JPH07106405B2 - ワークフィーダ制御方法 - Google Patents

ワークフィーダ制御方法

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JPH07106405B2
JPH07106405B2 JP2137703A JP13770390A JPH07106405B2 JP H07106405 B2 JPH07106405 B2 JP H07106405B2 JP 2137703 A JP2137703 A JP 2137703A JP 13770390 A JP13770390 A JP 13770390A JP H07106405 B2 JPH07106405 B2 JP H07106405B2
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feeder
servo
press machine
press
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克二 鶴田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動プレス機械においてプレス機械の動きに連
動して自動的にワークの搬入搬出を行う自動プレス加工
システムのワークフィーダの制御方法に係わり、特に信
頼性の高いワークフィーダ制御方法に関する。
[従来の技術] 従来、自動化されたプレスシステムにおいてワークを自
動的に移動するには、プレス機械の動きに連動したワー
クフィーダによって自動的にワークをプレス機械に対し
て搬入搬出し、また、プレス内に設けた複数の金型間を
移動していて、第1図、第3図にその一例を示す。
第1図は自動プレス機械とワークフィーダ装置が結合さ
れたプレス機械とワークフィーダ装置との構成図であっ
て、第3図は該ワークフィーダとプレスの下部構造体を
斜め上から見たプレス機械とフィーダ装置との立体構成
図である。
第1図において1はプレス機械であって2はクランク軸
から懸垂され、下部に設けられた下型3との間に置かれ
たワークに対して力を加えてプレス加工をする上型であ
り、4はプレスのクランク角度を表示する計器であっ
て、クランク角度を検出してワークフィーダへの指令信
号を発生するためにクランク軸に取り付けられているシ
ンクロ発信器からの信号によって動作させられている。
5は図面上で左右に移動してワークの搬入搬出を行うた
めのワークフィーダであり、左右に示す6はワークフィ
ーダ5の上下運動をするための上下駆動軸であって6−
bは前記駆動軸がワークフィーダ5を上昇させた所を示
しており、5−bはワークフィーダ5が前記上下駆動軸
6によって上昇するとともに図面上で省略されているフ
レームを左右に移動させる為の機構によって左に移動し
た状況を示している。
第3図において10はプレス本体の4隅に設けられたアプ
ライトであって、本図ではプレス本体の金型その他詳細
は省略している。
8は該ワークフィーダ5のフィード軸の駆動系であっ
て、フィードモータ11から、ギヤ、ピニオン、ラックを
介してワークフィーダ5−1、5−2を図上で左右に移
動させている。
上述したフィード軸の駆動系を除く、図面上左右に設け
られたワークフィーダ5の各駆動系は左右対象構造をな
しているので、以下、右側の駆動系を代表して説明す
る。
ワークフィーダ5−1、5−2はクランプモータ12から
ギヤを介して回転するピニオン13により駆動されるラッ
ク9a、9bによって前記ワークフィーダ5−1、5−2相
互の間隔を移動して、該ワークフィーダ5−1、5−2
に固定されているフィンガ7a、7b及び7c、7dをそれぞれ
移動してワーク20をクランプまたはアンクランプする。
また、15はリフトモータであってギヤを介しておねじを
切った二本のロッド16、17を回転し、めねじで該ロッド
に結合しているバー18を昇降させ、第1図で前述した上
下駆動軸6を駆動してワークフィーダ5−1、5−2を
昇降させる。
また、左右に示す19は前記バー18の上部重量を支えるリ
フトバランスシリンダである。
第8図は、上述したワークフィーダ5を制御する制御装
置の概要回路構成を示すブロック図である。
第8図において、81はプレスのクランク回転軸に取り付
けられクランクの回転角をアブソリュートで計測できる
シンクロ発信器であって、82は該シンクロ発信器81から
の角度信号をディジタルコードに変換するための変換回
路である。ディジタルコードに変換されたプレスのクラ
ンク角度の計測値は制御用のコンピュータ80に入力され
る。コンピュータ80は入力されたクランク角度に対応し
て予め記憶装置に記録されているフィード軸、上下駆動
軸、クランプ軸の各位置情報を読みだし、位置指令信号
を作成する。
図においては、ワークフィーダ5の移動3軸の駆動系の
うち、それぞれ左右二個のモータよりなる上下駆動軸、
クランプ軸は共通構成なので1軸分のみを図示して他の
1軸は同様なので省略している。また、フィード軸はモ
ータが一個により構成されているので、該図より84b乃
至87bを除いたものであってその他はの駆動軸と同様な
ので省略している。
また、それぞれの駆動軸を代表して説明するので、各部
品の番号は第1図、第3図とは異なっている。
87a、87bは該駆動軸に付けられた位置検出用のシンクロ
発信器である。シンクロ発信器によって計測された、例
えば、クランプ軸の位置情報はシンクロ発信器からの角
度信号をディジタルコードに変換するための変換回路89
によってそれぞれディジタルコードに変換され、制御用
のコンピュータ80に入力される。コンピュータ80に入力
されたクランプ軸の位置情報は、予め作成されコンピュ
ータ80内の記憶装置に記録されている位置指令信号と比
較して偏差信号を作成し、予め定めて前記記憶装置に記
録されている条件式に基づき、該偏差信号に対応したク
ランプ軸駆動モータの速度指令信号をディジタルコード
で作成して出力する。
コンピュータ80から出力されたクランプ軸駆動モータの
速度指令信号は、ディジタルアナログ変換回路83によっ
てアナログ信号に変換された後、サーボ増幅器84a、84b
により適切なパワまで増幅されて、それぞれサーボモー
タ85a、85bを駆動する。サーボモータ85a、85bはクラン
プ軸88を駆動するとともに機械的に結合されているタコ
ジェネレータ86a、86bによってサーボモータの回転数が
計測され、回転数の計測値はサーボ増幅器84a、84bに戻
されてフィードバックループを形成して安定なモータ回
転の制御を行う。サーボモータ85a、85bによって駆動さ
れるクランプ軸には、前述した該クランプ軸の位置情報
を検知するためのシンクロ発信器87a、87bが結合されて
いて該クランプ軸の正しい現在位置を計測し制御用コン
ピュータに入力しているので、予め定めた条件に従って
プレスのクランク角度に対応して該クランプ軸を制御す
ることが出来、他の各軸も同様に制御される。
上述したワークフィーダ5のいずれかの軸に対して急な
負荷変動があって該軸のモータ回転に同期ずれを発生
し、モータ相互の回転、或いは、プレスクランク回転軸
からのずれ量が変動して許容値より大きくなり、該モー
タのサーボ系による補正が出来なくなってプレスとワー
クフィーダ5との間に干渉を発生する恐れが生じると、
該自動プレス加工システムの運転を停止していた。
[発明が解決しようとする課題] 上述した第3図に示したような、駆動すべき軸が長くま
た負荷の大なる軸には複数のモータを装着して、プレス
機械の動作におけるクランク角度に対応してフィーダ機
構各部の動きが予め定められた位置を移動するようにサ
ーボ機構等によって制御する手段によると、プレス機械
による加工動作に無駄な時間を生じることがなく効率の
良い作業を行うことが可能であるが、負荷に急な変動が
あるときに該プレス加工システムの運転を停止すること
は生産性を低下させる原因になっていた。
本発明においては、上述の問題点を解決して負荷に大な
る変動があったときにも、該プレス加工システムの運転
を停止することのない安全で生産性のよいワークフィー
ダ制御方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段〕 本発明は上記従来の問題点を解決するために、プレス機
械のクランク回転角度に対応し、立体方向に移動して該
プレス機械によって加工すべきワークを自動的に前記プ
レス機械上所定の加工位置に搬入搬出するワークフィー
ダの自動制御軸のうち少なくとも一組以上のサーボモー
タを備えた自動制御軸を含む自動プレス加工システムの
ワークフィーダ制御方法において、同期遅れを生じたサ
ーボモータ系の同期遅れが所定値以上で、かつ、サーボ
モータの電流・速度指令が所定値以下のときにサーボモ
ータ系のサーボゲインを高めることを特徴とする。
[作用] 上述の手段によると、プレス機械のクランク回転角度に
対応し、また、同一軸に装着した複数のモータのうち同
期ずれを生じたモータ系のサーボゲインを高めるように
したので、自動的に該モータの遅れを解消することがで
きる。
[実施例] 以下本発明によるワークフィーダ制御方法の実施例につ
いて図面を参照して説明する。
第1図は従来の方法において前述した本発明を適用する
自動プレス機械とワークフィーダ装置が結合された一実
施例の構成図であって、第2図はワークフィーダとプレ
スの下部構造体を斜め上から見たプレス機械とフィーダ
装置との構成説明図である。第3図は従来の方法におい
て前述した本発明を適用するプレス機械とフィーダ装置
との構成立体図であり、第4図はワークフィーダのフィ
ーダ部を取り出した各軸の動きを示している本発明に基
づく一実施例のフィーダ装置動作の説明図であって、第
5図は第3図で各軸の動きを説明したプレスのクランク
角度に対応したフィーダ各軸の動きを示している本発明
に基づく一実施例のフィーダ装置動作の詳細説明図であ
る。また、第6図は本発明に基づく一実施例のフィーダ
制御装置の回路構成を示す概要ブロック図を示してい
る。また、第7図は本発明に基づく一実施例のフィーダ
制御装置の概要動作フロー図である。
第1図において1はプレス機械であって2はクランク軸
から懸垂され、下部に設けられた下型3との間に置かれ
たワーク20に対して力を加えてプレス加工をする上型で
あり、4はプレス機械1のクランク角度を表示する計器
であって、クランク角度を検出してワークフィーダ5へ
の指令信号を発生するためにクランク軸に取り付けられ
ているシンクロ発信器からの信号によって動作させられ
ている。
5は図面上で左右に移動してワーク20の搬入搬出を行う
ためのワークフィーダ5であり、左右に示す6はワーク
フィーダ5の上下運動をするための上下駆動軸であって
6−bは前記駆動軸がワークフィーダ5を上昇させた所
を示しており、5−bはワークフィーダ5が前記上下駆
動軸6によって上昇するとともに図面上で省略されてい
るフレームを左右に移動させる為の機構によって左に移
動した状況を示している。
第2図において3は前記プレス1の下部構造体に取り付
けられた下型を示していて、加工すべきワーク20は下型
の上所定の位置にワークフィーダ5によって搬入され
る。
5−1、5−2は第1図において説明したワークフィー
ダ5がプレス機械1に対して前後に二条設けられている
ところを示しており、加工すべきワーク20は図では省略
している二条のワークフィーダ5にそれぞれ対向して設
けられたアイアンハンドによってワーク20は保持されて
搬入搬出がなされる。
8は第1図では省略したワークフィーダ5を左右に移動
させるための駆動体であり9はワークフィーダ5を前後
に移動させてワーク20のクランプ、アンクランプを行な
うための駆動体である。
第3図の構成立体図は第1図とは別の大形プレスの場合
を示していて、図において、10は上述したプレス本体の
4隅に設けられたアプライトであって、本図ではプレス
本体の金型その他詳細は図面上には省略している。
また、駆動体8は該ワークフィーダ5のフィード軸の駆
動系であって、フィードモータ11から、ギヤ、ピニオ
ン、ラックを介してワークフィーダ5−1、5−2を前
述したように、図上で左右に移動させている。
上述したフィード軸の駆動系を除く、図面上左右に設け
られたワークフィーダ5の各駆動系、即ち、クランプ軸
と上下駆動軸6は左右対象構造をなしているので、以
下、右側の駆動系を代表して説明する。
ワークフィーダ5−1、5−2はクランプモータ12から
ギヤを介して回転するピニオン13により駆動されるラッ
ク9a、9bによって前記ワークフィーダ5−1、5−2相
互の間隔を移動して、該ワークフィーダ5−1、5−2
に固定されているフィンガ7a、7b及び7c、7dをそれぞれ
移動してワーク20をクランプまたはアンクランプする。
また、15はリフトモータであってギヤを介しておねじを
切った二本のロッド16、17を回転し、めねじで該ロッド
16、17結合しているバー18を昇降させ、第1図で前述し
た上下駆動軸6を駆動してワークフィーダ5−1、5−
2を昇降させる。
また、左右に示す19は前記バー18の上部重量を支えるリ
フトバランスシリンダである。
第4図aにおいて5−1、5−2は前述したフィーダで
あって、7−1、7−2、7−3は第3図上では一組の
みを示したそれぞれ、3個のフィンガよりなるアイアン
ハンドであって、図ではフィーダに等間隔で3対取り付
けられているところを示している。アイアンハンドが3
対もうけらているのは、一挙動で3個のワーク20を同時
に移動させる為である。
第4図bには上述したワークフィーダ5の動きを示して
いる。即ち、クランプされたワーク20はa1のタイミング
で図面上で右に移動してプレスの金型の間に搬入され、
b1のタイミングで所定の位置に下降し、c1のタイミング
でワークフィーダ5がアンクランプするとワークフィー
ダ5はa2のタイミングでその侭の高さで左に戻り、c2の
タイミングで次のワーク20をクランプすると同時にa2の
タイミング中にプレス機械1が加工したワーク20を隣の
アイアンハンドがクランプする。ワーク20がクランプさ
れるとワークフィーダ5はb2のタイミングで上昇した後
再びa1のタイミングで右に移動して新しいワーク20をプ
レス機械1の金型の間に搬入すると同時に加工の完了し
たワーク20を右方向に搬出する。
第4図で説明したプレス機械1のクランク角度とフィー
ダ機構の位置の関係をさらに詳細に第5図によって説明
すると、第5図において、曲線dはプレス機械1のクラ
ンク角度に対応したプレスストローク位置を示してお
り、0度が上死点180度が下死点であって、下死点にお
いて金型が最も下部まで追い込まれ、ワーク20に力が作
用して加工される。曲線aはワークフィーダ5のワーク
20をフィードする動きを示しており、a−1はワークフ
ィーダ5の前進方向、a−2はワークフィーダ5の戻り
方向の動きを示している。曲線bはワークフィーダ5の
上下方向の動きを示していてb−1は降下方向の動きを
示している。即ちワークフィーダ5が前進して所定の位
置(曲線a−1における最上部)に到達するやや前から
降下を始め、完全に最下点に到達する直前にワーク20を
クランプするアイアンハンド7−1、7−2、7−3は
曲線c−1に示すようにアンクランプしてワーク20を金
型の所定の位置に装着する。アイアンハンド7−1、7
−2、7−3がアンクランプしてワーク20が金型上に置
かれる瞬間にワークフィーダ5は曲線a−2に示すよう
に戻り運動を始め、プレス機械1に干渉しない適切な位
置まで戻った時にプレス機械1はクランク角度180度即
ち下死点に到達してワーク20に対する加工動作を行う。
加工を完了してプレス機械1の上型2が上昇を始めワー
クフィーダ5と干渉しない位置まで上昇すると曲線c−
2に示すようにクランプ動作を始める。
ワークフィーダ5には第4図aに示すようにアイアンハ
ンド7−1、7−2、7−3がフィード距離だけ離れて
複数個装着されているので先にワーク20をフィードして
きた隣のアイアンハンド7−1、7−2、7−3が加工
を完了したワーク20をクランプし、先にワーク20をフィ
ードしてきたアイアンハンド7−1、7−2、7−3は
もとにもどって次に加工すべきワーク20をクランプす
る。ワーク20をクランプした瞬間に曲線b−2に示すよ
うにワークフィーダ5は上昇運動を行い、ワーク20が金
型と干渉しない位置まで上昇すると曲線a−3に示すよ
うにワークフィーダ5は再び前進を始め、プレスのクラ
ンク角度360度の位置で本説明の始め即ちクランク角0
度の状態になる。
各曲線a、b、cは、ワークフィーダ5がワーク20を保
持して高速運動を行うので不要な加速度がかからないよ
う適切な曲線になるようにクランク角度に対応して設定
されており、又第4図において示した各タイミングに対
応している。
次に上述の動作を制御するための回路を第6図によって
説明する。
第6図において、61はプレスのクランク回転軸に取り付
けられクランクの回転角をアブソリュートで計測できる
シンクロ発信器であって、62は該シンクロ発信器61から
の角度信号をディジタルコードに変換するための変換回
路である。ディジタルコードに変換されたプレス機械1
のクランク角度の計測値は制御用のコンピュータ60に入
力される。コンピュータ60は入力されたクランク角度に
対応して予め記憶装置に記録されているフィード軸、上
下駆動軸6、クランプ軸の各位置情報を読みだし、位置
指令信号を作成する。
図においては、ワークフィーダ5の移動3軸の駆動系の
うち、それぞれ左右二個のモータを備えている上下駆動
軸6、クランプ軸は共通構成なので1軸分のみを図示し
て他の1軸は省略している。
本図面は上述のごとく、各駆動軸を代表して説明してる
ので、各要素装置の説明に用いる番号は、第3図で前述
した構造図の要素装置の番号とは変えて記している。
又、フィード軸はモータが一個で構成されているので、
該図より64b乃至67b及び68を除いたものと同様なので省
略している。
67a、67bは該駆動軸に付けられた位置検出用のシンクロ
発信器67a、67bである。シンクロ発信器によって計測さ
れた、例えばクランプ軸の位置情報は、シンクロ発信器
67a、67bからの角度信号をディジタルコードに変換する
ための変換回路69によってそれぞれディジタルコードに
変換され、制御用のコンピュータ60に入力される。コン
ピュータ60に入力されたクランプ軸の位置情報は、予め
作成されコンピュータ60内の記憶装置に記録されている
位置指令信号と比較して偏差信号を作成し、予め定めて
前記記憶装置に記録されている条件式に基づき、該偏差
信号に対応したクランプ軸駆動モータの速度指令信号を
ディジタルコードで作成して出力する。
コンピュータ60から出力されたクランプ軸駆動モータの
速度指令信号はディジタルアナログ変換回路63によって
アナログ信号に変換された後、サーボ増幅器64a、64bに
よって適切なパワまで増幅されてサーボモータ65a、65b
を駆動する。
サーボモータ65a、65bは、クランプ軸68を駆動するとと
もに機械的に結合されているタコジェネレータ66a、66b
によってサーボモータの回転数が計測され、回転数の計
測値はサーボ増幅器64a、64bに戻されてフィードバック
ループを形成し、安定なモータ回転の制御を行う。サー
ボモータ65a、65bによって駆動されるクランプ軸には、
前述した該クランプ軸の位置情報を検知するためのシン
クロ発信器67a、67bが結合されていて該クランプ軸の正
しい現在位置を計測し制御用コンピータ60に入力してい
るので、予め定めた条件に従ってプレス機械1のクラン
ク角度に対応して該クランプ軸を制御することが出来
る。又、他の各軸も同様に制御される。
上述した各サーボ増幅器64a、64bはコンピュータ60から
の指令信号によってゲイン調整可能の機能を備えてい
る。
また、サーボ増幅器64a、64bから出力される各サーボモ
ータ65a、65bへの駆動電流値は、シンクロ発信器67a、6
7bと同じく、変換回路69によってデジタル値に変換して
コンピュータ60に入力している。
上述の構成における働きを、第7図に示す概要フローを
用いて説明する。
第3図で説明したように二つのサーボモータ65a、65bに
より夫々駆動される二つの駆動系はワークフィーダ5−
1、5−2の両端に離れて配置されているために、ワー
ク20の重量と位置、及び、加速、減速の条件によって
は、夫々のサーボモータ65a、65bにかかる負荷が急変
し、該サーボ系の応答が間に合わないと、該サーボ系に
備えたシンクロ発信器67a、67bのいずれか、またはいず
れもが、プレス機械1のクランク軸に対して大きい偏差
を生じて同期ずれを生じる。
該ワークフィーダ5の制御装置においては前述したよう
に、常時上記各シンクロ発信器67a、67bからの出力を変
換回路69でデジタル値に変換しコンピュータ60に取り込
み該コンピータ60においてはプレス機械1のクランク角
度と比較している(ステップ1)(ステップ2)ので、
ステップ2に示すように該偏差値が規定の値よりも大に
なると、ステップ3に移り、上記偏差値が予め定められ
た最大許容値よりも大であると、該サーボ系による補正
は不可能であり、また、機械的に異状を生じている恐れ
があるので、所定のエラー処理を行う。即ち、例えば、
該自動プレス加工システムを自動停止させて警報を発生
する。
ステップ3において上記偏差値が予め定められた最大許
容値よりも小であると、ステップ4に移って、該軸フィ
ード速度の指令値が該サーボ系の応答可能な最大値であ
るかどうかを見る。また、サーボモータ65a、65bに供給
している電流値を変換回路69を経由してデジタル値に変
換してコンピュータ60に取り込み、該サーボモータ65
a、65bの許容する最大値であるかどうかを判定する。即
ち、速度値及び電流値がそれぞれ飽和しているかどうか
を見る。
上述したフィード速度の指令値または供給電流値のいず
れかが飽和しているとステップ6に飛んで、通常の速度
指令値作成処理を行う。
上述したフィード速度の指令値または供給電流値のいず
れもが許容される最大値よりも小であるとステップ5に
おいて、コンピュータ60は、記憶装置に記録している予
め定めた条件に従って作成出力しているゲイン制御信号
を修正して、偏差を発生しているサーボ系のサーボ位置
ループゲインが大になるように改善する。
次にステップ6において、該改善されたゲインによる該
サーボ系のサーボ機能が働き、サーボモータ65a、65bへ
の速度指令値を作成して1に戻る。
上述の機能によりゲインを高めて応答性を改善し、偏差
が減少すると、コンピュータ60は予め定めた条件に従っ
て該ゲインを減少し安定な運転を行う。
上述の説明ではワークフィーダ5の動きを3軸の直線運
動で示したが、本目的の為にはどの様な動きのフィーダ
でもよく、又、クランク角度と各フィーダ軸のセンサを
シンクロ発信器として説明したが、クランク角度と各フ
ィーダ軸を該システムが必要とする精度で検出出来るセ
ンサならばどの様なセンサ、例えばアブソリュートエン
コーダのようなものであっても良い。
また上述の説明では、各サーボ系のサーボ機能を各サー
ボ系ごとに設けるように説明したが、各サーボモータの
回転速度や、サーボモータの電流値をディジタル値に変
換してコンピュータに取り込み、サーボ増幅器の機能も
コンピュータで実行させる等、適宜、アナログ系とディ
ジタル系の機能を、該自動プレス加工システムの必要機
能条件と性能に合わせて設定しても良い。
また、各サーボ系のゲイン調整をサーボ位置ループゲイ
ンを変えることによって調整するように説明したが、機
械駆動系その他、該自動プレス加工システムの必要機能
条件と性能に合わせて設定しても良い。
[発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、プレス機械のクラ
ンク回転角度に応し、また同一軸のモータに対して同期
遅れを生じたモータ系のサーボゲインを高めるようにし
たので、自動的に該モータの遅れを解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動プレス機械とワークフィーダ装置が結合さ
れた一実施例の構成図。 第2図はワークフィーダとプレスの下部構造体を斜め上
から見たプレス機械とフィーダ装置との構成説明図。 第3図はプレス機械とフィーダ装置との構成立体図。 第4図はワークフィーダの各フィーダ装置動作の説明
図。 第5図はプレスのクランク角度に対応したフィーダ各軸
の動きを示しているフィーダ装置動作の詳細説明図。 第6図は本発明に基づく一実施例のフィーダ制御装置の
回路構成を示す概要ブロック図。 第7図は本発明に基づく一実施例のフィーダ制御装置の
概要動作フロー図。 第8図はワークフィーダを制御する制御装置の従来の概
要回路構成を示すブロック図である。 1……プレス機械、 2……上型、 3……下型、 4……計器、 5……フィーダ、 6……上下駆動軸、 7a、7b、7c、7d……フィンガ、 8……駆動体、 9……駆動体、 9a、9b……ラック、 12……クランプモータ、 13……ピニオン、 15……リフトモータ、 16、17……ロッド、 18……バー、 19……リフトバランスシリンダ、 20……ワーク、 60……コンピュータ、 61……シンクロ発信器、 62……変換回路、 63……ディジタルアナログ変換回路、 64a、64b……サーボ増幅器、 65a、65b……サーボモータ、 66a、66b……タコジェネレータ、 67a、67b……シンクロ発信器、 68……クランプ軸、 69……変換回路、 80……コンピュータ、 81……シンクロ発信器、 82……変換回路、 83……ディジタルアナログ変換回路、 84a、84b……サーボ増幅器、 85a、85b……サーボモータ、 86a、86b……タコジェネレータ、 87a、87b……シンクロ発信器、 88……クランプ軸、 89……変換回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス機械のクランク回転角度に対応し、
    立体方向に移動して該プレス機械によって加工すべきワ
    ークを自動的に前記プレス機械上所定の加工位置に搬入
    搬出するワークフィーダの自動制御軸のうち少なくとも
    一組以上のサーボモータを備えた自動制御軸を含む自動
    プレス加工システムのワークフィーダ制御方法におい
    て、同期遅れを生じたサーボモータ系の同期遅れが所定
    値以上で、かつ、サーボモータの電流・速度指令が所定
    値以下のときにサーボモータ系のサーボゲインを高める
    ことを特徴とするワークフィーダ制御方法。
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