JPH05177781A - 蓄光化粧材 - Google Patents

蓄光化粧材

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JPH05177781A
JPH05177781A JP35924391A JP35924391A JPH05177781A JP H05177781 A JPH05177781 A JP H05177781A JP 35924391 A JP35924391 A JP 35924391A JP 35924391 A JP35924391 A JP 35924391A JP H05177781 A JPH05177781 A JP H05177781A
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JP
Japan
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phosphorescent
pigment
color
luminous
decorative material
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JP35924391A
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Toshikazu Nishio
俊和 西尾
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄光性を有する部分が任意の色に着色され通
常の光で見た場合にも種々の色に見える意匠性に優れた
蓄光化粧材を提供することを目的とする。 【構成】 基材2の表面に蓄光印刷層3が設けられ更に
表面に透明樹脂層6を形成した、蓄光印刷層3を蓄光顔
料と透明性の着色剤を含有せしめてなる蓄光インキを用
いて形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧板を製造したり壁
面を化粧する際に合板や壁の下地の表面に貼着して、ケ
イ光やリン光等のルミネッセンスを呈し夜間や暗所でも
認識可能な意匠を、上記下地の表面に付与するために用
いられる蓄光化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケイ光体を顔料として展色材等に
混合して成る組成物が夜光塗料やケイ光インキとして知
られており、これらの塗料やインキから形成した塗膜は
太陽光又は電灯光等で刺激されると、夜間や暗所で発光
し刺激を取り去った後でも発光が残光として続き、所謂
蓄光性を有するため、蓄光インキ(又は蓄光塗料)とも
呼ばれている。
【0003】このような蓄光インキを用いて形成した意
匠は視認性が高いといった独特な意匠性を有するため
に、この性質を利用して、宣伝媒体、ショーウインド
ウ、表示板等に利用されている。又、従来から壁に直接
貼りつけたり、合板等の基材に貼着して、それらの表面
を化粧するためのものとして化粧材が用いられている。
これらの化粧材は基材に貼着するだけの簡単な作業によ
り、種々の意匠を付与することが容易なことから広く用
いられている。上記の蓄光インキを用いて絵柄等を印刷
し、蓄光性の視認性の高い意匠を付与した化粧材が上記
蓄光化粧材として知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
蓄光化粧材に用いられる蓄光インキは任意の色に着色し
ようとした場合、着色顔料を添加して着色すると、通常
の着色顔料は隠蔽性が高いので、暗所等で発光させた場
合に、蓄光顔料の発光が着色顔料により隠蔽されてしま
い、蓄光性が発揮できないという問題があった。従来の
蓄光インキは、明るい場所で見た場合の色が蓄光顔料自
身の色(黄〜緑系統の色)に限られてしまい、任意の色
に着色された蓄光インキはなかった。
【0005】従って、蓄光化粧材において蓄光印刷の部
分を任意の色に着色することが出来ないため、自由な色
彩を十分表現することが困難であり、意匠的に不十分な
ものであった。本発明は上記従来技術の欠点を解消しよ
うとするものであり、蓄光性を有する部分が任意の色に
着色され通常の光で見た場合にも種々の色に見える意匠
性に優れた蓄光化粧材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明蓄光化粧材は、少
なくとも基材上に蓄光インキを用いて形成された蓄光印
刷層を有する化粧材であり、上記蓄光インキに少なくと
も蓄光顔料と透明性の着色剤を含有せしめたものであ
る。
【0007】本発明でいう蓄光とは、外部からのエネル
ギーによる刺激に対して発光する現象(ルミネッセン
ス)を有し、且つ上記の刺激を停止しても発光が続く所
謂残光を示すものであり、上記残光が刺激中の発光強度
の1/e(ときには1/2)まで減衰するのに要する時
間を残光時間といい、蓄光は一般に残光時間の長さによ
り10-5×10-8秒程度をケイ光、10-4〜数秒程度を
準安定ケイ光、数秒以上の場合リン光と分けられる。
【0008】上記残光の減衰はケイ光及び準安定ケイ光
の場合には時間に対して指数関数的(1分子反応形)で
あり、又、リン光の場合には双曲線(2分子反応形)に
減衰する。又、ケイ光の残光とリン光の残光の違いは、
ケイ光の場合には刺激光を強くすると残光も比例して強
くなるのに対し、リン光の場合には刺激光を強くしても
残光強度は一定値で飽和する等の違いがある。本発明の
蓄光とはこれら、ケイ光、準安定ケイ光、リン光をふく
む。
【0009】
【作用】蓄光インキは、蓄光顔料と透明性の着色剤を混
合せしめてなるため、透明性の着色剤は蓄光顔料のケイ
光やリン光による発光を妨げないので、蓄光性を有する
部分の意匠に任意の着色を施すことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図面は本発明の実施例を示し、図1は本発
明蓄光化粧材の1例を示す断面図である。本発明蓄光化
粧材1は図1に示すように、例えば基材2の表面に蓄光
印刷層3が設けられ更に表面に透明樹脂層6が形成され
ているものである。
【0011】本発明蓄光化粧材1は、少なくとも蓄光イ
ンキによる蓄光印刷層が形成されているものであれば、
例えば図1に示すように、通常のインキによる印刷柄4
や部分蒸着金属膜模様5等を設けたり、又特に図示しな
いが、表面に公知の手法で凹凸模様等をエンボス加工し
て形成してもよい。
【0012】本発明で用いる蓄光インキは、少なくとも
蓄光性を有する蓄光顔料と透明性の着色剤が含まれてい
て、印刷層として形成可能なものであればよい。このよ
うな蓄光インキの組成例を下記に示す。又、蓄光印刷層
3の絵柄は特に限定されず、意匠的には例えば、木目
柄、石目柄等の天然物、縞模様、水玉等の抽象柄、「非
常口」、「電灯スイッチ」等のような文字、交通標識等
の図形、記号等や、又、全面ベタ柄等が挙げられる。
【0013】蓄光インキの組成例 (a)結合剤 100 重量部 (b)蓄光顔料 1〜50 重量部 (c)透明性の着色剤 0.05〜30 重量部 (d)分散剤 0.01〜0.3 重量部 以下、上記蓄光インキのそれぞれの成分について詳細に
説明する。
【0014】(a)結合剤 上記の蓄光インキに用いられる結合剤としては透明性を
有する熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性
樹脂等の中から用途、必要な物性、印刷適性等の応じて
適宜選択することができる。例えば熱可塑性樹脂として
は、エチルセルロース、硝酸セルロース、酢酸セルロー
ス、エチルヒドロキシセルロース、セルロースアセテー
トプロピオネート等のセルロース誘導体、ポリスチレン
等のスチレン樹脂又はスチレン共重合体、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル
酸ブチル等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等のビニル重合体等が挙げられ
る。
【0015】又、熱硬化性樹脂としては、フェノール樹
脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹
脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹
脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキ
サン等があり、これらに必要に応じて架橋剤、重合開始
剤等の硬化剤、重合促進剤、溶剤、粘度調整剤等を添加
する。上記硬化剤としてはイソシアネートが不飽和ポリ
エステル系樹脂に、アミンがエポキシ系樹脂に、ソチル
エトンケトンパーオキサイド等の過酸化物、アソイソブ
チルニトリル等のラジカル重合開始剤が不飽和ポリエス
テル樹脂などによく使用される。
【0016】又、上記の電離放射線硬化性樹脂として
は、分子中に重合性不飽和結合、又はエポキシ基を有す
るプレポリマー、オリゴマー、及び/又は単量体を適宜
混合した組成物が用いられる。このような樹脂として多
官能のウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレー
ト、エポキシアクリレート等のアクリレート、ポリエス
テル、エポキシ等が挙げられる。これらを紫外線で硬化
させる場合にはアセトフェノン類、ベンゾフェノン類等
の光重合開始剤、及び/又はn−ブチルアミン、トリエ
チルアミン等のアミン類等の光増感剤を添加して用い
る。尚、ここで上記電離放射線硬化性樹脂を硬化させる
電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうちでも分子
を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味
し、主として紫外線、可視光、又は電子線が用いられ
る。
【0017】(B)蓄光顔料 蓄光顔料は無機物系、有機物系のいずれのものでもよ
い。無機物系のものは通常、純粋な母体からなる純粋型
と、該母体に発光の中心となる微量の不純物を付活剤と
して含む不純物型とに大別され、本発明ではいずれも用
いることができる。上記の純粋型の例としては、マグネ
シウム、カルシウム、あるいは亜鉛のタングステン酸塩
またはモリブデン酸塩・硫酸ラウニル等のラウニル塩・
硫酸サマリウム等の希土類の塩及びシアン化白金バリウ
ム等がある。又不純物型としては前述のアルカリ土類金
属の硫化物・亜鉛、あるいはカルシウムなどのケイ酸塩
とリン酸塩・その他の硼酸塩やゲルマニウム酸塩等が挙
げられ、これに対する付活剤としては、Cu、Ag、M
n、Ce、Eu、Yb等の重金属や希土類等の遷移元素
が用いられる。これら付活剤の添加量は例えばZnS:
Cuの場合Cuの添加量は0.01重量%程度である。
【0018】不純物型の蓄光顔料として、例えばCa
S:Bi(紫青色)、CaSnS:Bi(青色)、Zn
S:Cu(緑色)、ZnS:Ag(青色)、ZnS:M
n(黄色)、ZnCdS:Cu(黄色)、ZnCdS:
Cu(橙色)(Zn,Cd)S:Ag(黄色)等があ
り、蓄光顔料の色は賦活剤の種類によっても異なる。尚
上記組成の表示は前者が母体を、又、後者が不活剤を示
す。又、(Zn,Cd)Sは硫化亜鉛カドミウムであ
り、硫化亜鉛とカドミウムとの固溶体を表す。
【0019】又、ラジウムやストロンチウム90等α
線、β線等の重い放射線を出す元素を微量に加えて、放
射線の刺激により自ら発光するように形成してもよい。
上記の不純物形として、ZnS:Cuケイ光体は、強い
残光性の緑色の発光を示し、ラジウムを混合すること
で、放射線の刺激による発光を利用することもできる
【0020】有機物系の蓄光顔料は、ローダミン、エオ
シン等の蛍光染料、及びローダミンタングステート等の
有機蛍光顔料が挙げられる。
【0021】(c)透明性の着色剤 本発明で用いる透明性の着色剤は、蓄光顔料の非発光時
及び発光時の色調を所望の色に着色するために添加する
もので、その透明性とは該着色剤の吸収スペクトルが蓄
光顔料の発光スペクトルを完全に吸収して蓄光を完全に
隠蔽せずに、暗所で蓄光顔料による発光が認識可能な透
明さを有することである。このような透明性の着色剤に
は透明有機顔料を用いることができる。透明有機顔料と
しては例えば、シアニンブルー、ジオキサジンバイオレ
ット、アゾ系イエロー、アゾ系レッド、シアニングリー
ン等が挙げられる。透明性の着色剤の添加量は、結合剤
樹脂100重量部に対し0.05〜30重量部程度が、
着色効果を十分発揮し且つ蓄光顔料の発光を隠蔽しない
ことから好ましい。
【0022】(d)分散剤 又、蓄光インキに添加される分散材としては、ナフタレ
ンスルホン酸縮合物、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエ
ステル、ポリエチレングリコールオレイルエーテル等が
挙げられる。
【0023】本発明蓄光化粧材1において、蓄光印刷層
3を形成する基材2は、通常化粧材の基材として使用さ
れるものであれば、いずれでも良く、例えば、上質紙、
薄葉紙、帛布、不織布、和紙、ポリ塩化ビニルゾルコー
ト紙、等の紙、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ABS等の樹脂シート、木質板、陶
磁器板、アクリル等の樹脂板、鉄板、ポリ塩化ビニル被
覆鋼板、アルミニウム板等の金属板等、ならびに、上記
各種基材を2種類以上積層した複合基材を用いてもよ
い。
【0024】本発明蓄光化粧材1は、図1に示すように
表面保護等のために透明樹脂層5を設けることができ
る。透明樹脂層は蓄光印刷層3等を保護し化粧材の表面
に所望の物性を付与するために形成するものであり、塗
装もしくは印刷可能な樹脂からなり、蓄光印刷層3の発
光を妨害しない透明性を有していればよい。このような
樹脂として、一般的にはアクリル、ウレタン、塩化ビニ
ル樹脂、セルロース誘導体等が用いられ、透明樹脂層5
の厚みは蓄光化粧材1の用途等により異なるものである
が、通常1〜300μm程度に形成する。
【0025】本発明蓄光化粧材1を形成するには、前記
蓄光インキを用い、基材2の表面にグラビアコート、シ
ルクスクリーン、凸版、オフセット等の公知の印刷方
法、又はロールコート、グラビアコート、コンマコー
ト、フローコート、スプレーコート等の公知の塗工方法
で形成して、蓄光印刷層を形成することがてきる。そし
て必要に応じ、印刷柄4や部分蒸着金属模様5を前記蓄
光印刷層3の形成前又は/及び後に設け、最後に透明樹
脂層6を設けて形成される。
【0026】本発明蓄光化粧材1は、蓄光インキにおい
て蓄光顔料と透明性の着色材の組み合わせにより、蓄光
印刷層3の色相を蓄光顔料の発光時の色調(暗所での発
光色)と、蓄光顔料の非発光時(明所での色)が変化す
るように形成することができる。
【0027】図2は、蓄光顔料と透明性の着色剤の組み
合わせによる蓄光印刷層の色相を説明するための、着色
剤の吸収スペクトルと蓄光顔料の反射スペクトル/又は
発光スペクトルを示す図である。図2(a)〜(c)は
蓄光顔料の吸収スペクトルXと蓄光顔料の反射スペクト
ルYを示し、ここからは蓄光印刷層の明所色の色相が予
測できる。同図(a)と(b)は着色剤の吸収スペクト
ル帯域に蓄光顔料の反射スペクトル帯域が交差しない場
合の例であり、(a)は上記スペクトル帯域が完全に重
複せず、(b)は全く重複しない場合である。又同図
(c)は着色剤の吸収スペクトルXと蓄光顔料の反射ス
ペクトルYのスペクトル帯域が一部重なる(交差する)
場合である。この(a)〜(c)の図から、(a)、
(b)の場合には、蓄光印刷層の色は蓄光顔料が透明な
着色剤の色へ与える影響は少ないが、(c)の場合には
影響があることがわかる。
【0028】又、図2(イ)〜(ハ)は着色顔料の吸収
スペクトルXと蓄光顔料の発光スペクトルZを示し、こ
こからは蓄光印刷層の暗所色が予測できる。同図(イ)
及び(ロ)のように着色剤の吸収スペクトル帯域と蓄光
顔料の発光スペクトル帯域が交差しない場合としては、
(イ)のように完全に重なる場合と(ロ)のように非重
複の場合とがあり、この場合は蓄光印刷層の暗所色(発
光色)は本来の蓄光顔料の色が発現する。又、(ハ)に
示すように、着色剤の吸収スペクトル帯域と蓄光顔料の
発光スペクトル帯域が交差する場合には、蓄光印刷層の
発光色相が本来の色から異なる色へと変化する。以上の
(a)〜(c)と(イ)〜(ハ)の組合せのいずれを選
択するかは、明所色と暗所色の組合せをどのようにした
いかに応じて決めればよい。
【0029】本発明蓄光化粧材は、壁紙、プリント合
板、ポリエステル化粧板、塗装化粧板、等の表面化粧材
等に最適に用いられ、又、非常口、電灯のスイッチ、計
器類の表示、消火器等の場所の表示意匠として最適に用
いられる。
【0030】本発明の具体的実施例を示し本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 米坪50g/m2 の薄葉紙(NMT)を基材として用
い、該基材表面にシルクスクスリーン印刷により絵柄を
印刷した。下記に示す組成の蓄光インキを用いシルクス
クリーン印刷により花柄模様を印刷形成した。最後にウ
レタン塗料をスプレー塗装して20μmの厚みの透明樹
脂層を設けて蓄光化粧材を得た。
【0031】蓄光インキ組成 (単位は重量部) ・アクリル系シルクインキメジウム 100 ・蓄光剤(ZnS:Cu) 150 ・分散剤 2 ・透明有機顔料 1 (シアニンブルー、ジスアゾイエロー及びモノアゾレッドの混色)
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明蓄光化粧材
は、蓄光顔料と透明性の着色剤を混合せしめた蓄光イン
キを用いて形成された蓄光印刷層を有する構成を採用し
たことにより、透明性の顔料は蓄光顔料のケイ光やリン
光による発光を妨げないので、蓄光性を有する部分の意
匠に任意の着色を施すことができ、蓄光性を有する部分
が任意の色に着色され、通常の光で見た場合にも蓄光印
刷の部分が種々の色に見えるので、意匠性に優れた蓄光
化粧材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明蓄光化粧材の1例を示す断面図である。
【図2】蓄光顔料と透明性の着色剤の組み合わせによる
蓄光印刷層の色相を説明するための、着色剤の吸収スペ
クトルと蓄光顔料の反射スペクトル/又は発光スペクト
ルを示す図である。
【符号の説明】
1:蓄光化粧材 2:基材 3:蓄光印刷層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基材上に蓄光インキを用いて形
    成された蓄光印刷層を有する化粧材であり、上記蓄光イ
    ンキに少なくとも蓄光顔料と透明性の着色剤を含有せし
    めたことを特徴とする蓄光化粧材。
JP35924391A 1991-12-27 1991-12-27 蓄光化粧材 Pending JPH05177781A (ja)

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