JPH05178421A - 回転型キャラセル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャラセル上部構造体の上方及び下方スペー
スを完全に利用可能である新規なキャリア取り付け装置
を提供すること。 【構成】 略水平方向でかつ同一程度だけ伸長する上方
及び下方ガイド１６、１８と、これらの上方及び下方支
持組立体１０、１２を備える完全高さ寸法キャリア用の
頂部駆動式の横型キャラセル４である。上方及び下方支
持組立体１０、１２は、各キャリア２に対する第１の垂
直面を画成する一連のキャリアピン３８、５４を備えて
いる。支持組立体は第１の垂直面を横断する水平方向伸
長部２７、２９を介して対応するキャリア２の後部に取
り付けられる。キャリア２の後部は、第１の垂直面から
外方に変位された第２の垂直面を形成し、キャリア２が
上方ガイド１６の上方で、下方ガイド１８の下方に伸長
するのを許容し、キャリア２の高さが上方及び下方ガイ
ド１６、１８間のスペースにより制限されないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通常、キャリア内に格
納される型式の製造物品を格納しかつ引き出す改良され
た装置に関するものであり、特に、頂部から駆動される
横型キャラセル用の完全高さ寸法のキャリアに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】金属キャリアを搬送するための横型回転
キャラセルは、当該技術分野で周知である。通常、かか
るキャラセルは、頂部又は底部駆動装置を備えており、
かかる駆動装置は、伝動装置を介し上方及び下方支持組
立体によりキャリアを上方及び下方ガイド組立体に沿っ
て動かす。該キャリアは、この型式のキャラセルに一般
的なガイド組立体の形状により画成される略楕円形の経
路に従って動く。 該ガイド組立体は、典型的に、略直
線部分のそれぞれの端部に取り付けられた一対の半円形
部分を備えている。頂部駆動装置において、少なくとも
１つの半円形部分は、駆動装置の動きをそれぞれのキャ
リアに関係する支持組立体に伝達する手段を備えてい
る。この伝達手段は、通常、駆動装置に回転可能に係合
する少なくとも１つの切欠き付き回転台又はスプロケッ
トを備えている。

【０００３】上方支持組立体の各々は、全体として、キ
ャリアスリーブを備えており、該キャリアスリーブに
は、上記切欠き付き回転台が係合して支持組立体及び該
支持組立体に関係するキャリアを付勢させ、ガイド組立
体に沿って動かす。該キャリアスリーブは、キャリアを
支持組立体上に取り付ける垂直方向に伸長するピンを受
け入れ得るようにしてある。個々のピンは、枢動リンク
部材により相互に接続されて、支持組立体及び関係する
キャリアの均一な動きを確実にする。枢動リンク部材の
下方にて、各対のピンは、支持バーに接続されて、関係
するキャリアを支持する。このようにして、関係するキ
ャリアは、ガイド組立体の半円形部分にて必要である相
互に独立的な動作範囲を有する一方、その動きは枢動リ
ンク部材を介して各支持組立体に均等に伝達される。

【０００４】各キャリアの底部には、典型的に、下方ガ
イドの外向き面に係合し、キャリアを正確な垂直整列状
態に維持する簡単な車輪又はキャスタ機構から成る下方
支持組立体が設けられている。該車輪は、対にてキャリ
ア底面の取り付けバーに取り付けられる。該キャリアの
重量は、上方支持組立体によって略完全に支承され、車
輪は単にキャリアの正確な整列を確実にするためにだけ
設けられる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来のキ
ャラセルにおいて、キャリアは、下方ガイドの上方でか
つ上方ガイドの下方に位置する。要するに、該キャリア
は、キャラセルの上方ガイド及び下方ガイドの間に拘束
され、その結果、キャリア自体の寸法は上方及び下方ガ
イド間のスペースによって制限される。

【０００６】故に、この型式の従来のキャラセルは、構
造上及び空間的制約により、上方ガイドの上方領域及び
下方ガイドの下方領域が通常、キャリアにより利用され
ないという欠点がある。このため、これらキャラセル
は、最も効率的でかつ便宜な方法にて利用可能なスペー
スを使用することが出来ず、この型式の装置の所期の目
的に反する結果となる。

【０００７】本発明の一つの目的は、キャラセル上部構
造体の上方及び下方スペースを完全に利用可能である新
規なキャリア取り付け装置を提供することである。天井
の低い適用例において、キャリアの高さは、床から天井
まで伸長させることが出来るが、かかる構成は、現在、
当該技術分野で公知の装置では不可能なことである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の一つの目的に従
い、本発明には、上方支持組立体とキャリアとの中間に
配置した上方キャリア溝形材が設けられる。該上方キャ
リア溝形材は、一対のヒンジ部材又はキャリアピンを介
して上方支持組立体に取り付けられる。上方キャリア溝
形材は、キャリアの頂部から下方へのある距離の位置に
て一対の伸長部分を介しキャリアの側壁に取り付けられ
る。

【０００９】更に、本発明の目的に従い、本発明のキャ
ラセルの下方ガイド組立体には、下方支持組立体とキャ
リアとの中間に配置した下方キャリア溝形材が設けられ
る。該下方キャリア溝形材は、一対のヒンジ部材又はキ
ャリアピンを介して下方支持組立体に取り付けられる。
該下方キャリア溝形材は、一対の伸長部分を介してキャ
リアの底部から上方へのある距離の位置でキャリアの側
壁に取り付けられる。

【００１０】更に本発明の一つの目的に従い、上方及び
下方ガイドと略直線状に配置した各キャリア用の複数の
キャリアピンが略垂直の第１の面を画成する。キャリア
の後部壁は、第１の垂直面の外方に配置した略垂直の第
２の面を画成する。従って、該キャリアは、上方及び下
方ガイドからある距離をおいて外方に配置され、キャリ
アが上方ガイドの上方でかつ下方ガイドの下方に伸長す
るのを許容する。

【００１１】本発明の目的に従い、該キャリアは、所定
のキャリアの上方及び下方支持組立体と関係するキャリ
アピンにより画成された面の完全に外側に位置する。上
方及び下方キャリア溝形材及び関係する伸長部分は、キ
ャリアをキャラセルの空間的制約から解放し、これによ
り、従来技術におけるようにキャリアの高さが上方及び
下方ガイド間のスペースにより制限されることがなくな
る。従って、本発明のキャリアは、キャラセルの高さを
上廻る高さ寸法とすることが出来、床から天井まで動
き、従来利用不可能であった空間の利用を可能にするも
のである。

【００１２】本発明は、添付図面と共に以下の詳細な説
明及び特許請求の範囲の記載を参照することにより一層
良く理解されよう。

【００１３】

【実施例】図２を参照すると、本発明のキャリア２及び
キャラセル４が図示されている。該キャラセル４は、モ
ータ６と、フレーム１４と、駆動手段８と、上方及び下
方支持組立体１０、１２並びに上方及び下方ガイド１
６、１８を有するガイド手段とを備えている。駆動手段
８に係合したモータ６は、上方ガイド１６の上方にてキ
ャラセル上部構造体の頂部でフレーム１４に取り付けら
れている。

【００１４】図２及び図３に最も良く示す駆動手段８
は、モータ６により回転されるスプロケット２０を備え
ている。該スプロケット２０は、以下に更に詳細に説明
するように、一連のキャリア棚２をキャラセルの略楕円
形の経路の周囲で駆動する。上方及び下方ガイド１６、
１８の各々は、線形部分の端部に２つの平行な直線部分
及び２つの半円形部分を備えており、キャリアがその周
囲に沿って動く略楕円形の経路を画成する。上方ガイド
１６は、上方支持組立体１０に対する支持体を提供する
略管状部材２２を備える一方、下方ガイド１８は、以下
に説明するように、略平坦な外向き面２４を提供し、下
方支持組立体１２に関係する一連のローラ５８が該外向
き面２４に当接する。

【００１５】特に、図１、図４及び図５を参照しつつ、
以下に本発明の上方支持組立体１０について説明する。
該上方支持組立体１０は、略平坦な下方基板３４から上
方に伸長する二対のアーム３２を有するタンデムヨーク
部材３０を備えている。該二対のアーム３２の各々は、
その端部に車輪又はキャスタ３６を有する内向きの端末
部分３３を備えている。タンデムヨーク部材３０は、上
方ガイド１６の管状部分２２を略囲繞し、車輪３６は管
２２の上に乗り上げ、支持組立体１０がキャラセル４を
中心として動くのを促進する。

【００１６】図４及び図５に最も良く図示するように、
上方キャリアピン３８は、上方キャリア溝形材４０、上
方及び下方タイバー４４、４２、タイバースタビライザ
４６、キャリアスリーブ５０及びタンデムヨーク３０の
基板３４を通じて伸長しかつこれら要素を相互に接続さ
せる。以下に説明するように、本発明のキャリア２を保
持しかつ支持する水平方向伸長部２７に取り付け得るよ
うにした上方キャリア溝形材４０は、各々が上方キャリ
アピン３８を受け入れ得るようにした一対の略円形穴を
提供する。上方キャリアピン３８は、フランジ又はヘッ
ド付き部分３９を備え、これらフランジ又はヘッド付き
部分３９は、ピン３８を完全に取り付けたとき、上方キ
ャリア溝形材４０の底面に着座し、上方キャリア溝形材
及び該溝形材に関係するキャリア２を支持する。

【００１７】共通のキャリア２と関係するタンデムヨー
ク部材３０を接続するのに設けられるタイバースタビラ
イザ４６は、各々がスタビライザ４６の各端部に隣接
し、キャリアピン３８を受け入れる一対の円筒状穴を提
供する。タイバースタビライザ４６の各端部は、一対の
略環状軸受４８とタイバー４２、４４の端部との間に挟
持される。一方がタイバースタビライザ４６の端部の上
方にあり、その他方が該スタビライザ４６の端部の下方
にあるタイバー４４、４２の各々は、キャリアピン３８
を受け入れる円筒状穴を提供する。下方タイバー４２の
底面と上方キャリア溝形材４０の上面との間には、キャ
リアピン３８がそこを通って伸長する略環状の軸受４９
が設けられている。故に、図１及び図４に明確に示すよ
うに、タイバースタビライザ４６の各々は、その各端部
にて２つずつ、合計４つのタイバーに関係する。

【００１８】上方タイバー４４の上面と基板３４の底面
との中間には、略円筒状のキャリアスリーブ５０が設け
られている。以下に説明するように、キャリアピン３８
を受け入れ得るようにした円筒状通路を画成するキャリ
アスリーブは、タイバー４４をタンデムヨーク部材３０
に連結させ、スプロケット２０の切欠き穴２１に対する
係合面を提供する。

【００１９】タンデムヨーク部材３０の基板３４は、上
向きのキャリアピン３８を受け入れる略円形穴を提供す
る。該キャリアピンの端部は、基板３４の頂部に取り付
けた略環状軸受４７を通って伸長し、ナット５１に螺着
可能に係合し、ピン３８を基板３４から支持する。この
ようにして、図５に最も良く示すように、タンデムヨー
ク部材３０は、上方キャリア溝形材４０に取り付けられ
て、上方ガイド１６上を転動する。

【００２０】図２を参照すると、タンデムヨーク部材３
０及びキャリア２が示してあり、ここで上方キャリア溝
形材４０は略水平で、共通のキャリアに関係するタンデ
ムヨーク部材３０の真下を伸長する。上方キャリア溝形
材４０には、その外方に離間した端縁に一対の下方伸長
タブ又はイヤー４１が設けられる。これらタブ４１又は
イヤーの各々は、ねじ又は同様の取り付け手段により水
平方向伸長部２７に固定され、該伸長部２７は、上方キ
ャリア溝形材をキャリアの外側に沿って伸長する金属バ
ンド４３に接続する。この金属バンド４３は、典型的に
キャリアと一体化され、キャリアの垂直側部に沿った幾
多の箇所でスポット溶接されている。金属バンド４３の
各々の下端は、下方ガイド１８及び下方支持組立体１２
に関して以下に説明するように、下方キャリア溝形材５
２に関係する伸長部２９に取り付けられる。

【００２１】下方キャリア溝形材５２は、その外方に離
間した端縁に一対の上向きタブ又はイヤー５３を備えて
いる。これらタブ５３の各々は、ねじ又は同様の取り付
け手段により水平方向伸長部２９に取り付けられ、該伸
長部は底部キャリア溝形材５２をキャリア２に関係する
金属バンド４３に接続する。下方キャリア溝形材５２
は、上方キャリア溝形材４０と略同一であり、該溝形材
５２は下方キャリアピン５４を受け入れる一対の穴を画
成する略平坦面を備えている。下方キャリアピン５４
は、下向きに配置され、該ピンの頭部は下方キャリア溝
形材５２の上面に係合する。下方キャリア溝形材５２の
真下には、キャリアを隣接するキャリアに連結させる一
組のタイバー５６が配置されている。該タイバー５６
は、キャリアピン５４を受け入れる穴を提供する。

【００２２】タイバー５６の真下のキャリアピンの端部
付近にて、下方支持組立体１２は、車輪又はローラ５８
を備えている。車輪５８はキャリア２が楕円の形キャラ
セルに沿って動くとき、下方ガイド１８の外向きの略平
坦面２４に沿って係合する。

【００２３】キャリア２用の上方及び下方キャリアピン
３８、５４は、図２に記号Ａで識別した第１の垂直面を
画成する。キャリアの後部壁は、第１の垂直面Ａから外
方に変位した第２の垂直面Ｂを画成する。上方及び下方
キャリア溝形材４０、５２及びこれらに対応する伸長部
２７、２９は、キャリアを上方及び下方ガイド１６、１
８による干渉から自由にし、図２に明確に示すように、
該キャリアが上方ガイド１６の上方でかつ下方ガイド１
８の下方を伸長するのを許容する。

【００２４】次に、上記の説明及び図面を参照しつつ、
本発明の作用について以下に説明する。キャラセル４が
作用中のとき、モータ６によりスプロケット２０が回転
する。スプロケット２０が回転すると、切欠き穴２１は
上方支持組立体１０に関係するキャリアスリーブ５０に
係合し、キャリア２をキャラセル４を中心として動か
す。図３に示すように、スプロケット２０は、楕円形キ
ャラセルの少なくとも１つの半円形部分の略全体に亙っ
てキャリアスリーブ５０に係合する。

【００２５】一対のタイバー４２、４４がキャリアスリ
ーブ５０の各々に係合する。タイバー４２、４４の各々
は、隣接するキャリア間を伸長し、キャリアを連結さ
せ、その結果、キャリアスリーブ５０がスプロケット２
０に係合することに起因して１つのキャリアに付与され
る動作は全てのキャリアに伝達され、キャリアを付勢し
てキャラセルを中心として均一に動かす。タイバースタ
ビライザ４６は、共通のキャリア２に関係する上方支持
組立体１０の間を伸長しかつ該支持組立体１０に接続
し、キャリアの剛性化を支援し、対の支持組立体１０を
キャラセルを中心として単一体として動かす。

【００２６】上方及び下方キャリア溝形材４０、５２
は、それぞれの対のキャリアピン３８、５４の各々の間
でかつ該対のキャリアピンの各々を僅かに越える位置ま
で略水平方向に伸長し、上方及び下方キャリアピン３
８、５４により画成される第１の垂直面Ａに直交しかつ
該垂直面Ａを横断する。これらキャリアは、上方及び下
方キャリアピン３８、５４により画成される第１の垂直
面Ａから外方に変位した位置にて上方及び下方キャリア
溝形材４０、５２に接続される。キャリアをキャラセル
の上部構造体に対するこの位置に位置決めすることによ
り、キャリアの高さが上方及び下方ガイド１６、１８の
間で利用可能なスペースにより制限されることはなくな
る。

【００２７】従って、キャリア２の底部は、全体とし
て、通常、２５．４ｍｍ（１インチ）以内の距離の位置
で所望通りに床に可能な限り接近させて下方ガイド１８
の下方に位置決めすることが出来る。又、キャリア２の
頂部は、上方ガイド１６の上方に配置することが可能と
なる。天井の低い適用例の場合、キャリアの頂部は天井
から２５．４ｍｍ（１インチ）の範囲内の位置に配置す
ることが出来る。故に、本発明のキャラセル４及びキャ
リア２により、この型式の回転キャラセルにより提供さ
れる利用可能な格納スペースを増大させることが可能と
なり、ある適用例においては、床から天井までのスペー
スを活用することが可能となる。

【００２８】本明細書は、主として本発明の好適な実施
例を説明するためのものであり、本発明は特許請求の範
囲により規定される幾つかの異なる方法にて構成するこ
とが出来る。例えば、本発明は、その上方支持組立体１
０にてキャリアに接触する回転可能な回転台２０を介し
てキャリア２を楕円形経路を中心として駆動する頂部駆
動式の横型キャラセル４を対象とするものであるが、本
発明の特徴から逸脱せずに、かかるキャラセルは又、頂
部又は底部駆動型式とし、駆動手段は、上方又は下方支
持組立体の何れか一方又はその双方に接触するようにす
ることが可能であるのは勿論である。当然、下方支持組
立体は、単にキャリアを動かすためにだけ係合するので
あれば、上方支持組立体は、典型的に上方ガイドの後方
に掛合し、又はその他の方法で該ガイドを握持し、キャ
リアの傾動を阻止することが必要となろう。更に、上方
及び下方キャリア溝形材及び関係する伸長部分は、特許
請求の範囲に記載した本発明の範囲から逸脱せずに、単
一体として容易に形成することが可能であるのは勿論で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】キャリアをキャラセルに取り付ける支持組立体
及び金具を示す、キャリアを省略した分解斜視図であ
る。

【図２】本発明のキャラセル及びキャリアの側面図であ
る。

【図３】駆動装置を取り外した切欠き付きスプロケット
及び関係するキャリアの平面図である。

【図４】本発明の上方支持組立体の分解正面図である。

【図５】本発明の上方支持組立体の組立て正面図であ
る。

【符号の説明】

２ キャリア ４ キャラセ
ル ６ モータ ８ 駆動手段 １０ 上方支持組立体 １２ 下方支
持組立体 １４ フレーム １６ 上方ガ
イド １８ 下方ガイド ２０ スプロ
ケット ２２ 管状部材 ２４ 外向き
面 ２７ 伸長部 ２９ 伸長部 ３０ タンデムヨーク部材 ３２ アーム ３３ 端部分 ３４ 基板 ３６ キャスタ ３８ 上方キ
ャリアピン ４０ 上方キャリア溝形材 ４１ タブ ４２ 下方タイバー ４３ 金属バ
ンド ４４ 上方タイバー ４６ タイバ
ースタビライザ ５０ キャリアスリーブ ５２ 下方キ
ャリア溝形材 ５３ タブ ５４ 下方キ
ャリアピン ５６ タイバー

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 回転型キャラセルであって、 上方及び下方ガイド手段と、 前記上方及び下方ガイド手段により閉経路内を案内され
   るキャリアと、 前記キャリアを前記閉経路に沿って駆動する駆動手段と
   を備え、 前記キャリアが、前記上方及び下方ガイド手段上の少な
   くとも３つの案内箇所を備え、前記３つの案内箇所が直
   線以外の箇所にあり、第１の略垂直面を画成し、 前記キャリアが、略平坦で垂直な後部壁を備え、前記後
   部壁が第２の略垂直面を画成し、前記第２の垂直面が前
   記第１の垂直面に対し略平行であるが、該第１の垂直面
   から外方に変位され、前記キャリアが、前記上方ガイド
   手段の上方を伸長する上方端末部分を備えることを特徴
   とする、回転型キャラセル。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記キャリアが、前記下方ガイド手段の下方を伸
   長する下方端末部分を備えることを特徴とする、回転型
   キャラセル。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記上方ガイド手段が、上方ガイド及び上方支持
   組立体を更に備え、前記上方支持組立体が前記上方ガイ
   ドにより案内されることを特徴とする、回転型キャラセ
   ル。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記下方ガイド手段が、下方ガイド及び下方支持
   組立体を更に備え、前記下方支持組立体が前記下方ガイ
   ドにより案内されることを特徴とする、回転型キャラセ
   ル。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記上方ガイドが、管状部材を備え、前記管状部
   材が前記上方支持組立体を支持することを特徴とする、
   回転型キャラセル。
6. 【請求項６】 請求項５に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記上方支持組立体が前記上方ガイド手段の前記
   管状部材に係合する係合手段を備えることを特徴とす
   る、回転型キャラセル。
7. 【請求項７】 請求項６に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記係合手段が車輪を備えることを特徴とする、
   回転型キャラセル。
8. 【請求項８】 請求項４に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記下方支持組立体が前記下方ガイドに係合し、
   前記キャリアを所望の整列状態に維持する部材を更に備
   えることを特徴とする、回転型キャラセル。
9. 【請求項９】 請求項８に記載の回転型キャラセルであ
   って、前記係合部材が車輪であることを特徴とする、回
   転型キャラセル。
10. 【請求項１０】 請求項４に記載の回転型キャラセルで
    あって、上方及び下方キャリア溝形材を更に備え、前記
    上方キャリア溝形材が前記上方支持組立体と前記キャリ
    アとの中間に配置される一方、前記下方キャリア溝形材
    が前記下方支持組立体と前記キャリアとの中間に配置さ
    れ、前記上方キャリア溝形材が、第１の取り付け手段に
    より前記上方支持組立体に取り付けられ、前記下方キャ
    リア溝形材が、第２の取り付け手段により前記下方支持
    組立体に取り付けられることを特徴とする、回転型キャ
    ラセル。
11. 【請求項１１】 請求項１０に記載の回転型キャラセル
    であって、前記第１及び第２の取り付け手段がヒンジ部
    材を備えることを特徴とする、回転型キャラセル。
12. 【請求項１２】 請求項１０に記載の回転型キャラセル
    であって、前記ヒンジ部材がキャリアピンであることを
    特徴とする、回転型キャラセル。
13. 【請求項１３】 請求項１０に記載の回転型キャラセル
    であって、前記第１及び第２の取り付け手段が前記案内
    箇所を画成することを特徴とする、回転型キャラセル。
14. 【請求項１４】 請求項１０に記載の回転型キャラセル
    であって、前記上方及び下方キャリア溝形材が前記第１
    の垂直面から前記第２の垂直面まで伸長する略平面状で
    あることを特徴とする、回転型キャラセル。
15. 【請求項１５】 請求項１０に記載の回転型キャラセル
    であって、前記上方及び下方キャリア溝形材が略平面状
    であり、前記第１及び第２の垂直面に直交することを特
    徴とする、回転型キャラセル。
16. 【請求項１６】 回転型キャラセルであって、 平面状で同一程度に伸長する上方及び下方ガイドから成
    るフレーム本体を備え、前記上方及び下方ガイドが複数
    のキャリアに沿って動く閉経路を画成し、 更に、複数の上方及び下方支持組立体であって、前記上
    方支持組立体が前記上方ガイドにより案内される一方、
    前記下方支持組立体が前記下方ガイドにより案内され、
    前記上方及び下方支持組立体の各々がキャリアピンを備
    え、 前記キャリアの各々が、複数のキャリアピンに関係し、
    前記複数のキャリアピンが前記キャリアの各々に対する
    第１の垂直面を画成し、 前記キャリアの各々が、略平面状の垂直後部壁と、一対
    の垂直側壁と、開放した正面とを備え、前記後部壁が、
    前記第１の垂直面に対し平行であるが、該垂直面から外
    方に離間した第２の垂直面を画成し、前記後部壁及び側
    壁の各々が、上面及び下面を画成する上方及び下方端末
    部分を備え、前記上面が、前記後部壁及び側壁の上方端
    末部分により画成される一方、前記下面が、前記後部壁
    及び側壁の下方端末部分により画成され、前記キャリア
    の前記上面が、前記上方ガイドの垂直上方に配置され、
    前記キャリアの前記下面が前記下方ガイドの垂直下方に
    配置されることを特徴とする、回転型キャラセル。