz),10.77(1H,brs),12.15
(1H,brs) 実施例54化合物58 融点:103−110℃ IR(KBr,cm-1):3322,2962,172
2,1647,1539,1461,1443,139
2,1344,1236,1197,1164,107
1 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H30N4O6+
H)+として): 計算値 483.2244 測定値 483.22161 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.8Hz),1.20−1.40
(3H,m),2.37(2H,t,J=7.1H
z),2.88(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.7Hz),3.08−3.35(3H,m),4.
30−4.45(2H,m),6.90(1H,dd,
J=0.9Hz,1.8Hz),6.93(1H,d
t,J=0.8Hz,7.5Hz),7.03(1H,
dt,J=0.8Hz,7.5Hz),7.08(1
H,d,J=1.6Hz),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.56(1H,d,J=7.5H
z),7.70(1H,dd,J=1.5Hz,1.8
Hz),7.99(1H,t,J=5.4Hz),8.
16(1H,d,J=7.2Hz),8.22(1H,
dd,J=0.9Hz,1.5Hz),8.29(1
H,d,J=9.0Hz),10.77(1H,d,J
=1.6Hz),12.08(1H,brs) 実施例55化合物59 融点:98−105℃ IR(KBr,cm-1):3304,3076,296
2,1725,1647,1548,1443,134
4,1236,1194 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H32N4O5S+
H)+として): 計算値 513.2172 測定値 513.21421 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.8Hz),0.7
1(3H,d,J=5.9Hz),1.08−1.26
(3H,m),2.34(2H,t,J=6.4H
z),2.85(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.4Hz),3.14(1H,dd,J=3.4H
z,14.4Hz),3.20(2H,dt,J=5.
4Hz,5.1Hz),3.62(1H,d,J=1
5.2Hz),3.67(1H,d,J=15.2H
z),4.12−4.22(1H,m),4.38(1
H,ddd,J=3.4Hz,7.8Hz,10.3H
z),6.86(1H,dd,J=0.9Hz,3.3
Hz),6.89(1H,dd,J=3.3Hz,4.
2Hz),6.96(1H,dt,J=1.2Hz,
7.5Hz),7.03(1H,dt,J=1.2H
z,7.5Hz),7.07(1H,d,J=1.8H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.3
1(1H,dd,J=0.9Hz,4.2Hz),7.
56(1H,d,J=7.5Hz),7.95(1H,
t,J=5.4Hz),8.23(1H,d,J=7.
5Hz),8.28(1H,d,J=8.7Hz),1
0.78(1H,d,J=1.8Hz),12.17
(1H,brs) 実施例56化合物60 融点:94−102℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,171
9,1647,1542,1461,1443,134
4,1233,1194 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H32N4O5S+
H)+として): 計算値 513.2172 測定値 513.21331 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.8Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),1.08−1.25
(3H,m),2.31(2H,t,J=7.1H
z),2.85(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.4Hz),3.14(1H,dd,J=4.3H
z,14.4Hz),3.22(2H,dt,J=5.
1Hz,7.1Hz),3.40(1H,d,J=1
5.3Hz),3.45(1H,d,J=15.3H
z),4.12−4.22(1H,m),4.40(1
H,ddd,J=4.3Hz,7.2Hz,10.3H
z),6.93(1H,dt,J=1.8Hz,7.5
Hz),6.96(1H,dd,J=1.5Hz,4.
8Hz),7.03(1H,dt,J=1.8Hz,
7.5Hz),7.06(1H,d,J=2.0H
z),7.19(1H,dd,J=1.5Hz,3.0
Hz),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.
40(1H,dd,J=3.0Hz,4.8Hz),
7.56(1H,d,J=7.5Hz),7.94(1
H,t,J=5.1Hz),7.17(1H,d,J=
7.2Hz),8.25(1H,d,J=7.5H
z),10.78(1H,d,J=2.0Hz),1
2.15(1H,brs) 実施例57化合物61 融点:85−90℃ IR(KBr,cm-1):3424,2956,286
6,1716,1647,1545,1461,139
2,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H38N4O5+
H)+として): 計算値 499.2921 測定値 499.29151 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.7Hz),0.7
4(3H,d,J=5.7Hz),1.01−1.35
(6H,m),1.38−1.71(6H,m),2.
02−2.15(2H,m),2.37(2H,t,J
=7.2Hz),2.85(1H,dd,J=10.3
Hz,14.1Hz),3.13−3.37(3H,
m),4.05−4.18(1H,m),4.31−
4.42(1H,m),6.94(1H,t,J=7.
6Hz),7.02(1H,t,J=7.6Hz),
7.07(1H,d,J=1.9Hz),7.29(1
H,d,J=7.6Hz),7.54(1H,d,J=
7.6Hz),7.92(1H,d,J=6.8H
z),7.96(1H,t,J=5.4Hz),8.1
9(1H,d,J=8.2Hz),10.77(1H,
brs),12.17(1H,brs) 実施例58化合物62 融点:215℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3442,3286,296
2,1647,1584,1566,1425,651 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H36N4O5+
H)+として): 計算値 485.2764 測定値 485.27411 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.20−1.29
(3H,m),1.41−1.76(8H,m),1.
95−2.08(2H,m),2.55−2.67(1
H,m),2.89(1H,dd,J=10.7Hz,
15.0Hz),3.09−3.42(3H,m),
4.15−4.27(1H,m),4.30−4.41
(1H,m),6.94(1H,t,J=7.5H
z),7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.0
7(1H,brs),7.29(1H,d,J=7.5
Hz),7.54(1H,d,J=7.5Hz),8.
04−8.17(2H,m),8.18−8.31(1
H,m),10.85(1H,brs) 実施例59化合物63 融点:115−122℃ IR(KBr,cm-1):3298,2926,285
4,1719,1650,1548,1194 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H40N4O5+
H)+として): 計算値 513.3077 測定値 513.31011 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
4(3H,d,J=5.6Hz),0.88−0.98
(3H,m),0.99−1.36(6H,m),1.
87−2.03(2H,m),2.37(2H,t,J
=7.3Hz),2.84(1H,dd,J=10.8
Hz,14.6Hz),3.08−3.30(3H,
m),4.08−4.14(1H,m),4.32−
4.36(1H,m),6.94(1H,t,J=7.
5Hz),7.03(1H,t,J=7.5Hz),
7.06(1H,d,J=1.2Hz),7.29(1
H,d,J=7.5Hz),7.54(1H,d,J=
7.5Hz),7.88−8.03(2H,m),8.
22(1H,d,J=8.6Hz),10.78(1
H,d,J=1.2Hz),12.21(1H,br
s) 実施例60化合物64 融点:158−164℃ IR(KBr,cm-1):3316,3064,293
2,2860,1719,1650,1539,145
5,1392,1344,1212,1098高分解能
FAB−MS(m/e,(C27H38N4O5+H)+とし
て): 計算値 499.2921 測定値 499.29081 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.6Hz),0.7
3(3H,d,J=5.9Hz),0.80−0.92
(3H,m),1.02−1.41(6H,m),1.
48−1.75(5H,m),2.13(2H,t,J
=7.0Hz),2.85(1H,dd,J=10.1
Hz,14.4Hz),3.14(1H,dd,J=
3.6Hz,14.4Hz),3.20−3.40(2
H,m),4.04−4.15(1H,m),4.30
−4.47(1H,m),6.93(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.2Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),7.80(1H,d,J=7.
2Hz),7.92−8.05(1H,m),8.10
(1H,d,J=8.4Hz),10.77(1H,
d,J=1.2Hz),12.17(1H,brs) 実施例61化合物65 融点:173−178℃ IR(KBr,cm-1):3418,3298,163
5,1566,1416,1252,1229,740 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H32N4O5+
H)+として): 計算値 457.2451 測定値 457.24451 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66−0.82(6H,m),1.11−
1.42(5H,m),1.48−1.95(3H,
m),1.95−2.20(2H,m),2.86(1
H,dd,J=10.5Hz,14.0Hz),3.0
3−3.30(3H,m),4.14−4.27(1
H,m),4.28−4.43(1H,m),6.93
(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,t,
J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=1.2H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.5
4(1H,d,J=7.5Hz),7.84−8.14
(1H,m),8.39(1H,d,J=7.1H
z),8.39(1H,d,J=7.1Hz),10.
85(1H,d,J=1.2Hz) 実施例62 (1)化合物66の合成 実施例51−(1)で得られたTFA・Leu−DTr
p−βAla−OEt39.8mg、(1,3−ジチオ
ール−2−イリデン)マロン酸水素メチル16.4m
g、N−メチルモルホリン 8.3μl及びHOBT・
H2O 18.4mgをDMF 0.38mlに懸濁さ
せ、氷冷下EDCI・HCl 23.0mgを加え、室
温にて5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、得られた
残渣をクロロホルムに溶解し、10%クエン酸水溶液及
び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた残
渣を分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカ
ゲル60F254/クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製し、無色粉末35.2mgを得た。同粉末
6.2mgをメタノール0.45mlに懸濁させ、1N
水酸化ナトリウム水溶液50μlを加え室温にて20時
間撹拌した。反応液をエムポアシート(アナリティケム
インターナショナル社製/クロロホルム:酢酸:水=
10:1:1)で精製し、次いでセップ−パック C1
8 カートリッジ(ウォーターズ社製)に通した。メタ
ノールで溶離し、溶離液を減圧濃縮して、表題化合物
5.2mgを淡黄色粉末として得た。
1,1605,1524,1392 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H32N4O7S2
+H)+として): 計算値 589.1791 測定値 589.17891 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70−0.80(6H,m),1.15−
1.35(3H,m),2.20−2.35(2H,
m),2.89(1H,dd,J=9.8Hz,14.
4Hz),3.15−3.50(3H,m),3.79
(3H,s),4.30−4.50(2H,m),6.
94(1H,t,J=7.3Hz),7.03(1H,
t,J=7.3Hz),7.09(1H,brs),
7.30(1H,d,J=7.3Hz),7.52(2
H,s),7.57(1H,d,J=7.3Hz),
8.00−8.10(1H,m),8.36(1H,
d,J=8.4Hz),8.51(1H,d,J=6.
8Hz),10.80(1H,brs) (2)化合物67の合成 (1)で得られた化合物66 20.0mgをメタノー
ル1.50mlに懸濁させ、1N水酸化ナトリウム水溶
液160μlを加え3.5時間加熱還流した。放冷後、
反応液に1N塩酸160μlを加え50℃にて2時間撹
拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をエムポアシート
(アナリティケム インターナショナル社製/クロロホ
ルム:メタノール=1:1)で精製し、次いでセップ−
パック C18 カートリッジ(ウォーターズ社製)に
通した。メタノールで溶離し、溶離液を減圧濃縮して、
表題化合物16.5mgを淡橙色粉末として得た。
6,1620,1551,1518,1209 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H30N4O5S2
+H)+として): 計算値 531.1736 測定値 531.17631 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.2Hz),0.7
4(3H,d,J=6.2Hz),1.05−1.25
(3H,m),2.30−2.50(2H,m),2.
88(1H,dd,J=10.6Hz,14.5H
z),3.15−3.40(3H,m),4.15(1
H,q,J=6.9Hz),4.35−4.45(1
H,m),6.24(1H,s),6.80−6.90
(2H,m),6.95(1H,t,J=7.2H
z),7.03(1H,t,J=7.2Hz),7.0
9(1H,d,J=2.1Hz),7.30(1H,
d,J=7.2Hz),7.56(1H,d,J=7.
2Hz),7.83(1H,d,J=6.9Hz),
8.00−8.10(1H,m),8.36(1H,
d,J=8.4Hz),10.77(1H,d,J=
2.1Hz) 実施例63化合物68の合成 (1)N−[N−[N−(3,3−ジメチルブチリル)
−L−ロイシル]−D−トリプトフィル]−β−アラニ
ンエチルエステルの合成実施例51−(1)で得られた
TFA・Leu−DTrp−βAla−OEt33.0
mgのピリジン0.5ml溶液に、窒素雰囲気下、0℃
にて塩化3,3−ジメチルブチリル12.8mgを加え
10分間撹拌した。反応液に水0.1mlを加え減圧濃
縮して得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(メ
ルク社製シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノ
ール=15:1)で精製し、目的物21.8mgを得
た。 (2)化合物68の合成 (1)で得られた化合物14.7mgをエタノール0.
2mlに懸濁し、1N水酸化ナトリウム水溶液43μl
を加え室温にて5時間撹拌した。減圧濃縮後得られた残
渣をエムポアシート(アナリティケム インターナショ
ナル社製/クロロホルム:メタノール:酢酸=15:
1:1)、次いで逆相フラッシュクロマトグラフィー
(ナカライテクス社製 コスモシール75C18−OPN
/メタノール)により精製し表題化合物8.5mgを無
色粉末として得た。
6,2920,2854,1719,1650,153
9,1464,1443 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N4O5+
H)+として): 計算値 487.2921 測定値 487.29101 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.7Hz),0.7
5(3H,d,J=5.7Hz),0.93(9H,
s),1.07−1.26(3H,m),1.94(1
H,d,J=12.0Hz),2.04(1H,d,J
=12.0Hz),2.33−2.60(2H,m),
2.85(1H,dd,J=10.1Hz,14.5H
z),3.13−3.50(3H,m),4.03−
4.15(1H,m),4.32−4.43(1H,
m),6.95(1H,t,J=7.7Hz),7.0
4(1H,t,J=7.7Hz),7.08(1H,
d,J=1.9Hz),7.30(1H,d,J=7.
7Hz),7.55(1H,d,J=7.7Hz),
7.88(1H,d,J=6.7Hz),7.98(1
H,t,J=5.2Hz),8.23(1H,d,J=
8.2Hz),10.78(1H,brs)以下の実施
例64〜70では、それぞれ対応する酸塩化物を用い、
実施例63と同様な反応を行って化合物69〜75を合
成した。 実施例64化合物69 融点:156−159℃ IR(KBr,cm-1):3424,3088,296
2,2926,1716,1659,1551,146
4,1443,1392 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O5+
H)+として): 計算値 473.2764 測定値 473.26991 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.7
7(3H,d,J=5.8Hz),1.07(9H,
s),1.21−1.42(3H,m),2.34(2
H,d,J=6.8Hz),2.88(1H,dd,J
=9.8Hz,14.6Hz),3.08−3.43
(3H,m),4.11−4.22(1H,m),4.
34−4.46(1H,m),6.94(1H,t,J
=7.6Hz),7.03(1H,t,J=7.6H
z),7.06(1H,brs),7.29(1H,
d,J=7.6Hz),7.39(1H,d,J=7.
6Hz),7.55(1H,d,J=7.6Hz),
7.99(1H,d,J=7.6Hz),7.99(1
H,d,J=7.6Hz),10.79(1H,br
s) 実施例65化合物70 融点:95−97℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,171
9,1650,1545 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H34N4O5+
H)+として): 計算値 507.2607 測定値 507.25991 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.6Hz),0.7
2(3H,d,J=5.6Hz),1.10−1.40
(3H,m),2.33(2H,t,J=7.4H
z),5.69(1H,dd,J=10.2Hz,1
4.6Hz),3.10−3.39(3H,m),3.
40(1H,d,J=14.2Hz),3.47(1
H,d,J=14.2Hz),4.10−4.21(1
H,m),4.33−4.47(1H,m),6.95
(1H,t,J=7.8Hz),7.04(1H,t,
J=7.8Hz),7.07(1H,d,J=1.8H
z),7.14−7.28(5H,m),7.30(1
H,d,J=7.8Hz),7.57(1H,d,J=
7.8Hz),7.95(1H,t,J=5.5H
z),8.22(1H,d,J=7.0Hz),8.2
6(1H,d,J=8.6Hz),10.79(1H,
d,J=1.8Hz) 実施例66化合物71 融点:180−183℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,170
1,1659,1536,1257,1182,111
0,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H34N4O6+
H)+として): 計算値 475.2556 測定値 475.25291 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.2Hz),0.7
2(3H,d,J=6.2Hz),1.13(3H,
d,J=6.1Hz),1.14(3H,d,J=6.
1Hz),1.15−1.28(3H,m),2.35
(2H,t,J=7.1Hz),2.87(1H,d
d,J=9.8Hz,14.6Hz),3.12−3.
25(1H,m),3.20−3.30(2H,m),
3.86−3.95(1H,m),4.35−4.44
(1H,m),4.68−4.79(1H,m),6.
94(1H,t,J=7.9Hz),7.02(1H,
t,J=7.9Hz),7.05(1H,d,J=2.
5Hz),7.12(1H,d,J=7.3Hz),
7.29(1H,d,J=7.9Hz),7.54(1
H,d,J=7.9Hz),7.91(1H,t,J=
5.2Hz),8.10(1H,d,J=8.0H
z),10.78(1H,d,J=2.5Hz) 実施例67化合物72 融点:159−160℃ IR(KBr,cm-1):3328,2956,292
6,1728,1656,1536,1497,138
6,1209,1026,741 FAB−MS(m/e,(C29H36N4O6+H)+とし
て):5371 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.75(3H,d,J=6.1Hz),0.7
7(3H,d,J=6.1Hz),1.16(3H,
t,J=7.5Hz),1.20−1.40(3H,
m),2.33(2H,t,J=7.1Hz),2.8
8(1H,dd,J=9.7Hz,14.4Hz),
3.12(1H,dd,J=4.4Hz,14.4H
z),3.20−3.32(2H,m),4.03(2
H,q,J=7.5Hz),3.98−4.08(1
H,m),4.45(1H,ddd,J=4.4Hz,
8.4Hz,9.7Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.00−7.07(3H,m),7.
08(1H,d,J=1.2Hz),7.18(1H,
t,J=7.8Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.35(2H,t,J=7.8Hz),
7.56(1H,d,J=7.5Hz),7.86(1
H,d,J=7.8Hz),7.92(1H,t,J=
5.7Hz),8.23(1H,d,J=8.4H
z),10.80(1H,d,J=1.2Hz) 実施例68化合物73 融点:105−107.5℃ IR(KBr,cm-1):3328,2956,171
9,1650,1542,1464,1443,138
9,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C23H33N5O5+
H)+として): 計算値 460.2560 測定値 460.25781 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.6Hz),0.7
6(3H,d,J=5.9Hz),1.03−1.37
(3H,m),2.28−2.57(2H,m),2.
77(6H,s),2.86(1H,dd,J=10.
2Hz,14.7Hz),3.09−3.58(3H,
m),3.86−3.98(1H,m),4.26−
4.37(1H,m),6.19(1H,d,J=6.
6Hz),6.94(1H,t,J=7.5Hz),
7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.07(1
H,d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=
7.5Hz),7.53(1H,d,J=7.5H
z),8.00−8.10(1H,m),8.17(1
H,d,J=8.3Hz),10.78(1H,d,J
=2.0Hz) 旋光度:[α]D=+26.7°(20℃,c 0.4
2,MeOH) 実施例69化合物74 融点:100−115℃ IR(KBr,cm-1):3382,2968,292
6,1716,1644,1560 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H45N5O5+
H)+として): 計算値 556.3499 測定値 556.34881 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=6.0Hz),0.7
1(3H,d,J=6.0Hz),0.96−1.74
(7H,m),1.14(3H,s),1.16(3
H,s),1.52(3H,s),1.61(3H,
s),1.78−1.99(2H,m),2.33−
2.45(2H,m),2.83(1H,dd,J=1
0.3Hz,14.6Hz),3.11−3.40(3
H,m),3.86−3.97(1H,m),4.27
−4.43(1H,m),5.85(1H,d,J=
6.6Hz),6.94(1H,t,J=7.7H
z),7.02(1H,t,J=7.7Hz),7.0
7(1H,d,J=2.5Hz),7.28(1H,
d,J=7.7Hz),7.55(1H,d,J=7.
7Hz),8.02−8.15(1H,m),8.25
(1H,d,J=8.3Hz),10.76(1H,
d,J=2.5Hz),12.14(1H,brs) 実施例70化合物75 融点:148−151℃ IR(KBr,cm-1):3418,3304,296
2,1647,1539,1464,1395,741 FAB−MS(m/e,(C24H34N4O5+H)+とし
て):4591 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.4Hz),0.7
4(3H,d,J=6.4Hz),0.81(3H,
d,J=5.2Hz),0.83(3H,d,J=5.
2Hz),1.08−1.40(3H,m),1.86
−1.99(3H,m),2.93(1H,dd,J=
9.2Hz,14.3Hz),3.13(1H,dd,
J=4.5Hz,14.3Hz),3.40−3.60
(2H,m),4.20−4.30(1H,m),4.
36−4.47(1H,m),6.91(1H,t,J
=7.7Hz),7.01(1H,t,J=7.7H
z),7.08(1H,d,J=1.7Hz),7.2
7(1H,d,J=7.7Hz),7.52(1H,
d,J=7.7Hz),7.55−7.67(1H,
m),8.14−8.28(1H,m),8.28−
8.41(1H,m),10.77(1H,d,J=
1.7Hz) 実施例71化合物76の合成 (1)Ph(Me)NCO−Leu−DTrp−βAl
a−OBzlの合成 実施例29−(1)及び51−(1)と同様の方法で得
られたTFA・Leu−DTrp−βAla−OBzl
50mgをクロロホルム1mlに溶解し、TEA 2
6μlを加え、更に窒素雰囲気下0℃にてN−メチル−
N−フェニルカルバモイルクロリド16mgを加え室温
で18時間、次いで50℃にて6.5時間撹拌した。反
応液をクロロホルムで希釈し、1N塩酸及び水で順次洗
浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧濃
縮後得られた残渣を中圧液体クロマトグラフィー(メル
ク社製 ローバーカラム リクロプレップSi60/ジ
クロロメタン:メタノール=50:1)により精製し、
目的物43mgを得た。
+H)+として):612 (2)化合物76の合成 (1)で得られた化合物40mgを実施例35−(2)
と同様に接触水素化分解を行い、化合物76 25mg
を得た。
9,1647,1596,1518,1461,136
2,1194,1104 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O5+
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.27041 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.1Hz),1.0
4−1.27(3H,m),2.23(2H,t,J=
6.9Hz),2.87(1H,dd,J=9.9H
z,14.5Hz),3.05−3.70(3H,
m),3.13(3H,s),4.03−4.15(1
H,m),4.29−4.40(1H,m),5.73
(1H,d,J=7.6Hz),6.92(1H,t,
J=7.5Hz),7.01(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.7Hz),7.1
1−7.24(3H,m),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.31−7.42(2H,m),7.
53(1H,d,J=7.5Hz),7.95−8.0
5(1H,m),8.15(1H,d,J=8.4H
z),10.79(1H,d,J=1.7Hz) 旋光度:[α]D=+83.8°(20℃,c 0.7
7,DMSO) 実施例72化合物77の合成 原料化合物としてN,N−ジエチルカルバモイルクロリ
ドを用い、実施例71と同様な反応を行って化合物77
を合成した。
H)+として): 計算値 488.2873 測定値 488.28681 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.62−0.74(3H,m),0.74−
0.80(3H,m),0.77−0.89(3H,
m),0.92−1.09(6H,m),2.15−
2.33(2H,m),2.78−2.95(1H,
m),3.06−3.45(7H,m),3.88−
4.11(1H,m),4.25−4.44(1H,
m),6.03−6.18(1H,m),6.93(1
H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,t,J=
7.5Hz),7.03−7.11(1H,m),7.
29(1H,d,J=7.5Hz),7.48(1H,
d,J=7.5Hz),7.89−8.23(2H,
m),10.72−10.82(1H,m) 実施例73化合物78の合成 実施例25で得られた化合物25 34mgを20%エ
タンジチオール−TFA溶液3.4mlに溶解し、氷冷
下にて15分間、室温にて10分間撹拌した。反応液を
減圧濃縮し、得られた残渣にエチルエーテルを加えて摩
砕し無色粉末28mgを得た。得られた粉末26mgを
ピリジン0.20mlに溶解し、氷冷下、クロロギ酸エ
チル6μlを加え同温で1時間撹拌した。クロロギ酸エ
チル6μlを追加して更に1時間氷冷下にて撹拌後、反
応液を減圧濃縮した。残渣に蒸留水2mlを加え不溶物
を濾別し、濾液をアンバーライトIR−120B(H+
型)カラム、次いでアンバーライトIRC−50(Na
+型)カラムに通液し、カラムは蒸留水にて洗浄後溶離
液を減圧濃縮した。残渣を蒸留水4mlに溶解し、セッ
プ−パック C18 カートリッジ(ウォーターズ社
製)に通液して目的物を吸着させ、蒸留水で洗浄した後
メタノールにて溶離した。溶離液を減圧濃縮し、表題化
合物20mgを無色粉末として得た。
2,1536,1215,1047,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C22H31N4NaO7
S+H)+として): 計算値 519.1890 測定値 519.18821 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=7.1Hz),0.7
4(3H,d,J=7.1Hz),1.14(3H,
t,J=7.1Hz),1.14−1.32(3H,
m),2.50−2.58(2H,m),2.90(1
H,dd,J=9.2Hz,14.4Hz),3.13
(1H,dd,J=4.6Hz,14.4Hz),3.
24−3.35(2H,m),3.90−3.98(1
H,m),3.97(2H,q,J=7.1Hz),
4.32−4.42(1H,m),6.93(1H,
t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.
8Hz),7.05(1H,d,J=1.5Hz),
7.15(1H,d,J=8.1Hz),7.28(1
H,d,J=7.8Hz),7.53(1H,d,J=
7.8Hz),7.82(1H,t,J=5.7H
z),8.06(1H,d,J=7.9Hz),10.
79(1H,d,J=1.5Hz) 実施例74化合物79の合成 原料化合物として塩化イソバレリル及びアミノメタンス
ルホン酸ナトリウムを用い、実施例73と同様な反応を
行い化合物79を得た。
6,1536,1194,1047,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C23H33N4NaO6
S+H)+として): 計算値 517.2097 測定値 517.20971 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.6Hz),0.7
1(3H,d,J=6.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.0Hz),0.82(3H,d,J=6.
0Hz),1.01−1.33(3H,m),1.84
−1.98(3H,m),2.90(1H,dd,J=
9.3Hz,14.7Hz),3.10(1H,dd,
J=4.3Hz,14.7Hz),3.85(1H,d
d,J=6.0Hz,13.2Hz),3.92(1
H,dd,J=6.0Hz,13.2Hz),4.18
−4.30(1H,m),4.57−4.62(1H,
m),6.92(1H,t,J=7.8Hz),7.0
1(1H,t,J=7.8Hz),7.15(1H,
d,J=2.2Hz),7.27(1H,d,J=7.
8Hz),7.58(1H,d,J=7.8Hz),
7.79(1H,d,J=8.0Hz),7.87(1
H,d,J=8.1Hz),8.23(1H,t,J=
6.0Hz),10.77(1H,d,J=2.2H
z) 実施例75化合物80の合成 実施例1−(3)で得られた化合物1 15.8mgに
氷冷下20%エタンジチオール−TFA溶液3mlを加
え、室温で終夜撹拌した。反応液を留去し得られた残渣
をクロロホルム2mlに溶解し、TEAを加えてpHを
9にした後、tert−ブチルイソシアナート100μ
lを加え室温で終夜撹拌した。反応液を減圧留去して得
られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフィ
ー(メルク社製 シリカゲル60/クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=10:1:1)に付し、更にセップ−パ
ック C18 カートリッジ(ウォーターズ社製/メタ
ノール:水=1:10→メタノール)に通し、溶離液を
減圧濃縮し、表題化合物6.36mgを無色粉末として
得た。
6,1716,1650,1557,1461,136
8,1209,741 FAB−MS(m/e,(C26H39N5O5+H)+とし
て):5021 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.2Hz),0.7
1(3H,d,J=5.8Hz),0.79−0.92
(2H,m),1.08(3H,d,J=6.3H
z),1.09−1.38(1H,m),1.19(9
H,s),1.96(1H,dd,J=7.6Hz,1
4.4Hz),2.11(1H,dd,J=3.2H
z,14.4Hz),2.87(1H,dd,J=9.
6Hz,14.5Hz),3.17(1H,dd,J=
4.4Hz,14.5Hz),3.85−4.10(2
H,m),4.29−4.41(1H,m),6.02
(1H,s),6.04(1H,d,J=8.3H
z),6.93(1H,t,J=7.1Hz),7.0
2(1H,t,J=7.1Hz),7.08(1H,
d,J=1.9Hz),7.28(1H,d,J=7.
1Hz),7.55(1H,d,J=7.1Hz),
8.08−8.20(2H,m),10.79(1H,
d,J=1.9Hz) 以下の実施例76〜78では、それぞれ原料化合物とし
て化合物2、4及び24を用い実施例75と同様な反応
を行って化合物81、82及び83を合成した。 実施例76化合物81 融点:126−128℃ IR(KBr,cm-1):3424,2962,292
6,1653,1557,1461,1395,136
8,1209,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C33H42N6O5+
H)+として): 計算値 603.3295 測定値 603.32741 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64−0.73(6H,m),0.90−
1.14(2H,m),1.18(9H,s),1.5
0−1.65(1H,m),2.82(1H,dd,J
=10.1Hz,14.8Hz),3.03−3.45
(3H,m),3.98−4.07(1H,m),4.
34−4.47(1H,m),4.47−4.58(1
H,m),5.77(1H,d,J=7.8Hz),
5.82(1H,s),6.90−7.08(4H,
m),7.08(1H,d,J=2.1Hz),7.1
6(1H,d,J=2.1Hz),7.29(1H,
d,J=8.0Hz),7.31(1H,d,J=8.
0Hz),7.53(1H,d,J=8.0Hz),
7.58(1H,d,J=8.0Hz),8.10(1
H,d,J=8.4Hz),8.10(1H,d,J=
8.4Hz),10.76(2H,brs) 実施例77化合物82 融点:68−78℃ IR(KBr,cm-1):3454,2926,168
0,1206,1185,1137 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H39N7O5+
H)+として): 計算値 554.3091 測定値 554.30981 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(6H,d,J=6.4Hz),0.9
7−1.15(3H,m),1.17(9H,s),
2.78−2.96(2H,m),3.06(1H,d
d,J=4.4Hz,13.9Hz),3.18(1
H,dd,J=2.7Hz,14.4Hz),3.97
−4.14(2H,m),4.42−4.53(1H,
m),5.77(1H,d,J=7.8Hz),5.8
4(1H,s),6.81(1H,s),6.94(1
H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,t,J=
7.5Hz),7.09(1H,d,J=1.2H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.5
5(1H,s),7.58(1H,d,J=7.5H
z),8.13−8.24(2H,m),10.77
(1H,d,J=1.2Hz) 実施例78化合物83 IR(KBr,cm-1):3412,2962,165
9,1551,1461,1209,1137,104
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C23H34N5NaO6
S+H)+として): 計算値 532.2206 測定値 532.22361 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65(3H,d,J=6.2Hz),0.6
6(3H,d,J=6.2Hz),0.95−1.18
(3H,m),1.18(9H,s),2.89(1
H,dd,J=9.8Hz,14.4Hz),3.06
−3.15(1H,m),3.82−3.90(1H,
m),3.90−3.98(1H,m),3.99−
4.10(1H,m),4.53−4.62(1H,
m),5.72(1H,d,J=8.0Hz),5.8
0(1H,s),6.92(1H,t,J=7.5H
z),7.01(1H,t,J=7.5Hz),7.1
5(1H,d,J=1.9Hz),7.27(1H,
d,J=7.5Hz),7.61(1H,d,J=7.
5Hz),8.05(1H,d,J=8.6Hz),
8.25−8.32(1H,m),10.75(1H,
d,J=1.9Hz) 実施例79化合物84の合成 (1)PhNHCO−Leu−DTrp−βAla−O
Etの合成 実施例51−(1)で得られたTFA・Leu−DTr
p−βAla−OEt40.6mgのクロロホルム2m
l溶液に、窒素雰囲気下、室温にてTEA20μl及び
フェニルイソシアナート15μlを加え1時間撹拌し
た。反応液を減圧濃縮後得られた残渣をドライカラムフ
ラッシュクロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル
60/クロロホルム:メタノール=10:1)で精製し
目的物39.6mgを得た。
+H)+として):536 (2)化合物84の合成 (1)で得られた化合物18.7mgを実施例51−
(3)と同様にしてアルカリ加水分解を行い、表題化合
物17.4mgを無色粉末として得た。
3,1599,1557,1446,1410,131
7,1239,744,695 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H33N5O5+
H)+として): 計算値 508.2560 測定値 508.25611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.5Hz),0.7
3(3H,d,J=5.5Hz),1.15−1.30
(3H,m),2.20−2.35(2H,m),2.
87(1H,dd,J=10.5Hz,14.3H
z),3.18−3.40(3H,m),4.10−
4.20(1H,m),4.37−4.47(1H,
m),6.73−6.83(1H,m),6.85(1
H,t,J=7.3Hz),6.94(1H,t,J=
7.3Hz),7.02(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=2.0Hz),7.1
8(2H,t,J=7.5Hz),7.29(1H,
d,J=7.3Hz),7.38(2H,d,J=7.
5Hz),7.56(1H,d,J=7.3Hz),
8.02(1H,t,J=5.5Hz),8.40(1
H,d,J=8.6Hz),9.03(1H,s),1
0.78(1H,d,J=2.0Hz) 以下の実施例80〜86では、それぞれ対応するイソシ
アナート又はイソチオシアナートを用い、実施例79と
同様な反応を行って、化合物85〜91を合成した。 実施例80化合物85 融点:133−140℃ IR(KBr,cm-1):3400,2962,165
0,1557,1458,1395,1368,127
8,1215,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H37N5O5+
H)+として): 計算値 488.2873 測定値 488.28631 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.4Hz),0.7
1(3H,d,J=5.4Hz),1.03−1.23
(3H,m),1.19(9H,s),2.26−2.
35(2H,m),2.84(1H,dd,J=11.
0Hz,12.8Hz),3.15−3.30(3H,
m),3.91−4.00(1H,m),4.32−
4.42(1H,m),5.85−5.93(1H,
m),5.89(1H,s),6.94(1H,t,J
=7.4Hz),7.02(1H,t,J=7.4H
z),7.08(1H,d,J=2.0Hz),7.2
9(1H,d,J=7.4Hz),7.54(1H,
d,J=7.4Hz),8.08(1H,t,J=5.
6Hz),8.24(1H,d,J=8.3Hz),1
0.76(1H,d,J=2.0Hz) 実施例81化合物86 融点:136−155℃ IR(KBr,cm-1):3406,2932,286
0,1647,1560,1458,1344,123
6,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H39N5O5+
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.30021 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.3Hz),0.7
2(3H,d,J=5.3Hz),0.95−1.35
(9H,m),1.44−1.80(5H,m),2.
27−2.43(2H,m),2.85(1H,dd,
J=11.5Hz,13.7Hz),3.10−3.3
0(3H,m),3.92−4.07(1H,m),
4.29−4.43(1H,m),5.88−6.02
(2H,m),6.94(1H,t,J=7.3H
z),7.02(1H,t,J=7.3Hz),7.0
8(1H,brs),7.28(1H,d,J=7.3
Hz),7.54(1H,d,J=7.3Hz),8.
02−8.12(1H,m),8.28(1H,d,J
=8.3Hz),10.80(1H,brs) 実施例82化合物87 融点:109−112℃ IR(KBr,cm-1):3352,2956,165
0,1590,1551,1473,1443,130
5,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H32N5O5Cl
+H)+として): 計算値 542.2170 測定値 542.21811 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70−0.78(6H,m),1.09−
1.28(3H,m),2.34(2H,t,J=7.
2Hz),2.88(1H,dd,J=10.4Hz,
14.2Hz),3.11−3.35(3H,m),
4.10−4.21(1H,m),4.37−4.49
(1H,m),6.93(1H,t,J=8.0H
z),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.0
3(1H,t,J=7.5Hz),7.10(1H,
d,J=2.1Hz),7.20(1H,t,J=8.
0Hz),7.25(1H,d,J=7.4Hz),
7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.37(1
H,dd,J=1.6Hz,8.0Hz),7.59
(1H,d,J=7.5Hz),8.01(1H,t,
J=5.3Hz),8.12(1H,dd,J=1.6
Hz,8.0Hz),8.16(1H,s),8.24
(1H,d,J=8.2Hz),10.78(1H,
d,J=2.1Hz),12.20(1H,brs) 実施例83化合物 88 融点:116−127℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,172
8,1650,1554,1497,1443,140
4,1341,1308,1236,1095,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H32N5O5Cl
+H)+として): 計算値 542.2170 測定値 542.21911 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=5.4Hz),1.0
7−1.31(3H,m),2.35(2H,t,J=
7.2Hz),2.87(1H,dd,J=10.5H
z,14.5Hz),3.15(1H,dd,J=4.
2Hz,14.5Hz),3.22−3.42(2H,
m),4.12−4.22(1H,m),4.41(1
H,ddd,J=4.2Hz,8.6Hz,10.5H
z),6.31(1H,d,J=7.8Hz),6.9
4(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.10(1H,d,J=1.
5Hz),7.22(2H,d,J=9.1Hz),
7.27(1H,d,J=7.5Hz),7.37(2
H,d,J=9.1Hz),7.59(1H,d,J=
7.5Hz),8.03(1H,t,J=5.2H
z),8.37(1H,d,J=8.6Hz),8.7
0(1H,s),10.78(1H,d,J=1.5H
z),12.19(1H,brs) 実施例84化合物89 融点:132−142℃ IR(KBr,cm-1):3430,2957,292
3,1644,1557,1460,1387,115
8,745 FAB−MS(m/e,(C23H33N5O5+H)+ とし
て):4601 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.4Hz),0.7
1(3H,d,J=6.4Hz),0.98(3H,
d,J=6.4Hz),0.99(3H,d,J=6.
4Hz),1.00−1.20(3H,m),2.88
(1H,dd,J=10.5Hz,14.7Hz),
3.20(1H,dd,J=3.6Hz,14.7H
z),3.56−3.66(1H,m),3.69−
3.76(2H,m),4.04(1H,q,J=6.
8Hz),4.46(1H,ddd,J=3.6Hz,
8.7Hz,10.5Hz),5.81(1H,d,J
=7.6Hz),5.82(1H,d,J=7.2H
z),6.95(1H,t,J=7.5Hz),7.0
3(1H,t,J=7.5Hz),7.12(1H,
d,J=2.2Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.58(1H,d,J=7.5Hz),
8.29(1H,d,J=8.7Hz),8.29−
8.40(1H,m),10.78(1H,d,J=
2.2Hz) 実施例85化合物90 融点:165−170℃ IR(KBr,cm-1):3430,2920,165
3,1602,1554,1506,1445,131
7,1233,745,697 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31N5O5+
H)+として): 計算値 494.2404 測定値 494.23841 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.4Hz),1.0
8−1.26(3H,m),2.90(1H,dd,J
=10.5Hz,14.4Hz),3.19−3.30
(1H,m),3.73(1H,dd,J=6.1H
z,17.0Hz),3.81(1H,dd,J=5.
9Hz,17.0Hz),4.19(1H,q,J=
7.3Hz),4.48−4.56(1H,m),6.
24(1H,d,J=7.3Hz),6.87(1H,
t,J=7.3Hz),6.95(1H,t,J=7.
3Hz),7.03(1H,t,J=7.3Hz),
7.13(1H,d,J=2.3Hz),7.16−
7.37(4H,m),7.43(1H,d,J=7.
3Hz),7.61(1H,d,J=7.3Hz),
8.37−8.45(2H,m),8.53(1H,
s),10.79(1H,d,J=2.3Hz) 実施例86化合物91 融点:163−165℃ IR(KBr,cm-1):3442,2930,165
3,1539,1389,1240,1160,108
9,746 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H31N5O4S+
H)+として): 計算値 510.2175 測定値 510.21431 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67−0.73(6H,m),1.15−
1.38(3H,m),2.86−2.96(1H,
m),3.15−3.25(1H,m),3.50−
3.75(2H,m),4.45−4.56(1H,
m),4.80−4.92(1H,m),6.93(1
H,t,J=7.7Hz),6.98−7.08(2
H,m),7.14(1H,brs),7.23−7.
33(3H,m),7.48(2H,d,J=7.6H
z),7.60(1H,d,J=7.7Hz),7.8
8−8.10(2H,m),8.43(1H,d,J=
8.5Hz),9.92(1H,brs),10.78
(1H,brs) 実施例87 (1)化合物92の合成 実施例67で得られた化合物72 34.9mgをクロ
ロホルム1.2mlに懸濁し、ペルヒドロアゼピン14
7μl及びTEA 100μlを加え、窒素雰囲気下、
55℃にて3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得ら
れた残渣を酢酸エチルに溶解し、1N塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得ら
れた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフィー
(メルク社製 シリカゲル60/酢酸エチル)で精製
し、表題化合物33.0mgを無色粉末として得た。
8,1656,1632,1539,1191 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H43N5O5+
H)+として): 計算値 542.3342 測定値 542.33691 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.83(3H,d,J=6.2Hz),0.8
4(3H,d,J=6.2Hz),1.21(3H,
t,J=7.2Hz),1.40−1.75(11H,
m),2.35−2.55(2H,m),3.15−
3.55(9H,m),3.81(1H,q,J=6.
8Hz),4.07(2H,q,J=7.2Hz),
4.58(1H,d,J=6.8Hz),4.75−
4.85(1H,m),6.22(1H,d,J=8.
8Hz),7.07(1H,d,J=2.6Hz),
7.10(1H,t,J=7.4Hz),7.19(1
H,dt,J=1.1Hz,7.4Hz),7.36
(1H,d,J=7.4Hz),7.30−7.40
(1H,m),7.61(1H,dd,J=1.1H
z,7.4Hz),8.11(1H,brs) (2)化合物93の合成 (1)で得られた化合物92 27.1mgを実施例5
1−(3)と同様にしてアルカリ加水分解を行い、表題
化合物22.6mgを無色粉末として得た。
9,1647,1629,1536,1419 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H39N5O5+
H)+として): 計算値 514.3030 測定値 514.29831 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.6Hz),0.7
8(3H,d,J=5.6Hz),1.15−1.35
(3H,m),1.35−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.30−2.40(2
H,m),2.86(1H,dd,J=10.1Hz,
14.1Hz),3.15−3.40(7H,m),
3.90−4.05(1H,m),4.25−4.40
(1H,m),6.11(1H,d,J=6.3H
z),6.95(1H,t,J=7.4Hz),7.0
4(1H,t,J=7.4Hz),7.07(1H,b
rs),7.30(1H,d,J=7.4Hz),7.
54(1H,d,J=7.4Hz),8.05−8.1
5(1H,m),8.14(1H,d,J=8.7H
z),10.78(1H,brs) 以下の実施例88〜122では、それぞれ対応する一級
又は二級アミンを用い、実施例87と同様な反応を行っ
て化合物94〜130を合成した。 実施例88 (1)化合物94 融点:83−87℃ IR(KBr,cm-1):3310,1731,165
6,1533,1269,1185 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H43N5O6+
H)+として): 計算値 558.3292 測定値 558.33161 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.0Hz),0.7
4(3H,d,J=6.0Hz),1.12−1.59
(8H,m),1.68−1.78(1H,m),1.
17(3H,t,J=7.2Hz),2.43(2H,
t,J=7.2Hz),2.60−2.75(1H,
m),2.86(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.6Hz),3.13−3.53(5H,m),3.
77−3.87(1H,m),3.90−4.00(1
H,m),4.00−4.10(1H,m),4.04
(2H,q,J=7.2Hz),4.26−4.37
(1H,m),4.66(1H,t,J=5.1H
z),6.23(1H,d,J=6.2Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=2.
2Hz),7.29(1H,d,J=7.2Hz),
7.53(1H,d,J=7.6Hz),8.06(1
H,t,J=5.2Hz),8.14(1H,d,J=
8.9Hz),10.77(1H,brs) (2)化合物95 融点:110−113℃ IR(KBr,cm-1):3406,2944,172
5,1650,1539,1389,1270,105
0 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H39N5O6+
H)+として): 計算値 530.2979 測定値 530.30041 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.11−1.59
(8H,m),1.68−1.79(1H,m),2.
36(2H,t,J=7.2Hz),2.61−2.7
7(1H,m),2.86(1H,dd,J=10.3
Hz,14.7Hz),3.15−3.52(6H,
m),3.75−3.89(1H,m),3.90−
4.00(1H,m),4.00−4.10(1H,
m),4.27−4.38(1H,m),6.23(1
H,d,J=6.9Hz),6.94(1H,t,J=
7.3Hz),7.03(1H,t,J=7.3H
z),7.07(1H,d,J=2.2Hz),7.2
9(1H,d,J=7.3Hz),7.53(1H,
d,J=7.3Hz),8.05(1H,t,J=5.
4Hz),8.13(1H,d,J=8.6Hz),1
0.76(1H,d,J=2.2Hz) 実施例89化合物96 融点:113−121℃ IR(KBr,cm-1):3406,2956,171
9,1644,1542,1443,1371,134
1,1269,1236,1194,1059,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O6+
H)+として): 計算値 516.2822 測定値 516.28151 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.9Hz),0.7
6(3H,d,J=5.5Hz),1.09−1.33
(5H,m),1.58−1.72(2H,m),2.
37(2H,t,J=7.0Hz),2.76−2.9
4(2H,m),2.82(1H,dd,J=10.0
Hz,14.0Hz),3.14−3.40(3H,
m),3.53−3.66(1H,m),3.66−
3.76(2H,m),3.92(1H,ddd,J=
6.8Hz,6.8Hz,7.8Hz),4.32(1
H,ddd,J=3.9Hz,8.6Hz,10.5H
z),4.65(1H,brs),6.42(1H,
d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=7.
7Hz),7.03(1H,t,J=7.7Hz),
7.07(1H,d,J=1.8Hz),7.29(1
H,d,J=7.7Hz),7.52(1H,d,J=
7.7Hz),8.03(1H,t,J=5.3H
z),8.18(1H,d,J=8.5Hz),10.
77(1H,d,J=1.8Hz),12.16(1
H,brs) 実施例90化合物97 融点:103−118℃ IR(KBr,cm-1):3322,2938,171
9,1635,1536,1272,1188 FAB−MS(m/e,(C27H39N5O5+H)+とし
て):5141 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=4.9Hz),0.7
6(3H,d,J=4.9Hz),1.07+1.09
(3H,d×2,J=7.1Hz,J=7.1Hz),
1.12−1.62(9H,m),2.35−2.50
(2H,m),2.72(1H,t,J=13.0H
z),2.84(1H,dd,J=10.7Hz,1
4.5Hz),3.15−3.35(3H,m),3.
68−3.86(1H,m),3.89−3.99(1
H,m),4.20−4.37(2H,m),6.30
+6.32(1H,d×2,J=5.4Hz,J=5.
4Hz),6.94(1H,t,J=7.5Hz),
7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.07(1
H,brs),7.29(1H,d,J=7.5H
z),7.53(1H,d,J=7.5Hz),8.0
4−8.11(1H,m),8.17+8.20(1
H,d×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),1
0.77(1H,brs) 実施例91化合物98 融点:113−120℃ IR(KBr,cm-1):3322,2956,287
2,1719,1644,1539,1461,144
6,1266,1239 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H39N5O5+
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.29821 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=4.6Hz),0.7
6(3H,d,J=4.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.6Hz),0.95−1.47(6H,
m),1.47−1.60(1H,m),1.66−
1.76(1H,m),2.22−2.48(4H,
m),2.85(1H,dd,J=10.5Hz,1
4.4Hz),3.18−3.40(3H,m),3.
72−3.95(3H,m),4.27−4.36(1
H,m),6.38+6.40(1H,d×2,J=
6.2Hz,J=6.2Hz),6.94(1H,d
t,J=1.2Hz,7.7Hz),7.03(1H,
dt,J=1.2Hz,7.7Hz),7.07(1
H,d,J=2.1Hz),7.29(1H,dd,J
=1.2Hz,7.7Hz),7.53(1H,dd,
J=1.2Hz,7.7Hz),8.05(1H,t,
J=5.7Hz),8.17+8.19(1H,d×
2,J=8.2Hz,J=8.2Hz),10.77
(1H,d,J=2.1Hz),12.15(1H,b
rs) 実施例92化合物99 融点:217−218℃ IR(KBr,cm-1):3418,2926,171
6,1647,1542,1458,1248,121
0,1082,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H39N5O5+
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.30081 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),0.87(3H,
d,J=6.0Hz),0.91−1.04(2H,
m),1.11−1.35(3H,m),1.40−
1.60(3H,m),2.31−2.42(2H,
m),2.55−2.69(2H,m),2.85(1
H,dd,J=10.4Hz,14.5Hz),3.1
5−3.32(3H,m),3.86−4.01(3
H,m),4.25−4.36(1H,m),6.40
(1H,d,J=6.6Hz),6.95(1H,t,
J=7.7Hz),7.03(1H,t,J=7.7H
z),7.08(1H,d,J=1.8Hz),7.3
0(1H,d,J=7.7Hz),7.53(1H,
d,J=7.7Hz),8.05(1H,t,J=5.
5Hz),8.18(1H,d,J=8.6Hz),1
0.78(1H,d,J=1.8Hz),12.20
(1H,brs) 実施例93化合物100 融点:120−126℃ IR(KBr,cm-1):3412,2944,171
9,1656,1533,1461,1443,139
2,1344,1236,1194,741高分解能F
AB−MS(m/e,(C28H41N5O5+H)+とし
て): 計算値 528.3186 測定値 528.31731 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.1Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),1.04(3H,
d,J=6.7Hz),1.08(3H,d,J=6.
8Hz),1.13−1.78(9H,m),2.31
−2.46(2H,m),2.84(1H,dd,J=
10.4Hz,14.6Hz),3.10−3.35
(3H,m),3.91−4.01(1H,m),4.
07−4.23(2H,m),4.24−4.38(1
H,m),6.15(1H,d,J=6.6Hz),
6.94(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1
H,t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=
1.9Hz),7.29(1H,d,J=7.6H
z),7.53(1H,d,J=7.6Hz),8.0
8(1H,t,J=5.5Hz),8.19(1H,
d,J=8.2Hz),10.77(1H,d,J=
1.9Hz),12.13(1H,brs) 実施例94化合物101 融点:203−204℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3412,2938,171
9,1638,1539,1446,1260,123
6,1180,740 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O5+
H)+として): 計算値 500.2873 測定値 500.28701 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.9Hz),0.7
6(3H,d,J=5.9Hz),1.13−1.43
(7H,m),1.44−1.57(2H,m),2.
37(2H,t,J=7.5Hz),2.86(1H,
dd,J=10.2Hz,14.4Hz),3.17−
3.40(7H,m),3.88−3.98(1H,
m),4.26−4.37(1H,m),6.38(1
H,d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=
7.3Hz),7.03(1H,t,J=7.3H
z),7.07(1H,d,J=1.9Hz),7.2
9(1H,d,J=7.3Hz),7.53(1H,
d,J=7.3Hz),8.04(1H,t,J=5.
4Hz),8.17(1H,d,J=8.6Hz),1
0.77(1H,d,J=1.9Hz),12.20
(1H,brs) 実施例95化合物102 融点:119−122℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,171
6,1638,1536,1263 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H35N5O6+
H)+として): 計算値 502.2665 測定値 502.26741 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.7
7(3H,d,J=5.4Hz),1.15−1.35
(3H,m),2.25−2.45(2H,m),2.
87(1H,dd,J=10.3Hz,14.0H
z),3.20−3.45(7H,m),3.45−
3.60(4H,m),3.95−4.05(1H,
m),4.30−4.40(1H,m),6.53(1
H,d,J=6.1Hz),6.95(1H,t,J=
7.3Hz),7.04(1H,t,J=7.3H
z),7.08(1H,brs),7.30(1H,
d,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=7.
3Hz),7.95−8.10(1H,m),8.19
(1H,d,J=8.6Hz),10.79(1H,b
rs) 実施例96化合物103 融点:135−140℃ IR(KBr,cm-1):3412,3330,295
6,1650,1545,1464,1404,126
9 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N6O5+
H)+として): 計算値 515.2982 測定値 515.29501 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.35
(3H,m),2.15(3H,s),2.15−2.
30(4H,m),2.33(2H,t,J=7.4H
z),2.87(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.7Hz),3.20−3.40(7H,m),3.
90−4.00(1H,m),4.30−4.40(1
H,m),6.50(1H,d,J=6.8Hz),
6.95(1H,t,J=7.5Hz),7.04(1
H,t,J=7.5Hz),7.08(1H,d,J=
2.2Hz),7.30(1H,d,J=7.5H
z),7.54(1H,d,J=7.5Hz),8.0
4(1H,t,J=5.5Hz),8.19(1H,
d,J=8.3Hz),10.79(1H,d,J=
2.2Hz) 実施例97化合物104 融点:121.0−122.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,171
9,1641,1539,1461,1344,129
0,1236,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H37N5O5+
H)+として): 計算値 548.2873 測定値 548.28981 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.5Hz),1.15−1.37
(3H,m),2.36−2.47(2H,m),2.
70−2.80(2H,m),2.86(1H,dd,
J=10.6Hz,14.5Hz),3.16−3.3
1(3H,m),3.56(2H,t,J=5.7H
z),3.95−4.05(1H,m),4.28−
4.39(1H,m),4.47(1H,d,J=1
8.8Hz),4.55(1H,d,J=18.8H
z),6.53(1H,d,J=6.8Hz),6.9
3(1H,t,J=8.0Hz),7.03(1H,
t,J=8.0Hz),7.07(1H,d,J=2.
0Hz),7.09−7.21(4H,m),7.29
(1H,d,J=8.0Hz),7.54(1H,d,
J=8.0Hz),8.04(1H,t,J=5.5H
z),8.24(1H,d,J=8.3Hz),10.
77(1H,d,J=2.0Hz),12.21(1
H,brs) 実施例98化合物105 融点:146−160℃ IR(KBr,cm-1):3436,2956,164
4,1578,1533,1461,1407,125
1,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H37N5O5+
H)+として): 計算値 548.2873 測定値 548.29111 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70+0.76(3H,d×2,J=5.5
Hz,J=5.5Hz),0.74+0.78(3H,
d×2,J=5.5Hz,J=5.5Hz),1.18
−1.39(4H,m),1.71−1.88(1H,
m),2.12−2.30(2H,m),2.60−
2.79(2H,m),2.80−2.97(1H,
m),3.12−3.36(3H,m),3.51−
3.66(1H,m),3.97−4.19(1H,
m),4.28−4.43(1H,m),4.44−
4.60(1H,m),6.57−6.69(1H,
m),6.92(1H,t,J=7.5Hz),7.0
1(1H,t,J=7.5Hz),7.02−7.20
(4H,m),7.28(1H,d,J=8.1H
z),7.29+7.35(1H,d×2,J=7.5
Hz,J=7.5Hz),7.52+7.55(1H,
d×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),8.01
−8.15(1H,m),8.16−8.20(1H,
m),10.77+10.79(1H,brs×2) 実施例99化合物106 融点:121−128℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,171
9,1641,1539,1464,1443,125
4,1233,952,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H35N5O5S+
H)+として): 計算値 518.2437 測定値 518.24101 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),1.16−1.45
(3H,m),2.36(2H,t,J=7.0H
z),2.40−2.55(4H,m),2.86(1
H,dd,J=10.2Hz,14.4Hz),3.1
7−3.32(3H,m),3.55−3.67(4
H,m),3.92−4.02(1H,m),4.30
−4.39(1H,m),6.51(1H,d,J=
6.9Hz),6.94(1H,t,J=7.8H
z),7.03(1H,t,J=7.8Hz),7.0
7(1H,d,J=1.8Hz),7.29(1H,
d,J=7.8Hz),7.53(1H,d,J=7.
8Hz),7.99(1H,t,J=5.5Hz),
8.16(1H,d,J=8.5Hz),10.77
(1H,d,J=1.8Hz),12.19(1H,b
rs) 実施例100化合物107 融点:117−124℃ IR(KBr,cm-1):3406,2926,171
9,1635,1536,1446,1359,123
3,1101,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H41N5O5+
H)+として): 計算値 528.3186 測定値 528.31611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.7
7(3H,d,J=5.8Hz),1.12−1.34
(3H,m),1.35−1.65(10H,m),
2.31−2.45(2H,m),2.84(1H,d
d,J=10.1Hz,14.5Hz),3.09−
3.29(6H,m),3.92−4.03(1H,
m),4.27−4.39(1H,m),6.00(1
H,d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.06(1H,d,J=2.0Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),8.09(1H,t,J=5.
6Hz),8.13(1H,d,J=8.6Hz),1
0.77(1H,d,J=2.0Hz),12.15
(1H,brs) 実施例101化合物108 融点:114.5−123.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,171
9,1632,1536,1464,1197,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C30H45N5O5+
H)+として): 計算値 556.3499 測定値 556.35051 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.6Hz),0.7
6(3H,d,J=5.6Hz),0.81−0.91
(9H,m),1.03−1.87(8H,m),2.
31−2.45(2H,m),2.65−2.90(2
H,m),3.20−3.47(6H,m),3.88
−3.98(1H,m),4.28−4.36(1H,
m),6.10+6.11(1H,d×2,J=6.5
Hz,J=6.5Hz),6.94(1H,t,J=
7.4Hz),7.03(1H,t,J=7.4H
z),7.06(1H,d,J=1.8Hz),7.2
9(1H,d,J=7.4Hz),7.53(1H,
d,J=7.4Hz),8.07−8.20(2H,
m),10.77(1H,d,J=1.8Hz),1
2.13(1H,brs) 実施例102 実施例87と同様の方法で合成後、ジアステレオマーで
ある生成物をそれぞれ分取して化合物109A(Rf=
0.43)及び化合物109B(Rf=0.52)を得
た(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホル
ム:メタノール:酢酸=10:1:1)。
6,1650,1539,1272,1071,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H41N5O6+
H)+として): 計算値 544.3135 測定値 544.31841 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.13−1.82
(11H,m),2.37(2H,t,J=7.4H
z),2.60−2.74(1H,m),2.85(1
H,dd,J=10.1Hz,14.5Hz),3.1
5−3.40(5H,m),3.80−3.97(2
H,m),4.12−4.19(1H,m),4.29
−4.36(1H,m),4.45−4.60(1H,
m),6.26(1H,d,J=6.1Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=1.
9Hz),7.29(1H,d,J=7.6Hz),
7.54(1H,d,J=7.6Hz),8.03(1
H,t,J=5.2Hz),8.15(1H,d,J=
8.6Hz),10.77(1H,d,J=1.9H
z)化合物109B 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H41N5O6+
H)+として): 計算値 544.3135 測定値 544.31631 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.6Hz),0.7
5(3H,d,J=5.6Hz),1.10−1.85
(11H,m),2.35−2.45(2H,m),
2.55−2.65(1H,m),2.84(1H,d
d,J=11.0Hz,14.7Hz),3.17−
3.40(5H,m),3.85−3.95(2H,
m),4.05−4.17(1H,m),4.28−
4.38(1H,m),4.65−4.80(1H,
m),6.34(1H,d,J=6.8Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=2.
2Hz),7.29(1H,d,J=7.6Hz),
7.52(1H,d,J=7.6Hz),8.04(1
H,t,J=5.6Hz),8.26(1H,d,J=
8.9Hz),10.77(1H,d,J=2.2H
z),12.13(1H,brs) 実施例103化合物110 融点:200.5−202℃ IR(KBr,cm-1):3316,2956,287
2,1719,1644,1536,1443,141
6,1233,1197,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H35N5O5+
H)+として): 計算値 486.2717 測定値 486.27271 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.4Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.10−1.36
(3H,m),1.50−1.82(4H,m),2.
39(2H,t,J=7.6Hz),2.86(1H,
dd,J=10.5Hz,14.3Hz),3.07−
3.36(7H,m),3.88−4.01(1H,
m),4.26−4.38(1H,m),5.99(1
H,d,J=6.6Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.07(1H,d,J=1.5Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),8.09(1H,t,J=5.
3Hz),8.18(1H,d,J=8.1Hz),1
0.77(1H,d,J=1.5Hz),12.09
(1H,brs) 旋光度:[α]D=+38.5°(20℃,c 0.3
0,MeOH) 実施例104化合物111 融点:120−122℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,171
9,1635,1536,1446,1386,134
4,1200 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H39N5O5+
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.30041 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.10(3H,
d,J=6.2Hz),1.14(3H,d,J=6.
2Hz),1.16−1.32(3H,m),1.46
−1.59(2H,m),1.83−1.96(2H,
m),2.36−2.46(2H,m),2.85(1
H,dd,J=10.2Hz,14.6Hz),3.1
5−3.34(3H,m),3.74−3.90(2
H,m),3.98(1H,q,J=6.9Hz),
4.33(1H,ddd,J=3.8Hz,8.6H
z,10.2Hz),5.79(1H,d,J=6.9
Hz),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.
03(1H,t,J=7.5Hz),7.06(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.53(1H,d,J=7.5Hz),
8.12(1H,t,J=5.6Hz),8.19(1
H,d,J=8.6Hz),10.77(1H,d,J
=2.0Hz),12.18(1H,brs) 実施例105化合物112 融点:106−114℃ IR(KBr,cm-1):3412,2956,172
2,1641,1542,1464,1392,134
4,1230,1194,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H33N5O5S+
H)+として): 計算値 504.2281 測定値 504.22951 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.1Hz),0.7
6(3H,d,J=5.9Hz),1.16−1.35
(3H,m),2.37(2H,t,J=7.3H
z),2.86(1H,dd,J=10.1Hz,1
4.5Hz),2.94(2H,t,J=6.2H
z),3.18−3.35(3H,m),3.49(1
H,td,J=6.2Hz,11.3Hz),3.61
(1H,td,J=6.2Hz,11.3Hz),3.
92−4.03(1H,m),4.30−4.41(1
H,m),4.34(1H,d,J=9.0Hz),
4.44(1H,d,J=9.0Hz),6.58(1
H,d,J=7.1Hz),6.94(1H,t,J=
7.7Hz),7.03(1H,t,J=7.7H
z),7.07(1H,d,J=1.9Hz),7.2
9(1H,d,J=7.7Hz),7.54(1H,
d,J=7.7Hz),7.97(1H,t,J=5.
6Hz),8.18(1H,d,J=8.1Hz),1
0.77(1H,d,J=1.9Hz),12.14
(1H,brs) 実施例106化合物113 融点:139−144℃ IR(KBr,cm-1):3418,2908,171
6,1650,1577,1462,1365,129
8,1242,1080,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H43N5O5+
H)+として): 計算値 566.3342 測定値 566.33561 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65(3H,d,J=5.5Hz),0.7
1(3H,d,J=5.5Hz),1.01−1.18
(3H,m),1.57(6H,s),1.82(6
H,s),1.96(3H,s),2.38−2.60
(2H,m),2.82(1H,dd,J=10.8H
z,14.5Hz),3.18−3.40(3H,
m),3.83−3.89(1H,m),4.30−
4.38(1H,m),5.69(1H,s),5.8
5(1H,d,J=6.1Hz),6.94(1H,
t,J=7.1Hz),7.02(1H,t,J=7.
1Hz),7.07(1H,d,J=1.9Hz),
7.29(1H,d,J=7.1Hz),7.54(1
H,d,J=7.1Hz),8.12(1H,t,J=
5.6Hz),8.28(1H,d,J=8.6H
z),10.76(1H,d,J=1.9Hz),1
2.20(1H,brs) 実施例107化合物114 融点:122−127℃ IR(KBr,cm-1):3310,2956,171
9,1653,1551,1461,1443,136
5,1260,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H35N5O5+
H)+として): 計算値 498.2717 測定値 498.27391 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.7Hz),0.7
0(3H,d,J=5.1Hz),0.95−1.16
(3H,m),1.44(6H,s),2.34−2.
45(2H,m),2.84(1H,dd,J=10.
7Hz,13.7Hz),3.00(1H,s),3.
14−3.28(3H,m),3.91−4.02(1
H,m),4.31−4.43(1H,m),5.93
(1H,d,J=6.5Hz),6.22(1H,
s),6.94(1H,t,J=7.4Hz),7.0
2(1H,t,J=7.4Hz),7.08(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
4Hz),7.56(1H,d,J=7.4Hz),
8.09(1H,t,J=5.7Hz),8.31(1
H,d,J=8.6Hz),10.77(1H,d,J
=2.0Hz),12.19(1H,brs) 実施例108化合物 115 融点:108−111℃ IR(KRr,cm-1):3412,2956,172
2,1644,1566,1461,1344,124
2,1095,741,699 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O5+
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.26871 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
2(3H,d,J=5.8Hz),1.03−1.21
(3H,m),2.35(2H,t,J=7.3H
z),2.84(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.6Hz),3.09−3.35(3H,m),3.
97−4.08(1H,m),4.19(2H,d,J
=5.9Hz),4.31−4.43(1H,m),
6.14(1H,d,J=7.1Hz),6.43(1
H,t,J=5.9Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.08(1H,d,J=1.7Hz),7.1
6−7.35(6H,m),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),8.05(1H,t,J=5.2H
z),8.29(1H,d,J=8.5Hz),10.
77(1H,d,J=1.7Hz),12.08(1
H,brs) 実施例109化合物116 融点:118−121℃ IR(KBr,cm-1):3394,2956,171
6,1647,1560,1464,1443,136
8,1248,1212,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H39N5O5+
H)+として): 計算値 502.3029 測定値 502.30311 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=6.2Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),0.79(9H,
s),1.02−1.21(3H,m),2.33−
2.46(2H,m),2.70−2.90(3H,
m),3.11−3.29(3H,m),3.91−
4.02(1H,m),4.29−4.40(1H,
m),5.98(1H,t,J=6.1Hz),5.9
9(1H,d,J=7.1Hz),6.94(1H,
t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.
8Hz),7.08(1H,d,J=2.1Hz),
7.29(1H,d,J=7.8Hz),7.55(1
H,d,J=7.8Hz),8.06(1H,t,J=
5.5Hz),8.28(1H,d,J=8.6H
z),10.77(1H,d,J=2.1Hz),1
2.19(1H,brs) 実施例110化合物117 融点:109−113℃ IR(KBr,cm-1):3322,2990,172
3,1647,1554,1440,1340 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H33N5O5+
H)+として): 計算値 472.2560 測定値 472.25761 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.24−0.35(2H,m),0.50−
0.59(2H,m),0.68(3H,d,J=5.
9Hz),0.72(3H,d,J=5.9Hz),
1.05−1.35(3H,m),2.35−2.45
(1H,m),2.41(2H,t,J=7.2H
z),2.86(1H,dd,J=10.2Hz,1
4.5Hz),3.11−3.35(3H,m),3.
95−4.05(1H,m),4.31−4.41(1
H,m),5.88(1H,d,J=7.4Hz),
6.20(1H,d,J=2.4Hz),6.94(1
H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,t,J=
7.5Hz),7.08(1H,d,J=1.7H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.5
5(1H,d,J=7.5Hz),8.07(1H,
t,J=5.5Hz),8.25(1H,d,J=8.
3Hz),10.77(1H,brs),12.15
(1H,brs) 実施例111化合物118 融点:120−130℃ IR(KBr,cm-1):3322,2956,171
9,1644,1557 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O5+
H)+として): 計算値 500.2873 測定値 500.28671 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
1(3H,d,J=5.9Hz),0.96−1.34
(5H,m),1.39−1.66(4H,m),1.
67−1.85(2H,m),2.36−2.42(2
H,m),2.84(1H,dd,J=10.7Hz,
14.6Hz),3.12−3.40(3H,m),
3.81(1H,sext,J=6.6Hz),3.9
1−4.04(1H,m),4.30−4.39(1
H,m),5.82(1H,d,J=7.3Hz),
5.97(1H,d,J=7.4Hz),6.93(1
H,t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=
7.8Hz),7.08(1H,d,J=1.9H
z),7.29(1H,d,J=7.8Hz),7.5
5(1H,d,J=7.8Hz),8.07(1H,
t,J=5.3Hz),8.27(1H,d,J=8.
3Hz),10.76(1H,d,J=1.9Hz) 実施例112化合物119 融点:89.5−94℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,171
9,1635,1527,1461,1344 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H41N5O5+
H)+として): 計算値 516.3186 測定値 516.31531 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.9Hz),0.7
4(3H,d,J=5.9Hz),0.98−1.38
(3H,m),1.13(6H,d,J=6.5H
z),1.14(6H,d,J=6.5Hz),2.2
2−2.54(2H,m),2.84(1H,dd,J
=10.2Hz,14.7Hz),3.11−3.45
(3H,m),3.71(2H,sept,J=6.5
Hz),3.87−3.98(1H,m),4.28−
4.38(1H,m),5.82(1H,d,J=6.
7Hz),6.94(1H,t,J=7.7Hz),
7.03(1H,t,J=7.7Hz),7.07(1
H,d,J=1.8Hz),7.29(1H,d,J=
7.7Hz),7.53(1H,d,J=7.7H
z),8.07(1H,t,J=5.8Hz),8.1
5(1H,d,J=8.7Hz),10.77(1H,
d,J=1.8Hz),12.17(1H,brs) 旋光度:[α]D=+21.7°(20℃,c 0.4
4,MeOH) 実施例113化合物120 融点:116.5−120.5℃ IR(KBr,cm-1):3400,2932,286
0,1716,1626,1518,1458,124
2 高分解能FAB−MS(m/e,(C33H49N5O5+
H)+として): 計算値 596.3812 測定値 596.37891 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=6.3Hz),0.7
4(3H,d,J=6.4Hz),0.93−1.91
(23H,m),2.21−2.61(2H,m),
2.84(1H,dd,J=10.7Hz,14.7H
z),3.13−3.45(5H,m),3.81−
3.91(1H,m),4.27−4.38(1H,
m),5.93(1H,d,J=6.2Hz),6.9
4(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=2.
0Hz),7.29(1H,d,J=7.5Hz),
7.53(1H,d,J=7.5Hz),8.12(1
H,t,J=5.6Hz),8.18(1H,d,J=
8.8Hz),10.77(1H,d,J=2.0H
z),12.20(1H,brs) 実施例114化合物121 融点:100−109.5℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,171
9,1644,1551,1395,1365,124
5,1197 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H41N5O6+
H)+として): 計算値 532.3135 測定値 532.31611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.8Hz),0.7
4(3H,d,J=5.9Hz),1.09−1.41
(3H,m),1.28(9H,s),2.21−2.
60(2H,m),2.85(1H,dd,J=10.
5Hz,14.7Hz),3.10−3.42(5H,
m),3.44−3.53(2H,m),3.82−
3.92(1H,m),4.33(1H,ddd,J=
3.6Hz,8.6Hz,10.5Hz),6.84
(1H,d,J=5.9Hz),6.94(1H,t,
J=7.6Hz),7.03(1H,t,J=7.6H
z),7.06(1H,d,J=1.9Hz),7.2
9(1H,d,J=7.6Hz),7.53(1H,
d,J=7.6Hz),8.05(1H,t,J=5.
3Hz),8.16(1H,d,J=8.6Hz),1
0.76(1H,d,J=1.9Hz) 実施例115化合物122 融点:122−129℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,171
6,1644,1515,1458,1350,123
9,1200,741,699 高分解能FAB−MS(m/e,(C32H43N5O5+
H)+として): 計算値 578.3342 測定値 578.33691 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.61(3H,d,J=5.6Hz),0.6
5(3H,d,J=5.6Hz),0.99−1.13
(3H,m),1.28(9H,s),2.28−2.
45(2H,m),2.84(1H,d,J=10.4
Hz,14.5Hz),3.10−3.45(3H,
m),3.91−4.01(1H,m),4.30−
4.49(1H,m),4.48(1H,d,J=1
7.5Hz),4.53(1H,d,J=17.5H
z),5.79(1H,d,J=6.7Hz),6.9
3(1H,t,J=7.8Hz),7.02(1H,
t,J=7.8Hz),7.06(1H,d,J=1.
8Hz),7.16−7.39(6H,m),7.53
(1H,d,J=7.8Hz),8.01(1H,t,
J=5.6Hz),8.13(1H,d,J=8.5H
z),10.77(1H,d,J=1.8Hz) 実施例116化合物123 融点:160−165℃ IR(KBr,cm-1):3364,2962,165
3,1557,1461,1443,1296,123
6 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O5+
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.27031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.2Hz),0.7
2(3H,d,J=5.2Hz),1.07−1.24
(3H,m),2.22(3H,s),2.36(2
H,t,J=7.3Hz),2.87(1H,dd,J
=10.3Hz,14.3Hz),3.16(1H,d
d,J=4.0Hz,14.3Hz),3.20−3.
30(2H,m),4.10−4.18(1H,m),
4.38−4.48(1H,m),6.26(1H,
d,J=7.3Hz),6.69(1H,d,J=6.
4Hz),6.94(1H,t,J=7.8Hz),
7.03(1H,t,J=7.8Hz),7.04−
7.14(3H,m),7.19(1H,s),7.2
9(1H,d,J=7.8Hz),7.58(1H,
d,J=7.8Hz),8.05(1H,t,J=5.
4Hz),8.38(1H,d,J=8.6Hz),
8.45(1H,s),10.78(1H,d,J=
1.8Hz),12.17(1H,brs) 実施例117化合物124 融点:99−114℃ IR(KBr,cm-1):3412,1653,155
7,1500,1461,1437,1287,123
6 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O6+
H)+として): 計算値 538.2665 測定値 538.27111 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.1Hz),1.09−1.29
(3H,m),2.35(2H,t,J=7.1H
z),2.88(1H,dd,J=10.2Hz,1
4.5Hz),3.15(1H,dd,J=4.4H
z,14.5Hz),3.18−3.33(2H,
m),3.69(3H,s),4.12−4.21(1
H,m),4.39−4.48(1H,m),6.26
(1H,d,J=7.6Hz),6.47(1H,d
d,J=1.6Hz,7.9Hz),6.83(1H,
dd,J=1.6Hz,7.9Hz),6.95(1
H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,t,J=
7.5Hz),7.06−7.14(3H,m),7.
30(1H,d,J=7.5Hz),7.59(1H,
d,J=7.5Hz),8.05(1H,t,J=5.
7Hz),8.38(1H,d,J=8.3Hz),
8.55(1H,s),10.78(1H,d,J=
1.5Hz),12.19(1H,brs) 実施例118化合物125 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H32ClN5O5
+H)+として): 計算値 542.2170 測定値 542.21611 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=6.1Hz),1.1
0−1.35(3H,m),2.34(2H,t,J=
7.2Hz),2.87(1H,dd,J=10.6H
z,13.6Hz),3.12−3.20(1H,
m),3.20−3.30(2H,m),4.13−
4.22(1H,m),4.39−4.48(1H,
m),6.34(1H,d,J=7.8Hz),6.9
1(1H,d,J=9.1Hz),6.94(1H,
t,J=7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.
5Hz),7.10(1H,d,J=2.1Hz),
7.12(1H,d,J=9.1Hz),7.21(1
H,t,J=9.1Hz),7.39(1H,d,J=
7.5Hz),7.59(1H,d,J=7.5H
z),7.60(1H,s),8.05(1H,t,J
=5.3Hz),8.38(1H,d,J=8.3H
z),8.76(1H,s),10.78(1H,d,
J=2.1Hz),12.19(1H,brs) 実施例119化合物126 融点:90−100℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,292
6,1719,1650,1554,1461,123
6,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O5+
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.27201 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.4Hz),1.06−1.41
(3H,m),2.19(3H,s),2.31−2.
39(2H,m),2.87(1H,dd,J=10.
5Hz,14.4Hz),3.12−3.35(2H,
m),3.16(1H,dd,J=3.8Hz,14.
4Hz),4.06−4.19(1H,m),4.34
−4.45(1H,m),6.21(1H,d,J=
7.3Hz),6.94(1H,t,J=7.4H
z),7.00(2H,d,J=8.3Hz),7.0
3(1H,t,J=7.4Hz),7.10(1H,
d,J=2.1Hz),7.22(2H,d,J=8.
3Hz),7.29(1H,d,J=7.4Hz),
7.58(1H,d,J=7.4Hz),8.04(1
H,t,J=5.5Hz),8.37(1H,d,J=
8.3Hz),8.41(1H,s),10.77(1
H,d,J=2.1Hz),12.11(1H,br
s) 実施例120化合物127 融点:80−86℃ IR(KBr,cm-1):3346,2962,293
2,1728,1647,1554,1464,129
0,1254 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O6+
H)+として): 計算値 538.2665 測定値 538.26671 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.3Hz),0.7
4(3H,d,J=6.3Hz),1.06−1.40
(3H,m),2.31−2.40(2H,m),2.
86(1H,dd,J=10.5Hz,14.5H
z),3.13−3.38(3H,m),3.80(3
H,s),4.03−4.15(1H,m),4.33
−4.43(1H,m),6.79(1H,dt,J=
1.7Hz,7.7Hz),6.85(1H,dt,J
=1.9Hz,7.7Hz),6.93(1H,t,J
=7.7Hz),6.93(1H,dd,J=1.7H
z,7.7Hz),7.02(1H,t,J=7.7H
z),7.05−7.11(1H,m),7.09(1
H,d,J=2.5Hz),7.28(1H,d,J=
7.7Hz),7.56(1H,d,J=7.7H
z),7.98−8.06(1H,m),8.03(1
H,dd,J=1.9Hz,7.7Hz),8.07
(1H,s),8.35(1H,d,J=8.5H
z),10.76(1H,d,J=2.5Hz) 実施例121化合物128 融点:93−101℃ IR(KBr,cm-1):3316,2920,285
4,1719,1638,1551,1461,134
1,1251,1071 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H35N5O5+
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.27221 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68−0.90(6H,m),1.08−
1.38(3H,m),2.14(3H,s),2.3
5(2H,t,J=7.6Hz),2.87(1H,d
d,J=10.4Hz,14.5Hz),3.10−
3.45(3H,m),4.10−4.20(1H,
m),4.38−4.47(1H,m),6.76(1
H,d,J=8.0Hz),6.84(1H,t,J=
7.7Hz),6.94(1H,t,J=7.7H
z),6.99−7.12(2H,m),7.09(1
H,d,J=7.7Hz),7.10(1H,d,J=
2.7Hz),7.29(1H,d,J=7.7H
z),7.59(1H,d,J=7.7Hz),7.7
5(1H,s),7.81(1H,d,J=7.7H
z),8.05(1H,t,J=5.6Hz),8.3
7(1H,d,J=8.2Hz),10.77(1H,
d,J=2.7Hz) 実施例122 (1)化合物129 IR(KBr,cm-1):3412,2962,173
9,1653,1557,1460,1443,126
3,744 FAB−MS(m/e,(C27H41N5O5+H)+とし
て):5161 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.7Hz),0.7
2(3H,d,J=5.7Hz),0.73(3H,
t,J=7.6Hz),1.03−1.15(3H,
m),1.13(6H,s),1.50−1.63(2
H,m),2.38−2.45(2H,m),2.83
(1H,dd,J=10.2Hz,14.4Hz),
3.18−3.40(3H,m),3.59(3H,
s),3.87−3.95(1H,m),4.31−
4.40(1H,m),5.68(1H,s),5.8
6(1H,d,J=6.7Hz),6.94(1H,
t,J=7.3Hz),7.03(1H,t,J=7.
3Hz),7.07(1H,d,J=1.8Hz),
7.29(1H,d,J=7.3Hz),7.54(1
H,d,J=7.3Hz),8.11(1H,t,J=
5.5Hz),8.26(1H,d,J=7.9H
z),10.77(1H,d,J=1.8Hz) (2)化合物130 融点:129−143℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,165
0,1560,1459,1258,1180,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H39N5O5+
H)+として): 計算値 502.3029 測定値 502.30481 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.5Hz),0.7
2(3H,d,J=5.5Hz),0.73(3H,
t,J=6.3Hz),1.03−1.13(3H,
m),1.13(6H,s),1.49−1.62(2
H,m),2.25−2.38(2H,m),2.83
(1H,dd,J=10.5Hz,14.5Hz),
3.20(1H,dd,J=4.0Hz,14.5H
z),3.20−3.40(2H,m),3.92(1
H,q,J=6.6Hz),4.34(1H,ddd,
J=4.0Hz,9.0Hz,10.5Hz),5.7
5(1H,s),5.93(1H,d,J=6.6H
z),6.94(1H,t,J=7.6Hz),7.0
2(1H,t,J=7.6Hz),7.07(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
6Hz),7.54(1H,d,J=7.6Hz),
8.06(1H,t,J=5.5Hz),8.24(1
H,d,J=9.0Hz),10.77(1H,d,J
=2.0Hz) 実施例123化合物131の合成 実施例100で得られた化合物107 7.9mgをギ
酸0.60mlに溶解し、氷冷後塩化水素ガスを20分
間吹き込み、次いで室温にて2時間撹拌した。反応液を
減圧濃縮し、得られた残渣をエムポアシート(アナリテ
ィケム インターナショナル社製/クロロホルム:メタ
ノール=2:1)で精製し、次いでセップ−パック C
18 カートリッジ(ウォーターズ社製)を通した。メ
タノールにて溶離し、溶離液を減圧濃縮して、表題化合
物6.4mgを無色粉末として得た。
3,1647,1635,1536,1464,138
9 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H41N5O6+
H)+として): 計算値 556.3135 測定値 556.31651 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.9Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),1.10−1.35
(3H,m),1.35−1.50(6H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.35−2.45(2
H,m),2.89(1H,dd,J=11.8Hz,
13.7Hz),3.05−3.50(7H,m),
3.90−4.00(1H,m),4.45−4.55
(1H,m),6.00(1H,d,J=5.6H
z),7.25−7.40(2H,m),7.45−
7.65(1H,m),7.67(1H,d,J=8.
4Hz),7.95−8.45(3H,m),9.24
+9.63(1H,brs×2) 実施例124化合物132の合成 原料化合物として実施例47−(2)で得られた化合物
52を用い、実施例123と同様な反応を行って化合物
132を合成した。
3,1656,1539,1464,1386 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H41N5O6+
H)+として): 計算値 556.3135 測定値 556.31651 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64(3H,d,J=6.0Hz),0.7
0(3H,d,J=6.0Hz),1.15(3H,
d,J=6.6Hz),1.10−1.65(11H,
m),2.01(1H,dd,J=9.2Hz,15.
2Hz),2.23(1H,dd,J=2.2Hz,1
5.2Hz),2.88(1H,dd,J=10.8H
z,14.8Hz),3.16−3.40(5H,
m),3.88−4.00(1H,m),4.05−
4.22(1H,m),4.41−4.52(1H,
m),6.09(1H,d,J=6.4Hz),7.2
7−7.38(2H,m),7.50−7.61(1
H,m),7.64−7.70(1H,m),7.99
(1H,d,J=8.0Hz),8.17−8.44
(2H,m),9.24+9.63(1H,brs×
2) 実施例125化合物133の合成 (1)Boc−Leu−DTrp−Dha−OMeの合
成 実施例29と同様な方法により合成したBoc−Leu
−DTrp−DLSer−OMe 49mgをジクロロ
メタン:TEA=1:1の混合溶媒0.5mlに溶解
し、N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド5
0mgを加え室温で9時間撹拌した。N−フェニルトリ
フルオロメタンスルホンイミド17mgを追加して室温
で更に15時間撹拌した後、反応液をジクロロメタンに
て希釈し、10%クエン酸水溶液、次いで飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥した後減圧濃縮した。残渣を中圧液体クロマトグ
ラフィー(メルク社製 ローバーカラム リクロプレッ
プ SI60/ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精
製し目的物28mgを得た。 (2)化合物133の合成 (1)で得られた化合物28mgをメタノール0.50
mlに溶解し、氷冷下に2N水酸化ナトリウム水溶液
40μlを加え同温で2時間、室温で5時間撹拌した。
減圧下にメタノールを留去し、残渣を水にて希釈しエチ
ルエーテルにて洗浄した。水層を10%クエン酸水溶液
にてpH 3に調整しエチルエーテルにて抽出した。有
機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥後減圧濃縮し、表題化合物24mgを無色粉末と
して得た。
5,1524,1167,741 FAB−MS(m/e,(C25H34N4O6+H)+とし
て):4871 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(6H,d,J=6.4Hz),1.0
5−1.40(3H,m),1.33(9H,s),
2.98(1H,dd,J=9.7Hz,14.6H
z),3.16(1H,dd,J=3.8Hz,14.
6Hz),3.85−3.95(1H,m),4.54
−4.70(1H,m),5.70(1H,s),6.
24(1H,s),6.78(1H,d,J=7.8H
z),6.94(1H,t,J=7.8Hz),7.0
3(1H,t,J=7.8Hz),7.10(1H,
d,J=1.9Hz),7.29(1H,d,J=7.
8Hz),7.56(1H,d,J=7.8Hz),
8.19(1H,d,J=7.8Hz),9.12(1
H,s),10.81(1H,d,J=1.9Hz) 実施例126化合物134の合成 実施例87−(2)で得られた化合物93 6.2m
g、メチルアミン塩酸塩0.8mg、N−メチルモルホ
リン 1.3μl及びHOBT・H2O 2.8mgを
DMF 0.12mlに溶解し、氷冷下EDCI・HC
l 3.5mgを加え室温にて3時間撹拌した。反応液
を減圧濃縮し、得られた残渣をエムポアシート(アナリ
ティケム インターナショナル社製/クロロホルム:メ
タノール=5:1)で精製し、表題化合物4.5mgを
無色粉末として得た。
6,1539,741高分解能FAB−MS(m/e,
(C28H42N6O4+H)+として): 計算値 527.3345 測定値 527.33281 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.7
8(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.40
(3H,m),1.40−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.15−2.35(2
H,m),2.56(3H,d,J=4.7Hz),
2.87(1H,dd,J=10.0Hz,14.4H
z),3.15−3.40(7H,m),3.99(1
H,q,J=7.1Hz),4.30−4.40(1
H,m),6.09(1H,d,J=7.1Hz),
6.95(1H,t,J=7.5Hz),7.04(1
H,t,J=7.5Hz),7.07(1H,d,J=
2.1Hz),7.30(1H,d,J=7.5H
z),7.54(1H,d,J=7.5Hz),7.7
2(1H,q,J=4.7Hz),8.06(1H,
t,J=5.5Hz),8.10(1H,d,J=9.
0Hz),10.78(1H,d,J=2.1Hz) 実施例127化合物135の合成 原料化合物として塩化アンモニウムを用い、実施例12
6と同様な反応を行って化合物135を合成した。
5,1626,1539 FAB−MS(m/e,(C27H40N6O4+H)+とし
て):5131 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.7Hz),0.7
8(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.40
(3H,m),1.40−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.15−2.35(2
H,m),2.86(1H,dd,J=10.3Hz,
14.9Hz),3.15−3.40(7H,m),
3.99(1H,q,J=6.8Hz),4.30−
4.40(1H,m),6.09(1H,d,J=6.
8Hz),6.79(1H,brs),6.95(1
H,t,J=7.3Hz),7.04(1H,t,J=
7.3Hz),7.07(1H,d,J=2.2H
z),7.29(1H,brs),7.30(1H,
d,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=7.
3Hz),8.06(1H,t,J=5.5Hz),
8.12(1H,d,J=8.2Hz),10.78
(1H,d,J=2.2Hz) 実施例128化合物136の合成 原料化合物としてジメチルアミン塩酸塩を用い、実施例
126と同様な反応を行って化合物136を合成した。
5,1536,741FAB−MS(m/e,(C29H
44N6O4+H)+として):5411 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=5.8Hz),0.7
8(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.40
(3H,m),1.40−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.30−2.50(2
H,m),2.80(3H,s),2.80−2.90
(1H,m),2.90(3H,s),3.15−3.
40(7H,m),3.99(1H,q,J=6.8H
z),4.30−4.40(1H,m),6.11(1
H,d,J=6.8Hz),6.95(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.07(1H,d,J=2.3Hz),7.3
0(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),8.00(1H,t,J=5.
6Hz),8.10(1H,d,J=8.8Hz),1
0.78(1H,d,J=2.3Hz) 実施例129 (1)化合物137の合成 原料化合物としてDTyr(Bzl)−OHを用い、実
施例1−(3)と同様な反応を行って化合物137を合
成した。
2,1660,1619,1513,1458,144
2,1395,1368 高分解能FAB−MS(m/e,(C38H46N4O7+
H)+として): 計算値 671.3444 測定値 671.34041 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.3Hz),1.0
3−1.40(3H,m),1.33(9H,s),
2.80−3.40(4H,m),3.85−3.97
(1H,m),4.20−4.32(1H,m),4.
44−4.56(1H,m),5.03(2H,s),
6.74(1H,d,J=7.8Hz),6.88(2
H,d,J=8.4Hz),6.93(1H,t,J=
7.5Hz),7.02(1H,t,J=7.5H
z),7.06(1H,d,J=1.9Hz),7.1
0(2H,d,J=8.4Hz),7.25−7.46
(6H,m),7.55(1H,d,J=7.5H
z),7.94(1H,d,J=8.1Hz),7.9
4(1H,d,J=8.1Hz),10.77(1H,
d,J=1.9Hz) (2)化合物138の合成 実施例35−(2)と同様にしてベンジル保護基を除去
し化合物138を合成した。
2,1518,1461,1395,1371,134
1,1248,1164 FAB−MS(m/e,(C31H40N4O7+H)+とし
て):5811 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=6.7Hz),0.9
9−1.42(3H,m),1.34(9H,s),
2.97−3.44(4H,m),3.83−3.94
(1H,m),4.18−4.30(1H,m),4.
40−4.56(1H,m),6.63(2H,d,J
=8.9Hz),6.74(1H,d,J=8.0H
z),6.93(1H,t,J=7.3Hz),6.9
8(2H,d,J=8.9Hz),7.02(1H,
t,J=7.3Hz),7.06(1H,d,J=1.
7Hz),7.28(1H,d,J=7.3Hz),
7.55(1H,d,J=7.3Hz),7.92(1
H,d,J=7.7Hz),7.92(1H,d,J=
7.7Hz),9.13(1H,s),10.77(1
H,d,J=1.7Hz) 実施例130化合物139の合成 実施例47−(2)で得られた化合物52 68mgを
DMSO−濃塩酸−酢酸(1:10:20)混合液0.
12mlに溶解し、室温にて30分間撹拌した。反応液
を減圧濃縮し、得られた残渣にエチルエーテルを加えて
摩砕し表題化合物7.0mgを淡灰色粉末として得た。
3,1626,1536,1476,1299,120
9 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H41N5O6+
H)+として): 計算値 544.3135 測定値 544.31361 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.80+0.82(3H,d×2,J=6.1
Hz,J=6.1Hz),0.86+0.88(3H,
d×2,J=6.1Hz,J=6.1Hz),1.11
+1.12(3H,d×2,J=6.6Hz,J=6.
6Hz),1.30−1.70(11H,m),1.8
3−2.05(1H,m),2.05−2.50(3
H,m),3.18−3.30(4H,m),3.96
−4.16(2H,m),4.50−4.61(1H,
m),6.20+6.21(1H,d×2,J=6.9
Hz,J=6.9Hz),6.80+6.82(1H,
d×2,J=7.6Hz,J=7.6Hz),6.88
+6.94(1H,t×2,J=7.6Hz,J=7.
6Hz),6.88−7.10(1H,m),7.15
+7.17(1H,t×2,J=7.6Hz,J=7.
6Hz),7.26(1H,d,J=7.6Hz),
7.89+7.92(1H,d×2,J=9.0Hz,
J=8.4Hz),8.42+8.43(1H,d×
2,J=8.7Hz,J=8.3Hz),10.33+
10.40(1H,s×2),12.15(1H,br
s) 以下の実施例131及び132では、それぞれ対応する
一級または二級アミンを用い、実施例87と同様の反応
を行って化合物140及び141を合成した。 実施例131化合物140 融点:112−116℃ IR(KBr,cm-1):3376,2956,172
8,1653,1557,1290,1233,115
5 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O7+
H)+として): 計算値 532.2772 測定値 532.27641 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=6.2Hz),0.7
0(3H,d,J=6.1Hz),0.78−1.15
(3H,m),1.29(3H,s),1.31(3
H,s),2.32−2.41(2H,m),2.83
(1H,dd,J=10.3Hz,14.8Hz),
3.08−3.48(2H,m),3.16(1H,d
d,J=4.7Hz,14.8Hz),3.52(3
H,s),3.92−4.02(1H,m),4.37
(1H,ddd,J=4.7Hz,8.5Hz,10.
3Hz),5.99(1H,d,J=7.1Hz),
6.38(1H,s),6.94(1H,t,J=7.
5Hz),7.02(1H,t,J=7.5Hz),
7.07(1H,d,J=2.7Hz),7.29(1
H,d,J=7.5Hz),7.56(1H,d,J=
7.5Hz),8.04(1H,t,J=5.6H
z),8.26(1H,d,J=8.5Hz),10.
76(1H,d,J=2.7Hz) 実施例132化合物141 融点:80−95℃ IR(KBr,cm-1):3328,3065,296
2,1716,1641,1530,1464,136
5,1248,1179,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H39N5O5+
H)+として): 計算値 502.3029 測定値 502.30291 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
4(3H,d,J=5.9Hz),1.11−1.27
(3H,m),1.27(9H,s),2.25−2.
60(2H,m),2.73(3H,s),2.84
(1H,dd,J=10.4Hz,14.8Hz),
3.11−3.45(3H,m),3.81−3.90
(1H,m),4.27−4.38(1H,m),6.
10(1H,d,J=6.4Hz),6.94(1H,
t,J=7.4Hz),7.03(1H,t,J=7.
4Hz),7.06(1H,d,J=1.8Hz),
7.29(1H,d,J=7.4Hz),7.53(1
H,d,J=7.4Hz),8.02(1H,t,J=
5.4Hz),8.13(1H,d,J=8.8H
z),10.77(1H,d,J=1.8Hz)実施例
133化合物142の合成アルコキシベンジルアルコー
ル樹脂(国産化学製:以下AA樹脂と略す)を用いる固
相法常法に従って合成した。(1)AA樹脂へのFmo
c−βAla−OHの導入Fmoc−βAla−OH
467mgをDMF 3mlに溶解し、DCC154m
g及びDMAP 10mgを加え室温で30分間撹拌
後、この混合液をAA樹脂0.5gのDMF 3ml懸
濁液に加え室温で4時間激しく撹拌した。樹脂を濾取後
DMF、メタノール及びジクロロメタンで洗浄し、真空
下終夜乾燥し、Fmoc−βAla−AA樹脂528m
gを得た。Fmoc−βAla−AA樹脂0.53gを
ジクロロメタン6mlに懸濁し、塩化ベンゾイル 0.
15ml及びピリジン 0.15mlを加え1時間激し
く撹拌した。樹脂を濾別し、ジクロロメタン、DMF及
びメタノールで洗浄後真空下終夜乾燥し、キャップ化さ
れたFmoc−βAla−AA樹脂462mgを得た。
(2)化合物142の合成(1)で得られた樹脂0.4
6gに20%ピペリジン−DMF溶液3mlを加え室温
で30分間振盪した。廃液後樹脂をDMFで洗浄し、更
に樹脂をDMF3mlに懸濁して、Fmoc−DTrp
−OH 136mg、HOBT・H2O49mg及びD
IPC 41mgを加え、室温にて終夜振盪した。廃液
後DMFで洗浄し、DMF 3mlに懸濁した。ここ
へ、イソ吉草酸 33mg、HOBT・H2O 49m
g及びDIPC 40mgのDMF 1ml溶液を加え
て室温で15時間振盪した。樹脂から5%フェノール−
TFA溶液10mlによってペプチドを切り出し、溶液
を約0.5mlまで減圧濃縮後、エチルエーテル3ml
及びヘキサン10mlを加え、生成した沈澱を濾別し真
空下乾燥して表題化合物38.7mgを無色粉末として
得た。
2,1647,1542,1464,1443,120
3 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N4O5+
H)+として): 計算値 473.2764 測定値 473.27851 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,t,J=7.1Hz),0.8
3(6H,d,J=6.0Hz),0.80−0.90
(2H,m),0.90−1.18(3H,m),1.
26−1.37(2H,m),1.90−1.96(2
H,m),2.37(2H,t,J=7.9Hz),
2.85(1H,dd,J=9.9Hz,14.7H
z),3.18(1H,dd,J=5.2Hz,14.
7Hz),3.23(2H,dt,J=5.4Hz,
7.9Hz),4.08(1H,dt,J=6.9H
z,7.2Hz),4.38(1H,ddd,J=5.
2Hz,8.4Hz,9.9Hz),6.94(1H,
t,J=7.5Hz),7.04(1H,t,J=7.
5Hz),7.08(1H,d,J=2.4Hz),
7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.55(1
H,d,J=7.5Hz),7.91(1H,d,J=
6.9Hz),7.98(1H,t,J=5.4H
z),8.18(1H,d,J=8.4Hz),10.
78(1H,d,J=2.4Hz),11.95(1
H,brs) 実施例134化合物143の合成 D−N−tert−ブトキシカルボニル−2−アミノ−
4,4−ジメチルペンタン酸を用い、実施例49と同様
の方法で、表題化合物を合成した。
r,cm-1):3328,2962,1699,165
9,1524,1371,1248,1167,740 FAB−MS(m/e,(C26H38N4O6+H)+とし
て):503 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.75(9H,s),1.25(1H,d
d,J=4.5Hz,9.3Hz),1.31(1H,
dd,J=4.5Hz,9.3Hz),1.36(9
H,s),2.33(2H,t,J=7.4Hz),
2.90(1H,dd,J=8.5Hz,14.5H
z),3.10(1H,dd,J=4.6Hz,14.
5Hz),3.16−3.30(2H,m),3.92
(1H,dt,J=7.5Hz,4.5Hz),4.3
6(1H,dt,J=4.6Hz,8.5Hz),6.
90(1H,d,J=7.5Hz),6.94(1H,
t,J=7.3Hz),7.02(1H,t,J=7.
3Hz),7.06(1H,d,J=2.2Hz),
7.29(1H,d,J=7.3Hz),7.53(1
H,d,J=7.3Hz),7.90(1H,d,J=
8.5Hz),7.93(1H,t,J=5.4H
z),10.78(1H,d,J=2.2Hz),1
2.18(1H,brs) 旋光度:[α]D=+27.9°(20℃,c 0.3
5,MeOH) 実施例135化合物144,145,146の合成 (1)化合物144,145の合成 実施例17で得た化合物17をシリカゲル共存下、メタ
ノール−エーテル混合溶媒中、0℃で過剰量のジアゾメ
タン−エーテル溶液と反応させることにより、化合物1
44及び145を得た。
6,1659,1533,1443,1371,125
1,1167,1125,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N4O7+
H)+として): 計算値 519.2819 測定値 519.2797 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.73−0.95(6H,m),1.16−
1.66(3H,m),1.39+1.40(9H,s
×2),3.12−3.26(1H,m),3.32−
3.50(2H,m)3.56−3.82(3H,
m),3.72+3.73(3H,s×2),4.11
−4.26(1H,m),4.71−4.91(2H,
m),6.26−6.40(1H,m),6.82−
6.98(1H,m),7.08−7.17(1H,
m),7.13(1H,t,J=7.4Hz),7.2
1(1H,t,J=7.4Hz),7.37(1H,
d,J=7.4Hz),7.63(1H,d,J=7.
4Hz),8.11−8.20(1H,m)化合物145 高分解能FAB−MS(m/e,(C27H40N4O7+
H)+として): 計算値 533.2975 測定値 533.2989 1 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.78−0.90(6H,m),1.12−
1.65(3H,m),1.41(9H,s),3.0
7−3.43(3H,m),3.26+3.28(3
H,s×2),3.43−3.51(1H,m),3.
55−3.78(1H,m),3.69+3.71(3
H,s×2),3.83−4.00(1H,m),4.
67−4.78(1H,m),4.78−4.90(1
H,m),6.34−6.60(2H,m),7.08
−7.16(2H,m),7.19(1H,t,J=
7.7Hz),7.32−7.38(1H,m),7.
66+7.70(1H,d×2,J=7.7Hz),
8.05−8.12(1H,brs) (2)化合物146の合成 (1)で得た化合物145をメタノール中、1N Na
OHにより加水分解し、化合物146を得た。
2,1533,1461,1371,1257,116
7,1122,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H38N4O7+
H)+として): 計算値 519.2819 測定値 519.2805 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67−0.94(6H,m),1.05−
1.42(3H,m),1.35+1.36(9H,s
×2),2.88(1H,dd,J=10.1Hz,1
4.0Hz),3.07−3.53(3H,m),3.
27(3H,s),3.67−3.79(1H,m),
3.83−3.95(1H,m),4.39−4.51
(1H,m),6.84(1H,t,J=8.2H
z),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.0
2(1H,t,J=7.5Hz),7.08(1H,b
rs),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.
55+7.56(1H,d×2,J=7.5Hz),
7.94−8.10(2H,m),10.78(1H,
brs) 実施例136化合物147の合成 実施例1−(2)で得たBoc−Leu−DTrp−N
2H3を炭酸カリウム存在下、DMF中でブロモ酢酸メチ
ルと反応させ、得られたエステルをメタノール中、1N
NaOHにより加水分解して化合物147を得た。
5,1560,1533,1395,1371,116
4,1050 高分解能FAB−MS(m/e,(C26H37N5O8+
H)+として): 計算値 548.2720 測定値 548.2733 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.62−0.85(6H,m),1.02−
1.30(3H,m),1.35(9H,s),2.8
5(1H,dd,J=9.5Hz,14.0Hz),
2.98(1H,dd,J=4.5Hz,14.0H
z),3.58−3.70(4H,m),3.80−
4.05(1H,m),4.38−4.52(1H,
m),6.72(1H,d,J=8.1Hz),6.9
3(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),7.
03(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),
7.06(1H,d,J=2.2Hz),7.28(1
H,d,J=7.5Hz),7.58(1H,d,J=
7.5Hz),7.94(1H,d,J=8.6H
z),9.52(1H,s),10.79(1H,d,
J=2.2Hz) 実施例137化合物148の合成 Boc−Leu−DTrp−OHに対し実施例33−
(2)と同様な方法でエチル・ヒドラジノ酢酸塩酸塩を
反応させて、化合物148を得た。
8,1665,1521,1461,1395,137
1,1344,1248,1164 高分解能FAB−MS(m/e,(C24H35N5O6+
H)+として): 計算値 490.2666 測定値 490.2628 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67−0.88(6H,m),1.04−
1.30(3H,m),1.36(9H,s),2.9
0(1H,dd,J=9.8Hz,14.3Hz),
3.08(1H,dd,J=4.9Hz,14.3H
z),3.30−3.45(3H,m),3.80−
4.02(1H,m),4.38−4.57(1H,
m),6.84(1H,d,J=7.2Hz),6.9
4(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),7.
03(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),
7.06(1H,d,J=2.4Hz),7.28(1
H,d,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),8.02(1H,d,J=6.3H
z),9.34−9.51(1H,m),10.80
(1H,d,J=2.4Hz) 実施例138化合物149の合成 化合物148の合成途上で得られる化合物148のエチ
ルエステルに対し、炭酸カリウム存在下、DMF中でベ
ンジルブロミドを反応させ、続いてメタノール中、1N
NaOHでエステル部分を加水分解することにより化
合物149を得た。
5,1512,1461,1395,1371,124
8,1164,741 FAB−MS(m/e,(C31H41N5O6+H)+とし
て):580 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67−0.88(6H,m),1.04−
1.30(3H,m),1.36(9H,s),2.9
0(1H,dd,J=9.8Hz,14.3Hz),
3.08(1H,dd,J=4.9Hz,14.3H
z),3.40−3.65(2H,m),3.76−
4.01(1H,m),4.03(2H,s),4.2
8−4.43(1H,m),6.70(1H,d,J=
8.3Hz),6.92(1H,t,J=7.5H
z),7.02(1H,d,J=2.0Hz),7.0
3(1H,t,J=7.5Hz),7.55−7.70
(6H,m),7.49(1H,d,J=7.5H
z),7.89(1H,d,J=8.0Hz),9.2
7(1H,s),10.86(1H,d,J=2.0H
z),12.47(1H,brs)以下の実施例13
9,140においては、TFA・Leu−DTrp−β
Ala−OBzlに対して相当するイソシアナートを実
施例79と同様な方法で反応させた後、メタノール中で
接触水素化分解を行うことにより、それぞれ化合物15
0,151を得た。 実施例139化合物150 融点:175−183℃ IR(KBr,cm-1):3328,2926,171
9,1644,1551,1464,1341,123
6 高分解能FAB−MS(m/e,(C29H37N5O5+
H)+として): 計算値 536.2873 測定値 536.2913 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=6.4Hz),0.
73(3H,d,J=6.4Hz),1.08−1.2
0(3H,m),2,10(6H,s),2.22(2
H,t,J=7.3Hz),2.85(1H,dd,J
=10.5Hz,14.5Hz),3.05−3.30
(3H,m),4.10−4.20(1H,m),4.
36−4.44(1H,m),6.22(1H,br
s),7.09(1H,d,J=2.0Hz),6.9
2−7.08(5H,m),7.29(1H,d,J=
7.9Hz),7.55(1H,s),7.57(1
H,d,J=7.9Hz),8.01(1H,t,J=
5.1Hz),8.27(1H,d,J=8.4H
z),10.77(1H,d,J=2.0Hz),1
2.08(1H,brs) 実施例140化合物151 融点:150℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3316,2962,287
2,1650,1542,1467,1365,134
1,1254,1101,1056,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C33H45N5O5+
H)+として): 計算値 592.3499 測定値 592.3530 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.73(3H,d,J=5.8Hz),0.
75(3H,d,J=5.8Hz),0.89−1.3
8(14H,m),1.48−1.61(1H,m),
2.09(2H,t,J=6.9Hz),2.85(1
H,dd,J=9.6Hz,14.6Hz),3.05
−3.43(5H,m),4.13−4.25(1H,
m),4.35−4.57(1H,m),6.65−
6.85(1H,m),6.96(1H,t,J=7.
7Hz),6.98−7.21(4H,m),7.02
(1H,t,J=7.7Hz),7.28(1H,d,
J=7.7Hz),7.56(1H,d,J=7.7H
z),7.85−8.01(1H,m),8.03−
8.14(1H,m),8.19−8.31(1H,
m),10.77(1H,s) 実施例141化合物152の合成 イソシアナートに換えて、N−アミノピロリジン及びC
DIを用い、実施例139と同様な方法で化合物152
を合成した。
3,1539,1446,1341,1194,112
2,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H36N6O5+
H)+として): 計算値 501.2825 測定値 501.2815 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=5.7Hz),0.
73(3H,d,J=5.7Hz),1.02−1.4
8(3H,m),1.60−1.80(4H,m),
2.34(2H,t,J=7.4Hz),2,40−
2.80(4H,m),2.87(1H,dd,J=
9.7Hz,J=14.4Hz),3.06−3.41
(3H,m),4.04−4.16(1H,m),4.
36−4.48(1H,m),6.33(1H,d,J
=8.1Hz),6.94(1H,t,J=7.6H
z),7.03(1H,t,J=7.6Hz),7.0
8(1H,d,J=2.0Hz),7.13(1H,
s),7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.5
6(1H,d,J=7.6Hz),8.04(1H,
t,J=5.9Hz),8.19(1H,d,J=8.
6Hz),10.77(1H,d,J=2.0Hz),
12.16(1H,brs) 実施例142化合物153の合成 実施例131で得た化合物140をメタノール中、1N
NaOHと室温で反応させることにより化合物153
を得た。
4,1713,1551,1470,1434,134
1 高分解能FAB−MS(m/e,(C25H33N5O6+
H)+として): 計算値 500.2509 測定値 500.24821 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.80(3H,d,J=6.6Hz),0.8
1(3H,d,J=6.3Hz),1.12−1.49
(1H,m),1.23(6H,s),1.51−1.
63(1H,m),1.98−2.12(1H,m),
2.31(2H,t,J=7.2Hz),2.94(1
H,dd,J=8.7Hz,14.8Hz),3.09
(1H,dd,J=5.0Hz,14.8Hz),3.
13−3.39(2H,m),4.36−4.49(2
H,m),6.94(1H,t,J=7.4Hz),
7.03(1H,t,J=7.4Hz),7.06(1
H,d,J=1.9Hz),7.29(1H,d,J=
7.4Hz),7.54(1H,d,J=7.4H
z),7.88(1H,d,J=7.8Hz),7.9
5(1H,t,J=5.6Hz),8.29(1H,
s),10.81(1H,d,J=1.9Hz) 実施例143化合物154の合成 実施例131と同様にして得たPhOCO−Leu−D
Trp−βAla−OBzlをクロロホルム中、TEA
処理し、引き続き接触水素化分解することにより化合物
154を得た。
0,1770,1716,1665,1539,144
5 高分解能FAB−MS(m/e,(C23H29N5O6+
H)+として): 計算値 472.2196 測定値 472.2219 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.80(6H,d,J=6.6Hz),1.
22−1.35(1H,m),1.60(1H,dd
d,J=4.2Hz,9.9Hz,13.8Hz),
1.97(1H,ddd,J=4.2Hz,11.1H
z,13.8Hz),2.34(2H,t,J=7.2
Hz),2.91(1H,dd,J=9.3Hz,1
4.4Hz),3.12−3.40(3H,m),3.
91(2H,s),4.38−4.54(2H,m),
6.95(1H,t,J=7.7Hz),7.01−
7.06(2H,m),7.30(1H,d,J=7.
7Hz),7.53(1H,d,J=7.7Hz),
7.77(1H,t,J=5.4Hz),8.04(1
H,d,J=7.8Hz),8.14(1H,s),1
0.80(1H,brs) 実施例144化合物155の合成 N−シクロペンチルグリシン・tert−ブチルエステ
ル、CDI、Leu−OBzl・TosOH及びDTr
p−OMe・HClを用い、実施例45と同様な方法で
合成したN−[N−{N−シクロペンチル−N−(te
rt−ブトキシカルボニルメチル)カルバモイル}−L
−ロイシル]−D−トリプトファン・メチルエステルを
実施例142と同様に反応環化させ、さらにDTrp−
OBzlと縮合後接触水素化分解することにより化合物
155を得た。
7,1710,1521,1458,1431,139
5,1362,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H42N6O6+
H)+として): 計算値 655.3244 測定値 655.3286 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.76(3H,d,J=6.2Hz),0.
77(3H,d,J=6.7Hz),1.20−1.3
8(1H,m),1.40−1.82(9H,m),
1.97(1H,ddd,J=3.2Hz,9.4H
z,11.7Hz),2.91(1H,dd,J=8.
6Hz,14.7Hz),3.05(1H,dd,J=
7.4Hz,14.4Hz),3.12−3.25(2
H,m),3.89(1H,ABq,J=17.6H
z),3.93(1H,ABq,J=17.6Hz),
4.22(1H,quint,J=7.4Hz),4.
34−4.45(1H,m),4.43(1H,dd,
J=4.5Hz,11.7Hz),4.52(1H,d
d,J=3.9Hz,8.6Hz),6.93(1H,
t,J=7.0Hz),6.95(1H,t,J=7.
0Hz),7.03(1H,t,J=7.0Hz),
7.04(1H,t,J=7.0Hz),7.06(1
H,d,J=1.6Hz),7.12(1H,d,J=
1.6Hz),7.29(1H,d,J=7.0H
z),7.31(1H,d,J=7.0Hz),7.5
2(1H,d,J=7.0Hz),7.54(1H,
d,J=7.0Hz),7.96−8.60(1H,
m),7.98(1H,d,J=8.6Hz),10.
791(1H,d,J=1.6Hz),10.795
(1H,d,J=1.6Hz) 実施例145化合物156の合成 実施例45で得た化合物48を、実施例123と同様な
方法により反応させ、化合物156を得た。
6,1632,1530,1464,1389 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H41N7O6+
H)+として): 計算値 608.3196 測定値 608.31921 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.7Hz),0.7
1(3H,d,J=5.7Hz),1.10−1.70
(11H,m),2.30−2.60(2H,m),
2.80−3.60(6H,m),3.94−4.10
(1H,m),4.35−4.55(1H,m),4.
55−4.70(1H,m),5.95−6.10(1
H,m),6.90−7.12(2H,m),7.25
−7.40(2H,m),7.45−8.55(5H,
m),9.20+9.64(1H,brs×2) 実施例146化合物157の合成 実施例87−(2)で得た化合物93を、DMAP存在
下、DMF中EDCI・HClを用いベンゼンスルホン
アミドと縮合させ化合物157を得た。
0,1536,1461,1344,1089,747 高分解能FAB−MS(m/e,(C33H44N6O6S+
H)+として): 計算値 653.3121 測定値 653.31291 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.75(3H,d,J=6.5Hz),0.7
7(3H,d,J=6.1Hz),1.17−1.78
(11H,m),2.28−2.58(2H,m),
3.14−3.89(8H,m),4.60−4.71
(1H,m),4.81−4.93(1H,m),6.
24−6.42(1H,m),6.99−7.71(1
0H,m),8.02−8.16(2H,m),8.2
3−8.34(1H,m),10.90(1H,br
s) 実施例147化合物158の合成 ベンゼンスルホンアミドに換えてメタンスルホンアミド
を用い、実施例146と同様な方法により化合物158
を合成した。
S+H)+として):591 実施例148化合物159の合成 実施例87と同様の方法により、化合物159を合成し
た。
2,1716,1626,1524,1458,135
9,1194,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C31H45N5O5+
H)+として): 計算値 568.3499 測定値 568.3521 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=6.4Hz),0.
74(3H,d,J=6.4Hz),1.00−1.3
2(3H,m),1.33−1.54(4H,m),
1.56−1.76(12H,m),2.20−2.3
8(2H,m),2,84(1H,dd,J=10.1
Hz,14.2Hz),3.10−3.35(3H,
m),3.70−3.86(2H,m),3.85−
3.96(1H,m),4.28−4.37(1H,
m),5.95(1H,d,J=5.9Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=1.
8Hz),7.30(1H,d,J=7.6Hz),
7.53(1H,d,J=7.6Hz),7.97−
8.04(1H,m),8.20(1H,d,J=8.
1Hz),10.77(1H,d,J=1.8Hz) 実施例149化合物160の合成 実施例45−(4)で得たN−{N−(ペルヒドロアゼ
ピン−1−イルカルボニル)−L−ロイシル}−D−ト
リプトファンをDCC共存下、DMF中でN−ヒドロキ
シスクシンイミドと反応させて調製した活性エステル
に、DAps−ONaを反応させて化合物160を合成
した。
8,1530,1464,1206,1044,741 FAB−MS(m/e,C27H41N5O6S+Naとし
て):586 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.
77(3H,d,J=5.6Hz),1.21(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.70(11H,
m),2.25−2.70(2H,m),2.86(1
H,dd,J=10.0Hz,14.1Hz),2.9
5−3.55(5H,m),3.92−4.15(2
H,m),4.25−4.40(1H,m),6.08
(1H,d,J=7.1Hz),6.92(1H,t,
J=8.1Hz),7.00(1H,t,J=8.1H
z),7.06(1H,d,J=2.1Hz),7.2
8(1H,d,J=8.1Hz),7.54(1H,
d,J=8.1Hz),7.85(1H,d,J=7.
5Hz),7.98(1H,d,J=8.6Hz),1
0.77(1H,brs) 実施例150化合物161の合成 実施例45−(4)で得たN−{N−(ペルヒドロアゼ
ピン−1−イルカルボニル)−L−ロイシル}−D−ト
リプトファンのインドール環1位NH基を実施例123
の方法によりホルミル化後、実施例149と同様な方法
により化合物161を合成した。
6,1632,1536,1464,1416,138
6,1341,1212,1050,747 FAB−MS(m/e,(C27H39N5O7S+Na)+
として):600 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=6.0Hz),0.
71(3H,d,J=6.0Hz),1.10−1.8
0(11H,m),2.35−2.70(2H,m),
2.90(1H,dd,J=10.0Hz,14.3H
z),3.10−3.70(7H,m),3.90−
4.05(1H,m),4.40−4.55(1H,
m),6.10(1H,d,J=6.7Hz),7.2
6−7.44(2H,m),7.47−7.63(1
H,m),7.65(1H,d,J=6.8Hz),
7.90−8.50(3H,m),9.23+9.64
(1H,brs×2) 実施例151化合物162の合成 実施例150と同様の方法で化合物162を合成した。
6,1659,1533,1464,1389,133
8,1194,1101,1044,792,747,
618 FAB−MS(m/e,(C28H41N5O7S+Na)+
として):614 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=5.5Hz),0.
71(3H,d,J=5.9Hz),1.22(3H,
d,J=6.4Hz),1.08−1.68(11H,
m),2.30−2.70(2H,m),2.81−
2.96(1H,m),3.05−3.50(5H,
m),3.87−4.18(2H,m),4.36−
4.56(1H,m),6.00−6.18(1H,
m),7.25−7.45(2H,m),7.55(1
H,s),7.63−7.74(1H,m),7.80
−8.35(3H,m),9.21+9.62(1H,
brs×2) 以下の実施例152〜157の化合物163〜171は
それぞれ相当するC端アミノ酸のメチル若しくはエチル
エステルを用い、実施例45と同様の方法により合成し
た。 実施例152化合物163 融点:211−220℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,162
9,1524,1461,1410,741 FAB−MS(m/e,(C29H42N6O5+H)+とし
て):555 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.69(3H,d,J=6.2Hz),0.
77(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.8
5(14H,m),1.85−2.05(1H,m),
2.88(1H,dd,J=10.1Hz,14.5H
z),3.10−3.40(8H,m),3.90−
4.00(1H,m),4.30−4.40(1H,
m),6.28(1H,d,J=6.6Hz),6.9
4(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.10(1H,d,J=1.
9Hz),7.31(1H,d,J=7.5Hz),
7.51(1H,d,J=7.5Hz),8.31(1
H,d,J=8.3Hz),9.57(1H,br
s),10.83(1H,d,J=1.9Hz) 実施例153化合物164 融点:222−229℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,162
9,1563,1524,1464,1407,741 FAB−MS(m/e,(C29H42N6O5+H)+とし
て):555 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.60−0.80(6H,m),1.00−
2.20(15H,m),2.85−3.50(9H,
m),3.75−3.95(1H,m),4.40−
4.60(1H,m),6.15−6.35(1H,
m),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.0
4(1H,t,J=7.5Hz),7.10(1H,
d,J=1.4Hz),7.30(1H,d,J=7.
5Hz),7.54(1H,d,J=7.5Hz),
8.40−8.60(1H,m),9.45−9.65
(1H,m),10.75−10.95(1H,m) 実施例154化合物165 融点:94−99℃ IR(KBr,cm-1):3316,2932,171
6,1665,1635,1533,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H39N5O5+
H)+として): 計算値 526.3030 測定値 526.3035 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.
77(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.6
5(10H,m),1.65−1.85(1H,m),
1.85−2.00(1H,m),2.20−2.30
(2H,m),2,90(1H,dd,J=10.2H
z,15.1Hz),3.10−3.50(5H,
m),3.90−4.00(1H,m),4.35−
4.45(1H,m),4.90−5.00(1H,
m),6.16(1H,d,J=6.8Hz),6.9
6(1H,t,J=7.3Hz),7.04(1H,
t,J=7.3Hz),7.12(1H,d,J=1.
6Hz),7.31(1H,d,J=7.3Hz),
7.56(1H,d,J=7.3Hz),8.19(1
H,d,J=8.3Hz),8.28(1H,d,J=
9.0Hz),10.80(1H,d,J=1.6H
z)化合物166 融点:96−103℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,171
6,1665,1635,1530,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C28H39N5O5+
H)+として): 計算値 526.3030 測定値 526.3049 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.3Hz),0.
76(3H,d,J=5.6Hz),1.10−1.8
0(11H,m),1.80−1.95(1H,m),
2.10−2.20(2H,m),2,92(1H,d
d,J=10.9Hz,14.1Hz),3.15−
3.60(5H,m),3.90−4.00(1H,
m),4.35−4.45(1H,m),4.95−
5.05(1H,m),6.10(1H,d,J=6.
5Hz),6.95(1H,t,J=7.2Hz),
7.04(1H,t,J=7.2Hz),7.11(1
H,d,J=1.5Hz),7.31(1H,d,J=
7.2Hz),7.56(1H,d,J=7.2H
z),8.11(1H,d,J=9.0Hz),8.1
9(1H,d,J=8.8Hz),10.80(1H,
d,J=1.5Hz) 実施例155化合物167 FAB−MS(m/e,(C30H43N5O5+H)+とし
て):554 1 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.90(3H,d,J=6.1Hz),0.9
2(3H,d,J=6.4Hz),1.23(3H,
t,J=7.1Hz),1.30−1.90(11H,
m),2.29(3H,s),3.15−3.46(6
H,m),4.07(2H,q,J=7.1Hz),
4.43−4.57(1H,m),4.55(1H,
d,J=8.3Hz),4.78(1H,dt,J=
7.4Hz,6.3Hz),4.84(1H,s),
7.07(1H,t,J=7.5Hz),7.12−
7.20(1H,m),7.15(1H,t,J=7.
5Hz),7.18(1H,d,J=2.2Hz),
7.31(1H,d,J=7.5Hz),7.58(1
H,d,J=7.5Hz),8.13(1H,br
s),11.47(1H,s)化合物168 FAB−MS(m/e,(C30H43N5O5+H)+とし
て):554 1 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.806(3H,d,J=6.1Hz),0.
811(3H,d,J=6.2Hz),1.25(3
H,t,J=7.1Hz),1.35−1.85(11
H,m),2.35(3H,s),3.15−3.45
(5H,m),3.51(1H,dd,J=5.7H
z,14.8Hz),3.65−3.81(1H,
m),4.12(2H,q,J=7.1Hz),4.5
6(1H,d,J=6.6Hz),4.88(1H,d
t,J=8.5Hz,5.7Hz),6.26(1H,
d,J=8.5Hz),6.71(1H,s),7.0
7(1H,d,J=2.3Hz),7.11(1H,
t,J=7.6Hz),7.20(1H,t,J=7.
6Hz),7.37(1H,d,J=5.6Hz),
7.57(1H,d,J=7.6Hz),8.17(1
H,brs),8.33(1H,s) 実施例156化合物169 融点:98−102℃ 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H48N6O6+
H)+として): 計算値 661.3713 測定値 661.3682 1 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.83(3H,d,J=6.5Hz),0.8
4(3H,d,J=6.5Hz),1.35(9H,
s),1.35−1.65(3H,m),3.05(1
H,dd,J=6.3Hz,14.6Hz),3.15
(1H,dd,J=7.6Hz,14.9Hz),3.
22−3.33(2H,m),3.33−3.40(2
H,m),3.62(3H,s),3.68−3.76
(2H,m),3.94−4.03(1H,m),4.
71−4.80(2H,m),6.52(1H,d,J
=7.6Hz),6.64(1H,d,J=8.3H
z),6.73(1H,d,J=2.2Hz),6.7
9(1H,d,J=2.2Hz),6.88(1H,
d,J=8.3Hz),7.05(1H,t,J=7.
2Hz),7.08(1H,t,J=7.2Hz),
7.17(1H,t,J=7.2Hz),7.19(1
H,t,J=7.2Hz),7.30(1H,d,J=
7.2Hz),7.35(1H,d,J=7.2H
z),7.50(1H,d,J=7.2Hz),7.5
8(1H,d,J=7.2Hz),7.75(1H,
d,J=2.2Hz),8.21(1H,d,J=2.
2Hz)化合物170 融点:145−148℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,164
4,1530,1464,1362,1197,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C35H46N6O6+
H)+として): 計算値 647.3557 測定値 647.3605 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.69(3H,d,J=6.7Hz),0.
71(3H,d,J=6.7Hz),1.06−1.1
7(2H,m),1.27(9H,s),1.50−
1.62(1H,m),2.84(1H,dd,J=1
1.1Hz,16.6Hz),2.93−3.28(5
H,m),3.42−3.52(2H,m),3.90
−4.00(1H,m),4.43−4.56(2H,
m),5.41(1H,t,J=4.6Hz),6.7
3(1H,d,J=6.6Hz),6.93(1H,
t,J=7.8Hz),6.97(1H,t,J=7.
8Hz),7.00−7.10(2H,m),7.07
(1H,d,J=2.2Hz),7.18(1H,d,
J=2.2Hz),7.29(1H,d,J=7.8H
z),7.32(1H,d,J=7.8Hz),7.5
0(1H,d,J=7.8Hz),7.55(1H,
d,J=7.8Hz),7.94(1H,d,J=8.
5Hz),8.12(1H,d,J=7.6Hz),1
0.76(1H,d,J=2.2Hz),10.81
(1H,d,J=2.2Hz) 実施例157化合物171 融点:130−150℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,292
6,1647,1518,1464,1398,136
5,1344,1230,1173,1101,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C34H44N6O5+
H)+として): 計算値 617.3452 測定値 617.3460 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=6.4Hz),0.
73(3H,d,J=6.4Hz),1.08−1.3
9(3H,m),1.25(9H,s),2.70(3
H,s),2.82(1H,dd,J=10.1Hz,
14.5Hz),3.02−3.50(3H,m),
3.92−4.04(1H,m),4.40−4.58
(2H,m),5.96(1H,d,J=7.5H
z),6.95(2H,t,J=7.6Hz),6.9
9(1H,d,J=1.6Hz),7.04(2H,
t,J=7.6Hz),7.16(1H,d,J=1.
6Hz),7.28(1H,d,J=7.6Hz),
7.31(1H,d,J=7.6Hz),7.51(1
H,d,J=7.6Hz),7.55(1H,d,J=
7.6Hz),7.84−7.92(1H,m),8.
02−8.16(1H,m),10.76(1H,d,
J=1.6Hz),10.79(1H,d,J=1.6
Hz) 実施例158化合物172の合成 イソシアナートに換えて、相当する二級アミンとCDI
を用い、実施例139と同様の操作により化合物172
を合成した。
2,1638,1518,1464,1443,139
2,1344,1233,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C38H50N6O5+
H)+として): 計算値 671.3921 測定値 671.3917 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=6.6Hz),0.
73(3H,d,J=6.6Hz),0.77(6H,
d,J=6.5Hz),1.10−1.90(12H,
m),2.79(1H,dd,J=9.9Hz,13.
7Hz),2.90(2H,d,J=7.1Hz),
3.00−3.50(3H,m),3.92−4.16
(2H,m),4.18−4.36(1H,m),4.
38−4.54(1H,m),5.94(1H,d,J
=7.3Hz),6.93(2H,t,J=7.5H
z),7.02(2H,t,J=7.5Hz),7.0
4(1H,brs),7.12(1H,brs),7.
28(1H,d,J=7.5Hz),7.29(1H,
d,J=7.5Hz),7.51(1H,d,J=7.
5Hz),7.52(1H,d,J=7.5Hz),
7.88−8.08(1H,br),7.93(1H,
d,J=8.1Hz),10.74(1H,brs),
10.75(1H,brs) 実施例159化合物173の合成 イソシアナートに換えて2,2−ジメチルピロリジン及
びホスゲンを用い、実施例139と同様の方法により合
成した。
8,1521,1464,1443,741 FAB−MS(m/e,(C35H44N6O5+H)+とし
て):629 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65−0.80(6H,m),1.24
(6H,s),1.10−1.40(3H,m),1.
60−1.80(4H,m),3.00−3.50(6
H,m),4.00−4.60(3H,m),5.00
−5.15(1H,m),6.90−7.40(8H,
m),7.50−7.60(2H,m),7.90−
8.10(2H,m),10.70−10.80(2
H,m) 実施例160化合物174の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHとDTrp−OBz
lより調製したBoc−DTrp(CHO)−DTrp
−OBzlをギ酸中、室温で1時間撹拌後濃縮乾固し
た。残渣に3.5N HCl−ジオキサンを加え、生じ
る無色固体を濾取してHCl・DTrp(CHO)−D
Trp−OBzlを得た。このものをN−メチルモルホ
リン共存下、実施例45と同様な方法により調製したN
−(N−tert−ブチル−N−メチルカルバモイル)
−L−ロイシンとEDCI・HCl及びHOBT・H2
Oを用いて縮合させ、引き続き接触水素化分解反応を行
うことにより、化合物174を合成した。
6,1644,1521,1464,1389,136
8,1341,1230,1179,744FAB−M
S(m/e,(C35H44N6O6+H)+として):64
5 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67(3H,d,J=6.4Hz),0.
69(3H,d,J=6.4Hz),1.04−1.3
0(3H,m),1.24(9H,s),2.70(3
H,s),2.85(1H,dd,J=10.2Hz,
14.5Hz),3.02−3.35(3H,m),
3.90−4.02(1H,m),4.42−4.51
(1H,m),4.61−4.71(1H,m),5.
97(1H,d,J=7.8Hz),6.97(1H,
t,J=7.0Hz),7.05(1H,t,J=7.
0Hz),7.18(1H,d,J=1.1Hz),
7.22−7.40(3H,m),7,52(2H,
d,J=7.0Hz),7.69(1H,d,J=7.
0Hz),7.91−8.32(3H,m),9.10
−9.20+9.56−9.64(1H,brs×
2),10.82(1H,d,J=1.1Hz) 実施例161化合物175の合成 実施例160と同様の方法により化合物175を合成し
た。
5,1527,1464,1389,1341,123
0,1200,744 FAB−MS(m/e,(C36H44N6O6+H)+とし
て):657 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65(3H,d,J=5.4Hz),0.
69(3H,d,J=5.4Hz),0.73−0.9
2(1H,m),1.10−1.72(10H,m),
2.49(3H,s),2.84(2H,dd,J=1
0.7Hz,14.1Hz),3.02−3.30(2
H,m),3.91−4.03(1H,m),4.37
−4.52(2H,m),4.55−4.66(1H,
m),6.07(1H,d,J=7.1Hz),6.9
6(1H,t,J=7.5Hz),7.05(1H,
t,J=7.5Hz),7.18(1H,d,J=1.
7Hz),7.21−7.36(3H,m),7,51
(2H,d,J=7.5Hz),7.66(1H,d,
J=7.5Hz),7.50−7.60+7.90−
8.02(1H,brs×2),8.05−8.28
(1H,m),8.20−8.37(1H,m),9.
08−9.23+9.55−9.66(1H,m×
2),10.79(1H,d,J=1.7Hz) 実施例162化合物176の合成 Boc−DTrp−OH及びDTrp−OBzlを用い
て調製したHCl・DTrp−DTrp−OBzlを用
い、実施例160と同様にして化合物176を合成し
た。
0,1730,1632,1581,1534,146
4 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H46N6O6+
H)+として): 計算値 659.3557 測定値 659.3539 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(3H,d,J=6.3Hz),0.
72(3H,d,J=6.3Hz),1.12−1.7
0(11H,m),2.81(1H,dd,J=10.
7Hz,14.6Hz),3.08−3.61(5H,
m),3.41−3.49(2H,m),3.97(1
H,dt,J=6.6Hz,7.8Hz),4.22−
4.36(1H,m),4.42−4.53(2H,
m),5.15(1H,brs),6.50(1H,
d,J=6.6Hz),6.93(1H,t,J=7.
9Hz),6.97(1H,t,J=7.9Hz),
6.99(1H,t,J=7.9Hz),7.05(1
H,t,J=7.9Hz),7,05(1H,d,J=
1.8Hz),7.18(1H,d,J=1.8H
z),7.29(1H,d,J=7.9Hz),7.3
2(1H,d,J=7.9Hz),7.50(1H,
d,J=7.9Hz),7.54(1H,d,J=7.
9Hz),8.05(1H,d,J=8.7Hz),
8.27(1H,d,J=7.5Hz),10.27
(1H,brs),10.80(1H,brs) 実施例163(1)化合物177の合成 実施例160と同様の方法により化合物177を合成し
た。
3,1521,1464,1389,1341,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C38H48N6O6+
H)+として): 計算値 685.3713 測定値 685.3742 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.59(6H,d,J=5.8Hz),0.
99(3H,d,J=6.5Hz),1.00(3H,
d,J=6.5Hz),1.03−1.25(3H,
m),1.25−1.40(2H,m),1.40−
1.77(6H,m),2.77(1H,dd,J=1
0.2Hz,14.8Hz),3.02−3.13(3
H,m),3.52−3.67(1H,m),3.67
−3.80(1H,m),3.89−4.09(1H,
m),4.33−4.46(1H,m),4.54−
4.69(1H,m),5.50−5.69(1H,
m),6.89(1H,t,J=6.6Hz),6,9
7(1H,t,J=6.6Hz),7.15(1H,
d,J=1.5Hz),7.16−7.35(3H,
m),7.35−7.60(1H,m),7.42(1
H,d,J=6.6Hz),7.61(1H,d,J=
6.6Hz),7.84−8.32(3H,m),9.
11+9.55(1H,brs×2),10.74(1
H,d,J=1.5Hz)(2)化合物178の合成 化合物177を得るための前駆前であるC端ベンジルエ
ステルを1N NaOHにより加水分解し、化合物17
8を得た。
2,1731,1635,1518,1464,144
3,1344,1230,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C37H48N6O5+
H)+として): 計算値 657.3765 測定値 657.3751 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.5Hz),0.
72(3H,d,J=5.5Hz),1.07(3H,
d,J=6.4Hz),1.09(3H,d,J=6.
4Hz),1.14−1.33(3H,m),1.33
−1.51(2H,m),1.54−1.83(6H,
m),2.82(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.7Hz),3.06−3.25(3H,m),3.
63−3.77(1H,m),3.77−3.87(1
H,m),4.00−4.15(1H,m),4.20
−4.30(2H,m),5.67(1H,d,J=
7.3Hz),6.91−7.14(5H,m),7,
17(1H,d,J=2.0Hz),7.28(1H,
d,J=7.9Hz),7.32(1H,d,J=7.
9Hz),7.51(1H,d,J=7.9Hz),
7.56(1H,d,J=7.9Hz),7.97(1
H,d,J=8.6Hz),8.18(1H,d,J=
7.9Hz),10.76(1H,d,J=2.0H
z),10.82(1H,d,J=2.0Hz)以下の
実施例164〜166に示す化合物179〜184は、
実施例163と同様な方法により合成した。 実施例164化合物179 融点:125−135℃ IR(KBr,cm-1):3328,2968,170
1,1581,1521,1464,1389,134
1,1230,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H46N6O6+
H)+として): 計算値 659.3557 測定値 659.3529 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(6H,d,J=6.1Hz),1.
09(6H,d,J=6.5Hz),1.11(6H,
d,J=6.6Hz),1.02−1.31(3H,
m),2.84(1H,dd,J=10.1Hz,1
4.4Hz),2.99−3.20(3H,m),3.
70(2H,sept,J=6.6Hz),3.99−
4.10(1H,m),4.33−4.46(1H,
m),4.60−4.69(1H,m),5.57−
5.65(1H,m),6.96(1H,t,J=7.
5Hz),7.05(1H,t,J=7.5Hz),
7.52(1H,d,J=2.2Hz),7.20−
7.32(3H,m),7,47−7.60+7.89
−8.00(1H,m×2),7.52(2H,d,J
=7.5Hz),7.70(1H,d,J=7.5H
z),8.01−8.12(1H,m),8.14−
8.30(1H,m),9.12−9.20+9.56
−9.66(1H,m×2),10.80(1H,d,
J=2.2Hz)化合物180 融点:140−150℃ IR(KBr,cm-1):3412,2968,172
8,1632,1515,1464,1446,134
4,1212,1152,1104,741 FAB−MS(m/e,(C35H46N6O5+H)+とし
て):631 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=6.3Hz),0.
72(3H,d,J=6.3Hz),1.12(12
H,d,J=6.6Hz),1.03−1.37(3
H,m),2.81(1H,dd,J=9.7Hz,1
4.6Hz),3.04−3.30(3H,m),3.
72(2H,sept,J=6.6Hz),4.04−
4.15(1H,m),4.33−4.45(1H,
m),4.45−4.56(1H,m),5.64(1
H,d,J=7.4Hz),6.91−7.04(4
H,m),7.06(1H,d,J=1.5Hz),
7.15(1H,d,J=1.5Hz),7.28(1
H,d,J=7.3Hz),7,30(1H,d,J=
7.3Hz),7.51(1H,d,J=7.7H
z),7.54(1H,d,J=7.7Hz),7.9
5(1H,d,J=8.0Hz),8.01−8.14
(1H,m),10.75(1H,d,J=1.5H
z),10.77(1H,d,J=1.5Hz) 実施例165化合物181 融点:119−124℃ IR(KBr,cm-1):3328,3064,296
2,2872,1698,1524,1464,138
9,1341,1230,1197,1101,79
2,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C38H48N6O6+
H)+として): 計算値 685.3713 測定値 685.3737 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=5.7Hz),0.
69(3H,d,J=5.7Hz),0.75(3H,
t,J=7.2Hz),1.08−1.27(3H,
m),1.28−1.50(6H,m),1.50−
1.72(4H,m),2.80(1H,dd,J=1
0.8Hz,14.4Hz),2.91−3.00(2
H,m),3.07−3.39(3H,m),3.96
−4.10(1H,m),4.10−4.25(1H,
m),4.38−4.50(1H,m),4.59−
4.60(1H,m),5.92−6.00(1H,
m),6.97(1H,t,J=7.5Hz),7,0
5(1H,t,J=7.5Hz),7.17(1H,
d,J=1.4Hz),7.22−7.37(3H,
m),7.43−7.60+7.92−8.20(1
H,brs×2),7.51(2H,d,J=7.5H
z),7.67(1H,d,J=7.5Hz),8.1
3−8.26(1H,m),8.28−8.40(1
H,m),9.16−9.23+9.58−9.68
(1H,m×2),10.79(1H,d,J=1.4
Hz)化合物182 融点:108−115℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,287
8,1731,1638,1584,1521,146
4,1341,1233,1104,741FAB−M
S(m/e,(C37H48N6O5+H)+として):65
7 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.
74(3H,d,J=5.8Hz),0.77(3H,
t,J=7.4Hz),1.13−1.34(5H,
m),1.29−1.52(4H,m),1.50−
1.75(4H,m),2.80(1H,dd,J=1
0.2Hz,15.0Hz),2.88−3.02(2
H,m),3.04−3.20(3H,m),3.98
−4.10(1H,m),4.12−4.28(1H,
m),4.39−4.55(2H,m),5.96(1
H,d,J=7.1Hz),6.93(1H,t,J=
8.0Hz),6.97(1H,t,J=8.0H
z),7,00−7.10(3H,m),7.17(1
H,d,J=1.7Hz),7.29(1H,d,J=
8.0Hz),7.32(1H,d,J=8.0H
z),7.50(1H,d,J=8.0Hz),7.5
3(1H,d,J=8.0Hz),7.99(1H,
d,J=8.4Hz),8.21−8.30(1H,
m),10.75(1H,d,J=1.7Hz),1
0.79(1H,d,J=1.7Hz) 実施例166化合物183 融点:141−148℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,163
2,1521,1464,1392,1341,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C39H50N6O6+
H)+として): 計算値 699.3870 測定値 699.3799 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.60−0.75(6H,m),0.80
(3H,t,J=7.2Hz),1.09−1.73
(15H,m),2.82(1H,dd,J=9.9H
z,14.8Hz),2.91−3.42(5H,
m),3.98−4.48(3H,m),4.54−
4.64(1H,m),5.82−5.99(1H,
m),6.94(1H,t,J=7.3Hz),7.0
3(1H,t,J=7.3Hz),7.13(1H,
d,J=1.5Hz),7.23−7.36(3H,
m),7.44−7.60(1H,m),7.52(1
H,d,J=7.3Hz),7.65(1H,d,J=
7.3Hz),7,92−8.27(3H,m),9.
10−9.22+9.56−9.67(1H,brs×
2),10.72(1H,d,J=1.5Hz)化合物184 融点:93−103℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,293
2,2872,1728,1635,1584,153
0,1464,741 FAB−MS(m/e,(C38H50N6O5+H)+とし
て):671 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.
74(3H,d,J=5.9Hz),0.82(3H,
t,J=7.3Hz),1.05−1.75(15H,
m),2.80(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.6Hz),2.91−3.51(5H,m),3.
95−4.07(1H,m),4.12−4.27(1
H,m),4.40−4.56(2H,m),5.95
(1H,d,J=7.0Hz),6.90−7.09
(4H,m),7.05(1H,d,J=1.9H
z),7.18(1H,d,J=1.9Hz),7.2
8(1H,d,J=8.0Hz),7.32(1H,
d,J=8.0Hz),7,51(1H,d,J=8.
0Hz),7.54(1H,d,J=8.0Hz),
8.02(1H,d,J=8.9Hz),8.22−
8.31(1H,m),10.76(1H,d,J=
1.9Hz),10.81(1H,d,J=1.9H
z) 実施例167化合物185,186の合成 実施例160と同様の方法により、化合物185,18
6を合成した。
6,1662,1632,1527,1464,138
9,1341,1197,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C43H50N6O6+
H)+として): 計算値 747.3870 測定値 747.3834 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64(3H,d,J=5.9Hz),0.
68(3H,d,J=5.9Hz),1.14−1.2
4(3H,m),1.36−1.45(4H,m),
1.47−1.52(4H,m),2.83(1H,d
d,J=10.7Hz,14.6Hz),3.00−
3.36(7H,m),3.92−4.00(1H,
m),4.57(1H,dd,J=7.6Hz,14.
6Hz),4.61−4.72(1H,m),4.94
(1H,d,J=12.7Hz),5.01(1H,
d,J=12.7Hz),6.04(1H,d,J=
6.8Hz),6.98(1H,t,J=7.1H
z),7.04−7.40(11H,m),7,47
(1H,d,J=7.4Hz),7.65(1H,d,
J=7.4Hz),8.18−8.21(1H,m),
7.98+8.26(1H,brs×2),8.65
(1H,d,J=7.4Hz),9.20+9.65
(1H,brs×2),10.85(1H,d,J=
1.5Hz)化合物186 融点:144−152℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,166
2,1533,1464,1389,744 FAB−MS(m/e,(C36H44N6O6+H)+とし
て):657 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(3H,d,J=6.2Hz),0.
71(3H,d,J=5.5Hz),1.15−1.2
6(3H,m),1.30−1.37(4H,m),
1.48−1.60(4H,m),2.65−3.21
(8H,m),3.97−4.09(1H,m),4.
32−4.46(1H,m),4.57−4.68(1
H,m),5.99−6.07(1H,m),6.96
(1H,t,J=7.4Hz),7.04(1H,t,
J=7.4Hz),7.16(1H,d,J=1.3H
z),7.23−7.38(3H,m),7.43−
7.60(1H,m),7,51(1H,d,J=7.
4Hz),7.66(1H,d,J=7.4Hz),
7.98−8.39(3H,m),9.18+9.63
(1H,brs),10.78(1H,d,J=1.3
Hz) 実施例168化合物187の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、Boc−
DTrp(COCH3)−OHを用い、実施例160と
同様にして、化合物187を合成した。
9,1533,1458,1395,1359,133
8,1251,1224,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C37H46N6O6+
H)+として): 計算値 671.3557 測定値 671.3542 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=6.3Hz),0.
72(3H,d,J=6.4Hz),1.16−1.2
7(3H,m),1.28−1.31(4H,m),
1.45−1.57(4H,m),2.58(3H,
s),2.82(1H,dd,J=9.2Hz,15.
0Hz),3.00−3.30(7H,m),4.08
−4.18(1H,m),4.19−4.29(1H,
m),4.55−4.65(1H,m),6.06(1
H,d,J=7.5Hz),6.90(1H,t,J=
6.9Hz),6.92(1H,t,J=6.9H
z),7.10(1H,d,J=1.7Hz),7,1
8−7.33(3H,m),7.52(1H,d,J=
6.9Hz),7.53(1H,s),7.58(1
H,d,J=6.9Hz),7.92(1H,d,J=
8.2Hz),7.98−8.08(1H,m),8.
25(1H,d,J=7.4Hz),10.72(1
H,d,J=1.7Hz) 実施例169化合物188の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えてBoc−D
Trp(COOMe)−OHを用い実施例160と同様
の方法により化合物188を合成した。
6,1737,1635,1533,1461,138
6,1344,1308,1260,1224,109
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C37H46N6O7+
H)+として): 計算値 687.3506 測定値 687.3503 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67(3H,d,J=6.9Hz),0.
70(3H,d,J=6.9Hz),1.08−1.6
4(11H,m),2.87(1H,dd,J=11.
2Hz,14.8Hz),3.00−3.50(7H,
m),3.95(3H,s),3.95−4.10(1
H,m),4.30−4.48(1H,m),4.52
−4.67(1H,m),5.99(1H,d,J=
7.3Hz),6.96(1H,t,J=7.4H
z),7.04(1H,t,J=7.4Hz),7.1
7(1H,d,J=1.7Hz),7.20−7.41
(3H,m),7.45(1H,s),7,52(1
H,d,J=7.4Hz),7.64(1H,d,J=
7.4Hz),8.04(1H,d,J=7.4H
z),8.15(1H,d,J=8.8Hz),8.1
5−8.30(1H,m),10,78(1H,d,J
=1.7Hz) 実施例170(1)化合物189の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、Boc−
DTrp(CH2 COOMe)−OHを用い実施例1
60と同様の方法により化合物189を合成した。
6,1635,1584,1536,1473,144
6,1371,1341,1272,1224,110
4,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C38H48N6O7+
H)+として): 計算値 701.3663 測定値 701.3624 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.74(3H,d,J=6.2Hz),0.
76(3H,d,J=6.2Hz),1.12−1.6
5(11H,m),2.81(1H,dd,J=9.7
Hz,14.8Hz),3.04−3.40(7H,
m),3.65(3H,s),4.07−4.29(1
H,m),4.41−4.57(2H,m),4.95
(1H,d,J=14.8Hz),5.03(1H,
d,J=14.8Hz),6.06(1H,d,J=
7.1Hz),6.95−7.13(5H,m),7.
18(1H,d,J=2.2Hz),7.29(1H,
d,J=7.4Hz),7.32(1H,d,J=7.
4Hz),7,51(1H,d,J=7.4Hz),
7.56(1H,d,J=7.4Hz),8.04(1
H,d,J=8.4Hz),8.31(1H,d,J=
8.1Hz),10.82(1H,d,J=2.2H
z)(2)化合物190の合成 (1)で得た化合物189をメタノール中、1N Na
OHで加水分解し、化合物190を得た。
2,2866,1728,1635,1533,147
3,1446,1413,1341,1218,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C37H46N6O7+
H)+として): 計算値 687.3506 測定値 687.3517 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65−1.05(6H,m),1.10−
1.80(11H,m),2.78−2.92(1H,
m),3.00−3.90(7H,m),4.00−
4.20(1H,m),4.38−4.58(2H,
m),4.65−4.90(2H,m),6.02−
6.15(1H,m),6.90−7.65(10H,
m),7.90−8.05(1H,m),8.10−
8.30(1H,m),10.79(1H,d,J=
1.3Hz) 実施例171(1)化合物191の合成 DTrp{P(=O)(OMe)2}−OBzl・HC
l,DTrp−OBzlを用い、実施例45と同様N端
側から縮合−水素化分解を繰り返し行い、化合物191
を得た。
5,1581,1536,1458,1269,121
2,1032,747 FAB−MS(m/e,(C37H49N6O8P+H)+と
して):737 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70−0.83(6H,m),1.05−
1.70(11H,m),2.77−3.08(2H,
m),3.07−3.55(6H,m),3.66(3
H,d,J=5.3Hz),3.70(3H,d,J=
5.3Hz),3.98−4.10(1H,m),4.
35−4.68(2H,m),6.05(1H,d,J
=7.3Hz),6.97(1H,t,J=7.5H
z),7.06(1H,t,J=7.5Hz),7.1
6−7.40(3H,m),7.20(1H,s),
7.24(1H,d,J=1.2Hz),7.52(1
H,d,J=7.5Hz),7,62(1H,d,J=
7.5Hz),7.65(1H,d,J=7.5H
z),8.19(1H,d,J=8.0Hz),8.3
7(1H,d,J=7.8Hz),10.82(1H,
d,J=1.2Hz)(2)化合物192の合成 (1)で得た化合物191をトリフルオロメタンスルホ
ン酸:トリフルオロ酢酸:ジメチルスルフィド:m−ク
レゾール=1:5:3:1の混合溶媒中室温で1.5時
間反応させることにより、化合物192を得た。
8,1635,1533,1443,1263,122
7,1161,1029,639 FAB−MS(m/e,(C35H45N6O8P+H)+と
して):709 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70−0.85(6H,m),1.14−
1.60(11H,m),2.70−4.10(9H,
m),4.30−4.75(2H,m),6.07(1
H,d,J=6.8Hz),6.85−7.30(6
H,m),7.32(1H,d,J=7.9Hz),
7.50(1H,d,J=7.9Hz),7.57(1
H,d,J=7.5Hz),7.77(1H,d,J=
7.5Hz),8.05−8.15(1H,m),8.
28−8.35(1H,m),10.84−10.88
(1H,m) 実施例172化合物193の合成 DTrp−OMe・HClに換えてD−3−(3−ベン
ゾ[b]チエニル)アラニン・メチルエステル塩酸塩を
用い、実施例45と同様の方法により化合物193を合
成した。
2,2860,1725,1638,1533,146
4,1446,1362,1344,1263,121
2,1101 高分解能FAB−MS(m/e,(C35H43N5O5S+
H)+として): 計算値 646.3063 測定値 646.3045 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.
74(3H,d,J=6.1Hz),1.08−1.3
2(3H,m),1.35−1.70(8H,m),
2.96(1H,dd,J=11.4Hz,13.2H
z),3.08−3.60(7H,m),3.96−
4.03(1H,m),4.40−4.60(1H,
m),4.58−4.70(1H,m),6.06(1
H,d,J=7.1Hz),6.98(1H,t,J=
7.5Hz),7.06(1H,t,J=7.5H
z),7.19(1H,s),7.25−7.50(4
H,m),7.51(1H,d,J=7.5Hz),
7.84(1H,d,J=7.0Hz),7.93(1
H,d,J=7.0Hz),8.18(1H,d,J=
7.5Hz),8.42(1H,d,J=5.6H
z),10.82(1H,d,J=2.0Hz),1
2.28(1H,brs) 実施例173化合物194の合成 DTrp−OMe・HClに換えてD−3−(1,1−
ジオキソ−3−ベンゾ[b]チエニル)アラニン・メチ
ルエステル塩酸塩を用い、実施例45と同様の方法によ
り化合物194を合成した。
6,2860,1731,1632,1530,147
0,1416,1389,1341,1305,120
6,1188,1152,1125 高分解能FAB−MS(m/e,(C35H43N5O7S+
H)+として): 計算値 678.2961 測定値 678.2983 実施例174化合物195,196の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、DL−N
−tert−ブトキシカルボニル−3−(3−エトキシ
カルボニルフェニル)アラニンを用い、実施例163と
同様の方法により化合物195,196を合成した。
6,1722,1638,1527,1449,141
6,1371,1284,1200,1107,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H47N5O7+
H)+として): 計算値 662.3554 測定値 662.3530 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.60−0.90(6H,m),1.05−
1.64(11H,m),1.28+1.30(3H,
t×2,J=7.0Hz),2.86−3.60(8
H,m),3.92−4.05(1H,m),4.26
+4.28(2H,q×2,J=7.0Hz),4.3
9−4.61(2H,m),5.92−6.03(1
H,m),6.94−7.80(8H,m),7.85
(1H,d,J=1.5Hz),7.62+8.17
(1H,d×2,J=8.8Hz),8.30−8.4
7(1H,m),10.81(1H,d,J=1.5H
z)化合物196 融点:145−165℃ IR(KBr,cm-1):3352,3064,293
2,2866,1641,1530,1458,140
7,1248,1206,1107,744 FAB−MS(m/e,(C34H43N5O7+H)+とし
て):634 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65−0.88(6H,m),1.05−
1.64(11H,m),2.85−3.60(8H,
m),3.93−4.12(1H,m),4.38−
4.68(2H,m),5.96+6.00(1H,d
×2,J=7.4Hz),6.97(1H,t,J=
7.5Hz),7.04(1H,t,J=7.5H
z),7.10−7.26(2H,m),7.27−
7.92(4H,m),7.30(1H,d,J=2.
2Hz),7.40−7.48+8.10−8.23
(1H,m×2),8.36+8.41(1H,d×
2,J=7.7Hz),10.82(1H,d,J=
2.2Hz) 実施例175化合物197,198の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、DL−N
−tert−ブトキシカルボニル−3−(4−メトキシ
カルボニルフェニル)アラニンを用い、実施例163と
同様の方法により化合物197,198を得た。
0,1725,1635,1527,1443,141
9,1344,1284,1209,1185,111
0,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C35H45N5O7+
H)+として): 計算値 648.3397 測定値 648.3378 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64−0.90(6H,m),1.10−
1.67(11H,m),2.82−3.50(8H,
m),3.79+3.81(3H,s×2),3.92
−4.14(1H,m),4.35−4.50(1H,
m),4.52−4.63(1H,m),6.00−
6.06(1H,m),6.92−8.08(10H,
m),8.30−8.42(1H,m),10.79−
10.87(1H,m)化合物198 融点:145−154℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,287
2,1644,1530,1461,1443,142
2,1344,1248,1182,1110,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C34H43N5O7+
H)+として): 計算値 634.3241 測定値 634.3265 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64−0.91(6H,m),1.04−
1.63(11H,m),2.58−3.50(8H,
m),3.91−4.15(1H,m),4.37−
4.62(2H,m),5.98−6.09(1H,
m),6.88−8.09(10H,m),8.38
(1H,d,J=6.8Hz),10.78−10.9
0(1H,m),12.40−12.60(2H,m) 実施例176化合物199の合成 Boc−DTrp−DTrp−OMeをTHF中、ロー
エッソン(Lawesson)試薬と反応させチオアミ
ドとし、脱Boc化後、実施例49と同様の方法により
化合物199を合成した。
5,1524,1461,1443,1407,134
4,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C35H44N6O4S+
H)+として): 計算値 645.3223 測定値 645.3199 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.
75(3H,d,J=5.7Hz),0.75−0.9
2(1H,m),1.10−1.70(10H,m),
2.80(1H,dd,J=9.7Hz,15.0H
z),3.10−3.60(7H,m),3.98−
4.16(1H,m),4.70−5.03(2H,
m),6.05(1H,d,J=6.8Hz),6.9
5(2H,t,J=7.7Hz),7.00−7.10
(1H,m),7.03(2H,t,J=7.7H
z),7.06(1H,brs),7.12(1H,b
rs),7.29(1H,d,J=7.7Hz),7.
30(1H,d,J=7.7Hz),7.55(1H,
d,J=7.7Hz),7.58(1H,d,J=7.
7Hz),8.04(1H,d,J=6.9Hz),1
0.76(1H,brs),10.78(1H,br
s) 実施例177化合物200の合成 相当するカルボン酸を実施例51と同様の方法で反応さ
せ、その後メタノール中で接触水素化分解することによ
り化合物200を合成した。
3,1518,1464,1446,1101,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H45N5O5+
H)+として): 計算値 628.3499 測定値 628.3479 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64−0.75(6H,m),1.04−
1.71(15H,m),2.21−2.34(1H,
m),2.83(1H,dd,J=9.5Hz,13.
7Hz),2.99−3.52(3H,m),4.13
−4.25(1H,m),4.37−4.58(2H,
m),6.85−7.09(5H,m),7.13−
7.20(1H,m),7.23−7.31(2H,
m),7.48−7.58(2H,m),7.68(1
H,d,J=7.5Hz),7.82−7.94(2
H,m),10.63−10.78(2H,m) 実施例178化合物201の合成 シクロヘプタンカルボン酸とL−ロイシン酸ベンジルエ
ステルを当量のDMAP,HOBT・H2O,EDCI
・HCl存在下クロロホルム中で3時間還流させて得ら
れるエステル体を用い、実施例162と同様の方法によ
り化合物201を得た。
6,1728,1665,1524,1464,134
4,1233,1188,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C36H44N4O6+
H)+として): 計算値 629.3339 測定値 629.3353 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.72(3H,d,J=4.3Hz),0.
74(3H,d,J=4.3Hz),1.10−1.8
0(15H,m),2.34−2.70(1H,m),
2.93(1H,dd,J=9.5Hz,14.5H
z),3.00−3.50(3H,m),4.44−
4.62(2H,m),4.81−4.89(1H,
m),6.90−7.08(5H,m),7.11(1
H,d,J=1.2Hz),7.28(1H,d,J=
7.4Hz),7.32(1H,d,J=7.4H
z),7.52(1H,d,J=7.4Hz),7.5
4(1H,d,J=7.4Hz),7.97(1H,
d,J=8.4Hz),8.16(1H,d,J=6.
9Hz),10.78(1H,d,J=1.2Hz),
10.83(1H,d,J=1.2Hz) 実施例179化合物202の合成 ペルヒドロアゼピン、CDI及びL−ロイシン酸ベンジ
ルエステルより調製したO−ペルヒドロアゼピン−1−
イルカルボニル−L−ロイシン酸ベンジルエステルを用
い、実施例171と同様の方法により化合物202を合
成した。
3,1524,1464,1437,1272,120
9,1086,741 FAB−MS(m/e,(C35H43N5O6+H)+とし
て):630 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.74(6H,d,J=5.8Hz),1.
10−1.71(11H,m),2.89(1H,d
d,J=9.9Hz,14.7Hz),3.04−3.
32(7H,m),4.40−4.59(2H,m),
4.72−4.81(1H,m),6.89−7.08
(5H,m),7.16(1H,d,J=1.6H
z),7.28(1H,d,J=7.9Hz),7.3
2(1H,d,J=7.9Hz),7.50(1H,
d,J=7.9Hz),7.53(1H,d,J=7.
9Hz),7.93(1H,d,J=8.6Hz),
8.13(1H,d,J=6.8Hz),10.78
(1H,d,J=1.6Hz),10.81(1H,
d,J=1.6Hz) 実施例180化合物203の合成 相当するC端アミノ酸のエチルエステルを用い、実施例
45と同様の方法により合成した。
5,4632,1533,1446,741 FAB−MS(m/e,(C28H39N5O5+H)+とし
て):526 1 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(3H,d,J=5.9Hz),0.
76(3H,d,J=5.9Hz),1.10−1.7
0(14H,m),2.85(1H,dd,J=10.
6Hz,14.4Hz),3.00−3.50(6H,
m),3.80−3.90(1H,m),4.30−
4.40(1H,m),6.10−6.20(1H,
m),6.95(1H,t,J=7.2Hz),7.0
4(1H,t,J=7.2Hz),7.06(1H,
s),7.30(1H,d,J=7.2Hz),7.5
3(1H,d,J=7.2Hz),8.10−8.30
(2H,m),10.80(1H,s) 化合物203は1:1のジアステレオマー混合物であ
る。これらのジアステレオマーは逆層高速液体クロマト
グラフィー(資生堂製、カプセルパックC18 SG12
0Å、4.6mmΦ×250mm、流速 1ml/mi
n、アセトニトリル:0.1%TFA−水=30:7
0)により分離することができる。
液500mlに溶解し、ミリポアフィルター(孔径
0.22μm)で濾過減菌した後、無菌的に輸液瓶に入
れて点滴用輸液を調製した。 実施例182静脈注射剤の製造 実施例46で得た化合物50 1gを生理食塩水10
0mlに溶解し、ミリポアフィルター(孔径 0.22
μm)で無菌的に濾過し、注射剤とした。 実施例183錠剤の製造 化合物50 7部 ヒドロキシプロピルセルロース 10.9部 コーンスターチ 1部 ステアリン酸マグネシウム 0.1部 ヒドロキシプロピルセルロース 1部を含む60%エタ
ノール水溶液 5部を調製し、実施例46で得た化合物
50 7部、ラクトース 10.9部及びコーンスター
チ 1部を練合した後、減圧下で乾燥し、得られた乾燥
物にステアリン酸マグネシウム 0.1部を加えて混合
し、常法により製錠した。 参考例1D−(S)−(5−メチル−4−イミダゾリルメチル)
システイン・二塩酸塩の合成 D−システイン・塩酸塩・一水和物527mg及び4−
ヒドロキシメチル−5−メチルイミダゾール・塩酸塩4
90mgを濃塩酸10mlに溶解し、11時間加熱還流
した。反応液を減圧濃縮して得られた淡黄色油状残渣に
イソプロパノ−ルを加えて摩砕し、表題化合物699m
gを薄茶色結晶として得た。
33(3H,s),2.90−3.20(2H,m),
3.92(3H,s),4.18(1H,dd,J=
5.1Hz,6.6Hz),8.56(1H,s) 参考例2(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパンスルホン酸
の合成 (1)(R)−2−(N−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)−3−フェニルプロピル=メタンスルホネー
トの合成 N−tert−ブトキシカルボニル−D−フェニルアラ
ニノール754mg及びTEA 0.5mlのジクロロ
メタン6.0ml溶液に、氷冷撹拌下、メタンスルホニ
ル=クロリド0.28mlを加え、同温で30分間撹拌
した。反応液に水を加えジクロロメタンにて抽出した
後、有機層を10%クエン酸及び飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液にて順次洗浄した。更にこの有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮して得られた残渣
を酢酸エチル−ヘキサン(1:2)から再結晶し、目的
物931mgを得た。
キシカルボニル−2−フェニルエチルアミンの合成 (1)で得られた化合物659mg及び臭化リチウム・
一水和物1.05gをアセトン5.0mlに溶解し、室
温で16時間、45℃で8時間撹拌した。反応液を減圧
濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル−水にて分配後、有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し
得られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフ
ィー(メルク社製 シリカゲル60/ヘキサン:酢酸エ
チル=2:1)にて精製し目的物304mgを得た。
して):314及び316 (3)(R)−1−ブロモメチル−2−フェニルエチル
アミン・塩酸塩の合成 (2)で得られた化合物265mgを2.9M塩化水素
−1,4−ジオキサン20mlに溶解し、氷冷下にて3
時間、室温にて15時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し
て得られた残渣にエチルエーテルを加えて摩砕し、目的
物209mgを得た。
て):214及び216 (4)(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパンスル
ホン酸の合成 (3)で得られた化合物206mg及び亜硫酸ナトリウ
ム207mgを水1.6mlに溶解し、室温にて69時
間撹拌した。反応液に水を加えて希釈しアンバ−ライト
IR−120B(H+型)カラムを通過させ、その後カ
ラムを水で洗浄し目的物を溶離した。溶離液を合せて減
圧濃縮し、得られた残渣にエタノールを加えて摩砕し、
表題化合物142mgを無色結晶として得た。
て):2161 H−NMR(90MHz,D2O,δppm):3.
12(2H,d,J=7.0Hz),3.22(2H,
d,J=4.4Hz),3.80−4.15(1H,
m),7.20−7.60(5H,m) 参考例3 (1,3−ジチオール−2−イリデン)マロン酸水素メ
チルの合成 特開昭51−48666号の方法に従い合成した
(1,3−ジチオール−2−イリデン)マロン酸ジメチ
ル232mgをメタノール1.0mlに懸濁し、1N水
酸化カリウム−メタノール溶液3.0mlを加え1時間
加熱還流した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を水
10mlに溶解後、1N塩酸を加えてpH 2とした。
生成した沈澱を濾取し、水で洗浄後乾燥させて、表題化
合物196mgを淡黄色粉末として得た。
m):3.80(3H,s),7.63(2H,s)
理活性ペプチドであるエンドセリンに対して強い拮抗作
用を有することから、エンドセリンが関与する血管及び
気管筋収縮作用に拮抗する薬剤として、ひいてはヒトの
高血圧症、肺高血圧症、レイノー病、気管支喘息、動脈
硬化症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞及び脳
血管攣縮の治療薬として有用である。また、エンドトキ
シンショック、エンドトキシン起因の多臓器不全若しく
は播種性血管内凝固更にシクロスポリン誘発の腎障害及
び高血圧等の治療薬としても有用である。
在下(●)のブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセリ
ン収縮に対する作用を示す。 第2図は化合物No.93の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセリ
ン収縮に対する作用を示す。 第3図は化合物No.121の化合物(○)及び薬物非
存在下(●)のブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセ
リン収縮に対する作用を示す。 第4図は化合物No.50の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のモルモット摘出気管筋標本におけるエンド
セリン収縮に対する作用を示す。 第5図は化合物No.93の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のモルモット摘出気管筋標本におけるエンド
セリン収縮に対する作用を示す。 第6図は化合物No.121の化合物(○)及び薬物非
存在下(●)のモルモット摘出気管筋標本におけるエン
ドセリン収縮に対する作用を示す。 第7図は化合物No.48の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のラット摘出心臓におけるエンドセリンの灌
流圧上昇作用に対する効果を示す。 第8図は化合物No.50の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のラット摘出心臓におけるエンドセリンの灌
流圧上昇作用に対する効果を示す。特許出願人 萬有製
薬株式会社
Claims (2)
- 【請求項1】一般式 【化1】 {式中、A1は式:R11−CO−[式中、R11は低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アル
キル基、式:Ar1−(CH2)p−(式中、Ar1はフェ
ニル基、フリル基又はチエニル基を示し、pは0、1又
は2を示す)で表される基、1,3−ジチオール−2−
イリデンメチル基又は1,3−ジチオール−2−イリデ
ン(低級アルコキシカルボニル)メチル基を示す]で表
される基、式:R12O−CO−[式中、R12は低級アル
キル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アルキ
ル基又はフェニル基を示す]で表される基又は式:R13
R14N−C(=X1)−[式中、X1は酸素原子又は硫黄
原子を示し、R13は低級アルコキシカルボニル基で置換
されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基、
低級アルキニル基、1−アダマンチル基、ピロリジノ
基、ピペリジノ基、ペルヒドロアゼピン−1−イル基、
ペルヒドロアゾシン−1−イル基、ペルヒドロアゾニン
−1−イル基、又は式:Ar2−(CH2)q−(式中、
Ar2はベンゼン環上の任意の1〜2個の水素原子がそ
れぞれ独立してハロゲン原子、低級アルキル基若しくは
低級アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基、
フリル基又はチエニル基を示し、qは0、1又は2を示
す)で表される基を示し、R14は水素原子、水酸基で置
換されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基
又は式:Ar3−(CH2)r−(式中、Ar3はフェニル
基、フリル基又はチエニル基を示し、rは1又は2を示
す)で表される基を示すか、或はR13及びR14の両者が
結合して隣接する窒素原子と一緒になって、炭素数4〜
8個の5〜9員環の含窒素飽和複素環を形成していても
よく、このとき環を形成するメチレン基のうち、上記の
窒素原子には隣接しない任意の1個のメチレン基は、オ
キシ基、チオ基又は式:−NR15−(式中、R15は低級
アルキル基を示す)で表される基で置換されていてもよ
く、更に該複素環の炭素原子上の任意の1〜4個の水素
原子はそれぞれ独立して水酸基又は水酸基で置換されて
いてもよい低級アルキル基で置換されていてもよく、ま
た、該複素環の隣接する2個の炭素原子において二重結
合若しくはベンゾ縮合環を形成していてもよい]で表さ
れる基を示すか或はBと一緒になって下記の一般式[I
I] 【化2】 [式中、R16は水素原子、低級アルキル基、シクロアル
キル基を示し、R17、R18はそれぞれ独立して、水素原
子、低級アルキル基を示す]で表される基を示し;Bは
酸素原子又は式:−NR2−[式中、R2は水素原子又は
メチル基を示す]で表される基を示すか或はA1と一緒
になって上記の一般式[II]で表される基を示し;R
3は炭素数3〜5個の低級アルキル基を示し;R4は水素
原子又はメチル基を示し;R5は3−インドリルメチル
基、(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−インドリ
ル)メチル基、インドール環1位が式:R51−CO−
(CH2)s−[式中、R51は水素原子、低級アルキル
基、水酸基、低級アルコキシ基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基又はモノ低級アルキルアミノ基を示し、sは0〜
6を示す。但し、s=0のとき、R51は水酸基ではな
い。]で表される基若しくは式:(R52O)2P(=
O)−(CH2)t−[式中、R52は水素原子、低級アル
キル基又はベンジル基を示し、tは0〜6を示す]で表
される基で置換されている3−インドリルメチル基、ベ
ンゼン環上の任意の水素原子が式:R53O−CO−(C
H2)u−[式中、R53は水素原子又は低級アルキル基を
示し、uは0〜6を示す]で表される基で置換されてい
てもよいベンジル基、ベンゼン環上の任意の1〜2個の
水素原子が水酸基で置換されているか若しくはベンゼン
環上の任意の2個の水素原子が水酸基及びスルホ基で置
換されているベンジル基、3−ベンゾチエニルメチル
基、(1−オキソ−3−ベンゾチエニル)メチル基又は
(1,1−ジオキソ−3−ベンゾチエニル)メチル基を
示し;X2は酸素原子又は硫黄原子を示し;A2は下記の
一般式[III]、[IV]、[V]、[VI]、[V
II]及び[VIII]で表される基からなる群より選
ばれる任意の基を示す。 【化3】 [式中、Yはスルホ基、ホスホノ基、式:−CO2R91
(式中、R91は水素原子、低級アルキル基又はベンジル
基を示す)で表される基又は式:−CO NR92R93(式
中、R92は水素原子、低級アルキル基、低級アルキルス
ルホニル基、ベンゼン環上の任意の1〜5個の水素原子
がそれぞれ独立して低級アルキル基若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいフェニルスルホニル基又はカ
ルボキシメチル基を示し、R93は水素原子又は低級アル
キル基を示す)で表される基を示し、R61は水素原子又
は低級アルキル基を示すか又は下記のR71と一緒になっ
てメチレン基を示し、R71は水素原子、水酸基で置換さ
れていてもよい低級アルキル基、フェニル基、チエニル
基、ベンゼン環上の任意の水素原子が水酸基若しくはベ
ンジルオキシ基で置換されていてもよいフェニル低級ア
ルキル基、チエニル低級アルキル基、チアゾリル低級ア
ルキル基、4−イミダゾリルメチル基、(低級アルキル
置換−4−イミダゾリル)メチルチオメチル基、3−イ
ンドリルメチル基、カルバモイル低級アルキル基又はN
−ベンジルオキシカルボニル−ω−アミノ低級直鎖アル
キル基を示すか又はR61と一緒になってメチレン基を示
す。但し、R61が低級アルキル基を示す場合、R71は水
素原子以外の基を示す。R62は水素原子、フェニル基、
ベンジル基、カルボキシ基、カルバモイル基又はN−フ
ェニルカルバモイル基を示すか或はR8と一緒になって
単結合を示し、R72は水素原子、低級アルキル基、フェ
ニル基、ベンジル基、3−インドリルメチル基、カルバ
モイル基又はN−フェニルカルバモイル基を示す。但
し、R62が水素原子以外の基を示す場合、R72は水素原
子又は低級アルキル基を示す。R8は水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基又は水酸基を示すか、或は
R62と一緒になって単結合を示し、vは3、4又は5を
示し、R63は水素原子、低級アルキル基、カルボキシ低
級アルキル基、式:Ar4−(CH2)w−(式中、Ar4
はフェニル基、フリル基、チエニル基を示し、wは1又
は2を示す)で表される基を示す。ZはCH又はNを示
し、xは1,2又は3を示す。]}で表されるペプチド
誘導体又はその製薬上許容される塩。 - 【請求項2】請求項1記載の一般式[I]で表されるペ
プチド誘導体又はその製薬上許容される塩を含有するこ
とを特徴とする高血圧、肺高血圧、レイノー病、急性腎
不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳血管攣縮、動脈硬
化症、気管支喘息、エンドトキシンショック、エンドト
キシンを起因とする多臓器不全や播種性血管内凝固及び
/又はシクロスポリン誘発の腎障害や高血圧等の治療
薬。
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