JP3475529B2 - 光学情報読み取り装置の信号処理装置 - Google Patents

光学情報読み取り装置の信号処理装置

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JP3475529B2
JP3475529B2 JP29170694A JP29170694A JP3475529B2 JP 3475529 B2 JP3475529 B2 JP 3475529B2 JP 29170694 A JP29170694 A JP 29170694A JP 29170694 A JP29170694 A JP 29170694A JP 3475529 B2 JP3475529 B2 JP 3475529B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光学情報読み取り装置
に係わり、特に、バーコードリーダ等の光学情報読み取
り装置の信号処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、バーコードリーダ等の光学情報読
み取り装置において、読み取りセンサから出力されたア
ナログ信号をアナログ/ディジタル変換(A/D変換)
手段においてディジタル信号に変換して量子化した後、
差分処理(微分処理)を行ってバーコードのバーの境界
(黒、白の境界)を検出することが知られている。この
場合、読み取りセンサ素子(一般的にはCCD素子)の
1画素分でA/D変換のサンプリング処理を行うため、
読み取りセンサ素子の1画素分(1ビット)以上の読み
取り精度は得られないという、精度上の問題があった。
そこで、例えば特開平5−290201号公報におい
て、量子化されたディジタル値同士の差分処理を行い、
その得られた差分値から所定の演算を行って、バーコー
ドのバーの境界(黒、白の境界)を補正する方法が提案
された。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
補正においては、差分波形のピーク点の検出は1つ前の
差分に基づいて行うため、正確な変曲点(黒、白の境
界)が検出できなく、図7に示されるように、最大で1
画素分(1ビット)の誤差を生じるという問題があっ
た。一方、正確な変曲点を検出するために、ディジタル
信号のデータ間にいくつかのデータを補間してアナログ
波形に近づける各種の補間法が知られているが、これら
の補間法は、精度は良いが処理時間が長くなるという欠
点があるため、処理速度が要求される光学情報読み取り
装置等には不向きである。 【0004】ここで、ラグランジュの補間法を例にし
て、この補間法は処理時間が長くなるという説明を行
う。例えば、(n+1)個の独立変数xi(i=0,
1,・・・,n)に対して、未知関数f(x)がy
i(i=0,1,・・・,n)という値を取るとする。
このとき、(n+1)個の点(xi,yi)(i=0,
1,・・・,n)の全てを通るn次多項式Pn(x)は
次の数1で与えられる。 【0005】 【数1】 Pn(x)=a0n+a1n-1+・・・an-1x+an ここで、離散的に与えられた点xi以外のf(x)の値
を近似しようとするのがラグランジュの補間法である。 【0006】Pn(x)は次の数2のラグランジュの補
間多項式Pn(x)によって与えられる。 【0007】 【数2】 【0008】この数2より明かなように、あるデータ間
に1点補間する場合、全データとの差分を取り、これら
の差分を掛け合わすため、計算量が膨大となる。例え
ば、全データ数2,000個、ピーク点100個のデー
タがあり、ピーク点の前後に5点ずつ補間する場合、5
×2×100=1,000回も2,000個のデータと
の差分を取り、数2を計算し、再度、ピーク点を見つけ
だし、この処理を繰り返すこととなる。その他の補間法
や標本化定理を用いても同様に全データ間の繰り返し計
算が必要となり、膨大な処理時間を要する。 【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、処理時間が短くて精度の高い光学情報
読み取り装置の信号処理装置を提供することを目的とす
るものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、光学情報読み
取り手段と、この光学情報読み取り手段より出力された
アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/デ
ィジタル変換手段とを有する光学情報読み取り装置であ
って、本発明の構成上の特徴は、アナログ/ディジタル
変換手段により変換されたディジタル信号の各ディジタ
ル値を微分する微分手段と、この微分手段により微分さ
れた微分値のピーク点を検出するピーク点検出手段と、
このピーク点検出手段により検出されたピーク値より仮
のバー幅を算出する仮のバー幅算出手段と、この仮のバ
ー幅算出手段により算出された仮のバー幅を補正する補
正手段とを備え、 この補正手段は、 ピーク点検出手段に
より求められたピーク値と該ピーク値の前のデータ値と
の差(V)、該ピーク値と該ピーク値の後のデータ値と
の差(W)を求めこれらの差の大小を判定する判定手段
と、 この判定手段による判定に基づき、Sを補正値とし
て、次の(1)、(2)、(3)の演算式 (1)前記差(V)が前記差(W)より大きいかまたは
等しいと判定された場合、S=0.5(V−W)/V2)前記差(V)が前記差(W)より小さいと判定さ
れた場合、S=−0.5(W−V)/W3)前記差(V)または前記差(W)が0の場合、S
=−0.5を用いて前記補正値を算出する補正値算出手
段とを備えて、 この補正値算出手段の算出補正値に基づ
き、前記仮のバー幅を補正して、光学情報に含まれるバ
ー幅を検出するようにしたことにある。 【0011】 【0012】 【0013】 【発明の作用・効果】上記のように構成した本発明にお
いては、ピーク点の前後の差分をピーク点の数だけ行
い、その大小の比較に基づいて簡単な数式を適用するだ
けで補間を行うことができるので、処理時間が短縮(例
えば、ラグランジュの補間法の1/5000以下の処理
時間)できるとともに、精度の高い信号処理を行うこと
ができるという格別の効果を生じる。 【0014】 【実施例】ついで、図に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の実施例に係る光学情報読み取り装
置であるバーコード読み取り装置の全体構成を示す図で
ある。図1において、ケーシング10内には、バーコー
ドラベル1に対して光を照射するLEDを複数並設した
LEDモジュール100と、LEDモジュール100か
ら出射された光をバーコードラベル1上に集光させる照
射用レンズ20と、バーコードラベル1で反射した光を
ミラー30を介してイメージセンサ200に結像させる
結像用レンズ40と、結像用レンズ40により結像され
た光信号を電気信号に変換するイメージセンサ200
(例えば、2048個のCCDセンサよりなる)と、こ
のイメージセンサ200からの電気信号に基づいて、バ
ーコードラベル1の情報内容を読み取る制御装置300
とが配置されている。 【0015】また、ケーシング10内には、バーコード
の読み取り完了を表示するLEDランプ60およびブザ
ー70と、バーコードラベル1の情報内容を外部機器
(図示せず)に接続するためのコネクタ80とケーブル
90とが配置されている。また、情報内容を読み取る制
御装置300は基板50上に配置されている。 【0016】図2は、上述の制御装置300のブロック
回路を示す図である。図2において、制御装置300
は、イメージセンサ200からの出力信号に生じたノイ
ズを除去して波形整形するとともに波形整形された信号
を増幅するノイズ除去及び増幅回路310と、この増幅
されたアナログの出力信号を逐次ディジタル信号に変換
するアナログ/ディジタル変換(A/D変換)回路32
0と、マイクロコンピュータ350からの指令に基づき
イメージセンサ200のCCDセンサを駆動する駆動回
路330と、マイクロコンピュータ350からの指令に
基づきLEDモジュール100の各LEDを駆動するL
ED駆動回路340と、A/D変換回路320から出力
されたディジタル信号に基づいて各種の演算処理を行う
とともに、この演算結果を出力回路360に送出するマ
イクロコンピュータ350と、マイクロコンピュータ3
50から送出されたデータを外部機器に送出する出力回
路360とより構成されている。 【0017】ついで、本実施例のバーコード読み取り装
置の動作を図1、図2に基づいて説明する。LEDモジ
ュール100より照射用レンズ20を介してバーコード
ラベル1のバーコードに向けて光が照射されると、この
バーコードラベル1からの反射光は拡散しながらミラー
30に到達する。この時、ミラー30は、このバーコー
ドラベル1からの反射光を結像用レンズ40の方向に光
路を変更させて、この反射光を結像用レンズ40に到達
させる。この結像用レンズ40に到達した反射光は、結
像用レンズ40を通過してイメージセンサ200の受光
面に結像する。 【0018】このイメージセンサ200の受光面に結像
した反射光は、イメージセンサ200の各受光素子(C
CDセンサ素子)が受光した光強度に応じた電気信号列
としてイメージセンサ200より出力される。即ち、バ
ーコードラベル1上のバーコードは、図4(a)に示さ
れるように、バー部(A)とスペース部(B)とから形
成されており、バー部(A)とスペース部(B)とでは
照射された光の反射率が異なるため、バー部(A)にお
いては受光強度(信号レベル)が低くなり、スペース部
(B)においては受光強度(信号レベル)が高くなる。
したがって、イメージセンサ200の各受光素子(CC
Dセンサ素子)が受光した光強度(信号レベル)に対応
した電気信号列としてイメージセンサ200より出力さ
れることとなる。 【0019】イメージセンサ200より出力された電気
信号は、制御装置300のノイズ除去及び増幅回路31
0に入力される。このノイズ除去及び増幅回路310に
おいて、イメージセンサ200より出力されたバーコー
ドの情報を含む電気信号に生じたノイズを除去して波形
整形した後、波形整形された信号が増幅される。この増
幅されたバーコードの情報を含むアナログ信号はA/D
変換回路320に入力され、このA/D変換回路320
においてアナログ信号がディジタル信号に変換される。
(図4(b)および図5(c)参照、なお、図4(b)
はA/D変換されたディジタル信号のディジタル値(各
点)を示し、図5(c)はA/D変換されたディジタル
信号のディジタル波形を示す。)このようにして、A/
D変換回路320においてアナログ信号がディジタル信
号に変換された後、このディジタル信号はマイクロコン
ピュータ350に入力され、入力されたディジタル信号
は、後述する信号処理が施され、この信号処理が施され
たバーコードデータが出力回路360に出力されること
となる。バーコードデータが出力回路360に出力され
ると、このバーコードデータは図示しない外部機器に伝
達される。 【0020】ついで、本実施例のバーコード読み取り装
置の信号処理、即ち、正確なバー幅を算出するための処
理について説明する。マイクロコンピュータ350は、
CPU、ROM、RAM等から構成されており、図3の
フローチャートに示す正確なバー幅を算出するための信
号処理のプログラムはROMに予め記憶されている。そ
こで、正確なバー幅を算出するための信号処理につい
て、図3のフローチャートに基づいて説明する。マイク
ロコンピュータ350からの指令のもとに、LED駆動
回路340が駆動してLEDモジュール100の各LE
Dが光を照射する。すると、マイクロコンピュータ35
0からの指令のもとに、イメージセンサ200の駆動回
路330が駆動し、イメージセンサ200はバーコード
ラベル1からの反射光を受光し、A/D変換回路320
において逐次変換されたディジタル信号がマイクロコン
ピュータ350に入力された状態において、この信号処
理のプログラムが実行される。 【0021】まず、ステップ400において、この信号
処理のプログラムが実行されると、次のステップ402
に進み、このステップ402において、メジアンフィル
タ処理がなされる。このメジアンフィルタ処理は、その
点と、その点の前の点と、その点の後の点の3点のデー
タ値を大きい順に並べて、この並べられたデータ値の真
ん中のデータ値をその点のデータ値するものであり、こ
のメジアンフィルタ処理により、A/D変換後に残るノ
イズが除去できる。 【0022】ついで、ステップ404に進み、このステ
ップ404において微分処理(各データ間の差分処理)
がなされる。この微分処理を行うのは次なような理由に
よる。即ち、バーコードの情報を含んだディジタル信号
は、図4(b)に示されるような連続した複数の山と谷
とから形成されており、この山と谷との境界(変曲点)
が黒白の境となる。この黒白の境において、データ間の
差(即ち、ディジタル信号の傾き)が大きくなるので、
データ間の差分を取り(即ち、微分し)、そのピーク点
を黒白の境と推定するものである。 【0023】そして、このピーク点を検出するために、
まずステップ406においてしきい値の算出を行う。こ
のしきい値の算出は、ステップ404において求めた微
分値の最大値と最小値から、これらの50%の値を第1
のしきい値とする(図4(c)の±S1参照)。つい
で、ステップ408に進み、ステップ406において求
めたしきい値(+S1)以上またはしきい値(−S1)以
下の点(図4(c)のP1、P2、P3、P4の各点)を第
1回目のピーク点とする。 【0024】ここで、実際の微分波形は、バーコードの
反射率、バーコード上の照度分布、光学系のコサイン四
乗則等により、ピーク点出力は図4(c)に示されるよ
うにP1、P2、P3、P4点とまちまちの値となり、検出
されないピーク点も出てくる。そこで、再度、ピーク点
の検出を行う。まず、ステップ410において、2回目
のしきい値の検出を行う。即ち、ステップ408におい
て求めた各ピーク点のピーク点間毎に最大値、最小値を
求め、この最大値、最小値から、これらの50%の値を
ピーク点間毎のしきい値(図4(d)のS2、S3
4、S5、S6およびS7)とする。ついで、ステップ4
12に進み、ステップ410において求めたピーク点間
毎のしきい値(図4(d)のS2、S3、S4、S5、S6
およびS7)に基づいて、これらの各しきい値以上また
は各しきい値以下の点(図4(d)のQ1、Q2、Q3
4、Q5、Q6の各点)を第2回目のピーク点とする。 【0025】ついで、ステップ414に進む。このステ
ップ414において、ステップ412において求めた各
ピーク点(図4(d)のQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6
の各点)から、これらの各ピーク点間の距離を算出して
仮のバー幅としてする。しかしながら、図4(d)に示
されるように、ステップ412において求めたピーク点
(図4(d)のQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6の各点)
と実際のアナログ波形のピーク点とは一致しないため、
このステップ414において求めた仮のバー幅は、実際
のバー幅とは異なっており、ステップ414において求
めた仮のバー幅を補正する必要がある。以下のステップ
においては、このステップ414において求めた仮のバ
ー幅を補正する処理を行う。 【0026】まず、ステップ416において、ステップ
404の微分処理において求めた微分波形(図5(d)
参照)の形状の判定を行う。この微分波形の形状判定
は、例えば図6に示されるように、ステップ412にお
いて求めたピーク点Q7とこのピーク点Q7の前の点Q7a
とのデータの差をVとし、ピーク点Q7とこのピーク点
7の後の点Q7bとのデータの差をWとしたとき、Vと
Wとの大小関係、即ち、ピーク点Q7とこのピーク点Q7
の前の点Q7aとを結んだ直線の傾きと、ピーク点Q7
このピーク点Q7の後の点Q7bとを結んだ直線の傾きと
の違いを調べることにより判定するものである。 【0027】上述のステップ416において、VはWよ
りも大きいか等しい(V≧W)と判定されるとステップ
418に進み、実験により求めた変曲点誤差Sの算出
式、S=0.5(V−W)/Vに基づいて変曲点誤差S
を算出する。また、上述のステップ416において、V
またはWが0(V=0またはW=0)と判定されるとス
テップ420に進み、実験により求めた変曲点誤差Sの
算出式、S=−0.5に基づいて変曲点誤差Sを算出す
る。さらに、上述のステップ416において、VはWよ
りも小さい(V<W)と判定されるとステップ422に
進み、実験により求めた変曲点誤差Sの算出式、S=−
0.5(W−V)/Wに基づいて変曲点誤差Sを算出す
る。ここで、上述の変曲点誤差Sの各算出式において、
0.5を掛けるのは、誤差の範囲をCCDセンサの1画
素の半分(0.5ビット)以内に押さえるためである。 【0028】上述の各ステップ418、420および4
22において変曲点誤差Sを算出した後、次のステップ
424に進み、ステップ414にて求めた仮のバー幅を
変曲点誤差Sに基づいて補正して正確なバー幅を算出す
る。ついで、ステップ425に進み、上述のステップ4
16からステップ424までの処理を繰り返し、このス
テップ425において「YES」と判定されると、即
ち、1スキャン分(バーコードの全てのバー部とスペー
ス部の全幅分)のバー幅の補正が終了すると次のステッ
プ426に進む。 【0029】ステップ426に進むと、このステップ4
26において、ステップ424にて算出したバー幅のデ
ータは正しいデータであるか否かの判定を行う。この判
定は、上述したステップ402〜ステップ426までの
処理(例えば8ms)を繰り返し(例えば3回)、これ
らのデータが全て一致した場合に「YES」と判定し、
次のステップ428において、ステップ426で求めた
データが出力回路360(図2参照)に出力される。ス
テップ426にて「NO」と判定された場合は、再度、
上述したステップ402〜ステップ426までの処理を
繰り返す。 【0030】上述したように、本実施例においては、ピ
ーク点の前後の差分をピーク点の数だけ行い、その大小
の比較に基づいて簡単な数式を適用するだけで補間を行
うことができるので、例えば、ラグランジュの補間法の
1/5000以下の処理時間で信号処理を行うことがで
き、処理時間を格段に短縮できるとともに、精度の高い
信号処理を行うことができるという格別の効果を生じ
る。 【0031】なお、上述の実施例においては、バーコー
ドラベル1とイメージセンサ200との間に結像用レン
ズ40を設けたが、イメージセンサに結像用の部材があ
れば結像用レンズ40を設ける必要はない。また、イメ
ージセンサ200としてCCDセンサを用いる例につい
て説明したが、CCDセンサの他に、密着型センサやフ
ォトダイオード等の光の強度を検出できるセンサ素子で
有ればどのようなものを用いても良い。そして、用いる
センサ素子(例えば密着型センサ)によっては、バーコ
ードラベル1とイメージセンサ200との間に空間を設
ける必要がなくなる。 【0032】また、上述の実施例においては、バーコー
ドラベル1上に光を照射する光源としてLEDモジュー
ル100を用いたが、レーザーダイオード、ランプ等の
光を放つものであればどのような光源を用いても良い。
さらに、バーコードラベル1上に外来光が照射されてい
れば、光源はなくても良い。また、上述の実施例におい
ては、微分波形のピーク点を検出するに際して、メジア
ンフィルタや2回のしきい値の設定を行ったが、即ち、
図3のステップ406〜ステップ412までの処理過程
を取ったが、ピーク点を検出するまではステップ406
〜ステップ412以外にどのような処理過程をとっても
良い。 【0033】また、A/D変換後のデータ処理はマイク
ロコンピュータ350内でバー幅を算出するソフトウゥ
ア処理により行ったが、全てをハードウェア構成として
行っても良い。さらに、上述の実施例においては、光学
情報読み取り装置としてバーコード読み取り装置につい
て説明したが、本発明は、バーコード読み取り装置以外
のどのような光学情報読み取り装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例のバーコード読み取り装置
の全体構成を示す図である。 【図2】 図1の制御装置の回路ブロックを示す図であ
る。 【図3】 本発明の信号処理装置のバー幅算出の処理動
作を示すフローチャートである。 【図4】 ピーク点を検出する処理動作を説明する図で
あり、(a)はバー部(黒)とスペース部(白)を有す
るバーコードを示す図であり、(b)は(a)のバーコ
ードを受光してA/D変換した後のディジタルデータを
示す図であり、(c)は(b)の微分波形と1回目のし
きい値を示す図であり、(d)は(b)の微分波形と2
回目のしきい値を示す図である。 【図5】 正確なバー幅を検出する処理動作を説明する
図であり、(a)は受光素子(CCD)の画素を示す図
であり、(b)はバー部(黒)とスペース部(白)を有
するバーコードを示す図であり、(c)は(b)のバー
コードを受光してA/D変換した後のディジタルデータ
波形を示す図であり、(d)は(c)の微分波形を示す
図であり、(e)は仮のバー幅を示す図であり、(
は本発明により算出された正確なバー幅を示す図であ
る。 【図6】 微分波形の形状判定を説明する図である。 【図7】 従来の光学情報読み取り装置におけるバー幅
を検出する処理動作を説明する図である。 【符号の説明】 100…LEDモジュール、200…イメージセンサ、
300…制御装置、320…A/D変換回路(アナログ
/ディジタル変換手段)、350…マイクロコンピュー
タ(微分手段、ピーク点検出手段、仮のバー幅算出手
段、補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−307632(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 7/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光学情報読み取り手段と、この光学情報
    読み取り手段より出力されたアナログ信号をディジタル
    信号に変換するアナログ/ディジタル変換手段とを有す
    る光学情報読み取り装置において、 前記アナログ/ディジタル変換手段により変換されたデ
    ィジタル信号の各ディジタル値を微分する微分手段と この微 分手段により微分された微分値のピーク点を検出
    するピーク点検出手段と このピ ーク点検出手段により検出されたピーク値より仮
    のバー幅を算出する仮のバー幅算出手段と この仮 のバー幅算出手段により算出された仮のバー幅を
    補正する補正手段とをえ、 この補正手段は、 前記ピーク点検出手段により求められたピーク値と該ピ
    ーク値の前のデータ値との差(V)、該ピーク値と該ピ
    ーク値の後のデータ値との差(W)を求めこれらの差の
    大小を判定する判定手段と、 この判定手段による判定に基づき、Sを補正値として、
    次の(1)、(2)、(3)の演算式 (1)前記差(V)が前記差(W)より大きいかまたは
    等しいと判定された場合、S=0.5(V−W)/V2)前記差(V)が前記差(W)より小さいと判定さ
    れた場合、S=−0.5(W−V)/W3)前記差(V)または前記差(W)が0の場合、S
    =−0.5 を用いて前記補正値を算出する補正値算出手段とを備え
    て、 この補正値算出手段の算出補正値に基づき、前記仮 のバ
    ー幅を補正して、光学情報に含まれるバー幅を検出する
    ようにしたことを特徴とする光学情報読み取り装置の信
    号処理装置。
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