JP3127488B2 - エンドセリン拮抗性ペプチド誘導体 - Google Patents

エンドセリン拮抗性ペプチド誘導体

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JP3127488B2
JP3127488B2 JP03160023A JP16002391A JP3127488B2 JP 3127488 B2 JP3127488 B2 JP 3127488B2 JP 03160023 A JP03160023 A JP 03160023A JP 16002391 A JP16002391 A JP 16002391A JP 3127488 B2 JP3127488 B2 JP 3127488B2
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健治 新山
敏雄 長瀬
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正樹 伊原
文彦 池本
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内在性の強力な生理活
性ペプチド、エンドセリンに対する拮抗作用を有する新
規化合物、その製造法及びその用途に関するものであ
る。
【0002】本発明の化合物は、血管拡張作用及び気管
支拡張作用を有し、医薬の分野、特に高血圧、肺高血
圧、レイノー病、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗
塞、脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支喘息、エンドトキ
シンショック、エンドトキシンを起因とする多臓器不全
や播種性血管内凝固及び/又はシクロスポリン誘発の腎
障害や高血圧等の治療剤として利用できる。
【0003】
【従来の技術】エンドセリンは21個のアミノ酸から成
るポリペプチドであり、ヒト、ブタの内皮細胞より産生
され、強力な血管収縮作用及び持続的で強い昇圧作用を
有すること、そしてまた、この血管収縮作用は血管平滑
筋上の受容体との結合により生じることが知られている
[ネイチャー(Nature)、第332巻、第411
頁−第415頁(1988年)、フェブス・レターズ
(FEBSLetters)、第231巻、第440頁
−第444頁(1988年)及びバイオケミカル・アン
ド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション
ズ(Biochem.Biophys.Res.Com
mun.)、第154巻、第868頁−第875頁(1
988年)参照]。
【0004】エンドセリンは、臨床上、本態性高血圧患
者、急性心筋梗塞患者、肺高血圧患者、レイノー病患
者、アテローム性動脈硬化症患者の血中及び喘息患者の
血中或は気道洗浄液中において正常人に比べ明らかに増
加していることが報告されている[日本高血圧学会誌
(Japan.J.Hypertension),第1
2巻,第79頁(1989年)、ジャーナル・オブ・バ
スキュラー・メディシン・アンド・バイオロジー(J.
Vascular Medicine Biolog
y),第2巻,第207頁(1990年)、ジャーナル
・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション
(J.Am.Med.Association),第2
64巻,第2868頁(1990年)及びザ・ランセッ
ト(The Lancet),第2巻,第747頁−第
748頁(1989年)及び第2巻,第1144頁−第
1147頁(1990年)参照]。
【0005】また、実験的脳血管攣縮モデルにおいて、
脳血管のエンドセリンに対する感受性の増加[日本脳循
環代謝学会(Japan.Soc.Cereb.Blo
odFlow & Metabol.)、第1巻、第7
3頁(1989年)]、及び急性腎不全モデルにおける
エンドセリン抗体による腎機能の改善[ジャーナル・オ
ブ・クリニカル・インベスティゲーション(J.Cli
n.Invest.)、第83巻、第1762頁−第1
767頁(1989年)]等が報告されていることよ
り、エンドセリンはクモ膜下出血後の脳血管攣縮及び急
性腎不全の原因物質のひとつとして考えられている。
【0006】更にエンドセリンは血管内皮細胞のみなら
ず、気管上皮細胞、或は腎実質細胞からも遊離されるこ
とが明らかとなっている[フェブス・レターズ(FEB
SLetters)、第255巻、第129頁−第13
2頁(1989年)及びフェブス・レターズ(FEBS
Letters)、第249巻、第42頁−第46頁
(1989年)]。
【0007】エンドセリンは、内因性生理活性ペプチド
であるレニン及び心房性ナトリウム利尿ホルモン、更に
は内皮細胞由来の血管弛緩因子(EDRF)、トロンボ
キサンA2、プロスタサイクリン、ノルアドレナリン、
アンジオテンシンII及びサブスタンスP等の生理活性
物質の遊離を調節していることも見出された[バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochem.Biophys.R
es.Commun.)、第157巻、第1164頁−
第1168頁(1988年)、バイオケミカル・アンド
・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ
(Biochem.Biophys.Res.Comm
un.)、第155巻、第167頁−第172頁(19
89年)、プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ユーエスエー
(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)、
第85巻、第9797頁−第9800頁(1989
年)、ジャーナル・オブ・カルジオバスキュラー・ファ
ーマコロジー(J.Cardiovasc.Pharm
acol.)、第13巻、第S89頁−第S92頁(1
989年)、日本高血圧学会誌(Japan.J.Hy
pertension)、第12巻、第76頁(198
9年)及びニューロサイエンス・レターズ(Neuro
science Letters)、第102巻、第1
79頁−第184頁(1989年)]。その他、消化管
平滑筋及び子宮平滑筋をも収縮する作用を有する[フェ
ブス・レターズ(FEBS Letters)、第24
7巻、第337頁−第340頁(1989年)、ヨーロ
ピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eu
r.J.Pharmacol.)、第154巻、第22
7頁−第228頁(1988年)及びバイオケミカル・
アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ
ョンズ(Biochem.Biophys.Res.C
ommun.)、第159巻、第317頁−第323頁
(1989年)参照]。
【0008】またエンドセリンは、ラット血管平滑筋細
胞の増殖を促進することが見出され、動脈肥厚との関連
性が示唆されている[アテロスクレローシス(Athe
rosclerosis)、第78巻、第225頁−第
228頁(1989年)参照]。更に、エンドセリンの
受容体は末梢組織ばかりではなく中枢組織にも高濃度に
存在することが知られており、脳内に投与したエンドセ
リンが動物行動の変化をもたらすことから、エンドセリ
ンは神経機能の調節に対しても重要な役割を持っている
と考えられている[ニューロサイエンス・レターズ(N
euroscience Letters)、第97
巻、第276頁−第279頁(1989年)参照]。
【0009】一方、エンドトキシンは内因性エンドセリ
ン遊離を促す有力な候補物質の一つである。エンドトキ
シンを外因的に動物に投与した際、或は培養血管内皮細
胞に添加した際に、血中或は培養上清中のエンドセリン
濃度が顕著に上昇することが見出されており、エンドセ
リンがエンドトキシンを起因とする疾患に関与する重要
なメディエーターのひとつであると考えられている[バ
イオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・
コミュニケーションズ(Biochem.Biophy
s.Res.Commun.)、第161巻、第122
0頁(1989年)及びアクタ・フィジオロジカ・スカ
ンジナビカ(Acta Physiol.Scan
d.)、第137巻、第317頁(1989年)]。
【0010】更に、シクロスポリンを培養腎細胞(LL
C−PK1細胞)に添加した際に、エンドセリンの分泌
が著明に亢進されることが報告されている[ヨーロピア
ン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.
J. Pharmacol.)、第180巻、第191
頁−第192頁(1990年)]。また、シクロスポリ
ンをラットに投与すると、糸球体濾過量の減少及び血圧
の上昇が観察され、この時、循環中のエンドセリン量は
顕著な上昇を示していた。このシクロスポリン誘発の腎
障害はエンドセリンの抗体を投与することにより抑制さ
れる[キドニー・インターナショナル(Kidney
Int.)、第37巻、第1487頁−第1491頁
(1990年)]。このように、エンドセリンがシクロ
スポリン誘発のこれら疾患に重要な役割を果たしている
ことが示唆されている。
【0011】従って、エンドセリン受容体へのエンドセ
リンの結合を特異的に阻害する物質は、上に述べたエン
ドセリンの種々の生理作用に拮抗し広汎な分野で医薬品
として有用であると考えられるが、未だエンドセリンの
強力な拮抗物質は報告されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】エンドセリンは直接的
又は間接的(種々の内因性物質の遊離を調節)に血管性
及び非血管性の平滑筋を持続的に収縮させる内在性の生
理活性物質であり、その過剰生産や過剰分泌は高血圧
症、肺高血圧症、レイノー病、気管支喘息、動脈硬化
症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳血管攣縮及び脳
梗塞の病因のひとつであると考えられる。また、エンド
トキシンショック或はエンドトキシン起因の多臓器不
全、播種性血管内凝固等の疾患及びシクロスポリン誘発
の腎障害や高血圧に対してエンドセリンが重要なメディ
エーターとして働いていることが示唆されている。従っ
て、エンドセリン拮抗物質の発明により、上記の種々の
病態に対して従来にない新規な治療法を提供しようとす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために、種々のペプチド誘導体を合成し、
そのエンドセリン拮抗作用を調べた結果、後記一般式
[I]で表されるペプチド誘導体が強いエンドセリン拮
抗作用を有することを見出し、本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明は一般式
【0015】
【化4】 {式中、A1は式:R11−CO−[式中、R11は低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アル
キル基、式:Ar1−(CH2p−(式中、Ar1はフェ
ニル基、フリル基又はチエニル基を示し、pは0、1又
は2を示す)で表される基、1,3−ジチオール−2−
イリデンメチル基又は1,3−ジチオール−2−イリデ
ン(低級アルコキシカルボニル)メチル基を示す]で表
される基、式:R12O−CO−[式中、R12は低級アル
キル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アルキ
ル基又はフェニル基を示す]で表される基又は式:R13
14N−C(=X1)−[式中、X1は酸素原子又は硫黄
原子を示し、R13は低級アルコキシカルボニル基で置換
されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基、
低級アルキニル基、1−アダマンチル基、ピロリジノ
基、ピペリジノ基、ペルヒドロアゼピン−1−イル基、
ペルヒドロアゾシン−1−イル基、ペルヒドロアゾニン
−1−イル基、又は式:Ar2−(CH2q−(式中、
Ar2はベンゼン環上の任意の1〜2個の水素原子がそ
れぞれ独立してハロゲン原子、低級アルキル基若しくは
低級アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基、
フリル基又はチエニル基を示し、qは0、1又は2を示
す)で表される基を示し、R14は水素原子、水酸基で置
換されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基
又は式:Ar3−(CH2r−(式中、Ar3はフェニル
基、フリル基又はチエニル基を示し、rは1又は2を示
す)で表される基を示すか、或はR13及びR14の両者が
結合して隣接する窒素原子と一緒になって、炭素数4〜
8個の5〜9員環の含窒素飽和複素環を形成していても
よく、このとき環を形成するメチレン基のうち、上記の
窒素原子には隣接しない任意の1個のメチレン基は、オ
キシ基、チオ基又は式:−NR15−(式中、R15は低級
アルキル基を示す)で表される基で置換されていてもよ
く、更に該複素環の炭素原子上の任意の1〜4個の水素
原子はそれぞれ独立して水酸基又は水酸基で置換されて
いてもよい低級アルキル基で置換されていてもよく、ま
た、該複素環の隣接する2個の炭素原子において二重結
合若しくはベンゾ縮合環を形成していてもよい]で表さ
れる基を示すか或はBと一緒になって下記の一般式[I
I]
【0016】
【化9】 [式中、R16は水素原子、低級アルキル基、シクロアル
キル基を示し、R17、R18はそれぞれ独立して、水素原
子、低級アルキル基を示す]で表される基を示し;Bは
酸素原子又は式:−NR2−[式中、R2は水素原子又は
メチル基を示す]で表される基を示すか或はA1と一緒
になって上記の一般式[II]で表される基を示し;R
3は炭素数3〜5個の低級アルキル基を示し;R4は水素
原子又はメチル基を示し;R5は3−インドリルメチル
基、(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−インドリ
ル)メチル基、インドール環1位が式:R51−CO−
(CH2s−[式中、R51は水素原子、低級アルキル
基、水酸基、低級アルコキシ基、ベンジルオキシ基、ア
ミノ基又はモノ低級アルキルアミノ基を示し、sは0〜
6を示す。但し、s=0のとき、R51は水酸基ではな
い。]で表される基若しくは式:(R52O)2P(=
O)−(CH2t−[式中、R52は水素原子、低級アル
キル基又はベンジル基を示し、tは0〜6を示す]で表
される基で置換されている3−インドリルメチル基、3
−ベンゾチエニルメチル基、(1−オキソ−3−ベンゾ
チエニル)メチル基又は(1,1−ジオキソ−3−ベン
ゾチエニル)メチル基を示し;X2は酸素原子又は硫黄
原子を示し;A2は下記の一般式[III]、[I
V]、[V]、[VI]、[VII]及び[VIII]
で表される基からなる群より選ばれる任意の基を示す。
【0017】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】 [式中、Yはスルホ基、ホスホノ基、式:−CO291
(式中、R91は水素原子、低級アルキル基又はベンジル
基を示す)で表される基又は式:−CONR9293(式
中、R92は水素原子、低級アルキル基、低級アルキルス
ルホニル基、ベンゼン環上の任意の1〜5個の水素原子
がそれぞれ独立して低級アルキル基若しくはハロゲン原
子で置換されていてもよいフェニルスルホニル基又はカ
ルボキシメチル基を示し、R93は水素原子又は低級アル
キル基を示す)で表される基を示し、R61は水素原子又
は低級アルキル基を示すか又は下記のR71と一緒になっ
てメチレン基を示し、R71は水素原子、水酸基で置換さ
れていてもよい低級アルキル基、フェニル基、チエニル
基、ベンゼン環上の任意の水素原子が水酸基若しくはベ
ンジルオキシ基で置換されていてもよいフェニル低級ア
ルキル基、チエニル低級アルキル基、チアゾリル低級ア
ルキル基、4−イミダゾリルメチル基、(低級アルキル
置換−4−イミダゾリル)メチルチオメチル基、3−イ
ンドリルメチル基、カルバモイル低級アルキル基又はN
−ベンジルオキシカルボニル−ω−アミノ低級直鎖アル
キル基を示すか又はR61と一緒になってメチレン基を示
す。但し、R61が低級アルキル基を示す場合、R71は水
素原子以外の基を示す。R62は水素原子、フェニル基、
ベンジル基、カルボキシ基、カルバモイル基又はN−フ
ェニルカルバモイル基を示すか或はR8と一緒になって
単結合を示し、R72は水素原子、低級アルキル基、フェ
ニル基、ベンジル基、3−インドリルメチル基、カルバ
モイル基又はN−フェニルカルバモイル基を示す。但
し、R62が水素原子以外の基を示す場合、R72は水素
原子又は低級アルキル基を示す。R8は水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基又は水酸基を示すか、或
はR62と一緒になって単結合を示し、vは3、4又は5
を示し、R63は水素原子、低級アルキル基、カルボキシ
低級アルキル基、式:Ar4−(CH2w−(式中、A
4はフェニル基、フリル基、チエニル基を示し、wは
1又は2を示す)で表される基を示す。ZはCH又はN
を示し、xは1,2又は3を示す。]}で表されるエン
ドセリン拮抗作用を有するペプチド誘導体又はその製薬
上許容される塩、その製造法並びに高血圧、肺高血圧、
レイノー病、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、
脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支喘息、エンドトキシン
ショック、エンドトキシンを起因とする多臓器不全や播
種性血管内凝固及び/又はシクロスポリン誘発の腎障害
や高血圧等の治療における用途を提供するものである。
【0018】次に、この明細書に記載されている各種略
号の意味を以下に示す。略号 略号の意味 DAla D−アラニン βAla β−アラニン DβAba (R)−3−アミノブタン酸 DβAba−ONBu4 (R)−3−アミノブタン酸テトラブチルアンモニウ ム DAps−ONa (R)−2−アミノプロパンスルホン酸ナトリウム Asp L−アスパラギン酸 DAsp D−アスパラギン酸 DAsn D−アスパラギン Aib 2−アミノ−2−メチルプロピオン酸 Ams アミノメタンスルホン酸 Ams−ONa アミノメタンスルホン酸ナトリウム DCys D−システイン Dha デヒドロアラニン DGln D−グルタミン Gly グリシン DHis D−ヒスチジン Ile L−イソロイシン DLIse DL−イソセリン Leu L−ロイシン DLys D−リジン MeLeu N−メチル−L−ロイシン DMeTrp N−メチル−D−トリプトファン Nle L−ノルロイシン DNle D−ノルロイシン Nva L−ノルバリン DPhe D−フェニルアラニン DPhg D−フェニルグリシン DLβPhe DL−3−アミノ−3−フェニルプロピオン酸 Ser L−セリン DSer D−セリン DLSer DL−セリン Tau 2−アミノエタンスルホン酸 Tau−ONa 2−アミノエタンスルホン酸ナトリウム DLTha DL−3−(2−チエニル)アラニン DThg D−(2−チエニル)グリシン DTrp D−トリプトファン DTrp(CHO) Nin−ホルミル−D−トリプトファン DLTza DL−3−(2−チアゾリル)アラニン DTyr D−チロシン DVal D−バリン Adm 1−アダマンチル Boc tert−ブトキシカルボニル Me メチル Et エチル Pr イソプロピル Bu ブチル Bu tert−ブチル Ph フェニル Bzl ベンジル CDI 1,1’−カルボニルジイミダゾール DCC N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド DIPC N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド DMAP 4−(ジメチルアミノ)ピリジン DMF N,N−ジメチルホルムアミド NMP N−メチルピロリドン DMSO ジメチルスルホキシド EDCI・HCl 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カ ルボジイミド塩酸塩 Fmoc 9−フルオレニルメトキシカルボニル HOBT・H2O 1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール・一水和 物 Iva イソバレリル TEA トリエチルアミン TFA トリフルオロ酢酸 THF テトラヒドロフラン TosOH p−トルエンスルホン酸 Tos p−トルエンスルホニル Trt トリチル Z ベンジルオキシカルボニル MOPS 3−モルホリノプロパンスルホン酸 HEPES 2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジ ニル]エタンスルホン酸 Tris トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン PMSF フェニルメタンスルホニル=フルオライド 次に、この明細書において用いられる各種用語の定義を
説明する。
【0019】本明細書において、低級アルキル基とは、
炭素数が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を意味
し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチ
ルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプ
ロピル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘ
キシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル
基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、1−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプ
ロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エ
チル−2−メチルプロピル基、1−エチル−1−メチル
プロピル基等が挙げられる。
【0020】シクロアルキル基とは、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノ
ニル基等を意味する。
【0021】低級アルコキシカルボニル基とは、炭素数
が1〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を有するアル
キルオキシカルボニル基を意味し、具体的には、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブト
キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、
ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカル
ボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、tert
−ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボ
ニル基等が挙げられる。
【0022】低級アルキニル基とは、炭素数が3〜6個
の直鎖又は分枝状のアルキニル基を意味し、具体的に
は、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニ
ル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−
2−プロピニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル
基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、3−メチル
−1−ブチニル基、2−メチル−3−ブチニル基、1−
メチル−2−ブチニル基、1−メチル−3−ブチニル
基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基、1−ヘキシ
ニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4−ヘ
キシニル基、5−ヘキシニル基等が挙げられる。
【0023】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子を意味する。
【0024】また、低級アルコキシ基とは、炭素数が1
〜6個の直鎖又は分枝状のアルキル基を有するアルキル
オキシ基を意味し、具体的には、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イ
ソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキ
シ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオ
ペンチルオキシ基、tert−ペンチルオキシ基、ヘキ
シルオキシ基、イソヘキシルオキシ基等が挙げられる。
【0025】次に、一般式[I]において用いられてい
る符号の意味を具体例を挙げて説明することにより本発
明を更に詳細に説明する。
【0026】A1において、R11で示される基は低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル基で置換
された低級アルキル基、式:Ar1−(CH2p−(式
中、Ar1及びpは前記の意味を有する)で表される
基、1,3−ジチオール−2−イリデンメチル基又は
1,3−ジチオール−2−イリデン(低級アルコキシカ
ルボニル)メチル基を意味する。低級アルキル基の具体
例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1,1−
ジメチルブチル基、1−エチル−1−メチルプロピル基
等が挙げられる。シクロアルキル基の具体例としては、
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオク
チル基、シクロノニル基等が挙げられる。シクロアルキ
ル基で置換された低級アルキル基の具体例としては、シ
クロプロピルメチル基、1−シクロプロピルエチル基、
2−シクロプロピルエチル基、1−シクロプロピルプロ
ピル基、2−シクロプロピルプロピル基、3−シクロプ
ロピルプロピル基、シクロペンチルメチル基、1−シク
ロペンチルエチル基、2−シクロペンチルエチル基、1
−シクロペンチルプロピル基、2−シクロペンチルプロ
ピル基、3−シクロペンチルプロピル基、シクロヘキシ
ルメチル基、1−シクロヘキシルエチル基、2−シクロ
ヘキシルエチル基、1−シクロヘキシルプロピル基、2
−シクロヘキシルプロピル基、3−シクロヘキシルプロ
ピル基、シクロヘプチルメチル基、1−シクロヘプチル
エチル基、1−シクロヘプチルプロピル基、1−シクロ
プロピル−1−メチルエチル基、1−シクロブチル−1
−メチルエチル基、1−シクロペンチル−1−メチルエ
チル基、1−シクロヘキシル−1−メチルエチル基等が
挙げられる。式:Ar1−(CH2p−で表される基の
具体例としては、フェニル基、2−フリル基、3−フリ
ル基、2−チエニル基、3−チエニル基、ベンジル基、
2−フリルメチル基、3−フリルメチル基、2−チエニ
ルメチル基、3−チエニルメチル基、2−フェニルエチ
ル基、2−(2−フリル)エチル基、2−(3−フリ
ル)エチル基、2−(2−チエニル)エチル基、2−
(3−チエニル)エチル基等が挙げられる。1,3−ジ
チオール−2−イリデン(低級アルコキシカルボニル)
メチル基の具体例としては、1,3−ジチオール−2−
イリデン(メトキシカルボニル)メチル基、1,3−ジ
チオール−2−イリデン(エトキシカルボニル)メチル
基、1,3−ジチオール−2−イリデン(プロポキシカ
ルボニル)メチル基、1,3−ジチオール−2−イリデ
ン(イソプロポキシカルボニル)メチル基、1,3−ジ
チオール−2−イリデン(ブトキシカルボニル)メチル
基、1,3−ジチオール−2−イリデン(tert−ブ
トキシカルボニル)メチル基等が挙げられる。
【0027】A1において、R12で示される基は低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アル
キル基又はフェニル基を意味する。低級アルキル基の具
体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1,1−
ジメチルブチル基、1−エチル−1−メチルプロピル
基、1,1,2−トリメチルプロピル基等が挙げられ
る。シクロアルキル基の具体例としては、シクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロ
ノニル基等が挙げられる。シクロアルキル低級アルキル
基の具体例としては、シクロプロピルメチル基、1−シ
クロプロピルエチル基、2−シクロプロピルエチル基、
1−シクロプロピル−1−メチルエチル基、シクロブチ
ルメチル基、1−シクロブチルエチル基、2−シクロブ
チルエチル基、1−シクロブチル−1−メチルエチル
基、シクロペンチルメチル基、1−シクロペンチルエチ
ル基、2−シクロペンチルエチル基、1−シクロペンチ
ル−1−メチルエチル基、1−シクロヘキシルメチル
基、1−シクロヘキシルエチル基、1−シクロヘキシル
−1−メチルエチル基、1−シクロヘプチルメチル基、
1−シクロヘプチルエチル基、1−シクロオクチルメチ
ル基、1−シクロオクチルエチル基等が挙げられる。
【0028】A1において、R13で示される基は低級ア
ルコキシカルボニル基で置換されていてもよい低級アル
キル基、シクロアルキル基、低級アルキニル基、1−ア
ダマンチル基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、ペルヒド
ロアゼピン−1−イル基、ペルヒドロアゾシン−1−イ
ル基、ペルヒドロアゾニン−1−イル基又は式:Ar2
−(CH2q−(式中、Ar2及びqは前記の意味を有
する)で表される基を意味するか、或はR14と結合し、
且つ、隣接する窒素原子と一緒になって後記の複素環基
を意味する。低級アルコキシカルボニル基で置換されて
いてもよい低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
tert−ペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1
−エチル−1−メチルプロピル基、1,1,2−トリメ
チルプロピル基、メトキシカルボニルメチル基、1−
(メトキシカルボニル)エチル基、2−(メトキシカル
ボニル)エチル基、1−(メトキシカルボニル)プロピ
ル基、2−(メトキシカルボニル)プロピル基、3−
(メトキシカルボニル)プロピル基、1−メトキシカル
ボニル−1−メチルエチル基、2−メトキシカルボニル
−1−メチルエチル基、1,1−ジメチル−2−(メト
キシカルボニル)エチル基、1−メトキシカルボニルメ
チル−1−メチルプロピル基、エトキシカルボニルメチ
ル基、1−(エトキシカルボニル)エチル基、2−(エ
トキシカルボニル)エチル基、1−エトキシカルボニル
−1−メチルエチル基、1−エトキシカルボニル−1−
メチルプロピル基等が挙げられる。シクロアルキル基の
具体例としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル
基等が挙げられる。低級アルキニル基の具体例として
は、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1,1−ジ
メチル−2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチ
ニル基、3−ブチニル基、1,1−ジメチル−2−ブチ
ニル基、1,1−ジメチル−3−ブチニル基、1−エチ
ル−1−メチル−2−プロピニル基等が挙げられる。
式:Ar2−(CH2q−で表される基の具体例として
は、フェニル基、2−クロロフェニル基、2−ブロモフ
ェニル基、2−メチルフェニル基、2−エチルフェニル
基、2−プロピルフェニル基、2−イソプロピルフェニ
ル基、2−メトキシフェニル基、2−エトキシフェニル
基、2−プロポキシフェニル基、2−イソプロポキシフ
ェニル基、2−tert−ブトキシフェニル基、3−ク
ロロフェニル基、3−ブロモフェニル基、3−メチルフ
ェニル基、3−エチルフェニル基、3−プロピルフェニ
ル基、3−イソプロピルフェニル基、3−メトキシフェ
ニル基、3−エトキシフェニル基、3−プロポキシフェ
ニル基、3−イソプロポキシフェニル基、3−tert
−ブトキシフェニル基、4−クロロフェニル基、4−ブ
ロモフェニル基、4−メチルフェニル基、4−エチルフ
ェニル基、4−プロピルフェニル基、4−イソプロピル
フェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エトキシフ
ェニル基、4−プロポキシフェニル基、4−イソプロポ
キシフェニル基、4−tert−ブトキシフェニル基、
2,6−ジクロロフェニル基、2,6−ジブロモフェニ
ル基、2,6−ジメチルフェニル基、2,6−ジエチル
フェニル基、2,6−ジプロピルフェニル基、2,6−
ジイソプロピルフェニル基、2,6−ジメトキシフェニ
ル基、2,6−ジエトキシフェニル基、2,6−ジプロ
ポキシフェニル基、2,6−ジイソプロポキシフェニル
基、2−クロロ−6−イソプロピルフェニル基、2−メ
トキシ−6−メチルフェニル基、2−メトキシ−6−イ
ソプロピルフェニル基、2−イソプロポキシ−6−イソ
プロピルフェニル基、2−フリル基、3−フリル基、2
−チエニル基、3−チエニル基、ベンジル基、2−フリ
ルメチル基、3−フリルメチル基、2−チエニルメチル
基、3−チエニルメチル基、2−フェニルエチル基、2
−(2−フリル)エチル基、2−(3−フリル)エチル
基、2−(2−チエニル)エチル基、2−(3−チエニ
ル)エチル基等が挙げられる。
【0029】A1において、R14で示される基は水素原
子、水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基、シ
クロアルキル基又は式:Ar3−(CH2r−(式中、
Ar3及びrは前記の意味を有する)で表される基を意
味するか、或はR13と結合し、且つ、隣接する窒素原子
と一緒になって後記の複素環基を意味する。水酸基で置
換されていてもよい低級アルキル基の具体例としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、tert−ペンチル基、2−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル
基、2−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、2−ヒドロ
キシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキ
シブチル基、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル
基等が挙げられる。シクロアルキル基の具体例として
は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げら
れる。式:Ar3−(CH2r−で表される基の具体例
としては、ベンジル基、2−フリルメチル基、3−フリ
ルメチル基、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチ
ル基、2−フェニルエチル基、2−(2−フリル)エチ
ル基、2−(3−フリル)エチル基、2−(2−チエニ
ル)エチル基、2−(3−チエニル)エチル基が挙げら
れる。
【0030】A1において、R13及びR14の両者が結合
して隣接する窒素原子と一緒になって、炭素数4〜8個
の5〜9員環の含窒素飽和複素環を形成していてもよ
く、このとき環を形成するメチレン基のうち、上記の窒
素原子には隣接しない任意の1個のメチレン基は、オキ
シ基、チオ基又は式:−NR15−(式中、R15は低級ア
ルキル基を示す)で表される基で置換されていてもよ
く、更に該複素環の炭素原子上の任意の1〜4個の水素
原子はそれぞれ独立して水酸基又は水酸基で置換されて
いてもよい低級アルキル基で置換されていてもよく、ま
た、該複素環の隣接する2個の炭素原子において二重結
合若しくはベンゾ縮合環を形成していてもよい基とは、
ピロリジノ基、ピペリジノ基、ペルヒドロアゼピン−1
−イル基、ペルヒドロアゾシン−1−イル基、ペルヒド
ロアゾニン−1−イル基、1,3−チアゾリジン−1−
イル基、インドリン−1−イル基、イソインドリン−2
−イル基、3−ピロリン−1−イル基、1,5−ジヒド
ロ−2H−ピロール−1−イル基、モルホリノ基、ペル
ヒドロ−1,4−チアジン−4−イル基、ペルヒドロ−
4−低級アルキル−1,4−ジアジン−1−イル基、
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル基、
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル
基、1,2,3,4−テトラヒドロピリジン−1−イル
基、1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−イル
基、ペルヒドロ−1,4−オキサゼピン−4−イル基、
ペルヒドロ−1,4−チアゼピン−4−イル基、ペルヒ
ドロ−4−低級アルキル−1,4−ジアゼピン−1−イ
ル基、2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズアゼ
ピン−1−イル基、2,3,4,5−テトラヒドロ−2
−ベンズアゼピン−2−イル基、1,2,4,5−テト
ラヒドロ−3−ベンズアゼピン−3−イル基、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−イル基、
2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−
イル基、1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−アゼピ
ン−1−イル基、ペルヒドロ−1,4−オキサゾシン−
4−イル基、ペルヒドロ−1,4−チアゾシン−4−イ
ル基、ペルヒドロ−4−低級アルキル−1,4−ジアゾ
シン−1−イル基、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒ
ドロ−1−ベンズアゾシン−1−イル基、1,2,3,
4,5,6−ヘキサヒドロ−2−ベンズアゾシン−2−
イル基、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−3−
ベンズアゾシン−3−イル基、1,2,3,4,5,6
−ヘキサヒドロアゾシン−1−イル基、1,2,3,
4,7,8−ヘキサヒドロアゾシン−1−イル基、1,
2,3,4,5,8−ヘキサヒドロアゾシン−1−イル
基等の複素環基又は該複素環の炭素原子上の任意の1〜
4個の水素原子がそれぞれ独立して水酸基若しくは水酸
基で置換されていてもよい低級アルキル基で置換された
複素環基を意味する。該複素環炭素原子上の置換基のな
かで、水酸基で置換されていてもよい低級アルキル基の
具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ヒドロキシメチル基、1−
ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒ
ドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−
ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエ
チル基、1−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシブチ
ル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル
基、1−ヒドロキシ−1−メチルプロピル基、1−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−2−
メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピ
ル基、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル基、3
−ヒドロキシ−2−メチルプロピル基、3−ヒドロキシ
−1−メチルプロピル基等が挙げられる。R15で示され
る基は低級アルキル基を意味し、具体例としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基等が挙げられる。一般式[II]においてR16で示
される低級アルキル基の具体例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等が
挙げられ、シクロアルキル基の具体例としては、シクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基等が挙げられる。A1においてR17、R18
で示される低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基等が挙げられる。
【0031】R2で示される基は水素原子又はメチル基
を意味する。
【0032】R3で示される基は炭素数3〜5個の低級
アルキル基を意味し、具体例としては、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基等が挙げら
れる。
【0033】R4で示される基は水素原子又はメチル基
を意味する。
【0034】R5で示されるインドール環1位が式:R
51−CO−(CH2s−(式中、R51及びsは前記の意
味を有する)で表される基若しくは式:(R52O)2
(=O)−(CH2t−(式中、R52及びtは前記の意
味を有する)で表される基で置換されている3−インド
リルメチル基の具体例としては、(1−ホルミル−3−
インドリル)メチル基、(1−アセチル−3−インドリ
ル)メチル基、(1−メトキシカルボニル−3−インド
リル)メチル基、(1−エトキシカルボニル−3−イン
ドリル)メチル基、(1−プロポキシカルボニル−3−
インドリル)メチル基、(1−tert−ブトキシカル
ボニル−3−インドリル)メチル基、(1−ベンジルオ
キシカルボニル−3−インドリル)メチル基、(1−カ
ルバモイル−3−インドリル)メチル基、(1−メチル
カルバモイル−3−インドリル)メチル基、(1−エチ
ルカルバモイル−3−インドリル)メチル基、(1−ホ
ルミルメチル−3−インドリル)メチル基、{1−(2
−オキソプロピル)−3−インドリル}メチル基、(1
−カルボキシメチル−3−インドリル)メチル基、(1
−メトキシカルボニルメチル−3−インドリル)メチル
基、(1−エトキシカルボニルメチル−3−インドリ
ル)メチル基、(1−tert−ブトキシカルボニルメ
チル−3−インドリル)メチル基、(1−ベンジルオキ
シカルボニルメチル−3−インドリル)メチル基、(1
−カルバモイルメチル−3−インドリル)メチル基、
(1−メチルカルバモイルメチル−3−インドリル)メ
チル基、(1−エチルカルバモイルメチル−3−インド
リル)メチル基、{1−(2−ホルミルエチル)−3−
インドリル}メチル基、{1−(2−カルボキシエチ
ル)−3−インドリル}メチル基、(1−ホスホノ−3
−インドリル)メチル基、(1−ジメトキシホスホリル
−3−インドリル)メチル基、(1−ジエトキシホスホ
リル−3−インドリル)メチル基、(1−ホスホノメチ
ル−3−インドリル)メチル基、(1−ジメトキシホス
ホリルメチル−3−インドリル)メチル基、(1−ジエ
トキシホスホリルメチル−3−インドリル)メチル基、
{1−(2−ホスホノエチル)−3−インドリル}メチ
ル基等が挙げられる。
【0035】R61で示される基は水素原子又は低級アル
キル基を意味するか、又はR71と一緒になってメチレン
基を意味し、低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基等が挙げられる。
【0036】R71で示される基は水素原子、水酸基で置
換されていてもよい低級アルキル基、フェニル基、2−
チエニル基、3−チエニル基、無置換若しくはベンゼン
環上の任意の水素原子が水酸基若しくはベンジルオキシ
基で置換されている一置換のフェニル基で置換された低
級アルキル基、チエニル基で置換された低級アルキル
基、チアゾリル基で置換された低級アルキル基、4−イ
ミダゾリルメチル基、(低級アルキル置換−4−イミダ
ゾリル)メチルチオメチル基、3−インドリルメチル
基、カルバモイル基で置換された低級アルキル基、又は
N−ベンジルオキシカルボニル−ω−アミノ低級直鎖ア
ルキル基を意味するか、又はR61と一緒になってメチレ
ン基を意味する。水酸基で置換されていてもよい低級ア
ルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イ
ソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル
基、ヘキシル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシ
エチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシプ
ロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、2
−ヒドロキシ−1−メチルエチル基、1−ヒドロキシブ
チル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチ
ル基、4−ヒドロキシブチル基、1−ヒドロキシ−1−
メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピ
ル基等が挙げられる。無置換又はベンゼン環上の任意の
水素原子が水酸基若しくはベンジルオキシ基で置換され
ている一置換のフェニル基で置換された低級アルキル基
の具体例としては、ベンジル基、1−フェニルエチル
基、2−フェニルエチル基、1−フェニルプロピル基、
2−フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基、1
−メチル−2−フェニルエチル基、1−フェニルブチル
基、2−フェニルブチル基、3−フェニルブチル基、4
−フェニルブチル基、1−フェニル−2−メチルプロピ
ル基、2−フェニル−1−メチルプロピル基、2−ヒド
ロキシフェニルメチル基、3−ヒドロキシフェニルメチ
ル基、4−ヒドロキシフェニルメチル基、2−ベンジル
オキシフェニルメチル基、3−ベンジルオキシフェニル
メチル基、4−ベンジルオキシフェニルメチル基、1−
(2−ヒドロキシフェニル)エチル基、1−(3−ヒド
ロキシフェニル)エチル基、1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)エチル基、1−(2−ベンジルオキシフェニル)
エチル基、1−(3−ベンジルオキシフェニル)エチル
基、1−(4−ベンジルオキシフェニル)エチル基、2
−(2−ヒドロキシフェニル)エチル基、2−(3−ヒ
ドロキシフェニル)エチル基、2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)エチル基、2−(2−ベンジルオキシフェニ
ル)エチル基、2−(3−ベンジルオキシフェニル)エ
チル基、2−(4−ベンジルオキシフェニル)エチル基
等が挙げられる。チアゾリル基で置換された低級アルキ
ル基の具体例としては、2−チアゾリルメチル基、4−
チアゾリルメチル基、5−チアゾリルメチル基、2−
(2−チアゾリル)エチル基、2−(4−チアゾリル)
エチル基、2−(5−チアゾリル)エチル基等が挙げら
れ、チエニル基で置換された低級アルキル基の具体例と
しては、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチル
基、2−(2−チエニル)エチル基、2−(3−チエニ
ル)エチル基等が挙げられる。(低級アルキル置換−4
−イミダゾリル)メチルチオメチル基の具体例として
は、(5−メチル−4−イミダゾリル)メチルチオメチ
ル基、(5−エチル−4−イミダゾリル)メチルチオメ
チル基、(5−プロピル−4−イミダゾリル)メチルチ
オメチル基、(5−イソプロピル−4−イミダゾリル)
メチルチオメチル基、(2−メチル−4−イミダゾリ
ル)メチルチオメチル基、(2−エチル−4−イミダゾ
リル)メチルチオメチル基、(2−プロピル−4−イミ
ダゾリル)メチルチオメチル基、(2−イソプロピル−
4−イミダゾリル)メチルチオメチル基等が挙げられ
る。カルバモイル低級アルキル基の具体例としては、カ
ルバモイルメチル基、1−カルバモイルエチル基、2−
カルバモイルエチル基、1−カルバモイルプロピル基、
2−カルバモイルプロピル基、3−カルバモイルプロピ
ル基、1−カルバモイル−1−メチルエチル基、2−カ
ルバモイル−1−メチルエチル基、1−カルバモイルブ
チル基、2−カルバモイルブチル基、3−カルバモイル
ブチル基、4−カルバモイルブチル基、1−カルバモイ
ル−1−メチルプロピル基、1−メチル−2−カルバモ
イルプロピル基等が挙げられる。N−ベンジルオキシカ
ルボニル−ω−アミノ低級直鎖アルキル基の具体例とし
ては、N−ベンジルオキシカルボニルアミノメチル基、
N−ベンジルオキシカルボニル−2−アミノエチル基、
N−ベンジルオキシカルボニル−3−アミノプロピル
基、N−ベンジルオキシカルボニル−4−アミノブチル
基、N−ベンジルオキシカルボニル−5−アミノペンチ
ル基、N−ベンジルオキシカルボニル−6−アミノヘキ
シル基等が挙げられる。
【0037】R62で示される基は水素原子、フェニル
基、ベンジル基、カルボキシ基、カルバモイル基又はN
−フェニルカルバモイル基を意味するか或はR8と一緒
になって単結合を形成する。
【0038】R72で示される基は水素原子、低級アルキ
ル基、フェニル基、ベンジル基、3−インドリルメチル
基、カルバモイル基又はN−フェニルカルバモイル基を
意味する。低級アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、
tert−ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
【0039】R8で示される基は水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基又は水酸基を意味するか或はR
62と一緒になって単結合を形成する。低級アルキル基の
具体例としては、メチル基、エチル基等が挙げられ、低
級アルコキシ基の具体例としては、メトキシ基、エトキ
シ基等が挙げられる。
【0040】R91で示される基は水素原子、低級アルキ
ル基又はベンジル基を意味し、低級アルキル基の具体例
としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシ
ル基等が挙げられる。
【0041】R92で示される基は水素原子、低級アルキ
ル基、低級アルキルスルホニル基、ベンゼン環上の任意
の1〜5個の水素原子がそれぞれ独立して低級アルキル
基若しくはハロゲン原子で置換されていてもよいフェニ
ルスルホニル基又はカルボキシメチル基を意味し、低級
アルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基等が挙げられ、低
級アルキルスルホニル基の具体例としては、メチルスル
ホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基
等が挙げられ、ベンゼン環上の任意の1〜5個の水素原
子がそれぞれ独立して低級アルキル基若しくはハロゲン
原子で置換されていてもよいフェニルスルホニル基の具
体例としては、フェニルスルホニル基、p−トリルスル
ホニル基、2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル
基、2,4,6−トリイソプロピルフェニルスルホニル
基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルスル
ホニル基等が挙げられる。
【0042】R93で示される基は水素原子又は低級アル
キル基を意味し、低級アルキル基の具体例としては、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基等が挙げられる。
【0043】R63で示される基は水素原子、低級アルキ
ル基、カルボキシ低級アルキル基、式:Ar4−(C
2w−(式中、Ar4及びwは前記の意味を有する)
で表される基を意味する。低級アルキル基の具体例とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ、
カルボキシ低級アルキル基の具体例としては、カルボキ
シメチル基、2−カルボキシエチル基等が挙げられ、
式:Ar4−(CH2w−で表される基の具体例として
は、ベンジル基、2−フリルメチル基、3−フリルメチ
ル基、2−チエニルメチル基、3−チエニルメチル基等
が挙げられる。
【0044】次に本発明の新規ペプチド誘導体の製造法
について説明する。
【0045】本発明化合物は、ペプチド化学の分野にお
ける通常の液相法又は固相法によるアミノ酸の縮合反応
を行うことにより製造することができる。(a)液相法
本発明のペプチド誘導体は一般には、ペプチドを構成す
るアミノ酸を1個ずつ縮合させるか、又は複数のアミノ
酸からなる縮合物同士を縮合させることにより製造する
ことができ、更には、必要に応じて、C末端及び/又は
側鎖の保護基を除去することにより製造することができ
る(製法1)。更に、本発明化合物は製法1により得ら
れる化合物を所望により、(1)N末端α−アミノ保護
基を除去した後、該アミノ基をアシル化、アルコキシカ
ルボニル化、アリールオキシカルボニル化、カルバモイ
ル化又はチオカルバモイル化する(製法2〜3)、
(2)トリプトファン残基のインドール環1位のホルミ
ル化(製法4)を行うか又は2位の酸化を行う(製法
6)、(3)セリン残基をデヒドロアラニン残基に変換
する(製法5)、或は(4)C末端カルボキシ基をカル
バモイル基又はスルホンアミド基に変換する(製法7)
等の反応を任意に組合せて行い、更にまた場合により、
その製薬上許容される塩を形成させることにより製造す
ることもできる。
【0046】以下各製法について具体的に説明する。 [製法1]製法1は、一般的なペプチド誘導体の製造法
であり、アミノ酸を1個ずつ縮合させるか、又は複数の
アミノ酸からなる縮合物同士を縮合させることにより目
的とするペプチド誘導体を製造する方法である。更には
その後必要に応じてペプチドのC末端及び/又は側鎖の
保護基をアルカリ加水分解、接触水素化分解により除去
する方法である。縮合反応は、DCC法、アジド法、活
性エステル法、混合酸無水物法等の公知の方法[例えば
エム・ボダンスキー(M.Bodansky)及びエム
・エイ・オンデッティ(M.A.Ondetti)著、
ペプチド・シンセシス、インターサイエンス、ニューヨ
ーク(Peptide Synthesis,Inte
rscience,New York)1966年;
エフ・エム・フィン(F.M.Finn)及びケイ・ホ
フマン(K.Hofmann)著、ザ・プロテインズ
(The Proteins), 第2巻, エイチ・
ネンラス(H.Nenrath)及びアール・エル・ヒ
ル(R.L.Hill)編集、アカデミック・プレス・
インコーポレイテッド、ニューヨーク(Academi
c Press Inc.,New York)197
6年;泉屋信夫他著、ペプチド合成、丸善(株)197
5年等に記載されている]により行うことができる。
【0047】例えばDCC法による縮合を行う場合、一
般式 [式中、TはA1又はα−アミノ保護基を示し、A1、B
及びR3は前記の意味を有する]で表されるNα置換ア
ミノ酸又はα置換ヒドロキシカルボン酸に約−40℃〜
室温にて、DMSO、NMP、DMF、THF、1,4
−ジオキサン、アセトニトリル、ジクロロメタン、クロ
ロホルム等の溶媒中、例えばDCC(又はEDCI・H
Cl)−HOBT・H2O等の縮合剤を作用させ、次い
で一般式 [式中、P1はα−カルボキシ保護基を示し、R4及びR
5は前記の意味を有する]で表される適当なα−カルボ
キシ保護基をもつアミノ酸を縮合させ、一般式 [式中、T、B、R3、R4、R5及びP1は前記の意味を
有する]で表されるジペプチド誘導体を製造する。α−
アミノ保護基としては通常当業者でよく知られているも
の、例えばZ基、Boc基、p−メトキシベンジルオキ
シカルボニル基及びp−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル基等のウレタン型保護基から選択される。一方、α−
カルボキシ保護基としてはメチル、エチル、ベンジル及
びtert−ブチルエステル等から選択されるが、縮合
後の各保護基の選択的除去が可能であるようにN末端保
護基に応じて選択すべきである。例えばN端保護基がB
oc基である場合、C端側はメチル、エチル又はベンジ
ルエステルとして保護することが好ましい。Boc基は
比較的緩和な酸、例えばTFAの作用により容易に除去
されるが、この条件下でこれらカルボキシ保護基は安定
である。一方、メチル及びエチルエステルはアルカリ加
水分解で、また、ベンジルエステルは接触水素化分解で
容易に除去されるが、この条件下でBoc基は安定であ
る。
【0048】また、Tがα−アミノ保護基である場合に
は、これをジペプチド誘導体[XI]から除去し、次い
でN−アシル化、N−アルコキシカルボニル化、N−ア
リールオキシカルボニル化、N−カルバモイル化又はN
−チオカルバモイル化することにより、N末端の保護基
をA1に変換することもできる。ここに、N−アシル化
等は後記の製法2で記載した条件により行うことができ
る。
【0049】このようにして製造されたジペプチド誘導
体[XI]のC末端カルボキシ保護基を除去して得られ
るジペプチドのC末端側に、上記と同様に縮合剤(例え
ばEDCI・HCl−HOBT・H2O等)を作用さ
せ、次いでC末端カルボキシ基が保護されたアミノ酸又
はペプチド(側鎖官能基は必要に応じて保護されてい
る)との縮合を行い、目的とするペプチド誘導体を製造
することができる。
【0050】一方、Bが−NR2−である上記ジペプチ
ド誘導体[XI]に、メタノール又はDMF等の溶媒
中、室温にて過剰のヒドラジンを作用させてヒドラジド
とした後、アジド法により目的とするペプチド誘導体を
得ることもできる。即ち、該ヒドラジドを塩酸、硫酸等
の強酸存在下、亜硝酸低級アルキルエステル(例えば亜
硝酸tert−ブチル、亜硝酸イソアミル)又は亜硝酸
アルカリ金属塩(例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリ
ウム)等の試薬と反応させ、対応する酸アジドに変換し
(この反応は、約−60℃〜−15℃の温度で水及び/
又はDMF、THF若しくは1,4−ジオキサン等の溶
媒存在下に行うことができる)、引き続き−70℃〜−
60℃の温度でTEA等の三級アミンを加えた後、アミ
ノ酸又はジペプチド(必要に応じC末端及び/又は側鎖
官能基は保護されている)を加え、−20℃〜室温にて
反応させることにより目的とするペプチド誘導体を得る
ことができる。使用するアミノ酸又はジペプチドは、テ
トラブチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、ナ
トリウム、カリウム等の塩としたものを用いることもで
きる。
【0051】以上のペプチド誘導体の製造法では、アミ
ノ酸同士の縮合において目的とするペプチド誘導体のC
末端側のアミノ酸又はジペプチドの縮合を最後に行い目
的とするペプチド誘導体を製造しているが、一方、N末
端側のアミノ酸の縮合を最後に行っても目的とするペプ
チド誘導体を製造することができる。
【0052】即ち、一般式 [式中、P2はα−アミノ保護基を示し、R4及びR5
前記の意味を有する]で表される化合物と一般式 [式中、A2 は前記の意味を有する]で表される化合物
又は必要に応じてその側鎖の官能基を保護した化合物と
をDCC法又はアジド法等により縮合し、N末端が保護
されたペプチド誘導体を得る。適当なα−アミノ保護基
は前述のウレタン型保護基から選択され、側鎖官能基、
例えば水酸基はベンジル又はtert−ブチルエーテル
として保護することができ、また、C末端カルボキシ基
はエステルとして保護することができる。例えばC末端
カルボキシ基がメチルエステル、エチルエステルとして
保護された場合、N末端アミノ保護基としてはZ基が好
ましい。Z基は接触水素化分解により容易に除去するこ
とができるが、この条件下でこれらC末端カルボキシ保
護基は安定である。本発明化合物[I]中のX2が硫黄
原子であるペプチド誘導体を得るには、化合物[XI
I]とC末端カルボキシ基を保護した化合物[XII
I]とを縮合させた後、ローエッソン(Lawesso
n)試薬等と反応させてアミド結合をチオアミド結合に
変換すればよい。該ペプチド誘導体のN末端アミノ保護
基を除去し、DCC法又はアジド法等により一般式 [式中、A1 、B及びR3は前記の意味を有する]で表さ
れる化合物と縮合を行い、N端側にペプチド鎖を伸長さ
せて目的とするペプチド誘導体を製造することができ
る。
【0053】以上の方法により製造されたペプチド誘導
体は、必要に応じてC末端及び側鎖の保護基を適切な方
法により除去することができる。例えば、カルボキシ基
がメチルエステル、エチルエステルとして保護されてい
る場合、アルカリ加水分解により容易に除去できる。即
ち、メタノール、エタノール、アセトン、1,4−ジオ
キサン、DMF等の溶媒中、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ水溶液を0℃〜
室温にて作用させることで除去できる。またベンジルエ
ステルの場合、接触水素化分解により保護基を除去でき
る。即ち、メタノール、エタノール、DMF、THF、
1,4−ジオキサン、酢酸等の溶媒中、パラジウム炭
素、パラジウム黒等の触媒存在下1〜4気圧の水素雰囲
気下接触水素化分解を行うことにより除去できる。また
水酸基がベンジルエーテルとして保護されている場合、
上記と同様にして接触水素化分解により保護基を除去す
ることができ、tert−ブチルエーテルとして保護さ
れている場合、TFA等の緩和な酸を作用させることに
より保護基を除去することができる。 [製法2]製法2は、製法1で製造されたペプチド誘導
体のN末端アミノ保護基を除去し、該ペプチドのN末端
にカルボン酸(R11CO2H)をDCC法等により縮合
させるか、又はアシルクロリド(R11COCl)、クロ
ロホルメート(R12OCOCl)、カルバモイルクロリ
ド(R1314NCOCl)等の酸塩化物を塩基の存在下
に反応させるか、又はイソシアナート(R13NCO)、
イソチオシアナート(R13NCS)を反応させて、N末
端がそれぞれアシル化、アルコキシカルボニル化、アリ
ールオキシカルボニル化、カルバモイル化又はチオカル
バモイル化されたペプチド誘導体を製造し、その後必要
に応じてC末端及び側鎖の保護基をアルカリ加水分解、
接触水素化分解により除去する方法である。上記式中、
11、R12、R13及びR14は前記の意味を有する。
【0054】N末端アミノ保護基は、例えばZ基の場合
接触水素化分解により容易に除去される。Boc基の場
合TFA等の比較的緩和な酸の作用により除去すること
ができる。上記の方法によりN末端アミノ保護基を除去
して得た該ペプチド誘導体とカルボン酸(R11CO
2H)との縮合は、製法1と同様の縮合法(例えばDC
C法等)により行うことができる。アシルクロリド(R
11COCl)、クロロホルメート(R12OCOCl)、
カルバモイルクロリド(R1314NCOCl)等の酸塩
化物との反応は、クロロホルム、ジクロロメタン、TH
F、1,4−ジオキサン、トルエン、ピリジン等の溶媒
中、TEA、DMAP、N−メチルモルホリン、ピリジ
ン等の塩基の存在下0℃〜溶媒の沸点温度にて行うこと
ができる。また、イソシアナート(R13NCO)、イソ
チオシアナート(R13NCS)との反応は、クロロホル
ム、ジクロロメタン、THF、1,4−ジオキサン、ト
ルエン等の溶媒中、0℃〜溶媒の沸点温度にて行うこと
ができる。
【0055】本製法で得られたペプチド誘導体は、必要
に応じてC末端及び側鎖の保護基を製法1と同様にして
アルカリ加水分解、接触水素化分解により除去すること
ができる。 [製法3]製法3は、製法1又は2で製造されるN末端
にアリールオキシカルボニル基を有するペプチド誘導体
と一級又は二級アミンR13NHR14(式中、R13及びR
14は前記の意味を有する)とを反応させてN末端がカル
バモイル基であるペプチド誘導体を製造し、その後必要
に応じてC末端及び/又は側鎖の保護基をアルカリ加水
分解、接触水素化分解により除去する方法である。
【0056】即ち、N末端にアリールオキシカルボニル
基を有するペプチド誘導体をクロロホルム、ジクロロメ
タン、THF、1,4−ジオキサン、トルエン、ピリジ
ン等の溶媒に溶解し、これに前記の一級又は二級アミン
を加え、更に必要に応じてTEA、DMAP等の三級ア
ミンを加えて、室温〜溶媒の沸点温度にて反応させるこ
とにより目的とするN末端にカルバモイル基を有するペ
プチド誘導体を製造することができる。該化合物は、そ
の後必要に応じてC末端及び側鎖の保護基を製法1と同
様にしてアルカリ加水分解、接触水素化分解により除去
することができる。 [製法4]製法4は、本発明の製造されるペプチド誘導
体がトリプトファン残基を含む場合、該化合物のインド
ール環1位のホルミル化を行う方法である。
【0057】即ち、例えば該ペプチド誘導体を−20℃
〜室温で、塩化水素で飽和されたギ酸で処理することに
よりホルミル化を行うことができる。 [製法5]製法5は、本発明のペプチド誘導体がセリン
残基を含む場合、適当な脱水剤の作用によりセリン残基
をデヒドロアラニン残基に変換し、その後必要に応じて
C末端カルボキシ保護基を除去する方法である。
【0058】即ち、セリン残基を含む該ペプチド誘導体
をジクロロメタン、クロロホルム、THF等の溶媒に溶
解し、TEAの存在下、室温にてN−フェニルトリフル
オロメタンスルホンイミドを作用させることにより目的
とするセリン残基をデヒドロアラニン残基に変換したペ
プチド誘導体を製造することができる。該化合物は、そ
の後必要に応じてC末端カルボキシ保護基を製法1と同
様にしてアルカリ加水分解等により除去することができ
る。 [製法6]製法6は、本発明のペプチド誘導体がトリプ
トファン残基を含む場合、該化合物のインドール環2位
の酸化を行う方法である。
【0059】即ち、例えば該ペプチド誘導体を0℃〜室
温で、ジメチルスルホキシド−濃塩酸−酢酸混合液にて
処理することによりインドール環2位の酸化を行うこと
ができる。 [製法7]製法7は、製法1〜6により製造されるペプ
チド誘導体のうちC末端カルボキシ基が無保護である化
合物を、アンモニア、一級若しくは二級アミン又はスル
ホンアミドとDCC法等、製法1と同様の方法により縮
合させ、目的とするペプチド誘導体を得る方法である。
【0060】上記製法における反応中間体及び目的物は
それ自体が公知の精製方法(例えば再結晶、再沈澱、分
配操作、順相若しくは逆相クロマトグラフィー又はイオ
ン交換クロマトグラフィー等)により精製することがで
きる。 (b)固相法目的とするペプチド誘導体は、例えば、ク
ロロメチル樹脂[バイオケミストリー(Biochem
istry),,1385(1964)]、オキシメ
チル樹脂[ケミストリー・アンド・インダストリー(C
hem.Ind.(London)),1966,15
97]、p−アルコキシベンジルアルコール樹脂[ジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ
(J.Am.Chem.Soc.),95,1328
(1973)]、官能化されたポリアミド樹脂[バイオ
オーガニック・ケミストリー(Bioorganic
Chemistry),,351−370(197
9)]等の不溶性担体上で逐次的に縮合反応を行うこと
により得られる。まずペプチド誘導体におけるC末端ア
ミノ酸に選択されたアミノ酸のα−アミノ基を保護し、
もし側鎖に反応性官能基が存在する場合にはその側鎖官
能基をも保護した後、公知の方法に従いカルボン酸エス
テルの形で不溶性担体に共有結合させる。次いで、α−
アミノ保護基を除去した後、次の配列順のアミノ保護誘
導体 (必要ならば側鎖官能基も保護する)を、例えば
DCC又はDIPC等の縮合剤及び必要ならばHOBT
・H2O等の添加剤と同時に加えて縮合させる。このア
ミノ保護誘導体はペンタフルオロフェニルエステル、酸
アジド等のようなカルボキシ活性化アミノ酸の形で使用
してもよい。このような脱保護及び縮合を繰返して目的
のペプチド誘導体を得る。アミノ保護基としては通常当
業界でよく知られているもの、例えばZ基、Boc基、
Fmoc基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基
及びp−ニトロベンジルオキシカルボニル基等のような
ウレタン型保護基から選択される。α−アミノ基の保護
に関してはFmoc基又はBoc基の使用が好適であ
る。Fmoc基は該縮合反応の後に比較的緩和な塩基の
作用、例えば20%ピペリジン−DMF溶液により容易
に除去することができ、一方、Boc基は比較的緩和な
酸の作用、例えばTFAにより容易に除去することがで
きる。
【0061】α−アミノ基の保護にFmoc基を使用す
る場合には、アスパラギン酸のカルボキシ基はtert
−ブチルエステル又はトリチルエステルとして、セリ
ン、イソセリン及びチロシンの水酸基はtert−ブチ
ルエーテルとして、ヒスチジンのイミダゾリル基はTr
t基で保護すればよい。これらの保護基はFmoc基除
去条件下では安定なため、ペプチド鎖伸長終了後、樹脂
より切り出したペプチド誘導体の全ての保護基をTFA
等の緩和な酸と処理することにより同時に除去すること
ができる。一方、α−アミノ基の保護にBoc基を使用
する場合には、セリン、イソセリン及びチロシンの水酸
基をベンジルエーテルとして、ヒスチジンのイミダゾリ
ル基をTos基で、トリプトファンのインドリル基をホ
ルミル基で保護すればよい。これらの保護基はBoc基
除去条件下では安定なため、ペプチド鎖伸長終了後、樹
脂より切り出したペプチド誘導体の全ての保護基を接触
水素化分解処理、ふっ化水素処理、トリフルオロメタン
スルホン酸トリメチルシリル−チオアニソール−TFA
処理[ケミカル・アンド・ファーマシューティカル・ブ
レチン(Chem.Pharm.Bull.),35
3447−52(1987)]等により、同時に除去す
ることができる。
【0062】ペプチド鎖伸長終了後のペプチド誘導体の
樹脂からの脱離は、当業者によく知られた種々の方法に
より行うことができる。例えば、樹脂としてp−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂を用いた場合には、TFA
等の緩和な酸の作用によりC末端がカルボキシ基のペプ
チド誘導体を得ることができる。一方、p−ニトロベン
ゾイルオキシム樹脂を用いれば、アンモニアを作用させ
て樹脂から切り出すことによりペプチドのアミド誘導体
を得ることができる。
【0063】反応混合物から担体樹脂を除くには、ペプ
チド成分を溶解できる溶媒に混合物を懸濁させてから樹
脂を濾別するか、又は樹脂及びペプチド成分を一旦沈澱
として試薬から分離し、次いでペプチド成分のみを酢酸
等に溶解して樹脂を濾別すればよい。樹脂を除去した後
に本発明化合物を単離、精製するためには、溶液を濃縮
後、残渣をそれ自体が公知の手段(例えば再結晶、再沈
澱、分配操作、順相若しくは逆相クロマトグラフィー又
はイオン交換クロマトグラフィー等)により行えばよ
い。
【0064】製法8及び9を例示し、固相法による本発
明化合物の製造法を更に詳細に説明する。 [製法8]本発明化合物のうち、N末端アミノ基がアシ
ル化されたペプチド誘導体は以下の方法で製造できる。
【0065】C末端アミノ酸に選択されたアミノ酸のα
−アミノ保護誘導体(側鎖官能基は必要に応じて、適当
な保護基により保護されている)を公知の方法に従いカ
ルボン酸エステルの形で不溶性担体に共有結合させ、α
−アミノ保護基を除去した後、次の配列順のアミノ酸の
α−アミノ保護誘導体(必要ならば側鎖官能基も保護す
る)をDCC又はDIPC等の縮合剤及び必要ならばH
OBT・H2O等の添加剤と同時に加えて縮合させる。
このアミノ保護誘導体はペンタフルオロフェニルエステ
ル、酸アジド、対称酸無水物等のカルボキシ活性化アミ
ノ酸の形で使用しても良い。このような脱保護及び縮合
を繰返して、目的のペプチド誘導体を得、N末端アミノ
保護基を除去した後、本発明化合物のN末端アシル基に
対応するカルボン酸(このカルボン酸も、カルボキシ活
性化体の形で使用しても良い)を上記アミノ保護誘導体
と同様に縮合させて、N末端アミノ基がアシル化された
ペプチド誘導体を得る。固相法担体にp−アルコキシベ
ンジルアルコール樹脂を用いた場合は、TFA処理する
ことにより樹脂からの脱離及び側鎖の保護基の除去が同
時に進行し、目的とするC末端がカルボキシ基で、且
つ、N末端アミノ基がアシル化されたペプチド誘導体を
得ることができる。樹脂及び側鎖の保護基の組合せを選
び、より緩和な条件で樹脂からの脱離を行えば、側鎖官
能基が保護され、且つ、C末端がカルボキシ基であるN
末端アミノ基がアシル化されたペプチド誘導体を得るこ
ともできる。更に、このC末端カルボキシ基を有するペ
プチド誘導体は液相法常法に従い、エステル若しくはア
ミドに変換した後、側鎖の保護基を除去して本発明化合
物を得ることができる。 [製法9]C末端がカルボキシ基である本発明化合物
は、固相法常法に従って樹脂上で相当するアミノ酸をC
末端から順次縮合させ、次いでこれにN末端アミノ酸に
選択されたアミノ酸のα−アミノ基を予め液相法常法に
従ってアシル化、アルコキシカルボニル化、アリールオ
キシカルボニル化、カルバモイル化又はチオカルバモイ
ル化しておいた化合物を縮合させ、その後にHF処理等
により樹脂上から側鎖官能基の保護基の除去を伴って該
ペプチド誘導体を脱離させることにより得ることができ
る。また、この製法においても、側鎖の保護基を除去せ
ずに樹脂上から該ペプチド誘導体を脱離させ、その後液
相法においてC末端カルボキシ基を有する該カルボン酸
化合物をエステル又はアミドに変換し、次いで保護基を
除去することにより、C末端にアルコキシカルボニル
基、ベンジルオキシカルボニル基又はカルバモイル基を
有し、且つ、N末端α−アミノ基がアシル化、アルコキ
シカルボニル化、アリールオキシカルボニル化、カルバ
モイル化又はチオカルバモイル化されたペプチド誘導体
を得ることができる。
【0066】以上の様にして製造されたペプチド誘導体
は、更に場合により、例えばナトリウム、カリウム、カ
ルシウム等のアルカリ又はアルカリ土類金属の塩、例え
ばジメチルアミン、TEA、ベンジルアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン等の非毒性有機アミンとの塩、例えばリ
ジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸との付加塩、例え
ばフェニルアラニンアミド、ロイシンアミド等のアミノ
酸のアミド誘導体との付加塩、例えば塩酸、硫酸等の鉱
酸との酸付加塩、例えばアスパラギン酸、グルタミン酸
等の酸性アミノ酸との酸付加塩、例えばマレイン酸、フ
マル酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸等の有機酸との酸
付加塩に導くことができる。
【0067】上記の製造法中に用いられる原料化合物と
しては市販の化合物を使用することができるが、以下の
原料化合物はそれぞれ公知の方法で製造したものを使用
した。
【0068】D−及びL−3−アミノ−4−フェニルブ
タン酸、D−3−アミノ−4−(3−インドリル)ブタ
ン酸[ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー
(J.Med.Chem.),13,177(197
0);テトラヘドロン(Tetrahedron),
,3509(1987)]D−N−メチルトリプトフ
ァンメチルエステル・塩酸塩[ヘルベティカ・キミカ・
アクタ(Helv.Chim.Acta),46,57
7(1963)]D−及びL−N−アミノプロリン[公
開特許公報、昭57−18611]cis−及びtra
ns−2−アミノシクロプロパンカルボン酸[ジャーナ
ル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.
Chem.),40,182(1975)]D−Nin
ジメトキシホスホリルトリプトファン[ジャーナル・オ
ブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Che
m.),54,1664(1989)]DL−3−(3
−エトキシカルボニルフェニル)アラニン及びDL−3
−(4−メトキシカルボニルフェニル)アラニン[シン
セシス(Synthesis),53(1984)]D
−3−(3−ベンゾ[b]チエニル)アラニン及びD−
3−(1,1−ジオキソ−3−ベンゾ[b]チエニル)
アラニン[ケミカル・アンド・ファーマシューティカル
・ブレタン(Chem.Pharm.Bull.),
,3149(1976)]2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジノカルボニルクロリド[ヘルベティカ・キ
ミカ・アクタ(Helv.Chim.Acta),
,2237(1978)]また、D−(S)−(5−
メチル−4−イミダゾリルメチル)システイン・二塩酸
塩、(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパンスルホ
ン酸及び(1,3−ジチオール−2−イリデン)マロン
酸水素メチルは後記参考例1〜3に記載した方法で製造
した。
【0069】尚、実施例により製造された化合物の構造
と対応する実施例No.及び化合物No.を以下の第1
〜4表に示す。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】
【表4】
【0074】
【表5】
【0075】
【表6】
【0076】
【表7】
【0077】
【表8】
【0078】
【表9】
【0079】
【表10】
【0080】
【表11】
【0081】
【表12】
【0082】
【表13】 尚、実施例102における化合物No.109Aと10
9Bの化合物は互いにジアステレオマーである。
【0083】次に、本発明のペプチド誘導体のエンドセ
リン拮抗作用について述べる。エンドセリン結合阻害試験 ブタ大動脈平滑筋組織を4℃
にて10mM MOPS pH7.4緩衝液中でポリト
ロンによりホモジェナイズした。ホモジネートにショ糖
を20%になるように加え、1000Xgにて15分間
遠心し、更に上澄を10000Xgにて15分間遠心し
た。この上澄を更に、90000Xgにて40分間遠心
し、得られた沈澱を5mM HEPES/Tris p
H7.4緩衝液中に懸濁させ25mg/mlになるよう
に膜分画を調製した。
【0084】この膜分画16μlを50mM Tris
/HCl pH7.4緩衝液A(10μM 塩化カルシ
ウム、10μM 塩化マグネシウム、0.1mM PM
SF、1μM ペプスタチンA、2μM ロイペプチ
ン、1mM 1,10−フェナンスロリン、0.1%
牛血清アルブミンを含む)340μl中に懸濁させた。
この懸濁液に、(A)最終濃度が0.2μMとなる非標
識エンドセリン−1(非特異的結合用)、(B)緩衝液
A(全結合用)、又は(C)最終濃度が1.1μM若し
くは10μMとなる試験化合物各々4μlを加え、更に
それぞれに 125I−エンドセリン−1(12000〜
18000cpm)40μlを加えた。これらの混合物
を25℃にて4時間インキュベーションし、グラスフィ
ルターGF/Cにて濾過を行い、5mM HEPES/
Tris pH7.4(0.3%牛血清アルブミンを含
む)にて洗浄後グラスフィルター上の放射能量の測定よ
り本発明化合物1.1μM若しくは10μMにおける
125I−エンドセリン−1結合阻害率D(%)を次式
により求めた。
【0085】
【数1】 これらの検定はすべて3重に行った。
【0086】第5表に示すように、本発明化合物は極め
て強いエンドセリン結合阻害活性を有することがわかっ
た。尚、試験化合物は化合物No.で示した。
【0087】
【表14】
【0088】
【表15】 ブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセリン収縮に対す
る作用ブタの冠状動脈を摘出後、幅1mm、長さ10m
mのラセン状標本を作製した。内皮細胞を剥離した標本
を95%O2、5%CO2の混合ガスで飽和したクレブス
・ヘンゼライト液を満たした5mlのマグヌス管に懸垂
し、張力の変化を等尺性に測定記録した。
【0089】エンドセリン−1を累積的にマグヌス管内
に加えることにより得られた用量反応曲線に対する本発
明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はエンド
セリン−1添加20分前にマグヌス管内に加えた。
【0090】第1〜3図に示すように、化合物No.5
0の化合物(2μM)(第1図)、化合物No.93の
化合物(6μM)(第2図)及び化合物No.121の
化合物(6μM)(第3図)はエンドセリン−1の用量
反応曲線を顕著に右方向へ移動し、その最大反応には影
響を与えなかった。また、本発明化合物は単独では上記
血管標本に対し何ら作用を示さなかった。以上のよう
に、本発明化合物は上記血管標本におけるエンドセリン
収縮に対し顕著な拮抗作用を示した。モルモット摘出気管筋標本におけるエンドセリン収縮に
対する作用 モルモットの気管を摘出後、気管を輪切りに
し、切片標本を作製した。上皮細胞を剥離した標本を9
5%O2、5%CO2の混合ガスで飽和したクレブス・ヘ
ンゼライト液を満した5mlのマグヌス管内に懸垂し、
張力の変化を等尺性に測定記録した。
【0091】エンドセリン−1を累積的にマグヌス管内
に加えることにより得られた用量反応曲線に対する本発
明化合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はエンド
セリン−1添加20分前にマグヌス管内に加えた。
【0092】第4〜6図に示すように、化合物No.5
0の化合物(6μM)(第4図)、化合物No.93の
化合物(6μM)(第5図)及び化合物No.121の
化合物(6μM)(第6図)は摘出気管筋標本における
エンドセリン−1の用量反応曲線を顕著に右方へ移動
し、その最大反応に対しては影響を与えなかった。ま
た、本発明化合物は単独では上記標本に対し何ら作用を
示さなかった。以上のように、本発明化合物は上記標本
におけるエンドセリン収縮に対し顕著な拮抗作用を示し
た。ラット摘出心臓におけるエンドセリンの灌流圧上昇作用
に対する効果 雄性スプラーグ・ドーリー(SD)系ラッ
トの心臓を摘出し、ランゲンドルフ法により心臓の灌流
圧を測定記録した。灌流圧は95%O2、5%CO2の混
合ガスで飽和したクレブス・ヘンゼライト液を10ml
/minの速度で灌流した状態を基本とした。
【0093】エンドセリン−1を累積的に灌流液中に加
えることにより得られた用量反応曲線に対する本発明化
合物の影響を検討した。尚、本発明化合物はエンドセリ
ン−1添加20分前より灌流液中に溶解し、用量反応曲
線が終了するまで持続添加した。
【0094】第7図及び第8図に示すように、化合物N
o.48の化合物(1μM)(第7図)及び化合物N
o.50の化合物(1μM)(第8図)はエンドセリン
−1の用量反応曲線を右方へ移動し、その最大反応には
影響を与えなかった。また、本発明化合物は単独では灌
流圧に何ら影響を与えなかった。以上のように、本発明
化合物は上記標本においてエンドセリンの灌流圧上昇作
用に対し顕著な拮抗作用を示した。
【0095】このように本発明化合物は優れたエンドセ
リン拮抗作用を有し、医薬品の分野で血管拡張剤及び気
管支拡張剤として有用であり、高血圧症、肺高血圧症、
レイノー病、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、
脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支喘息、エンドトキシン
ショック、エンドトキシンを起因とする多臓器不全や播
種性血管内凝固及び/又はシクロスポリン誘発の腎障害
や高血圧等の治療薬となり得る。このような疾患の治療
剤として使用する場合、本発明化合物は単独或は他の治
療薬と組合せて使用することもできる。
【0096】本発明化合物は、当分野で公知の固体又は
液体の賦形剤担体と混合し、非経口投与、経口投与又は
外部投与に適した医薬製剤の形で使用することができ
る。医薬製剤としては、例えば注射剤、吸入剤、シロッ
プ剤若しくは乳剤等の液剤、例えば錠剤、カプセル剤若
しくは粒剤等の固形剤又は例えば軟膏、座剤等の外用剤
等が挙げられる。また、これらの製剤には必要に応じて
助剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、吸収促進剤又は界面活
性剤等の通常使用される添加剤が含まれていてもよい。
添加剤としては注射用蒸留水、リンゲル液、グルコー
ス、ショ糖シロップ、ゼラチン、食用油、カカオ脂、エ
チレングリコール、ショ糖、とうもろこし澱粉、ステア
リン酸マグネシウム又はタルク等が挙げられる。
【0097】エンドセリン拮抗物質としての本発明化合
物の投与量は、投与方法、患者の年齢、体重、及び治療
する患者の容態等に応じて異なるが、成人に対する代表
的な投与方法は経口投与又は非経口投与であり、成人患
者に対して経口投与の場合1日あたり0.1〜100m
g/Kg体重であり、非経口投与の場合1日あたり0.
01〜10mg/Kg体重である。
【0098】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、もとより本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。 実施例1化合物1の合成 (1)Boc−Leu−DTrp−OMeの合成Boc
−Leu−OH・H2O 0.997gとDTrp−O
Me・HCl1.021gのジクロロメタン(10m
l)懸濁液に、アルゴン雰囲気下、TEA 0.6ml
及びHOBT・H2O 0.615gを加えた。更に氷
冷下、EDCI・HCl 0.769gを加え室温で1
6時間撹拌した。次いで、反応液を水、10%クエン酸
水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水
にて順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。こ
の溶液を減圧濃縮後、ヘキサンを加え結晶化し、目的物
1.665gを得た。
【0099】FAB−MS(m/e,(C233335
+H)+として):432 (2)Boc−Leu−DTrp−NHNH2の合成 (1)で得られた化合物430mgをDMF 10ml
に溶解し、ヒドラジン・一水和物1.0mlを加え室温
で終夜撹拌した。反応液にドライアイスを加え、次いで
この溶液を濃縮後、得られた残渣に水を加え結晶化し、
目的物406mgを得た。
【0100】FAB−MS(m/e,(C223354
+H)+として):432 (3)化合物1の合成 (2)で得られた化合物40.0mgをDMF 0.5
mlに溶解し、窒素雰囲気下、−60℃にて3.1M塩
化水素−1,4−ジオキサン溶液103μlを加えpH
を3に調整後、亜硝酸イソアミル15μlを加え反応液
を徐々に−20℃まで昇温し、30分間撹拌した。反応
液を再度−60℃に冷却し、TEA 70μl及びDβ
Aba−ONBu4(10%水酸化テトラブチルアンモ
ニウム水溶液260μl及びDβAba−OH 10.
5mgより製造)のDMF溶液0.5mlを加え、反応
液をゆっくり−20℃まで昇温したのち同温で終夜静置
した。溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し、10
%クエン酸水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を留去し得られた残渣を逆
相中圧液体クロマトグラフィー(ナカライテスク社製
コスモシール75C18−OPN/メタノール:水=2:
1)にて精製し、表題化合物44.1mgを無色粉末と
して得た。
【0101】融点:110.5−112.5℃ IR(KBr,cm-1):3412,2968,165
6,1524,1461,1395,1371,125
1,1167,741 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=7.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.7Hz),1.00−1.40
(3H,m),1.08(3H,d,J=6.6H
z),1.36(9H,s),2.09(1H,dd,
J=8.6Hz,15.2Hz),2.29(1H,d
d,J=4.9Hz,15.2Hz),2.87(1
H,dd,J=9.6Hz,14.4Hz),3.08
−3.20(1H,m),3.80−3.92(1H,
m),3.96−4.12(1H,m),4.32−
4.44(1H,m),6.87(1H,d,J=7.
0Hz),6.93(1H,t,J=7.3Hz),
7.02(1H,t,J=7.3Hz),7.06(1
H,d,J=1.7Hz),7.28(1H,d,J=
7.3Hz),7.55(1H,d,J=7.3H
z),7.85(1H,d,J=7.3Hz),7.9
9(1H,d,J=8.1Hz),10.78(1H,
d,J=1.7Hz),12.15(1H,brs)以
下の実施例2〜23及び27では、それぞれ対応するア
ミノ酸のテトラブチルアンモニウム塩を用い、実施例2
4〜26ではトリエチルアンモニウム塩を用い、実施例
1−(3)と同様な反応を行って化合物2〜27を合成
した。 実施例2化合物2 融点:174−176℃ IR(KBr,cm-1):3424,2962,166
5,1515,1464,1440,1395,137
1,1344,1248 FAB−MS(m/e,(C334156+H)+とし
て):604 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67−0.78(6H,m),1.04−
1.40(2H,m),1.35(9H,s),1.5
1−1.65(1H,m),2.80−2.93(1
H,m),3.14−3.40(3H,m),3.84
−3.95(1H,m),4.46−4.62(2H,
m),6.79(1H,d,J=7.5Hz),6.9
1−7.13(5H,m),7.17(1H,d,J=
1.5Hz),7.29(1H,d,J=7.9H
z),7.33(1H,d,J=7.9Hz),7.5
2(1H,d,J=7.9Hz),7.57(1H,
d,J=7.9Hz),7.96(1H,d,J=8.
0Hz),8.15(1H,d,J=7.3Hz),1
0.78(1H,brs),10.82(1H,br
s),12.28(1H,brs) 実施例3化合物3 融点:99−102℃ IR(KBr,cm-1):3412,3058,296
2,2872,1662,1521,1464,139
5,1371,1248 高分解能FAB−MS(m/e,(C284246
H)+として): 計算値 531.3182 測定値 531.3183 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.80(6H,m),0.84(3
H,d,J=6.4Hz),0.90(3H,d,J=
6.4Hz),1.02−1.25(3H,m),1.
33(9H,s),1.49−1.78(3H,m),
2.85(1H,dd,J=10.1Hz,14.5H
z),3.15−3.40(1H,m),3.80−
3.90(1H,m),4.18−4.30(1H,
m),4.48−4.60(1H,m),6.80(1
H,d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=
7.6Hz),7.02(1H,t,J=7.6H
z),7.08(1H,d,J=1.9Hz),7.2
8(1H,d,J=7.6Hz),7.57(1H,
d,J=7.6Hz),7.99(1H,d,J=8.
3Hz),8.02(1H,d,J=8.8Hz),1
0.78(1H,d,J=1.9Hz) 実施例4化合物4 融点:127−138℃ IR(KBr,cm-1):3406,2926,166
2,1515,1395,1371,1107 高分解能FAB−MS(m/e,(C283866
H)+として): 計算値 555.2931 測定値 555.2953 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69−0.82(6H,m),1.03−
1.21(3H,m),1.32(9H,s),2.8
2−3.02(3H,m),3.15(1H,dd,J
=3.6Hz,14.6Hz),3.91(1H,dd
d,J=5.8Hz,7.5Hz,7.8Hz),4.
20−4.26(1H,m),4.48(1H,dd
d,J=3.6Hz,8.1Hz,10.3Hz),
6.75(1H,d,J=7.5Hz),6.75(1
H,s),6.93(1H,t,J=7.5Hz),
7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.07(1
H,d,J=1.5Hz),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.50(1H,s),7.55(1
H,d,J=8.1Hz),7.98(1H,d,J=
8.1Hz),8.03(1H,d,J=7.5H
z),10.78(1H,d,J=1.5Hz) 実施例5化合物5 融点:100−108℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,169
8,1659,1530,1371,1251,116
7,741 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.3Hz),0.7
1(3H,d,J=5.3Hz),1.08−1.29
(3H,m),1.35(9H,s),1.56−1.
71(2H,m),2.17(2H,t,J=7.5H
z),2.86(1H,dd,J=8.8Hz,15.
0Hz),2.93−3.06(1H,m),3.06
−3.25(2H,m),3.80−3.89(1H,
m),4.34−4.44(1H,m),6.92−
7.00(2H,m),7.02(1H,t,J=7.
9Hz),7.05(1H,d,J=2.2Hz),
7.28(1H,d,J=7.9Hz),7.53(1
H,d,J=7.9Hz),7.80(1H,t,J=
5.5Hz),8.09(1H,d,J=8.0H
z),10.77(1H,d,J=2.2Hz),1
2.03(1H,brs) 実施例6化合物6 融点:90−94℃ IR(KBr,cm-1):3346,2938,170
1,1653,1539,1371,1251,116
7,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C284246
H)+として): 計算値 531.3182 測定値 531.3180 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=4.6Hz),0.7
2(3H,d,J=4.6Hz),1.10−1.31
(7H,m),1.36(9H,s),1.42−1.
55(2H,m),2.15(2H,t,J=7.2H
z),2.87(1H,dd,J=11.0Hz,1
5.0Hz),2.93−3.24(3H,m),3.
80−3.90(1H,m),4.32−4.44(1
H,m),6.94(1H,t,J=7.6Hz),
6.93−7.00(1H,m),7.02(1H,
t,J=7.6Hz),7.05(1H,brs),
7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.53(1
H,d,J=7.6Hz),7.74(1H,t,J=
3.6Hz),8.11(1H,d,J=8.7H
z),10.78(1H,brs) 実施例7化合物7 融点:175−179℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,165
9,1518,1371,1251,1164,104
7,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C253647
H)+として): 計算値 505.2662 測定値 505.2661 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(6H,d,J=6.7Hz),1.1
0−1.40(3H,m),1.35(9H,s),
2.96(1H,dd,J=8.8Hz,14.9H
z),3.15−3.26(1H,m),3.30−
3.66(2H,m),3.88−4.00(2H,
m),4.50−4.60(1H,m),6.74(1
H,d,J=8.5Hz),6.93(1H,t,J=
7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.8H
z),7.10(1H,brs),7.28(1H,
d,J=7.8Hz),7.56(1H,d,J=7.
8Hz),7.58−7.70(1H,m),7.93
−7.99(1H,m),10.79(1H,brs) 実施例8化合物8 融点:94−95℃ IR(KBr,cm-1):3334,2956,170
4,1527,1461,1395,1371,125
1,1167 FAB−MS(m/e,(C364958+H)+とし
て):680 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.1Hz),0.6
9(3H,d,J=6.1Hz),1.04−1.80
(9H,m),1.33(9H,s),2,86(1
H,dd,J=10.5Hz,18.6Hz),2,9
1−3.10(3H,m),3.82−3.93(1
H,m),4.09−4.17(1H,m),4.50
−4.60(1H,m),4.99(2H,s),6.
75(1H,d,J=7.9Hz),6.93(1H,
t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.
8Hz),7.07(1H,d,J=2.0Hz),
7.22(1H,t,J=5.5Hz),7.25−
7.40(7H,m),7.57(1H,d,J=7.
8Hz),7.96−8.03(2H,m),10.7
7(1H,d,J=2.0Hz) 実施例9化合物9 融点:107−120℃ IR(KBr,cm-1):3358,2962,167
7,1524,1173,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C263757
H)+として): 計算値 532.2771 測定値 532.2763 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.4Hz),1.0
5−1.40(3H,m),1.34(9H,s),
2.43(1H,dd,J=6.4Hz,15.6H
z),2.62(1H,dd,J=6.3Hz,15.
6Hz),2.87(1H,dd,J=10.1Hz,
14.6Hz),3.15(1H,dd,J=3.6H
z,14.6Hz),4.48−4.62(3H,
m),6.73(1H,d,J=7.8Hz),6.8
9(1H,brs),6.93(1H,t,J=7.9
Hz),7.02(1H,t,J=7.9Hz),7.
08(1H,d,J=2.0Hz),7.28(1H,
d,J=7.9Hz),7.35(1H,brs),
7.58(1H,d,J=7.9Hz),7.95(1
H,d,J=8.3Hz),8.24(1H,d,J=
7.8Hz),10.77(1H,d,J=2.0H
z) 実施例10化合物10 融点:146−155℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,166
8,1524,1167,745 FAB−MS(m/e,(C273957+H)+とし
て):546 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(6H,d,J=6.4Hz),1.0
0−1.40(3H,m),1.33(9H,s),
1.78−1.90(1H,m),1.90−2.08
(1H,m),2.16(2H,t,J=7.9H
z),2.87(1H,dd,J=10.8Hz,1
4.4Hz),3.19(1H,dd,J=3.7H
z,14.4Hz),3.70−3.90(1H,
m),4.15−4.25(1H,m),4.50−
4.60(1H,m),6.76(1H,brs),
6.77(1H,d,J=7.3Hz),6.94(1
H,t,J=7.8Hz),7.03(1H,t,J=
7.8Hz),7.08(1H,d,J=1.8H
z),7.23(1H,brs),7.29(1H,
d,J=7.8Hz),7.59(1H,d,J=7.
8Hz),7.97(1H,d,J=8.3Hz),
8.17(1H,d,J=7.6Hz),10.77
(1H,d,J=1.8Hz) 実施例11化合物11 融点:113.5−115.5℃ IR(KBr,cm-1):3352,2962,166
2,1518,1461,1395,1371,124
8,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C284246
H)+として): 計算値 531.3182 測定値 531.3203 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.95(9H,m),1.05−
1.45(7H,m),1.33(9H,s),1.5
0−1.80(2H,m),2.87(1H,dd,J
=9.9Hz,14.3Hz),3.18(1H,d
d,J=3.1Hz,14.3Hz),3.80−3.
93(1H,m),4.06−4.17(1H,m),
4.48−4.58(1H,m),6.77(1H,
d,J=7.6Hz),6.93(1H,t,J=7.
4Hz),7.02(1H,t,J=7.4Hz),
7.07(1H,brs),7.28(1H,d,J=
7.4Hz),7.57(1H,d,J=7.4H
z),7.98(1H,d,J=6.8Hz),7.9
9(1H,d,J=8.0Hz),10.78(1H,
brs) 旋光度:[α]D=+9.7°(20℃,c 0.4
0,MeOH) 実施例12化合物12 融点:129−131℃ IR(KBr,cm-1):3424,2926,169
8,1554,1392,1371,1254,116
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C293646
H)+として): 計算値 537.2713 測定値 537.2712 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.90(6H,m),1.08−
1.42(3H,m),1.31(9H,s),3.0
0(1H,dd,J=9.8Hz,14.7Hz),
3.11−3.42(1H,m),3.87−3.98
(1H,m),4.60−4.74(1H,m),6.
88−7.06(1H,m),6.93(1H,t,J
=7.4Hz),7.02(1H,t,J=7.4H
z),7.12(1H,brs),7.29(1H,
d,J=7.4Hz),7.36(1H,t,J=8.
1Hz),7.53−7.67(1H,m),7.60
(1H,d,J=7.4Hz),7.75+7.84
(1H,d×2,J=8.1Hz,J=8.1Hz),
8.13+8.20(1H,s×2),8.26(1
H,d,J=7.6Hz),9.98+10.18(1
H,s×2),10.82(1H,brs) 実施例13化合物13 融点:97−103℃ IR(KBr,cm-1):3358,3058,296
2,2878,1668,1521,1464,139
5,1371,1344 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69−0.81(6H,m),1.01−
1.52(3H,m),1.35(3H,s),1.3
8(9H,s),1.41(3H,s),2.88(1
H,dd,J=10.4Hz,14.6Hz),3.2
5−3.40(1H,m),3.80−3.91(1
H,m),4.42−4.55(1H,m),6.89
(1H,d,J=6.8Hz),6.97(1H,t,
J=7.4Hz),7.06(1H,t,J=7.4H
z),7.11(1H,d,J=1.9Hz),7.3
2(1H,d,J=7.4Hz),7.59(1H,
d,J=7.4Hz),7.87(1H,s),8.1
1(1H,d,J=8.3Hz),10.81(1H,
d,J=1.9Hz),12.11(1H,brs) 実施例14化合物14 融点:121.5−132.5℃ IR(KBr,cm-1):3328,3064,296
2,1656,1524,1461,1395,137
1,1248,1164,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C314046
H)+として): 計算値 565.3026 測定値 565.3047 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.63−0.80(6H,m),0.98−
1.30(3H,m),1.29+1.33(9H,s
×2),2.54−2.64(1H,m),2.64−
2.76(1H,m),2.76−2.93(1H,
m),3.08−3.20(1H,m),3.81−
3.93(1H,m),4.37−4.54(1H,
m),5.12−5.27(1H,m).6.77+
6.87−7.11(4H,d,m,J=7.6H
z),7.15−7.40(6H,m),7.50+
7.56(1H,d×2,J=7.8Hz,J=7.6
Hz),7.96+8.13(1H,d×2,J=7.
6Hz,J=7.3Hz),8.25+8.31(1
H,d×2,J=7.8Hz,J=8.1Hz),1
0.77(1H,brs),12.20(1H,br
s) 旋光度:[α]D=+13.8°(20℃,c 0.3
6,MeOH) 実施例15化合物 15 融点:108−122℃ IR(KBr,cm-1):3340,2962,166
8,1521,1395,1371,1251,116
4,741,700 高分解能FAB−MS(m/e,(C293846S+
H)+として): 計算値 571.2590 測定値 571.2599 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=6.4Hz),0.9
7−1.35(3H,m),1.34(9H,s),
2.70−3.33(4H,m),3.84−3.97
(1H,m),4.36−4.49(1H,m),4.
49−4.61(1H,m),6.69+6.75(1
H,d×2,J=7.8Hz,J=7.5Hz),6.
83−7.09(5H,m),7.26−7.34(2
H,m),7.52−7.59(1H,m),7.94
+7.96(1H,d×2,J=8.1Hz,J=7.
8Hz),8.22+8.32(1H,d×2,J=
8.0Hz,J=7.5Hz),10.75+10.7
7(1H,d×2,J=1.2Hz,J=1.7Hz)
旋光度:[α]D=+7.2°(20℃,c 0.3
3,MeOH) 実施例16化合物16 融点:111−116.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,166
5,1515,1461,1395,1371,124
8,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C283756S+
H)+として): 計算値 572.2543 測定値 572.2574 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.3Hz),0.7
6(3H,d,J=6.6Hz),0.99−1.24
(3H,m),1.34(9H,s),2.70−2.
83(1H,m),2.84−3.07(1H,m),
3.10−3.54(2H,m),3.82−3.98
(1H,m),4.47−4.58(1H,m),4.
60−4.71(1H,m),6.68+6.74(1
H,d×2,J=8.6Hz,J=7.6Hz),6.
89−7.10(3H,m),7.24−7.31(1
H,m),7.48−7.59(2H,m),7.66
−7.73(1H,m),7.93+7.96(1H,
d×2,J=8.8Hz,J=8.2Hz),8.35
+8.45(1H,d×2,J=8.0Hz,J=8.
6Hz),10.74+10.76(1H,d×2,J
=1.3Hz,J=1.3Hz),12.87(1H,
brs) 旋光度:[α]D=+7.8°(20℃,c 0.4
1,MeOH) 実施例17化合物17 融点:118.5−122℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,166
5,1521,1371,1248,1164 高分解能FAB−MS(m/e,(C253647
H)+として): 計算値 505.2662 測定値 505.2691 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.62−0.87(6H,m),1.03−
1.51(3H,m),1.35(9H,s),2.7
9−2.99(1H,m),3.02−3.54(4
H,m),3.76−4.11(2H,m),4.35
−4.60(1H,m),6.73−6.86(1H,
m),6.93(1H,t,J=7.4Hz),7.0
2(1H,t,J=7.4Hz),7.08(1H,b
rs),7.28(1H,d,J=7.4Hz),7.
47−7.62(1H,m),7.89−8.16(2
H,m),10.66−10.85(1H,m) 旋光度:[α]D=+8.5°(20℃,c 0.3
9,MeOH) 実施例18化合物18 融点:97−110℃ IR(KBr,cm-1):3280,2962,287
8,1662,1578,1464,1389,137
1,1254,1167,1104,1050,741 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68−0.76(6H,m),1.15−
1.24(6H,m),1.35(9H,s),2.0
1−2.28(1H,m),2.86(1H,dd,J
=10.4Hz,14.5Hz),2.96−3.20
(3H,m),3.82−3.96(1H,m),4.
32−4.44(1H,m),6.90(1H,d,J
=7.5Hz),6.93(1H,t,J=7.5H
z),7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.0
6(1H,d,J=1.5Hz),7.27(1H,
d,J=7.5Hz),7.53(1H,d,J=7.
5Hz),7.99−8.13(2H,m),10.7
9(1H,d,J=1.5Hz) 実施例19化合物19 融点:53−56℃ IR(KBr,cm-1):3256,2962,285
4,1695,1581,1389,1251,116
7,1125,1071 高分解能FAB−MS(m/e,(C344356
H)+として): 計算値 618.3292 測定値 618.3276 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.7Hz),0.7
3(3H,d,J=5.9Hz),1.04−1.24
(3H,m),1.35(9H,s),2.20−2.
34(2H,m),2.74−2.96(2H,m),
3.01−3.20(2H,m),3.80−3.92
(1H,m),4.20−4.36(1H,m),4.
36−4.53(1H,m),6.85(1H,d,J
=7.8Hz),6.93(1H,t,J=7.5H
z),6.96(1H,t,J=7.5Hz),7.0
1(1H,t,J=7.5Hz),7.05(1H,
t,J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=1.
8Hz),7.12(1H,d,J=1.8Hz),
7.28(1H,d,J=7.5Hz),7.32(1
H,d,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),7.62(1H,d,J=7.5H
z),7.90(1H,d,J=8.4Hz),7.8
0−8.08(1H,m),10.77(1H,d,J
=1.8Hz),10.80(1H,d,J=1.8H
z) 実施例20化合物20 融点:112−120℃ IR(KBr,cm-1):3346,3064,296
2,1656,1527,1461,1443,139
5,1371,1344,1251,1164,110
4,1047 FAB−MS(m/e,(C324246+H)+とし
て):579 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=6.1Hz),0.7
3(3H,d,J=6.4Hz),1.04−1.24
(3H,m),1.37(9H,s),2.22−2.
36(2H,m),2.67−2.82(2H,m),
2.83(1H,dd,J=9.5Hz,14.5H
z),3.05(1H,dd,J=4.1Hz,14.
5Hz),3.82−3.96(1H,m),4.18
−4.32(1H,m),4.42(1H,ddd,J
=4.1Hz,8.4Hz,9.5Hz),6.79
(1H,d,J=7.8Hz),6.94(1H,t,
J=7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.2Hz),7.1
2−7.22(3H,m),7.22−7.34(3
H,m),7.55(1H,d,J=7.5Hz),
7.87(1H,d,J=7.8Hz),7.93(1
H,d,J=8.4Hz),10.77(1H,d,J
=1.2Hz),12.18(1H,brs) 実施例21化合物21 融点:109−114℃ IR(KBr,cm-1):3346,2926,170
0,1665,1524,1164,740 高分解能FAB−MS(m/e,(C324246
H)+として): 計算値 579.3182 測定値 579.3206 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.5Hz),0.7
1(3H,d,J=5.6Hz),1.04−1.24
(3H,m),1.36(9H,s),2.32−2.
43(2H,m),2.61−2.81(3H,m),
2.97(1H,dd,J=4.2Hz,14.5H
z),3.77−3.96(1H,m),4.12−
4.33(1H,m),4.29−4.48(1H,
m),6.81(1H,d,J=7.2Hz),6.9
7(1H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,
t,J=7.5Hz),7.09−7.25(5H,
m),7.14(1H,d,J=1.2Hz),7.2
8(1H,d,J=7.5Hz),7.51(1H,
d,J=7.5Hz),7.84(1H,d,J=8.
1Hz),7.96(1H,d,J=8.7Hz),1
0.75(1H,d,J=1.2Hz),12.20
(1H,brs) 実施例22化合物22 融点:117−123℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,292
6,1677,1515,1170,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C304266S+
H)+として): 計算値 615.2964 測定値 615.2960 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.4Hz),0.7
1(3H,d,J=6.4Hz),1.05−1.40
(3H,m),1.33(9H,s),2.18(3
H,s),2.75−3.25(4H,m),3.77
(2H,s),3.87−3.95(1H,m),4.
37−4.45(1H,m),4.55−4.63(1
H,m),6.77(1H,d,J=8.1Hz),
6.94(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1
H,t,J=7.6Hz),7.10(1H,d,J=
2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.6H
z),7.59(1H,d,J=7.6Hz),8.0
4(1H,d,J=8.4Hz),8.12(1H,
s),8.45(1H,d,J=7.8Hz),10.
80(1H,d,J=2.0Hz) 実施例23化合物23 融点:130−132℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,166
2,1539,1461,1395,1371,125
1,1164,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C263757
H)+として): 計算値 532.2772 測定値 532.2781 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.7Hz),0.7
2(3H,d,J=6.7Hz),1.06−1.40
(3H,m),1.33(9H,s),2.92(1
H,dd,J=9.0Hz,14.6Hz),3.17
(1H,dd,J=3.6Hz,14.6Hz),3.
66(1H,dd,J=5.9Hz,14.6Hz),
3.73(2H,d,J=5.9Hz),3.78(1
H,dd,J=5.9Hz,16.4Hz),3.89
(1H,q,J=7.5Hz),4.47(1H,d
t,J=3.6Hz,9.0Hz),6.86(1H,
d,J=7.5Hz),6.93(1H,t,J=7.
5Hz),7.02(1H,t,J=7.5Hz),
7.09(1H,d,J=1.9Hz),7.28(1
H,d,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),8.00(1H,t,J=5.9H
z),8.08(1H,d,J=9.0Hz),8.2
5(1H,t,J=5.9Hz),10.78(1H,
d,J=1.9Hz),12.50(1H,brs) 旋光度:[α]D=+3.6°(20℃,c 0.5
2,MeOH) 実施例24化合物24 融点:166℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3430,2962,166
2,1530,1461,1395,1371,119
7,1047 FAB−MS(m/e,(C233447S・C615
N+H)+として):612 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.3Hz),0.7
2(3H,d,J=6.3Hz),1.06−1.42
(3H,m),1.16(9H,t,J=7.2H
z),1.34(9H,s),2.91(1H,dd,
J=9.0Hz,14.4Hz),3.05−3.20
(1H,m),3.07(6H,q,J=7.2H
z),3.80−4.00(3H,m),4.50−
4.60(1H,m),6.75(1H,d,J=8.
1Hz),6.92(1H,t,J=7.7Hz),
7.01(1H,t,J=7.7Hz),7.14(1
H,d,J=1.6Hz),7.27(1H,d,J=
7.7Hz),7.56(1H,d,J=7.7H
z),7.85(1H,d,J=8.7Hz),8.1
8−8.26(1H,m),10.76(1H,d,J
=1.6Hz) 実施例25化合物25 融点:112−120℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,165
9,1530,1464,1371,1248,121
5,1167,1041 高分解能FAB−MS(m/e,(C243647S・
615N+Na)+として): 計算値 648.3406 測定値 648.3361 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.7
3(3H,d,J=5.8Hz),1.15(9H,
t,J=7.4Hz),1.15−1.30(3H,
m),1.34(9H,s),2.50−2.60(2
H,m),2.88(1H,dd,J=8.7Hz,1
4.2Hz),3.06(6H,q,J=7.4H
z),3.12−3.24(1H,m),3.48−
3.60(2H,m),3.80−3.93(1H,
m),4.32−4.43(1H,m),6.85(1
H,d,J=6.7Hz),6.94(1H,t,J=
7.7Hz),7.02(1H,t,J=7.7H
z),7.04(1H,d,J=1.8Hz),7.2
8(1H,d,J=7.7Hz),7.53(1H,
d,J=7.7Hz),7.82(1H,t,J=5.
1Hz),8.02(1H,d,J=7.7Hz),1
0.78(1H,d,J=1.8Hz) 実施例26化合物26 融点:95−100℃ IR(KBr,cm-1):3424,2968,165
6,1521,1170,1038,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C314247S+
H)+として): 計算値 615.2852 測定値 615.2827 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.74(3H,d,J=6.1Hz),0.7
5(3H,d,J=6.1Hz),1.10−1.40
(3H,m),1.17(9H,t,J=7.3H
z),1.37(9H,s),2.45−2.55(2
H,m),2.78−2.90(2H,m),3.05
−3.20(8H,m),3.90−3.98(1H,
m),4.12−4.22(1H,m),4.34−
4.40(1H,m),6.72(1H,d,J=8.
3Hz),6.93(1H,t,J=7.5Hz),
7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.08(1
H,d,J=1.5Hz),7.14−7.24(5
H,m),7.28(1H,d,J=7.5Hz),
7.55(1H,d,J=7.5Hz),7.87(1
H,d,J=7.3Hz),7.89(1H,d,J=
6.7Hz),10.76(1H,d,J=1.5H
z) 実施例27化合物27 IR(KBr,cm-1):3412,2962,171
3,1656,1395,1248,1167,111
0 高分解能FAB−MS(m/e,(C243747P+
H)+として): 計算値 525.2479 測定値 525.2502 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68−0.80(6H,m),0.90−
1.00(12H,t,J=7.3Hz),1.15−
1.65(21H,m),1.36(9H,s),2.
85−3.00(1H,m),3.10−3.50(1
1H,m),3.82−3.95(1H,m),4.3
5−4.48(1H,m),6.90−7.00(2
H,m),7.02(1H,t,J=7.7Hz),
7.06(1H,brs),7.29(1H,d,J=
7.7Hz),7.54(1H,d,J=7.7H
z),7.89−8.02(1H,m),8.03−
8.13(1H,m),10.80(1H,brs) 実施例28化合物28の合成 原料化合物としてBoc−Nva−OH及びβAla−
OHを用い、実施例1と同様な反応を行って化合物28
を合成した。
【0102】融点:91−93.5℃ IR(KBr,cm-1):3406,2968,165
6,1530,1461,1395,1371,125
1,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C243446
H)+として): 計算値 475.2556 測定値 475.2543 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,t,J=7.2Hz),0.8
0−1.05(2H,m),1.20−1.48(2
H,m),1.36(9H,s),2.35(2H,d
t,J=3.2Hz,7.1Hz),2.86(1H,
dd,J=9.8Hz,14.4Hz),3.08−
3.42(3H,m),3.77−3.88(1H,
m),4.34−4.47(1H,m),6.86(1
H,d,J=7.1Hz),6.94(1H,t,J=
7.6Hz),7.03(1H,t,J=7.6H
z),7.06(1H,d,J=2.1Hz),7.2
9(1H,d,J=7.6Hz),7.54(1H,
d,J=7.6Hz),7.92(1H,t,J=5.
5Hz),8.07(1H,d,J=8.1Hz),1
0.77(1H,d,J=2.1Hz),12.20
(1H,brs) 旋光度:[α]D=+6.9°(20℃,c 0.6
3,MeOH) 実施例29化合物29の合成 (1)Boc−Leu−DTrp−βAla−OEtの
合成 実施例1−(2)で得られたBoc−Leu−DTrp
−NHNH2 39mgのDMF 0.50ml溶液に
−60℃にて 3.1M塩化水素−1,4−ジオキサン
溶液81μlを加えた。反応液を−20℃に昇温させた
後、亜硝酸イソアミル15μlを加え−20℃〜−15
℃にて1時間撹拌した。反応液を−60℃に冷却し、β
Ala−OEt・HCl 17mgのDMF 0.50
ml溶液及びTEA 50μlを加え、その後5℃にて
終夜撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水を加えジ
クロロメタンにて抽出した。有機層を水洗、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣を分取薄層クロ
マトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60F254
クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製し、目
的物41mgを得た。 (2)化合物29の合成 (1)で得られた化合物20mgのエタノール0.20
ml 溶液に、氷冷下、1N水酸化ナトリウム水溶液4
5μlを加え同温で30分間、室温にて2時間撹拌し
た。反応液に水を加えジクロロメタンにて洗浄した。水
層は10%クエン酸水溶液にてpH 3に調整し、ジク
ロロメタンにて抽出した。有機層を水洗、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、表題化合物18mgを
無色粉末として得た。
【0103】融点:103−107℃ IR(KBr,cm-1):3406,2962,165
6,1527,1461,1395,1371,125
1,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C253646
H)+として): 計算値 489.2713 測定値 489.2701 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.9Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),1.08−1.28
(3H,m),1.35(9H,s),2.24−2.
44(2H,m),2.86(1H,dd,J=9.7
Hz,14.4Hz),3.10−3.25(3H,
m),3.83−3.90(1H,m),4.34−
4.45(1H,m),6.93(1H,d,J=6.
8Hz),6.94(1H,t,J=8.0Hz),
7.02(1H,t,J=8.0Hz),7.05(1
H,d,J=1.9Hz),7.29(1H,d,J=
8.0Hz),7.53(1H,d,J=8.0H
z),7.90(1H,t,J=5.7Hz),8.0
9(1H,d,J=8.4Hz),10.78(1H,
d,J=1.9Hz) 実施例30化合物30の合成 原料化合物としてBoc−MeLeu−OHを用い、実
施例1−(1)、(2)及び実施例29と同様な反応を
行って化合物30を合成した。
【0104】融点:87.5−89.0℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,167
1,1521,1458,1395,1371,134
1,1326,1155 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.79(6H,brs),1.10−1.42
(3H,m),1.34+1.36(9H,brs×
2),2.33(2H,t,J=7.0Hz),2.5
8+2.60(3H,brs×2),2.86−3.0
3(1H,m),3.06(1H,dd,J=5.0H
z,14.3Hz),3.17−3.34(2H,
m),4.26−4.60(2H,m),6.94(1
H,t,J=7.7Hz),7.03(1H,t,J=
7.7Hz),7.07(1H,d,J=1.9H
z),7.29(1H,d,J=7.7Hz),7.5
6(1H,d,J=7.7Hz),7.62−7.74
+7.76−7.90(1H,m×2),7.94−
8.14(1H,m),10.79(1H,brs),
12.19(1H,brs) 旋光度:[α]D=−10.5°(20℃,c 0.8
6,MeOH) 実施例31化合物31の合成 原料化合物としてGly−OEt・HClを用い、実施
例29と同様な反応を行って化合物31を合成した。
【0105】融点:108−124℃ IR(KBr,cm-1):3346,2962,166
5,1530,1395,1371,1251,116
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C243446
H)+として): 計算値 475.2556 測定値 475.2561 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.1Hz),1.07−1.32
(3H,m),1.34(9H,s),2.89(1
H,dd,J=10.0Hz,14.4Hz),3.3
4−3.49(1H,m),3.70(1H,dd,J
=5.7Hz,17.6Hz),3.80(1H,d
d,J=5.7Hz,17.6Hz),3.80−3.
93(1H,m),4.44−4.55(1H,m),
6.87(1H,d,J=7.6Hz),6.94(1
H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,t,J=
7.6Hz),7.08(1H,d,J=2.0H
z),7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.5
5(1H,d,J=7.6Hz),8.13(1H,
d,J=7.9Hz),8.24(1H,t,J=5.
7Hz),10.78(1H,d,J=2.0Hz) 実施例32化合物32の合成 原料化合物としてDMeTrp−OMe・HClを用
い、実施例1−(1)、(2)及び実施例29と同様な
反応を行って化合物32を合成した。
【0106】融点:110−113℃ IR(KBr,cm-1):3352,2962,293
2,1653,1536,1461,1398,137
1,1251,1167,1104,741 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.54(3H,d,J=6.6Hz),0.5
7(3H,d,J=6.6Hz),0.77−0.93
(2H,m),0.93−1.08(1H,m),1.
33(9H,s),2.28−2.40(2H,m),
2.90(3H,s),3.05−3.40(4H,
m),4.10−4.20(1H,m),5.33(1
H,dd,J=4.1Hz,11.3Hz),6.79
(1H,d,J=6.5Hz),6.92(1H,t,
J=7.3Hz),7.02(1H,t,J=7.3H
z),7.04(1H,brs),7.27(1H,
d,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=7.
3Hz),7.73−7.78(1H,m),10.7
9(1H,brs) 実施例33化合物33の合成 (1)Iva−Leu−DTrp−OHの合成 実施例1−(1)に従って合成されたBoc−Leu−
DTrp−OMe 1.50gに氷冷下、20%エタン
ジチオール−TFA溶液10mlを加え、0℃にて15
分間、続いて室温にて15分間撹拌した。この溶液を減
圧濃縮後トルエンを加え再び減圧濃縮し、この操作を3
回繰返した。得られた残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後溶媒を減圧留去して得られた固体を
ジクロロメタン20mlに溶解し、氷冷下にイソ吉草酸
0.56g、N−メチルモルホリン0.60ml、HO
BT・H2O 0.85g及びEDCI・HCl 1.
06gを加え室温にて終夜撹拌した。反応液を水、1N
塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去して得られた残渣をメタノール35mlに溶解
し、1N水酸化ナトリウム水溶液3.9mlを加え、室
温にて12時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後水を加え
エチルエーテルで洗浄した。水層を1N塩酸によりpH
3とした後酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥後減圧留去して得られた残渣を分取
薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル60
254/クロロホルム:メタノール:酢酸=20:1:
1)、次いで逆相フラッシュクロマトグラフィー(ナカ
ライテクス社製 コスモシール75C18−OPN/メタ
ノール)で精製し、目的物0.55gを得た。
【0107】FAB−MS(m/e,(C223134
+H)+として): 402 (2)化合物33の合成 (1)で得られた化合物33mgのジクロロメタン3m
l溶液に、室温でHOBT・H2O 15.3mg、E
DCI・HCl 19.1mg、βAla−OEt・H
Cl 15mg及びN−メチルモルホリン11μlを加
え終夜撹拌した。この溶液を水、1N塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去したのち得
られた残渣をメタノール1mlに溶解し、次いで1N水
酸化ナトリウム水溶液76μlを加え室温で12時間激
しく撹拌した。溶媒を減圧留去後水を加えエチルエーテ
ルで洗浄し、水層を1N塩酸でpH 2として酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減
圧濃縮し得られた残渣をエムポアシート(アナリティケ
ム インターナショナル社製/クロロホルム:メタノー
ル:酢酸=10:1:1)で精製し、表題化合物24m
gを淡黄色粉末として得た。
【0108】融点:136−140℃ IR(KBr,cm-1):3304,3070,296
2,1722,1656,1545,1464,144
3,1392,1212,1101 高分解能FAB−MS(m/e,(C253645
H)+として): 計算値 473.2764 測定値 473.2792 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.6Hz),0.7
4(3H,d,J=5.6Hz),0.78−0.92
(6H,m),1.08−1.32(4H,m),1.
88−2.02(2H,m),2.28−2.44(2
H,m),2.85(1H,dd,J=10.3Hz,
14.0Hz),3.08−3.20(1H,m),
3.20−3.40(2H,m),4.08−4.18
(1H,m),4.30−4.43(1H,m),6.
95(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=1.
2Hz),7.29(1H,d,J=7.5Hz),
7.54(1H,d,J=7.5Hz),7.87−
8.04(2H,m),8.20(1H,d,J=7.
5Hz),10.78(1H,d,J=1.2Hz) 旋光度:[α]D=+6.4°(20℃,c 0.3
0,DMSO) 実施例34化合物34の合成 原料化合物としてDHis−OMe・2HClを用い、
実施例33−(2)と同様な反応を行って化合物34を
合成した。
【0109】融点:155−165℃ IR(KBr,cm-1):3436,2962,164
7,1530,1395 高分解能FAB−MS(m/e,(C283865
H)+として): 計算値 539.2982 測定値 539.3010 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65−0.88(12H,m),1.05−
1.42(3H,m),1.88−2.00(3H,
m),2.78−3.70(4H,m),4.08−
4.32(2H,m),4.39−4.51(1H,
m),6.74(1H,s),6.94(1H,t,J
=7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.09(1H,d,J=1.5Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.49(1H,
s),7.56(1H,d,J=7.5Hz),7.8
5(1H,d,J=8.1Hz),7.90−8.06
(1H,m),8.05(1H,d,J=8.4H
z),10.79(1H,brs) 実施例35 (1)化合物35の合成 原料化合物としてDAsp(OBzl)−NH2を用
い、実施例29−(1)と同様な反応を行って化合物3
5を合成した。
【0110】融点:159−167℃ IR(KBr,cm-1):3424,1680,151
5,1371,1170,745 高分解能FAB−MS(m/e,(C334357
H)+として): 計算値 622.3241 測定値 622.3243 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64(3H,d,J=5.2Hz),0.6
8(3H,d,J=5.2Hz),1.05−1.40
(3H,m),1.32(9H,s),2.64(1
H,dd,J=8.6Hz,16.1Hz),2.85
−2.95(2H,m),3.20−3.40(1H,
m),3.80−3.90(1H,m),4.35−
4.44(1H,m),4.58−4.68(1H,
m),5.07(1H,d,J=12.5Hz),5.
13(1H,d,J=12.5Hz),6.92(1
H,brs),6.93(1H,d,J=8.1H
z),6.94(1H,t,J=7.7Hz),7.0
3(1H,t,J=7.7Hz),7.12(1H,
d,J=2.0Hz),7.21(1H,brs),
7.30(1H,d,J=7.7Hz),7.35(5
H,s),7.55(1H,d,J=7.7Hz),
8.04(1H,d,J=8.3Hz),8.23(1
H,d,J=7.6Hz),10.80(1H,d,J
=2.0Hz) (2)化合物36の合成 (1)で得られた化合物35 51mgのメタノール
5.0ml溶液に10%パラジウム−炭素50mgを加
え、1気圧の水素雰囲気下、室温にて4時間激しく撹拌
した。触媒を濾別し、濾液を減圧濃縮した。残渣にエチ
ルエーテルを加えて摩砕し、表題化合物29mgを無色
粉末として得た。
【0111】融点:145−156℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,167
7,1518,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C263757
H)+として): 計算値 532.2771 測定値 532.2776 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64(3H,d,J=5.3Hz),0.6
9(3H,d,J=5.3Hz),1.05−1.23
(3H,m),1.34(9H,s),2.40−2.
50(1H,m),2.60(1H,dd,J=5.8
Hz,14.8Hz),2.89(1H,dd,J=1
0.3Hz,14.8Hz),3.22(1H,dd,
J=3.4Hz,14.8Hz),3.80−3.90
(1H,m),4.33−4.42(1H,m),4.
45−4.55(1H,m),6.92(1H,d,J
=6.6Hz),6.94(1H,t,J=7.4H
z),7.03(1H,t,J=7.4Hz),7.0
7(2H,brs),7.12(1H,d,J=2.0
Hz),7.29(1H,d,J=7.4Hz),7.
55(1H,d,J=7.4Hz),8.06(1H,
d,J=8.2Hz),8.23(1H,d,J=7.
7Hz),10.80(1H,d,J=2.0Hz) 以下の実施例36〜43では、それぞれ対応するアミノ
酸ベンジルエステルを用い、実施例35と同様な反応を
行って化合物37〜45を合成した。 実施例36 (1)化合物37 融点:97−99℃ IR(KBr,cm-1):3418,1518,146
1,1392,1371,1251,1170,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C334357
H)+として): 計算値 622.3241 測定値 622.3226 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.1Hz),0.7
2(3H,d,J=5.1Hz),1.12−1.30
(3H,m),1.33(9H,s),2.43−2.
49(1H,m),2.76(1H,dd,J=6.2
Hz,16.0Hz),2.90(1H,dd,J=
9.5Hz,14.4Hz),3.08(1H,dd,
J=4.5Hz,14.4Hz),3.86−3.95
(1H,m),4.37−4.46(1H,m),4.
57−4.65(1H,m),5.05(2H,s),
6.79(1H,d,J=7.6Hz),6.93(1
H,t,J=7.7Hz),7.02(1H,t,J=
7.7Hz),7.10(1H,d,J=1.4H
z),7.20(2H,d,J=9.4Hz),7.2
9(1H,d,J=7.7Hz),7.32−7.38
(5H,m),7.55(1H,d,J=7.7H
z),8.02(1H,d,J=7.2Hz),8.3
0(1H,d,J=8.6Hz),10.80(1H,
d,J=1.4Hz) (2)化合物38 融点:128−147℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,167
7,1521,1398,1371,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C263757
H)+として): 計算値 532.2772 測定値 532.2794 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.5Hz),0.7
2(3H,d,J=5.5Hz),1.10−1.28
(3H,m),1.34(9H,s),2.37(1
H,dd,J=7.4Hz,16.5Hz),2.63
(1H,dd,J=6.0Hz,16.5Hz),2.
91(1H,dd,J=9.5Hz,14.6Hz),
3.10(1H,dd,J=4.3Hz,14.6H
z),3.84−3.93(1H,m),4.38−
4.55(2H,m),6.79(1H,d,J=7.
9Hz),6.94(1H,t,J=8.0Hz),
7.03(1H,t,J=8.0Hz),7.10(1
H,d,J=2.3Hz),7.11(1H,br
s),7.15(1H,brs),7.29(1H,
d,J=8.0Hz),7.56(1H,d,J=8.
0Hz),7.98(1H,d,J=7.1Hz),
8.23(1H,d,J=7.7Hz),10.79
(1H,d,J=2.3Hz) 実施例37化合物39 融点:119−122℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,166
2,1518,1461,1395,1371,125
1,1164,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C314046
H)+として): 計算値 565.3026 測定値 565.3036 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.6Hz),1.0
2−1.45(3H,m),1.34(9H,s),
2.84(1H,dd,J=10.3Hz,15.0H
z),2.94(1H,dd,J=7.6Hz,13.
5Hz),3.03−3.18(2H,m),3.84
−3.97(1H,m),4.25−4.38(1H,
m),4.43−4.58(1H,m),6.72(1
H,d,J=8.3Hz),6.93(1H,t,J=
7.5Hz),7.02(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.8Hz),7.1
3−7.26(5H,m),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.54(1H,d,J=7.5H
z),7.93−8.03(1H,m),7.94(1
H,d,J=8.9Hz),10.77(1H,br
s) 実施例38化合物40 融点:128−132℃ IR(KBr,cm-1):3424,2926,167
1,1518,1461,1371,1251,116
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C303846
H)+として): 計算値 551.2869 測定値 551.2894 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.74+0.80(6H,d×2,J=6.2
Hz,J=6.2Hz),1.03−1.26(3H,
m),1.26+1.30(9H,s×2),2.81
(1H,dd,J=9.5Hz,14.6Hz),3.
01−3.55(1H,m),3.89−4.19(1
H,m),4.40−4.73(1H,m),5.04
−5.18(1H,m),6.73+6.79(1H,
d×2,J=8.3Hz,J=8.3Hz),6.96
+6.98(1H,t×2,J=7.4Hz,J=7.
4Hz),7.05(1H,t,J=7.4Hz),
7.11(1H,d,J=1.5Hz),7.22−
7.37(5H,m),7.39(1H,d,J=7.
4Hz),7.54+7.61(1H,d×2,J=
7.4Hz,J=7.4Hz),7.96+8.05
(1H,d×2,J=8.1Hz,J=8.1Hz),
7.90−7.96+8.35−8.46(1H,m×
2),10.83+10.86(1H,brs×2) 実施例39化合物41 融点:107−115℃ IR(KBr,cm-1):3346,3064,296
2,1662,1524,1461,1395,137
1,1251,1164,1104 高分解能FAB−MS(m/e,(C253646
H)+として): 計算値 489.2713 測定値 489.2711 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.3Hz),0.6
9(3H,d,J=5.8Hz),0.95−1.25
(3H,m),1.28(3H,d,J=7.5H
z),1.33(9H,s),2.86(1H,dd,
J=10.2Hz,14.4Hz),3.18(1H,
dd,J=4.4Hz,14.4Hz),3.85(1
H,dt,J=7.3Hz,7.3Hz),4.22
(1H,dq,J=7.3Hz,7.5Hz),4.5
3(1H,ddd,J=4.4Hz,7.3Hz,1
0.2Hz),6.80(1H,d,J=7.3H
z),6.93(1H,t,J=7.5Hz),7.0
2(1H,t,J=7.5Hz),7.08(1H,
d,J=1.4Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.58(1H,d,J=7.5Hz),
8.06(1H,d,J=7.3Hz),8.12(1
H,d,J=7.3Hz),10.78(1H,d,J
=1.4Hz),12.42(1H,brs) 実施例40化合物42 融点:102−113℃ IR(KBr,cm-1):3412,2926,166
5,1515,1464,1389,1371,124
2,1167,1104,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C283646S+
H)+として): 計算値 557.2433 測定値 557.2440 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.63−0.91(6H,m),0.98−
1.26(3H,m),1.31+1.33(9H,s
×2),2.86−3.02(1H,m),3.06−
3.20(1H,m),3.85−4.02(1H,
m),4.54−4.72(1H,m),5.34−
5.67(1H,m),6.70+6.75(1H,d
×2,J=8.4Hz,J=8.7Hz),6.92−
6.96(2H,m),7.03(1H,t,J=7.
5Hz),7.08−7.28(3H,m),7.29
(1H,d,J=7.5Hz),7.37−7.47
(1H,m),7.53−7.66(1H,m),7.
93−8.14(1H,m),10.80(1H,d,
J=1.2Hz) 実施例41化合物43 融点:119−128℃ IR(KBr,cm-1):3418,2968,166
2,1518,1464,1395,1371,125
4,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C274046
H)+として): 計算値 517.3026 実測値 517.3038 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(6H,d,J=6.1Hz),0.8
8(3H,d,J=6.6Hz),0.90(3H,
d,J=4.6Hz),0.98−1.30(3H,
m),1.33(9H,s),2.00−2.14(1
H,m),2.86(1H,dd,J=10.1Hz,
15.0Hz),3.14(1H,dd,J=3.4H
z,15.0Hz),3.90(1H,ddd,J=
4.6Hz,5.4Hz,6.6Hz),4.14(1
H,dd,J=5.9Hz,8.4Hz),4.60
(1H,ddd,J=3.4Hz,7.8Hz,10.
1Hz),6.75(1H,d,J=7.7Hz),
6.93(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1
H,t,J=7.5Hz),7.07(1H,d,J=
2.0Hz),7.28(1H,d,J=7.5H
z),7.57(1H,d,J=7.5Hz),7.9
0(1H,d,J=8.4Hz),7.99(1H,
d,J=7.8Hz),10.78(1H,d,J=
2.0Hz) 実施例42化合物44 融点:119−124℃ IR(KBr,cm-1):3406,1674,160
5,1530,1449,1395,1371,124
8,1167 高分解能FAB−MS(m/e,(C324157
H)+として): 計算値 608.3084 測定値 608.3053 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.63(3H,d,J=5.7Hz),0.6
8(3H,d,J=5.7Hz),1.05−1.37
(3H,m),1.26(9H,s),2.65(1
H,dd,J=8.7Hz,16.6Hz),2.85
(1H,dd,J=5.4Hz,16.6Hz),2.
91(1H,dd,J=10.8Hz,14.7H
z),3.17−3.30(1H,m),3.83−
3.93(1H,m),4.37−4.47(1H,
m),4.70−4.81(1H,m),6.93(1
H,t,J=7.3Hz),7.00−7.10(3
H,m),7.14(1H,d,J=2.0Hz),
7.28(2H,t,J=7.8Hz),7.29(1
H,d,J=7.3Hz),7.55(1H,d,J=
7.3Hz),7.63(2H,d,J=7.8H
z),8.14(1H,d,J=8.1Hz),8.3
4(1H,d,J=7.1Hz),9.44(1H,
s),10.81(1H,d,J=2.0Hz) 実施例43化合物45 融点:121−126℃ IR(KBr,cm-1):3334,1665,160
2,1539,1449,1371,1251,116
4 FAB−MS(m/e,(C324157+H)+とし
て):608 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(6H,d,J=6.4Hz),1.1
0−1.40(3H,m),1.31(9H,s),
2.44−2.52(1H,m),2.69(1H,d
d,J=6.1Hz,16.6Hz),2.94(1
H,dd,J=9.7Hz,14.6Hz),3.11
(1H,dd,J=4.9Hz,14.6Hz),3.
90−4.01(1H,m),4.40−4.52(1
H,m),4.69−4.76(1H,m),6.81
(1H,d,J=8.2Hz),6.95(1H,t,
J=7.9Hz),7.04(2H,t,J=7.9H
z),7.14(1H,d,J=2.0Hz),7.2
8(2H,t,J=7.9Hz),7.30(1H,
d,J=7.9Hz),7.58(1H,d,J=7.
9Hz),7.67(2H,d,J=7.9Hz),
8.07(1H,d,J=6.8Hz),8.51(1
H,d,J=8.1Hz),9.77(1H,s),1
0.81(1H,d,J=2.0Hz) 実施例44化合物46の合成 原料化合物としてDAsp(OBzl)−OBzl・T
osOHを用い、実施例33−(2)及び35−(2)
と同様な反応を行って化合物46を合成した。
【0112】融点:132−134℃ IR(KBr,cm-1):3418,3064,296
2,1738,1650,1530,1464,139
2,1371,1344,1221 FAB−MS(m/e,(C263647+H)+とし
て):517 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=6.3Hz),0.7
0−0.79(3H,m),0.79−1.00(6
H,m),1.00−1.32(4H,m),1.85
−2.04(2H,m),2.48−2.58(1H,
m),2.72(1H,dd,J=6.4Hz,15.
0Hz),2.85(1H,dd,J=10.4Hz,
14.8Hz),3.10−3.25(1H,m),
4.12−4.23(1H,m),4.44−4.62
(2H,m),6.95(1H,t,J=7.5H
z),7.04(1H,t,J=7.5Hz),7.0
9(1H,d,J=1.2Hz),7.28(1H,
d,J=7.5Hz),7.57+7.58(1H,d
×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),7.85+
7.86(1H,d×2,J=9.8Hz,J=9.8
Hz),8.12+8.15(1H,d×2,J=8.
5Hz,J=8.5Hz),8.24−8.31(1
H,m),10.77(1H,d,J=1.2Hz) 旋光度:[α]D=+8.3°(20℃,c 0.6
4,DMSO) 実施例45化合物47及び48の合成 (1)N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カルボニ
ル]−L−ロイシンベンジルエステルの合成 Leu−OBzl・TosOH 1.97g及びCDI
0.85gをTHF10mlに懸濁し、氷冷下、TE
A 0.73mlを5分間かけて滴下し、同温で1時間
撹拌後、ペルヒドロアゼピン 0.67mlを加え更に
室温で14時間撹拌した。反応液を水100ml中に注
ぎ生成した沈澱を濾取して目的物1.75gを得た。
【0113】FAB−MS(m/e,(C203023
+H)+として):365 (2)N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カルボニ
ル]−L−ロイシンの合成 (1)で得られた化合物1.75gをメタノール30m
l に溶解し、10%パラジウム−炭素0.30gを加
えて、1気圧の水素雰囲気下室温で1.5時間激しく撹
拌した。触媒を濾別後、濾液を減圧濃縮し目的物1.2
0gを無色泡状物質として得た。
【0114】FAB−MS(m/e,(C132423
+H)+として):257 (3)N−[N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カル
ボニル]−L−ロイシル]−D−トリプトファンメチル
エステルの合成 (2)で得られた化合物1.08g及びDTrp−OM
e・HCl 1.02gをDMF 10mlに溶解し、
氷冷下にTEA 0.57ml、HOBT・H2O 6
13mg及びEDCI・HCl 805mgを加え、同
温で1.5時間、更に室温にて4時間撹拌した。反応液
に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を1N塩
酸及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。残渣を中
圧液体クロマトグラフィー(メルク社製 ローバーカラ
ム リクロプレップSi60/ジクロロメタン:メタノ
ール=30:1)にて精製し目的物1.55gを無色粉
末として得た。
【0115】FAB−MS(m/e,(C253644
+H)+として):457 (4)N−[N−[(1−ペルヒドロアゼピニル)カル
ボニル]−L−ロイシル]−D−トリプトファンの合成 (3)で得られた化合物1.29gをメタノール5.0
ml に溶解し、氷冷下に1N水酸化ナトリウム水溶液
3.1mlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に1
N塩酸3.1mlを加えた後減圧濃縮した。残渣を酢酸
エチルに溶解し、1N塩酸及び飽和食塩水にて洗浄し、
無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮した。得ら
れた残渣をメタノール(5ml)−酢酸エチル(30m
l)−ヘキサン(60ml)から再結晶し、目的物0.
971gを無色結晶として得た。
【0116】FAB−MS(m/e,(C243444
+H)+として):443 (5)化合物47の合成 (4)で得られた化合物44mg及び DHis−OM
e・2HCl29mgをDMF 1.0mlに溶解し、
氷冷下にTEA 33μl、HOBT・H2O18mg
及び EDCI・HCl 23mgを加え、氷冷下2時
間、室温にて5時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加え、ジクロロメタンにて抽出した。
有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧濃縮し
た。残渣を分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノール=1
0:1)にて精製し、表題化合物49mgを淡黄色粉末
として得た。
【0117】融点:115−123℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,174
3,1671,1536 高分解能FAB−MS(m/e,(C314375
H)+として): 計算値 594.3404 測定値 594.3375 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.86(3H,d,J=5.9Hz),0.8
7(3H,d,J=5.9Hz),1.40−1.70
(11H,m),2.97(1H,dd,J=10.3
Hz,14.9Hz),3.10−3.35(6H,
m),3.44−3.52(1H,m),3.65−
3.80(1H,m),3.71(3H,s),4.5
0−4.57(1H,m),4.64(1H,d,J=
6.5Hz),4.73−4.80(1H,m),6.
29(1H,d,J=8.3Hz),6.72(1H,
s),6.79(1H,s),7.10(1H,dt,
J=1.2Hz,7.7Hz),7.19(1H,d
t,J=1.2Hz,7.7Hz),7.27(1H,
s),7.40(1H,dd,J=1.2Hz,7.7
Hz),7.46(1H,d,J=7.3Hz),7.
55(1H,dd,J=1.2Hz,7.7Hz),
8.35(1H,brs) (6)化合物48の合成 (5)で得られた化合物47 32mgをメタノール
0.30ml に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液
80μlを加え室温で3時間撹拌した。反応液に1N塩
酸80μlを加え減圧濃縮し、残渣を水10mlに溶解
しセップ−パックC18 カートリッジ(ウォーターズ
社製)に通液させて目的物を保持させ、カートリッジを
水にて洗浄後メタノールにて溶離した。溶離液を減圧濃
縮し、残渣にエチルエーテルを加えて摩砕し、表題化合
物31mgを無色粉末として得た。
【0118】融点:157−162℃ IR(KBr,cm-1):3406,2926,286
0,1629,1533,1464,1446,139
5,743 FAB−MS(m/e,(C304175+H)+とし
て):580 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=6.1Hz),0.7
6(3H,d,J=6.1Hz),1.15−1.65
(11H,m),2.84(1H,dd,J=10.0
Hz,14.9Hz),2.93−3.05(2H,
m),3.20−3.50(5H,m),4.00−
4.08(1H,m),4.35−4.52(2H,
m),6.02(1H,d,J=7.1Hz),6.8
2(1H,s),6.94(1H,t,J=7.6H
z),7.03(1H,t,J=7.6Hz),7.0
7(1H,d,J=2.3Hz),7.29(1H,
d,J=7.6Hz),7.54(1H,s),7.5
5(1H,d,J=7.6Hz),8.02(1H,
d,J=8.3Hz),8.30(1H,d,J=7.
7Hz),10.76(1H,d,J=2.3Hz) 以下の実施例46〜48では、それぞれ対応するアミノ
酸を用い、実施例45−(5)、(6)と同様な反応を
行って化合物49〜53を合成した。 実施例46 (1)化合物49 融点:114−116℃ IR(KBr,cm-1):3418,1750,166
8,1635,1521,1469,1444,741 FAB−MS(m/e,(C364665+H)+とし
て):643 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.7
6(3H,d,J=5.8Hz),1.14−1.65
(11H,m),2.82(1H,dd,J=10.2
Hz,14.5Hz),3.08−3.30(7H,
m),3.50(3H,s),3.96−4.06(1
H,m),4.46−4.54(2H,m),6.07
(1H,d,J=7.1Hz),6.93(1H,t,
J=7.9Hz),7.00(2H,t,J=7.9H
z),7.06(1H,t,J=7.9Hz),7.0
6(1H,d,J=2.0Hz),7.17(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
9Hz),7.33(1H,d,J=7.9Hz),
7.46(1H,d,J=7.9Hz),7.53(1
H,d,J=7.9Hz),8.05(1H,d,J=
7.5Hz),8.44(1H,d,J=7.5H
z),10.77(1H,d,J=2.0Hz),1
0.83(1H,d,J=2.0Hz) (2)化合物50 融点:148−153℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,163
8,1521,1464,1443,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C354465
H)+として): 計算値 629.3452 測定値 629.3424 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(3H,d,J=7.2Hz),0.7
5(3H,d,J=7.2Hz),1.14−1.65
(11H,m),2.75−2.90(1H,m),
3.00−3.35(7H,m),4.05−4.16
(1H,m),4.20−4.33(1H,m),4.
39−4.50(1H,m),6.02(1H,d,J
=6.9Hz),6.92(2H,t,J=7.6H
z),7.01(2H,t,J=7.6Hz),7.0
4(1H,brs),7.12(1H,brs),7.
28(2H,d,J=7.6Hz),7.51(2H,
d,J=7.6Hz),7.85−8.03(2H,
m),10.72(1H,brs),10.75(1
H,brs) 旋光度:[α]D=+25.2°(20℃,c 0.3
8,MeOH) 実施例47 (1)化合物51 融点:169−173℃ IR(KBr,cm-1):3292,2932,173
7,1635,1527,1461,1443,130
5,1197,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C294355
H)+として): 計算値 542.3342 測定値 542.3382 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.83(6H,d,J=6.1Hz),1.0
9(3H,d,J=6.9Hz),1.42−1.72
(1H,m),2.22(1H,dd,J=8.0H
z,15.4Hz),2.52(1H,dd,J=4.
9Hz,15.4Hz),3.14−3.55(6H,
m),3.62(3H,s),3.76−3.87(1
H,m),4.25−4.38(1H,m),4.58
(1H,d,J=6.7Hz),4.73−4.80
(1H,m),6.21(1H,d,J=8.8H
z),7.05(1H,d,J=7.9Hz),7.0
8(1H,d,J=1.3Hz),7.10(1H,d
t,J=1.3Hz,7.5Hz),7.19(1H,
dt,J=1.3Hz,7.5Hz),7.35(1
H,dd,J=1.3Hz,7.5Hz),7.61
(1H,dd,J=1.3Hz,7.5Hz),8.0
8(1H,d,J=1.3Hz) (2)化合物52 融点:117−120℃ IR(KBr,cm-1):3322,2932,171
6,1638,1536,1461,1299,119
4,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C284155
H)+として): 計算値 528.3186 測定値 528.3203 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.2Hz),0.7
6(3H,d,J=6.2Hz),1.12(3H,
d,J=6.5Hz),1.10−1.65(11H,
m),2.12(1H,dd,J=9.2Hz,15.
5Hz),2.36(1H,dd,J=4.9Hz,1
5.5Hz),2.84(1H,dd,J=10.5H
z,14.7Hz),3.17−3.41(5H,
m),3.89−3.98(1H,m),4.00−
4.17(1H,m),4.28−4.36(1H,
m),6.08(1H,d,J=6.6Hz),6.9
4(1H,dt,J=1.3Hz,7.6Hz),7.
03(1H,dt,J=1.3Hz,7.6Hz),
7.07(1H,d,J=1.8Hz),7.29(1
H,dd,J=1.3Hz,7.6Hz),7.53
(1H,dd,J=1.3Hz,7.6Hz),7.8
7(1H,d,J=8.1Hz),8.11(1H,
d,J=8.5Hz),10.76(1H,d,J=
1.8Hz),12.11(1H,brs) 実施例48化合物53 融点:151−159℃ IR(KBr,cm-1):3322,2932,164
1,1533,1461,1212,1047 高分解能FAB−MS(m/e,(C263956S+
H)+として): 計算値 550.2699 測定値 550.2724 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71+0.80(3H,d×2,J=6.0
Hz,J=6.0Hz),0.78+0.85(3H,
d×2,J=6.0Hz,J=6.0Hz),1.23
−1.66(11H,m),2.50−2.60(2
H,m),2.88(1H,dd,J=9.7Hz,1
5.2Hz),3.04(1H,dd,J=6.0H
z,15.2Hz),3.18−3.48(6H,
m),3.98−4.15(1H,m),4.29−
4.40(1H,m),6.08(1H,d,J=7.
3Hz),6.93(1H,t,J=7.9Hz),
7.03(1H,t,J=7.9Hz),7.05(1
H,d,J=2.2Hz),7.29(1H,d,J=
7.9Hz),7.50+7.52(1H,d×2,J
=7.9Hz,J=7.9Hz),7.62+8.01
(1H,d×2,J=7.8Hz,J=8.5Hz),
7.80+7.97(1H,t×2,J=5.5Hz,
J=5.5Hz),10.78(1H,d,J=2.2
Hz) 実施例49化合物30の合成 (1)Z−DTrp−βAla−OEtの合成 Z−DTrp−OH 3.21g及びβAla−OEt
・HCl 1.49gをジクロロメタン30mlに懸濁
し、N−メチルモルホリン 1.05g及びHOBT・
2O 1.59gを加え、氷冷下、EDCI・HCl
1.99gを加え室温で終夜撹拌した。反応液をジクロ
ロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、1
N塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し得られた残渣をド
ライカラムフラッシュクロマトグラフィー(メルク社製
シリカゲル60/ジクロロメタン:メタノール=3
0:1)で精製し、目的物3.02gを得た。
【0119】FAB−MS(m/e,(C242735
+H)+として):438 (2)DTrp−βAla−OEtの合成 (1)で得られた化合物650mgをメタノール10m
lに溶解し、10%パラジウム−炭素118mgを加え
て、水素雰囲気下、室温常圧で激しく終夜撹拌した。セ
ライト濾過で触媒を濾別後減圧下溶媒を留去し、目的物
450mgを得た。
【0120】FAB−MS(m/e,(C162133
+H)+として):304 (3)Boc−MeLeu−DTrp−βAla−OE
tの合成 (2)で得られた化合物605mg、Boc−MeLe
u−OH 490mg及びHOBT・H2O 306m
gをジクロロメタン10mlに溶解し、氷冷下、EDC
I・HCl 383mgを加え室温で終夜撹拌した。反
応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留
去後、得られた残渣を中圧液体クロマトグラフィー(メ
ルク社製ローバーカラム リクロプレップSi60/ジ
クロロメタン:メタノール=40:1)にて精製し、目
的物726mgを得た。
【0121】FAB−MS(m/e,(C284246
+H)+として):531 (4)化合物30の合成 (3)で得られた化合物56.1mgを実施例29−
(2)と同様の方法でアルカリ加水分解し、化合物30
53.1mgを淡黄色粉末として得た。
【0122】上記で得られた化合物の融点、IR、FA
B−MS、H−NMR及び旋光度は、実施例30によ
り得られた化合物30のそれらと一致した。 実施例50化合物54の合成 原料化合物としてBoc−Ile−OHを用い、実施例
49−(3)、(4)と同様な反応を行って化合物54
を合成した。
【0123】融点:113−114.5℃ IR(KBr,cm-1):3328,2974,293
2,1653,1536,1461,1395,137
1,1248,1167,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C253646
H)+として): 計算値 489.2713 測定値 489.2701 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.47(3H,d,J=6.6Hz),0.6
5(3H,t,J=7.1Hz),0.77−0.97
(1H,m),1.10−1.26(1H,m),1.
36(9H,s),1.36−1.56(1H,m),
2.28−2.39(2H,m),2.89(1H,d
d,J=9.3Hz,14.9Hz),3.14(1
H,dd,J=3.9Hz,14.9Hz),3.16
−3.32(2H,m),3.73(1H,t,J=
7.5Hz),4.38−4.49(1H,m),6.
74(1H,d,J=7.5Hz),6.94(1H,
t,J=7.6Hz),7.02(1H,t,J=7.
6Hz),7.08(1H,d,J=1.1Hz),
7.28(1H,d,J=7.6Hz),7.54(1
H,d,J=7.6Hz),7.92(1H,t,J=
5.3Hz),8.10(1H,d,J=8.1H
z),10.74(1H,d,J=1.1Hz),1
2.19(1H,brs) 旋光度:[α]D=+10.3°(20℃,c 0.6
4,MeOH) 実施例51化合物55の合成 (1)Leu−DTrp−βAla−OEtの合成 実施例29−(1)で得られた Boc−Leu−DT
rp−βAla−OEt 760mgに、氷冷下20%
エタンジチオール−TFA溶液25mlを加え同温にて
30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後トルエンを加え
再び減圧濃縮し、この操作を3回繰返した。得られた残
渣をエチルエーテル約5mlに溶解しヘキサン約10m
lを加え、生成した沈澱を濾別後真空下乾燥し、TFA
・Leu−DTrp−βAla−OEt 781mgを
淡黄色固体として得た。更にこの固体781mgに飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮し
目的物479mgを得た。 (2)N−[N−(N−テノイル−L−ロイシル)−D
−トリプトフィル]−β−アラニンエチルエステルの合
成 2−チオフェンカルボン酸16.6mg、HOBT・H
2O 21.6mg及びEDCI・HCl 27.0m
gのジクロロメタン1ml溶液に、(1)で得られた化
合物49.0mgのジクロロメタン1ml溶液を加えて
室温で終夜撹拌した。反応液を水、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、1N塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し減圧濃縮後、得られた残渣を
分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル
60F254/クロロホルム:メタノール=10:1)で
精製して、目的物48.3mgを得た。 (3)化合物55の合成 (2)で得られた化合物42.9mgをエタノール1m
lに溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液90μlを加
え室温で5時間撹拌した。溶媒を減圧留去後、得られた
残渣を水で希釈し、エチルエーテルを用いてエーテル可
溶物を除去した。水層を1N塩酸によってpH 3とし
た後酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥後溶媒を減圧留去し、表題化合物39.3mgを
無色粉末として得た。
【0124】融点:105−107℃ IR(KBr,cm-1):3414,2962,171
9,1638,1548,1464,1425,136
2,1341,1290 高分解能FAB−MS(m/e,(C253045S+
H)+として): 計算値 499.2015 測定値 499.2011 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(3H,d,J=6.0Hz),0.7
8(3H,d,J=6.0Hz),1.19−1.43
(3H,m),2.38(2H,t,J=7.2H
z),2.88(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.4Hz),3.11−3.35(3H,m),4.
31−4.48(2H,m),6.92(1H,t,J
=7.7Hz),7.02(1H,t,J=7.7H
z),7.08(1H,d,J=2.2Hz),7.1
1(1H,dd,J=3.8Hz,5.1Hz),7.
29(1H,d,J=7.7Hz),7.56(1H,
d,J=7.7Hz),7.75(1H,dd,J=
1.4Hz,5.1Hz),7.87(1H,dd,J
=1.4Hz,3.8Hz),7.98(1H,t,J
=8.0Hz),8.30(1H,d,J=8.3H
z),8.46(1H,d,J=7.3Hz),10.
77(1H,d,J=2.2Hz),12.18(1
H,brs) 以下の実施例52〜61では、それぞれ対応するカルボ
ン酸を用い、実施例51−(2)、(3)と同様な反応
を行って化合物56〜65を合成した。 実施例52化合物56 融点:110−112℃ IR(KBr,cm-1):3412,3100,295
6,1719,1644,1548,1461,144
3,1341,1284 高分解能FAB−MS(m/e,(C253045S+
H)+として): 計算値 499.2015 測定値 499.2031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.73(3H,d,J=6.0Hz),0.7
8(3H,d,J=6.0Hz),1.19−1.42
(3H,m),2.38(2H,t,J=7.2H
z),2.88(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.7Hz),3.12−3.35(3H,m),4.
30−4.45(2H,m),6.92(1H,t,J
=8.0Hz),7.02(1H,t,J=8.0H
z),7.08(1H,d,J=1.8Hz),7.2
9(1H,d,J=8.0Hz),7.51−7.60
(3H,m),7.99(1H,t,J=5.6H
z),8.20(1H,dd,J=1.4Hz,2.8
Hz),8.26(1H,d,J=6.8Hz),8.
27(1H,d,J=8.5Hz),10.77(1
H,d,J=1.8Hz),12.18(1H,br
s) 実施例53化合物57 融点:131−132℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,171
9,1653,1596,1533,1464,144
3,1341,1290 高分解能FAB−MS(m/e,(C253046
H)+として): 計算値 483.2244 測定値 483.2230 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71−0.81(6H,m),1.20−
1.43(3H,m),2.17−2.28(2H,
m),2.89(1H,dd,J=9.5Hz,14.
4Hz),3.10−3.40(3H,m),4.34
−4.48(2H,m),6.60(1H,dd,J=
1.4Hz,3.2Hz),6.91(1H,t,J=
7.1Hz),7.01(1H,t,J=7.1H
z),7.06(1H,d,J=1.5Hz),7.2
2(1H,d,J=3.2Hz),7.28(1H,
d,J=7.1Hz),7.55(1H,d,J=7.
1Hz),7.81(1H,d,J=1.4Hz),
8.06−8.15(1H,m),8.49(1H,
d,J=8.7Hz),8.31(1H,d,J=8.
1Hz),10.77(1H,brs),12.15
(1H,brs) 実施例54化合物58 融点:103−110℃ IR(KBr,cm-1):3322,2962,172
2,1647,1539,1461,1443,139
2,1344,1236,1197,1164,107
1 高分解能FAB−MS(m/e,(C253046
H)+として): 計算値 483.2244 測定値 483.2216 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.8Hz),1.20−1.40
(3H,m),2.37(2H,t,J=7.1H
z),2.88(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.7Hz),3.08−3.35(3H,m),4.
30−4.45(2H,m),6.90(1H,dd,
J=0.9Hz,1.8Hz),6.93(1H,d
t,J=0.8Hz,7.5Hz),7.03(1H,
dt,J=0.8Hz,7.5Hz),7.08(1
H,d,J=1.6Hz),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.56(1H,d,J=7.5H
z),7.70(1H,dd,J=1.5Hz,1.8
Hz),7.99(1H,t,J=5.4Hz),8.
16(1H,d,J=7.2Hz),8.22(1H,
dd,J=0.9Hz,1.5Hz),8.29(1
H,d,J=9.0Hz),10.77(1H,d,J
=1.6Hz),12.08(1H,brs) 実施例55化合物59 融点:98−105℃ IR(KBr,cm-1):3304,3076,296
2,1725,1647,1548,1443,134
4,1236,1194 高分解能FAB−MS(m/e,(C263245S+
H)+として): 計算値 513.2172 測定値 513.2142 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.8Hz),0.7
1(3H,d,J=5.9Hz),1.08−1.26
(3H,m),2.34(2H,t,J=6.4H
z),2.85(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.4Hz),3.14(1H,dd,J=3.4H
z,14.4Hz),3.20(2H,dt,J=5.
4Hz,5.1Hz),3.62(1H,d,J=1
5.2Hz),3.67(1H,d,J=15.2H
z),4.12−4.22(1H,m),4.38(1
H,ddd,J=3.4Hz,7.8Hz,10.3H
z),6.86(1H,dd,J=0.9Hz,3.3
Hz),6.89(1H,dd,J=3.3Hz,4.
2Hz),6.96(1H,dt,J=1.2Hz,
7.5Hz),7.03(1H,dt,J=1.2H
z,7.5Hz),7.07(1H,d,J=1.8H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.3
1(1H,dd,J=0.9Hz,4.2Hz),7.
56(1H,d,J=7.5Hz),7.95(1H,
t,J=5.4Hz),8.23(1H,d,J=7.
5Hz),8.28(1H,d,J=8.7Hz),1
0.78(1H,d,J=1.8Hz),12.17
(1H,brs) 実施例56化合物60 融点:94−102℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,171
9,1647,1542,1461,1443,134
4,1233,1194 高分解能FAB−MS(m/e,(C263245S+
H)+として): 計算値 513.2172 測定値 513.2133 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.8Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),1.08−1.25
(3H,m),2.31(2H,t,J=7.1H
z),2.85(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.4Hz),3.14(1H,dd,J=4.3H
z,14.4Hz),3.22(2H,dt,J=5.
1Hz,7.1Hz),3.40(1H,d,J=1
5.3Hz),3.45(1H,d,J=15.3H
z),4.12−4.22(1H,m),4.40(1
H,ddd,J=4.3Hz,7.2Hz,10.3H
z),6.93(1H,dt,J=1.8Hz,7.5
Hz),6.96(1H,dd,J=1.5Hz,4.
8Hz),7.03(1H,dt,J=1.8Hz,
7.5Hz),7.06(1H,d,J=2.0H
z),7.19(1H,dd,J=1.5Hz,3.0
Hz),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.
40(1H,dd,J=3.0Hz,4.8Hz),
7.56(1H,d,J=7.5Hz),7.94(1
H,t,J=5.1Hz),7.17(1H,d,J=
7.2Hz),8.25(1H,d,J=7.5H
z),10.78(1H,d,J=2.0Hz),1
2.15(1H,brs) 実施例57化合物61 融点:85−90℃ IR(KBr,cm-1):3424,2956,286
6,1716,1647,1545,1461,139
2,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C273845
H)+として): 計算値 499.2921 測定値 499.2915 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.7Hz),0.7
4(3H,d,J=5.7Hz),1.01−1.35
(6H,m),1.38−1.71(6H,m),2.
02−2.15(2H,m),2.37(2H,t,J
=7.2Hz),2.85(1H,dd,J=10.3
Hz,14.1Hz),3.13−3.37(3H,
m),4.05−4.18(1H,m),4.31−
4.42(1H,m),6.94(1H,t,J=7.
6Hz),7.02(1H,t,J=7.6Hz),
7.07(1H,d,J=1.9Hz),7.29(1
H,d,J=7.6Hz),7.54(1H,d,J=
7.6Hz),7.92(1H,d,J=6.8H
z),7.96(1H,t,J=5.4Hz),8.1
9(1H,d,J=8.2Hz),10.77(1H,
brs),12.17(1H,brs) 実施例58化合物62 融点:215℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3442,3286,296
2,1647,1584,1566,1425,651 高分解能FAB−MS(m/e,(C263645
H)+として): 計算値 485.2764 測定値 485.2741 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.20−1.29
(3H,m),1.41−1.76(8H,m),1.
95−2.08(2H,m),2.55−2.67(1
H,m),2.89(1H,dd,J=10.7Hz,
15.0Hz),3.09−3.42(3H,m),
4.15−4.27(1H,m),4.30−4.41
(1H,m),6.94(1H,t,J=7.5H
z),7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.0
7(1H,brs),7.29(1H,d,J=7.5
Hz),7.54(1H,d,J=7.5Hz),8.
04−8.17(2H,m),8.18−8.31(1
H,m),10.85(1H,brs) 実施例59化合物63 融点:115−122℃ IR(KBr,cm-1):3298,2926,285
4,1719,1650,1548,1194 高分解能FAB−MS(m/e,(C284045
H)+として): 計算値 513.3077 測定値 513.3101 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
4(3H,d,J=5.6Hz),0.88−0.98
(3H,m),0.99−1.36(6H,m),1.
87−2.03(2H,m),2.37(2H,t,J
=7.3Hz),2.84(1H,dd,J=10.8
Hz,14.6Hz),3.08−3.30(3H,
m),4.08−4.14(1H,m),4.32−
4.36(1H,m),6.94(1H,t,J=7.
5Hz),7.03(1H,t,J=7.5Hz),
7.06(1H,d,J=1.2Hz),7.29(1
H,d,J=7.5Hz),7.54(1H,d,J=
7.5Hz),7.88−8.03(2H,m),8.
22(1H,d,J=8.6Hz),10.78(1
H,d,J=1.2Hz),12.21(1H,br
s) 実施例60化合物64 融点:158−164℃ IR(KBr,cm-1):3316,3064,293
2,2860,1719,1650,1539,145
5,1392,1344,1212,1098高分解能
FAB−MS(m/e,(C273845+H)+とし
て): 計算値 499.2921 測定値 499.2908 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.6Hz),0.7
3(3H,d,J=5.9Hz),0.80−0.92
(3H,m),1.02−1.41(6H,m),1.
48−1.75(5H,m),2.13(2H,t,J
=7.0Hz),2.85(1H,dd,J=10.1
Hz,14.4Hz),3.14(1H,dd,J=
3.6Hz,14.4Hz),3.20−3.40(2
H,m),4.04−4.15(1H,m),4.30
−4.47(1H,m),6.93(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.2Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),7.80(1H,d,J=7.
2Hz),7.92−8.05(1H,m),8.10
(1H,d,J=8.4Hz),10.77(1H,
d,J=1.2Hz),12.17(1H,brs) 実施例61化合物65 融点:173−178℃ IR(KBr,cm-1):3418,3298,163
5,1566,1416,1252,1229,740 高分解能FAB−MS(m/e,(C243245
H)+として): 計算値 457.2451 測定値 457.2445 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66−0.82(6H,m),1.11−
1.42(5H,m),1.48−1.95(3H,
m),1.95−2.20(2H,m),2.86(1
H,dd,J=10.5Hz,14.0Hz),3.0
3−3.30(3H,m),4.14−4.27(1
H,m),4.28−4.43(1H,m),6.93
(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,t,
J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=1.2H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.5
4(1H,d,J=7.5Hz),7.84−8.14
(1H,m),8.39(1H,d,J=7.1H
z),8.39(1H,d,J=7.1Hz),10.
85(1H,d,J=1.2Hz) 実施例62 (1)化合物66の合成 実施例51−(1)で得られたTFA・Leu−DTr
p−βAla−OEt39.8mg、(1,3−ジチオ
ール−2−イリデン)マロン酸水素メチル16.4m
g、N−メチルモルホリン 8.3μl及びHOBT・
2O 18.4mgをDMF 0.38mlに懸濁さ
せ、氷冷下EDCI・HCl 23.0mgを加え、室
温にて5時間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、得られた
残渣をクロロホルムに溶解し、10%クエン酸水溶液及
び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、得られた残
渣を分取薄層クロマトグラフィー(メルク社製 シリカ
ゲル60F254/クロロホルム:メタノール=10:
1)で精製し、無色粉末35.2mgを得た。同粉末
6.2mgをメタノール0.45mlに懸濁させ、1N
水酸化ナトリウム水溶液50μlを加え室温にて20時
間撹拌した。反応液をエムポアシート(アナリティケム
インターナショナル社製/クロロホルム:酢酸:水=
10:1:1)で精製し、次いでセップ−パック C1
8 カートリッジ(ウォーターズ社製)に通した。メタ
ノールで溶離し、溶離液を減圧濃縮して、表題化合物
5.2mgを淡黄色粉末として得た。
【0125】融点:153−161℃ IR(KBr,cm-1):3322,2926,167
1,1605,1524,1392 高分解能FAB−MS(m/e,(C2732472
+H)+として): 計算値 589.1791 測定値 589.1789 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70−0.80(6H,m),1.15−
1.35(3H,m),2.20−2.35(2H,
m),2.89(1H,dd,J=9.8Hz,14.
4Hz),3.15−3.50(3H,m),3.79
(3H,s),4.30−4.50(2H,m),6.
94(1H,t,J=7.3Hz),7.03(1H,
t,J=7.3Hz),7.09(1H,brs),
7.30(1H,d,J=7.3Hz),7.52(2
H,s),7.57(1H,d,J=7.3Hz),
8.00−8.10(1H,m),8.36(1H,
d,J=8.4Hz),8.51(1H,d,J=6.
8Hz),10.80(1H,brs) (2)化合物67の合成 (1)で得られた化合物66 20.0mgをメタノー
ル1.50mlに懸濁させ、1N水酸化ナトリウム水溶
液160μlを加え3.5時間加熱還流した。放冷後、
反応液に1N塩酸160μlを加え50℃にて2時間撹
拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をエムポアシート
(アナリティケム インターナショナル社製/クロロホ
ルム:メタノール=1:1)で精製し、次いでセップ−
パック C18 カートリッジ(ウォーターズ社製)に
通した。メタノールで溶離し、溶離液を減圧濃縮して、
表題化合物16.5mgを淡橙色粉末として得た。
【0126】融点:163−169℃ IR(KBr,cm-1):3406,3320,165
6,1620,1551,1518,1209 高分解能FAB−MS(m/e,(C2530452
+H)+として): 計算値 531.1736 測定値 531.1763 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.2Hz),0.7
4(3H,d,J=6.2Hz),1.05−1.25
(3H,m),2.30−2.50(2H,m),2.
88(1H,dd,J=10.6Hz,14.5H
z),3.15−3.40(3H,m),4.15(1
H,q,J=6.9Hz),4.35−4.45(1
H,m),6.24(1H,s),6.80−6.90
(2H,m),6.95(1H,t,J=7.2H
z),7.03(1H,t,J=7.2Hz),7.0
9(1H,d,J=2.1Hz),7.30(1H,
d,J=7.2Hz),7.56(1H,d,J=7.
2Hz),7.83(1H,d,J=6.9Hz),
8.00−8.10(1H,m),8.36(1H,
d,J=8.4Hz),10.77(1H,d,J=
2.1Hz) 実施例63化合物68の合成 (1)N−[N−[N−(3,3−ジメチルブチリル)
−L−ロイシル]−D−トリプトフィル]−β−アラニ
ンエチルエステルの合成実施例51−(1)で得られた
TFA・Leu−DTrp−βAla−OEt33.0
mgのピリジン0.5ml溶液に、窒素雰囲気下、0℃
にて塩化3,3−ジメチルブチリル12.8mgを加え
10分間撹拌した。反応液に水0.1mlを加え減圧濃
縮して得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィー(メ
ルク社製シリカゲル60F254/クロロホルム:メタノ
ール=15:1)で精製し、目的物21.8mgを得
た。 (2)化合物68の合成 (1)で得られた化合物14.7mgをエタノール0.
2mlに懸濁し、1N水酸化ナトリウム水溶液43μl
を加え室温にて5時間撹拌した。減圧濃縮後得られた残
渣をエムポアシート(アナリティケム インターナショ
ナル社製/クロロホルム:メタノール:酢酸=15:
1:1)、次いで逆相フラッシュクロマトグラフィー
(ナカライテクス社製 コスモシール75C18−OPN
/メタノール)により精製し表題化合物8.5mgを無
色粉末として得た。
【0127】融点:65−70℃ IR(KBr,cm-1):3310,3064,295
6,2920,2854,1719,1650,153
9,1464,1443 高分解能FAB−MS(m/e,(C263845
H)+として): 計算値 487.2921 測定値 487.2910 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.7Hz),0.7
5(3H,d,J=5.7Hz),0.93(9H,
s),1.07−1.26(3H,m),1.94(1
H,d,J=12.0Hz),2.04(1H,d,J
=12.0Hz),2.33−2.60(2H,m),
2.85(1H,dd,J=10.1Hz,14.5H
z),3.13−3.50(3H,m),4.03−
4.15(1H,m),4.32−4.43(1H,
m),6.95(1H,t,J=7.7Hz),7.0
4(1H,t,J=7.7Hz),7.08(1H,
d,J=1.9Hz),7.30(1H,d,J=7.
7Hz),7.55(1H,d,J=7.7Hz),
7.88(1H,d,J=6.7Hz),7.98(1
H,t,J=5.2Hz),8.23(1H,d,J=
8.2Hz),10.78(1H,brs)以下の実施
例64〜70では、それぞれ対応する酸塩化物を用い、
実施例63と同様な反応を行って化合物69〜75を合
成した。 実施例64化合物69 融点:156−159℃ IR(KBr,cm-1):3424,3088,296
2,2926,1716,1659,1551,146
4,1443,1392 高分解能FAB−MS(m/e,(C253645
H)+として): 計算値 473.2764 測定値 473.2699 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.7
7(3H,d,J=5.8Hz),1.07(9H,
s),1.21−1.42(3H,m),2.34(2
H,d,J=6.8Hz),2.88(1H,dd,J
=9.8Hz,14.6Hz),3.08−3.43
(3H,m),4.11−4.22(1H,m),4.
34−4.46(1H,m),6.94(1H,t,J
=7.6Hz),7.03(1H,t,J=7.6H
z),7.06(1H,brs),7.29(1H,
d,J=7.6Hz),7.39(1H,d,J=7.
6Hz),7.55(1H,d,J=7.6Hz),
7.99(1H,d,J=7.6Hz),7.99(1
H,d,J=7.6Hz),10.79(1H,br
s) 実施例65化合物70 融点:95−97℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,171
9,1650,1545 高分解能FAB−MS(m/e,(C283445
H)+として): 計算値 507.2607 測定値 507.2599 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.6Hz),0.7
2(3H,d,J=5.6Hz),1.10−1.40
(3H,m),2.33(2H,t,J=7.4H
z),5.69(1H,dd,J=10.2Hz,1
4.6Hz),3.10−3.39(3H,m),3.
40(1H,d,J=14.2Hz),3.47(1
H,d,J=14.2Hz),4.10−4.21(1
H,m),4.33−4.47(1H,m),6.95
(1H,t,J=7.8Hz),7.04(1H,t,
J=7.8Hz),7.07(1H,d,J=1.8H
z),7.14−7.28(5H,m),7.30(1
H,d,J=7.8Hz),7.57(1H,d,J=
7.8Hz),7.95(1H,t,J=5.5H
z),8.22(1H,d,J=7.0Hz),8.2
6(1H,d,J=8.6Hz),10.79(1H,
d,J=1.8Hz) 実施例66化合物71 融点:180−183℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,170
1,1659,1536,1257,1182,111
0,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C243446
H)+として): 計算値 475.2556 測定値 475.2529 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.2Hz),0.7
2(3H,d,J=6.2Hz),1.13(3H,
d,J=6.1Hz),1.14(3H,d,J=6.
1Hz),1.15−1.28(3H,m),2.35
(2H,t,J=7.1Hz),2.87(1H,d
d,J=9.8Hz,14.6Hz),3.12−3.
25(1H,m),3.20−3.30(2H,m),
3.86−3.95(1H,m),4.35−4.44
(1H,m),4.68−4.79(1H,m),6.
94(1H,t,J=7.9Hz),7.02(1H,
t,J=7.9Hz),7.05(1H,d,J=2.
5Hz),7.12(1H,d,J=7.3Hz),
7.29(1H,d,J=7.9Hz),7.54(1
H,d,J=7.9Hz),7.91(1H,t,J=
5.2Hz),8.10(1H,d,J=8.0H
z),10.78(1H,d,J=2.5Hz) 実施例67化合物72 融点:159−160℃ IR(KBr,cm-1):3328,2956,292
6,1728,1656,1536,1497,138
6,1209,1026,741 FAB−MS(m/e,(C293646+H)+とし
て):537 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.75(3H,d,J=6.1Hz),0.7
7(3H,d,J=6.1Hz),1.16(3H,
t,J=7.5Hz),1.20−1.40(3H,
m),2.33(2H,t,J=7.1Hz),2.8
8(1H,dd,J=9.7Hz,14.4Hz),
3.12(1H,dd,J=4.4Hz,14.4H
z),3.20−3.32(2H,m),4.03(2
H,q,J=7.5Hz),3.98−4.08(1
H,m),4.45(1H,ddd,J=4.4Hz,
8.4Hz,9.7Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.00−7.07(3H,m),7.
08(1H,d,J=1.2Hz),7.18(1H,
t,J=7.8Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.35(2H,t,J=7.8Hz),
7.56(1H,d,J=7.5Hz),7.86(1
H,d,J=7.8Hz),7.92(1H,t,J=
5.7Hz),8.23(1H,d,J=8.4H
z),10.80(1H,d,J=1.2Hz) 実施例68化合物73 融点:105−107.5℃ IR(KBr,cm-1):3328,2956,171
9,1650,1542,1464,1443,138
9,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C233355
H)+として): 計算値 460.2560 測定値 460.2578 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.6Hz),0.7
6(3H,d,J=5.9Hz),1.03−1.37
(3H,m),2.28−2.57(2H,m),2.
77(6H,s),2.86(1H,dd,J=10.
2Hz,14.7Hz),3.09−3.58(3H,
m),3.86−3.98(1H,m),4.26−
4.37(1H,m),6.19(1H,d,J=6.
6Hz),6.94(1H,t,J=7.5Hz),
7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.07(1
H,d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=
7.5Hz),7.53(1H,d,J=7.5H
z),8.00−8.10(1H,m),8.17(1
H,d,J=8.3Hz),10.78(1H,d,J
=2.0Hz) 旋光度:[α]D=+26.7°(20℃,c 0.4
2,MeOH) 実施例69化合物74 融点:100−115℃ IR(KBr,cm-1):3382,2968,292
6,1716,1644,1560 高分解能FAB−MS(m/e,(C304555
H)+として): 計算値 556.3499 測定値 556.3488 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=6.0Hz),0.7
1(3H,d,J=6.0Hz),0.96−1.74
(7H,m),1.14(3H,s),1.16(3
H,s),1.52(3H,s),1.61(3H,
s),1.78−1.99(2H,m),2.33−
2.45(2H,m),2.83(1H,dd,J=1
0.3Hz,14.6Hz),3.11−3.40(3
H,m),3.86−3.97(1H,m),4.27
−4.43(1H,m),5.85(1H,d,J=
6.6Hz),6.94(1H,t,J=7.7H
z),7.02(1H,t,J=7.7Hz),7.0
7(1H,d,J=2.5Hz),7.28(1H,
d,J=7.7Hz),7.55(1H,d,J=7.
7Hz),8.02−8.15(1H,m),8.25
(1H,d,J=8.3Hz),10.76(1H,
d,J=2.5Hz),12.14(1H,brs) 実施例70化合物75 融点:148−151℃ IR(KBr,cm-1):3418,3304,296
2,1647,1539,1464,1395,741 FAB−MS(m/e,(C243445+H)+とし
て):459 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.4Hz),0.7
4(3H,d,J=6.4Hz),0.81(3H,
d,J=5.2Hz),0.83(3H,d,J=5.
2Hz),1.08−1.40(3H,m),1.86
−1.99(3H,m),2.93(1H,dd,J=
9.2Hz,14.3Hz),3.13(1H,dd,
J=4.5Hz,14.3Hz),3.40−3.60
(2H,m),4.20−4.30(1H,m),4.
36−4.47(1H,m),6.91(1H,t,J
=7.7Hz),7.01(1H,t,J=7.7H
z),7.08(1H,d,J=1.7Hz),7.2
7(1H,d,J=7.7Hz),7.52(1H,
d,J=7.7Hz),7.55−7.67(1H,
m),8.14−8.28(1H,m),8.28−
8.41(1H,m),10.77(1H,d,J=
1.7Hz) 実施例71化合物76の合成 (1)Ph(Me)NCO−Leu−DTrp−βAl
a−OBzlの合成 実施例29−(1)及び51−(1)と同様の方法で得
られたTFA・Leu−DTrp−βAla−OBzl
50mgをクロロホルム1mlに溶解し、TEA 2
6μlを加え、更に窒素雰囲気下0℃にてN−メチル−
N−フェニルカルバモイルクロリド16mgを加え室温
で18時間、次いで50℃にて6.5時間撹拌した。反
応液をクロロホルムで希釈し、1N塩酸及び水で順次洗
浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧濃
縮後得られた残渣を中圧液体クロマトグラフィー(メル
ク社製 ローバーカラム リクロプレップSi60/ジ
クロロメタン:メタノール=50:1)により精製し、
目的物43mgを得た。
【0128】FAB−MS(m/e,(C354155
+H)+として):612 (2)化合物76の合成 (1)で得られた化合物40mgを実施例35−(2)
と同様に接触水素化分解を行い、化合物76 25mg
を得た。
【0129】融点:108−114℃ IR(KBr,cm-1):3322,2956,171
9,1647,1596,1518,1461,136
2,1194,1104 高分解能FAB−MS(m/e,(C283555
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.2704 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.1Hz),1.0
4−1.27(3H,m),2.23(2H,t,J=
6.9Hz),2.87(1H,dd,J=9.9H
z,14.5Hz),3.05−3.70(3H,
m),3.13(3H,s),4.03−4.15(1
H,m),4.29−4.40(1H,m),5.73
(1H,d,J=7.6Hz),6.92(1H,t,
J=7.5Hz),7.01(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=1.7Hz),7.1
1−7.24(3H,m),7.28(1H,d,J=
7.5Hz),7.31−7.42(2H,m),7.
53(1H,d,J=7.5Hz),7.95−8.0
5(1H,m),8.15(1H,d,J=8.4H
z),10.79(1H,d,J=1.7Hz) 旋光度:[α]D=+83.8°(20℃,c 0.7
7,DMSO) 実施例72化合物77の合成 原料化合物としてN,N−ジエチルカルバモイルクロリ
ドを用い、実施例71と同様な反応を行って化合物77
を合成した。
【0130】融点:82−91℃ 高分解能FAB−MS(m/e,(C253755
H)+として): 計算値 488.2873 測定値 488.2868 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.62−0.74(3H,m),0.74−
0.80(3H,m),0.77−0.89(3H,
m),0.92−1.09(6H,m),2.15−
2.33(2H,m),2.78−2.95(1H,
m),3.06−3.45(7H,m),3.88−
4.11(1H,m),4.25−4.44(1H,
m),6.03−6.18(1H,m),6.93(1
H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,t,J=
7.5Hz),7.03−7.11(1H,m),7.
29(1H,d,J=7.5Hz),7.48(1H,
d,J=7.5Hz),7.89−8.23(2H,
m),10.72−10.82(1H,m) 実施例73化合物78の合成 実施例25で得られた化合物25 34mgを20%エ
タンジチオール−TFA溶液3.4mlに溶解し、氷冷
下にて15分間、室温にて10分間撹拌した。反応液を
減圧濃縮し、得られた残渣にエチルエーテルを加えて摩
砕し無色粉末28mgを得た。得られた粉末26mgを
ピリジン0.20mlに溶解し、氷冷下、クロロギ酸エ
チル6μlを加え同温で1時間撹拌した。クロロギ酸エ
チル6μlを追加して更に1時間氷冷下にて撹拌後、反
応液を減圧濃縮した。残渣に蒸留水2mlを加え不溶物
を濾別し、濾液をアンバーライトIR−120B(H+
型)カラム、次いでアンバーライトIRC−50(Na
+型)カラムに通液し、カラムは蒸留水にて洗浄後溶離
液を減圧濃縮した。残渣を蒸留水4mlに溶解し、セッ
プ−パック C18 カートリッジ(ウォーターズ社
製)に通液して目的物を吸着させ、蒸留水で洗浄した後
メタノールにて溶離した。溶離液を減圧濃縮し、表題化
合物20mgを無色粉末として得た。
【0131】融点:152−158℃ IR(KBr,cm-1):3424,2962,166
2,1536,1215,1047,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C22314NaO7
S+H)+として): 計算値 519.1890 測定値 519.1882 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=7.1Hz),0.7
4(3H,d,J=7.1Hz),1.14(3H,
t,J=7.1Hz),1.14−1.32(3H,
m),2.50−2.58(2H,m),2.90(1
H,dd,J=9.2Hz,14.4Hz),3.13
(1H,dd,J=4.6Hz,14.4Hz),3.
24−3.35(2H,m),3.90−3.98(1
H,m),3.97(2H,q,J=7.1Hz),
4.32−4.42(1H,m),6.93(1H,
t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.
8Hz),7.05(1H,d,J=1.5Hz),
7.15(1H,d,J=8.1Hz),7.28(1
H,d,J=7.8Hz),7.53(1H,d,J=
7.8Hz),7.82(1H,t,J=5.7H
z),8.06(1H,d,J=7.9Hz),10.
79(1H,d,J=1.5Hz) 実施例74化合物79の合成 原料化合物として塩化イソバレリル及びアミノメタンス
ルホン酸ナトリウムを用い、実施例73と同様な反応を
行い化合物79を得た。
【0132】融点:169−193℃ IR(KBr,cm-1):3310,2962,165
6,1536,1194,1047,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C23334NaO6
S+H)+として): 計算値 517.2097 測定値 517.2097 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.6Hz),0.7
1(3H,d,J=6.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.0Hz),0.82(3H,d,J=6.
0Hz),1.01−1.33(3H,m),1.84
−1.98(3H,m),2.90(1H,dd,J=
9.3Hz,14.7Hz),3.10(1H,dd,
J=4.3Hz,14.7Hz),3.85(1H,d
d,J=6.0Hz,13.2Hz),3.92(1
H,dd,J=6.0Hz,13.2Hz),4.18
−4.30(1H,m),4.57−4.62(1H,
m),6.92(1H,t,J=7.8Hz),7.0
1(1H,t,J=7.8Hz),7.15(1H,
d,J=2.2Hz),7.27(1H,d,J=7.
8Hz),7.58(1H,d,J=7.8Hz),
7.79(1H,d,J=8.0Hz),7.87(1
H,d,J=8.1Hz),8.23(1H,t,J=
6.0Hz),10.77(1H,d,J=2.2H
z) 実施例75化合物80の合成 実施例1−(3)で得られた化合物1 15.8mgに
氷冷下20%エタンジチオール−TFA溶液3mlを加
え、室温で終夜撹拌した。反応液を留去し得られた残渣
をクロロホルム2mlに溶解し、TEAを加えてpHを
9にした後、tert−ブチルイソシアナート100μ
lを加え室温で終夜撹拌した。反応液を減圧留去して得
られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフィ
ー(メルク社製 シリカゲル60/クロロホルム:メタ
ノール:酢酸=10:1:1)に付し、更にセップ−パ
ック C18 カートリッジ(ウォーターズ社製/メタ
ノール:水=1:10→メタノール)に通し、溶離液を
減圧濃縮し、表題化合物6.36mgを無色粉末として
得た。
【0133】融点:114.5−118.5℃ IR(KBr,cm-1):3376,2962,292
6,1716,1650,1557,1461,136
8,1209,741 FAB−MS(m/e,(C263955+H)+とし
て):502 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.2Hz),0.7
1(3H,d,J=5.8Hz),0.79−0.92
(2H,m),1.08(3H,d,J=6.3H
z),1.09−1.38(1H,m),1.19(9
H,s),1.96(1H,dd,J=7.6Hz,1
4.4Hz),2.11(1H,dd,J=3.2H
z,14.4Hz),2.87(1H,dd,J=9.
6Hz,14.5Hz),3.17(1H,dd,J=
4.4Hz,14.5Hz),3.85−4.10(2
H,m),4.29−4.41(1H,m),6.02
(1H,s),6.04(1H,d,J=8.3H
z),6.93(1H,t,J=7.1Hz),7.0
2(1H,t,J=7.1Hz),7.08(1H,
d,J=1.9Hz),7.28(1H,d,J=7.
1Hz),7.55(1H,d,J=7.1Hz),
8.08−8.20(2H,m),10.79(1H,
d,J=1.9Hz) 以下の実施例76〜78では、それぞれ原料化合物とし
て化合物2、4及び24を用い実施例75と同様な反応
を行って化合物81、82及び83を合成した。 実施例76化合物81 融点:126−128℃ IR(KBr,cm-1):3424,2962,292
6,1653,1557,1461,1395,136
8,1209,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C334265
H)+として): 計算値 603.3295 測定値 603.3274 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64−0.73(6H,m),0.90−
1.14(2H,m),1.18(9H,s),1.5
0−1.65(1H,m),2.82(1H,dd,J
=10.1Hz,14.8Hz),3.03−3.45
(3H,m),3.98−4.07(1H,m),4.
34−4.47(1H,m),4.47−4.58(1
H,m),5.77(1H,d,J=7.8Hz),
5.82(1H,s),6.90−7.08(4H,
m),7.08(1H,d,J=2.1Hz),7.1
6(1H,d,J=2.1Hz),7.29(1H,
d,J=8.0Hz),7.31(1H,d,J=8.
0Hz),7.53(1H,d,J=8.0Hz),
7.58(1H,d,J=8.0Hz),8.10(1
H,d,J=8.4Hz),8.10(1H,d,J=
8.4Hz),10.76(2H,brs) 実施例77化合物82 融点:68−78℃ IR(KBr,cm-1):3454,2926,168
0,1206,1185,1137 高分解能FAB−MS(m/e,(C283975
H)+として): 計算値 554.3091 測定値 554.3098 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(6H,d,J=6.4Hz),0.9
7−1.15(3H,m),1.17(9H,s),
2.78−2.96(2H,m),3.06(1H,d
d,J=4.4Hz,13.9Hz),3.18(1
H,dd,J=2.7Hz,14.4Hz),3.97
−4.14(2H,m),4.42−4.53(1H,
m),5.77(1H,d,J=7.8Hz),5.8
4(1H,s),6.81(1H,s),6.94(1
H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,t,J=
7.5Hz),7.09(1H,d,J=1.2H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.5
5(1H,s),7.58(1H,d,J=7.5H
z),8.13−8.24(2H,m),10.77
(1H,d,J=1.2Hz) 実施例78化合物83 IR(KBr,cm-1):3412,2962,165
9,1551,1461,1209,1137,104
7 高分解能FAB−MS(m/e,(C23345NaO6
S+H)+として): 計算値 532.2206 測定値 532.2236 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65(3H,d,J=6.2Hz),0.6
6(3H,d,J=6.2Hz),0.95−1.18
(3H,m),1.18(9H,s),2.89(1
H,dd,J=9.8Hz,14.4Hz),3.06
−3.15(1H,m),3.82−3.90(1H,
m),3.90−3.98(1H,m),3.99−
4.10(1H,m),4.53−4.62(1H,
m),5.72(1H,d,J=8.0Hz),5.8
0(1H,s),6.92(1H,t,J=7.5H
z),7.01(1H,t,J=7.5Hz),7.1
5(1H,d,J=1.9Hz),7.27(1H,
d,J=7.5Hz),7.61(1H,d,J=7.
5Hz),8.05(1H,d,J=8.6Hz),
8.25−8.32(1H,m),10.75(1H,
d,J=1.9Hz) 実施例79化合物84の合成 (1)PhNHCO−Leu−DTrp−βAla−O
Etの合成 実施例51−(1)で得られたTFA・Leu−DTr
p−βAla−OEt40.6mgのクロロホルム2m
l溶液に、窒素雰囲気下、室温にてTEA20μl及び
フェニルイソシアナート15μlを加え1時間撹拌し
た。反応液を減圧濃縮後得られた残渣をドライカラムフ
ラッシュクロマトグラフィー(メルク社製 シリカゲル
60/クロロホルム:メタノール=10:1)で精製し
目的物39.6mgを得た。
【0134】FAB−MS(m/e,(C293755
+H)+として):536 (2)化合物84の合成 (1)で得られた化合物18.7mgを実施例51−
(3)と同様にしてアルカリ加水分解を行い、表題化合
物17.4mgを無色粉末として得た。
【0135】融点:208−214℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3406,2945,165
3,1599,1557,1446,1410,131
7,1239,744,695 高分解能FAB−MS(m/e,(C273355
H)+として): 計算値 508.2560 測定値 508.2561 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.5Hz),0.7
3(3H,d,J=5.5Hz),1.15−1.30
(3H,m),2.20−2.35(2H,m),2.
87(1H,dd,J=10.5Hz,14.3H
z),3.18−3.40(3H,m),4.10−
4.20(1H,m),4.37−4.47(1H,
m),6.73−6.83(1H,m),6.85(1
H,t,J=7.3Hz),6.94(1H,t,J=
7.3Hz),7.02(1H,t,J=7.5H
z),7.05(1H,d,J=2.0Hz),7.1
8(2H,t,J=7.5Hz),7.29(1H,
d,J=7.3Hz),7.38(2H,d,J=7.
5Hz),7.56(1H,d,J=7.3Hz),
8.02(1H,t,J=5.5Hz),8.40(1
H,d,J=8.6Hz),9.03(1H,s),1
0.78(1H,d,J=2.0Hz) 以下の実施例80〜86では、それぞれ対応するイソシ
アナート又はイソチオシアナートを用い、実施例79と
同様な反応を行って、化合物85〜91を合成した。 実施例80化合物85 融点:133−140℃ IR(KBr,cm-1):3400,2962,165
0,1557,1458,1395,1368,127
8,1215,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C253755
H)+として): 計算値 488.2873 測定値 488.2863 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.4Hz),0.7
1(3H,d,J=5.4Hz),1.03−1.23
(3H,m),1.19(9H,s),2.26−2.
35(2H,m),2.84(1H,dd,J=11.
0Hz,12.8Hz),3.15−3.30(3H,
m),3.91−4.00(1H,m),4.32−
4.42(1H,m),5.85−5.93(1H,
m),5.89(1H,s),6.94(1H,t,J
=7.4Hz),7.02(1H,t,J=7.4H
z),7.08(1H,d,J=2.0Hz),7.2
9(1H,d,J=7.4Hz),7.54(1H,
d,J=7.4Hz),8.08(1H,t,J=5.
6Hz),8.24(1H,d,J=8.3Hz),1
0.76(1H,d,J=2.0Hz) 実施例81化合物86 融点:136−155℃ IR(KBr,cm-1):3406,2932,286
0,1647,1560,1458,1344,123
6,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C273955
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.3002 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.3Hz),0.7
2(3H,d,J=5.3Hz),0.95−1.35
(9H,m),1.44−1.80(5H,m),2.
27−2.43(2H,m),2.85(1H,dd,
J=11.5Hz,13.7Hz),3.10−3.3
0(3H,m),3.92−4.07(1H,m),
4.29−4.43(1H,m),5.88−6.02
(2H,m),6.94(1H,t,J=7.3H
z),7.02(1H,t,J=7.3Hz),7.0
8(1H,brs),7.28(1H,d,J=7.3
Hz),7.54(1H,d,J=7.3Hz),8.
02−8.12(1H,m),8.28(1H,d,J
=8.3Hz),10.80(1H,brs) 実施例82化合物87 融点:109−112℃ IR(KBr,cm-1):3352,2956,165
0,1590,1551,1473,1443,130
5,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C273255Cl
+H)+として): 計算値 542.2170 測定値 542.2181 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70−0.78(6H,m),1.09−
1.28(3H,m),2.34(2H,t,J=7.
2Hz),2.88(1H,dd,J=10.4Hz,
14.2Hz),3.11−3.35(3H,m),
4.10−4.21(1H,m),4.37−4.49
(1H,m),6.93(1H,t,J=8.0H
z),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.0
3(1H,t,J=7.5Hz),7.10(1H,
d,J=2.1Hz),7.20(1H,t,J=8.
0Hz),7.25(1H,d,J=7.4Hz),
7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.37(1
H,dd,J=1.6Hz,8.0Hz),7.59
(1H,d,J=7.5Hz),8.01(1H,t,
J=5.3Hz),8.12(1H,dd,J=1.6
Hz,8.0Hz),8.16(1H,s),8.24
(1H,d,J=8.2Hz),10.78(1H,
d,J=2.1Hz),12.20(1H,brs) 実施例83化合物 88 融点:116−127℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,172
8,1650,1554,1497,1443,140
4,1341,1308,1236,1095,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C273255Cl
+H)+として): 計算値 542.2170 測定値 542.2191 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=5.4Hz),1.0
7−1.31(3H,m),2.35(2H,t,J=
7.2Hz),2.87(1H,dd,J=10.5H
z,14.5Hz),3.15(1H,dd,J=4.
2Hz,14.5Hz),3.22−3.42(2H,
m),4.12−4.22(1H,m),4.41(1
H,ddd,J=4.2Hz,8.6Hz,10.5H
z),6.31(1H,d,J=7.8Hz),6.9
4(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.10(1H,d,J=1.
5Hz),7.22(2H,d,J=9.1Hz),
7.27(1H,d,J=7.5Hz),7.37(2
H,d,J=9.1Hz),7.59(1H,d,J=
7.5Hz),8.03(1H,t,J=5.2H
z),8.37(1H,d,J=8.6Hz),8.7
0(1H,s),10.78(1H,d,J=1.5H
z),12.19(1H,brs) 実施例84化合物89 融点:132−142℃ IR(KBr,cm-1):3430,2957,292
3,1644,1557,1460,1387,115
8,745 FAB−MS(m/e,(C233355+H)+ とし
て):460 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=6.4Hz),0.7
1(3H,d,J=6.4Hz),0.98(3H,
d,J=6.4Hz),0.99(3H,d,J=6.
4Hz),1.00−1.20(3H,m),2.88
(1H,dd,J=10.5Hz,14.7Hz),
3.20(1H,dd,J=3.6Hz,14.7H
z),3.56−3.66(1H,m),3.69−
3.76(2H,m),4.04(1H,q,J=6.
8Hz),4.46(1H,ddd,J=3.6Hz,
8.7Hz,10.5Hz),5.81(1H,d,J
=7.6Hz),5.82(1H,d,J=7.2H
z),6.95(1H,t,J=7.5Hz),7.0
3(1H,t,J=7.5Hz),7.12(1H,
d,J=2.2Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.58(1H,d,J=7.5Hz),
8.29(1H,d,J=8.7Hz),8.29−
8.40(1H,m),10.78(1H,d,J=
2.2Hz) 実施例85化合物90 融点:165−170℃ IR(KBr,cm-1):3430,2920,165
3,1602,1554,1506,1445,131
7,1233,745,697 高分解能FAB−MS(m/e,(C263155
H)+として): 計算値 494.2404 測定値 494.2384 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.4Hz),1.0
8−1.26(3H,m),2.90(1H,dd,J
=10.5Hz,14.4Hz),3.19−3.30
(1H,m),3.73(1H,dd,J=6.1H
z,17.0Hz),3.81(1H,dd,J=5.
9Hz,17.0Hz),4.19(1H,q,J=
7.3Hz),4.48−4.56(1H,m),6.
24(1H,d,J=7.3Hz),6.87(1H,
t,J=7.3Hz),6.95(1H,t,J=7.
3Hz),7.03(1H,t,J=7.3Hz),
7.13(1H,d,J=2.3Hz),7.16−
7.37(4H,m),7.43(1H,d,J=7.
3Hz),7.61(1H,d,J=7.3Hz),
8.37−8.45(2H,m),8.53(1H,
s),10.79(1H,d,J=2.3Hz) 実施例86化合物91 融点:163−165℃ IR(KBr,cm-1):3442,2930,165
3,1539,1389,1240,1160,108
9,746 高分解能FAB−MS(m/e,(C263154S+
H)+として): 計算値 510.2175 測定値 510.2143 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67−0.73(6H,m),1.15−
1.38(3H,m),2.86−2.96(1H,
m),3.15−3.25(1H,m),3.50−
3.75(2H,m),4.45−4.56(1H,
m),4.80−4.92(1H,m),6.93(1
H,t,J=7.7Hz),6.98−7.08(2
H,m),7.14(1H,brs),7.23−7.
33(3H,m),7.48(2H,d,J=7.6H
z),7.60(1H,d,J=7.7Hz),7.8
8−8.10(2H,m),8.43(1H,d,J=
8.5Hz),9.92(1H,brs),10.78
(1H,brs) 実施例87 (1)化合物92の合成 実施例67で得られた化合物72 34.9mgをクロ
ロホルム1.2mlに懸濁し、ペルヒドロアゼピン14
7μl及びTEA 100μlを加え、窒素雰囲気下、
55℃にて3時間撹拌した。反応液を減圧濃縮して得ら
れた残渣を酢酸エチルに溶解し、1N塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得ら
れた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフィー
(メルク社製 シリカゲル60/酢酸エチル)で精製
し、表題化合物33.0mgを無色粉末として得た。
【0136】融点:115−125℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,172
8,1656,1632,1539,1191 高分解能FAB−MS(m/e,(C294355
H)+として): 計算値 542.3342 測定値 542.3369 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.83(3H,d,J=6.2Hz),0.8
4(3H,d,J=6.2Hz),1.21(3H,
t,J=7.2Hz),1.40−1.75(11H,
m),2.35−2.55(2H,m),3.15−
3.55(9H,m),3.81(1H,q,J=6.
8Hz),4.07(2H,q,J=7.2Hz),
4.58(1H,d,J=6.8Hz),4.75−
4.85(1H,m),6.22(1H,d,J=8.
8Hz),7.07(1H,d,J=2.6Hz),
7.10(1H,t,J=7.4Hz),7.19(1
H,dt,J=1.1Hz,7.4Hz),7.36
(1H,d,J=7.4Hz),7.30−7.40
(1H,m),7.61(1H,dd,J=1.1H
z,7.4Hz),8.11(1H,brs) (2)化合物93の合成 (1)で得られた化合物92 27.1mgを実施例5
1−(3)と同様にしてアルカリ加水分解を行い、表題
化合物22.6mgを無色粉末として得た。
【0137】融点:110−115℃ IR(KBr,cm-1):3406,2932,171
9,1647,1629,1536,1419 高分解能FAB−MS(m/e,(C273955
H)+として): 計算値 514.3030 測定値 514.2983 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.6Hz),0.7
8(3H,d,J=5.6Hz),1.15−1.35
(3H,m),1.35−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.30−2.40(2
H,m),2.86(1H,dd,J=10.1Hz,
14.1Hz),3.15−3.40(7H,m),
3.90−4.05(1H,m),4.25−4.40
(1H,m),6.11(1H,d,J=6.3H
z),6.95(1H,t,J=7.4Hz),7.0
4(1H,t,J=7.4Hz),7.07(1H,b
rs),7.30(1H,d,J=7.4Hz),7.
54(1H,d,J=7.4Hz),8.05−8.1
5(1H,m),8.14(1H,d,J=8.7H
z),10.78(1H,brs) 以下の実施例88〜122では、それぞれ対応する一級
又は二級アミンを用い、実施例87と同様な反応を行っ
て化合物94〜130を合成した。 実施例88 (1)化合物94 融点:83−87℃ IR(KBr,cm-1):3310,1731,165
6,1533,1269,1185 高分解能FAB−MS(m/e,(C294356
H)+として): 計算値 558.3292 測定値 558.3316 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=6.0Hz),0.7
4(3H,d,J=6.0Hz),1.12−1.59
(8H,m),1.68−1.78(1H,m),1.
17(3H,t,J=7.2Hz),2.43(2H,
t,J=7.2Hz),2.60−2.75(1H,
m),2.86(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.6Hz),3.13−3.53(5H,m),3.
77−3.87(1H,m),3.90−4.00(1
H,m),4.00−4.10(1H,m),4.04
(2H,q,J=7.2Hz),4.26−4.37
(1H,m),4.66(1H,t,J=5.1H
z),6.23(1H,d,J=6.2Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=2.
2Hz),7.29(1H,d,J=7.2Hz),
7.53(1H,d,J=7.6Hz),8.06(1
H,t,J=5.2Hz),8.14(1H,d,J=
8.9Hz),10.77(1H,brs) (2)化合物95 融点:110−113℃ IR(KBr,cm-1):3406,2944,172
5,1650,1539,1389,1270,105
0 高分解能FAB−MS(m/e,(C273956
H)+として): 計算値 530.2979 測定値 530.3004 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.11−1.59
(8H,m),1.68−1.79(1H,m),2.
36(2H,t,J=7.2Hz),2.61−2.7
7(1H,m),2.86(1H,dd,J=10.3
Hz,14.7Hz),3.15−3.52(6H,
m),3.75−3.89(1H,m),3.90−
4.00(1H,m),4.00−4.10(1H,
m),4.27−4.38(1H,m),6.23(1
H,d,J=6.9Hz),6.94(1H,t,J=
7.3Hz),7.03(1H,t,J=7.3H
z),7.07(1H,d,J=2.2Hz),7.2
9(1H,d,J=7.3Hz),7.53(1H,
d,J=7.3Hz),8.05(1H,t,J=5.
4Hz),8.13(1H,d,J=8.6Hz),1
0.76(1H,d,J=2.2Hz) 実施例89化合物96 融点:113−121℃ IR(KBr,cm-1):3406,2956,171
9,1644,1542,1443,1371,134
1,1269,1236,1194,1059,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C263756
H)+として): 計算値 516.2822 測定値 516.2815 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.9Hz),0.7
6(3H,d,J=5.5Hz),1.09−1.33
(5H,m),1.58−1.72(2H,m),2.
37(2H,t,J=7.0Hz),2.76−2.9
4(2H,m),2.82(1H,dd,J=10.0
Hz,14.0Hz),3.14−3.40(3H,
m),3.53−3.66(1H,m),3.66−
3.76(2H,m),3.92(1H,ddd,J=
6.8Hz,6.8Hz,7.8Hz),4.32(1
H,ddd,J=3.9Hz,8.6Hz,10.5H
z),4.65(1H,brs),6.42(1H,
d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=7.
7Hz),7.03(1H,t,J=7.7Hz),
7.07(1H,d,J=1.8Hz),7.29(1
H,d,J=7.7Hz),7.52(1H,d,J=
7.7Hz),8.03(1H,t,J=5.3H
z),8.18(1H,d,J=8.5Hz),10.
77(1H,d,J=1.8Hz),12.16(1
H,brs) 実施例90化合物97 融点:103−118℃ IR(KBr,cm-1):3322,2938,171
9,1635,1536,1272,1188 FAB−MS(m/e,(C273955+H)+とし
て):514 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=4.9Hz),0.7
6(3H,d,J=4.9Hz),1.07+1.09
(3H,d×2,J=7.1Hz,J=7.1Hz),
1.12−1.62(9H,m),2.35−2.50
(2H,m),2.72(1H,t,J=13.0H
z),2.84(1H,dd,J=10.7Hz,1
4.5Hz),3.15−3.35(3H,m),3.
68−3.86(1H,m),3.89−3.99(1
H,m),4.20−4.37(2H,m),6.30
+6.32(1H,d×2,J=5.4Hz,J=5.
4Hz),6.94(1H,t,J=7.5Hz),
7.03(1H,t,J=7.5Hz),7.07(1
H,brs),7.29(1H,d,J=7.5H
z),7.53(1H,d,J=7.5Hz),8.0
4−8.11(1H,m),8.17+8.20(1
H,d×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),1
0.77(1H,brs) 実施例91化合物98 融点:113−120℃ IR(KBr,cm-1):3322,2956,287
2,1719,1644,1539,1461,144
6,1266,1239 高分解能FAB−MS(m/e,(C273955
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.2982 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=4.6Hz),0.7
6(3H,d,J=4.6Hz),0.80(3H,
d,J=6.6Hz),0.95−1.47(6H,
m),1.47−1.60(1H,m),1.66−
1.76(1H,m),2.22−2.48(4H,
m),2.85(1H,dd,J=10.5Hz,1
4.4Hz),3.18−3.40(3H,m),3.
72−3.95(3H,m),4.27−4.36(1
H,m),6.38+6.40(1H,d×2,J=
6.2Hz,J=6.2Hz),6.94(1H,d
t,J=1.2Hz,7.7Hz),7.03(1H,
dt,J=1.2Hz,7.7Hz),7.07(1
H,d,J=2.1Hz),7.29(1H,dd,J
=1.2Hz,7.7Hz),7.53(1H,dd,
J=1.2Hz,7.7Hz),8.05(1H,t,
J=5.7Hz),8.17+8.19(1H,d×
2,J=8.2Hz,J=8.2Hz),10.77
(1H,d,J=2.1Hz),12.15(1H,b
rs) 実施例92化合物99 融点:217−218℃ IR(KBr,cm-1):3418,2926,171
6,1647,1542,1458,1248,121
0,1082,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C273955
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.3008 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),0.87(3H,
d,J=6.0Hz),0.91−1.04(2H,
m),1.11−1.35(3H,m),1.40−
1.60(3H,m),2.31−2.42(2H,
m),2.55−2.69(2H,m),2.85(1
H,dd,J=10.4Hz,14.5Hz),3.1
5−3.32(3H,m),3.86−4.01(3
H,m),4.25−4.36(1H,m),6.40
(1H,d,J=6.6Hz),6.95(1H,t,
J=7.7Hz),7.03(1H,t,J=7.7H
z),7.08(1H,d,J=1.8Hz),7.3
0(1H,d,J=7.7Hz),7.53(1H,
d,J=7.7Hz),8.05(1H,t,J=5.
5Hz),8.18(1H,d,J=8.6Hz),1
0.78(1H,d,J=1.8Hz),12.20
(1H,brs) 実施例93化合物100 融点:120−126℃ IR(KBr,cm-1):3412,2944,171
9,1656,1533,1461,1443,139
2,1344,1236,1194,741高分解能F
AB−MS(m/e,(C284155+H)+とし
て): 計算値 528.3186 測定値 528.3173 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.1Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),1.04(3H,
d,J=6.7Hz),1.08(3H,d,J=6.
8Hz),1.13−1.78(9H,m),2.31
−2.46(2H,m),2.84(1H,dd,J=
10.4Hz,14.6Hz),3.10−3.35
(3H,m),3.91−4.01(1H,m),4.
07−4.23(2H,m),4.24−4.38(1
H,m),6.15(1H,d,J=6.6Hz),
6.94(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1
H,t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=
1.9Hz),7.29(1H,d,J=7.6H
z),7.53(1H,d,J=7.6Hz),8.0
8(1H,t,J=5.5Hz),8.19(1H,
d,J=8.2Hz),10.77(1H,d,J=
1.9Hz),12.13(1H,brs) 実施例94化合物101 融点:203−204℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3412,2938,171
9,1638,1539,1446,1260,123
6,1180,740 高分解能FAB−MS(m/e,(C263755
H)+として): 計算値 500.2873 測定値 500.2870 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.9Hz),0.7
6(3H,d,J=5.9Hz),1.13−1.43
(7H,m),1.44−1.57(2H,m),2.
37(2H,t,J=7.5Hz),2.86(1H,
dd,J=10.2Hz,14.4Hz),3.17−
3.40(7H,m),3.88−3.98(1H,
m),4.26−4.37(1H,m),6.38(1
H,d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=
7.3Hz),7.03(1H,t,J=7.3H
z),7.07(1H,d,J=1.9Hz),7.2
9(1H,d,J=7.3Hz),7.53(1H,
d,J=7.3Hz),8.04(1H,t,J=5.
4Hz),8.17(1H,d,J=8.6Hz),1
0.77(1H,d,J=1.9Hz),12.20
(1H,brs) 実施例95化合物102 融点:119−122℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,171
6,1638,1536,1263 高分解能FAB−MS(m/e,(C253556
H)+として): 計算値 502.2665 測定値 502.2674 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.7
7(3H,d,J=5.4Hz),1.15−1.35
(3H,m),2.25−2.45(2H,m),2.
87(1H,dd,J=10.3Hz,14.0H
z),3.20−3.45(7H,m),3.45−
3.60(4H,m),3.95−4.05(1H,
m),4.30−4.40(1H,m),6.53(1
H,d,J=6.1Hz),6.95(1H,t,J=
7.3Hz),7.04(1H,t,J=7.3H
z),7.08(1H,brs),7.30(1H,
d,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=7.
3Hz),7.95−8.10(1H,m),8.19
(1H,d,J=8.6Hz),10.79(1H,b
rs) 実施例96化合物103 融点:135−140℃ IR(KBr,cm-1):3412,3330,295
6,1650,1545,1464,1404,126
9 高分解能FAB−MS(m/e,(C263865
H)+として): 計算値 515.2982 測定値 515.2950 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.35
(3H,m),2.15(3H,s),2.15−2.
30(4H,m),2.33(2H,t,J=7.4H
z),2.87(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.7Hz),3.20−3.40(7H,m),3.
90−4.00(1H,m),4.30−4.40(1
H,m),6.50(1H,d,J=6.8Hz),
6.95(1H,t,J=7.5Hz),7.04(1
H,t,J=7.5Hz),7.08(1H,d,J=
2.2Hz),7.30(1H,d,J=7.5H
z),7.54(1H,d,J=7.5Hz),8.0
4(1H,t,J=5.5Hz),8.19(1H,
d,J=8.3Hz),10.79(1H,d,J=
2.2Hz) 実施例97化合物104 融点:121.0−122.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,171
9,1641,1539,1461,1344,129
0,1236,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C303755
H)+として): 計算値 548.2873 測定値 548.2898 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.5Hz),1.15−1.37
(3H,m),2.36−2.47(2H,m),2.
70−2.80(2H,m),2.86(1H,dd,
J=10.6Hz,14.5Hz),3.16−3.3
1(3H,m),3.56(2H,t,J=5.7H
z),3.95−4.05(1H,m),4.28−
4.39(1H,m),4.47(1H,d,J=1
8.8Hz),4.55(1H,d,J=18.8H
z),6.53(1H,d,J=6.8Hz),6.9
3(1H,t,J=8.0Hz),7.03(1H,
t,J=8.0Hz),7.07(1H,d,J=2.
0Hz),7.09−7.21(4H,m),7.29
(1H,d,J=8.0Hz),7.54(1H,d,
J=8.0Hz),8.04(1H,t,J=5.5H
z),8.24(1H,d,J=8.3Hz),10.
77(1H,d,J=2.0Hz),12.21(1
H,brs) 実施例98化合物105 融点:146−160℃ IR(KBr,cm-1):3436,2956,164
4,1578,1533,1461,1407,125
1,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C303755
H)+として): 計算値 548.2873 測定値 548.2911 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70+0.76(3H,d×2,J=5.5
Hz,J=5.5Hz),0.74+0.78(3H,
d×2,J=5.5Hz,J=5.5Hz),1.18
−1.39(4H,m),1.71−1.88(1H,
m),2.12−2.30(2H,m),2.60−
2.79(2H,m),2.80−2.97(1H,
m),3.12−3.36(3H,m),3.51−
3.66(1H,m),3.97−4.19(1H,
m),4.28−4.43(1H,m),4.44−
4.60(1H,m),6.57−6.69(1H,
m),6.92(1H,t,J=7.5Hz),7.0
1(1H,t,J=7.5Hz),7.02−7.20
(4H,m),7.28(1H,d,J=8.1H
z),7.29+7.35(1H,d×2,J=7.5
Hz,J=7.5Hz),7.52+7.55(1H,
d×2,J=7.5Hz,J=7.5Hz),8.01
−8.15(1H,m),8.16−8.20(1H,
m),10.77+10.79(1H,brs×2) 実施例99化合物106 融点:121−128℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,171
9,1641,1539,1464,1443,125
4,1233,952,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C253555S+
H)+として): 計算値 518.2437 測定値 518.2410 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.7
7(3H,d,J=5.9Hz),1.16−1.45
(3H,m),2.36(2H,t,J=7.0H
z),2.40−2.55(4H,m),2.86(1
H,dd,J=10.2Hz,14.4Hz),3.1
7−3.32(3H,m),3.55−3.67(4
H,m),3.92−4.02(1H,m),4.30
−4.39(1H,m),6.51(1H,d,J=
6.9Hz),6.94(1H,t,J=7.8H
z),7.03(1H,t,J=7.8Hz),7.0
7(1H,d,J=1.8Hz),7.29(1H,
d,J=7.8Hz),7.53(1H,d,J=7.
8Hz),7.99(1H,t,J=5.5Hz),
8.16(1H,d,J=8.5Hz),10.77
(1H,d,J=1.8Hz),12.19(1H,b
rs) 実施例100化合物107 融点:117−124℃ IR(KBr,cm-1):3406,2926,171
9,1635,1536,1446,1359,123
3,1101,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C284155
H)+として): 計算値 528.3186 測定値 528.3161 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.7
7(3H,d,J=5.8Hz),1.12−1.34
(3H,m),1.35−1.65(10H,m),
2.31−2.45(2H,m),2.84(1H,d
d,J=10.1Hz,14.5Hz),3.09−
3.29(6H,m),3.92−4.03(1H,
m),4.27−4.39(1H,m),6.00(1
H,d,J=6.8Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.06(1H,d,J=2.0Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),8.09(1H,t,J=5.
6Hz),8.13(1H,d,J=8.6Hz),1
0.77(1H,d,J=2.0Hz),12.15
(1H,brs) 実施例101化合物108 融点:114.5−123.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,171
9,1632,1536,1464,1197,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C304555
H)+として): 計算値 556.3499 測定値 556.3505 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.6Hz),0.7
6(3H,d,J=5.6Hz),0.81−0.91
(9H,m),1.03−1.87(8H,m),2.
31−2.45(2H,m),2.65−2.90(2
H,m),3.20−3.47(6H,m),3.88
−3.98(1H,m),4.28−4.36(1H,
m),6.10+6.11(1H,d×2,J=6.5
Hz,J=6.5Hz),6.94(1H,t,J=
7.4Hz),7.03(1H,t,J=7.4H
z),7.06(1H,d,J=1.8Hz),7.2
9(1H,d,J=7.4Hz),7.53(1H,
d,J=7.4Hz),8.07−8.20(2H,
m),10.77(1H,d,J=1.8Hz),1
2.13(1H,brs) 実施例102 実施例87と同様の方法で合成後、ジアステレオマーで
ある生成物をそれぞれ分取して化合物109A(Rf=
0.43)及び化合物109B(Rf=0.52)を得
た(メルク社製 シリカゲル60F254/クロロホル
ム:メタノール:酢酸=10:1:1)。
【0138】化合物109A 融点:104−113.5℃ IR(KBr,cm-1):3352,2932,171
6,1650,1539,1272,1071,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C284156
H)+として): 計算値 544.3135 測定値 544.3184 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.13−1.82
(11H,m),2.37(2H,t,J=7.4H
z),2.60−2.74(1H,m),2.85(1
H,dd,J=10.1Hz,14.5Hz),3.1
5−3.40(5H,m),3.80−3.97(2
H,m),4.12−4.19(1H,m),4.29
−4.36(1H,m),4.45−4.60(1H,
m),6.26(1H,d,J=6.1Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=1.
9Hz),7.29(1H,d,J=7.6Hz),
7.54(1H,d,J=7.6Hz),8.03(1
H,t,J=5.2Hz),8.15(1H,d,J=
8.6Hz),10.77(1H,d,J=1.9H
z)化合物109B 高分解能FAB−MS(m/e,(C284156
H)+として): 計算値 544.3135 測定値 544.3163 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.6Hz),0.7
5(3H,d,J=5.6Hz),1.10−1.85
(11H,m),2.35−2.45(2H,m),
2.55−2.65(1H,m),2.84(1H,d
d,J=11.0Hz,14.7Hz),3.17−
3.40(5H,m),3.85−3.95(2H,
m),4.05−4.17(1H,m),4.28−
4.38(1H,m),4.65−4.80(1H,
m),6.34(1H,d,J=6.8Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=2.
2Hz),7.29(1H,d,J=7.6Hz),
7.52(1H,d,J=7.6Hz),8.04(1
H,t,J=5.6Hz),8.26(1H,d,J=
8.9Hz),10.77(1H,d,J=2.2H
z),12.13(1H,brs) 実施例103化合物110 融点:200.5−202℃ IR(KBr,cm-1):3316,2956,287
2,1719,1644,1536,1443,141
6,1233,1197,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C253555
H)+として): 計算値 486.2717 測定値 486.2727 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.69(3H,d,J=5.4Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.10−1.36
(3H,m),1.50−1.82(4H,m),2.
39(2H,t,J=7.6Hz),2.86(1H,
dd,J=10.5Hz,14.3Hz),3.07−
3.36(7H,m),3.88−4.01(1H,
m),4.26−4.38(1H,m),5.99(1
H,d,J=6.6Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.07(1H,d,J=1.5Hz),7.2
9(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),8.09(1H,t,J=5.
3Hz),8.18(1H,d,J=8.1Hz),1
0.77(1H,d,J=1.5Hz),12.09
(1H,brs) 旋光度:[α]D=+38.5°(20℃,c 0.3
0,MeOH) 実施例104化合物111 融点:120−122℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,171
9,1635,1536,1446,1386,134
4,1200 高分解能FAB−MS(m/e,(C273955
H)+として): 計算値 514.3029 測定値 514.3004 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.7
6(3H,d,J=5.7Hz),1.10(3H,
d,J=6.2Hz),1.14(3H,d,J=6.
2Hz),1.16−1.32(3H,m),1.46
−1.59(2H,m),1.83−1.96(2H,
m),2.36−2.46(2H,m),2.85(1
H,dd,J=10.2Hz,14.6Hz),3.1
5−3.34(3H,m),3.74−3.90(2
H,m),3.98(1H,q,J=6.9Hz),
4.33(1H,ddd,J=3.8Hz,8.6H
z,10.2Hz),5.79(1H,d,J=6.9
Hz),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.
03(1H,t,J=7.5Hz),7.06(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
5Hz),7.53(1H,d,J=7.5Hz),
8.12(1H,t,J=5.6Hz),8.19(1
H,d,J=8.6Hz),10.77(1H,d,J
=2.0Hz),12.18(1H,brs) 実施例105化合物112 融点:106−114℃ IR(KBr,cm-1):3412,2956,172
2,1641,1542,1464,1392,134
4,1230,1194,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C243355S+
H)+として): 計算値 504.2281 測定値 504.2295 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.1Hz),0.7
6(3H,d,J=5.9Hz),1.16−1.35
(3H,m),2.37(2H,t,J=7.3H
z),2.86(1H,dd,J=10.1Hz,1
4.5Hz),2.94(2H,t,J=6.2H
z),3.18−3.35(3H,m),3.49(1
H,td,J=6.2Hz,11.3Hz),3.61
(1H,td,J=6.2Hz,11.3Hz),3.
92−4.03(1H,m),4.30−4.41(1
H,m),4.34(1H,d,J=9.0Hz),
4.44(1H,d,J=9.0Hz),6.58(1
H,d,J=7.1Hz),6.94(1H,t,J=
7.7Hz),7.03(1H,t,J=7.7H
z),7.07(1H,d,J=1.9Hz),7.2
9(1H,d,J=7.7Hz),7.54(1H,
d,J=7.7Hz),7.97(1H,t,J=5.
6Hz),8.18(1H,d,J=8.1Hz),1
0.77(1H,d,J=1.9Hz),12.14
(1H,brs) 実施例106化合物113 融点:139−144℃ IR(KBr,cm-1):3418,2908,171
6,1650,1577,1462,1365,129
8,1242,1080,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C314355
H)+として): 計算値 566.3342 測定値 566.3356 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.65(3H,d,J=5.5Hz),0.7
1(3H,d,J=5.5Hz),1.01−1.18
(3H,m),1.57(6H,s),1.82(6
H,s),1.96(3H,s),2.38−2.60
(2H,m),2.82(1H,dd,J=10.8H
z,14.5Hz),3.18−3.40(3H,
m),3.83−3.89(1H,m),4.30−
4.38(1H,m),5.69(1H,s),5.8
5(1H,d,J=6.1Hz),6.94(1H,
t,J=7.1Hz),7.02(1H,t,J=7.
1Hz),7.07(1H,d,J=1.9Hz),
7.29(1H,d,J=7.1Hz),7.54(1
H,d,J=7.1Hz),8.12(1H,t,J=
5.6Hz),8.28(1H,d,J=8.6H
z),10.76(1H,d,J=1.9Hz),1
2.20(1H,brs) 実施例107化合物114 融点:122−127℃ IR(KBr,cm-1):3310,2956,171
9,1653,1551,1461,1443,136
5,1260,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C263555
H)+として): 計算値 498.2717 測定値 498.2739 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.7Hz),0.7
0(3H,d,J=5.1Hz),0.95−1.16
(3H,m),1.44(6H,s),2.34−2.
45(2H,m),2.84(1H,dd,J=10.
7Hz,13.7Hz),3.00(1H,s),3.
14−3.28(3H,m),3.91−4.02(1
H,m),4.31−4.43(1H,m),5.93
(1H,d,J=6.5Hz),6.22(1H,
s),6.94(1H,t,J=7.4Hz),7.0
2(1H,t,J=7.4Hz),7.08(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
4Hz),7.56(1H,d,J=7.4Hz),
8.09(1H,t,J=5.7Hz),8.31(1
H,d,J=8.6Hz),10.77(1H,d,J
=2.0Hz),12.19(1H,brs) 実施例108化合物 115 融点:108−111℃ IR(KRr,cm-1):3412,2956,172
2,1644,1566,1461,1344,124
2,1095,741,699 高分解能FAB−MS(m/e,(C283555
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.2687 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
2(3H,d,J=5.8Hz),1.03−1.21
(3H,m),2.35(2H,t,J=7.3H
z),2.84(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.6Hz),3.09−3.35(3H,m),3.
97−4.08(1H,m),4.19(2H,d,J
=5.9Hz),4.31−4.43(1H,m),
6.14(1H,d,J=7.1Hz),6.43(1
H,t,J=5.9Hz),6.94(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.08(1H,d,J=1.7Hz),7.1
6−7.35(6H,m),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),8.05(1H,t,J=5.2H
z),8.29(1H,d,J=8.5Hz),10.
77(1H,d,J=1.7Hz),12.08(1
H,brs) 実施例109化合物116 融点:118−121℃ IR(KBr,cm-1):3394,2956,171
6,1647,1560,1464,1443,136
8,1248,1212,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C263955
H)+として): 計算値 502.3029 測定値 502.3031 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=6.2Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),0.79(9H,
s),1.02−1.21(3H,m),2.33−
2.46(2H,m),2.70−2.90(3H,
m),3.11−3.29(3H,m),3.91−
4.02(1H,m),4.29−4.40(1H,
m),5.98(1H,t,J=6.1Hz),5.9
9(1H,d,J=7.1Hz),6.94(1H,
t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=7.
8Hz),7.08(1H,d,J=2.1Hz),
7.29(1H,d,J=7.8Hz),7.55(1
H,d,J=7.8Hz),8.06(1H,t,J=
5.5Hz),8.28(1H,d,J=8.6H
z),10.77(1H,d,J=2.1Hz),1
2.19(1H,brs) 実施例110化合物117 融点:109−113℃ IR(KBr,cm-1):3322,2990,172
3,1647,1554,1440,1340 高分解能FAB−MS(m/e,(C243355
H)+として): 計算値 472.2560 測定値 472.2576 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.24−0.35(2H,m),0.50−
0.59(2H,m),0.68(3H,d,J=5.
9Hz),0.72(3H,d,J=5.9Hz),
1.05−1.35(3H,m),2.35−2.45
(1H,m),2.41(2H,t,J=7.2H
z),2.86(1H,dd,J=10.2Hz,1
4.5Hz),3.11−3.35(3H,m),3.
95−4.05(1H,m),4.31−4.41(1
H,m),5.88(1H,d,J=7.4Hz),
6.20(1H,d,J=2.4Hz),6.94(1
H,t,J=7.5Hz),7.02(1H,t,J=
7.5Hz),7.08(1H,d,J=1.7H
z),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.5
5(1H,d,J=7.5Hz),8.07(1H,
t,J=5.5Hz),8.25(1H,d,J=8.
3Hz),10.77(1H,brs),12.15
(1H,brs) 実施例111化合物118 融点:120−130℃ IR(KBr,cm-1):3322,2956,171
9,1644,1557 高分解能FAB−MS(m/e,(C263755
H)+として): 計算値 500.2873 測定値 500.2867 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
1(3H,d,J=5.9Hz),0.96−1.34
(5H,m),1.39−1.66(4H,m),1.
67−1.85(2H,m),2.36−2.42(2
H,m),2.84(1H,dd,J=10.7Hz,
14.6Hz),3.12−3.40(3H,m),
3.81(1H,sext,J=6.6Hz),3.9
1−4.04(1H,m),4.30−4.39(1
H,m),5.82(1H,d,J=7.3Hz),
5.97(1H,d,J=7.4Hz),6.93(1
H,t,J=7.8Hz),7.02(1H,t,J=
7.8Hz),7.08(1H,d,J=1.9H
z),7.29(1H,d,J=7.8Hz),7.5
5(1H,d,J=7.8Hz),8.07(1H,
t,J=5.3Hz),8.27(1H,d,J=8.
3Hz),10.76(1H,d,J=1.9Hz) 実施例112化合物119 融点:89.5−94℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,171
9,1635,1527,1461,1344 高分解能FAB−MS(m/e,(C274155
H)+として): 計算値 516.3186 測定値 516.3153 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.9Hz),0.7
4(3H,d,J=5.9Hz),0.98−1.38
(3H,m),1.13(6H,d,J=6.5H
z),1.14(6H,d,J=6.5Hz),2.2
2−2.54(2H,m),2.84(1H,dd,J
=10.2Hz,14.7Hz),3.11−3.45
(3H,m),3.71(2H,sept,J=6.5
Hz),3.87−3.98(1H,m),4.28−
4.38(1H,m),5.82(1H,d,J=6.
7Hz),6.94(1H,t,J=7.7Hz),
7.03(1H,t,J=7.7Hz),7.07(1
H,d,J=1.8Hz),7.29(1H,d,J=
7.7Hz),7.53(1H,d,J=7.7H
z),8.07(1H,t,J=5.8Hz),8.1
5(1H,d,J=8.7Hz),10.77(1H,
d,J=1.8Hz),12.17(1H,brs) 旋光度:[α]D=+21.7°(20℃,c 0.4
4,MeOH) 実施例113化合物120 融点:116.5−120.5℃ IR(KBr,cm-1):3400,2932,286
0,1716,1626,1518,1458,124
2 高分解能FAB−MS(m/e,(C334955
H)+として): 計算値 596.3812 測定値 596.3789 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=6.3Hz),0.7
4(3H,d,J=6.4Hz),0.93−1.91
(23H,m),2.21−2.61(2H,m),
2.84(1H,dd,J=10.7Hz,14.7H
z),3.13−3.45(5H,m),3.81−
3.91(1H,m),4.27−4.38(1H,
m),5.93(1H,d,J=6.2Hz),6.9
4(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.06(1H,d,J=2.
0Hz),7.29(1H,d,J=7.5Hz),
7.53(1H,d,J=7.5Hz),8.12(1
H,t,J=5.6Hz),8.18(1H,d,J=
8.8Hz),10.77(1H,d,J=2.0H
z),12.20(1H,brs) 実施例114化合物121 融点:100−109.5℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,171
9,1644,1551,1395,1365,124
5,1197 高分解能FAB−MS(m/e,(C274156
H)+として): 計算値 532.3135 測定値 532.3161 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.8Hz),0.7
4(3H,d,J=5.9Hz),1.09−1.41
(3H,m),1.28(9H,s),2.21−2.
60(2H,m),2.85(1H,dd,J=10.
5Hz,14.7Hz),3.10−3.42(5H,
m),3.44−3.53(2H,m),3.82−
3.92(1H,m),4.33(1H,ddd,J=
3.6Hz,8.6Hz,10.5Hz),6.84
(1H,d,J=5.9Hz),6.94(1H,t,
J=7.6Hz),7.03(1H,t,J=7.6H
z),7.06(1H,d,J=1.9Hz),7.2
9(1H,d,J=7.6Hz),7.53(1H,
d,J=7.6Hz),8.05(1H,t,J=5.
3Hz),8.16(1H,d,J=8.6Hz),1
0.76(1H,d,J=1.9Hz) 実施例115化合物122 融点:122−129℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,171
6,1644,1515,1458,1350,123
9,1200,741,699 高分解能FAB−MS(m/e,(C324355
H)+として): 計算値 578.3342 測定値 578.3369 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.61(3H,d,J=5.6Hz),0.6
5(3H,d,J=5.6Hz),0.99−1.13
(3H,m),1.28(9H,s),2.28−2.
45(2H,m),2.84(1H,d,J=10.4
Hz,14.5Hz),3.10−3.45(3H,
m),3.91−4.01(1H,m),4.30−
4.49(1H,m),4.48(1H,d,J=1
7.5Hz),4.53(1H,d,J=17.5H
z),5.79(1H,d,J=6.7Hz),6.9
3(1H,t,J=7.8Hz),7.02(1H,
t,J=7.8Hz),7.06(1H,d,J=1.
8Hz),7.16−7.39(6H,m),7.53
(1H,d,J=7.8Hz),8.01(1H,t,
J=5.6Hz),8.13(1H,d,J=8.5H
z),10.77(1H,d,J=1.8Hz) 実施例116化合物123 融点:160−165℃ IR(KBr,cm-1):3364,2962,165
3,1557,1461,1443,1296,123
6 高分解能FAB−MS(m/e,(C283555
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.2703 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=5.2Hz),0.7
2(3H,d,J=5.2Hz),1.07−1.24
(3H,m),2.22(3H,s),2.36(2
H,t,J=7.3Hz),2.87(1H,dd,J
=10.3Hz,14.3Hz),3.16(1H,d
d,J=4.0Hz,14.3Hz),3.20−3.
30(2H,m),4.10−4.18(1H,m),
4.38−4.48(1H,m),6.26(1H,
d,J=7.3Hz),6.69(1H,d,J=6.
4Hz),6.94(1H,t,J=7.8Hz),
7.03(1H,t,J=7.8Hz),7.04−
7.14(3H,m),7.19(1H,s),7.2
9(1H,d,J=7.8Hz),7.58(1H,
d,J=7.8Hz),8.05(1H,t,J=5.
4Hz),8.38(1H,d,J=8.6Hz),
8.45(1H,s),10.78(1H,d,J=
1.8Hz),12.17(1H,brs) 実施例117化合物124 融点:99−114℃ IR(KBr,cm-1):3412,1653,155
7,1500,1461,1437,1287,123
6 高分解能FAB−MS(m/e,(C283556
H)+として): 計算値 538.2665 測定値 538.2711 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.1Hz),1.09−1.29
(3H,m),2.35(2H,t,J=7.1H
z),2.88(1H,dd,J=10.2Hz,1
4.5Hz),3.15(1H,dd,J=4.4H
z,14.5Hz),3.18−3.33(2H,
m),3.69(3H,s),4.12−4.21(1
H,m),4.39−4.48(1H,m),6.26
(1H,d,J=7.6Hz),6.47(1H,d
d,J=1.6Hz,7.9Hz),6.83(1H,
dd,J=1.6Hz,7.9Hz),6.95(1
H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,t,J=
7.5Hz),7.06−7.14(3H,m),7.
30(1H,d,J=7.5Hz),7.59(1H,
d,J=7.5Hz),8.05(1H,t,J=5.
7Hz),8.38(1H,d,J=8.3Hz),
8.55(1H,s),10.78(1H,d,J=
1.5Hz),12.19(1H,brs) 実施例118化合物125 高分解能FAB−MS(m/e,(C2732ClN55
+H)+として): 計算値 542.2170 測定値 542.2161 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=6.1Hz),1.1
0−1.35(3H,m),2.34(2H,t,J=
7.2Hz),2.87(1H,dd,J=10.6H
z,13.6Hz),3.12−3.20(1H,
m),3.20−3.30(2H,m),4.13−
4.22(1H,m),4.39−4.48(1H,
m),6.34(1H,d,J=7.8Hz),6.9
1(1H,d,J=9.1Hz),6.94(1H,
t,J=7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.
5Hz),7.10(1H,d,J=2.1Hz),
7.12(1H,d,J=9.1Hz),7.21(1
H,t,J=9.1Hz),7.39(1H,d,J=
7.5Hz),7.59(1H,d,J=7.5H
z),7.60(1H,s),8.05(1H,t,J
=5.3Hz),8.38(1H,d,J=8.3H
z),8.76(1H,s),10.78(1H,d,
J=2.1Hz),12.19(1H,brs) 実施例119化合物126 融点:90−100℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,292
6,1719,1650,1554,1461,123
6,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C283555
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.2720 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=6.1Hz),0.7
2(3H,d,J=6.4Hz),1.06−1.41
(3H,m),2.19(3H,s),2.31−2.
39(2H,m),2.87(1H,dd,J=10.
5Hz,14.4Hz),3.12−3.35(2H,
m),3.16(1H,dd,J=3.8Hz,14.
4Hz),4.06−4.19(1H,m),4.34
−4.45(1H,m),6.21(1H,d,J=
7.3Hz),6.94(1H,t,J=7.4H
z),7.00(2H,d,J=8.3Hz),7.0
3(1H,t,J=7.4Hz),7.10(1H,
d,J=2.1Hz),7.22(2H,d,J=8.
3Hz),7.29(1H,d,J=7.4Hz),
7.58(1H,d,J=7.4Hz),8.04(1
H,t,J=5.5Hz),8.37(1H,d,J=
8.3Hz),8.41(1H,s),10.77(1
H,d,J=2.1Hz),12.11(1H,br
s) 実施例120化合物127 融点:80−86℃ IR(KBr,cm-1):3346,2962,293
2,1728,1647,1554,1464,129
0,1254 高分解能FAB−MS(m/e,(C283556
H)+として): 計算値 538.2665 測定値 538.2667 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(3H,d,J=6.3Hz),0.7
4(3H,d,J=6.3Hz),1.06−1.40
(3H,m),2.31−2.40(2H,m),2.
86(1H,dd,J=10.5Hz,14.5H
z),3.13−3.38(3H,m),3.80(3
H,s),4.03−4.15(1H,m),4.33
−4.43(1H,m),6.79(1H,dt,J=
1.7Hz,7.7Hz),6.85(1H,dt,J
=1.9Hz,7.7Hz),6.93(1H,t,J
=7.7Hz),6.93(1H,dd,J=1.7H
z,7.7Hz),7.02(1H,t,J=7.7H
z),7.05−7.11(1H,m),7.09(1
H,d,J=2.5Hz),7.28(1H,d,J=
7.7Hz),7.56(1H,d,J=7.7H
z),7.98−8.06(1H,m),8.03(1
H,dd,J=1.9Hz,7.7Hz),8.07
(1H,s),8.35(1H,d,J=8.5H
z),10.76(1H,d,J=2.5Hz) 実施例121化合物128 融点:93−101℃ IR(KBr,cm-1):3316,2920,285
4,1719,1638,1551,1461,134
1,1251,1071 高分解能FAB−MS(m/e,(C283555
H)+として): 計算値 522.2717 測定値 522.2722 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68−0.90(6H,m),1.08−
1.38(3H,m),2.14(3H,s),2.3
5(2H,t,J=7.6Hz),2.87(1H,d
d,J=10.4Hz,14.5Hz),3.10−
3.45(3H,m),4.10−4.20(1H,
m),4.38−4.47(1H,m),6.76(1
H,d,J=8.0Hz),6.84(1H,t,J=
7.7Hz),6.94(1H,t,J=7.7H
z),6.99−7.12(2H,m),7.09(1
H,d,J=7.7Hz),7.10(1H,d,J=
2.7Hz),7.29(1H,d,J=7.7H
z),7.59(1H,d,J=7.7Hz),7.7
5(1H,s),7.81(1H,d,J=7.7H
z),8.05(1H,t,J=5.6Hz),8.3
7(1H,d,J=8.2Hz),10.77(1H,
d,J=2.7Hz) 実施例122 (1)化合物129 IR(KBr,cm-1):3412,2962,173
9,1653,1557,1460,1443,126
3,744 FAB−MS(m/e,(C274155+H)+とし
て):516 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.7Hz),0.7
2(3H,d,J=5.7Hz),0.73(3H,
t,J=7.6Hz),1.03−1.15(3H,
m),1.13(6H,s),1.50−1.63(2
H,m),2.38−2.45(2H,m),2.83
(1H,dd,J=10.2Hz,14.4Hz),
3.18−3.40(3H,m),3.59(3H,
s),3.87−3.95(1H,m),4.31−
4.40(1H,m),5.68(1H,s),5.8
6(1H,d,J=6.7Hz),6.94(1H,
t,J=7.3Hz),7.03(1H,t,J=7.
3Hz),7.07(1H,d,J=1.8Hz),
7.29(1H,d,J=7.3Hz),7.54(1
H,d,J=7.3Hz),8.11(1H,t,J=
5.5Hz),8.26(1H,d,J=7.9H
z),10.77(1H,d,J=1.8Hz) (2)化合物130 融点:129−143℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,165
0,1560,1459,1258,1180,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C263955
H)+として): 計算値 502.3029 測定値 502.3048 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.5Hz),0.7
2(3H,d,J=5.5Hz),0.73(3H,
t,J=6.3Hz),1.03−1.13(3H,
m),1.13(6H,s),1.49−1.62(2
H,m),2.25−2.38(2H,m),2.83
(1H,dd,J=10.5Hz,14.5Hz),
3.20(1H,dd,J=4.0Hz,14.5H
z),3.20−3.40(2H,m),3.92(1
H,q,J=6.6Hz),4.34(1H,ddd,
J=4.0Hz,9.0Hz,10.5Hz),5.7
5(1H,s),5.93(1H,d,J=6.6H
z),6.94(1H,t,J=7.6Hz),7.0
2(1H,t,J=7.6Hz),7.07(1H,
d,J=2.0Hz),7.29(1H,d,J=7.
6Hz),7.54(1H,d,J=7.6Hz),
8.06(1H,t,J=5.5Hz),8.24(1
H,d,J=9.0Hz),10.77(1H,d,J
=2.0Hz) 実施例123化合物131の合成 実施例100で得られた化合物107 7.9mgをギ
酸0.60mlに溶解し、氷冷後塩化水素ガスを20分
間吹き込み、次いで室温にて2時間撹拌した。反応液を
減圧濃縮し、得られた残渣をエムポアシート(アナリテ
ィケム インターナショナル社製/クロロホルム:メタ
ノール=2:1)で精製し、次いでセップ−パック C
18 カートリッジ(ウォーターズ社製)を通した。メ
タノールにて溶離し、溶離液を減圧濃縮して、表題化合
物6.4mgを無色粉末として得た。
【0139】融点:97−104℃ IR(KBr,cm-1):3316,2932,171
3,1647,1635,1536,1464,138
9 高分解能FAB−MS(m/e,(C294156
H)+として): 計算値 556.3135 測定値 556.3165 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=5.9Hz),0.7
2(3H,d,J=5.9Hz),1.10−1.35
(3H,m),1.35−1.50(6H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.35−2.45(2
H,m),2.89(1H,dd,J=11.8Hz,
13.7Hz),3.05−3.50(7H,m),
3.90−4.00(1H,m),4.45−4.55
(1H,m),6.00(1H,d,J=5.6H
z),7.25−7.40(2H,m),7.45−
7.65(1H,m),7.67(1H,d,J=8.
4Hz),7.95−8.45(3H,m),9.24
+9.63(1H,brs×2) 実施例124化合物132の合成 原料化合物として実施例47−(2)で得られた化合物
52を用い、実施例123と同様な反応を行って化合物
132を合成した。
【0140】融点:185−215℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3316,2926,171
3,1656,1539,1464,1386 高分解能FAB−MS(m/e,(C294156
H)+として): 計算値 556.3135 測定値 556.3165 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.64(3H,d,J=6.0Hz),0.7
0(3H,d,J=6.0Hz),1.15(3H,
d,J=6.6Hz),1.10−1.65(11H,
m),2.01(1H,dd,J=9.2Hz,15.
2Hz),2.23(1H,dd,J=2.2Hz,1
5.2Hz),2.88(1H,dd,J=10.8H
z,14.8Hz),3.16−3.40(5H,
m),3.88−4.00(1H,m),4.05−
4.22(1H,m),4.41−4.52(1H,
m),6.09(1H,d,J=6.4Hz),7.2
7−7.38(2H,m),7.50−7.61(1
H,m),7.64−7.70(1H,m),7.99
(1H,d,J=8.0Hz),8.17−8.44
(2H,m),9.24+9.63(1H,brs×
2) 実施例125化合物133の合成 (1)Boc−Leu−DTrp−Dha−OMeの合
成 実施例29と同様な方法により合成したBoc−Leu
−DTrp−DLSer−OMe 49mgをジクロロ
メタン:TEA=1:1の混合溶媒0.5mlに溶解
し、N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド5
0mgを加え室温で9時間撹拌した。N−フェニルトリ
フルオロメタンスルホンイミド17mgを追加して室温
で更に15時間撹拌した後、反応液をジクロロメタンに
て希釈し、10%クエン酸水溶液、次いで飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥した後減圧濃縮した。残渣を中圧液体クロマトグ
ラフィー(メルク社製 ローバーカラム リクロプレッ
プ SI60/ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精
製し目的物28mgを得た。 (2)化合物133の合成 (1)で得られた化合物28mgをメタノール0.50
mlに溶解し、氷冷下に2N水酸化ナトリウム水溶液
40μlを加え同温で2時間、室温で5時間撹拌した。
減圧下にメタノールを留去し、残渣を水にて希釈しエチ
ルエーテルにて洗浄した。水層を10%クエン酸水溶液
にてpH 3に調整しエチルエーテルにて抽出した。有
機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥後減圧濃縮し、表題化合物24mgを無色粉末と
して得た。
【0141】融点:104−110℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,169
5,1524,1167,741 FAB−MS(m/e,(C253446+H)+とし
て):487 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(6H,d,J=6.4Hz),1.0
5−1.40(3H,m),1.33(9H,s),
2.98(1H,dd,J=9.7Hz,14.6H
z),3.16(1H,dd,J=3.8Hz,14.
6Hz),3.85−3.95(1H,m),4.54
−4.70(1H,m),5.70(1H,s),6.
24(1H,s),6.78(1H,d,J=7.8H
z),6.94(1H,t,J=7.8Hz),7.0
3(1H,t,J=7.8Hz),7.10(1H,
d,J=1.9Hz),7.29(1H,d,J=7.
8Hz),7.56(1H,d,J=7.8Hz),
8.19(1H,d,J=7.8Hz),9.12(1
H,s),10.81(1H,d,J=1.9Hz) 実施例126化合物134の合成 実施例87−(2)で得られた化合物93 6.2m
g、メチルアミン塩酸塩0.8mg、N−メチルモルホ
リン 1.3μl及びHOBT・H2O 2.8mgを
DMF 0.12mlに溶解し、氷冷下EDCI・HC
l 3.5mgを加え室温にて3時間撹拌した。反応液
を減圧濃縮し、得られた残渣をエムポアシート(アナリ
ティケム インターナショナル社製/クロロホルム:メ
タノール=5:1)で精製し、表題化合物4.5mgを
無色粉末として得た。
【0142】融点:89−97℃ IR(KBr,cm-1):3310,2932,165
6,1539,741高分解能FAB−MS(m/e,
(C284264+H)+として): 計算値 527.3345 測定値 527.3328 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.7
8(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.40
(3H,m),1.40−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.15−2.35(2
H,m),2.56(3H,d,J=4.7Hz),
2.87(1H,dd,J=10.0Hz,14.4H
z),3.15−3.40(7H,m),3.99(1
H,q,J=7.1Hz),4.30−4.40(1
H,m),6.09(1H,d,J=7.1Hz),
6.95(1H,t,J=7.5Hz),7.04(1
H,t,J=7.5Hz),7.07(1H,d,J=
2.1Hz),7.30(1H,d,J=7.5H
z),7.54(1H,d,J=7.5Hz),7.7
2(1H,q,J=4.7Hz),8.06(1H,
t,J=5.5Hz),8.10(1H,d,J=9.
0Hz),10.78(1H,d,J=2.1Hz) 実施例127化合物135の合成 原料化合物として塩化アンモニウムを用い、実施例12
6と同様な反応を行って化合物135を合成した。
【0143】融点:101−106℃ IR(KBr,cm-1):3310,2932,166
5,1626,1539 FAB−MS(m/e,(C274064+H)+とし
て):513 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,d,J=5.7Hz),0.7
8(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.40
(3H,m),1.40−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.15−2.35(2
H,m),2.86(1H,dd,J=10.3Hz,
14.9Hz),3.15−3.40(7H,m),
3.99(1H,q,J=6.8Hz),4.30−
4.40(1H,m),6.09(1H,d,J=6.
8Hz),6.79(1H,brs),6.95(1
H,t,J=7.3Hz),7.04(1H,t,J=
7.3Hz),7.07(1H,d,J=2.2H
z),7.29(1H,brs),7.30(1H,
d,J=7.3Hz),7.54(1H,d,J=7.
3Hz),8.06(1H,t,J=5.5Hz),
8.12(1H,d,J=8.2Hz),10.78
(1H,d,J=2.2Hz) 実施例128化合物136の合成 原料化合物としてジメチルアミン塩酸塩を用い、実施例
126と同様な反応を行って化合物136を合成した。
【0144】融点:86−93℃ IR(KBr,cm-1):3298,2932,163
5,1536,741FAB−MS(m/e,(C29
4464+H)+として):541 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.72(3H,d,J=5.8Hz),0.7
8(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.40
(3H,m),1.40−1.50(4H,m),1.
50−1.65(4H,m),2.30−2.50(2
H,m),2.80(3H,s),2.80−2.90
(1H,m),2.90(3H,s),3.15−3.
40(7H,m),3.99(1H,q,J=6.8H
z),4.30−4.40(1H,m),6.11(1
H,d,J=6.8Hz),6.95(1H,t,J=
7.5Hz),7.03(1H,t,J=7.5H
z),7.07(1H,d,J=2.3Hz),7.3
0(1H,d,J=7.5Hz),7.53(1H,
d,J=7.5Hz),8.00(1H,t,J=5.
6Hz),8.10(1H,d,J=8.8Hz),1
0.78(1H,d,J=2.3Hz) 実施例129 (1)化合物137の合成 原料化合物としてDTyr(Bzl)−OHを用い、実
施例1−(3)と同様な反応を行って化合物137を合
成した。
【0145】融点:99−105℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,293
2,1660,1619,1513,1458,144
2,1395,1368 高分解能FAB−MS(m/e,(C384647
H)+として): 計算値 671.3444 測定値 671.3404 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.70(6H,d,J=6.3Hz),1.0
3−1.40(3H,m),1.33(9H,s),
2.80−3.40(4H,m),3.85−3.97
(1H,m),4.20−4.32(1H,m),4.
44−4.56(1H,m),5.03(2H,s),
6.74(1H,d,J=7.8Hz),6.88(2
H,d,J=8.4Hz),6.93(1H,t,J=
7.5Hz),7.02(1H,t,J=7.5H
z),7.06(1H,d,J=1.9Hz),7.1
0(2H,d,J=8.4Hz),7.25−7.46
(6H,m),7.55(1H,d,J=7.5H
z),7.94(1H,d,J=8.1Hz),7.9
4(1H,d,J=8.1Hz),10.77(1H,
d,J=1.9Hz) (2)化合物138の合成 実施例35−(2)と同様にしてベンジル保護基を除去
し化合物138を合成した。
【0146】融点:110−115℃ IR(KBr,cm-1):3352,2962,166
2,1518,1461,1395,1371,134
1,1248,1164 FAB−MS(m/e,(C314047+H)+とし
て):581 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(6H,d,J=6.7Hz),0.9
9−1.42(3H,m),1.34(9H,s),
2.97−3.44(4H,m),3.83−3.94
(1H,m),4.18−4.30(1H,m),4.
40−4.56(1H,m),6.63(2H,d,J
=8.9Hz),6.74(1H,d,J=8.0H
z),6.93(1H,t,J=7.3Hz),6.9
8(2H,d,J=8.9Hz),7.02(1H,
t,J=7.3Hz),7.06(1H,d,J=1.
7Hz),7.28(1H,d,J=7.3Hz),
7.55(1H,d,J=7.3Hz),7.92(1
H,d,J=7.7Hz),7.92(1H,d,J=
7.7Hz),9.13(1H,s),10.77(1
H,d,J=1.7Hz) 実施例130化合物139の合成 実施例47−(2)で得られた化合物52 68mgを
DMSO−濃塩酸−酢酸(1:10:20)混合液0.
12mlに溶解し、室温にて30分間撹拌した。反応液
を減圧濃縮し、得られた残渣にエチルエーテルを加えて
摩砕し表題化合物7.0mgを淡灰色粉末として得た。
【0147】融点:115−130℃ IR(KBr,cm-1):3286,2932,171
3,1626,1536,1476,1299,120
9 高分解能FAB−MS(m/e,(C284156
H)+として): 計算値 544.3135 測定値 544.3136 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.80+0.82(3H,d×2,J=6.1
Hz,J=6.1Hz),0.86+0.88(3H,
d×2,J=6.1Hz,J=6.1Hz),1.11
+1.12(3H,d×2,J=6.6Hz,J=6.
6Hz),1.30−1.70(11H,m),1.8
3−2.05(1H,m),2.05−2.50(3
H,m),3.18−3.30(4H,m),3.96
−4.16(2H,m),4.50−4.61(1H,
m),6.20+6.21(1H,d×2,J=6.9
Hz,J=6.9Hz),6.80+6.82(1H,
d×2,J=7.6Hz,J=7.6Hz),6.88
+6.94(1H,t×2,J=7.6Hz,J=7.
6Hz),6.88−7.10(1H,m),7.15
+7.17(1H,t×2,J=7.6Hz,J=7.
6Hz),7.26(1H,d,J=7.6Hz),
7.89+7.92(1H,d×2,J=9.0Hz,
J=8.4Hz),8.42+8.43(1H,d×
2,J=8.7Hz,J=8.3Hz),10.33+
10.40(1H,s×2),12.15(1H,br
s) 以下の実施例131及び132では、それぞれ対応する
一級または二級アミンを用い、実施例87と同様の反応
を行って化合物140及び141を合成した。 実施例131化合物140 融点:112−116℃ IR(KBr,cm-1):3376,2956,172
8,1653,1557,1290,1233,115
5 高分解能FAB−MS(m/e,(C263757
H)+として): 計算値 532.2772 測定値 532.2764 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.66(3H,d,J=6.2Hz),0.7
0(3H,d,J=6.1Hz),0.78−1.15
(3H,m),1.29(3H,s),1.31(3
H,s),2.32−2.41(2H,m),2.83
(1H,dd,J=10.3Hz,14.8Hz),
3.08−3.48(2H,m),3.16(1H,d
d,J=4.7Hz,14.8Hz),3.52(3
H,s),3.92−4.02(1H,m),4.37
(1H,ddd,J=4.7Hz,8.5Hz,10.
3Hz),5.99(1H,d,J=7.1Hz),
6.38(1H,s),6.94(1H,t,J=7.
5Hz),7.02(1H,t,J=7.5Hz),
7.07(1H,d,J=2.7Hz),7.29(1
H,d,J=7.5Hz),7.56(1H,d,J=
7.5Hz),8.04(1H,t,J=5.6H
z),8.26(1H,d,J=8.5Hz),10.
76(1H,d,J=2.7Hz) 実施例132化合物141 融点:80−95℃ IR(KBr,cm-1):3328,3065,296
2,1716,1641,1530,1464,136
5,1248,1179,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C263955
H)+として): 計算値 502.3029 測定値 502.3029 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.67(3H,d,J=5.9Hz),0.7
4(3H,d,J=5.9Hz),1.11−1.27
(3H,m),1.27(9H,s),2.25−2.
60(2H,m),2.73(3H,s),2.84
(1H,dd,J=10.4Hz,14.8Hz),
3.11−3.45(3H,m),3.81−3.90
(1H,m),4.27−4.38(1H,m),6.
10(1H,d,J=6.4Hz),6.94(1H,
t,J=7.4Hz),7.03(1H,t,J=7.
4Hz),7.06(1H,d,J=1.8Hz),
7.29(1H,d,J=7.4Hz),7.53(1
H,d,J=7.4Hz),8.02(1H,t,J=
5.4Hz),8.13(1H,d,J=8.8H
z),10.77(1H,d,J=1.8Hz)実施例
133化合物142の合成アルコキシベンジルアルコー
ル樹脂(国産化学製:以下AA樹脂と略す)を用いる固
相法常法に従って合成した。(1)AA樹脂へのFmo
c−βAla−OHの導入Fmoc−βAla−OH
467mgをDMF 3mlに溶解し、DCC154m
g及びDMAP 10mgを加え室温で30分間撹拌
後、この混合液をAA樹脂0.5gのDMF 3ml懸
濁液に加え室温で4時間激しく撹拌した。樹脂を濾取後
DMF、メタノール及びジクロロメタンで洗浄し、真空
下終夜乾燥し、Fmoc−βAla−AA樹脂528m
gを得た。Fmoc−βAla−AA樹脂0.53gを
ジクロロメタン6mlに懸濁し、塩化ベンゾイル 0.
15ml及びピリジン 0.15mlを加え1時間激し
く撹拌した。樹脂を濾別し、ジクロロメタン、DMF及
びメタノールで洗浄後真空下終夜乾燥し、キャップ化さ
れたFmoc−βAla−AA樹脂462mgを得た。
(2)化合物142の合成(1)で得られた樹脂0.4
6gに20%ピペリジン−DMF溶液3mlを加え室温
で30分間振盪した。廃液後樹脂をDMFで洗浄し、更
に樹脂をDMF3mlに懸濁して、Fmoc−DTrp
−OH 136mg、HOBT・H2O49mg及びD
IPC 41mgを加え、室温にて終夜振盪した。廃液
後DMFで洗浄し、DMF 3mlに懸濁した。ここ
へ、イソ吉草酸 33mg、HOBT・H2O 49m
g及びDIPC 40mgのDMF 1ml溶液を加え
て室温で15時間振盪した。樹脂から5%フェノール−
TFA溶液10mlによってペプチドを切り出し、溶液
を約0.5mlまで減圧濃縮後、エチルエーテル3ml
及びヘキサン10mlを加え、生成した沈澱を濾別し真
空下乾燥して表題化合物38.7mgを無色粉末として
得た。
【0148】融点:180−185℃ IR(KBr,cm-1):3298,2962,172
2,1647,1542,1464,1443,120
3 高分解能FAB−MS(m/e,(C253645
H)+として): 計算値 473.2764 測定値 473.2785 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.71(3H,t,J=7.1Hz),0.8
3(6H,d,J=6.0Hz),0.80−0.90
(2H,m),0.90−1.18(3H,m),1.
26−1.37(2H,m),1.90−1.96(2
H,m),2.37(2H,t,J=7.9Hz),
2.85(1H,dd,J=9.9Hz,14.7H
z),3.18(1H,dd,J=5.2Hz,14.
7Hz),3.23(2H,dt,J=5.4Hz,
7.9Hz),4.08(1H,dt,J=6.9H
z,7.2Hz),4.38(1H,ddd,J=5.
2Hz,8.4Hz,9.9Hz),6.94(1H,
t,J=7.5Hz),7.04(1H,t,J=7.
5Hz),7.08(1H,d,J=2.4Hz),
7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.55(1
H,d,J=7.5Hz),7.91(1H,d,J=
6.9Hz),7.98(1H,t,J=5.4H
z),8.18(1H,d,J=8.4Hz),10.
78(1H,d,J=2.4Hz),11.95(1
H,brs) 実施例134化合物143の合成 D−N−tert−ブトキシカルボニル−2−アミノ−
4,4−ジメチルペンタン酸を用い、実施例49と同様
の方法で、表題化合物を合成した。
【0149】融点:106−109.5℃IR(KB
r,cm-1):3328,2962,1699,165
9,1524,1371,1248,1167,740 FAB−MS(m/e,(C263846+H)+とし
て):503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.75(9H,s),1.25(1H,d
d,J=4.5Hz,9.3Hz),1.31(1H,
dd,J=4.5Hz,9.3Hz),1.36(9
H,s),2.33(2H,t,J=7.4Hz),
2.90(1H,dd,J=8.5Hz,14.5H
z),3.10(1H,dd,J=4.6Hz,14.
5Hz),3.16−3.30(2H,m),3.92
(1H,dt,J=7.5Hz,4.5Hz),4.3
6(1H,dt,J=4.6Hz,8.5Hz),6.
90(1H,d,J=7.5Hz),6.94(1H,
t,J=7.3Hz),7.02(1H,t,J=7.
3Hz),7.06(1H,d,J=2.2Hz),
7.29(1H,d,J=7.3Hz),7.53(1
H,d,J=7.3Hz),7.90(1H,d,J=
8.5Hz),7.93(1H,t,J=5.4H
z),10.78(1H,d,J=2.2Hz),1
2.18(1H,brs) 旋光度:[α]D=+27.9°(20℃,c 0.3
5,MeOH) 実施例135化合物144,145,146の合成 (1)化合物144,145の合成 実施例17で得た化合物17をシリカゲル共存下、メタ
ノール−エーテル混合溶媒中、0℃で過剰量のジアゾメ
タン−エーテル溶液と反応させることにより、化合物1
44及び145を得た。
【0150】化合物144 融点:71.5−78.5℃ IR(KBr,cm-1):3334,2962,174
6,1659,1533,1443,1371,125
1,1167,1125,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C263847
H)+として): 計算値 519.2819 測定値 519.2797 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.73−0.95(6H,m),1.16−
1.66(3H,m),1.39+1.40(9H,s
×2),3.12−3.26(1H,m),3.32−
3.50(2H,m)3.56−3.82(3H,
m),3.72+3.73(3H,s×2),4.11
−4.26(1H,m),4.71−4.91(2H,
m),6.26−6.40(1H,m),6.82−
6.98(1H,m),7.08−7.17(1H,
m),7.13(1H,t,J=7.4Hz),7.2
1(1H,t,J=7.4Hz),7.37(1H,
d,J=7.4Hz),7.63(1H,d,J=7.
4Hz),8.11−8.20(1H,m)化合物145 高分解能FAB−MS(m/e,(C274047
H)+として): 計算値 533.2975 測定値 533.2989 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.78−0.90(6H,m),1.12−
1.65(3H,m),1.41(9H,s),3.0
7−3.43(3H,m),3.26+3.28(3
H,s×2),3.43−3.51(1H,m),3.
55−3.78(1H,m),3.69+3.71(3
H,s×2),3.83−4.00(1H,m),4.
67−4.78(1H,m),4.78−4.90(1
H,m),6.34−6.60(2H,m),7.08
−7.16(2H,m),7.19(1H,t,J=
7.7Hz),7.32−7.38(1H,m),7.
66+7.70(1H,d×2,J=7.7Hz),
8.05−8.12(1H,brs) (2)化合物146の合成 (1)で得た化合物145をメタノール中、1N Na
OHにより加水分解し、化合物146を得た。
【0151】化合物146 融点:70−72℃ IR(KBr,cm-1):3340,2926,166
2,1533,1461,1371,1257,116
7,1122,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C263847
H)+として): 計算値 519.2819 測定値 519.2805 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67−0.94(6H,m),1.05−
1.42(3H,m),1.35+1.36(9H,s
×2),2.88(1H,dd,J=10.1Hz,1
4.0Hz),3.07−3.53(3H,m),3.
27(3H,s),3.67−3.79(1H,m),
3.83−3.95(1H,m),4.39−4.51
(1H,m),6.84(1H,t,J=8.2H
z),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.0
2(1H,t,J=7.5Hz),7.08(1H,b
rs),7.29(1H,d,J=7.5Hz),7.
55+7.56(1H,d×2,J=7.5Hz),
7.94−8.10(2H,m),10.78(1H,
brs) 実施例136化合物147の合成 実施例1−(2)で得たBoc−Leu−DTrp−N
23を炭酸カリウム存在下、DMF中でブロモ酢酸メチ
ルと反応させ、得られたエステルをメタノール中、1N
NaOHにより加水分解して化合物147を得た。
【0152】融点:180℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3412,2926,166
5,1560,1533,1395,1371,116
4,1050 高分解能FAB−MS(m/e,(C263758
H)+として): 計算値 548.2720 測定値 548.2733 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.62−0.85(6H,m),1.02−
1.30(3H,m),1.35(9H,s),2.8
5(1H,dd,J=9.5Hz,14.0Hz),
2.98(1H,dd,J=4.5Hz,14.0H
z),3.58−3.70(4H,m),3.80−
4.05(1H,m),4.38−4.52(1H,
m),6.72(1H,d,J=8.1Hz),6.9
3(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),7.
03(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),
7.06(1H,d,J=2.2Hz),7.28(1
H,d,J=7.5Hz),7.58(1H,d,J=
7.5Hz),7.94(1H,d,J=8.6H
z),9.52(1H,s),10.79(1H,d,
J=2.2Hz) 実施例137化合物148の合成 Boc−Leu−DTrp−OHに対し実施例33−
(2)と同様な方法でエチル・ヒドラジノ酢酸塩酸塩を
反応させて、化合物148を得た。
【0153】融点:108−111℃ IR(KBr,cm-1):3298,2962,169
8,1665,1521,1461,1395,137
1,1344,1248,1164 高分解能FAB−MS(m/e,(C243556
H)+として): 計算値 490.2666 測定値 490.2628 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67−0.88(6H,m),1.04−
1.30(3H,m),1.36(9H,s),2.9
0(1H,dd,J=9.8Hz,14.3Hz),
3.08(1H,dd,J=4.9Hz,14.3H
z),3.30−3.45(3H,m),3.80−
4.02(1H,m),4.38−4.57(1H,
m),6.84(1H,d,J=7.2Hz),6.9
4(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),7.
03(1H,dt,J=0.8Hz,7.5Hz),
7.06(1H,d,J=2.4Hz),7.28(1
H,d,J=7.5Hz),7.55(1H,d,J=
7.5Hz),8.02(1H,d,J=6.3H
z),9.34−9.51(1H,m),10.80
(1H,d,J=2.4Hz) 実施例138化合物149の合成 化合物148の合成途上で得られる化合物148のエチ
ルエステルに対し、炭酸カリウム存在下、DMF中でベ
ンジルブロミドを反応させ、続いてメタノール中、1N
NaOHでエステル部分を加水分解することにより化
合物149を得た。
【0154】融点:88−96℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,166
5,1512,1461,1395,1371,124
8,1164,741 FAB−MS(m/e,(C314156+H)+とし
て):580 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67−0.88(6H,m),1.04−
1.30(3H,m),1.36(9H,s),2.9
0(1H,dd,J=9.8Hz,14.3Hz),
3.08(1H,dd,J=4.9Hz,14.3H
z),3.40−3.65(2H,m),3.76−
4.01(1H,m),4.03(2H,s),4.2
8−4.43(1H,m),6.70(1H,d,J=
8.3Hz),6.92(1H,t,J=7.5H
z),7.02(1H,d,J=2.0Hz),7.0
3(1H,t,J=7.5Hz),7.55−7.70
(6H,m),7.49(1H,d,J=7.5H
z),7.89(1H,d,J=8.0Hz),9.2
7(1H,s),10.86(1H,d,J=2.0H
z),12.47(1H,brs)以下の実施例13
9,140においては、TFA・Leu−DTrp−β
Ala−OBzlに対して相当するイソシアナートを実
施例79と同様な方法で反応させた後、メタノール中で
接触水素化分解を行うことにより、それぞれ化合物15
0,151を得た。 実施例139化合物150 融点:175−183℃ IR(KBr,cm-1):3328,2926,171
9,1644,1551,1464,1341,123
6 高分解能FAB−MS(m/e,(C293755
H)+として): 計算値 536.2873 測定値 536.2913 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=6.4Hz),0.
73(3H,d,J=6.4Hz),1.08−1.2
0(3H,m),2,10(6H,s),2.22(2
H,t,J=7.3Hz),2.85(1H,dd,J
=10.5Hz,14.5Hz),3.05−3.30
(3H,m),4.10−4.20(1H,m),4.
36−4.44(1H,m),6.22(1H,br
s),7.09(1H,d,J=2.0Hz),6.9
2−7.08(5H,m),7.29(1H,d,J=
7.9Hz),7.55(1H,s),7.57(1
H,d,J=7.9Hz),8.01(1H,t,J=
5.1Hz),8.27(1H,d,J=8.4H
z),10.77(1H,d,J=2.0Hz),1
2.08(1H,brs) 実施例140化合物151 融点:150℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3316,2962,287
2,1650,1542,1467,1365,134
1,1254,1101,1056,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C334555
H)+として): 計算値 592.3499 測定値 592.3530 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.73(3H,d,J=5.8Hz),0.
75(3H,d,J=5.8Hz),0.89−1.3
8(14H,m),1.48−1.61(1H,m),
2.09(2H,t,J=6.9Hz),2.85(1
H,dd,J=9.6Hz,14.6Hz),3.05
−3.43(5H,m),4.13−4.25(1H,
m),4.35−4.57(1H,m),6.65−
6.85(1H,m),6.96(1H,t,J=7.
7Hz),6.98−7.21(4H,m),7.02
(1H,t,J=7.7Hz),7.28(1H,d,
J=7.7Hz),7.56(1H,d,J=7.7H
z),7.85−8.01(1H,m),8.03−
8.14(1H,m),8.19−8.31(1H,
m),10.77(1H,s) 実施例141化合物152の合成 イソシアナートに換えて、N−アミノピロリジン及びC
DIを用い、実施例139と同様な方法で化合物152
を合成した。
【0155】融点:81−91℃ IR(KBr,cm-1):3304,2962,165
3,1539,1446,1341,1194,112
2,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C253665
H)+として): 計算値 501.2825 測定値 501.2815 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=5.7Hz),0.
73(3H,d,J=5.7Hz),1.02−1.4
8(3H,m),1.60−1.80(4H,m),
2.34(2H,t,J=7.4Hz),2,40−
2.80(4H,m),2.87(1H,dd,J=
9.7Hz,J=14.4Hz),3.06−3.41
(3H,m),4.04−4.16(1H,m),4.
36−4.48(1H,m),6.33(1H,d,J
=8.1Hz),6.94(1H,t,J=7.6H
z),7.03(1H,t,J=7.6Hz),7.0
8(1H,d,J=2.0Hz),7.13(1H,
s),7.29(1H,d,J=7.6Hz),7.5
6(1H,d,J=7.6Hz),8.04(1H,
t,J=5.9Hz),8.19(1H,d,J=8.
6Hz),10.77(1H,d,J=2.0Hz),
12.16(1H,brs) 実施例142化合物153の合成 実施例131で得た化合物140をメタノール中、1N
NaOHと室温で反応させることにより化合物153
を得た。
【0156】融点:97−103℃ IR(KBr,cm-1):3376,2926,285
4,1713,1551,1470,1434,134
1 高分解能FAB−MS(m/e,(C253356
H)+として): 計算値 500.2509 測定値 500.2482 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.80(3H,d,J=6.6Hz),0.8
1(3H,d,J=6.3Hz),1.12−1.49
(1H,m),1.23(6H,s),1.51−1.
63(1H,m),1.98−2.12(1H,m),
2.31(2H,t,J=7.2Hz),2.94(1
H,dd,J=8.7Hz,14.8Hz),3.09
(1H,dd,J=5.0Hz,14.8Hz),3.
13−3.39(2H,m),4.36−4.49(2
H,m),6.94(1H,t,J=7.4Hz),
7.03(1H,t,J=7.4Hz),7.06(1
H,d,J=1.9Hz),7.29(1H,d,J=
7.4Hz),7.54(1H,d,J=7.4H
z),7.88(1H,d,J=7.8Hz),7.9
5(1H,t,J=5.6Hz),8.29(1H,
s),10.81(1H,d,J=1.9Hz) 実施例143化合物154の合成 実施例131と同様にして得たPhOCO−Leu−D
Trp−βAla−OBzlをクロロホルム中、TEA
処理し、引き続き接触水素化分解することにより化合物
154を得た。
【0157】融点:107−108℃ IR(KBr,cm-1):3412,2956,237
0,1770,1716,1665,1539,144
5 高分解能FAB−MS(m/e,(C232956
H)+として): 計算値 472.2196 測定値 472.2219 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.80(6H,d,J=6.6Hz),1.
22−1.35(1H,m),1.60(1H,dd
d,J=4.2Hz,9.9Hz,13.8Hz),
1.97(1H,ddd,J=4.2Hz,11.1H
z,13.8Hz),2.34(2H,t,J=7.2
Hz),2.91(1H,dd,J=9.3Hz,1
4.4Hz),3.12−3.40(3H,m),3.
91(2H,s),4.38−4.54(2H,m),
6.95(1H,t,J=7.7Hz),7.01−
7.06(2H,m),7.30(1H,d,J=7.
7Hz),7.53(1H,d,J=7.7Hz),
7.77(1H,t,J=5.4Hz),8.04(1
H,d,J=7.8Hz),8.14(1H,s),1
0.80(1H,brs) 実施例144化合物155の合成 N−シクロペンチルグリシン・tert−ブチルエステ
ル、CDI、Leu−OBzl・TosOH及びDTr
p−OMe・HClを用い、実施例45と同様な方法で
合成したN−[N−{N−シクロペンチル−N−(te
rt−ブトキシカルボニルメチル)カルバモイル}−L
−ロイシル]−D−トリプトファン・メチルエステルを
実施例142と同様に反応環化させ、さらにDTrp−
OBzlと縮合後接触水素化分解することにより化合物
155を得た。
【0158】融点:136.5−145.5℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,176
7,1710,1521,1458,1431,139
5,1362,1233,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C364266
H)+として): 計算値 655.3244 測定値 655.3286 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.76(3H,d,J=6.2Hz),0.
77(3H,d,J=6.7Hz),1.20−1.3
8(1H,m),1.40−1.82(9H,m),
1.97(1H,ddd,J=3.2Hz,9.4H
z,11.7Hz),2.91(1H,dd,J=8.
6Hz,14.7Hz),3.05(1H,dd,J=
7.4Hz,14.4Hz),3.12−3.25(2
H,m),3.89(1H,ABq,J=17.6H
z),3.93(1H,ABq,J=17.6Hz),
4.22(1H,quint,J=7.4Hz),4.
34−4.45(1H,m),4.43(1H,dd,
J=4.5Hz,11.7Hz),4.52(1H,d
d,J=3.9Hz,8.6Hz),6.93(1H,
t,J=7.0Hz),6.95(1H,t,J=7.
0Hz),7.03(1H,t,J=7.0Hz),
7.04(1H,t,J=7.0Hz),7.06(1
H,d,J=1.6Hz),7.12(1H,d,J=
1.6Hz),7.29(1H,d,J=7.0H
z),7.31(1H,d,J=7.0Hz),7.5
2(1H,d,J=7.0Hz),7.54(1H,
d,J=7.0Hz),7.96−8.60(1H,
m),7.98(1H,d,J=8.6Hz),10.
791(1H,d,J=1.6Hz),10.795
(1H,d,J=1.6Hz) 実施例145化合物156の合成 実施例45で得た化合物48を、実施例123と同様な
方法により反応させ、化合物156を得た。
【0159】融点:178−182℃ IR(KBr,cm-1):3382,2932,286
6,1632,1530,1464,1389 高分解能FAB−MS(m/e,(C314176
H)+として): 計算値 608.3196 測定値 608.3192 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δpp
m):0.68(3H,d,J=5.7Hz),0.7
1(3H,d,J=5.7Hz),1.10−1.70
(11H,m),2.30−2.60(2H,m),
2.80−3.60(6H,m),3.94−4.10
(1H,m),4.35−4.55(1H,m),4.
55−4.70(1H,m),5.95−6.10(1
H,m),6.90−7.12(2H,m),7.25
−7.40(2H,m),7.45−8.55(5H,
m),9.20+9.64(1H,brs×2) 実施例146化合物157の合成 実施例87−(2)で得た化合物93を、DMAP存在
下、DMF中EDCI・HClを用いベンゼンスルホン
アミドと縮合させ化合物157を得た。
【0160】融点:104−112.5℃ IR(KBr,cm-1):3400,2926,165
0,1536,1461,1344,1089,747 高分解能FAB−MS(m/e,(C334466S+
H)+として): 計算値 653.3121 測定値 653.3129 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.75(3H,d,J=6.5Hz),0.7
7(3H,d,J=6.1Hz),1.17−1.78
(11H,m),2.28−2.58(2H,m),
3.14−3.89(8H,m),4.60−4.71
(1H,m),4.81−4.93(1H,m),6.
24−6.42(1H,m),6.99−7.71(1
0H,m),8.02−8.16(2H,m),8.2
3−8.34(1H,m),10.90(1H,br
s) 実施例147化合物158の合成 ベンゼンスルホンアミドに換えてメタンスルホンアミド
を用い、実施例146と同様な方法により化合物158
を合成した。
【0161】FAB−MS(m/e,(C284266
S+H)+として):591 実施例148化合物159の合成 実施例87と同様の方法により、化合物159を合成し
た。
【0162】融点:80−100℃ IR(KBr,cm-1):3316,2956,287
2,1716,1626,1524,1458,135
9,1194,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C314555
H)+として): 計算値 568.3499 測定値 568.3521 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=6.4Hz),0.
74(3H,d,J=6.4Hz),1.00−1.3
2(3H,m),1.33−1.54(4H,m),
1.56−1.76(12H,m),2.20−2.3
8(2H,m),2,84(1H,dd,J=10.1
Hz,14.2Hz),3.10−3.35(3H,
m),3.70−3.86(2H,m),3.85−
3.96(1H,m),4.28−4.37(1H,
m),5.95(1H,d,J=5.9Hz),6.9
4(1H,t,J=7.6Hz),7.03(1H,
t,J=7.6Hz),7.07(1H,d,J=1.
8Hz),7.30(1H,d,J=7.6Hz),
7.53(1H,d,J=7.6Hz),7.97−
8.04(1H,m),8.20(1H,d,J=8.
1Hz),10.77(1H,d,J=1.8Hz) 実施例149化合物160の合成 実施例45−(4)で得たN−{N−(ペルヒドロアゼ
ピン−1−イルカルボニル)−L−ロイシル}−D−ト
リプトファンをDCC共存下、DMF中でN−ヒドロキ
シスクシンイミドと反応させて調製した活性エステル
に、DAps−ONaを反応させて化合物160を合成
した。
【0163】融点:167−172℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,163
8,1530,1464,1206,1044,741 FAB−MS(m/e,C274156S+Naとし
て):586 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.
77(3H,d,J=5.6Hz),1.21(3H,
d,J=6.6Hz),1.15−1.70(11H,
m),2.25−2.70(2H,m),2.86(1
H,dd,J=10.0Hz,14.1Hz),2.9
5−3.55(5H,m),3.92−4.15(2
H,m),4.25−4.40(1H,m),6.08
(1H,d,J=7.1Hz),6.92(1H,t,
J=8.1Hz),7.00(1H,t,J=8.1H
z),7.06(1H,d,J=2.1Hz),7.2
8(1H,d,J=8.1Hz),7.54(1H,
d,J=8.1Hz),7.85(1H,d,J=7.
5Hz),7.98(1H,d,J=8.6Hz),1
0.77(1H,brs) 実施例150化合物161の合成 実施例45−(4)で得たN−{N−(ペルヒドロアゼ
ピン−1−イルカルボニル)−L−ロイシル}−D−ト
リプトファンのインドール環1位NH基を実施例123
の方法によりホルミル化後、実施例149と同様な方法
により化合物161を合成した。
【0164】融点:158−164℃ IR(KBr,cm-1):3376,2932,286
6,1632,1536,1464,1416,138
6,1341,1212,1050,747 FAB−MS(m/e,(C273957S+Na)+
として):600 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=6.0Hz),0.
71(3H,d,J=6.0Hz),1.10−1.8
0(11H,m),2.35−2.70(2H,m),
2.90(1H,dd,J=10.0Hz,14.3H
z),3.10−3.70(7H,m),3.90−
4.05(1H,m),4.40−4.55(1H,
m),6.10(1H,d,J=6.7Hz),7.2
6−7.44(2H,m),7.47−7.63(1
H,m),7.65(1H,d,J=6.8Hz),
7.90−8.50(3H,m),9.23+9.64
(1H,brs×2) 実施例151化合物162の合成 実施例150と同様の方法で化合物162を合成した。
【0165】融点:172−178℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,286
6,1659,1533,1464,1389,133
8,1194,1101,1044,792,747,
618 FAB−MS(m/e,(C284157S+Na)+
として):614 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=5.5Hz),0.
71(3H,d,J=5.9Hz),1.22(3H,
d,J=6.4Hz),1.08−1.68(11H,
m),2.30−2.70(2H,m),2.81−
2.96(1H,m),3.05−3.50(5H,
m),3.87−4.18(2H,m),4.36−
4.56(1H,m),6.00−6.18(1H,
m),7.25−7.45(2H,m),7.55(1
H,s),7.63−7.74(1H,m),7.80
−8.35(3H,m),9.21+9.62(1H,
brs×2) 以下の実施例152〜157の化合物163〜171は
それぞれ相当するC端アミノ酸のメチル若しくはエチル
エステルを用い、実施例45と同様の方法により合成し
た。 実施例152化合物163 融点:211−220℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,162
9,1524,1461,1410,741 FAB−MS(m/e,(C294265+H)+とし
て):555 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.69(3H,d,J=6.2Hz),0.
77(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.8
5(14H,m),1.85−2.05(1H,m),
2.88(1H,dd,J=10.1Hz,14.5H
z),3.10−3.40(8H,m),3.90−
4.00(1H,m),4.30−4.40(1H,
m),6.28(1H,d,J=6.6Hz),6.9
4(1H,t,J=7.5Hz),7.03(1H,
t,J=7.5Hz),7.10(1H,d,J=1.
9Hz),7.31(1H,d,J=7.5Hz),
7.51(1H,d,J=7.5Hz),8.31(1
H,d,J=8.3Hz),9.57(1H,br
s),10.83(1H,d,J=1.9Hz) 実施例153化合物164 融点:222−229℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,162
9,1563,1524,1464,1407,741 FAB−MS(m/e,(C294265+H)+とし
て):555 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.60−0.80(6H,m),1.00−
2.20(15H,m),2.85−3.50(9H,
m),3.75−3.95(1H,m),4.40−
4.60(1H,m),6.15−6.35(1H,
m),6.94(1H,t,J=7.5Hz),7.0
4(1H,t,J=7.5Hz),7.10(1H,
d,J=1.4Hz),7.30(1H,d,J=7.
5Hz),7.54(1H,d,J=7.5Hz),
8.40−8.60(1H,m),9.45−9.65
(1H,m),10.75−10.95(1H,m) 実施例154化合物165 融点:94−99℃ IR(KBr,cm-1):3316,2932,171
6,1665,1635,1533,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C283955
H)+として): 計算値 526.3030 測定値 526.3035 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.
77(3H,d,J=5.9Hz),1.15−1.6
5(10H,m),1.65−1.85(1H,m),
1.85−2.00(1H,m),2.20−2.30
(2H,m),2,90(1H,dd,J=10.2H
z,15.1Hz),3.10−3.50(5H,
m),3.90−4.00(1H,m),4.35−
4.45(1H,m),4.90−5.00(1H,
m),6.16(1H,d,J=6.8Hz),6.9
6(1H,t,J=7.3Hz),7.04(1H,
t,J=7.3Hz),7.12(1H,d,J=1.
6Hz),7.31(1H,d,J=7.3Hz),
7.56(1H,d,J=7.3Hz),8.19(1
H,d,J=8.3Hz),8.28(1H,d,J=
9.0Hz),10.80(1H,d,J=1.6H
z)化合物166 融点:96−103℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,171
6,1665,1635,1530,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C283955
H)+として): 計算値 526.3030 測定値 526.3049 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.3Hz),0.
76(3H,d,J=5.6Hz),1.10−1.8
0(11H,m),1.80−1.95(1H,m),
2.10−2.20(2H,m),2,92(1H,d
d,J=10.9Hz,14.1Hz),3.15−
3.60(5H,m),3.90−4.00(1H,
m),4.35−4.45(1H,m),4.95−
5.05(1H,m),6.10(1H,d,J=6.
5Hz),6.95(1H,t,J=7.2Hz),
7.04(1H,t,J=7.2Hz),7.11(1
H,d,J=1.5Hz),7.31(1H,d,J=
7.2Hz),7.56(1H,d,J=7.2H
z),8.11(1H,d,J=9.0Hz),8.1
9(1H,d,J=8.8Hz),10.80(1H,
d,J=1.5Hz) 実施例155化合物167 FAB−MS(m/e,(C304355+H)+とし
て):554 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.90(3H,d,J=6.1Hz),0.9
2(3H,d,J=6.4Hz),1.23(3H,
t,J=7.1Hz),1.30−1.90(11H,
m),2.29(3H,s),3.15−3.46(6
H,m),4.07(2H,q,J=7.1Hz),
4.43−4.57(1H,m),4.55(1H,
d,J=8.3Hz),4.78(1H,dt,J=
7.4Hz,6.3Hz),4.84(1H,s),
7.07(1H,t,J=7.5Hz),7.12−
7.20(1H,m),7.15(1H,t,J=7.
5Hz),7.18(1H,d,J=2.2Hz),
7.31(1H,d,J=7.5Hz),7.58(1
H,d,J=7.5Hz),8.13(1H,br
s),11.47(1H,s)化合物168 FAB−MS(m/e,(C304355+H)+とし
て):554 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.806(3H,d,J=6.1Hz),0.
811(3H,d,J=6.2Hz),1.25(3
H,t,J=7.1Hz),1.35−1.85(11
H,m),2.35(3H,s),3.15−3.45
(5H,m),3.51(1H,dd,J=5.7H
z,14.8Hz),3.65−3.81(1H,
m),4.12(2H,q,J=7.1Hz),4.5
6(1H,d,J=6.6Hz),4.88(1H,d
t,J=8.5Hz,5.7Hz),6.26(1H,
d,J=8.5Hz),6.71(1H,s),7.0
7(1H,d,J=2.3Hz),7.11(1H,
t,J=7.6Hz),7.20(1H,t,J=7.
6Hz),7.37(1H,d,J=5.6Hz),
7.57(1H,d,J=7.6Hz),8.17(1
H,brs),8.33(1H,s) 実施例156化合物169 融点:98−102℃ 高分解能FAB−MS(m/e,(C364866
H)+として): 計算値 661.3713 測定値 661.3682 H−NMR(300MHz,CDCl3,δpp
m):0.83(3H,d,J=6.5Hz),0.8
4(3H,d,J=6.5Hz),1.35(9H,
s),1.35−1.65(3H,m),3.05(1
H,dd,J=6.3Hz,14.6Hz),3.15
(1H,dd,J=7.6Hz,14.9Hz),3.
22−3.33(2H,m),3.33−3.40(2
H,m),3.62(3H,s),3.68−3.76
(2H,m),3.94−4.03(1H,m),4.
71−4.80(2H,m),6.52(1H,d,J
=7.6Hz),6.64(1H,d,J=8.3H
z),6.73(1H,d,J=2.2Hz),6.7
9(1H,d,J=2.2Hz),6.88(1H,
d,J=8.3Hz),7.05(1H,t,J=7.
2Hz),7.08(1H,t,J=7.2Hz),
7.17(1H,t,J=7.2Hz),7.19(1
H,t,J=7.2Hz),7.30(1H,d,J=
7.2Hz),7.35(1H,d,J=7.2H
z),7.50(1H,d,J=7.2Hz),7.5
8(1H,d,J=7.2Hz),7.75(1H,
d,J=2.2Hz),8.21(1H,d,J=2.
2Hz)化合物170 融点:145−148℃ IR(KBr,cm-1):3316,2962,164
4,1530,1464,1362,1197,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C354666
H)+として): 計算値 647.3557 測定値 647.3605 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.69(3H,d,J=6.7Hz),0.
71(3H,d,J=6.7Hz),1.06−1.1
7(2H,m),1.27(9H,s),1.50−
1.62(1H,m),2.84(1H,dd,J=1
1.1Hz,16.6Hz),2.93−3.28(5
H,m),3.42−3.52(2H,m),3.90
−4.00(1H,m),4.43−4.56(2H,
m),5.41(1H,t,J=4.6Hz),6.7
3(1H,d,J=6.6Hz),6.93(1H,
t,J=7.8Hz),6.97(1H,t,J=7.
8Hz),7.00−7.10(2H,m),7.07
(1H,d,J=2.2Hz),7.18(1H,d,
J=2.2Hz),7.29(1H,d,J=7.8H
z),7.32(1H,d,J=7.8Hz),7.5
0(1H,d,J=7.8Hz),7.55(1H,
d,J=7.8Hz),7.94(1H,d,J=8.
5Hz),8.12(1H,d,J=7.6Hz),1
0.76(1H,d,J=2.2Hz),10.81
(1H,d,J=2.2Hz) 実施例157化合物171 融点:130−150℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,292
6,1647,1518,1464,1398,136
5,1344,1230,1173,1101,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C344465
H)+として): 計算値 617.3452 測定値 617.3460 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=6.4Hz),0.
73(3H,d,J=6.4Hz),1.08−1.3
9(3H,m),1.25(9H,s),2.70(3
H,s),2.82(1H,dd,J=10.1Hz,
14.5Hz),3.02−3.50(3H,m),
3.92−4.04(1H,m),4.40−4.58
(2H,m),5.96(1H,d,J=7.5H
z),6.95(2H,t,J=7.6Hz),6.9
9(1H,d,J=1.6Hz),7.04(2H,
t,J=7.6Hz),7.16(1H,d,J=1.
6Hz),7.28(1H,d,J=7.6Hz),
7.31(1H,d,J=7.6Hz),7.51(1
H,d,J=7.6Hz),7.55(1H,d,J=
7.6Hz),7.84−7.92(1H,m),8.
02−8.16(1H,m),10.76(1H,d,
J=1.6Hz),10.79(1H,d,J=1.6
Hz) 実施例158化合物172の合成 イソシアナートに換えて、相当する二級アミンとCDI
を用い、実施例139と同様の操作により化合物172
を合成した。
【0166】融点:133℃(dec.) IR(KBr,cm-1):3418,2962,287
2,1638,1518,1464,1443,139
2,1344,1233,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C385065
H)+として): 計算値 671.3921 測定値 671.3917 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=6.6Hz),0.
73(3H,d,J=6.6Hz),0.77(6H,
d,J=6.5Hz),1.10−1.90(12H,
m),2.79(1H,dd,J=9.9Hz,13.
7Hz),2.90(2H,d,J=7.1Hz),
3.00−3.50(3H,m),3.92−4.16
(2H,m),4.18−4.36(1H,m),4.
38−4.54(1H,m),5.94(1H,d,J
=7.3Hz),6.93(2H,t,J=7.5H
z),7.02(2H,t,J=7.5Hz),7.0
4(1H,brs),7.12(1H,brs),7.
28(1H,d,J=7.5Hz),7.29(1H,
d,J=7.5Hz),7.51(1H,d,J=7.
5Hz),7.52(1H,d,J=7.5Hz),
7.88−8.08(1H,br),7.93(1H,
d,J=8.1Hz),10.74(1H,brs),
10.75(1H,brs) 実施例159化合物173の合成 イソシアナートに換えて2,2−ジメチルピロリジン及
びホスゲンを用い、実施例139と同様の方法により合
成した。
【0167】融点:150−156℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,163
8,1521,1464,1443,741 FAB−MS(m/e,(C354465+H)+とし
て):629 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65−0.80(6H,m),1.24
(6H,s),1.10−1.40(3H,m),1.
60−1.80(4H,m),3.00−3.50(6
H,m),4.00−4.60(3H,m),5.00
−5.15(1H,m),6.90−7.40(8H,
m),7.50−7.60(2H,m),7.90−
8.10(2H,m),10.70−10.80(2
H,m) 実施例160化合物174の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHとDTrp−OBz
lより調製したBoc−DTrp(CHO)−DTrp
−OBzlをギ酸中、室温で1時間撹拌後濃縮乾固し
た。残渣に3.5N HCl−ジオキサンを加え、生じ
る無色固体を濾取してHCl・DTrp(CHO)−D
Trp−OBzlを得た。このものをN−メチルモルホ
リン共存下、実施例45と同様な方法により調製したN
−(N−tert−ブチル−N−メチルカルバモイル)
−L−ロイシンとEDCI・HCl及びHOBT・H2
Oを用いて縮合させ、引き続き接触水素化分解反応を行
うことにより、化合物174を合成した。
【0168】融点:125−140℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,292
6,1644,1521,1464,1389,136
8,1341,1230,1179,744FAB−M
S(m/e,(C354466+H)+として):64
H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67(3H,d,J=6.4Hz),0.
69(3H,d,J=6.4Hz),1.04−1.3
0(3H,m),1.24(9H,s),2.70(3
H,s),2.85(1H,dd,J=10.2Hz,
14.5Hz),3.02−3.35(3H,m),
3.90−4.02(1H,m),4.42−4.51
(1H,m),4.61−4.71(1H,m),5.
97(1H,d,J=7.8Hz),6.97(1H,
t,J=7.0Hz),7.05(1H,t,J=7.
0Hz),7.18(1H,d,J=1.1Hz),
7.22−7.40(3H,m),7,52(2H,
d,J=7.0Hz),7.69(1H,d,J=7.
0Hz),7.91−8.32(3H,m),9.10
−9.20+9.56−9.64(1H,brs×
2),10.82(1H,d,J=1.1Hz) 実施例161化合物175の合成 実施例160と同様の方法により化合物175を合成し
た。
【0169】融点:117−124℃ IR(KBr,cm-1):3376,2962,163
5,1527,1464,1389,1341,123
0,1200,744 FAB−MS(m/e,(C364466+H)+とし
て):657 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65(3H,d,J=5.4Hz),0.
69(3H,d,J=5.4Hz),0.73−0.9
2(1H,m),1.10−1.72(10H,m),
2.49(3H,s),2.84(2H,dd,J=1
0.7Hz,14.1Hz),3.02−3.30(2
H,m),3.91−4.03(1H,m),4.37
−4.52(2H,m),4.55−4.66(1H,
m),6.07(1H,d,J=7.1Hz),6.9
6(1H,t,J=7.5Hz),7.05(1H,
t,J=7.5Hz),7.18(1H,d,J=1.
7Hz),7.21−7.36(3H,m),7,51
(2H,d,J=7.5Hz),7.66(1H,d,
J=7.5Hz),7.50−7.60+7.90−
8.02(1H,brs×2),8.05−8.28
(1H,m),8.20−8.37(1H,m),9.
08−9.23+9.55−9.66(1H,m×
2),10.79(1H,d,J=1.7Hz) 実施例162化合物176の合成 Boc−DTrp−OH及びDTrp−OBzlを用い
て調製したHCl・DTrp−DTrp−OBzlを用
い、実施例160と同様にして化合物176を合成し
た。
【0170】融点:129−133℃ IR(KBr,cm-1):3418,2956,237
0,1730,1632,1581,1534,146
4 高分解能FAB−MS(m/e,(C364666
H)+として): 計算値 659.3557 測定値 659.3539 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(3H,d,J=6.3Hz),0.
72(3H,d,J=6.3Hz),1.12−1.7
0(11H,m),2.81(1H,dd,J=10.
7Hz,14.6Hz),3.08−3.61(5H,
m),3.41−3.49(2H,m),3.97(1
H,dt,J=6.6Hz,7.8Hz),4.22−
4.36(1H,m),4.42−4.53(2H,
m),5.15(1H,brs),6.50(1H,
d,J=6.6Hz),6.93(1H,t,J=7.
9Hz),6.97(1H,t,J=7.9Hz),
6.99(1H,t,J=7.9Hz),7.05(1
H,t,J=7.9Hz),7,05(1H,d,J=
1.8Hz),7.18(1H,d,J=1.8H
z),7.29(1H,d,J=7.9Hz),7.3
2(1H,d,J=7.9Hz),7.50(1H,
d,J=7.9Hz),7.54(1H,d,J=7.
9Hz),8.05(1H,d,J=8.7Hz),
8.27(1H,d,J=7.5Hz),10.27
(1H,brs),10.80(1H,brs) 実施例163(1)化合物177の合成 実施例160と同様の方法により化合物177を合成し
た。
【0171】融点:125−130℃ IR(KBr,cm-1):3352,2962,171
3,1521,1464,1389,1341,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C384866
H)+として): 計算値 685.3713 測定値 685.3742 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.59(6H,d,J=5.8Hz),0.
99(3H,d,J=6.5Hz),1.00(3H,
d,J=6.5Hz),1.03−1.25(3H,
m),1.25−1.40(2H,m),1.40−
1.77(6H,m),2.77(1H,dd,J=1
0.2Hz,14.8Hz),3.02−3.13(3
H,m),3.52−3.67(1H,m),3.67
−3.80(1H,m),3.89−4.09(1H,
m),4.33−4.46(1H,m),4.54−
4.69(1H,m),5.50−5.69(1H,
m),6.89(1H,t,J=6.6Hz),6,9
7(1H,t,J=6.6Hz),7.15(1H,
d,J=1.5Hz),7.16−7.35(3H,
m),7.35−7.60(1H,m),7.42(1
H,d,J=6.6Hz),7.61(1H,d,J=
6.6Hz),7.84−8.32(3H,m),9.
11+9.55(1H,brs×2),10.74(1
H,d,J=1.5Hz)(2)化合物178の合成 化合物177を得るための前駆前であるC端ベンジルエ
ステルを1N NaOHにより加水分解し、化合物17
8を得た。
【0172】融点:118−123℃ IR(KBr,cm-1):3328,2962,287
2,1731,1635,1518,1464,144
3,1344,1230,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C374865
H)+として): 計算値 657.3765 測定値 657.3751 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.5Hz),0.
72(3H,d,J=5.5Hz),1.07(3H,
d,J=6.4Hz),1.09(3H,d,J=6.
4Hz),1.14−1.33(3H,m),1.33
−1.51(2H,m),1.54−1.83(6H,
m),2.82(1H,dd,J=10.0Hz,1
4.7Hz),3.06−3.25(3H,m),3.
63−3.77(1H,m),3.77−3.87(1
H,m),4.00−4.15(1H,m),4.20
−4.30(2H,m),5.67(1H,d,J=
7.3Hz),6.91−7.14(5H,m),7,
17(1H,d,J=2.0Hz),7.28(1H,
d,J=7.9Hz),7.32(1H,d,J=7.
9Hz),7.51(1H,d,J=7.9Hz),
7.56(1H,d,J=7.9Hz),7.97(1
H,d,J=8.6Hz),8.18(1H,d,J=
7.9Hz),10.76(1H,d,J=2.0H
z),10.82(1H,d,J=2.0Hz)以下の
実施例164〜166に示す化合物179〜184は、
実施例163と同様な方法により合成した。 実施例164化合物179 融点:125−135℃ IR(KBr,cm-1):3328,2968,170
1,1581,1521,1464,1389,134
1,1230,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C364666
H)+として): 計算値 659.3557 測定値 659.3529 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(6H,d,J=6.1Hz),1.
09(6H,d,J=6.5Hz),1.11(6H,
d,J=6.6Hz),1.02−1.31(3H,
m),2.84(1H,dd,J=10.1Hz,1
4.4Hz),2.99−3.20(3H,m),3.
70(2H,sept,J=6.6Hz),3.99−
4.10(1H,m),4.33−4.46(1H,
m),4.60−4.69(1H,m),5.57−
5.65(1H,m),6.96(1H,t,J=7.
5Hz),7.05(1H,t,J=7.5Hz),
7.52(1H,d,J=2.2Hz),7.20−
7.32(3H,m),7,47−7.60+7.89
−8.00(1H,m×2),7.52(2H,d,J
=7.5Hz),7.70(1H,d,J=7.5H
z),8.01−8.12(1H,m),8.14−
8.30(1H,m),9.12−9.20+9.56
−9.66(1H,m×2),10.80(1H,d,
J=2.2Hz)化合物180 融点:140−150℃ IR(KBr,cm-1):3412,2968,172
8,1632,1515,1464,1446,134
4,1212,1152,1104,741 FAB−MS(m/e,(C354665+H)+とし
て):631 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=6.3Hz),0.
72(3H,d,J=6.3Hz),1.12(12
H,d,J=6.6Hz),1.03−1.37(3
H,m),2.81(1H,dd,J=9.7Hz,1
4.6Hz),3.04−3.30(3H,m),3.
72(2H,sept,J=6.6Hz),4.04−
4.15(1H,m),4.33−4.45(1H,
m),4.45−4.56(1H,m),5.64(1
H,d,J=7.4Hz),6.91−7.04(4
H,m),7.06(1H,d,J=1.5Hz),
7.15(1H,d,J=1.5Hz),7.28(1
H,d,J=7.3Hz),7,30(1H,d,J=
7.3Hz),7.51(1H,d,J=7.7H
z),7.54(1H,d,J=7.7Hz),7.9
5(1H,d,J=8.0Hz),8.01−8.14
(1H,m),10.75(1H,d,J=1.5H
z),10.77(1H,d,J=1.5Hz) 実施例165化合物181 融点:119−124℃ IR(KBr,cm-1):3328,3064,296
2,2872,1698,1524,1464,138
9,1341,1230,1197,1101,79
2,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C384866
H)+として): 計算値 685.3713 測定値 685.3737 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.66(3H,d,J=5.7Hz),0.
69(3H,d,J=5.7Hz),0.75(3H,
t,J=7.2Hz),1.08−1.27(3H,
m),1.28−1.50(6H,m),1.50−
1.72(4H,m),2.80(1H,dd,J=1
0.8Hz,14.4Hz),2.91−3.00(2
H,m),3.07−3.39(3H,m),3.96
−4.10(1H,m),4.10−4.25(1H,
m),4.38−4.50(1H,m),4.59−
4.60(1H,m),5.92−6.00(1H,
m),6.97(1H,t,J=7.5Hz),7,0
5(1H,t,J=7.5Hz),7.17(1H,
d,J=1.4Hz),7.22−7.37(3H,
m),7.43−7.60+7.92−8.20(1
H,brs×2),7.51(2H,d,J=7.5H
z),7.67(1H,d,J=7.5Hz),8.1
3−8.26(1H,m),8.28−8.40(1
H,m),9.16−9.23+9.58−9.68
(1H,m×2),10.79(1H,d,J=1.4
Hz)化合物182 融点:108−115℃ IR(KBr,cm-1):3418,2962,287
8,1731,1638,1584,1521,146
4,1341,1233,1104,741FAB−M
S(m/e,(C374865+H)+として):65
H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.8Hz),0.
74(3H,d,J=5.8Hz),0.77(3H,
t,J=7.4Hz),1.13−1.34(5H,
m),1.29−1.52(4H,m),1.50−
1.75(4H,m),2.80(1H,dd,J=1
0.2Hz,15.0Hz),2.88−3.02(2
H,m),3.04−3.20(3H,m),3.98
−4.10(1H,m),4.12−4.28(1H,
m),4.39−4.55(2H,m),5.96(1
H,d,J=7.1Hz),6.93(1H,t,J=
8.0Hz),6.97(1H,t,J=8.0H
z),7,00−7.10(3H,m),7.17(1
H,d,J=1.7Hz),7.29(1H,d,J=
8.0Hz),7.32(1H,d,J=8.0H
z),7.50(1H,d,J=8.0Hz),7.5
3(1H,d,J=8.0Hz),7.99(1H,
d,J=8.4Hz),8.21−8.30(1H,
m),10.75(1H,d,J=1.7Hz),1
0.79(1H,d,J=1.7Hz) 実施例166化合物183 融点:141−148℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,163
2,1521,1464,1392,1341,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C395066
H)+として): 計算値 699.3870 測定値 699.3799 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.60−0.75(6H,m),0.80
(3H,t,J=7.2Hz),1.09−1.73
(15H,m),2.82(1H,dd,J=9.9H
z,14.8Hz),2.91−3.42(5H,
m),3.98−4.48(3H,m),4.54−
4.64(1H,m),5.82−5.99(1H,
m),6.94(1H,t,J=7.3Hz),7.0
3(1H,t,J=7.3Hz),7.13(1H,
d,J=1.5Hz),7.23−7.36(3H,
m),7.44−7.60(1H,m),7.52(1
H,d,J=7.3Hz),7.65(1H,d,J=
7.3Hz),7,92−8.27(3H,m),9.
10−9.22+9.56−9.67(1H,brs×
2),10.72(1H,d,J=1.5Hz)化合物184 融点:93−103℃ IR(KBr,cm-1):3412,2962,293
2,2872,1728,1635,1584,153
0,1464,741 FAB−MS(m/e,(C385065+H)+とし
て):671 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.9Hz),0.
74(3H,d,J=5.9Hz),0.82(3H,
t,J=7.3Hz),1.05−1.75(15H,
m),2.80(1H,dd,J=10.3Hz,1
4.6Hz),2.91−3.51(5H,m),3.
95−4.07(1H,m),4.12−4.27(1
H,m),4.40−4.56(2H,m),5.95
(1H,d,J=7.0Hz),6.90−7.09
(4H,m),7.05(1H,d,J=1.9H
z),7.18(1H,d,J=1.9Hz),7.2
8(1H,d,J=8.0Hz),7.32(1H,
d,J=8.0Hz),7,51(1H,d,J=8.
0Hz),7.54(1H,d,J=8.0Hz),
8.02(1H,d,J=8.9Hz),8.22−
8.31(1H,m),10.76(1H,d,J=
1.9Hz),10.81(1H,d,J=1.9H
z) 実施例167化合物185,186の合成 実施例160と同様の方法により、化合物185,18
6を合成した。
【0173】化合物185 融点:149−157℃ IR(KBr,cm-1):3310,2932,174
6,1662,1632,1527,1464,138
9,1341,1197,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C435066
H)+として): 計算値 747.3870 測定値 747.3834 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64(3H,d,J=5.9Hz),0.
68(3H,d,J=5.9Hz),1.14−1.2
4(3H,m),1.36−1.45(4H,m),
1.47−1.52(4H,m),2.83(1H,d
d,J=10.7Hz,14.6Hz),3.00−
3.36(7H,m),3.92−4.00(1H,
m),4.57(1H,dd,J=7.6Hz,14.
6Hz),4.61−4.72(1H,m),4.94
(1H,d,J=12.7Hz),5.01(1H,
d,J=12.7Hz),6.04(1H,d,J=
6.8Hz),6.98(1H,t,J=7.1H
z),7.04−7.40(11H,m),7,47
(1H,d,J=7.4Hz),7.65(1H,d,
J=7.4Hz),8.18−8.21(1H,m),
7.98+8.26(1H,brs×2),8.65
(1H,d,J=7.4Hz),9.20+9.65
(1H,brs×2),10.85(1H,d,J=
1.5Hz)化合物186 融点:144−152℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,166
2,1533,1464,1389,744 FAB−MS(m/e,(C364466+H)+とし
て):657 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(3H,d,J=6.2Hz),0.
71(3H,d,J=5.5Hz),1.15−1.2
6(3H,m),1.30−1.37(4H,m),
1.48−1.60(4H,m),2.65−3.21
(8H,m),3.97−4.09(1H,m),4.
32−4.46(1H,m),4.57−4.68(1
H,m),5.99−6.07(1H,m),6.96
(1H,t,J=7.4Hz),7.04(1H,t,
J=7.4Hz),7.16(1H,d,J=1.3H
z),7.23−7.38(3H,m),7.43−
7.60(1H,m),7,51(1H,d,J=7.
4Hz),7.66(1H,d,J=7.4Hz),
7.98−8.39(3H,m),9.18+9.63
(1H,brs),10.78(1H,d,J=1.3
Hz) 実施例168化合物187の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、Boc−
DTrp(COCH3)−OHを用い、実施例160と
同様にして、化合物187を合成した。
【0174】融点:158−169℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,162
9,1533,1458,1395,1359,133
8,1251,1224,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C374666
H)+として): 計算値 671.3557 測定値 671.3542 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=6.3Hz),0.
72(3H,d,J=6.4Hz),1.16−1.2
7(3H,m),1.28−1.31(4H,m),
1.45−1.57(4H,m),2.58(3H,
s),2.82(1H,dd,J=9.2Hz,15.
0Hz),3.00−3.30(7H,m),4.08
−4.18(1H,m),4.19−4.29(1H,
m),4.55−4.65(1H,m),6.06(1
H,d,J=7.5Hz),6.90(1H,t,J=
6.9Hz),6.92(1H,t,J=6.9H
z),7.10(1H,d,J=1.7Hz),7,1
8−7.33(3H,m),7.52(1H,d,J=
6.9Hz),7.53(1H,s),7.58(1
H,d,J=6.9Hz),7.92(1H,d,J=
8.2Hz),7.98−8.08(1H,m),8.
25(1H,d,J=7.4Hz),10.72(1
H,d,J=1.7Hz) 実施例169化合物188の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えてBoc−D
Trp(COOMe)−OHを用い実施例160と同様
の方法により化合物188を合成した。
【0175】融点:104−134℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,286
6,1737,1635,1533,1461,138
6,1344,1308,1260,1224,109
5,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C374667
H)+として): 計算値 687.3506 測定値 687.3503 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.67(3H,d,J=6.9Hz),0.
70(3H,d,J=6.9Hz),1.08−1.6
4(11H,m),2.87(1H,dd,J=11.
2Hz,14.8Hz),3.00−3.50(7H,
m),3.95(3H,s),3.95−4.10(1
H,m),4.30−4.48(1H,m),4.52
−4.67(1H,m),5.99(1H,d,J=
7.3Hz),6.96(1H,t,J=7.4H
z),7.04(1H,t,J=7.4Hz),7.1
7(1H,d,J=1.7Hz),7.20−7.41
(3H,m),7.45(1H,s),7,52(1
H,d,J=7.4Hz),7.64(1H,d,J=
7.4Hz),8.04(1H,d,J=7.4H
z),8.15(1H,d,J=8.8Hz),8.1
5−8.30(1H,m),10,78(1H,d,J
=1.7Hz) 実施例170(1)化合物189の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、Boc−
DTrp(CH2 COOMe)−OHを用い実施例1
60と同様の方法により化合物189を合成した。
【0176】融点:98−108℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,174
6,1635,1584,1536,1473,144
6,1371,1341,1272,1224,110
4,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C384867
H)+として): 計算値 701.3663 測定値 701.3624 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.74(3H,d,J=6.2Hz),0.
76(3H,d,J=6.2Hz),1.12−1.6
5(11H,m),2.81(1H,dd,J=9.7
Hz,14.8Hz),3.04−3.40(7H,
m),3.65(3H,s),4.07−4.29(1
H,m),4.41−4.57(2H,m),4.95
(1H,d,J=14.8Hz),5.03(1H,
d,J=14.8Hz),6.06(1H,d,J=
7.1Hz),6.95−7.13(5H,m),7.
18(1H,d,J=2.2Hz),7.29(1H,
d,J=7.4Hz),7.32(1H,d,J=7.
4Hz),7,51(1H,d,J=7.4Hz),
7.56(1H,d,J=7.4Hz),8.04(1
H,d,J=8.4Hz),8.31(1H,d,J=
8.1Hz),10.82(1H,d,J=2.2H
z)(2)化合物190の合成 (1)で得た化合物189をメタノール中、1N Na
OHで加水分解し、化合物190を得た。
【0177】融点:145−155℃ IR(KBr,cm-1):3400,3058,293
2,2866,1728,1635,1533,147
3,1446,1413,1341,1218,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C374667
H)+として): 計算値 687.3506 測定値 687.3517 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65−1.05(6H,m),1.10−
1.80(11H,m),2.78−2.92(1H,
m),3.00−3.90(7H,m),4.00−
4.20(1H,m),4.38−4.58(2H,
m),4.65−4.90(2H,m),6.02−
6.15(1H,m),6.90−7.65(10H,
m),7.90−8.05(1H,m),8.10−
8.30(1H,m),10.79(1H,d,J=
1.3Hz) 実施例171(1)化合物191の合成 DTrp{P(=O)(OMe)2}−OBzl・HC
l,DTrp−OBzlを用い、実施例45と同様N端
側から縮合−水素化分解を繰り返し行い、化合物191
を得た。
【0178】融点:118−150℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,163
5,1581,1536,1458,1269,121
2,1032,747 FAB−MS(m/e,(C374968P+H)+
して):737 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70−0.83(6H,m),1.05−
1.70(11H,m),2.77−3.08(2H,
m),3.07−3.55(6H,m),3.66(3
H,d,J=5.3Hz),3.70(3H,d,J=
5.3Hz),3.98−4.10(1H,m),4.
35−4.68(2H,m),6.05(1H,d,J
=7.3Hz),6.97(1H,t,J=7.5H
z),7.06(1H,t,J=7.5Hz),7.1
6−7.40(3H,m),7.20(1H,s),
7.24(1H,d,J=1.2Hz),7.52(1
H,d,J=7.5Hz),7,62(1H,d,J=
7.5Hz),7.65(1H,d,J=7.5H
z),8.19(1H,d,J=8.0Hz),8.3
7(1H,d,J=7.8Hz),10.82(1H,
d,J=1.2Hz)(2)化合物192の合成 (1)で得た化合物191をトリフルオロメタンスルホ
ン酸:トリフルオロ酢酸:ジメチルスルフィド:m−ク
レゾール=1:5:3:1の混合溶媒中室温で1.5時
間反応させることにより、化合物192を得た。
【0179】融点:115−135℃ IR(KBr,cm-1):3412,3034,293
8,1635,1533,1443,1263,122
7,1161,1029,639 FAB−MS(m/e,(C354568P+H)+
して):709 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70−0.85(6H,m),1.14−
1.60(11H,m),2.70−4.10(9H,
m),4.30−4.75(2H,m),6.07(1
H,d,J=6.8Hz),6.85−7.30(6
H,m),7.32(1H,d,J=7.9Hz),
7.50(1H,d,J=7.9Hz),7.57(1
H,d,J=7.5Hz),7.77(1H,d,J=
7.5Hz),8.05−8.15(1H,m),8.
28−8.35(1H,m),10.84−10.88
(1H,m) 実施例172化合物193の合成 DTrp−OMe・HClに換えてD−3−(3−ベン
ゾ[b]チエニル)アラニン・メチルエステル塩酸塩を
用い、実施例45と同様の方法により化合物193を合
成した。
【0180】融点:96−101℃ IR(KBr,cm-1):3316,3064,293
2,2860,1725,1638,1533,146
4,1446,1362,1344,1263,121
2,1101 高分解能FAB−MS(m/e,(C354355S+
H)+として): 計算値 646.3063 測定値 646.3045 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.71(3H,d,J=5.8Hz),0.
74(3H,d,J=6.1Hz),1.08−1.3
2(3H,m),1.35−1.70(8H,m),
2.96(1H,dd,J=11.4Hz,13.2H
z),3.08−3.60(7H,m),3.96−
4.03(1H,m),4.40−4.60(1H,
m),4.58−4.70(1H,m),6.06(1
H,d,J=7.1Hz),6.98(1H,t,J=
7.5Hz),7.06(1H,t,J=7.5H
z),7.19(1H,s),7.25−7.50(4
H,m),7.51(1H,d,J=7.5Hz),
7.84(1H,d,J=7.0Hz),7.93(1
H,d,J=7.0Hz),8.18(1H,d,J=
7.5Hz),8.42(1H,d,J=5.6H
z),10.82(1H,d,J=2.0Hz),1
2.28(1H,brs) 実施例173化合物194の合成 DTrp−OMe・HClに換えてD−3−(1,1−
ジオキソ−3−ベンゾ[b]チエニル)アラニン・メチ
ルエステル塩酸塩を用い、実施例45と同様の方法によ
り化合物194を合成した。
【0181】融点:161−168℃ IR(KBr,cm-1):3382,3058,292
6,2860,1731,1632,1530,147
0,1416,1389,1341,1305,120
6,1188,1152,1125 高分解能FAB−MS(m/e,(C354357S+
H)+として): 計算値 678.2961 測定値 678.2983 実施例174化合物195,196の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、DL−N
−tert−ブトキシカルボニル−3−(3−エトキシ
カルボニルフェニル)アラニンを用い、実施例163と
同様の方法により化合物195,196を合成した。
【0182】化合物195 融点:123−126℃ IR(KBr,cm-1):3370,2932,286
6,1722,1638,1527,1449,141
6,1371,1284,1200,1107,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C364757
H)+として): 計算値 662.3554 測定値 662.3530 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.60−0.90(6H,m),1.05−
1.64(11H,m),1.28+1.30(3H,
t×2,J=7.0Hz),2.86−3.60(8
H,m),3.92−4.05(1H,m),4.26
+4.28(2H,q×2,J=7.0Hz),4.3
9−4.61(2H,m),5.92−6.03(1
H,m),6.94−7.80(8H,m),7.85
(1H,d,J=1.5Hz),7.62+8.17
(1H,d×2,J=8.8Hz),8.30−8.4
7(1H,m),10.81(1H,d,J=1.5H
z)化合物196 融点:145−165℃ IR(KBr,cm-1):3352,3064,293
2,2866,1641,1530,1458,140
7,1248,1206,1107,744 FAB−MS(m/e,(C344357+H)+とし
て):634 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.65−0.88(6H,m),1.05−
1.64(11H,m),2.85−3.60(8H,
m),3.93−4.12(1H,m),4.38−
4.68(2H,m),5.96+6.00(1H,d
×2,J=7.4Hz),6.97(1H,t,J=
7.5Hz),7.04(1H,t,J=7.5H
z),7.10−7.26(2H,m),7.27−
7.92(4H,m),7.30(1H,d,J=2.
2Hz),7.40−7.48+8.10−8.23
(1H,m×2),8.36+8.41(1H,d×
2,J=7.7Hz),10.82(1H,d,J=
2.2Hz) 実施例175化合物197,198の合成 Boc−DTrp(CHO)−OHに換えて、DL−N
−tert−ブトキシカルボニル−3−(4−メトキシ
カルボニルフェニル)アラニンを用い、実施例163と
同様の方法により化合物197,198を得た。
【0183】化合物197 融点:120−125℃ IR(KBr,cm-1):3364,2932,286
0,1725,1635,1527,1443,141
9,1344,1284,1209,1185,111
0,744 高分解能FAB−MS(m/e,(C354557
H)+として): 計算値 648.3397 測定値 648.3378 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64−0.90(6H,m),1.10−
1.67(11H,m),2.82−3.50(8H,
m),3.79+3.81(3H,s×2),3.92
−4.14(1H,m),4.35−4.50(1H,
m),4.52−4.63(1H,m),6.00−
6.06(1H,m),6.92−8.08(10H,
m),8.30−8.42(1H,m),10.79−
10.87(1H,m)化合物198 融点:145−154℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,287
2,1644,1530,1461,1443,142
2,1344,1248,1182,1110,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C344357
H)+として): 計算値 634.3241 測定値 634.3265 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64−0.91(6H,m),1.04−
1.63(11H,m),2.58−3.50(8H,
m),3.91−4.15(1H,m),4.37−
4.62(2H,m),5.98−6.09(1H,
m),6.88−8.09(10H,m),8.38
(1H,d,J=6.8Hz),10.78−10.9
0(1H,m),12.40−12.60(2H,m) 実施例176化合物199の合成 Boc−DTrp−DTrp−OMeをTHF中、ロー
エッソン(Lawesson)試薬と反応させチオアミ
ドとし、脱Boc化後、実施例49と同様の方法により
化合物199を合成した。
【0184】融点:148−156℃ IR(KBr,cm-1):3418,2926,163
5,1524,1461,1443,1407,134
4,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C354464S+
H)+として): 計算値 645.3223 測定値 645.3199 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.70(3H,d,J=5.7Hz),0.
75(3H,d,J=5.7Hz),0.75−0.9
2(1H,m),1.10−1.70(10H,m),
2.80(1H,dd,J=9.7Hz,15.0H
z),3.10−3.60(7H,m),3.98−
4.16(1H,m),4.70−5.03(2H,
m),6.05(1H,d,J=6.8Hz),6.9
5(2H,t,J=7.7Hz),7.00−7.10
(1H,m),7.03(2H,t,J=7.7H
z),7.06(1H,brs),7.12(1H,b
rs),7.29(1H,d,J=7.7Hz),7.
30(1H,d,J=7.7Hz),7.55(1H,
d,J=7.7Hz),7.58(1H,d,J=7.
7Hz),8.04(1H,d,J=6.9Hz),1
0.76(1H,brs),10.78(1H,br
s) 実施例177化合物200の合成 相当するカルボン酸を実施例51と同様の方法で反応さ
せ、その後メタノール中で接触水素化分解することによ
り化合物200を合成した。
【0185】融点:218.5−223℃ IR(KBr,cm-1):3418,2926,165
3,1518,1464,1446,1101,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C364555
H)+として): 計算値 628.3499 測定値 628.3479 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.64−0.75(6H,m),1.04−
1.71(15H,m),2.21−2.34(1H,
m),2.83(1H,dd,J=9.5Hz,13.
7Hz),2.99−3.52(3H,m),4.13
−4.25(1H,m),4.37−4.58(2H,
m),6.85−7.09(5H,m),7.13−
7.20(1H,m),7.23−7.31(2H,
m),7.48−7.58(2H,m),7.68(1
H,d,J=7.5Hz),7.82−7.94(2
H,m),10.63−10.78(2H,m) 実施例178化合物201の合成 シクロヘプタンカルボン酸とL−ロイシン酸ベンジルエ
ステルを当量のDMAP,HOBT・H2O,EDCI
・HCl存在下クロロホルム中で3時間還流させて得ら
れるエステル体を用い、実施例162と同様の方法によ
り化合物201を得た。
【0186】融点:108−111℃ IR(KBr,cm-1):3418,2932,286
6,1728,1665,1524,1464,134
4,1233,1188,741 高分解能FAB−MS(m/e,(C364446
H)+として): 計算値 629.3339 測定値 629.3353 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.72(3H,d,J=4.3Hz),0.
74(3H,d,J=4.3Hz),1.10−1.8
0(15H,m),2.34−2.70(1H,m),
2.93(1H,dd,J=9.5Hz,14.5H
z),3.00−3.50(3H,m),4.44−
4.62(2H,m),4.81−4.89(1H,
m),6.90−7.08(5H,m),7.11(1
H,d,J=1.2Hz),7.28(1H,d,J=
7.4Hz),7.32(1H,d,J=7.4H
z),7.52(1H,d,J=7.4Hz),7.5
4(1H,d,J=7.4Hz),7.97(1H,
d,J=8.4Hz),8.16(1H,d,J=6.
9Hz),10.78(1H,d,J=1.2Hz),
10.83(1H,d,J=1.2Hz) 実施例179化合物202の合成 ペルヒドロアゼピン、CDI及びL−ロイシン酸ベンジ
ルエステルより調製したO−ペルヒドロアゼピン−1−
イルカルボニル−L−ロイシン酸ベンジルエステルを用
い、実施例171と同様の方法により化合物202を合
成した。
【0187】融点:100−110℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,168
3,1524,1464,1437,1272,120
9,1086,741 FAB−MS(m/e,(C354356+H)+とし
て):630 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.74(6H,d,J=5.8Hz),1.
10−1.71(11H,m),2.89(1H,d
d,J=9.9Hz,14.7Hz),3.04−3.
32(7H,m),4.40−4.59(2H,m),
4.72−4.81(1H,m),6.89−7.08
(5H,m),7.16(1H,d,J=1.6H
z),7.28(1H,d,J=7.9Hz),7.3
2(1H,d,J=7.9Hz),7.50(1H,
d,J=7.9Hz),7.53(1H,d,J=7.
9Hz),7.93(1H,d,J=8.6Hz),
8.13(1H,d,J=6.8Hz),10.78
(1H,d,J=1.6Hz),10.81(1H,
d,J=1.6Hz) 実施例180化合物203の合成 相当するC端アミノ酸のエチルエステルを用い、実施例
45と同様の方法により合成した。
【0188】融点:130−137℃ IR(KBr,cm-1):3412,2932,166
5,4632,1533,1446,741 FAB−MS(m/e,(C283955+H)+とし
て):526 H−NMR(300MHz,DMSO−d6,δp
pm):0.68(3H,d,J=5.9Hz),0.
76(3H,d,J=5.9Hz),1.10−1.7
0(14H,m),2.85(1H,dd,J=10.
6Hz,14.4Hz),3.00−3.50(6H,
m),3.80−3.90(1H,m),4.30−
4.40(1H,m),6.10−6.20(1H,
m),6.95(1H,t,J=7.2Hz),7.0
4(1H,t,J=7.2Hz),7.06(1H,
s),7.30(1H,d,J=7.2Hz),7.5
3(1H,d,J=7.2Hz),8.10−8.30
(2H,m),10.80(1H,s) 化合物203は1:1のジアステレオマー混合物であ
る。これらのジアステレオマーは逆層高速液体クロマト
グラフィー(資生堂製、カプセルパックC18 SG12
0Å、4.6mmΦ×250mm、流速 1ml/mi
n、アセトニトリル:0.1%TFA−水=30:7
0)により分離することができる。
【0189】化合物203A:保持時間 38.51分 化合物203B:保持時間 39.95分 実施例181点滴用輸液の製造 実施例46で得た化合物50 1gを5%ブドウ糖輸
液500mlに溶解し、ミリポアフィルター(孔径
0.22μm)で濾過減菌した後、無菌的に輸液瓶に入
れて点滴用輸液を調製した。 実施例182静脈注射剤の製造 実施例46で得た化合物50 1gを生理食塩水10
0mlに溶解し、ミリポアフィルター(孔径 0.22
μm)で無菌的に濾過し、注射剤とした。 実施例183錠剤の製造 化合物50 7部 ヒドロキシプロピルセルロース 10.9部 コーンスターチ 1部 ステアリン酸マグネシウム 0.1部 ヒドロキシプロピルセルロース 1部を含む60%エタ
ノール水溶液 5部を調製し、実施例46で得た化合物
50 7部、ラクトース 10.9部及びコーンスター
チ 1部を練合した後、減圧下で乾燥し、得られた乾燥
物にステアリン酸マグネシウム 0.1部を加えて混合
し、常法により製錠した。 参考例1D−(S)−(5−メチル−4−イミダゾリルメチル)
システイン・二塩酸塩の合成 D−システイン・塩酸塩・一水和物527mg及び4−
ヒドロキシメチル−5−メチルイミダゾール・塩酸塩4
90mgを濃塩酸10mlに溶解し、11時間加熱還流
した。反応液を減圧濃縮して得られた淡黄色油状残渣に
イソプロパノ−ルを加えて摩砕し、表題化合物699m
gを薄茶色結晶として得た。
【0190】融点:204℃ H−NMR(90MHz,D2O,δppm):2.
33(3H,s),2.90−3.20(2H,m),
3.92(3H,s),4.18(1H,dd,J=
5.1Hz,6.6Hz),8.56(1H,s) 参考例2(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパンスルホン酸
の合成 (1)(R)−2−(N−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ)−3−フェニルプロピル=メタンスルホネー
トの合成 N−tert−ブトキシカルボニル−D−フェニルアラ
ニノール754mg及びTEA 0.5mlのジクロロ
メタン6.0ml溶液に、氷冷撹拌下、メタンスルホニ
ル=クロリド0.28mlを加え、同温で30分間撹拌
した。反応液に水を加えジクロロメタンにて抽出した
後、有機層を10%クエン酸及び飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液にて順次洗浄した。更にこの有機層を無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮して得られた残渣
を酢酸エチル−ヘキサン(1:2)から再結晶し、目的
物931mgを得た。
【0191】融点:119−119.5℃ (2)(R)−1−ブロモメチル−N−tert−ブト
キシカルボニル−2−フェニルエチルアミンの合成 (1)で得られた化合物659mg及び臭化リチウム・
一水和物1.05gをアセトン5.0mlに溶解し、室
温で16時間、45℃で8時間撹拌した。反応液を減圧
濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル−水にて分配後、有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し
得られた残渣をドライカラムフラッシュクロマトグラフ
ィー(メルク社製 シリカゲル60/ヘキサン:酢酸エ
チル=2:1)にて精製し目的物304mgを得た。
【0192】融点:94−100℃ FAB−MS(m/e,(C1420Br NO2+H)+
して):314及び316 (3)(R)−1−ブロモメチル−2−フェニルエチル
アミン・塩酸塩の合成 (2)で得られた化合物265mgを2.9M塩化水素
−1,4−ジオキサン20mlに溶解し、氷冷下にて3
時間、室温にて15時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し
て得られた残渣にエチルエーテルを加えて摩砕し、目的
物209mgを得た。
【0193】融点:133−138℃ FAB−MS(m/e,(C912Br N+H)+とし
て):214及び216 (4)(R)−2−アミノ−3−フェニルプロパンスル
ホン酸の合成 (3)で得られた化合物206mg及び亜硫酸ナトリウ
ム207mgを水1.6mlに溶解し、室温にて69時
間撹拌した。反応液に水を加えて希釈しアンバ−ライト
IR−120B(H+型)カラムを通過させ、その後カ
ラムを水で洗浄し目的物を溶離した。溶離液を合せて減
圧濃縮し、得られた残渣にエタノールを加えて摩砕し、
表題化合物142mgを無色結晶として得た。
【0194】融点:>290℃ FAB−MS(m/e,(C913NO3S+H)+とし
て):216 H−NMR(90MHz,D2O,δppm):3.
12(2H,d,J=7.0Hz),3.22(2H,
d,J=4.4Hz),3.80−4.15(1H,
m),7.20−7.60(5H,m) 参考例3 (1,3−ジチオール−2−イリデン)マロン酸水素メ
チルの合成 特開昭51−48666号の方法に従い合成した
(1,3−ジチオール−2−イリデン)マロン酸ジメチ
ル232mgをメタノール1.0mlに懸濁し、1N水
酸化カリウム−メタノール溶液3.0mlを加え1時間
加熱還流した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を水
10mlに溶解後、1N塩酸を加えてpH 2とした。
生成した沈澱を濾取し、水で洗浄後乾燥させて、表題化
合物196mgを淡黄色粉末として得た。
【0195】融点:48−51℃ H−NMR(90MHz,DMSO−d6,δpp
m):3.80(3H,s),7.63(2H,s)
【0196】
【発明の効果】本発明のペプチド誘導体は、内在性の生
理活性ペプチドであるエンドセリンに対して強い拮抗作
用を有することから、エンドセリンが関与する血管及び
気管筋収縮作用に拮抗する薬剤として、ひいてはヒトの
高血圧症、肺高血圧症、レイノー病、気管支喘息、動脈
硬化症、急性腎不全、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞及び脳
血管攣縮の治療薬として有用である。また、エンドトキ
シンショック、エンドトキシン起因の多臓器不全若しく
は播種性血管内凝固更にシクロスポリン誘発の腎障害及
び高血圧等の治療薬としても有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は化合物No.50の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセリ
ン収縮に対する作用を示す。 第2図は化合物No.93の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセリ
ン収縮に対する作用を示す。 第3図は化合物No.121の化合物(○)及び薬物非
存在下(●)のブタ摘出冠状動脈標本におけるエンドセ
リン収縮に対する作用を示す。 第4図は化合物No.50の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のモルモット摘出気管筋標本におけるエンド
セリン収縮に対する作用を示す。 第5図は化合物No.93の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のモルモット摘出気管筋標本におけるエンド
セリン収縮に対する作用を示す。 第6図は化合物No.121の化合物(○)及び薬物非
存在下(●)のモルモット摘出気管筋標本におけるエン
ドセリン収縮に対する作用を示す。 第7図は化合物No.48の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のラット摘出心臓におけるエンドセリンの灌
流圧上昇作用に対する効果を示す。 第8図は化合物No.50の化合物(○)及び薬物非存
在下(●)のラット摘出心臓におけるエンドセリンの灌
流圧上昇作用に対する効果を示す。特許出願人 萬有製
薬株式会社
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 11/08 A61P 13/02 13/02 C07K 5/02 C07K 5/02 5/06 5/06 A61K 37/43 (72)発明者 長瀬 敏雄 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬 有製薬株式会社 中央研究所内 (72)発明者 間瀬 俊明 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬 有製薬株式会社 中央研究所内 (72)発明者 藤田 かがり 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬 有製薬株式会社 中央研究所内 (72)発明者 伊原 正樹 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬 有製薬株式会社 中央研究所内 (72)発明者 池本 文彦 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬 有製薬株式会社 中央研究所内 (72)発明者 矢野 光夫 東京都目黒区下目黒2丁目9番3号 萬 有製薬株式会社 中央研究所内 審査官 鈴木 恵理子 (56)参考文献 特開 平1−287095(JP,A) Bulletin of the C hemical Society of Japan,(1970)Vol.43,N O.4,p.1197−1202 Journal of the Am erican Chemical So ciety,(1961),Vol.83,N o.1,p.145−149 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 38/04 - 38/06 C07K 5/02 - 5/08 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 {式中、A1は式:R11−CO−[式中、R11は低級ア
    ルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アル
    キル基、式:Ar1−(CH2p−(式中、Ar1はフェ
    ニル基、フリル基又はチエニル基を示し、pは0、1又
    は2を示す)で表される基、1,3−ジチオール−2−
    イリデンメチル基又は1,3−ジチオール−2−イリデ
    ン(低級アルコキシカルボニル)メチル基を示す]で表
    される基、式:R12O−CO−[式中、R12は低級アル
    キル基、シクロアルキル基、シクロアルキル低級アルキ
    ル基又はフェニル基を示す]で表される基又は式:R13
    14N−C(=X1)−[式中、X1は酸素原子又は硫黄
    原子を示し、R13は低級アルコキシカルボニル基で置換
    されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基、
    低級アルキニル基、1−アダマンチル基、ピロリジノ
    基、ピペリジノ基、ペルヒドロアゼピン−1−イル基、
    ペルヒドロアゾシン−1−イル基、ペルヒドロアゾニン
    −1−イル基、又は式:Ar2−(CH2q−(式中、
    Ar2はベンゼン環上の任意の1〜2個の水素原子がそ
    れぞれ独立してハロゲン原子、低級アルキル基若しくは
    低級アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基、
    フリル基又はチエニル基を示し、qは0、1又は2を示
    す)で表される基を示し、R14は水素原子、水酸基で置
    換されていてもよい低級アルキル基、シクロアルキル基
    又は式:Ar3−(CH2r−(式中、Ar3はフェニル
    基、フリル基又はチエニル基を示し、rは1又は2を示
    す)で表される基を示すか、或はR13及びR14の両者が
    結合して隣接する窒素原子と一緒になって、炭素数4〜
    8個の5〜9員環の含窒素飽和複素環を形成していても
    よく、このとき環を形成するメチレン基のうち、上記の
    窒素原子には隣接しない任意の1個のメチレン基は、オ
    キシ基、チオ基又は式:−NR15−(式中、R15は低級
    アルキル基を示す)で表される基で置換されていてもよ
    く、更に該複素環の炭素原子上の任意の1〜4個の水素
    原子はそれぞれ独立して水酸基又は水酸基で置換されて
    いてもよい低級アルキル基で置換されていてもよく、ま
    た、該複素環の隣接する2個の炭素原子において二重結
    合若しくはベンゾ縮合環を形成していてもよい]で表さ
    れる基を示すか或はBと一緒になって下記の一般式[I
    I] 【化2】 [式中、R16は水素原子、低級アルキル基、シクロアル
    キル基を示し、R17、R18はそれぞれ独立して、水素原
    子、低級アルキル基を示す]で表される基を示し;Bは
    酸素原子又は式:−NR2−[式中、R2は水素原子又は
    メチル基を示す]で表される基を示すか或はA1と一緒
    になって上記の一般式[II]で表される基を示し;R
    3は炭素数3〜5個の低級アルキル基を示し;R4は水素
    原子又はメチル基を示し;R5は3−インドリルメチル
    基、(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−3−インドリ
    ル)メチル基、インドール環1位が式:R51−CO−
    (CH2s−[式中、R51は水素原子、低級アルキル
    基、水酸基、低級アルコキシ基、ベンジルオキシ基、ア
    ミノ基又はモノ低級アルキルアミノ基を示し、sは0〜
    6を示す。但し、s=0のとき、R51は水酸基ではな
    い。]で表される基若しくは式:(R52O)2P(=
    O)−(CH2t−[式中、R52は水素原子、低級アル
    キル基又はベンジル基を示し、tは0〜6を示す]で表
    される基で置換されている3−インドリルメチル基、3
    −ベンゾチエニルメチル基、(1−オキソ−3−ベンゾ
    チエニル)メチル基又は(1,1−ジオキソ−3−ベン
    ゾチエニル)メチル基を示し;X2は酸素原子又は硫黄
    原子を示し;A2は下記の一般式[III]、[I
    V]、[V]、[VI]、[VII]及び[VIII]
    で表される基からなる群より選ばれる任意の基を示す。 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 [式中、Yはスルホ基、ホスホノ基、式:−CO291
    (式中、R91は水素原子、低級アルキル基又はベンジル
    基を示す)で表される基又は式:−CONR9293(式
    中、R92は水素原子、低級アルキル基、低級アルキルス
    ルホニル基、ベンゼン環上の任意の1〜5個の水素原子
    がそれぞれ独立して低級アルキル基若しくはハロゲン原
    子で置換されていてもよいフェニルスルホニル基又はカ
    ルボキシメチル基を示し、R93は水素原子又は低級アル
    キル基を示す)で表される基を示し、R61は水素原子又
    は低級アルキル基を示すか又は下記のR71と一緒になっ
    てメチレン基を示し、R71は水素原子、水酸基で置換さ
    れていてもよい低級アルキル基、フェニル基、チエニル
    基、ベンゼン環上の任意の水素原子が水酸基若しくはベ
    ンジルオキシ基で置換されていてもよいフェニル低級ア
    ルキル基、チエニル低級アルキル基、チアゾリル低級ア
    ルキル基、4−イミダゾリルメチル基、(低級アルキル
    置換−4−イミダゾリル)メチルチオメチル基、3−イ
    ンドリルメチル基、カルバモイル低級アルキル基又はN
    −ベンジルオキシカルボニル−ω−アミノ低級直鎖アル
    キル基を示すか又はR61と一緒になってメチレン基を示
    す。但し、R61が低級アルキル基を示す場合、R71は水
    素原子以外の基を示す。R62は水素原子、フェニル基、
    ベンジル基、カルボキシ基、カルバモイル基又はN−フ
    ェニルカルバモイル基を示すか或はR8と一緒になって
    単結合を示し、R72は水素原子、低級アルキル基、フェ
    ニル基、ベンジル基、3−インドリルメチル基、カルバ
    モイル基又はN−フェニルカルバモイル基を示す。但
    し、R62が水素原子以外の基を示す場合、R72は水素原
    子又は低級アルキル基を示す。R8は水素原子、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基又は水酸基を示すか、或は
    62と一緒になって単結合を示し、vは3、4又は5を
    示し、R63は水素原子、低級アルキル基、カルボキシ低
    級アルキル基、式:Ar4−(CH2w−(式中、Ar4
    はフェニル基、フリル基、チエニル基を示し、wは1又
    は2を示す)で表される基を示す。ZはCH又はNを示
    し、xは1,2又は3を示す。]}で表されるエンドセ
    リン拮抗作用を有するペプチド誘導体又はその製薬上許
    容される塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式[I]で表される
    エンドセリン拮抗作用を有するペプチド誘導体又はその
    製薬上許容される塩を含有することを特徴とする高血
    圧、肺高血圧、レイノー病、急性腎不全、心筋梗塞、狭
    心症、脳梗塞、脳血管攣縮、動脈硬化症、気管支喘息、
    エンドトキシンショック、エンドトキシンを起因とする
    多臓器不全や播種性血管内凝固及び/又はシクロスポリ
    ン誘発の腎障害や高血圧等の治療薬。
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