JPH05174175A - バーコード読取装置 - Google Patents
バーコード読取装置Info
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- JPH05174175A JPH05174175A JP3356488A JP35648891A JPH05174175A JP H05174175 A JPH05174175 A JP H05174175A JP 3356488 A JP3356488 A JP 3356488A JP 35648891 A JP35648891 A JP 35648891A JP H05174175 A JPH05174175 A JP H05174175A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により、比較的短時間で正確なバ
ーコードの読取りを行い得るようにした、バーコード読
取装置を提供する。 【構成】 読み取りすべきバーコード12を縮小光学系
13を介して受光面14aに結像せしめる光電変換素子
14と、光電変換素子から出力される画像信号を微分増
幅するコンデンサ結合式増幅器17と、該増幅器から出
力される増幅信号の符号に基づいてHレベルまたはLレ
ベルのデジタル信号に変換するコンパレータ18と、コ
ンパレータからのデジタル信号に対してバーコードの各
バーデータ及びスペースデータをそれぞれ前後のスペー
スデータまたはバーデータに基づいて補正する補正装置
と、補正装置により補正された補正データにより読取り
したバーコードを解析して判別し、判別結果を外部に出
力する制御装置とを含んでいるように、バーコード読取
装置を構成する。
ーコードの読取りを行い得るようにした、バーコード読
取装置を提供する。 【構成】 読み取りすべきバーコード12を縮小光学系
13を介して受光面14aに結像せしめる光電変換素子
14と、光電変換素子から出力される画像信号を微分増
幅するコンデンサ結合式増幅器17と、該増幅器から出
力される増幅信号の符号に基づいてHレベルまたはLレ
ベルのデジタル信号に変換するコンパレータ18と、コ
ンパレータからのデジタル信号に対してバーコードの各
バーデータ及びスペースデータをそれぞれ前後のスペー
スデータまたはバーデータに基づいて補正する補正装置
と、補正装置により補正された補正データにより読取り
したバーコードを解析して判別し、判別結果を外部に出
力する制御装置とを含んでいるように、バーコード読取
装置を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品等に印刷されまた
は貼付されたバーコードを光学的に読み取るためのバー
コード読取装置に関するものである。
は貼付されたバーコードを光学的に読み取るためのバー
コード読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなバーコード読取装置
は、例えば図4に示すように構成されている。即ち、バ
ーコード読取装置1は、図示しない照明光源からの照明
光によって照明される商品等の表面に印刷または貼着等
によって付されたバーコード2に対向され得る縮小光学
系3と、この縮小光学系3によって、バーコード2の像
が受光面4a上に結像せしめられるように配設されたC
CDなどの光電変換素子4と、この光電変換素子4から
出力される画像信号が、インピーダンス変換バッファ5
及びカップリングコンデンサ6を介して入力される増幅
器7と、この増幅器7により増幅された信号が、一方で
は積分回路8を介して反転入力端子9aに、また他方で
は直接に非反転入力端子9bに、それぞれ入力されるコ
ンパレータ9と、このコンパレータ9からの出力信号に
基づいて、上記バーコード2の判別を行なう制御回路1
0とから構成されている。
は、例えば図4に示すように構成されている。即ち、バ
ーコード読取装置1は、図示しない照明光源からの照明
光によって照明される商品等の表面に印刷または貼着等
によって付されたバーコード2に対向され得る縮小光学
系3と、この縮小光学系3によって、バーコード2の像
が受光面4a上に結像せしめられるように配設されたC
CDなどの光電変換素子4と、この光電変換素子4から
出力される画像信号が、インピーダンス変換バッファ5
及びカップリングコンデンサ6を介して入力される増幅
器7と、この増幅器7により増幅された信号が、一方で
は積分回路8を介して反転入力端子9aに、また他方で
は直接に非反転入力端子9bに、それぞれ入力されるコ
ンパレータ9と、このコンパレータ9からの出力信号に
基づいて、上記バーコード2の判別を行なう制御回路1
0とから構成されている。
【0003】上記制御回路10はコンパレータ9からの
出力信号により当該バーコード2に関するデータをRA
M10aに記憶し、前以てROM10bに記憶されてい
るバーコードに関するデータを適宜に読み出すことによ
り、論理演算ユニット10cによって該データを解析し
て当該バーコード2の判別を行ない、その結果を図示し
ない装置に出力するようになっている。さらに、この制
御回路10は、上述した光電変換素子4に対して制御信
号を送ることにより、この光電変換素子4の駆動制御を
行なうようになっている。
出力信号により当該バーコード2に関するデータをRA
M10aに記憶し、前以てROM10bに記憶されてい
るバーコードに関するデータを適宜に読み出すことによ
り、論理演算ユニット10cによって該データを解析し
て当該バーコード2の判別を行ない、その結果を図示し
ない装置に出力するようになっている。さらに、この制
御回路10は、上述した光電変換素子4に対して制御信
号を送ることにより、この光電変換素子4の駆動制御を
行なうようになっている。
【0004】このような構成のバーコード読取装置1に
よれば、バーコード2の読み取りを行なう場合、バーコ
ード2により反射さた照明光が、縮小光学系3を介して
光電変換素子4の入射面4aに入射し、この光電変換素
子4は、入射面4aに結像されたバーコード2の像の長
手方向に沿って走査することにより、入射光量に応じた
画像信号を出力する。この光電変換素子4から出力され
た画像信号は、インピーダンス変換バッファ5により電
流増幅された後、カップリングコンデンサ6を介して、
増幅器7により基準電圧との差として適宜に増幅され
る。この増幅信号は、一方で積分回路8によって平均値
としてコンパレータ9の反転入力端子9aに入力される
と共に、他方で直接に該コンパレータ9の非反転入力端
子9bに入力される。
よれば、バーコード2の読み取りを行なう場合、バーコ
ード2により反射さた照明光が、縮小光学系3を介して
光電変換素子4の入射面4aに入射し、この光電変換素
子4は、入射面4aに結像されたバーコード2の像の長
手方向に沿って走査することにより、入射光量に応じた
画像信号を出力する。この光電変換素子4から出力され
た画像信号は、インピーダンス変換バッファ5により電
流増幅された後、カップリングコンデンサ6を介して、
増幅器7により基準電圧との差として適宜に増幅され
る。この増幅信号は、一方で積分回路8によって平均値
としてコンパレータ9の反転入力端子9aに入力される
と共に、他方で直接に該コンパレータ9の非反転入力端
子9bに入力される。
【0005】これにより、上記コンパレータ9は、該増
幅信号と平均値との差により、上記バーコード2のバー
データ及びスペースデータの対応したHレベルまたはL
レベルの信号を出力することになる。
幅信号と平均値との差により、上記バーコード2のバー
データ及びスペースデータの対応したHレベルまたはL
レベルの信号を出力することになる。
【0006】制御回路10は、コンパレータ9からの出
力信号に関して、該出力信号がHレベルである時間及び
Lレベルである時間をカウントして、各バーデータ及び
スペースデータを読取データとしてRAM10aに記憶
すると共に、前以てROM10bに記憶されているバー
コードに関するデータを読み出して、該バーコードに関
するデータに基づいて該RAM10aに記憶した読取デ
ータを解析し、読取データからバーコード2を判別し
て、その結果を他の機器等に対して出力するようになっ
ている。
力信号に関して、該出力信号がHレベルである時間及び
Lレベルである時間をカウントして、各バーデータ及び
スペースデータを読取データとしてRAM10aに記憶
すると共に、前以てROM10bに記憶されているバー
コードに関するデータを読み出して、該バーコードに関
するデータに基づいて該RAM10aに記憶した読取デ
ータを解析し、読取データからバーコード2を判別し
て、その結果を他の機器等に対して出力するようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたバーコード読取装置1においては、バー
コードの読取りは、光電変換素子4から出力される画像
信号とその平均値との差に基づいて行なわれるようにな
っているが、バーコード2により反射されて該光電変換
素子4に入射する光は、バーコード2を構成するバー及
びスペースの色,反射率等のバーコード自体の印刷状態
や、該バーコード2,縮小光学系3に入射する外乱光に
よって画像信号のコントラストや平均レベルが変動して
しまうと共に、該光電変換素子4が温度によって感度が
変動することとなるため、該画像信号及びその平均値も
不安定に変動してしまう。
うに構成されたバーコード読取装置1においては、バー
コードの読取りは、光電変換素子4から出力される画像
信号とその平均値との差に基づいて行なわれるようにな
っているが、バーコード2により反射されて該光電変換
素子4に入射する光は、バーコード2を構成するバー及
びスペースの色,反射率等のバーコード自体の印刷状態
や、該バーコード2,縮小光学系3に入射する外乱光に
よって画像信号のコントラストや平均レベルが変動して
しまうと共に、該光電変換素子4が温度によって感度が
変動することとなるため、該画像信号及びその平均値も
不安定に変動してしまう。
【0008】従って、上記画像信号の平均値と増幅器7
の基準電圧との電圧差が、この画像信号に重畳された状
態のままで増幅器7で増幅されることから、該増幅器7
は、そのダイナミックレンジの制限を受けて飽和状態と
なり易く、増幅率を上げることが困難であった。
の基準電圧との電圧差が、この画像信号に重畳された状
態のままで増幅器7で増幅されることから、該増幅器7
は、そのダイナミックレンジの制限を受けて飽和状態と
なり易く、増幅率を上げることが困難であった。
【0009】このため、該画像信号の平均レベルと増幅
器7の基準電圧との電圧差に相当する電圧をD/Aコン
バータを介して発生させて増幅器にフィードバックさせ
ることより、該電圧差を排除する方法や光電変換素子か
らの画像信号の平均値を記憶しておき、次の画像信号の
増幅の際に基準電圧として利用する方法等があるが、何
れの方法においても回路が複雑になってしまい、部品点
数が増加すると共に、必要な電圧値を演算するために、
少なくとも一回分だけ余計に光電変換素子からの画像信
号を読み込まなければならないことから、バーコード読
み取りに要する時間が長くなってしまう。
器7の基準電圧との電圧差に相当する電圧をD/Aコン
バータを介して発生させて増幅器にフィードバックさせ
ることより、該電圧差を排除する方法や光電変換素子か
らの画像信号の平均値を記憶しておき、次の画像信号の
増幅の際に基準電圧として利用する方法等があるが、何
れの方法においても回路が複雑になってしまい、部品点
数が増加すると共に、必要な電圧値を演算するために、
少なくとも一回分だけ余計に光電変換素子からの画像信
号を読み込まなければならないことから、バーコード読
み取りに要する時間が長くなってしまう。
【0010】また、例えば外乱光等により不均一な照明
が行なわれたり、図示しない照明光学系及び縮小光学系
3を含む光学系全体の構成により、バーコード読取りの
際に走査方向に関して光電変換素子の受光面に達する光
が不均一であると、この不均一さを除去するためには、
さらに別の補正を行なう必要があり、より一層構成が複
雑になってコストが高くなってしまうという問題があっ
た。
が行なわれたり、図示しない照明光学系及び縮小光学系
3を含む光学系全体の構成により、バーコード読取りの
際に走査方向に関して光電変換素子の受光面に達する光
が不均一であると、この不均一さを除去するためには、
さらに別の補正を行なう必要があり、より一層構成が複
雑になってコストが高くなってしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より正確なバーコードの読み取りを行い得るようにし
た、バーコード読取装置を提供することを目的としてい
る。
より正確なバーコードの読み取りを行い得るようにし
た、バーコード読取装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるバーコード読取装置は、読み取りすべ
きバーコードが縮小光学系を介して受光面に結像せしめ
られる光電変換素子と、この光電変換素子から出力され
る画像信号を微分増幅するコンデンサ結合式増幅器と、
この増幅器から出力される増幅信号の符号に基づいてH
レベルまたはLレベルのデジタル信号に変換するコンパ
レータと、このコンパレータからのデジタル信号に対し
てバーコードの各バーデータ及びスペースデータをそれ
ぞれ前後のスペースデータまたはバーデータに基づいて
補正する補正装置と、この補正装置により補正された補
正データにより読取りしたバーコードを解析して判別
し、判別結果を外部に出力する制御装置とを含んでいる
ことを特徴としている。
め、本発明によるバーコード読取装置は、読み取りすべ
きバーコードが縮小光学系を介して受光面に結像せしめ
られる光電変換素子と、この光電変換素子から出力され
る画像信号を微分増幅するコンデンサ結合式増幅器と、
この増幅器から出力される増幅信号の符号に基づいてH
レベルまたはLレベルのデジタル信号に変換するコンパ
レータと、このコンパレータからのデジタル信号に対し
てバーコードの各バーデータ及びスペースデータをそれ
ぞれ前後のスペースデータまたはバーデータに基づいて
補正する補正装置と、この補正装置により補正された補
正データにより読取りしたバーコードを解析して判別
し、判別結果を外部に出力する制御装置とを含んでいる
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、光電変換素子から出力され
る画像信号が、コンデンサ結合式増幅器によって微分増
幅されることにより、その動作点が該画像信号の平均値
に追従して変動することになるので、その出力が該増幅
器のダイナミックレンジの限界を越えて突出して飽和状
態になったとしても、HレベルまたはLレベルの時間情
報は損なわれることなくコンパレータに伝達され得るこ
とになる。
る画像信号が、コンデンサ結合式増幅器によって微分増
幅されることにより、その動作点が該画像信号の平均値
に追従して変動することになるので、その出力が該増幅
器のダイナミックレンジの限界を越えて突出して飽和状
態になったとしても、HレベルまたはLレベルの時間情
報は損なわれることなくコンパレータに伝達され得るこ
とになる。
【0014】さらに、補正装置によりバーコードの各バ
ーデータ及びスペースデータを補正することよって、各
データが実質的に正確に読み取られて制御装置に入力さ
れ得ることになるので、簡単な構成によって、比較的短
い時間で、外光やバーコードの印刷状態等の影響を受け
ることなく、正確なバーコードの読み取り及び解析が行
なわれ得ることになる。
ーデータ及びスペースデータを補正することよって、各
データが実質的に正確に読み取られて制御装置に入力さ
れ得ることになるので、簡単な構成によって、比較的短
い時間で、外光やバーコードの印刷状態等の影響を受け
ることなく、正確なバーコードの読み取り及び解析が行
なわれ得ることになる。
【0015】
【実施例】図1は本発明によるバーコード読取装置の一
実施例を示している。図1において、バーコード読取装
置11は、図示しない照明光源からの照明光によって照
明される商品等の表面に印刷または貼着等によって付さ
れたバーコード12に対向され得る縮小光学系13と、
この縮小光学系13によって、バーコード12の像が受
光面14a上に結像せしめられるように配設された、C
CD等の光電変換素子14と、上記光電変換素子14か
ら出力される画像信号が、インピーダンス変換バッファ
15及びカップリングコンデンサ16を介して入力され
る増幅器17と、この増幅器17により増幅された信号
が、それぞれ反転入力端子18a及び非反転入力端子1
8bに入力されるコンパレータ18と、このコンパレー
タ18からの出力信号に基づいて、上記バーコード12
の判別を行なう制御回路19とから構成されている。
実施例を示している。図1において、バーコード読取装
置11は、図示しない照明光源からの照明光によって照
明される商品等の表面に印刷または貼着等によって付さ
れたバーコード12に対向され得る縮小光学系13と、
この縮小光学系13によって、バーコード12の像が受
光面14a上に結像せしめられるように配設された、C
CD等の光電変換素子14と、上記光電変換素子14か
ら出力される画像信号が、インピーダンス変換バッファ
15及びカップリングコンデンサ16を介して入力され
る増幅器17と、この増幅器17により増幅された信号
が、それぞれ反転入力端子18a及び非反転入力端子1
8bに入力されるコンパレータ18と、このコンパレー
タ18からの出力信号に基づいて、上記バーコード12
の判別を行なう制御回路19とから構成されている。
【0016】上記縮小光学系13及び光電変換素子14
は、例えばケース内にそれぞれ固定配置されており、こ
のケースの開口部をバーコード12が付されている商品
等の表面に当接させまたは接近させることにより、その
バーコード12が縮小光学系13を介して光電変換素子
14の受光面14a上に結像せしめられるようになって
いる。従って、該受光面14a上に結像されるバーコー
ド12の像はほぼ一定の縮小倍率となり、しかも該バー
コード12自体のバー部分及びスペース部分の幅は、規
格により最大値及び最小値が規定されていることから、
該光電変換素子14から出力される画像信号は、その走
査速度に基づいて所定の範囲内の周波数を有する交流信
号と考えられ得る。
は、例えばケース内にそれぞれ固定配置されており、こ
のケースの開口部をバーコード12が付されている商品
等の表面に当接させまたは接近させることにより、その
バーコード12が縮小光学系13を介して光電変換素子
14の受光面14a上に結像せしめられるようになって
いる。従って、該受光面14a上に結像されるバーコー
ド12の像はほぼ一定の縮小倍率となり、しかも該バー
コード12自体のバー部分及びスペース部分の幅は、規
格により最大値及び最小値が規定されていることから、
該光電変換素子14から出力される画像信号は、その走
査速度に基づいて所定の範囲内の周波数を有する交流信
号と考えられ得る。
【0017】また、カップリングコンデンサ16は、図
1に示した従来の数μFから数10μF程度のものに比
較して、0.1μF以下の小さい容量であり、小型且つ
低コストのものが使用され得る。
1に示した従来の数μFから数10μF程度のものに比
較して、0.1μF以下の小さい容量であり、小型且つ
低コストのものが使用され得る。
【0018】上記増幅器17は、フィルター17aが接
続されていることにより、アクティブ・ローパスフィル
ターを構成しており、これにより後述する制御回路にて
発生するクロックノイズ等の内部発生ノイズや外来の高
周波ノイズが除去され得るようになっていると共に、カ
ップリングコンデンサ16との組合せにより、バンドパ
スフィルターを構成している。
続されていることにより、アクティブ・ローパスフィル
ターを構成しており、これにより後述する制御回路にて
発生するクロックノイズ等の内部発生ノイズや外来の高
周波ノイズが除去され得るようになっていると共に、カ
ップリングコンデンサ16との組合せにより、バンドパ
スフィルターを構成している。
【0019】従って、光電変換素子14からの画像信号
は、増幅器17によって所定の範囲内の周波数成分のみ
が通過せしめられることになり、回路定数を適宜に選定
することにより、画像信号のうちバーコード12の読取
データのみを通過させ、ノイズ成分を遮断することが可
能となる。
は、増幅器17によって所定の範囲内の周波数成分のみ
が通過せしめられることになり、回路定数を適宜に選定
することにより、画像信号のうちバーコード12の読取
データのみを通過させ、ノイズ成分を遮断することが可
能となる。
【0020】上記制御回路19は、コンパレータ18か
らの出力信号により当該バーコード12に関するデータ
に関して、各バーデータ及びスペースデータを順次RA
M19aに記憶し、論理演算ユニット19cにより、各
データ毎にその前のスペースデータまたはバーデータに
基づいて該データを補正し、前以てROM19bに記憶
されているバーコードに関するデータを適宜に読み出す
ことにより、論理演算ユニット19cによって該補正デ
ータを解析して、当該バーコード12の判別を行ない、
その結果を図示しない装置に出力するようになってい
る。
らの出力信号により当該バーコード12に関するデータ
に関して、各バーデータ及びスペースデータを順次RA
M19aに記憶し、論理演算ユニット19cにより、各
データ毎にその前のスペースデータまたはバーデータに
基づいて該データを補正し、前以てROM19bに記憶
されているバーコードに関するデータを適宜に読み出す
ことにより、論理演算ユニット19cによって該補正デ
ータを解析して、当該バーコード12の判別を行ない、
その結果を図示しない装置に出力するようになってい
る。
【0021】さらに、この制御回路19は、上述した光
電変換素子14に対して制御信号を送ることにより該光
電変換素子14の駆動制御を行なうようになっている。
電変換素子14に対して制御信号を送ることにより該光
電変換素子14の駆動制御を行なうようになっている。
【0022】本発明によるバーコード読取装置10は以
上のように構成されており、バーコード12の読み取り
を行なう場合、バーコード12により反射さた照明光
が、縮小光学系13を介して光電変換素子14の入射面
14aに入射し、該光電変換素子14は、入射面14a
に結像されたバーコード12の像の長手方向に沿って走
査することにより、入射光量に応じた画像信号(図2の
B参照)を出力する。
上のように構成されており、バーコード12の読み取り
を行なう場合、バーコード12により反射さた照明光
が、縮小光学系13を介して光電変換素子14の入射面
14aに入射し、該光電変換素子14は、入射面14a
に結像されたバーコード12の像の長手方向に沿って走
査することにより、入射光量に応じた画像信号(図2の
B参照)を出力する。
【0023】光電変換素子14から出力された画像信号
は、インピーダンス変換バッファ15により電流増幅さ
れた後、カップリングコンデンサ16を介して、増幅器
17により増幅される。その際、この画像信号は、増幅
器17のフィルター17aとカップリングコンデンサ1
6と増幅器17との組合せによって構成されるバンドパ
スフィルターによりバーコードの読取データに関する信
号以外のノイズ成分が除去され得ると共に、図2のCに
示すように微分されることになり、これによって直流成
分や不均一照明による明るさの傾き等の光電変換素子1
4からの出力信号の時間的傾きが除去され得ることにな
る。
は、インピーダンス変換バッファ15により電流増幅さ
れた後、カップリングコンデンサ16を介して、増幅器
17により増幅される。その際、この画像信号は、増幅
器17のフィルター17aとカップリングコンデンサ1
6と増幅器17との組合せによって構成されるバンドパ
スフィルターによりバーコードの読取データに関する信
号以外のノイズ成分が除去され得ると共に、図2のCに
示すように微分されることになり、これによって直流成
分や不均一照明による明るさの傾き等の光電変換素子1
4からの出力信号の時間的傾きが除去され得ることにな
る。
【0024】さらに、増幅器17の動作点は画像信号の
波形の平均値を追従することになるので、該増幅器17
の増幅率を大きくしてその出力が飽和しても、Hレベ
ル,Lレベルの時間情報は潰れるようなことがない。従
って、バーコードの読取データが潰れてしまうことはな
く、バー及びスペースのコントラストが比較的低い場合
にも、バーコードに関する画像信号が増幅され得ること
になる。
波形の平均値を追従することになるので、該増幅器17
の増幅率を大きくしてその出力が飽和しても、Hレベ
ル,Lレベルの時間情報は潰れるようなことがない。従
って、バーコードの読取データが潰れてしまうことはな
く、バー及びスペースのコントラストが比較的低い場合
にも、バーコードに関する画像信号が増幅され得ること
になる。
【0025】その後、増幅器17によって増幅された増
幅信号が、コンパレータ18に入力されることにより、
このコンパレータ18は、上記バーコード12のバーデ
ータ及びスペースデータとしてHレベルまたはLレベル
の信号(図2のD参照)を出力することになる。
幅信号が、コンパレータ18に入力されることにより、
このコンパレータ18は、上記バーコード12のバーデ
ータ及びスペースデータとしてHレベルまたはLレベル
の信号(図2のD参照)を出力することになる。
【0026】続いて、制御回路19は、上記コンパレー
タ18からの出力信号に関して、該出力信号がHレベル
である時間及びLレベルである時間を基準クロック等に
基づいてカウントして、各バーデータ及びスペースデー
タを読取データとして順次にRAM19aに記憶させ
る。ここで、制御回路19は、論理演算ユニット19c
により各データ毎にその前のスペースデータまたはバー
データに基づいて該データを補正する。
タ18からの出力信号に関して、該出力信号がHレベル
である時間及びLレベルである時間を基準クロック等に
基づいてカウントして、各バーデータ及びスペースデー
タを読取データとして順次にRAM19aに記憶させ
る。ここで、制御回路19は、論理演算ユニット19c
により各データ毎にその前のスペースデータまたはバー
データに基づいて該データを補正する。
【0027】この補正は例えば図3に示すように行なわ
れる。即ち図3において、光電変換素子14の一回の走
査によって得られたバーコード12の一連の読取データ
は、バーデータ及びスペースデータが交互に並んでお
り、これらのデータを、最初から順にd1,d2,d
3,d4・・・とし、また補正後のデータを順にD1,
D2,D3,D4・・・として、互いに隣接する前のデ
ータに基づいて、以下の補正式 Dn=dn + 1/16*d − 1/16*d(n−1) により、補正を行なう。これにより、各データのうち、
特に増幅器17等によって時間幅が大きく変更されたデ
ータd4,d5は、ほぼ正確に元の時間幅に補正され得
ると共に、他のデータは実質的に影響を受けない。
れる。即ち図3において、光電変換素子14の一回の走
査によって得られたバーコード12の一連の読取データ
は、バーデータ及びスペースデータが交互に並んでお
り、これらのデータを、最初から順にd1,d2,d
3,d4・・・とし、また補正後のデータを順にD1,
D2,D3,D4・・・として、互いに隣接する前のデ
ータに基づいて、以下の補正式 Dn=dn + 1/16*d − 1/16*d(n−1) により、補正を行なう。これにより、各データのうち、
特に増幅器17等によって時間幅が大きく変更されたデ
ータd4,d5は、ほぼ正確に元の時間幅に補正され得
ると共に、他のデータは実質的に影響を受けない。
【0028】尚、この補正によって、一番最初のデータ
D1は適正な補正が行なわれ得ないことになるが、通常
のバーコード体系においては、最初のデータはバーコー
ドの始まりまたは終わりを意味するガードバーであるこ
とから、その後の解析処理の際に容易に別処理すること
が可能である。また、ガードバーのない場合であって
も、コーディングされた一文字分のデータの時間幅が他
のデータより算出できることから、これに基づいて適正
な補正を行なうことも可能である。
D1は適正な補正が行なわれ得ないことになるが、通常
のバーコード体系においては、最初のデータはバーコー
ドの始まりまたは終わりを意味するガードバーであるこ
とから、その後の解析処理の際に容易に別処理すること
が可能である。また、ガードバーのない場合であって
も、コーディングされた一文字分のデータの時間幅が他
のデータより算出できることから、これに基づいて適正
な補正を行なうことも可能である。
【0029】その後、制御回路19は、前以てROM1
9bに記憶されているバーコードに関するデータを適宜
に読み出すことにより、論理演算ユニット19cによっ
て、バーコードのコーディングルールに基づいて該RA
M10aに記憶した補正データを解析して当該バーコー
ド12の判別を行ない、その結果を図示しない他の機器
等に出力するようになっている。
9bに記憶されているバーコードに関するデータを適宜
に読み出すことにより、論理演算ユニット19cによっ
て、バーコードのコーディングルールに基づいて該RA
M10aに記憶した補正データを解析して当該バーコー
ド12の判別を行ない、その結果を図示しない他の機器
等に出力するようになっている。
【0030】尚、以上説明した実施例においては、増幅
器17によって増幅した増幅信号をコンパレータ18に
より二値化しているが、該増幅器17の増幅率を高くす
ることが可能であることから、場合によっては、コンパ
レータ18を省略することにより、制御回路19が直接
に該増幅器17からの増幅信号に基づいてバーコード1
2の判別を行なうようすることも可能である。また、バ
ーコードの読取データを補正する際に、当該データの1
/16を加算し且つ前のデータの1/16を減算するよ
うにしているが、これに限らず、他の補正方法を用いる
ことも可能であることはいうまでもない。
器17によって増幅した増幅信号をコンパレータ18に
より二値化しているが、該増幅器17の増幅率を高くす
ることが可能であることから、場合によっては、コンパ
レータ18を省略することにより、制御回路19が直接
に該増幅器17からの増幅信号に基づいてバーコード1
2の判別を行なうようすることも可能である。また、バ
ーコードの読取データを補正する際に、当該データの1
/16を加算し且つ前のデータの1/16を減算するよ
うにしているが、これに限らず、他の補正方法を用いる
ことも可能であることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
電変換素子から出力される画像信号がコンデンサ結合式
増幅器によって微分増幅されることにより、その動作点
が該画像信号の平均値に追従して変動することになるの
で、その出力が該増幅器のダイナミックレンジの限界を
越えて突出して飽和状態になることによりデータが潰れ
るようなことはなく、従って増幅率を上げ、感度を大き
く設定でき得ることになる。さらに、補正装置によって
バーコードの各バーデータ及びスペースデータを補正す
ることにより、各データが実質的に正確に読み取られて
制御装置に入力され得ることになる。したがって、簡単
な構成によって比較的短い時間で、外光やバーコードの
印刷状態等の影響を受けることなく、正確なバーコード
の読み取り及び解析が行なわれ得ることになる。かくし
て、本発明によれば、簡単な構成により比較的短時間で
正確なバーコードの読み取りが行なわれ得る極めて優れ
たバーコード読取装置が提供される。
電変換素子から出力される画像信号がコンデンサ結合式
増幅器によって微分増幅されることにより、その動作点
が該画像信号の平均値に追従して変動することになるの
で、その出力が該増幅器のダイナミックレンジの限界を
越えて突出して飽和状態になることによりデータが潰れ
るようなことはなく、従って増幅率を上げ、感度を大き
く設定でき得ることになる。さらに、補正装置によって
バーコードの各バーデータ及びスペースデータを補正す
ることにより、各データが実質的に正確に読み取られて
制御装置に入力され得ることになる。したがって、簡単
な構成によって比較的短い時間で、外光やバーコードの
印刷状態等の影響を受けることなく、正確なバーコード
の読み取り及び解析が行なわれ得ることになる。かくし
て、本発明によれば、簡単な構成により比較的短時間で
正確なバーコードの読み取りが行なわれ得る極めて優れ
たバーコード読取装置が提供される。
【図1】本発明によるバーコード読取装置の一実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】図1のバーコード読取装置における、バーコー
ドに対応する各部の波形を示すタイムチャートである。
ドに対応する各部の波形を示すタイムチャートである。
【図3】図1のバーコード読取装置における、読取デー
タの補正状態を示す概略図である。
タの補正状態を示す概略図である。
【図4】従来のバーコード読取装置の一例を示す回路図
である。
である。
11 バーコード読取装置 12 バーコード 13 縮小光学系 14 光電変換素子 14a 受光面 15 インピーダンス変換バッファ 16 カップリングコンデンサ 17 増幅器 17a フィルター 18 コンパレータ 19 制御回路 19a RAM 19b ROM 19c 論理演算ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 読み取りすべきバーコードが縮小光学系
を介して受光面に結像せしめられる光電変換素子と、該
光電変換素子から出力される画像信号を微分増幅するコ
ンデンサ結合式増幅器と、該増幅器から出力される増幅
信号の符号に基づいてHレベルまたはLレベルのデジタ
ル信号に変換するコンパレータと、該コンパレータから
のデジタル信号に対して、バーコードの各バーデータ及
びスペースデータを、それぞれ前後のスペースデータま
たはバーデータに基づいて補正する補正装置と、該補正
装置によって補正された補正データにより、読み取りし
たバーコードを解析して、判別し、判別結果を外部へ出
力する制御装置とを含んでいることを特徴とする、バー
コード読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3356488A JPH05174175A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | バーコード読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3356488A JPH05174175A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | バーコード読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174175A true JPH05174175A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18449272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3356488A Pending JPH05174175A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | バーコード読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174175A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5334428A (en) * | 1976-09-11 | 1978-03-31 | Fujitsu Ltd | Detecting circuit for video information |
JPS59170973A (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-27 | Nec Home Electronics Ltd | バ−コ−ド読取装置 |
JPS60157678A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-17 | Usac Electronics Ind Co Ltd | バ−コ−ドリ−ダ増幅回路 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3356488A patent/JPH05174175A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5334428A (en) * | 1976-09-11 | 1978-03-31 | Fujitsu Ltd | Detecting circuit for video information |
JPS59170973A (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-27 | Nec Home Electronics Ltd | バ−コ−ド読取装置 |
JPS60157678A (ja) * | 1984-01-27 | 1985-08-17 | Usac Electronics Ind Co Ltd | バ−コ−ドリ−ダ増幅回路 |
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