JPH05178183A - 多軸トレーラ用ブレーキシステム - Google Patents

多軸トレーラ用ブレーキシステム

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JPH05178183A
JPH05178183A JP35847691A JP35847691A JPH05178183A JP H05178183 A JPH05178183 A JP H05178183A JP 35847691 A JP35847691 A JP 35847691A JP 35847691 A JP35847691 A JP 35847691A JP H05178183 A JPH05178183 A JP H05178183A
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JP
Japan
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brake
skid control
control valve
valve
wheels
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JP35847691A
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English (en)
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Shinji Mori
慎二 森
Yukio Souchi
行雄 左右知
Yuuzou Ichishita
雄三 市下
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トレーラ用のブレーキシステムとして構成を簡
単にしつつ、アンチスキッド制御時には勿論のこと、ア
ンチスキッド制御がなされないときにも各車輪に対して
適正なブレーキ力を作用させる。 【構成】異なる車軸41,42上の各車輪41R,41
L;42R,42Lに対するブレーキチャンバ51R,
51L;52R,52Lすべての圧力を共通に制御する
際、複数個の車輪のうち制動時荷重が軽くなる車輪41
R,41Lに対して設けられるブレーキチャンバ51
R,51Lと、アンチスキッド制御弁装置61R,61
Lとの間に、比例減圧制御弁80R,80Lを介在させ
る。さらに、アンチスキッド制御の有無に応じて、比例
減圧制御弁80R,80Lの減圧機能を有効、無効とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンチスキッドコン
トロール機能をもつブレーキシステムであって、特に、
車体の前後方向に複数の車軸を備える多軸トレーラに有
効に利用することができるブレーキ技術に関する。
【0002】
【先行の技術およびその問題点】一般に、ブレーキシス
テムの全体の構成を簡単にするため、システムに含まれ
る同様の部品、あるいは装置を兼用することが知られて
いる(たとえば、特開昭60−185662号の公報参
照)。この考えを多軸トレーラに適用して、複数個(複
数の車軸上)の車輪の一部にのみ、つまり、少なくとも
1つの車輪に対して回転状態を検出するセンサーを装着
し、そのセンサーからの信号を基に判別回路およびアン
チスキッド制御弁装置によって、複数個の車輪のブレー
キ作動器(従動器)すべての圧力を共通に制御すること
が考えられる。
【0003】そうした場合、システムの構成は確かに簡
単になる。しかし、多軸トレーラの場合、車体の前後方
向に複数ある車軸について、制動時に軸重の変動が生じ
る。そのため、車軸上の各車輪に同じブレーキ力を与え
たのでは、適正なアンチスキッド制御を行うことができ
ない。特に、多軸トレーラは、それを牽引するトラクタ
との組合せがその時々によって異なり、各トラクタ自体
が種々異なるサスペンション特性をもっていることか
ら、問題が顕著となる。たとえば、2軸のセミトレーラ
において、前車軸側のみ車輪速センサーを装着すると、
後車軸の車輪のブレーキ力不足を生じるし、また、後車
軸側のみ車輪速センサーを装着すると前車軸の車輪のブ
レーキ力が過剰となりロックを生じる。
【0004】そこで、本願の出願人は、異なる車軸上の
各車輪に対するブレーキ作動器(従動器)すべての圧力
を共通に制御する際、複数個の車輪のうち制動時荷重が
軽くなる車輪に対して設けられる従動器と、アンチスキ
ッド制御弁装置との間に、比例減圧制御弁(たとえばリ
ミティングクイックリリースバルブ、ロードセンシング
バルブ等)を介在させるようにした技術を先に提案した
(特願平3−328073号)。その技術によれば、比
例減圧制御弁の作用によって、それに関係する車輪のロ
ックを防ぐとともに、他の車軸上の車輪に対して充分な
ブレーキ力を与えることができ、アンチスキッド制御時
に適正なブレーキ力を得ることができる。しかし、その
反面、アンチスキッド制御がなされないときに、次のよ
うな問題が生じるおそれがある。第一に、主動器からの
圧力供給に応じて比例減圧制御弁が作動するため、従動
器に対するブレーキ力が必然的に低くなり、ブレーキ操
作を開始した時点から必要とするブレーキ力が車輪に作
用するまでのタイムラグが大きくなるという問題。また
第二に、規定された重量を越えるような過積載状態にあ
ると、ブレーキ力不足となり、制動距離が延びるという
問題。
【0005】
【発明の目的】この発明の目的は、トレーラ用のブレー
キシステムとして構成をできるかぎり簡単にしつつ、ア
ンチスキッド制御の時には勿論のこと、アンチスキッド
制御がなされないときにも各車輪に対して適正なブレー
キ力を作用させることができるようにした技術を提供す
ることにある。
【0006】
【そのための手段および作用】この発明では、制動時荷
重が軽くなる車輪に対して設けられる従動器と、アンチ
スキッド制御弁装置との間に、比例減圧制御弁を介在さ
せた上、アンチスキッド制御がなされないときに、前記
制動時荷重が軽くなる車輪についての従動器に対して、
運転者の操作に基づく主動器からの圧力と実質的に等し
い圧力を供給するようにする。要するに、この発明で
は、アンチスキッド制御時には、比例減圧制御弁によっ
て減圧した圧力を前記特定の従動器に供給するのに対
し、アンチスキッド制御がなされないときには、減圧さ
れない前の圧力と同等の圧力をその特定の従動器に供給
する。そのための具体的な手段として、たとえば、アン
チスキッド制御がなされないとき、比例減圧制御弁をバ
イパスさせるようにする方法、あるいは、アンチスキッ
ド制御がなされないときに、比例減圧制御弁の機能ある
いは作動を無効にする方法などを用いることができる。
【0007】
【第1の実施例】図1は、この発明を2軸セミトレーラ
に適用した場合における、ブレーキシステムの基本構成
を示す。図1において、2点鎖線で囲む部分10がセミ
トレーラの車体である。この車体には、図示しないトラ
クタ側に連結するための3つのカプラ11S,11Eお
よび12が備わっている。2つのカプラ11S,11E
はホースカプラであり、一方のカプラ11Sがサービス
ライン13、他方のカプラ11Eがエマージェンシライ
ン15にそれぞれ対するものである。また、残りのカプ
ラ12は電気系統のカプラであり、コード16を介して
電子制御ユニット(ECU)20につながっている。サ
ービスライン13およびエマージェンシライン15は、
リレーエマージェンシバルブ25の対応するポートにつ
ながっている。リレーエマージェンシバルブ25は、ま
ずリレーバルブとして機能する。トラクタ側のブレーキ
バルブからの信号圧がサービスライン13を介してバル
ブ25に加わると、バルブ25は、エアレザーバ26内
のエアを信号圧に応じてブレーキライン30に供給す
る。また、リレーエマージェンシバルブ25は、カプラ
11Eが外されたり、エマージェンシライン15が破損
したような場合、セミトレーラ側に非常ブレーキをかけ
るように機能する。
【0008】セミトレーラ10には、前軸41と後軸4
2との2軸があり、各車軸に左右一対の車輪(あるいは
車輪群)41L,41R;42L,42Rがある。そし
て、各車輪41L,41R;42L,42Rに対して、
従動器であるブレーキチャンバ51L,51R;52
L,52Rが設けられている。これらの各ブレーキチャ
ンバ51L,51R;52L,52Rは、ブレーキライ
ン30を介してリレーエマージェンシバルブ25側から
ブレーキ圧力の供給を受けることは勿論である。ブレー
キライン30に属するブレーキ系統は、左右独立した2
チャンネルである。ブレーキライン30は、リレーエマ
ージェンシバルブ25から延びる共通のライン30C
と、そこから分岐した2つの分岐ライン30R,30L
とからなる。各分岐ライン30R,30L上に、それぞ
れアンチスキッド制御弁装置61R,61Lおよび前記
のブレーキチャンバ51L,51R;52L,52Rが
ある。各アンチスキッド制御弁装置61R,61Lは、
遮断弁および弛め弁を含む公知の電磁弁装置からなり、
判別回路を構成する電子制御ユニット20からの指令に
基づいて、各ブレーキチャンバ51L,51R;52
L,52Rに通じる分岐ライン30R,30Lのブレー
キ圧力を制御する。こうしたブレーキ圧力の制御のた
め、左右の車輪の回転状態を監視することが必要であ
る。それには、車輪速センサーを用いるが、システムを
簡単にするため、左右の各チャンネルごとにそれぞれ1
つのセンサー71R,71Lを設けている。図1に示す
第1の実施例は前軸センシングであり、前軸41上の左
右の車輪41R,41Lに対してそれぞれセンサー71
R,71Lを設けるようにしている。
【0009】こうしたセミトレーラ10において、制動
時、前軸41と後軸42との軸重あるいは軸荷重は互い
に異なり、前軸41の方が後軸42に比べて軽くなる。
そこで、前軸41上の車輪41R,41Lを制動するブ
レーキチャンバ51R,51Lと、左右の各アンチスキ
ッド制御弁装置61R,61Lとの間に、比例減圧制御
弁80R,80Lをそれぞれ介在させるようにしてい
る。比例減圧制御弁80R,80Lとしては公知のもの
を利用することができる。たとえば、特開平1−148
650号の公報に示されるようなリミティングクイック
リリースバルブ、あるいは実開平1−130865号の
公報に示されるようなロードセンシングバルブ等を用い
れば良い。こうした比例減圧制御弁80R,80Lは、
分岐ライン30R,30Lの圧力を所定比率で減圧し、
減圧したブレーキ圧力をブレーキチャンバ51R,51
Lに加える。したがって、制動時に軸重が軽くなる分だ
け、減圧したブレーキ圧力を供給するように設定するこ
とにより、前軸41上の車輪41R,41Lに対するブ
レーキ圧力を適正化することができる。また、後軸42
上の車輪42R,42Lに対しては、比例減圧制御弁8
0R,80Lの減圧比率を考慮しつつ、ブレーキ圧力が
不足しないような適正なブレーキ圧力を供給することが
できる。
【0010】しかも、そのような各比例減圧制御弁80
R,80Lと各分岐ライン30R,30Lとの間に切換
え弁100R,100Lを設けている。各切換え弁10
0R,100Lは、2位置型の電磁弁であり、アンチス
キッド制御がなされないときには、A位置にあってバイ
パス通路110を通して分岐ライン30R,30Lを従
動器51R,51L側に連通する。しかし、各切換え弁
100R,100Lは、アンチスキッド制御時には、電
子制御ユニット20からの指令に基づいて、B位置に切
換わる。B位置にあるとき、各分岐ライン30R,30
Lからの圧力は、比例減圧制御弁80R,80Lを通し
て各従動器51R,51L側に供給される。したがっ
て、セミトレーラ10においては、アンチスキッド制御
時には勿論のこと、アンチスキッド制御がなされないと
きにも、それぞれ適正なブレーキ力を得ることができ
る。
【0011】ところで、ブレーキシステムの中に比例減
圧制御弁80R(あるいは80L)を設ける場合、配管
の途中に設けることもできるし、あるいはまた、一部の
配管を省略するため、配管接続の上で隣合う機器に一体
化するように設けることもできる。図2に、比例減圧制
御弁80Rをアンチスキッド制御弁装置61Rに一体化
した例を第2の実施例として次に示す。
【0012】
【第2の実施例】アンチスキッド制御弁装置61Rは、
たとえば特開昭62−253554号の公報が示すよう
に、その内部構造は良く知られているので、ここではそ
れについての詳しい説明は省略する。アンチスキッド制
御弁装置61Rは、ハウジング600の中に保持弁、排
気弁(共に図示しない)の2つの電磁弁機構を備え、昇
圧(込め)、保持、減圧(弛め)の3つの形態に切換わ
る。その切換えを行うのは電子制御ユニット20であ
り、そのユニット20との電気的接続のためのコネクタ
610が、ハウジング600の側部に位置している。ハ
ウジング600には、リレーエマージェンシバルブ25
側に連絡される入口620、比例減圧制御弁80R側に
連絡される出口630のほか、大気に通じる排気口64
0がある。一方、比例減圧制御弁80Rであるリミティ
ングクイックリリースバルブも、前記した特開平1−1
48650号の公報が示すように、そのものの内部構造
自体は公知である。リミティングクイックリリースバル
ブ80Rは、ハウジング800の中にバルブステム81
0および段付きプランジャ820があり、バルブステム
810の一端に排気弁811、他端に供給弁812をそ
れぞれ構成している。そして、すべりやすい路面を走行
するとき、排気弁811が閉、供給弁812が開となっ
て、段付きプランジャ820の受圧面積の比に応じて、
第2の室821の圧力に比して第1の室821の圧力を
減圧するように機能する。そうしたリミティングクイッ
クリリースバルブ80Rのハウジング800には、制動
時軸重が軽くなる方の従動器(ブレーキチャンバ51
R)に接続されるべき第1出口831、制動時軸重が重
い方の従動器(ブレーキチャンバ52R)に接続される
べき第2出口832のほか、大気に通じる排気口840
がある。さて、このリミティングクイックリリースバル
ブ80Rにおいて、第1の室821が第1出口831
に、また、第2の室822が第2出口832にそれぞれ
連絡するが、アンチスキッド制御弁装置61Rとの関係
からすると、第2の室822および第2出口832を出
口630に連絡しなければならない。そこで、図2の例
では、内部にT字状の入口通路910を形成したボルト
部材900を用いることによって、それを可能にしてい
る。すなわち、リミティングクイックリリースバルブ8
0R側のハウジング800に対し、横に貫通するボルト
通し孔850を設け、しかも、そのボルト通し孔850
の開口をアンチスキッド制御弁装置61R側のハウジン
グ600の出口630に臨むようにしている。したがっ
て、リミティングクイックリリースバルブ80R側のハ
ウジング800のリブ880をアンチスキッド制御弁装
置61R側のハウジング600のリブ680に凹凸結合
させるなど共締めさせつつ、ボルト部材900をボルト
通し孔850を貫通させてアンチスキッド制御弁装置6
1R側の出口630の部分にガスケット等の密封部材9
30を挾んで、リミティングクイックリリースバルブ8
0Rとアンチスキッド制御弁装置61Rと一体的に結合
することができる。結合のためのボルト部材900の中
に入口通路910があるため、2つの弁装置の一体化と
配管とを同時に行うことができる。
【0013】以上のようにアンチスキッド制御弁装置6
1Rに一体化した比例減圧制御弁80Rにおいて、段付
きプランジャ820の肩部820aに通じるコントロー
ルポート833は、コントロールライン300を通して
エアレザーバ26に連絡する。そして、そのライン30
0の途中に、前記と同様の2位置型の切換え弁100が
設けられる。切換え弁100は、アンチスキッド制御が
なされないときには、コントロールポート833をエア
レザーバ26側に連通するC位置にあり、また、アンチ
スキッド制御時には、コントロールポート833を大気
に開放するD位置に切換わる。切換え弁100が図に示
すC位置にあるとき、段付きプランジャ820の上下に
は、同面積に同圧が作用するので、比例減圧制御弁80
Rは何ら減圧機能を働かすことなく、入力圧をそのまま
出力する。一方、アンチスキッド制御に伴い、切換え弁
100がD位置に切換わると、段付きプランジャ820
の肩部820aに大気圧が作用するので、段付きプラン
ジャ820の上下に受圧面積差が生じ、その面積比に応
じた減圧機能が働く。
【0014】
【第3の実施例】各切換え弁100(100R,100
L)の切換えについては、通常、電子制御ユニット20
からの弛め信号により行う。ただその場合、アンチスキ
ッド制御中に弛め信号のオン、オフのたびに弁が動作す
ることになってしまう。図3では、各切換え弁100の
制御系にタイマーリレー(遅延リレー)200を設ける
ことにより、電子制御ユニット20からアンチスキッド
制御弁装置61(61R,61L)への弛め信号が消え
た後、所定時間が経過するまで各切換え弁100に給電
し続け、弁の切換え状態を維持するようにしている。な
お、タイマーリレー200のセット時間は、アンチスキ
ッド制御が終了したと判断される時間であり、たとえば
20秒前後である。
【0015】なお、図に示した各実施例では、左右が独
立した2チャンネルのものに適用しているが、左右を共
通にした1チャンネルの形式を取ることもできる。ま
た、この発明は、2軸セミトレーラのほか、3軸、4軸
のフルトレーラにも適用することができる。たとえば、
3軸のものに適用する場合、制動時に軸重が最も重くな
る最後尾のものを除く、他の2軸に対して互いに異なる
減圧比率の比例減圧制御弁を設けるようにすることもで
きるし、あるいは、真中の軸に対してのみ比例減圧制御
弁を設けるようにすること、さらには、後2軸に対して
共通の比例減圧制御弁を設け、前1軸に対しても減圧比
率が異なる(後2軸側のものに比べて減圧比率が大き
い)比例減圧制御弁を設けるようにすることもできる。
そして、3軸車の場合、車輪ロックをより確実に防止す
るため、前1軸の車輪と、後2軸の2つの車輪のうち一
方、たとえば最後尾の車軸の車輪とにそれぞれ車輪速セ
ンサーを装着するようにすることができる。その場合で
も、真中の車軸の車輪に対するセンサーを非装着として
いるので、その分だけはシステムの簡略化を図ることが
できる。さらに、この発明は、図に示した前軸センシン
グのものだけでなく、後軸センシング、すなわち、セン
サー71R,71Lを後軸42上の車輪42R,42L
に対して設けた場合にも適用することができる。さらに
また、トレーラの多くのものは、駆動車輪を備えておら
ず、トラクションコントロール機能はないので、アンチ
スキッド制御弁装置61R,61Lをもバイパスするよ
うにすることもできる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、異なる車軸41,4
2上の各車輪41L,41R;42L,42Rに対する
ブレーキ作動器(従動器)51L,51R;52L,5
2Rすべての圧力を共通に制御する際、複数個の車輪の
うち制動時荷重が軽くなる車輪41に対して設けられる
従動器51R,52Rと、アンチスキッド制御弁装置6
1R,61Lとの間に、比例減圧制御弁80R,80L
を介在させるようにしているため、ブレーキシステムの
構成を簡単にすることができ、しかもまた、アンチスキ
ッド制御の有無に応じて、比例減圧制御弁80R,80
Lの減圧機能を実質的に有効、無効とするようにしてい
るので、アンチスキッド制御時だけでなく、アンチスキ
ッド制御がなされないときにもに、各車輪に対して適正
なブレーキ力を作用させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるブレーキシステムの第1の実施
例を示す図である。
【図2】この発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】この発明の第3の実施例を示す図である。
【符号の説明】
20 電子制御ユニット(判別回路) 25 リレーエマージェンシバルブ(主動器) 41L,41R;42L,42R 車輪 51,52;51L,51R;52L,52R ブレー
キチャンバ(従動器) 61,61R,61L アンチスキッド制御弁装置 71R,71L センサー 80,80R,80L 比例減圧制御弁 100,100R,100L 切換え弁 110 バイパス通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向に複数個配列された車輪
    の各々に対してブレーキを作用させる従動器を設けて、
    これらの従動器を1つのブレーキ系統を介して運転者の
    操作に応じてブレーキ圧力を送出する主動器に接続する
    とともに、前記複数個の車輪のうち少なくとも1つの車
    輪に対して装着されたセンサーによりその車輪の回転状
    態を監視して車輪のスキッド傾向を判別する判別回路を
    設け、前記1つのブレーキ系統中には前記判別回路から
    の指令に基づいて前記従動器すべてに共通にブレーキ圧
    力を調整するアンチスキッド制御弁装置を設け、さら
    に、前記複数個の車輪のうち制動時荷重が軽くなる車輪
    に対して設けられる従動器と、前記アンチスキッド制御
    弁装置との間に、比例減圧制御弁を介在させてなる多軸
    トレーラ用ブレーキシステムであって、アンチスキッド
    制御がなされないときには、前記制動時荷重が軽くなる
    車輪についての従動器に対して、前記主動器から送出さ
    れる圧力と実質的に等しい圧力を供給するようにした多
    軸トレーラ用ブレーキシステム。
  2. 【請求項2】 前記比例減圧制御弁をバイパスする通路
    を設け、アンチスキッド制御がなされないとき、その通
    路を前記主動器側に連通させる切換え弁を設けた請求項
    1記載の多軸トレーラ用ブレーキシステム。
  3. 【請求項3】 アンチスキッド制御がなされないとき、
    前記比例減圧制御弁の作動を無効にする切換え装置を設
    けた請求項1記載の多軸トレーラ用ブレーキシステム。
JP35847691A 1991-12-28 1991-12-28 多軸トレーラ用ブレーキシステム Pending JPH05178183A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159384A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Toyota Motor Corp 車輌の制動力制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159384A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Toyota Motor Corp 車輌の制動力制御装置

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