JPH05178745A - インターロイキン1および6の産生抑制剤並びにその産 生抑制作用が有効な疾患の治療・予防剤 - Google Patents

インターロイキン1および6の産生抑制剤並びにその産 生抑制作用が有効な疾患の治療・予防剤

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JPH05178745A
JPH05178745A JP3318652A JP31865291A JPH05178745A JP H05178745 A JPH05178745 A JP H05178745A JP 3318652 A JP3318652 A JP 3318652A JP 31865291 A JP31865291 A JP 31865291A JP H05178745 A JPH05178745 A JP H05178745A
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啓一 田中
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幸彦 相川
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太喜広 稲場
Chosaku Yoshida
長作 吉田
Shuntaro Takano
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】下記式 [式中、Rは、ハロゲン原子で置換されていてもよい
低級アルキル、低級アルケニルまたはアリール基、R
は、水素原子、アルキル基またはアシル基、Rは、水
素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アジド基、カルボキ
シル基など、Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
基など、Rは、置換されていてもよいフェニル、チエ
ニル、フリルまたはピリジル基、Zは、酸素原子、硫黄
原子またはイミノ基、破線は、単結合または二重結合を
示す。]で表わされる4H−1−ベンゾピラン−4−オ
ン誘導体またはその塩を有効成分とするインターロイキ
ン1および6の産生抑制剤。 【効果】4H−1−ベンゾピラン−4−オン誘導体また
はその塩はインターロイキン1および6の産生抑制作用
を有し、インターロイキン1および6の産生異常が原因
となる疾患の予防および治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式[1]
【化7】 「式中、R1 は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
低級アルキル、低級アルケニルまたはアリ―ル基を;R
2 は、水素原子、アルキル基またはアシル基を;R3
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アジド基、カ
ルボキシル基、ヒドロキシル基、ホルミル基もしくはア
ルコキシカルボニル基または置換されていてもよいアル
キル、アルコキシ、フェノキシ、シクロアルキル、カル
バモイル、アミノもしくはフェニル基を;R4 は、水素
原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ
ル基、アシル基、ヒドロキシル基もしくはアルコキシカ
ルボニル基または置換されていてもよいアルキル、アル
コキシ、アルキルチオ、フェニルチオ、低級アルキニ
ル、低級アルケニル、スルファモイル、アルキルスルフ
ィニル、アルキルスルホニル、アミジノ、フェニルもし
くは複素環式基、または式
【化8】 もしくは式
【化9】
【0002】(式中、R6 は、水素原子、ヒドロキシル
基、シアノ基もしくはアルコキシカルボニル基または置
換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、フェニ
ル、アミノ、アシル、カルバモイル、アルキルスルホニ
ル、イミノメチルもしくはアミジノ基を;R7 は、水素
原子、置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、フ
ェニル、シクロアルキルもしくは複素環式基を示すかま
たはR6 とR7 が隣接する窒素原子と一緒になって3〜
7員環の置換されていてもよい複素環式基を示す。)で
表わされる基を;R5 は、置換されていてもよいフェニ
ル、チエニル、フリルまたはピリジル基を;Zは、酸素
原子、硫黄原子またはイミノ基を;および破線は、単結
合または二重結合を示す。」で表わされる4H―1―ベ
ンゾピラン―4―オン誘導体またはその塩を有効成分と
するインターロイキン1および6の産生抑制剤並びにイ
ンターロイキン1および6の産生が亢進している疾患の
治療・予防剤に関する。
【0003】
【従来の技術】一般式[1]の4H―1―ベンゾピラン
―4―オン誘導体は、既知化合物であり、抗炎症作用、
解熱鎮痛作用、抗関節炎作用および抗アレルギー作用を
有することが知られている(特開平2-49778号)が、イ
ンターロイキン1および6の産生抑制作用を発揮し、イ
ンターロイキン1および6の産生異常が原因となる症状
の予防および治療に有用であることは知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インターロイキン1お
よび6(以下、それぞれ、IL−1およびIL−6と略
す。)はマクロファージ、単球および好中球などから産
生される蛋白質で、炎症および免疫系の中心的な因子で
あり、慢性関節リウマチに代表される自己免疫疾患[膠
原病(慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全
身性強皮症、リウマチ熱、多発性筋炎、結節性動脈周囲
炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病)、潰瘍性大
腸炎、活動性慢性肝炎、糸球体腎炎、変形性関節炎、痛
風、自己免疫性溶血性貧血をはじめとする各種自己免疫
疾患;アテローム硬化症、乾癬、アトピ−性皮膚炎、肉
芽腫をともなう肺疾患、各種脳炎]やその他の炎症性疾
患との関係が明らかになりつつある。最近の報告によれ
ば、慢性関節リウマチ患者の滑液中にIL−1およびI
L−6が高レベルに検出され、関節病変の誘発に関与し
ていること、さらに活動期のリウマチ患者の末梢血単球
は、IL−1およびIL−6の産生能を亢進しているこ
となどが判明している{クリニカル・イクスペリメンタ
ル・イミュノロジー[Clin.Exp.Immunol.]55,295-302
(1984)およびクリニカル・イミュノロジー・イミュノパ
ソロジー[Clin. Immunol. Immunopathol.]52,238-247
(1989)}。また、メサンギウム増殖性腎炎患者の尿中に
はIL−6活性の有意な上昇がみられることから、ある
種の原発性糸球体腎炎の発症にIL−6の関与が示唆さ
れている{ザ・ジャーナル・オブ・イミュノロジー[J.
Immunol.]143,3949-3955(1989)}。現在、慢性関節リ
ウマチのような慢性炎症疾患の薬物的な治療としては、
非ステロイド抗炎症剤またはステロイド剤などが用いら
れているが、インドメタシンに代表される非ステロイド
抗炎症剤は、インターロイキンの産生を低下させないこ
とが知られている{ザ・ジャーナル・オブ・イミュノロ
ジー[J.Immunol.]136,186-192(1986)}。一方、ステ
ロイド剤は、インターロイキンの産生を低下させるのに
有効であることが報告されている{セルラー・イミュノ
ロジー[Cellular.Immunol.]69,235-247(1982)}が、
副作用の点で使用が制限されている。それ故、IL−1
およびIL−6産生抑制作用を発揮し、IL−1および
IL−6で媒介される症状を予防および治療し、かつ安
全性の高い薬剤の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような状況下におい
て、本発明者らは鋭意研究を行った結果、一般式[1]
の4H―1―ベンゾピラン―4―オン誘導体またはその
塩が、上記目的を達成することを見出し、本発明を完成
するに至った。以下、本発明の医薬に関する化合物につ
いて詳述する。本明細書において各用語は、特にことわ
らない限り、以下の意味を有する。
【0006】アルキル基とは、たとえば、メチル、エチ
ル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルおよ
びオクチルなどのようなC1-8アルキル基を;シクロア
ルキル基とは、たとえば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプ
チルなどのようなC3-8シクロアルキル基を;低級アル
キル基とは、たとえば、メチル、エチル、n-プロピル、
iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチル、tert−ブチルお
よびペンチルなどのようなC1-5アルキル基を;低級ア
ルケニル基とは、たとえば、ビニル、アリル、1―プロ
ペニルおよび1―ブテニルなどのようなC2- 5アルケニ
ル基を;アルコキシ基とは、たとえば、―O―アルキル
基(アルキル基は、上記したC1-8アルキル基を示
す。)を;アシル基とは、たとえば、ホルミル基または
アセチル、プロピオニルおよびブチリル基などのような
2-8アルカノイル基またはメトキサリルおよびエトキ
サリルなどのアルコキシオキサリル基、シクロヘキサン
カルボニルのようなC3-8シクロアルキルカルボニ
【0007】ル基またはベンゾイル基のようなアロイル
基などを;アルコキシカルボニル基とは、たとえば、−
COOアルキル基(アルキル基は、上記したC1-8アル
キル基を示す。)を;アルコキシカルボニルアミノ基と
は、たとえば、−NHCOOアルキル基(アルキル基
は、上記したC1-8アルキル基を示す。)を;ハロゲン
原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ
素原子などを;アルキルチオ基とは、たとえば、−S−
アルキル基(アルキル基は、上記したC1-8アルキル基
を示す。)を;アルキルスルフィニル基とは、たとえ
ば、メチルスルフィニルおよびエチルスルフィニルなど
のC1-4アルキルスルフィニル基を;アルキルスルホニ
ル基とは、たとえば、メチルスルホニルおよびエチルス
ルホニルなどのC1-4アルキルスルホニル基を;アリ―
ル基とは、たとえば、フェニルおよびナフチルなどの基
を;アシルアミノ基とは、たとえば、―NH―アシル基
(アシル基は、上記したと同様の意味を有する。)を;
アルキルアミノ基とは、たとえば、―NH―アルキル基
(アルキル基は、上記したC1-8アルキル基を示す。)
を;ジアルキルアミノ基とは、たとえば、−N(アルキ
ル)2基(アルキル基は、上記したC1-8アルキル基を示
す。)を;ハロアルキル基とは、たとえば、クロ
【0008】ロメチル、フルオロメチル、ジクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、ジクロロエチルおよびトリク
ロロエチルなどのようなハロ―C1-8アルキル基を;低
級アルキニル基とは、たとえば、エチニルおよび2―プ
ロピニルなどのC2-5アルキニル基を;複素環式基と
は、たとえば、チエニル、フリル、ピロリル、オキサゾ
リル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリ
ル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾ
リル、1,2,3―チアジアゾリル、1,2,4―チア
ジアゾリル、1,3,4―チアジアゾリル、1,3,4
―オキサジアゾリル、1,2,3―トリアゾリル、1,
2,4―トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、キノ
リル、イソキノリル、ピリミジニル、ピペラジニル、ピ
ラジニル、ピリダジニル、1,2,3,4―テトラヒド
ロキノリル、1,2,4―トリアジニル、イミダゾ
[1,2―b][1,2,4]トリアジニル、ピロリジ
ニル、モルホリニルおよびキヌクリジニルなどのような
酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれる少なく
とも1つの異項原子を含有する4〜6員または縮合複素
環式基を示す。
【0009】一般式[1]において、R6 とR7 が隣接
する窒素原子と一緒になって3〜7員環の複素環式基を
形成する場合、その複素環式基としては、たとえば、ア
ゼチジン―1―イル、ピロリジン―1―イル、ピペリジ
ン―1―イルおよびピロ―ル―1―イルなどのような3
〜7員環の含窒素複素環式基が挙げられる。
【0010】また、R3 におけるアルキル、アルコキ
シ、フェノキシ、シクロアルキル、カルバモイル、アミ
ノおよびフェニル基;R4 におけるアルキル、アルコキ
シ、アルキルチオ、フェニルチオ、低級アルキニル、低
級アルケニル、スルファモイル、アルキルスルフィニ
ル、アルキルスルホニル、アミジノ、フェニルおよび複
素環式基;R6 におけるアルキル、シクロアルキル、フ
ェニル、アミノ、アシル、カルバモイル、アルキルスル
ホニル、イミノメチルおよびアミジノ基;R7 における
アルキル、アルコキシ、フェニル、シクロアルキルおよ
び複素環式基;R6 とR7 が隣接する窒素原子と一緒に
なって形成される3〜7員環の複素環式基並びにR5
おけるフェニル、チエニル、フリルおよびピリジル基
は、ハロゲン原子、アルコキシ、アルキルチオ、フェノ
キシ、カルボキシル、アシル、アルコキシカルボニル、
カルバモイル、スルファモイル、シアノ、アルキルスル
ホニル、ヒドロキシル、メルカプト、アシルアミノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロア
ルキル、オキソ、ニトロ、ハロアルキル、アミノ、フェ
ニル、アルコキシカルボニルアミノ、ヒドロキシイミノ
および複素環式基から選ばれる一種以上の置換基で置換
されていてもよい。
【0011】一般式[1]の4H―1―ベンゾピラン―
4―オン誘導体の塩としては、医薬として許容される
塩、たとえば、ナトリウムおよびカリウムなどのアルカ
リ金属との塩;カルシウムおよびマグネシウムなどのア
ルカリ土類金属との塩;アンモニウム塩;トリエチルア
ミンおよびピリジンなどの有機アミン類との塩;リジ
ン、アルギニンおよびオルニチンなどのようなアミノ酸
との塩;塩酸、臭化水素酸および硫酸などのような鉱酸
との塩;フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸およびクエン
酸などのような有機カルボン酸との塩;並びにメタンス
ルホン酸、p-トルエンスルホン酸およびナフタレンジス
ルホン酸などのようなスルホン酸との塩などが挙げられ
る。
【0012】一般式[1]の4H―1―ベンゾピラン―
4―オン誘導体およびその塩は、さらに全ての異性体
(幾何異性体、光学異性体)、水和物、溶媒和物および
結晶形を包含するものである。一般式[1]の4H―1
―ベンゾピラン―4―オン誘導体またはその塩は、特開
平2-49778号公報に記載された方法によって製造するこ
とができる。
【0013】本発明の薬剤は、常法によりカプセル剤、
散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤、懸濁剤、乳剤、液剤、軟膏
剤、注射剤、シロップ剤または坐剤として経口または非
経口で投与することができる。また、投与方法、投与量
および投与回数は患者の年齢および症状に応じて適宜増
減されるが、通常成人に対して1日約5.0〜1000mgを1
回から数回に分割して投与すればよい。
【0014】つぎに、本発明インターロイキン1および
6の産生抑制剤並びにその産生抑制作用が有効な疾患の
治療・予防剤の有効成分である4H−1−ベンゾピラン
−4−オン誘導体のインターロイキン1βおよびインタ
ーロイキン6産生に対する作用・自己免疫疾患に対する
作用に関する試験例を示す。なお、被検化合物は、以下
のとおりである。 1. 3−ホルミルアミノ−7−メチルスルホニルアミ
ノ−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オ
ン 2. 7−メチルスルホニルアミノ−6−フェノキシ−
4H−1−ベンゾピラン−4−オン 3. 6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−7−メ
チルスルホニルアミノ−4H−1−ベンゾピラン−4−
オン 4. 2−メチル−7−メチルスルホニルアミノ−6−
フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 5. 7−メチルスルホニルアミノ−6−フェノキシ−
2−フェニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 6. 7−フェニルスルホニルアミノ−6−フェノキシ
−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 7. 3−カルバモイル−7−メチルスルホニルアミノ
−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 8. 3−アセチルアミノ−7−メチルスルホニルアミ
ノ−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オ
ン 9. 2−エチル−7−メチルスルホニルアミノ−6−
フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 10. 2,3−ジヒドロ−7−メチルスルホニルアミ
ノ−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オ
ン 11. 7−クロロメチルスルホニルアミノ−3−ホル
ミルアミノ−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン
−4−オン 12. 6−(2,4−ジフルオロフェニルアミノ)−
7−メチルスルホニルアミノ−4H−1−ベンゾピラン
−4−オン 13. 3−アミノ−7−メチルスルホニルアミノ−6
−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 14. 3−メチルアミノ−7−メチルスルホニルアミ
ノ−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オ
ン 15. 6−(2−フルオロフェノキシ)−3−ホルミ
ルアミノ−7−メチルスルホニルアミノ−4H−1−ベ
ンゾピラン−4−オン 16. 6−(2,4−ジフルオロフェノキシ)−3−
ホルミルアミノ−7−メチルスルホニルアミノ−4H−
1−ベンゾピラン−4−オン 17. 7−メチルスルホニルアミノ−6−フェニルチ
オ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 18. 3−ホルミルアミノ−2−メトキシ−7−メチ
ルスルホニルアミノ−6−フェノキシ−4H−1−ベン
ゾピラン−4−オン 19. 2−ヒドロキシ−7−メチルスルホニルアミノ
−6−フェノキシ−4H−1−ベンゾピラン−4−オン 試験例1 ヒト末梢血単球からのインターロイキン1
β(IL−1β)産生に対する作用 代田らの方法[エージェンツ・アンド・アクションズ(A
gents and Actions)27,322-324(1989)]を参考に行っ
た。健常成人男子よりヘパリン存在下で静脈血を採取
し、この血液から フィコール/パック(Ficoll/Paque)
比重遠心法により単核細胞を得た。細胞を血清不含RPMI
1640培養液[日水製薬(株)製]で3回洗浄した後、10
% 非働化自己血清を含む上記培養液に 5x106個/mlにな
るように浮遊させた。この浮遊液を培養用24穴プレート
に0.5mlずつ入れて、37℃、5%CO2/95%airで 2時間培養
した。RPMI1640で 3回培養プレートをゆるやかに洗浄し
て、非付着細胞を除去し付着細胞を単球として実験に用
いた。被検化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解
させ、DMSOの最終濃度が0.5%になるように0.1%ヒト血清
アルブミンを含むRPMI1640に加え、単球の培養プレート
に添加した。ついで、大腸菌由来のリポ多糖(LPS)を
最終濃度1μg/mlになるように加え、18時間培養した。
培養終了後、培養上清の一部を採取して細胞外IL−1
βの測定試料とした。IL−1βは、市販の酵素免疫測
定(ELISA)キット(ヒトIL−1β測定キット,大塚
製薬)で定量した。対照との比較によって各被検化合物
のIL−1β産生抑制率を求めた。その結果を表1に示
す。また、被検化合物の細胞障害性をみるため付着細胞
のトリパンブルーによる染色排除能試験を実施した。
【0015】
【表1】
【0016】試験例2 ヒト単球由来株化細胞(TH
P−1)からのIL−1βおよびIL−6産生に対する
作用 イー・ジェー・コバックス(E.J.Kovacs)らの方法[ジャ
ーナル・オブ・ロイコサイト・バイオロジー(J. Leu.
Biol.)41,40-46(1987)]を参考に行った。THP−1細
胞[ATCC TIB 202:インターナショナル・ジャーナル・キ
ャンサー(Int. J. Cancer)26,171-176(1980):キャン
サー・リサーチ(Cancer Res.)42,1530-1536(1982):ザ
・ジャーナル・オブ・イミュノロジー(J.Immunol.)13
1,1882-1888(1983)]を、10%の牛胎児血清を含むRPMI164
0培養液で 37℃、5%CO2/95%airで維持培養した。試験当
日、維持培養されたTHP−1細胞を遠心操作により回
収し、血清不含RPMI1640で 3回洗浄した。細胞を1%牛胎
児血清を含む上記培養液に、1x106個/mlになるように浮
遊させ、24穴プレートに1.0mlずつ入れた。被検化合物
およびLPSは試験例1と同様にして添加し、その後48時
間37℃、5%CO2/95%airで培養した。終了後、培養上清を
採取し、IL−1βおよびIL−6の測定試料とした。
IL−1βは、前述の測定キットで、IL−6はジェン
ザイム社(Genzyme Corp. 米国)のELISAキット(イン
ターテスト−6)で定量した。対照との比較によって各
被検化合物のIL−1βおよびIL−6の産生抑制率を
求めた。その結果を表2、3および4に示す。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】試験例3 自己免疫疾患モデルマウスM
RL/lprに対する作用 自己免疫疾患のモデルマウスであるMRL/lprマウス
は高γ−グロブリン血症や自己抗体産生などの免疫異常
症および血中急性期蛋白の上昇、多発性関節炎、ループ
ス腎炎の発症などヒトの慢性関節リウマチや全身性エリ
テマトーデスのモデル動物として活用されている。最近
の報告[クリニカル・イミュノロジー・アンド・イミュ
ノパソロジー(Clin. Immunol. Immunopathol.)55,109
-119(1990):インターナショナル・イムュノロジー(In
t. Immunol)3(3),273-278(1991)]によれば、この動物
の自然発症性の関節炎症状の進展にはIL−1の関与が
大きいこと、免疫異常や急性期蛋白上昇がIL−6の異
常産生により誘導されていることが示唆されている。そ
こで、本マウスの関節炎症状、リンパ節腫大および血中
急性期蛋白(血清アミロイド−Pコンポーネント:以下
SAPと略す)の上昇に対する被検化合物の作用を検討し
た。6週齢の雄性MRL/lprマウス(日本チャールス
・リバー)を購入し、2週間の予備飼育の後1群7匹に
群わけした。その後7週間にかけて0.5%カルボキシメチ
ルセルロース溶液に懸濁した被検化合物を5回/週経口
投与した。対照群には溶媒のみを同スケジュールで経口
投与し、陽性対照としてプレドニゾロン2回/週投与群
を設けた。最終投与翌日にエーテル麻酔下腹部大動脈よ
り採血後屠殺し、関節腫脹の目安として後肢重量を、ま
た免疫異常の目安として頸部、鼠径の各リンパ節の重量
を測定した。さらにまた、血液より血清を分離し、血中
SAPレベルをサンドイッチELISA法で定量した。その結果
を表5に示す。
【0021】
【表5】
【0022】
【発明の効果】上記した結果より、一般式[1]の4H
―1―ベンゾピラン―4―オン誘導体およびその塩が、
優れたIL−1βおよびIL−6の産生抑制作用を有
し、細胞障害性を示さないことがわかる。さらに、自己
免疫疾患のモデル動物に対する作用からステロイド剤に
匹敵する効果が期待できることも判明した。従って、本
発明化合物は膠原病(慢性関節リウマチ、全身性エリテ
マトーデス、全身性強皮症、リウマチ熱、多発性筋炎、
結節性動脈周囲炎、シェーグレン症候群、ベーチェット
病)、潰瘍性大腸炎、活動性慢性肝炎、糸球体腎炎、変
形性関節炎、痛風、自己免疫性溶血性貧血をはじめとす
る各種自己免疫疾患;アテローム硬化症、乾癬、アトピ
−性皮膚炎、肉芽腫をともなう肺疾患、各種脳炎など炎
症症状が病態の基本になっている難治性各種疾患の治療
および予防に有効であることが期待される。さらに、本
発明化合物の安全性が高いことは既に報告されており
(特開平2−49778号)、本発明の価値は高い。
【0023】
【実施例】以下に本発明製剤を具体的に実施例を挙げて
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例で使用されている化合物は、それぞ
れ、前述の被検化合物No.の化合物と対応している。 実施例1 以下の成分を用いて常法により硬ゼラチンカプセルを調
製する。
【0024】実施例2 以下の成分を用いて常法により錠剤を調製する。
【0025】実施例3 以下の成分を用いて常法により錠剤を調製する。
【0026】実施例4 以下の成分を用いて常法により錠剤を調製する。
【0027】実施例5 以下の成分を用いて常法により錠剤を調製する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07D 311/22 6701−4C (72)発明者 高野 俊太郎 富山県富山市稲荷元町3−8−44

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 「式中、R1 は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    低級アルキル、低級アルケニルまたはアリ―ル基を;R
    2 は、水素原子、アルキル基またはアシル基を;R3
    は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アジド基、カ
    ルボキシル基、ヒドロキシル基、ホルミル基もしくはア
    ルコキシカルボニル基または置換されていてもよいアル
    キル、アルコキシ、フェノキシ、シクロアルキル、カル
    バモイル、アミノもしくはフェニル基を;R4 は、水素
    原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ
    ル基、アシル基、ヒドロキシル基もしくはアルコキシカ
    ルボニル基または置換されていてもよいアルキル、アル
    コキシ、アルキルチオ、フェニルチオ、低級アルキニ
    ル、低級アルケニル、スルファモイル、アルキルスルフ
    ィニル、アルキルスルホニル、アミジノ、フェニルもし
    くは複素環式基、または式 【化2】 もしくは式 【化3】 (式中、R6 は、水素原子、ヒドロキシル基、シアノ基
    もしくはアルコキシカルボニル基または置換されていて
    もよいアルキル、シクロアルキル、フェニル、アミノ、
    アシル、カルバモイル、アルキルスルホニル、イミノメ
    チルもしくはアミジノ基を;R7 は、水素原子、置換さ
    れていてもよいアルキル、アルコキシ、フェニル、シク
    ロアルキルもしくは複素環式基を示すかまたはR6 とR
    7 が隣接する窒素原子と一緒になって3〜7員環の置換
    されていてもよい複素環式基を示す。)で表わされる基
    を;R5 は、置換されていてもよいフェニル、チエニ
    ル、フリルまたはピリジル基を;Zは、酸素原子、硫黄
    原子またはイミノ基を;および破線は、単結合または二
    重結合を示す。」で表わされる4H―1―ベンゾピラン
    ―4―オン誘導体またはその塩を有効成分とするインタ
    ーロイキン1および6の産生抑制剤。
  2. 【請求項2】一般式 【化4】 「式中、R1 は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    低級アルキル、低級アルケニルまたはアリ―ル基を;R
    2 は、水素原子、アルキル基またはアシル基を;R3
    は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アジド基、カ
    ルボキシル基、ヒドロキシル基、ホルミル基もしくはア
    ルコキシカルボニル基または置換されていてもよいアル
    キル、アルコキシ、フェノキシ、シクロアルキル、カル
    バモイル、アミノもしくはフェニル基を;R4 は、水素
    原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ
    ル基、アシル基、ヒドロキシル基もしくはアルコキシカ
    ルボニル基または置換されていてもよいアルキル、アル
    コキシ、アルキルチオ、フェニルチオ、低級アルキニ
    ル、低級アルケニル、スルファモイル、アルキルスルフ
    ィニル、アルキルスルホニル、アミジノ、フェニルもし
    くは複素環式基、または式 【化5】 もしくは式 【化6】 (式中、R6 は、水素原子、ヒドロキシル基、シアノ基
    もしくはアルコキシカルボニル基または置換されていて
    もよいアルキル、シクロアルキル、フェニル、アミノ、
    アシル、カルバモイル、アルキルスルホニル、イミノメ
    チルもしくはアミジノ基を;R7 は、水素原子、置換さ
    れていてもよいアルキル、アルコキシ、フェニル、シク
    ロアルキルもしくは複素環式基を示すかまたはR6 とR
    7 が隣接する窒素原子と一緒になって3〜7員環の置換
    されていてもよい複素環式基を示す。)で表わされる基
    を;R5 は、置換されていてもよいフェニル、チエニ
    ル、フリルまたはピリジル基を;Zは、酸素原子、硫黄
    原子またはイミノ基を;および破線は、単結合または二
    重結合を示す。」で表わされる4H―1―ベンゾピラン
    ―4―オン誘導体またはその塩を有効成分とするインタ
    ーロイキン1および6の産生が亢進している疾患の治療
    ・予防剤。
  3. 【請求項3】疾患が膠原病、潰瘍性大腸炎、活動性慢性
    肝炎、糸球体腎炎、変形性関節炎、痛風、自己免疫性溶
    血性貧血、アテローム硬化症、乾癬、アトピ−性皮膚
    炎、肉芽腫をともなう肺疾患または各種脳炎である請求
    項2記載の治療・予防剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0695547A4 (en) * 1993-04-09 1997-05-28 Toyama Chemical Co Ltd IMMUNOMODULATOR, CELL ADHESION INHIBITOR AND AGENT FOR TREATING AND PREVENTING AUTOIMMUNE DISEASES
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