JPH05178839A - 1−チオカルバモイル−5−ヒドロキシ−ピラゾールの殺微生物剤としての使用、新規な1−チオカルバモイル−5−ヒドロキシ−ピラゾール及びその製法 - Google Patents

1−チオカルバモイル−5−ヒドロキシ−ピラゾールの殺微生物剤としての使用、新規な1−チオカルバモイル−5−ヒドロキシ−ピラゾール及びその製法

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JPH05178839A JP4152998A JP15299892A JPH05178839A JP H05178839 A JPH05178839 A JP H05178839A JP 4152998 A JP4152998 A JP 4152998A JP 15299892 A JP15299892 A JP 15299892A JP H05178839 A JPH05178839 A JP H05178839A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(I)で表わされる化合物及び該化合物の
工業用材料の保存のための殺微生物剤としての使用法の
提供。 【化1】 [R,Rは水素原子又は(置換)アルキル基を;R
は水素原子、(置換)アルキル基、アリール基、アル
コキシカルボニル基等を;Rは水素、(置換)アルキ
ル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルコキシカル
ボニル基等を示し;あるいはRとRは一緒になって
1,W−C3〜6−アルタ(エン)イレン基を示す] 【効果】 式(I)の化合物は、殺微生物作用を有し、
従って材料の保存に用いるのに適当である。それらは他
の殺微生物剤と対比して生態学的に許容でき且つプラス
チック、塗料及び塗膜を変色しないから、これらの材料
に用いるのに特に推奨される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は式
【0002】
【化3】
【0003】〔式中、置換基は特許請求の範囲の請求項
1に示した意味を有する〕の1−チオカルバモイル−5
−ヒドロキシピラゾールの、工業用材料の保存のための
殺微生物剤としての使用法、新規な4−置換1−チオカ
ルバモイル−5−ヒドロキシピラゾール、及びα−ホル
ミル−カルボン酸エステル又はアミド或いはβ−ケト酢
酸エステル又はアミドの、チオセミカルバジドとの縮合
によるその製造法に関する。
【0004】1−ヘタリール−4−アリール−ピラゾリ
ン−5−オン、例えば1−〔ピリ(ミ)ド−2−イル〕
−4−フェニル−ピラゾリン−5−オン、及びその殺微
生物性は米国特許第4,663,327号から公知であ
る。しかしながら、この化合物は工業材料例えば塗料及
びプラスチックに混入した時、着色し、かつ変色をもた
らすから、それらはその良好な殺微生物性にも拘らず、
材料の保存に使用できなかった。
【0005】有機砒素化合物は、今日までプラスチック
の殺菌処理に依然使用されているが、これらの化合物
の、及び塗料工業で依然として使われている有機水銀化
合物の代替が生態毒物学的理由から非常に望まれてい
る。しかしながらプラスチックの殺微生物剤処理に使用
できる殺微生物剤に課さねばならない高度の必要条件を
満す生態毒物学的により好ましい化合物は未だ発見され
ていない。そのような殺微生物剤は事実良好な殺微生物
性のほかに高耐熱性も有さねばならず、しかもプラスチ
ックの性質を損ってはならない、例えばこれらを変色す
べきでない。この最後の必要条件は塗料に使用しうる殺
微生物剤にも当てはまる。
【0006】驚くべきことに、1−チオカルバモイル−
5−ヒドロキシ−ピラゾールは従来の技術の欠点を有さ
ず、またそのような活性化合物に課せられたすべての必
要条件を満すということが発見された。それは生態毒物
学的に許容しうる上に、望ましくない有機砒素及び水銀
化合物の作用を示す。それは必要な熱安定性を有し、こ
れで処理したプラスチック、塗料及び塗料フイルムの性
質例えば色及び弾性を悪く損わない。
【0007】斯くして本発明はR1及びR2は互いに独立
に水素又は随時置換されたアルキルを示し、R3が水素
或いは随時置換されたアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、シクロアルキル、アルコキシカルボニル、アラルキ
ル又はアリールを示し、R4が水素或いは随時置換され
たアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、アラルキル、アラルコ
キシ、アラルキルチオ、アリール、アリーロキシ、アリ
ールチオ、アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニ
ルチオ又はアミノカルボニルを示し、或いはR3及びR4
は一緒になって1,ω−C3〜C6アルク(エン)イレン
基を示す、式Iの化合物の、工業材料の保存のための殺
微生物剤としての使用法に関する。置換基R1〜R4に対
して好適な意味を以下に説明する:アルキルは好ましく
は炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖アルキル例えばメチ
ル、エチル、n−及びi−プロピル、n−、sec−、
i−及びtert−ブチル、n−、i−及びtert−
フェニル、n−ヘキシル、i−オクチル、i−ノニル、
n−デシル及びn−ドデシルを表わす。これらのアルキ
ル基は1〜3つのハロゲン原子好ましくは塩素及び/又
は弗素で、或いはC1〜C6アルコキシカルボニル基で置
換されていてもよい。従って置換されたアルキル基は例
えばモノ、ジ及びトリフルオルメチル、モノクロルジフ
ルオルメチル、及びメトキシ及びエトキシ−カルボニル
メチルを含む。
【0008】アルコキシは好ましくは炭素数1〜12の
直鎖及び分岐鎖アルコキシ、例えばメトキシ、エトキ
シ、n−及びi−プロポキシ、n−、i−、sec−及
びtert−ブトキシ及びヘキソキシを含む。
【0009】アルケニルは好ましくは炭素数2〜6の直
鎖又は分岐鎖アルケニル例えばビニル及びアリルを示
す。
【0010】アルキニルは好ましくは炭素数2〜6の直
鎖又は分岐鎖アルキニル、例えばエチニル、プロピニル
及び3,3−ジメチルプロピニルを表わす。好適な置換
アルキニルは、特にヨウ素置換アルキニル例えば1−ヨ
ード−プロピニルである。
【0011】シクロアルキル基は好ましくは炭素数5〜
7のシクロアルキル例えばシクロヘキシルを含む。好適
な置換シクロアルキル基は1〜3つのC1〜C4アルキル
基又は1〜3つのハロゲン原子例えば塩素及び/又は弗
素で置換されたシクロアルキル、例えばメチルシクロヘ
キシル、ジメチルシクロヘキシル、1,3,3−トリメ
チルシクロヘキシル、及び3−クロルシクロヘキシルを
含む。
【0012】アルコキシカルボニルは、好ましくはアル
コキシの炭素数が1〜6の直鎖又は分岐鎖アルコキシカ
ルボニル、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、n−及びi−プロポキシカルボニル、n−、i
−、sec−及びtert−ブトキシカルボニル、及び
ヘキソキシカルボニルを表わす。同様のことはアルコキ
シカルボニルメチル基にも当てはまる。
【0013】アラルキルは、直鎖又は分岐鎖アルキル部
分の炭素数が1〜6、特に1〜4であり、そしてアリー
ル部分が好ましくはフェニル又はナフチルであるものを
含む。そのようなアラルキル基の例は、ベンジル、α−
メチルベンジル、α,α−ジメチルベンジル、2−フエ
ネチル、及びα−及びβ−ナフチルメチルを含む。これ
らのアラルキル基はハロゲン(特に塩素及び/又は弗
素)、ニトロ、シアノ、随時ハロゲン化されたC1〜C4
アルキル又はアルコキシ、例えばメチル、エチル、トリ
フルオルメチオル、ジフルオルクロルメチル、ジフルオ
ルメチル、トリクロルメチル、メトキシ、エトキシ、ト
リフルオルメトキシ、ジフルオルクロルメトキシ及びジ
フルオルメトキシ、及び随時ハロゲン化されたC1〜C4
アルキルメルカプト例えばメチルメルカプト、トリフル
オルメチルメルカプト及びジフルオルクロルメチルメル
カプトを含んでなる系からの置換基1〜3つを有するこ
とができる。
【0014】アリールは、アリール部分の炭素数が好ま
しくは6〜10の未置換又は置換アリールを意味するも
のとして理解することができる。アリール基はハロゲン
(特に塩素及び/又は弗素)、C1〜C4アルキル又はア
ルコキシ、ハロゲノ−C1〜C2アルキル(例えばトリフ
ルオルメチル及びジフルオルメチル)、シアノ、ニトロ
又はアミノを含んでなる群からの置換基1〜3つを有す
ることができる。
【0015】アルコキシは、炭素数が好ましくは1〜
6、特に1〜4の直鎖及び分岐鎖アルコキシを意味する
ものとして理解することができる。好適な例はメトキ
シ、エトキシ、n−及びi−プロポキシ、n−、i−、
sec−及びtert−ブトキシ、及びヘキソキシを含
む。
【0016】アルキルチオは好ましくは炭素数1〜6の
直鎖又は分岐鎖アルキルチオを表わす。好適な例はメチ
ルチオ、エチルチオ、n−及びi−プロピルチオ、n
−、i−、sec−、及びtert−ブチルチオ、及び
n−ペンチルチオ及びその異性体例えば1−、2−及び
3−メチルブチルチオを含む。アルキルチオ基は1〜3
つのハロゲン原子(好ましくは塩素及び/又は弗素)で
置換されていてもよい。これらの好適な例はジ及びトリ
フルオルメチルチオ及びジフルオルクロルメチルチオで
ある。
【0017】アラルコキシは好ましくは直鎖又は分岐鎖
アルキル部分の炭素数が1〜6であり、またアリール部
分がフェニルである。好適な例はベンジロキシ及びフェ
ネチロキシである。アラルコキシ基は1〜3つのハロゲ
ン原子(好ましくは塩素及び/又は弗素)で又はC1
4アルキル基で置換されていてもよい。
【0018】アラルキルチオは好ましくは直鎖又は分岐
鎖アルキル部分の炭素数が1〜6であり、またアリール
部分がフェニルである。好適な例はベンジルチオであ
る。アラルキルチオ基は1〜3つのハロゲン原子(好ま
しくは塩素及び/又は弗素)で又はC1〜C4アルキル基
で置換されていてもよい。
【0019】アリーロキシは好ましくはアリール部分に
1〜10の炭素原子を含む。好適な例はフェノキシ及び
ナフトキシである。アリーロキシ基はハロゲン(好まし
くは塩素及び/又は弗素)、C1〜C4アルキル、ハロゲ
ノ−C1〜C2アルキル(例えばジ及びトリフルオルメチ
ル)、シアノ、ニトロ又はアミノを含んでなる系から1
〜3つの置換基を有することができる。
【0020】アリールチオは好ましくはアリール部分の
炭素数が6〜10である。好適な例はフェニルチオ及び
ナフチルチオである。アリールチオ基は「アリーロキ
シ」の項で列挙した置換基を有することができる。
【0021】アミノカルボニルは例えば未置換のアミノ
カルボニル、N−メチルアミノカルボニル及びN,N−
ジメチルアミノカルボニルを含む。
【0022】1,ω−C3〜C6アルク(エン)イレン基
の好適な例は、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン
及び1,4−ブタジエン−(1,3)−イレンを含む。
【0023】R1が水素或いは随時置換されたアルキ
ル、アラルキル又はアリールを示し、R2が水素を示
し、R3が水素或いは随時置換されたアルキル又はアリ
ールを示し、そしてR4が水素或いは随時置換されたア
ルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルコキシカル
ボニル又はアリールを示す、式(I)の化合物は好適で
ある。
【0024】R1〜R3が水素を示し、そしてR4が水素
或いは随時置換されたアルキル、アラルキル、又はアリ
ールを示す、式(I)の化合物は特に好適である。
【0025】最も好適な化合物は、R1〜R3が水素を示
し、そしてR4がC1〜C6アルキル、ベンジル又はフェ
ニルを示す、式(I)の化合物に相当する。
【0026】本発明に従って使用しうる化合物Iの典型
的な代表例は実施例に列挙される。本発明に従って使用
しうる化合物Iはその互変異性体形ピラゾール−5−オ
ン形で存在してもよい。
【0027】本発明で使用しうる化合物I及びその製造
法はいくつかの場合に公知である。即ち植物の病気に対
して作用を有する3−モノ−及び3,4−ジ−置換1−
チオカルバモイル−5−ヒドロキシピラゾールは特公昭
54−115,374号及び特公昭54−119,03
1号に記述されている。特にそれらは殺菌作用を有する
と言われる。J.ペスティサイド・サイエンス(Pes
ticide Sci.)、11、205〜212(1
986)も参照。
【0028】抗ヒスタミン作用をもつ4−モノ−及び
3,4−ジ−置換1−チオカルバモイル−5−ヒドロキ
シピラゾールは、アーク・ファーム〔Arch.Pha
rm.(Weinheim)〕、316、2〜6(19
83)及びサイ・ファーム(Sci.Pharm.)、
51(2)、167〜172(1982)から公知であ
る。
【0029】化合物が新規である場合、それは公知の製
造法と同様の方法によって製造することができる。普通
α−ホルミル−カルボン酸エステル又はα−ホルミル−
カルボン酸アミド或いはβ−ケト酢酸エステル又はβ−
ケト酢酸アミドをチオセミカルバジドと反応させる。こ
の縮合反応は(β−ケトアセテートをβ−ジケト出発物
質として用いて示した場合)次の方程式に従って進行す
る:
【0030】
【化4】
【0031】上記方程式における置換基R1〜R4は式I
の化合物に対して上述した意味を有する。
【0032】好ましくはα−ホルミル−カルボン酸エス
テル誘導体1モル当り又はβ−ジケト化合物1モル当り
0.8〜1.0モルのチオセミカルバジドを添加する。
【0033】環化反応を容易にするために、塩基例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又はカリウムte
rt−ブチレートが有利に添加される。この塩基は好ま
しくはα−ホルミルカルボン酸エステル誘導体又はβ−
ジケト化合物の量に対して凡そ当量で添加される。
【0034】適当ならば縮合反応は溶媒の存在下に行う
ことができる。適当であると判明した溶媒は中でもアル
コール例えばエタノール、又は芳香族炭化水素例えばト
ルエンである。
【0035】縮合反応は比較的広い温度範囲で行うこと
ができる。最初に進行するチオセミカルバゾンの生成
は、20〜110℃、好ましくは60〜90℃の温度で
行いうる。塩基の添加後に進行する環化縮合反応は20
〜100℃、好ましくは20〜40℃の温度で行える。
塩基の添加はいくつかの場合に発熱的に進行するから、
この反応工程中冷却の必要なことがある。
【0036】1−チオカルバモイル−ヒドロキシピラゾ
ールは反応混合物から公知の方法で単離することができ
る。一般に反応混合物から溶媒を除去し、そして残渣を
水性塩酸で処理するという方法に従う。この方法で得ら
れるピラゾールを吸引濾過により分離する。しかしなが
ら反応混合物を大過剰の希塩酸中に直接注ぎ、沈殿とし
て分離するピラゾールに対してはこれを濾別することも
可能である。
【0037】本発明で使用しうる化合物Iの製造に必要
とされる出発化合物、即ちα−ホルミル−カルボン酸エ
ステル又はアミド及び随時α−位の置換されたβ−ケト
酢酸エステル又はアミド並びに随時置換されたチオセミ
カルバジドは、公知の化合物であり、或いはすでに記述
されている方法に従い、公知の化合物と同様にして製造
することができる。
【0038】すでに上述したように、本発明で使用しう
るある化合物Iは新規である。斯くして本発明は更に式
【0039】
【化5】
【0040】〔式中、R1及びR2は上述の意味を有し、
3は水素を表わし、そしてR4は随時置換されたアルキ
ル、フェニル及び4−クロルフェニルを除く好ましくは
炭素数6〜10の随時置換されたアリール、或いは未置
換のベンジルを除く好ましくは直鎖又は分岐鎖アルキル
部分の炭素数が1〜6、特に1〜4及びアリール部分の
炭素数が6〜10の随時置換されたアラルキルを表わ
す〕の化合物に関する。
【0041】式(II)におけるR4に対して用いる
「アルキル」、「アリール」及び「アラルキル」及び随
時存在するこれらの置換基は、式(II)の限定を含め
て、式(I)における「アルキル」、「アリール」及び
「アラルキル」及び随時存在するこれらの置換基に対す
る上述した意味に相当する。
【0042】本発明は更に式
【0043】
【化6】
【0044】〔式中、R1〜R4は上記6に示した意味を
有し、そしてXはC1〜C4アルコキシ、フェノキシ又は
アミノを表わす〕の化合物を公知の方法で反応させる化
合物IIの製造法に関する。
【0045】本発明で使用しうる化合物Iで保存するこ
とのできる材料は、工業用に製造された無生物材料であ
る。本発明に従って使用しうる活性化合物によって微生
物的変化又は破壊から保護しうる工業材料は、例えば接
着剤、サイズ、紙及びカード、織物、皮革、木材、染
料、プラスチック及びプラスチックから作られる製品、
冷却循滑剤、及び微生物の攻撃又は分解を受ける他の材
料であってよい。保存しうる材料との関連において、製
造工場の構成分例えば機能が微生物の増殖によって損わ
れる冷却水循環系も言及しうる。本発明の関連におい
て、工業材料は好ましくは塗料、プラスチック、プラス
チック製品、及び木材を意味するものと理解される。
【0046】工業材料の劣化又は変化を引き起こす微生
物は、例えばバクテリア、菌(fungi)、イースト
菌、藻菌、及び粘菌微生物を含む。本発明で使用しうる
活性化合物は好ましくは菌、特にカビ及び木材を永久的
に変色する菌及び木材破壊菌に対して作用する。即ち例
えば次の属の微生物:不完全真菌例えばアルテルナリア
・テヌイス(Arternaria tenuis)、アスペルギルス属
例えば黒色コウジ菌クロカビ、ケトミウム属例えばケト
ミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)、コニオ
フオラ(Coniophora)属例えばコニオフオラ・プテアナ
(puteana)、レンチヌス(Lentinus)属例えばレンチ
ヌス・チグリヌス(tigrinus)、ペニシリウム属例えば
ペニシリウム・グラウカム(Penicillium glaucum)、
エプリコ属例えばポリポルス・ベルシカラー(Polyporu
s versicolor)、アウレオバシジウム(Aureobasidiu
m)属例えばアウレオバシジウム・プルランス(pullula
ns)、スクレロフオマ(Sclerophoma)属例えばスクレ
ロフオマ・ピチオフイラ(pityophila)、トリコデルマ
(Trichoderma)属例えばトリコデルマ・ビリド(virid
o)、エシエリヒア属例えば大腸菌、プソイドモナス属
例えば緑膿菌、及びブドウ球菌属例えば黄色ブトウ球菌
に作用する。
【0047】本発明で使用しうる活性化合物は、通常の
処方物例えば溶液、乳化液、懸濁液、粉末、ペースト及
び顆粒へと、使用形態に依存して転化しうる。
【0048】これらは公知の方法で、例えば活性化合物
を適当ならば表面活性剤例えば乳化剤及び/又は分散剤
を用いることにより、液体溶媒及び固体担体からなる増
量剤と混合することによって製造することができる。適
当ならば水を増量剤として用いる場合、有機溶媒例えば
アルコールを補助溶媒として用いることが可能である。
【0049】活性化合物に対する液体溶媒は、例えば
水、アルコール例えば低級脂肪族アルコール好ましくは
エタノール又はイソプロパノール、或いはベンジルアル
コール、ケトン例えばアセトン又はメチルエチルケト
ン、液体炭化水素例えばベンジン留分、及びハロゲン化
炭化水素例えば1,2−ジクロルエタンであってよい。
工業用材料の保存に使用される殺微生物剤は、一般に活
性化合物を1〜100重量%、好ましくは10〜90重
量%の量で含有する。
【0050】本発明で使用しうる活性化合物の使用濃度
は、駆除すべき微生物の性質及び存在量に、また保存す
べき材料の組成に依存する。用いる最適量は一連の試験
で決定できる。使用濃度は保存すべき材料に基づいて一
般に0.001〜5重量%、好ましくは0.05〜1.
0重量%の範囲である。
【0051】本発明で使用しうる活性化合物は、他の既
知の活性化合物の混合物としても使用できる。次の活性
化合物を例として言及することができる;ベンジルアル
コールモノ(ポリ)ヘミホルマール及びホルムアルデヒ
ドを開裂する他の化合物、ベンズイミダゾリルメチルカ
ーバメート、テトラメチルチウラムジスルフィド、ジア
ルキルジチオカーバメートの亜鉛塩、2,4,5,6−
テトラクロルイソフタロニトリル、チアゾリルベンズイ
ミダゾール、メルカプトベンゾチアゾール、2−チオシ
アナトメチルチオベンゾチアゾール、メチレンビスチオ
シアネート、フェノール誘導体例えば2−フェニルフェ
ノール、(2,2′−ジヒドロキシ−5,5′−ジクロ
ル)−ジフェニルメタン及び3−メチル−4−クロル−
フェノール、有機スズ化合物、N−トリハロゲノメチル
チオ化合物例えばフオルペツト(folpet)、フルオルフ
オルペツト(fluorfolpet)、アゾール殺菌剤例えばト
リアジメフオン(triadimefon)、トリジメノール(tri
dimenol)、ビタータノール(bitertanol)、テブコナ
ゾール(tebuconazol)及びプロピコナゾール(propico
nazole)、及びヨードプロパーギル化合物例えばIPB
C。
【0052】本発明で使用しうる化合物Iの、他の既知
の殺虫剤との混合物も使用できる。そのような他の殺虫
剤の好適な例は次のものを含む:燐酸エステル例えばア
ジンホスエチル、アジンホスメチル、1−(4−クロル
フェニル)−4−(O−エチル、S−プロピル)ホスホ
リロキシピラゾール(TIA 230)、クロルピリフ
オス(chlorpyrifos)、クマフオス(coumafos)、デメ
トン(demeton)、デメトン−S−メチル、ジアジノン
(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジメトエ
ート(dimethoate)、エトプロフオス(ethopropho
s)、エトリムフオス(etrimfos)、フエニトロチオン
(fenitrothion)、フエンチオン(fenthion)、ヘプテ
ノフオス(heptenophos)、パラチオン、パラチオン−
メチル、ホスアロン(phosalone)、ピリミホス(pirim
iphos)−エチル、ピリミホス−メチル、プロフエノホ
ス(profenofos)、プロチオフオス(prothiofos)、ス
ルプロフオス(sulprofos)、トリアゾフオス(triazop
hos)及びトリクロルフオン(trichlorfon);カーバメ
ート例えばアルジカーブ(aldicarb)、ベンジオカーブ
(bendiocarb)、BPMc〔2−(1−メチルプロピ
ル)フェニルメチルカーバメート〕、ブトカルボキシム
(butocarboxime)、ブトキシカルボキシム、カルバリ
ール(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カル
ボスルフアン(carbosulfan)、クロエトカルボ(cloet
hocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メトミル
(methomyl)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカルブ
(pirimicarb)、プロメカルブ(promecarb)、プロポ
クサー(propoxur)及びチオジカルブ(thiodicarb);
並びにピレトロイド例えばアレスリン(allethrin)、
アルフアメスリン(alphamethrin)、ビオレスメスリン
(bioresmethrin)、バイフエンスリン(byfenthrin)
(FMC 54 800)、シクロプロスリン(cyclop
rothrin)、サイフルスリン(cyfluthrin)、サイハロ
スリン(cyhalothrin)、デルタメスリン(deltamethri
n)、α−シアノ−3−フェニル−2−メチルベンジ
ル、2,2−ジメチル−3−(2−クロル−2−トリフ
ルオルメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレー
ト、フエンプロパスリン(fenpropathrin)、フエンフ
ルスリン(fenfluthrin)、フエンバレレート(fenvale
rate)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルメ
スリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinat
e)、パーメスリン(permethrin)及びレスメスリン(r
ethmethrin)。
【0053】次の実施例における百分率のデータは重量
によるものとする。
【0054】
【実施例】実施例1〜6 (3−モノ置換化合物) チオセミカルバジド4.6g(0.05モル)及びエチ
ルブチリルアセテート7.9g(0.05モル)をエタ
ノール100mlと一緒に還流温度に3時間保った。;
次いで混合物を室温まで冷却し、カリウムtert−ブ
チレート5.9g(0.05モル、純度97%)を撹拌
しながら一部ずつ添加し、次いで撹拌を室温で4時間続
けた。続いてフラスコの内容物を水800ml/濃HC
l 50mlの混合物中へ混入し、分離した沈殿を吸引
濾別した。完全に水洗した後、湿った生成物を恒量にな
るまで乾燥室(50ミリバール/60℃)中に放置し
た。 収量:6.9g(理論量の74.5%) 融点:160〜161℃、無色の固体。
【0055】3位の置換された及び下表1に示す1−チ
オカルバモイル−5−ヒドロキシ−ピラゾールは、対応
するアシル酢酸エチルエステルから同一の方法で得るこ
とができた。
【0056】得られるピラゾールを融点によって特徴づ
けた。
【0057】
【表1】 表 1 実施例 R3 R4 R1,R2 融点 (℃) 1 C3H7 H H 160〜161 2 CH3 H H 178 3 C2H5 H H 154〜158 4 C6H13 H H 142〜143 5 C8H17 H H 134〜135 6 C10H21 H H 154 実施例7〜14 (3,4−ジ置換化合物) 2−エチル−アセト酢酸エチル3.9g(0.025モ
ル)、チオセミカルバジド2.3g、及びエタノール1
00mlの混合物を撹拌しながら還流温度に3時間保っ
た。次いで反応混合物を20℃まで冷却し、カリウムt
ert−ブチレート2.9g(0.025モル、純度9
7%)を撹拌しながら一部ずつ添加した。次いで得られ
る懸濁液を20〜30℃で3時間撹拌し、続いて希塩酸
(水500ml/濃HCl 20ml)中に混入し、沈
殿を吸引濾別した。生成物を完全に水洗し、恒量になる
まで加熱乾燥した。
【0058】収量:2.9g(理論量の82.5%) 融点:163℃ 下表2に示す3,4−ジ置換1−チオカルバモイル−5
−ヒドロキシピラゾールは、対応するα−置換β−ケト
エステルから同一の方法で製造することができた。
【0059】
【表2】
【0060】実施例15〜42 α−ホルミルヘキサン酸エチル10.3g(0.06モ
ル)及びチオセミカルバジド5.5g(0.06モル)
を最初にエタノール200ml中に導入し、混合物を8
0℃で3時間撹拌した。
【0061】次いで混合物を室温へもっていき、カリウ
ムtert−ブチレート6.9gを撹拌しながら添加
し、次いで撹拌を室温で4時間続けた。フラスコの内容
物を水800ml及び濃塩酸50mlの混合物中に混入
し、得られる沈殿を吸引濾別した。完全に水洗した後、
生成物を恒量になるまで乾燥室に放置した。化合物はエ
タノールからの再結晶により精製することができた。
【0062】収量:9.4g(理論量の80.3%) 融点:139〜141℃ 下表3に示す4−置換1−チオカルバモイル−5−ヒド
ロキシピラゾールは対応するα−ホルミル−カルボン酸
エステルから同一の方法で製造することができた。
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】使用実施例 実施例A 菌類に対する活性を示すために、本発明に従って使用し
うる化合物の最小禁止濃度(MIC)を決定した。
【0069】本発明で使用しうる活性化合物を、0.1
〜5000ml/lの濃度でビール麦芽汁及びペントン
から調製した寒天に添加した。寒天の固化後、これに下
表に示す試験有機体の純粋な培養物を付着した。28℃
及び60〜70%相対大気湿度で2週間貯蔵した後、M
ICを決定した。MICは、用いた微生物種の生長が全
然起こらない活性化合物の最小濃度である。これを下表
4に示す。
【0070】
【表8】
【0071】実施例B(塗料中の菌の作用) 塗料により得られた塗膜の、カビに対する耐性を試験す
ることによって塗料中での殺菌作用を決定した。
【0072】試験は、ディフェンス・スタンダーズ・ラ
ボラトリーズ・マリビルノング(Defense St
andards Laboratories Mari
byrnong)/オーストラリア国の報告書219号
に従い、次の如く行った。
【0073】試験すべき塗料を適当な基板の両面にはけ
塗りした。
【0074】実質的にそれらに近い結果を得るために、
試験試料のいくつかを、耐カビ性の試験前に新鮮な空気
の熱流で処理した(7日間;40℃)。
【0075】このように準備した試験試料を寒天の培地
上に置いた。試験試料及び栄養培地に菌類の胞子を植え
つけた。29±1℃及び90%相対大気湿度で1〜3週
間貯蔵した後、試料を検査した。塗膜は、試験試料が菌
類の生えないままでいる又は高々端だけが僅かに菌類が
生えているにすぎないならば永久的に耐カビ性であっ
た。
【0076】塗膜を破壊することが知られる或いははし
ばしば塗膜につく次の9つのカビの菌胞子を用いてカビ
に対する試験をした: 1.アルテルナリア・テヌイス 2.アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavu
s) 3.黒色コウジ菌クロカビ 4.アスペルギルス・ウスツス(ustus) 5.クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium he
rbarum) 6.ペシロマイセス・バリオチイ(Paecilomyces vari
otii) 7.ペニシリウム・シトリヌム(citrinum) 8.アウレオバシジウム・プルランス 9.スタキボトリス・アトラ・コルダ(Stachybotrys
atra Corda) 塗料の全固体含量に基づいて0〜2重量%の、殺菌活性
について試験すべき化合物を、市販のポリ酢酸ビニルに
基づく分散液塗料の試料中に混入した。この試験におい
て、塗料の全固体含量に基づいて0.3重量%にすぎな
い実施例15に記述した1−チオカルバモイル−4−n
−ブチル−5−ヒドロキシピラゾールを含む試料は無色
の永久的に耐カビ性塗膜を与えた。
【0077】本発明の特徴及び態様は以下の通りであ
る。
【0078】1.式
【0079】
【化7】
【0080】〔式中、R1及びR2は互いに独立に水素又
は随時置換されたアルキルを示し、R3は水素或いは随
時置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シク
ロアルキル、アルコキシカルボニル、アラルキル又はア
リールを示し、R4は水素或いは随時置換されたアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アルコ
キシ、アルキルチオ、アラルキル、アラルコキシ、アラ
ルキルチオ、アリール、アリーロキシ、アリールチオ、
アルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルメチル又
はアミノカルボニルを示し、或いはR3及びR4は一緒に
なって1,ω−C3〜C6アルク(エン)イレン基(al
k(en)ylene)基を示す〕の化合物の、工業用
材料の保存のための殺微生物剤としての使用法。
【0081】2.R1が水素或いは随時置換されたアル
キル、アラルキル又はアリールを示し、R2が水素を示
し、R3が水素或いは随時置換されたアルキル又はアリ
ールを示し、そしてR4が水素或いは随時置換されたア
ルキル、シクロアルキル、アラルキル、アルコキシカル
ボニル又はアリールを示す、式Iの化合物の、上記1に
よる使用法。
【0082】3.R1〜R3が水素を示し、そしてR4
水素或いは随時置換されたアルキル、アラルキル、又は
アリールを示す、式Iの化合物の、上記1による使用
法。
【0083】4.R1〜R3が水素を示し、そしてR4
1〜C6アルキル、ベンジル又はフェニルを示す、式I
の化合物の、上記1による使用法。
【0084】5.工業材料が塗料、プラスチック、又は
プラスチック製品である上記1〜4の1つによる使用
法。
【0085】6.式
【0086】
【化8】
【0087】〔式中、R1及びR2は上記1に示した意味
を有し、R3は水素を表わし、そしてR4は随時置換され
たC6〜C8アルキル、随時置換されたアリール、但しフ
ェニル及び4−クロルフェニルを除く、又は随時置換さ
れたアラルキル、但し未置換のベンジルを除く、を表わ
す〕の化合物。
【0088】7.式
【0089】
【化9】
【0090】〔式中、R1〜R4は上記6に示した意味を
有し、そしてXはC1〜C4アルコキシ、フエノキシ又は
アミノを表わす〕の化合物を既知の方法で反応させる上
記6の化合物の製造法。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 231/56 (72)発明者 ゲオルク−ビルヘルム・ルートビヒ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエルト 1・ケメルホフシユトラーセ181 (72)発明者 ビルフリート・パウルス ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエルト 1・デスバテイネスシユトラーセ90

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔式中、R1及びR2は互いに独立に水素又は随時置換さ
    れたアルキルを示し、 R3は水素或いは随時置換されたアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、シクロアルキル、アルコキシカルボニ
    ル、アラルキル又はアリールを示し、 R4は水素或いは随時置換されたアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、シクロアルキル、アルコキシ、アルキ
    ルチオ、アラルキル、アラルコキシ、アラルキルチオ、
    アリール、アリーロキシ、アリールチオ、アルコキシカ
    ルボニル、アルコキシカルボニルメチル又はアミノカル
    ボニルを示し、或いはR3及びR4は一緒になって1,ω
    −C3〜C6アルク(エン)イレン基を示す〕の化合物
    の、工業用材料の保存のための殺微生物剤としての使用
    法。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 〔式中、R1及びR2は請求項1に示した意味を有し、 R3は水素を表わし、そして R4は随時置換されたC6〜C8アルキル、随時置換され
    たアリール、但しフェニル及び4−クロルフェニルを除
    く、又は随時置換されたアラルキル、但し未置換のベン
    ジルを除く、を表わす〕の化合物。
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