JPH05177867A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH05177867A
JPH05177867A JP4000827A JP82792A JPH05177867A JP H05177867 A JPH05177867 A JP H05177867A JP 4000827 A JP4000827 A JP 4000827A JP 82792 A JP82792 A JP 82792A JP H05177867 A JPH05177867 A JP H05177867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
printer
image
dpi
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4000827A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwabara
淳 柏原
Tetsuo Saito
徹雄 斉藤
Takashi Kawana
孝 川名
Kaoru Seto
薫 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4000827A priority Critical patent/JPH05177867A/ja
Publication of JPH05177867A publication Critical patent/JPH05177867A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プリンタコントローラから指定するプリンタエ
ンジンの解像度に応じて、画像信号の変換処理を行うの
で、プリンタコントローラに負担をかけずに、常に高画
質な印字を可能とする。 【構成】プリンタコントローラ202と、信号処理回路
205と、プリンタエンジン部201とを電気的に接続
したレーザビームプリンタであって、プリンタコントロ
ーラは202は、信号処理回路205に対して、プリン
タエンジン部201が扱う解像度を示す信号RESO及
び画像信号VDOを出力し、信号処理回路205は、画
像信号VDOを、解像度300dpi,600dpiに
それぞれ対応した補間論理回路で解像度変換の処理を行
い、信号RESOに従って一方の出力を選択し、これを
信号SVDOとし、プリンタエンジン部201は、信号
SDVOに基づいてプリントを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、例
えば、プリンタコントローラとプリンタエンジンとの間
に介在して、画像処理を行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタは、コンピ
ュータの出力装置として広く使用されている。特に、3
00dpi(ドット/インチ)程度の解像度を有する小
型機は低価格,コンパクトといったメリットにより急速
に普及しつつある。
【0003】レーザビームプリンタは図14に示すよう
に、ドットデータに基づいて実際に感光ドラム上に印字
を行なうプリンタエンジン部201と、プリンタエンジ
ン部201に接続され、外部ホストコンピュータ203
から送られるコードデータを受け、このコードデータに
基づいてドットデータ(ビットマップデータ)からなる
ページ情報を生成し、プリンタエンジン部201に対し
て順次ドットデータを送信するプリンタコントローラ2
02とからなる。前記ホストコンピュータ203は、ア
プリケーションソフトを有するフロッピーディスク20
4によりプログラムをロードされ、前記アプリケーショ
ンソフトを起動し、例えばワードプロセッサとして機能
する。
【0004】図15及び図16は上記レーザビームプリ
ンタのプリンタエンジン部を示す図である。同図おい
て、101は記録媒体である用紙、102は用紙101
を保持する用紙カセットである。103は用紙カセット
102上に載置された用紙101の最上位の用紙1枚の
みを分離し、不図示の駆動手段によって分離した用紙の
先端部を給紙ローラ104,104’の位置まで搬送さ
せる給紙カムで、給紙の毎に間欠的に回転し、1回転に
対応して1枚の用紙を給紙する。
【0005】118は反射型フォトセンサで、用紙カセ
ット102の底部に配設された穴部119を通して用紙
101の反射光を検知することにより紙無し検知を行
う。
【0006】給紙ローラ104,104’は、用紙が給
紙カム103によってローラ部まで搬送されてくると、
用紙101を軽く挿圧しながら回転し、用紙101を搬
送する。用紙101が搬送されて先端部がレジストシャ
ッタ105の位置まで到達すると、用紙101はレジス
トシャッタによって搬送が停止され、給紙ローラ10
4,104’は用紙101に対してスリップしながら搬
送トルクを発生して回転し続ける。この場合、レジスト
ソレノイド106を駆動することにより、レジストシャ
ッタ105を上方向へ解除することによって、用紙10
1は搬送ローラ107,107’まで送られる。レジス
トシャッタ105の駆動は、レーザビーム120が感光
ドラム111上に結像することによって形成される画像
の送出タイミングと同期が取られる。なお、121はフ
ォトセンサであり、レジストシャッタ105の個所に用
紙101があるか否かを検出する。
【0007】ここで、152は回転多面鏡であり、モー
タ153によって駆動される。レーザドライバ150
は、ビットデータを生成するための不図示のキャラクタ
ジェネレータから送出されるドットデータに応じて半導
体レーザ151を駆動する。
【0008】レーザドライバ150によって駆動される
半導体レーザ151からのレーザビーム120は回転多
面鏡152により主走査方向に走査され回転多面鏡15
2と反射ミラー154の間に配置されたf−θレンズ1
56経て、反射ミラー154を介して感光ドラム111
上に導かれ、感光ドラム111上に結像し、主走査方向
に走査して主走査ライン157上に潜像を形成する。
【0009】この場合、300ドット/インチの印字密
度で8枚/分(A4版またはレターサイズ)の印字速度
を持った場合の1ドットを記録するためのレーザ点灯時
間は約540ナノ秒である。
【0010】レーザビーム120の走査開始位置に配置
されたビームディテクタ155は、レーザビーム120
を検出することにより主走査の画像書き出しタイミング
を決定するための同期信号としてBD信号を検出する。
【0011】その後、用紙101は給紙ローラ104,
104’にかわり搬送ローラ107,107’によって
搬送トルクを得て、感光ドラム111部に送られる。帯
電器113により帯電された感光ドラム111の表面
は、レーザビーム120の露光によって潜像が形成され
る。レーザビームが露光した部分の潜像は現像器114
によりトナー像として顕像化された後、転写帯電器11
5により前記トナー像を用紙101の紙面上に転写され
る。なお、112はクリーナで用紙101の転写された
後のドラム表面をクリーニングする。
【0012】トナー像が転写された用紙101は、その
後定着ローラ108,108’によりトナー像が定着さ
れ、排出ローラ109,109’により排紙トレイ11
0上に排紙される。
【0013】また、116は給紙台であり、用紙カセッ
ト102からの給紙だけでなく、給紙台116から1枚
ずつ手差し給紙することを可能にするものである。手差
しによって給紙台116上の手差し給紙ローラ117部
に給紙された用紙は、手差し給紙ローラ117により軽
く挿圧されて前記給紙ローラ104,104’と同様
に、用紙先端がレジストシャッタ105に達するまで搬
送され、そこでスリップ回動する。その後の搬送シーケ
ンスはカセット給紙の場合と全く同様である。
【0014】なお、定着ローラ108,108’は定着
ヒータ124を収納しており、定着ローラ表面をスリッ
プ接触するサーミスタ123による温度検出に基づい
て、定着ローラの表面温度を所定温度にコントロールし
て用紙101のトナー像を定着する。122はフォトセ
ンサであり、定着ローラ108,108’の位置に用紙
があるか否かを検出する。
【0015】かかるプリンタエンジン部は、図17に示
すように、プリンタコントローラとインターフェース手
段で接続され、コントローラからのプリント指令及び画
像信号を受けて、プリントシーケンスを行なうものであ
る。このインターフェース手段にて送受される信号につ
いて以下に簡単に説明する。
【0016】PPRDY信号はコントローラに対してプ
リンタから送出される信号であって、プリンタの電源が
投入されてプリンタが動作可能状態であることを知らせ
る信号である。CPRDY信号はプリンタに対してコン
トローラから送出される信号であって、コントローラの
電源が投入されてコントローラが動作可能状態であるこ
とを知らせる信号である。RDY信号はコントローラに
対してプリンタから送出される信号であって、プリンタ
が後述するPRNT信号を受ければいつでもプリント動
作を開始できる状態またはプリント動作を継続できる状
態にあることを示す信号である。例えば、用紙カセット
102が紙無しになった場合等でプリント動作の実行が
不可能になった場合には、本信号は「偽」となる。
【0017】PRNT信号はプリンタに対してコントロ
ーラから送出される信号であって、プリント動作の開始
またはプリント動作の継続を指示する信号である。プリ
ンタは、本信号を受信するとプリント動作を開始する。
VSREQ信号はコントローラに対してプリンタから送
出される信号であって、プリンタから送出されるRDY
信号が「真」状態のときに、コントローラからPRNT
信号を「真」にすることによりプリント動作開始の指示
が送出された後に、プリンタが画像データを受け取るこ
とが可能な状態にあることを示す信号である。この状態
で、後述するVSYNC信号を受信することが可能にな
る。VSYNC信号はプリンタに対してプリンタコント
ローラから送出される信号であって、副走査方向に対し
て画像データの送出タイミング同期を取るための信号で
ある。この同期により、ドラム上に形成されたトナー像
は用紙に対して副走査方向の同期をとって用紙上に転写
される。
【0018】BD信号はプリンタコントローラに対して
プリンタから送出される信号であって、主走査方向に対
して画像データの送出タイミング同期を取るための信号
である。この同期により、ドラム上に形成されたトナー
像は用紙に対して主走査方向の同期をとって用紙上に転
写される。本信号は、走査レーザビームが主走査の始点
にあることを示す。VDO信号はプリンタに対してプリ
ンタコントローラから送出される信号であって、印字す
る画像データを送信するための信号である。本信号は、
後述するVCLK信号に同期して送出される。プリンタ
コントローラは、ホスト装置から送信されるPCLコー
ド等のコードデータを受け、このコードデータに対応し
た文字ビット信号をキャラクタジェネレータから発生
し、またはホスト装置から送信されるポストスクリプト
コード等のベクトルコードを受け、このコードに応じた
図形ビットデータを発生し、またはイメージスキャナか
ら読み込まれたビットイメージデータを発生して、前記
データをVDO信号としてプリンタへ送信する。プリン
タはVDO信号が「真」の場合に黒画像、また、「偽」
の場合に白画像として印字する。
【0019】SC信号はプリンタに対してプリンタコン
トローラから送出される信号である「コマンド」及び、
プリンタコントローラに対してプリンタから送出される
信号である「ステータス」を双方向に送受信する双方向
シリアル信号である。本信号を送信、または受信すると
きの同期信号として後述するSCLK信号を用いる。ま
た、双方向信号の送信方向を制御する信号として、後述
するSBSY信号とCBSY信号とCBSY信号とを用
いる。ここで、「コマンド」は8ビットからなるシリア
ル信号であり、例えば用紙の給紙モードがカセットから
給紙するモードであるか、または手差し口から給紙する
モードであるかをプリンタコントローラがプリンタに対
して指示するための指令情報である。また、「ステータ
ス」は8ビットからなるシリアル信号であり、例えばプ
リンタの定着器の温度がまだプリント可能な温度に達し
ていないウエイト状態や、用紙ジャム状態、あるいは用
紙カセット無し状態である等のプリンタの種々の状態を
プリンタからプリンタコントローラに対して報知するた
めの情報である。SCLK信号はプリンタが「コマン
ド」を取り込むための、あるいはプリンタコントローラ
が「ステータス」を取り込むための同期パルス信号であ
る。CBSY信号はプリンタコントローラが「コマン
ド」を送信するのに先立ち、SC信号及びSCLK信号
を占有するための信号である。SBSY信号はプリンタ
が「ステータス」を送信するのに先立ち、SC信号及び
SCLK信号を占有するための信号である。
【0020】上記のようなインタフェースの動作につい
て以下に説明を加える。
【0021】プリンタの電源スイッチが投入され、かつ
プリンタコントローラの電源スイッチが投入されたと
き、プリンタはプリンタの内部の状態を初期化した後、
プリンタコントローラに対してPPRDY信号を「真」
にする。一方、プリンタコントローラは同様に、プリン
タコントローラ内部の状態を初期化した後、プリンタに
対してCPRDY信号を「真」にする。これによって、
プリンタとプリンタコントローラは互いの電源が投入さ
れたことを確認する。
【0022】その後、プリンタは定着ローラ108,1
08’内部に収納された定着ヒータ124に通電し、定
着ローラの表面温度が定着可能な温度に達すると、RD
Y信号を「真」にする。プリンタコントローラはRDY
信号が「真」であることを確認した後、印字すべきデー
タがある場合に、プリンタに対してPRNT信号を
「真」にする。プリンタはPRNT信号が「真」である
ことを確認すると、感光ドラム111を回転させ、感光
ドラム表面の電位を一定にイニシャライズすると同時
に、カセット給紙モード時には給紙カム103を駆動
し、用紙先端部をレジストシャッタ105の位置まで搬
送する。手差し給紙モード時には、手差し給紙ローラ1
17により給紙台116から手差しされた用紙をレジス
トシャッタ105の位置まで搬送する。しかる後、プリ
ンタがVDO信号を受け入れ可能な状態になると、VS
REQ信号を「真」にする。プリンタコントローラはV
SREQ信号が「真」であることを認識した後、VSY
NC信号を「真」にすると同時にBD信号に同期してV
DO信号を順次送出する。プリンタは、VSYNC信号
が「真」になったことを認識すると、これに同期してレ
ジストソレノイド106を駆動してレジストシャッタ1
05を解除する。これにより用紙101は感光ドラム1
11に搬送される。プリンタはVDO信号に応じて、画
像を黒に印字すべきときにはレーザビームを点灯させ、
画像を白に印字すべきときにはレーザビームを消灯させ
ることにより、感光ドラム111上に潜像を形成し、次
に現像器114で潜像にトナーを付着させて現像し、ト
ナー像を形成する。次に、転写帯電器115によりドラ
ム上のトナー像を用紙101上に転写し、定着ローラ1
08,108’によって定着した後に排紙トレーに排紙
する。
【0023】次に、前記プリンタコントローラ202に
おける印字動作の過程を図17を用いて説明する。同図
において、214は1ページ分のビットマップデータ
(画像データ)を格納する画像メモリ、215は画像メ
モリ214のアドレスを発生するアドレス発生部、21
6は画像メモリ214から読み出される画像データを画
像信号VDOに変換するための出力バッファレジスタ、
217は前記BD信号に同期した画像クロック信号VC
LKを発生する同期クロック発生回路、218はプリン
タコントローラ全体の制御を司るCPU、219はプリ
ンタエンジン部201との信号の入出力部であるプリン
タインタフェース、220はパーソナルコンピュータ等
の外部ホスト装置との信号の入出力部であるホストイン
タフェース、221は外部ホスト装置より送られるコー
ドデータに基づいて実際の印字のためのビットマップデ
ータを発生する画像データ発生部である。
【0024】上記構成において、画像信号VDOを前記
プリンタエンジン部に送出するときの動作を説明する。
【0025】まずプリンタコントローラ202は外部ホ
スト装置からのコードデータを受け、これに応じて画像
データを発生させ、画像メモリ214に格納する。画像
メモリ214に用紙1ページ分の画像データの準備がで
きると、プリンタエンジン部201に対して印字要求信
号PRNTを送出する。プリンタエンジン部201は該
PRNT信号を受けると印字動作を開始し、垂直同期信
号VSYNCを受けつけることができる状態になった時
点でVSREQ信号をプリンタコントローラ202に送
出する。
【0026】プリンタコントローラ202はVSREQ
信号を受けとると、垂直同期信号VSYNCをプリンタ
エンジン部201に送出すると共に、副走査方向の所定
の位置から印字が行なわれるようにするために、前記V
SYNC信号からの所定時間をカウントする。所定時間
のカウントが終了するとアドレス発生部215は画像メ
モリ214に格納されている画像データの先頭アドレス
から順次アドレスを発生し、画像データの読み出しを行
なう。読み出された画像データは主走査1ライン毎に出
力バッファレジスタ216に入力される。出力バッファ
レジスタ216では主走査方向の所定の位置から印字が
行なわれるようにするために、各印字ライン毎に前記B
D信号が入力してから画像クロック信号VCLKをカウ
ントした後、当該印字ラインのデータを前記VCLK信
号に同期した画像信号VDOとしてプリンタエンジン部
201に送出する。そしてプリンタエンジン部201で
前述の画像形成動作が行なわれる。
【0027】上記の動作を各印字ページ毎に行なうこと
によって、常に用紙上の同じ位置に印字が行なわれるこ
とになる。
【0028】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、近
年では印字出力の高精細化が求められており、レーザビ
ームプリンタにおいても例外ではない。そこでレーザビ
ームプリンタを高解像度化することが考えられるが、例
えば解像度を300dpiの2倍の600dpiとした
場合、プリンタコントローラに必要な画像メモリの容量
が300dpiの場合の4倍になり、高価になってしま
う。また、300dpiの場合と同等の印字速度を得よ
うとすると画像データの出力周波数が4倍となるので、
プリンタコントローラも4倍の速度で動作しなければな
らず、技術,コストの両面でデメリットが生じてしま
う。一方、アプリケーションソフトのことを考えると、
240〜300dpi程度の解像度用に作られているも
のが多くを占めているため、仮に600dpi用のプリ
ンタコントローラを作ったとしてもこれらのアプリケー
ションソフトに対応できないという欠点がある。従っ
て、上記のアプリケーションソフトを行かし、かつ印字
出力を高精細化する技術が必要となる。このような技術
は特開平2−60764号公報に開示されている。すな
わち、プリンタコントローラで生成した300dpiの
画像データをデータ補間することにより、主走査,副走
査方向共に600dpiのスムーズ化したデータに変換
して印字するものが提案されている。
【0029】しかしながら、上記の方法によっても、画
像信号の送出タイミング等で300dpiの場合よりも
プリンタコントローラは処理速度が要求されるため、処
理するデータの内容によっては処理速度が追いつかなく
なるということも起こり得る。
【0030】そのような場合には、プリンタエンジン部
の解像度を300dpiに切り換えて300dpiデー
タのまま印字することが考えられるが、この場合は60
0dpiで印字した画像に比べて著しく印字品質が落ち
てしまう。従って、300dpiの印字の際も高画質化
する技術が必要となる。
【0031】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、プリン
タコントローラから指定するプリンタエンジンの解像度
に応じて、画像信号の変換処理を行うので、プリンタコ
ントローラに負担をかけずに、常に高画質な印字を可能
とする画像処理装置を提供する点にある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、記
録制御部と記録機構部との間に接続した画像処理装置で
あって、複数の異なる画素密度にそれぞれ対応した画素
密度の変換を行う変換手段と、ある画素密度の画素デー
タを入力する入力手段と、前記変換手段で変換を行う場
合に、外部からの指示で前記変換手段で扱う画素密度を
前記複数の異なる画素密度の内からひとつ選択する選択
手段と、前記選択手段で選択した画素密度に従って、前
記入力手段で入力した画素データに対し、前記変換手段
を実行する実行手段とを備える。
【0033】
【作用】かかる構成によれば、変換手段は複数の異なる
画素密度にそれぞれ対応した画素密度の変換を行い、あ
る画素密度の画素データを入力する入力手段と、選択手
段は、変換手段で変換を行う場合に、外部からの指示で
前記変換手段で扱う画素密度を複数の異なる画素密度の
内からひとつ選択し、実行手段は、選択手段で選択した
画素密度に従って、入力手段で入力した画素データに対
し、前記変換手段を実行する。
【0034】
【実施例】以下に添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。
【0035】(第1の実施例)本発明による第1の実施
例を、コマンドによりエンジンの解像度を300dpi
と600dpiとに切換え可能なレーザビームプリンタ
の場合について説明する。
【0036】図1は本発明を適用したレーザビームプリ
ンタの第1の実施例を示すブロック図である。同図に示
すように、プリンタコントローラ202とプリンタエン
ジン201の間には信号処理回路205及び水晶発振器
206が設けられている。信号処理回路205では、プ
リンタコントローラ202から300dpiの画像信号
VDOを受け、これを主走査方向の密度が1200dp
i、副走査方向の密度が300dpi、または主走査方
向の密度が1200dpi、副走査方向の密度が600
dpiのスムーズ化した画像信号SVDOに変換してプ
リンタエンジン201に送出する処理を行なう。また、
水晶発振器206は、プリンタエンジン201の解像度
が300dpiの場合の画像クロック周波数の16倍の
周波数を有する。
【0037】図2A,図2Bは第1の実施例による信号
処理回路205の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、1〜9はプリンタコントローラ202からの画
像信号を記憶するラインメモリであり、それぞれ300
dpiの画像信号を主走査1ライン分記憶可能な容量を
有する。10はラインメモリ1〜9の書き込みや読み出
しの制御を行なうメモリ制御回路、11は2つの入力
A,Bのうち一方を選択して端子Yに出力するセレクタ
で、選択信号が“H”であるときA入力を選択し、選択
信号が“L”であるときB入力を選択する。12は9×
9ビットのシフトレジスタで、クロックが入力する毎に
画像データをシフトしながら出力する。13〜16は1
1と同様なセレクタ、17はトグル・フリップフロップ
(T−FF)である。18は補間論理回路で、プリンタ
エンジン201の解像度が300dpiである場合に、
プリンタコントローラ202からの300dpiの画像
信号を主走査1200×副走査300dpiの信号に変
換する機能を有する。一方、19は補間論理回路で、プ
リンタエンジン201の解像度が300dpiである場
合に、プリンタコントローラ202からの300dpi
の画像信号を主走査1200×副走査600dpiの信
号に変換する機能を有する。20はパラレル−シリアル
変換回路で、補間論理回路18または19からのパラレ
ル4ビットの出力をシリアル信号に変換して出力する。
21は分周回路で、水晶発振器206からのクロック信
号CLKを各主走査毎に水平同期信号EBDに同期して
分周し、分周比1/2,1/4,1/8,1/16のク
ロック信号を出力する。また、22はOR回路、23は
AND回路である。尚、同図においてプリンタエンジン
201とプリンタコントローラ202間のインタフェー
ス信号の図示は省略している。
【0038】上記構成において、プリンタコントローラ
202はインタフェース信号のコマンドにてプリンタエ
ンジン201に対し、解像度を300dpiまたは60
0dpiに指定する。そして信号処理回路205に対し
て300dpiの密度の画像信号VDOを送出する。こ
のとき、コマンドにて指定したプリンタエンジンの解像
度は信号RESOによって示され、信号処理回路205
に入力されている。RESO=“H”のときプリンタエ
ンジンの解像度が300dpi、RESO=“L”のと
きプリンタエンジンの解像度が600dpiであること
を示す。
【0039】まず、プリンタエンジンの解像度が300
dpiの場合について動作を説明する。
【0040】図3及び図4は第1の実施例において、解
像度が300dpiの場合の画像信号の画素密度変換を
説明する図である。図5は第1の実施例において、解像
度が300dpiの場合の画像信号の画素密度変換時の
タイミングチヤートであり、図6A,図6Bは第1の実
施例において、解像度が300dpiの場合のVDO信
号による印字画像とSVDO信号による印字画像とを比
較する図である。
【0041】セレクタ11及び13〜16は、RESO
信号により全てA入力が選択状態となっている。プリン
タコントローラ202は水平同期信号BDが入力する毎
に、信号処理回路205から送られる画像クロック信号
VCLKに同期して主走査1ライン分のVDO信号を送
出する。このVCLK信号は水晶発振器206の出力C
LKを分周回路21においてEBD信号に同期して1/
16に分周した信号である。信号処理回路205に入力
した第1ライン目のVDO信号は、シフトレジスタ12
の第1ビットに入力されると共にラインメモリ1に書き
込まれる。次の主走査においては、第2ライン目のVD
O信号の入力と同時に、ラインメモリ1に格納されてい
た第1ライン目の同じ位置のVDO信号が読み出され、
それぞれシフトレジスタ12の第1ビット及び第2ビッ
トに入力される。一方、入力した第2ライン目のVDO
信号はラインメモリ1に、またラインメモリ1より前記
読み出された信号はラインメモリ2の同じアドレスに書
き込まれる。このように各ライン毎に入力するVDO信
号は、ラインメモリ1から順にラインメモリ9へとシフ
トしながら書き込みと読み出しが行なわれていく。従っ
て、各ラインメモリ1〜9には連続する9ライン分のV
DO信号が格納されていることになる。上記ラインメモ
リ1〜9には例えばスタティックRAMを使用すること
ができる。上記ラインメモリ1〜8の出力及びプリンタ
コントローラ202からのVDO信号はシフトレジスタ
12に入力され、シフトレジスタ12からは主走査9ド
ット×副走査9ライン、計81ドット分の画像信号が前
記VCLK信号によってシフトしながら出力される。こ
れら81ドット分の画像信号は補間論理回路18に入力
される。補間論理回路18では図3及び図4に示すよう
に、注目画素Mの周辺の画素の画像信号を参照して、前
記注目画素Mに対する画像信号の主走査方向の密度を4
倍にしてスムーズ化した信号Ma,Mb,Mc及びMd
に変換する。上記変換はシフトレジスタ12の出力デー
タを予め定められている複数のドットパターンと比較す
ることにより行なわれる。前記信号Ma,Mb,Mc及
びMdはセレクタ15を介してパラレル−シリアル変換
回路20にてシリアル信号に変換され、画像信号SVD
Oとしてプリンタエンジン201に送出される。従っ
て、この画像信号SVDOは主走査1200×副走査3
00dpiの密度の信号となる。但し、プリンタコント
ローラ202からスムージング処理指定信号SONによ
り「スムージング処理なし」が指定された場合は、主走
査,副走査共に300dpiのVDO信号がSVDO信
号としてのそままプリンタエンジン201に送出され
る。上記の処理を行なうため、プリンタコントローラ2
02からのVDO信号は実際に印字されるまでに主走査
方向に5ドット、副走査方向に4ライン分送れることに
なる。従って、プリンタコントローラはこの遅れ分を加
味したタイミングでVDO信号を出力する必要がある。
プリンタコントローラからのVDO信号を主走査第1ラ
インより順にL1,L2,…としたときの上記のタイミ
ングを図5に示す。同図において、ラインメモリ1〜9
についてはメモリから読み出される信号を示している。
プリンタエンジン201では前記SVDO信号に基づい
てレーザを変調し、前述の画像形成動作を行なう。以上
のような処理の結果、印字される画像例を図6A,図6
Bに模式的に示す。同図に示すように、画像信号を変換
するアルゴリズムは縦(副走査方向)に近い斜め線と、
横(主走査方向)に近い斜め線とでは異なり、前記縦に
近い斜め線においては隣接する画素との段差が少なくな
るように1200dpi単位でドットを付加または削除
するような変換を行なう。一方、前記横に近い斜め線に
おいては段差を形成する画素の近傍に1200dpi単
位の小ドットを濃度として付加するようにする。前記小
ドットを濃度として付加することにより、電子写真の特
性上、印字された画像は前記段差の部分がボケてなめら
かになり、スムージングの効果が得られる。このよう
に、画像信号の主走査方向の密度を4倍にすることによ
って高画質な画像を得ることが可能となる。
【0042】次に、プリンタコントローラ202からプ
リンタエンジンの解像度が600dpiに指定されてい
る場合について、図2A,図2Bを参照しながら動作を
説明する。
【0043】図7及び図8は第1の実施例において、解
像度が600dpiの場合の画像信号の画素密度変換を
説明する図である。図9は第1の実施例において、解像
度が600dpiの場合の画像信号の画素密度変換時の
タイミングチヤートであり、図10A,図10Bは第1
の実施例において、解像度が600dpiの場合のVD
O信号による印字画像とSVDO信号による印字画像と
を比較する図である。
【0044】セレクタ13〜15は、RESO信号によ
り全てB入力が選択状態となっている。プリンタコント
ローラ202は上述したプリンタエンジンの解像度が3
00dpiの場合と同様に、水平同期信号BDが入力す
る毎に、信号処理回路205から送られる画像クロック
信号VCLKに同期して主走査1ライン分のVDO信号
を送出する。但し、この場合のBD信号はプリンタエン
ジンからのEBD信号を1ラインおきに歯抜いて300
dpiエンジンのB信号と等価な信号となっている。ま
た、VCLK信号は水晶発振器206の発振クロックを
分周回路21において1/8に分周したものである。プ
リンタエンジンの解像度が600dpiの場合はEBD
信号の周期が300dpiの場合の1/2となるので、
300dpiの密度のVDO信号1ライン分のデータを
この期間内に送出するために転送クロックの周波数を2
倍にする必要があるためである。信号処理回路205に
入力した第1ライン目のVDO信号L1は、セレクタ1
1を介してシフトレジスタ12の第1ビットに入力され
ると共にラインメモリ1に書き込まれる。セレクタ11
はプリンタエンジンの解像度が600dpiの場合、プ
リンタエンジンからのEBD信号により、交互に切り変
わる。すなわち、プリンタエンジンから600dpi単
位で見た場合の奇数ライン目ではA入力が、偶数ライン
目ではB入力が選択される。従って、次の主走査におい
てはラインメモリ1より読み出される第1ライン目のV
DO信号L1は再びシフトレジスタ12の第1ビットに
入力されると共にラインメモリ1に書き込まれる。この
とき、コントローラにはBD信号が送られないので、偶
数ライン目ではコントローラはVDO信号の送出を給紙
している。更に、次の主走査においては、コントローラ
にとっての第2ライン目のVDO信号L2がプリンタコ
ントローラから入力され、同時に、ラインメモリ1に格
納されていた第1ライン目の同じ位置のVDO信号が読
み出され、それぞれシフトレジスタ12の第1ビット及
び第2ビットに入力される。そして入力した第2ライン
目のVDO信号はラインメモリ1に、またラインメモリ
1より前記読み出された信号はラインメモリ2の同じア
ドレスに書き込まれる。このようにして各ラインメモリ
1〜9には同じラインのVDO信号の書き込みと読み出
しが2度ずつ行なわれながら、シフトレジスタ12に入
力される。従って、シフトレジスタ12からは同じ9ラ
イン分の画像信号が主走査2ラインの間続けて出力され
ることになる。これらの画像信号は補間論理回路19に
入力される。補間論理回路19では図7及び図8に示す
ように、注目画素Nの周辺の画素の画像信号を参照し
て、前記注目画素Nに対する画像信号の主走査方向の密
度を4倍、副走査方向の密度を2倍にしてスムーズ化し
た信号に変換する。変換の順序は、奇数ライン目でN1
a,N1b,N1c,N1dの4つのデータを生成し、
偶数ライン目でN2a,N2b,N2c,N2dの4つ
のデータを生成する。前記奇数ラインと偶数ラインの変
換論理の切換えはT−FF17の出力信号による。前記
生成された信号は、セレクタ15を介してパラレル−シ
リアル変換回路20に入力され、そこでシリアル信号に
変換されて画像信号SVDOとしてプリンタエンジン2
01に送出される。従って、この画像信号SVDOは主
走査1200×副走査600dpiの密度の信号とな
る。但し、プリンタコントローラ202からスムージン
グ処理指定信号SONにより「スムージング処理なし」
が指定された場合は主走査,副走査共に300dpiの
VDO信号を主走査方向,副走査方向共に2倍に拡大し
て600dpiのレートでSVDO信号としてプリンタ
エンジン201に送出される。上記信号のタイミングを
図9に示す。同図において、ラインメモリ1〜9につい
てはメモリから読み出される信号を示している。プリン
タエンジン201では前記SVDO信号に基づいてレー
ザを変調し、前述の画像形成動作を行なう。以上のよう
な処理の結果、印字される画像例を図10A,図10B
に模式的に示す。同図からわかるように、画像信号の主
走査方向の密度を4倍、副走査方向の密度を2倍にする
ことによって、より高画質な画像を得ることが可能とな
る。 以上説明したように本実施例のレーザビームプリ
ンタでは、コントローラからの画像信号の密度が300
dpiであり、コマンドによりエンジンの解像度を30
0dpiと600dpiに切換え可能な場合、エンジン
の解像度に応じて画像信号を変換して印字を行なうた
め、優れた画像が得られる。
【0045】また、上記説明ではエンジンの解像度が3
00dpi及び600dpiである場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えば240d
piと480dpiや400dpiと800dpiの場
合でももちろん良い。更に、プリンタエンジンの解像度
切換え可能範囲が更に多岐に渡る場合、例えば240,
300,400,480,600,800dpiの各解
像度に対応可能で、コントローラもそれらに応じて24
0,300,400dpiの画像信号を送出してくると
き、例えばエンジンの解像度が240,300,400
dpiの場合は主走査方向の密度を4倍に変換し、エン
ジンの解像度が480,600,800dpiの場合は
主走査方向の密度を4倍、かつ副走査方向の密度を2倍
に変換して印字するような構成とすることも可能であ
る。また、上記実施例ではプリンタエンジンの解像度が
300dpiの場合、走査線密度が2倍の600dpi
のデータに変換して印字する例を説明したが、これに限
定されるものではなく、例えば900dpiのプリンタ
エンジンを使用して、走査線密度が3倍の900dpi
のデータに変換して印字する様にしてももちろんよい。
【0046】(第2の実施例)図11A,図11Bは本
発明の第2の実施例による信号処理回路の構成を示すブ
ロック図である。同図において、前記第1の実施例にお
けると同じ機能を有するものについては同じ符号を付し
て説明は省略する。前記第1の実施例ではプリンタコン
トローラからの300dpiの画像信号を主走査120
0×副走査300dpiまたは主走査1200×副走査
600dpiの信号に変換して印字する例を説明した
が、本実施例においは主走査方向の密度が更に倍の24
0dpiの信号に変換して印字する例を説明する。更
に、プリンタコントローラからの指示により、主走査密
度1200dpiの記録モードも選択可能とする。
【0047】図11A,図11Bにおいて、18’は補
間論理回路で、プリンタエンジン部201の解像度が3
00dpiである場合に、プリンタコントローラ202
からの300dpiの画像信号を主走査2400×副走
査300dpiの信号に変換する機能を有する。一方、
19’は補間論理回路で、プリンタエンジン部201の
解像度が600dpiである場合に、プリンタコントロ
ーラ202からの300dpiの画像信号を主走査24
00×副走査600dpiの信号に変換する機能を有す
る。20’はパラレル−シリアル変換回路で、セレクタ
15’を介して入力される補間論理回路18’あるいは
補間論理回路19’からのパラレル8ビットの出力をシ
リアル信号に変換して出力する。
【0048】図12及び図13は第2の実施例による画
像信号の画素密度変換を説明する図である。
【0049】プリンタエンジン部201の解像度が30
0dpiである場合、注目画素を含めた81ドット分の
画像信号は前記第1の実施例におけると同様に補間論理
回路18’に入力される。補間論理回路18’では注目
画素の周辺の画素Mの画像信号を参照して、図12に示
すように前記注目画素Mに対する画像信号の主走査方向
の密度を8倍にしてスムーズ化した信号Ma,Mb,M
c,Md,Me,Mf,Mg,Mhに変換する。前記信
号Ma,Mb,Mc,Md,Me,Mf,Mg,Mhは
セレクタ15’を介してパラレル−シリアル変換回路2
0’にてシリアル信号に変換され、画像信号SVDOと
してプリンタエンジン部201に送出される。従って、
この画像信号SVDOは主走査2400×副走査300
dpiの密度の信号となる。但し、プリンタコントロー
ラ202からスムージング処理指定信号SONにより
「スムージング処理なし」が指定された場合は主走査,
副走査共に300dpiのVDO信号がSVDO信号と
してそのままプリンタエンジン部201に送出される。
また、プリンタコントローラはモード切換え信号MOD
Eにより、前記第1の実施例と同じく主走査1200×
副走査300dpiの密度のSVDO信号にて記録を行
なうモードも選択できる。この場合は補間論理回路1
8’の内部の論理が切り変わる。これはプリンタエンジ
ン部201のプロセス特性等により、主走査密度を12
00dpiとした方が画質が良い場合があり得るためで
ある。
【0050】プリンタエンジン部201の解像度が60
0dpiである場合も前記第1の実施例におけると同様
に、注目画素を含めた81ドット分の画像信号は補間論
理回路19’に入力される。補間論理回路19’では図
13に示すように、注目画素Nの周辺の画素の画像信号
を参照して、前記注目画素Nに対する画像信号の主走査
方向の密度を8倍、副走査方向の密度を2倍にしてスム
ーズ化した信号に変換する。変換の順序は奇数ライン目
でN1a,N1b,N1c,N1d,N1e,N1f,
N1g,N1hの8つのデータを生成し、偶数ライン目
でN2a,N2b,N2c,N2d,N2e,N2f,
N2g,N2hの8つのデータを生成する。前記生成さ
れた信号はセレクタ15’を介してパラレル−シリアル
変換回路20’にてシリアル信号に変換され、画像信号
SVDOとしてプリンタエンジン部201に送出され
る。従って、この画像信号SVDOは主走査2400×
副走査600dpiの密度の信号となる。但し、プリン
タコントローラ202からスムージング処理指定信号S
ONにより「スムージング処理なし」が指定された場合
は主走査,副走査共に300dpiのVDO信号を主走
査方向,副走査方向に共に2倍に拡大して600dpi
のレートでSVDO信号としてプリンタエンジン部20
1に送出される。
【0051】そしてプリンタエンジン部201では前記
SVDO信号に基づいてレーザを変調し、前述の画像形
成動作を行なう。
【0052】以上説明した様に、本実施例では、主走査
方向の画像密度をより高くでき、また横に近い斜め線に
対しても付加するドットの選択の幅が広がり、より高い
スムージングの効果が得られる。また、変換論理を切換
えることにより処理内容の選択の幅が広がるので、常に
最適な処理による印字画像を得ることができる。
【0053】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタコントローラから指定するプリンタエンジンの
解像度に応じて画像信号の変換処理を行なうので、プリ
ンタコントローラに負担をかけず、常に高画質な印字を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したレーザビームプリンタの第1
の実施例を示すブロック図である。
【図2A】
【図2B】第1の実施例による信号処理回路205の構
成を示すブロック図である。
【図3】
【図4】第1の実施例において、解像度が300dpi
の場合の画像信号の画素密度変換を説明する図である。
【図5】第1の実施例において、解像度が300dpi
の場合の画像信号の画素密度変換時のタイミングチヤー
トである。
【図6A】
【図6B】第1の実施例において、解像度が300dp
iの場合のVDO信号による印字画像とSVDO信号に
よる印字画像とを比較する図である。
【図7】
【図8】第1の実施例において、解像度が600dpi
の場合の画像信号の画素密度変換を説明する図である。
【図9】第1の実施例において、解像度が600dpi
の場合の画像信号の画素密度変換時のタイミングチヤー
トである。
【図10A】
【図10B】第1の実施例において、解像度が600d
piの場合のVDO信号による印字画像とSVDO信号
による印字画像とを比較する図である。
【図11A】
【図11B】本発明の第2の実施例による信号処理回路
の構成を示すブロック図である。
【図12】
【図13】第2の実施例による画像信号の画素密度変換
を説明する図である。
【図14】従来例によるプリンタシステムを示す図であ
る。
【図15】従来例によるプリンタ機構を示す側断面図で
ある。
【図16】従来例による走査方法を説明する図である。
【図17】従来例によるプリンタの内部構成を示すブロ
ツク図である。
【符号の説明】
1〜9 ラインメモリ 10 メモリ制御回路 11,13,14,15,16 セレクタ 12 シフトレジスタ 18,19 補間論理回路 20 パラレル−シリアル変換回路 21 分周回路 201 プリンタコントローラ 202 プリンタエンジン 205 信号処理回路 206 水晶発振器
フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 薫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録制御部と記録機構部との間に接続した
    画像処理装置であって、 複数の異なる画素密度にそれぞれ対応した画素密度の変
    換を行う変換手段と、 ある画素密度の画素データを入力する入力手段と、 前記変換手段で変換を行う場合に、外部からの指示で前
    記変換手段で扱う画素密度を前記複数の異なる画素密度
    の内からひとつ選択する選択手段と、 前記選択手段で選択した画素密度に従って、前記入力手
    段で入力した画素データに対し、前記変換手段を実行す
    る実行手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記密度変換手段は、主走査方向と副走査
    方向の両方向に対して画素密度の変換を行うことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】記録制御部と、記録機構部と、前記記録制
    御部と前記記録機構部との間に接続した画像処理部とを
    有する画像処理装置であって、 前記記録制御部は、 複数の異なる画素密度の内のひとつを前記画像処理部に
    指示する指示手段と、 ある画素密度の画素データを前記画像処理部に伝送する
    第1の伝送手段とを備え、 前記画像処理部は、 前記複数の異なる画素密度にそれぞれ対応した画素密度
    の変換を行う変換手段と、 前記指示手段の指示で前記変換手段で扱う画素密度を前
    記複数の異なる画素密度の内からひとつ選択する選択手
    段と、 前記選択手段で選択した画素密度に従って、前記第1の
    伝送手段で受け取った画素データに対し、前記変換手段
    を実行する実行手段と、 前記実行手段で実行した画素データを前記記録機構部に
    伝送する第2の伝送手段と備え、 前記記録機構部は、 前記第2の伝送手段で受け取った画素データに基づいて
    記録処理を行う記録手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】前記変換手段は、主走査方向と副走査方向
    の両方向に対して画素密度の変換を行うことを特徴とす
    る請求項3記載の画像処理装置。
JP4000827A 1992-01-07 1992-01-07 画像処理装置 Withdrawn JPH05177867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4000827A JPH05177867A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4000827A JPH05177867A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05177867A true JPH05177867A (ja) 1993-07-20

Family

ID=11484476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4000827A Withdrawn JPH05177867A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05177867A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106559A (ja) * 1996-06-26 1998-01-13 Nec Niigata Ltd Ledプリンタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH106559A (ja) * 1996-06-26 1998-01-13 Nec Niigata Ltd Ledプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3244811B2 (ja) 記録装置及び画像処理方法
US5982508A (en) Image processing method and apparatus
JP3332602B2 (ja) 画像形成装置の制御方法
JPS62212153A (ja) 画像情報出力装置
JPH05177867A (ja) 画像処理装置
JPH05131686A (ja) 記録装置
JPH0852907A (ja) 画像形成装置
JPH06227041A (ja) 画像処理装置
JP3800908B2 (ja) 画像出力装置
JPH07156443A (ja) 画像形成装置
JPH0596780A (ja) 画像記録装置
JPH05183697A (ja) 画像処理装置
JP4234860B2 (ja) Ieee1394画像転送を用いた画像形成装置
JP2860195B2 (ja) 記録装置及びその方法
JPH09277646A (ja) 印刷装置とその制御方法及び印刷システム及びコンピュータ可読メモリ
JPS62213473A (ja) 画像情報出力装置
JPH04268867A (ja) 情報記録装置
JP3405511B2 (ja) 画像形成装置
JP3017579B2 (ja) 画像形成装置
JPH0379365A (ja) 画像形成装置
JPH09270915A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JPS62213471A (ja) プリンタ
JP2002209101A (ja) 画像形成装置
JPS62212714A (ja) 画像情報出力装置
JPH05138932A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408