JPH0517624A - 靴底用ゴム組成物 - Google Patents

靴底用ゴム組成物

Info

Publication number
JPH0517624A
JPH0517624A JP3194900A JP19490091A JPH0517624A JP H0517624 A JPH0517624 A JP H0517624A JP 3194900 A JP3194900 A JP 3194900A JP 19490091 A JP19490091 A JP 19490091A JP H0517624 A JPH0517624 A JP H0517624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
shoe sole
resistance
weight
block copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3194900A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0826172B2 (ja
Inventor
Tatsuhiko Michitsu
道津龍彦
Yoshiharu Moronaga
諸永義治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Corp
Asahi Tsusho Co Ltd
Original Assignee
Asahi Corp
Asahi Tsusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Corp, Asahi Tsusho Co Ltd filed Critical Asahi Corp
Priority to JP3194900A priority Critical patent/JPH0826172B2/ja
Publication of JPH0517624A publication Critical patent/JPH0517624A/ja
Publication of JPH0826172B2 publication Critical patent/JPH0826172B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】低モジュラスで防滑性、耐熱性、耐カット性、
耐候性に優れた靴底を提供する。 【構成】ゴム100重量部とスチレンとイソプレンとの
ブロック共重合体3〜30重量部と石油系軟化剤3〜3
0重量部を主成分とする靴底用ゴム組成物。前記のゴム
がポリイソプレン系ゴムである。前記ブロック共重合体
がそのスチレン含有量が5〜50重量%で、イソプレン
部分の70%以上が水素添加されている。そして前記の
ブロック共重合体の分子量が70,000〜400,0
00である。そして架橋後の靴底のJIS硬度が50〜
75である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は靴底用ゴム組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭48−11572号によっ
て、スチレンブタジエンブロック共重合体またはスチレ
ンイソプレンブロック共重合体と天然ゴムを配合してな
る非加硫性のゴム配合物が提案されている。
【0003】しかしながら、この配合物によって成形さ
れたゴム製品は低モジュラスで防滑性には優れている
が、耐熱性、耐候性に乏しく、靴底のように過激な条件
下で使用されるゴム製品としては、耐久性に欠ける欠点
があった。
【0004】従って低モジュラスで防滑性を必要とする
靴底のようなゴム配合物においては、天然ゴム、イソプ
レンゴム、スチレンブタジエンゴムのようなジエン系ゴ
ムに多量の芳香族系油、ナフテン系油、パラフィン系油
等の鉱物油系軟化剤を添加していたため、靴底成形後、
靴底中からの軟化剤の浸出によってブリ−ディングをひ
き起し、靴底が汚染されたり靴底表面にブリ−デングさ
れた軟化剤によって防滑性が低下されたりする欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、低モジュ
ラスで防滑性、耐熱性、耐カット性、耐候性、耐ブリ−
デング性に優れたゴム製の靴底を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポリイソプ
レン系の100重量部に対してスチレンブロックAとイ
ソプレンブロックBとからなり、スチレン含有量が5〜
50重量%でイソプレン部分の70%以上が水素添加さ
れた分子量70,000〜400,000のブロック共
重合体3〜30重量部と石油系軟化剤10〜20重量部
と常用のゴム配合薬品を添加し、架橋後のJISK63
01スプリング式硬さ試験A型による硬度が50〜75
であることを特徴とする靴底用ゴム組成物を発明の要旨
とするものである。
【0007】この発明においてポリイソプレン系ゴムと
しては、天然ゴム、シス1.4ポリイソプレン等の合成
ゴムが使用される。
【0008】この発明において、スチレンとイソプレン
のブロック共重合体としては、スチレンとイソプレンの
ジブロック共重合体、スチレンとイソプレンとスチレン
とのトリブロック共重合体が使用され、このブロック共
重合体を構成するイソプレン部分の70%以上が水素添
加されている。水素添加率がそれ以下となれば得られる
靴底の耐熱性、耐候性が低下する。この発明のブロック
共重合体の分子量を70,000〜400,000に限
定したのは、分子量がそれ以下となれば得られる靴底の
引張り強度、伸び引裂強度等の機械的強度が低下すると
ともに靴底表面にブロック共重合体がブリ−デングする
欠点があり、また分子量がそれ以上となれば靴底成形時
における粘度上昇が大きく型流れが悪く、成形性という
点で問題がある。この発明においてブロック共重合体と
しては、共重合体中のスチレン含有量が5〜50重量%
としたのは、スチレン含有量がそれ以下となれば靴底成
形時における型流れが悪くなり、成形性に問題があり、
またスチレン含有量がそれ以上となれば得られる靴底の
柔軟性、耐熱性、耐カット性が低下する欠点がある。こ
の発明において、必要によってはスチレンブタジエンゴ
ム、ブタジエンゴムのような汎用合成ゴムを添加するこ
とによって、靴底の成形性並びに耐摩耗性を図ることが
できる。
【0009】この発明において、石油系軟化剤としては
アロマテック系オイル、ナフテン系オイル、パラフィン
系オイル等が使用される。この発明において、石油系軟
化剤の添加量をポリイソプレン系ゴム100重量部に対
して10〜20重量部に限定したのは、添加量がそれ以
下となれば得られる靴底の硬度が高くなりすぎ、靴底の
柔軟性と防滑性が低下し、また添加量がそれ以上となれ
ば得られる靴底の硬度が低くなりすぎ、靴底の反発弾性
が低下し、靴底のかえりが悪くなり、しかも靴底中から
の軟化剤の浸出によってブリ−デングを引き起す欠点が
ある。
【0010】この発明においてさらにカ−ボンブラッ
ク、ホワイトカ−ボン、炭酸カルシュウム、ケイ酸マグ
ネシュウム、ケイ酸アルミニウム等の充填剤、硫黄、ジ
クミルパ−オキサイド、1.1−ビス(t−ブチルパ−
オキシ)3.3.5−トリメチルシクロヘキサン等の有
機過酸化物等の架橋剤、ジベンゾチアジルジスルフィ
ド、2−メチルカプトベンゾチアゾ−ル、テトラメチル
チウラムジスルフィド等の架橋促進剤、その他必要によ
って架橋助剤、活性剤、老化防止剤、発泡剤、発泡助
剤、顔料等のゴム配合薬品が添加される。
【0011】この発明において、架橋後の靴底用ゴム組
成物の硬度を50〜75に限定したのは、硬度がそれ以
下となれば耐摩耗性が低下し、硬度がそれ以上となれば
柔軟性、防滑性が低下するからである。
【0012】以上のように準備された材料は、バンバリ
−ミキサ−、混練ロ−ル等により配合混練され、シ−テ
ング生地出しされ必要によってはペレット状、リボン状
に裁断され、プレス成形、射出成形等によって靴底に成
形架橋される。
【0013】
【実施例】第1表上段実施例1〜3に示すゴム配合物
を、バンバリ−ミキサ−によって5mm厚に生地出しし
たものを秤量してモ−ルドに充填し、160℃で12分
間、プレスゲ−ジ圧100kg/cm2 で加熱加圧して
靴底をプレス成形し、これを比較例によって同様にして
成形した靴底とモジェラス、引張り強度、伸縮率、引裂
強度、耐カット性、耐熱性、耐候性、防滑性、耐摩耗
性、耐ブリ−デング性を比較して第1表下段に示す。
【0014】
【作用効果】第1表下段の比較試験結果から判明するよ
うに実施例1、2、3によって得られた靴底は、比較例
によって得られた靴底に比較して優れた引張り強度、引
裂強度と耐カット性、耐熱性、耐候性、耐摩耗性と耐ブ
リ−デング性を有するものであった。
【0015】
【第1表】 注1 セプトン(株式会社クラレ製) 分子量約100,000 スチレン含有量13% イソプレンに対する水素添加率 97% 注2〜6 加硫ゴム物理試験法 JISK6301−1
975による 注7 鋭利な刃物での切れ味を比較例1と目視によ
って比較 注8 ギャ−オブン法で70℃±1°×24Hで行
い、残率が引張り強さ120%以上、伸び100%以上
を◎、引張り強さ115%以上伸び95%以上を○、引
張り強さ100%以下伸び90%以下を× 注9 屋外ばくろ試験(アンダ−グラス法) 6ヶ月以上変化がないもの◎、4〜6月間で亀裂変化す
るもの○、3〜4月未満に亀裂変化するもの△。 注10 ゴムマット上に試験片を置き、その上に一定
の荷重(w)をかけて試験片の一端をばね秤で一定の力
と速さで引張り、試験片が動き始めたときのばね秤の値
をFとして静摩擦係数Ms=F/Wを求め比較した。比
較例1を指数100として130以上を◎、100〜1
30を○として判定。 注11 アクロン摩耗試験機を使用してその摩耗量を
比較例1とし、それを標準に比較。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポリイソプレン系の100重量部に対し
    てスチレンブロックAとイソプレンブロックBとからな
    り、スチレン含有量が5〜50重量%でイソプレン部分
    の70%以上が水素添加された分子量70,000〜4
    00,000のブロック共重合体3〜30重量部と石油
    系軟化剤10〜20重量部と常用のゴム配合薬品を添加
    し、架橋後のJISK6301スプリング式硬さ試験A
    型による硬度が50〜75であることを特徴とする靴底
    用ゴム組成物。
JP3194900A 1991-07-08 1991-07-08 靴底用ゴム組成物 Expired - Lifetime JPH0826172B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3194900A JPH0826172B2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 靴底用ゴム組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3194900A JPH0826172B2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 靴底用ゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0517624A true JPH0517624A (ja) 1993-01-26
JPH0826172B2 JPH0826172B2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=16332202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3194900A Expired - Lifetime JPH0826172B2 (ja) 1991-07-08 1991-07-08 靴底用ゴム組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0826172B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000086860A (ja) * 1998-09-17 2000-03-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高減衰高分子組成物
KR100354425B1 (ko) * 2000-06-22 2002-09-30 한국신발피혁연구소 신발용 충격 흡수성 발포체의 제조방법
KR100614887B1 (ko) * 2004-11-09 2006-08-22 에프엔씨코오롱 주식회사 고분자의 슬로우 리커버리 특성을 이용한 슬립 방지 신발겉창용 조성물
CN108299708A (zh) * 2018-03-02 2018-07-20 安踏(中国)有限公司 一种超轻超耐磨橡胶及其制备方法
JPWO2019203284A1 (ja) * 2018-04-17 2021-05-13 株式会社ブリヂストン 義足ソール用ゴム組成物及び義足用ソール

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6424839A (en) * 1987-07-20 1989-01-26 Mitsubishi Monsanto Chem Thermoplastic elastomer composition
JPH02102212A (ja) * 1988-10-07 1990-04-13 Kuraray Co Ltd 制振性能に優れたブロック共重合体及びそれを含有する組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6424839A (en) * 1987-07-20 1989-01-26 Mitsubishi Monsanto Chem Thermoplastic elastomer composition
JPH02102212A (ja) * 1988-10-07 1990-04-13 Kuraray Co Ltd 制振性能に優れたブロック共重合体及びそれを含有する組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000086860A (ja) * 1998-09-17 2000-03-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd 高減衰高分子組成物
KR100354425B1 (ko) * 2000-06-22 2002-09-30 한국신발피혁연구소 신발용 충격 흡수성 발포체의 제조방법
KR100614887B1 (ko) * 2004-11-09 2006-08-22 에프엔씨코오롱 주식회사 고분자의 슬로우 리커버리 특성을 이용한 슬립 방지 신발겉창용 조성물
CN108299708A (zh) * 2018-03-02 2018-07-20 安踏(中国)有限公司 一种超轻超耐磨橡胶及其制备方法
CN108299708B (zh) * 2018-03-02 2022-04-05 安踏(中国)有限公司 一种超轻超耐磨橡胶及其制备方法
JPWO2019203284A1 (ja) * 2018-04-17 2021-05-13 株式会社ブリヂストン 義足ソール用ゴム組成物及び義足用ソール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0826172B2 (ja) 1996-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5198746B2 (ja) ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
EP1427776B1 (en) Elastomeric compositions
EP1561780B1 (en) Rubber composition for tread and tire
JP2005220313A (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2008524342A (ja) シリカ充填剤入りエラストマー組成物
JP4113847B2 (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2022028238A (ja) ゴム組成物、及びタイヤ
KR20240008376A (ko) 석유 수지, 고무용 첨가제, 미가교 고무 조성물 및 가교 고무
US20210171743A1 (en) Rubber composition and pneumatic tire
JP4402530B2 (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JPH0517624A (ja) 靴底用ゴム組成物
JPH09151295A (ja) 熱可塑性エラストマー樹脂組成物及び該組成物の製造方法
EP2630190B1 (en) Tread rubber compounds having improved abrasion resistance using functionalized liquid polybutadiene
JPH1129660A (ja) タイヤ用ゴム組成物
JP4210619B2 (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP3669858B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP3102847B2 (ja) 熱可塑性エラストマー樹脂組成物及びその製造方法
JPH05301998A (ja) 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム
JP2006056919A (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2006160813A (ja) タイヤ用ゴム組成物
JP2005187634A (ja) ゴム組成物
JPH11181151A (ja) ゴム組成物
JPH0655857B2 (ja) 靴底用ゴム組成物
JPH11263879A (ja) 高減衰積層体用ゴム組成物
JP6960086B2 (ja) 防舷材用ゴム組成物