JPH05177510A - サーボシステムの負荷量検出装置 - Google Patents

サーボシステムの負荷量検出装置

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JPH05177510A
JPH05177510A JP34537291A JP34537291A JPH05177510A JP H05177510 A JPH05177510 A JP H05177510A JP 34537291 A JP34537291 A JP 34537291A JP 34537291 A JP34537291 A JP 34537291A JP H05177510 A JPH05177510 A JP H05177510A
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pulse
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JP34537291A
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English (en)
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Atsushi Momokita
淳 百北
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量検出装置を別に設けることなく負荷量を
検出する。 【構成】 サーボシステムの負荷量検出装置は、溜まり
パルス検出回路56と、負荷量検出手段とを備えてい
る。溜まりパルス検出回路56は、サーボシステムにお
ける駆動部の指令値に対する実際の移動量の遅れ(溜ま
りパルス)を検出する。負荷量検出手段は、溜まりパル
ス検出回路56の検出結果に基づいて、キャリッジの負
荷量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボシステムの負荷
量検出装置、特に、サーボシステムにおける駆動部の負
荷量を検出するサーボシステムの負荷量検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サーボシステムは、工作機械のテーブル
制御等に広く用いられている。サーボシステムにおいて
は、たとえば、時間−速度特性が台形状となるような速
度指令を所定周波数の指令パルスで与え、与えられた指
令パルスでモータを駆動する。また、モータの回転位置
をロータリーエンコーダ等で検出し、そのフィードバッ
ク信号と指令値との偏差を求め、その偏差がなくなるよ
うに制御している。このようなサーボシステムでは、通
常、加減速時に溜まりパルスが生じる。溜まりパルスは
指令値と実際のモータの回転位置とのずれを示してお
り、指令が入力されてから実際にモータが移動するまで
の遅れを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のサーボシステ
ムでは、負荷の変動により溜まりパルスが増減し、サイ
クルタイムが変動することがある。これを防止するため
に、負荷の変動をたとえばワークの重量検出により把握
し、その負荷に応じてゲインを制御してモータを駆動す
ることが考えられる。しかしながら、負荷を重量によっ
て検出するためには別に重量の検出装置が必要となり、
装置構成が複雑になる。
【0004】本発明の目的は、重量検出装置を別に設け
ることなく簡単な構成で負荷量を検出することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサーボシス
テムの負荷量検出装置は、遅れ検出手段と、負荷量検出
手段とを備えている。遅れ検出手段は、サーボシステム
における駆動部の指令値に対する実際の移動量の遅れを
検出する。負荷量検出手段は、遅れ検出手段の検出結果
に基づいて、駆動部の負荷量を検出する。
【0006】
【作用】本発明においては、駆動部の指令値に対する実
際の移動量の遅れが遅れ検出手段により検出される。遅
れ検出手段の検出結果は負荷量に応じて変化するので、
遅れ検出手段の検出結果に基づいて、負荷量検出手段に
より駆動部の負荷量を簡単に検出できる。
【0007】このようにして負荷量を検出すると、たと
えばその負荷量に応じてモータの駆動電流のゲインを変
更し、重負荷のときにはゲインを高くし、軽負荷のとき
にはゲインを低くして遅れを一定の値に制御し、サイク
ルタイムの変動を防止することができる。
【0008】
【実施例】図1及び図2は、本発明の一実施例を採用し
た工作機械としてのパンチプレス機を示している。図に
おいて、パンチプレス機1は、主に、下部フレーム2
と、下部フレーム2の上方に配置された上部フレーム3
と、これらを後方で支持するスロート部4とから構成さ
れている。
【0009】下部フレーム2の上面中央には、固定テー
ブル10が配置されている。また、下部フレーム2の上
面両側部には、1対のガイドレール5,6が配置されて
いる。ガイドレール5,6上には、キャリッジ7が、奥
行き方向(Y軸方向)に移動可能に配置されている。キ
ャリッジ7には、固定テーブル10の両側方に配置され
た移動テーブル8,9が固定されている。キャリッジ7
には、板材11を把持するための1対のワークホルダ1
3,14が装着されたクロススライド15が、左右方向
(X軸方向)に移動可能に設けられている。
【0010】キャリッジ7をY軸方向に移動させる移動
機構は、移動テーブル9の下方に配置されている。キャ
リッジ7の移動機構は、サーボモータ16と、これに連
結されたボールねじ17と、ボールねじ17に螺合する
ボールナット18とから構成されている。ボールナット
18は移動テーブル9の下面に固定されている。一方、
クロススライド15をX軸方向に移動させる移動機構
は、キャリッジ7内に配置されている。クロススライド
15の移動機構は、キャリッジ7の左端部に配置された
サーボモータ20と、これに連結されたボールねじ21
と、ボールねじ21に螺合するボールナット23とから
構成されている。ボールナット23はクロススライド1
5に固定されている。
【0011】上部フレーム3には、複数のパンチが装着
される上タレット12が回転可能に設けられている。ま
た、上部フレーム3内には図示しないクランク機構によ
り昇降するパンチヘッドが設けられている。一方、下部
フレーム2側には、複数のダイが装着される下タレット
22が配置されている。これらの上タレット12や下タ
レット22等によって加工部が構成されており、その加
工位置は、図2のAである。
【0012】スロート部4の側部には、コントロールパ
ネル30が配置されている。コントロールパネル30に
は、入力キーボード31、CRT32、テープリーダ3
3等が配置されている。スロート部4内には、図3に示
すような制御部40が配置されている。制御部40は、
CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロコン
ピュータを備えている。制御部40には、キーボード3
1、テープリーダ33、及びCRT32が接続されてい
る。また、制御部40には、サーボ制御部41,42及
び他の入出力部が接続されている。サーボ制御部41に
は、サーボモータ16及びサーボモータ16の回転位置
を検出するためのロータリーエンコーダ(PG)35が
接続されている。サーボ制御部42には、サーボモータ
20及びその回転位置を検出するロータリーエンコーダ
(PG)36が接続されている。
【0013】サーボ制御部41(42)には、図4に示
すように制御部40から入力指令パルス、ゲイン信号及
びリセット信号が与えられる。またサーボ制御部41
(42)からは、位置決め完了信号、溜まりパルス検出
信号及びフィードバックパルスが制御部40に与えられ
る。入力指令パルスはパルス処理部43に与えられる。
ここで処理された入力指令パルスは周波数/電圧(F/
V)変換器44と偏差カウンタ45とに与えられる。F
/V変換器44では、入力指令パルスをアナログ電圧に
変換する。また偏差カウンタ45は入力パルスを積算す
る。偏差カウンタ45の出力はD/A変換器46を介し
て加減算器47に与えられる。また、加減速器47には
F/V変換器44の出力も与えられ、それらが加算され
る。加減算器47の出力はアンプ48、減算器49、ア
ンプ51及びパワーユニット52を介してサーボモータ
16(20)に与えられる。
【0014】ロータリーエンコーダ35(36)の出力
(エンコーダパルス)はPG基板53を介して偏差カウ
ンタ45に与えられる。偏差カウンタ45では、前述し
たように入力指令パルスを積算するとともに、そこから
エンコーダパルスを減算していく。ここで偏差カウンタ
45では、入力指令パルスが連続的に入力されていれば
連続動作となり、ある一定の溜まり量(以下、溜まりパ
ルスという)を保っている。そして指令パルスの入力を
止めると、偏差カウンタ45の溜まりパルスが0になる
までサーボモータ16(20)が回転し停止する。偏差
カウンタ45の出力は位置決め完了回路55及び溜まり
パルス検出回路56にも与えられる。位置決め完了回路
55は、溜まりパルスが0になると、位置決め完了信号
を制御部40に与える。また、溜まりパルス検出回路5
6は、溜まりパルスを検出し、検出結果を制御部40に
与える。
【0015】また、エンコーダパルスはフィードバック
パルスとして制御部40に与えられるとともに、F/V
変換器54を介して加減算器47にも与えられる。加減
速器47では、前述した2つの加算出力からフィードバ
ックパルスに応じたアナログ電圧が減算される。また、
パワーユニット52の出力は減算器49にフィードバッ
クされ、電流制御に用いられる。また、制御部40から
のゲイン信号はゲイン制御部50に与えられる。ゲイン
制御部50はゲイン信号に応じたゲインをアンプ48に
与える。
【0016】次に制御部40の制御動作について説明す
る。なお図5及び図6はその制御フローチャートであ
る。パンチプレス機1の図示しないメインスイッチをO
Nすれば、図5のステップS1において、ROM内に格
納された制御プログラムをCPUに読み込む等の初期設
定が行われる。次に、ステップS2において、テープリ
ーダ33からNCプログラムが読み込まれ、RAMに格
納される。ステップS3では、オペレーターによる作業
開始を待つ。オペレーターが作業開始指令を入力すれ
ば、ステップS4に移行する。ステップS4では、RA
Mに格納されたプログラムの最初の指令ステップを読み
込む。ステップS5〜S8では、読み込んだ指令ステッ
プの内容を判断する。すなわち、ステップS5では加工
指令であるか否かを判断する。ステップS6では移動指
令であるか否かを判断する。ステップS7では他の指令
であるか否かを判断する。ステップS8では終了指令で
あるか否かを判断する。終了指令と判断された場合には
処理を終了する。また終了指令ではないと判断されると
ステップS4に戻る。
【0017】一方、ステップS5で加工指令と判断され
るとステップS9に移行する。ステップS9では、加工
指令に応じた加工が行われる。ステップS6で移動指令
と判断された場合にはステップS10に移行する。ステ
ップS10では図6に示す移動処理が実行される。ここ
ではまずステップS21で、入力指令パルスをサーボ制
御部41,42に出力する。ステップS22では、溜ま
りパルス検出回路56で偏差カウンタ45の出力より溜
まりパルス量を検出する。ここで溜まりパルス量は加速
時に徐々に増加し、連続運転時には一定の溜まりパルス
量を保ち、減速時に徐々に減少し、0になる。
【0018】図7はこのことを示しており、縦軸はパル
スの周波数(PPS)、横軸は時間tをとっている。図
において、図の実線IPは、指令パルスのカーブを示し
ている。また、点線FPは、実際の走行速度、つまりロ
ータリーエンコーダ35(36)からのフィードバック
パルスの周波数を示している。ここで、IPとFPとの
偏差が溜まりパルス量となり、ステップS22で検出さ
れる。なお、これらの溜まりパルス量は加速時と減速時
で同一のパルス数となる。つまり、図7のハッチングで
示す2つの領域の面積は同一になる。なお、この溜まり
パルスは、キャリッジ7の負荷量又はクロススライド1
5の負荷量に応じて変動するので、これにより負荷量を
検出できる。
【0019】ステップS23では、検出された溜まりパ
ルスに基づき、ゲイン信号をゲイン制御部50に出力す
る。この溜まりパルスとゲイン信号との関係は例えばR
OM内にテーブル化して用意されている。ステップS2
4では、位置決め完了回路55からの位置決め信号の入
力により位置決めが完了したか否かを判断する。位置決
めが完了していないときにはステップS21に戻り、指
令パルスの出力を続ける。位置決めが完了するとメイン
ルーチンに戻る。
【0020】図5のステップS7で他の指令と判断され
た場合にはステップS11に移行する。ステップS11
ではその指令に応じた他の処理を行う。ここでは、検出
された溜まりパルス(入力指令パルスと検出値との偏
差)が、負荷量により変動することを利用し、サーボシ
ステムの負荷量を検出している。このため、特別な重量
検出機構を設けることなく、負荷量を検出でき、これに
よりサーボシステムのゲインを適切に設定でき、サイク
ルタイムの変動を防止できる。
【0021】〔他の実施例〕前記実施例では、溜まりパ
ルスにより負荷量を検出してサーボシステムのゲインを
変更したが、溜まりパルスにより重量を検出する構成と
してもよい。たとえばパンチプレス機に板材を供給する
ためのローダの昇降機構にサーボシステムを用い、検出
された溜まりパルス量によりローダで吸着した板材の重
量を検出でき、1枚ずつ分離できたか否かを検出するこ
とが可能になる。これを用いれば、別に板材分離検出装
置を設ける必要がなくなる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るサーボシステムの負荷量検
出装置では、遅れ検出手段の検出結果に基づいて、駆動
部の負荷量を検出できるので、負荷量検出のための特別
な装置を用いることなく簡単な構成で負荷量を検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したパンチプレス機の
斜視図。
【図2】その平面部分図。
【図3】その制御部の概略ブロック図。
【図4】サーボ制御部のブロック図。
【図5】制御部の制御フローチャート。
【図6】移動処理の制御フローチャート。
【図7】溜まりパルスを説明するグラフ。
【符号の説明】
40 制御部 41,42 サーボ制御部 45 偏差カウンタ 56 溜まりパルス検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーボシステムにおける駆動部の指令値に
    対する実際の移動量の遅れを検出する遅れ検出手段と、
    前記遅れ検出手段の結果に基づいて、前記駆動部の負荷
    量を検出する負荷量検出手段とを備えたサーボシステム
    の負荷量検出装置。
JP34537291A 1991-12-26 1991-12-26 サーボシステムの負荷量検出装置 Pending JPH05177510A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34537291A JPH05177510A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 サーボシステムの負荷量検出装置

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JP34537291A JPH05177510A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 サーボシステムの負荷量検出装置

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JPH05177510A true JPH05177510A (ja) 1993-07-20

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ID=18376155

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34537291A Pending JPH05177510A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 サーボシステムの負荷量検出装置

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JP (1) JPH05177510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018189580A1 (ja) * 2017-04-11 2018-10-18 蛇の目ミシン工業株式会社 電動プレス、制御方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018189580A1 (ja) * 2017-04-11 2018-10-18 蛇の目ミシン工業株式会社 電動プレス、制御方法およびプログラム

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