JPH0877340A - 走査システムのためのオフセット及び利得補正を決定する方法 - Google Patents

走査システムのためのオフセット及び利得補正を決定する方法

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JPH0877340A
JPH0877340A JP7208583A JP20858395A JPH0877340A JP H0877340 A JPH0877340 A JP H0877340A JP 7208583 A JP7208583 A JP 7208583A JP 20858395 A JP20858395 A JP 20858395A JP H0877340 A JPH0877340 A JP H0877340A
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D Selby Bert
ディー セルビー バート
R Beikerk Thomas
アール バイカーク トーマス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像処理装置により形成された像信号に存在す
る暗オフセットバイアス及び利得を特徴付ける方法を提
供する。 【解決手段】 像感知素子のオフセット、利得及び高次
の応答を正確に特徴付けて、像感知装置又はスキャナに
おいてそれを補正できるようにする方法が提供される。
中間反射度のターゲットを用いて各感知素子の応答を測
定し、その測定された応答を用いて、それら応答に特性
曲線を適合し、ゼロ反射状態を含むセンサ素子の応答を
計算し、センサのための正確なオフセットレベル、利得
及び高次の応答を特徴付ける。更に、付加的な反射ター
ゲット及び応答を用いて、直線的に増加する光強度に対
して非直線的な応答を示す像感知素子を特徴付けること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、像処理装
置によって発生された像信号に存在する暗オフセットバ
イアス及び利得を特徴付ける方法に係り、より詳細に
は、像ピックアップ装置又はスキャナにおいて暗オフセ
ット電圧及び利得を正確に特徴付けし、電気信号の形態
のビデオ又は像データを転送するのに使用される通信経
路の信号チャンネルにおいてオフセット及び利得特性を
補償できるようにする方法に係る。
【0002】
【従来の技術】像走査又はデジタル化システムに存在す
る問題は、使用の前に非均一性を補正するために校正作
業を必要とすることである。一般に、ビーム走査システ
ム及び複数素子の走査システム、例えば、電荷結合デバ
イス(CCD)では、センサを校正しなければならな
い。センサのオフセットの校正は、文書の反射又は非反
射領域、例えば、白黒文書における黒領域に応答して信
号のレベルを決定することに向けられる。又、校正は、
ある範囲の反射度にわたりセンサの利得を特徴付けし、
信号の振幅を充分に調整して、そのダイナミックレンジ
を最大にすることにも向けられる。
【0003】オリジナル(原稿)をラスタ走査すること
により観察する電荷結合デバイスのような複数素子走査
装置を用いたシステムでは、そのCCDによって発生さ
れた出力信号が、CCDの本来の動作特性に起因する電
位を含む。CCDの像出力信号を真の値又は絶対値に復
帰させるためには、CCDから導出されたオフセット電
位又は信号と称される電位を、像信号から除去しなけれ
ばならない。しかしながら、除去されるオフセット信号
が実際のオフセット信号よりも大きいか又は小さい場合
には、像出力信号に顕著な収差又は歪が生じることにな
る。CCDの動作特性は、しばしば、CCDごとに大巾
に変化し、又、同じCCDでも、或いは異なる集積率に
対し、時間と共に変化するので、除去されるべきオフセ
ット信号を正確に決定することはしばしば困難である。
更に、多数のCCDが使用されたシステムでは、問題が
更に複雑化される。その上、CCDセンサの応答は、こ
れを一次関数として特徴付けできるように、一般に直線
的であると仮定される。
【0004】オフセット特徴付けの問題に対処するため
に、センサオフセットの校正は、しばしば、2つの方法
の一方を用いて行われている。第1の方法では、露出光
線が与えられないときにセンサの出力信号レベルを測定
することによりオフセットレベルが決定される。不都合
にも、この非光線方法は、露出空洞内に存在する漂遊光
線を考慮しておらず、センサのオフセット校正中に著し
いエラーを招くことがある。第2の方法は、通常の走査
中に使用される露出光源を用いて露光される黒校正ター
ゲットを使用するものである。この方法は、例えば、X
erox(登録商標)DocuTech(登録商標)プ
ロダクション・パブリッシャのスキャナにより使用され
る。黒校正ターゲットから反射された光にセンサが露出
されたときに、センサの出力信号レベルを測定すること
によりオフセットレベルが決定される。
【0005】他方、利得は、一般に、露出光が与えられ
そして既知の反射度を有する白校正ターゲットから反射
されたときにセンサの第2の出力信号レベルを測定し、
次いで、黒及び白校正ターゲットの反射度間の既知の差
に対して第1及び第2の出力信号を比較することにより
特徴付けされる。この信号方法は、例えば、Xerox
(登録商標)7650Prolmager(登録商標)
に使用されている。不都合なことに、非直線応答を示す
センサの特徴付けは、一般に、非常に直線的な応答をも
つCCDを指定することにより回避される。
【0006】従来、センサの特徴付けの問題に対処する
ための種々の装置及び方法が開発されており、その幾つ
かは以下の文献に開示されている。
【0007】ハーディン氏の米国特許第3,586,7
72号は、正規化走査中に検出される黒及び白ピークの
関数として決定されるクリップレベルを用いた光学文字
読み取り装置を開示している。
【0008】バクスタ氏の米国特許第3,673,32
2号は、指向された光線の量に応答して電気信号を発生
するための光学センサを有するファクシミリ送信システ
ムを教示している。文書を保持するのに使用される回転
ドラムは、非常に反射度の高いメタルストリップを含
み、各回転中に一度最大の白信号が発生されるよう保証
する。送信のための信号出力は、白に対する最大の正の
レベルから、黒に対する最大の負のレベルまで変化し、
走査される文書領域によって決定される。
【0009】コクラン氏等の米国特許第3,800,0
78号は、ホトダイオードの感度を補償するためのバッ
クグランドの透明な帯が、走査される文書の頂部に沿っ
て適当な余裕を設けることによって確保されるようなデ
ジタル補償の走査システムを教示している。
【0010】ミクネイル氏等の米国特許第3,800,
079号は、ホトダイオードの感度及び照明変動の信号
が除去されて、補正されたビデオ情報信号を与えるよう
な走査システムを開示している。
【0011】コルカー氏の米国特許第3,952,14
4号は、所定回数の走査ごとに一度校正を実行する装置
を開示している。
【0012】ウイギン氏の米国特許第4,216,50
3号は、CCDの動作特性の変化による利得及びオフセ
ットのドリフトを補正するための装置を教示している。
【0013】P.スワート氏は、1971年8月のIB
Mテクニカル・ディスクロージャ・ブルテン、第14
巻、第3号において、文書のバックグランドからのピー
ク白電圧と、スキャナがオフモードのときに決定された
ピーク黒電圧とに基づいて動作する「コントラスト増幅
器(Contrast Amplifier)」を教示している。
【0014】I.クレシ氏は、1993年1月/2月の
ゼロックス・ディスクロージャ・ジャーナル、第18
巻、第1号(第75−76ページ)において、ラスタ入
力スキャナの成分変動を補償する「自動利得補正(AG
C)ビデオ補正(Automatic Gain Correction (AGC) Vid
eo Correction)」を開示している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】これらの種々の方法
は、オフセット特性及び非直線的なセンサ応答を確実且
つ正確に補正することができない。更に、全巾アレーシ
ステムが最近開発されたことに伴い、使用されるシステ
ム、即ちプラテン走査又は定速搬送にも係わりなく高速
走査方向のドリフト変化がより顕著なものとなってい
る。これは、全巾アレーが、通常、多数の小さなアレー
を突き合わせ又は食い違い式に一緒に接合して形成され
るためである。更に正確なオフセット補正方法の必要性
から、本発明の要旨であるオフセット補正及び高次応答
の特徴付け方法が導出されるに至った。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、文書の
表面から反射される露出光の強度を記録するのに使用さ
れる感光センサのためのオフセット補正レベルを決定す
る方法において、第1の反射レベルを有する第1ターゲ
ットから反射された光に上記センサが曝されたときのセ
ンサ応答を測定し、上記第1の反射レベルより大きな第
2の反射レベルを有する第2ターゲットから反射された
光に上記センサが曝されたときのセンサ応答を測定し、
そして上記第1ターゲットに対するセンサ応答、上記第
2ターゲットに対するセンサ応答並びに上記第1及び第
2ターゲットの反射度の関数として、ゼロ反射ターゲッ
トから反射される光に対する上記センサの応答を計算
し、その計算された応答を上記センサのためのオフセッ
ト補正レベルとして使用できるようにする、という段階
を備えた方法が提供される。
【0017】本発明の別の特徴によれば、文書の表面か
ら反射される露出光の強度を記録するのに使用される感
光センサのための利得補正係数及び少なくとも1つのよ
り高次の補正係数を決定する方法において、第1の反射
度を有する第1ターゲットから反射された光に上記セン
サが曝されたときのセンサ応答を測定し、上記第1の反
射度より大きな第2の反射度を有する第2ターゲットか
ら反射された光に上記センサが曝されたときのセンサ応
答を測定し、上記第1の反射度より大きく且つ上記第2
の反射度より小さい第3の反射度を有する第3ターゲッ
トから反射された光に上記センサが曝されたときのセン
サ応答を測定し、そして上記第1ターゲット、第2ター
ゲット及び第3ターゲットに対するセンサ応答と、上記
第1、第2及び第3ターゲットの反射度との関数とし
て、上記センサの利得、及び高次の補正係数を計算し、
その計算された応答を上記センサのための利得補正係数
として使用できるようにする一方、更に、上記高次の補
正係数の使用によりいかなる非直線的なセンサ応答も補
償する、という段階を備えた方法が提供される。
【0018】本発明の更に別の特徴によれば、文書の表
面から反射される露出光の強度を記録するのに使用され
る走査アレーの複数の感光センサのためのオフセット補
正レベルを決定する方法において、(a)第1の非ゼロ
の反射レベルを有する第1ターゲットから反射された光
に曝されたときの各センサの応答を測定し、(b)上記
第1ターゲットに対するセンサ応答の大きさを表す値
を、独特のセンサに各々対応する複数の第1校正メモリ
位置に記憶し、(c)上記第1の反射レベルより大きな
第2の反射レベルを有する第2ターゲットから反射され
た光に曝されたときの各センサの応答を測定し、(d)
上記第2ターゲットに対するセンサ応答の大きさを表す
値を、独特のセンサに各々対応する複数の第2校正メモ
リ位置に記憶し、そして(e)上記第1及び第2校正メ
モリ位置に記憶された関連センサ応答と、上記第1及び
第2ターゲットの反射度との関数として、ゼロ反射ター
ゲットから反射される光に対する上記複数のセンサ各々
の応答を計算し、そしてその計算された応答を各々の上
記センサのためのオフセット補正レベルとして使用す
る、という段階を備えた方法が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を一般的に理解するため
に、添付図面を参照して説明する。添付図面全体にわた
り、同じ要素は同じ参照番号で示されている。図1は、
デジタル像形成システム10、例えば、Xerox(登
録商標)DocuTech(登録商標)プロダクション
・パブリッシャを示し、これは、文書像入力のためのラ
スタ像スキャナのような像入力ターミナル(IIT)1
2を備えている。このIITは、キャリッジ型(例え
ば、Xerox(登録商標)7650 Pro Ima
ger(登録商標))の連続速度又は全ページラスタス
キャナであって、電荷結合デバイス(CCD)即ち感光
素子のページ巾アレーを使用して、文書から反射された
光をラスタフォーマットの複数の電気信号に変換するも
のである。高速IITの動作速度において、ホトサイト
(photosite) と称するCCD内の個々のラスタ像素子を
使用して、約30MHzの速度でビデオ信号が発生さ
れ、各ビデオ信号は、文書の関連ピクセルを所定範囲内
のグレースケールレベルとして表す。グレースケール
は、黒と白との間の連続部を含むだけでなく、例えば、
マルチカラーIITのように、カラー分離のための反射
光の相対的な強度も含むことに注意されたい。
【0020】各ピクセルのグレースケールレベルを正確
に表すために、CCDの個々のラスタ像素子が最初に校
正され、像素子により発生されるその後の全てのビデオ
信号は、個々の素子間の変化を補償するように補正され
る。ビデオ信号の補正は、通常は、オフセット補正及び
利得補正と特に称する2つの部分において行われる。オ
フセット補正は、文書の「黒」即ちゼロ反射領域を像形
成する間に信号の大きさを補償するためのビデオ信号の
調整である。利得補正は、オフセット補正された信号を
スケーリング即ち増幅して、文書の「白」即ち絶対反射
領域を像形成するときにビデオ信号が最大になるように
する。ここに述べるように、簡単化のために白黒走査例
を使用するが、本発明は、文書像のカラー分離を表す複
数のデジタル信号を発生するデジタル像形成システムに
も適用できる。
【0021】又、デジタル像形成システムには、像処理
システム(IPS)14及びラスタ出力スキャナ(RO
S)サブシステム16も含まれる。IPS14は、これ
に送られるデジタル像に基づいて行われる処理及び編集
動作を実行する。このような動作は、デジタル像をスレ
ッシュホールド処理して2進表示を発生し、ハーフトー
ンスクリーニングを行い、エラー拡散を行い、カラー補
正を行い、そして不足カラーを除去することを含むが、
これらに限定されるものではない。デジタル像は、いっ
たん処理されると、ROS16へ転送され、ここで、例
えば、レーザ又は同様の露光装置を使用して、光応答
(P/R)面を露光し、その後の現像及び出力のために
潜像を形成する。
【0022】図2は、本発明を実施するためにIIT1
2内に使用される簡単なビデオ前処理回路のブロック図
である。図示されたように、CCD20は、これに当た
る光の強度を測定するセンサ又はホトサイトと称する複
数の感光素子を含むのが好ましい。良く知られたよう
に、各センサには、走査されている文書(図示せず)の
一部分から反射されて像形成光学系(図示せず)により
ホトサイトに収束される光が当たる。文書により感知さ
れる光は、文書の表面から反射されるので、ホトサイト
は、文書の領域の反射度を測定する。この測定は、文書
とCCDが互いに相対的に移動するときに多数の走査線
に対し同時に行われるのが好ましい。
【0023】CCD内の各ホトサイト即ちセンサは、感
知された文書の反射度に対応する電圧信号を発生する。
その後に、センサが発生した信号は、CCDから順次に
2つのチャンネル(A及びB)にシフトされる。典型的
に、CCD信号は、−0.2ボルト程度であり、約+4
ボルトのDCバイアス電圧上にのせられている。DC復
帰回路22a及び22bは、DCバイアス電圧を除去
し、0ないし−0.2ボルトの範囲のCCDセンサ出力
に等しいものを出力する。チャンネルオフセット補正を
含むオフセット補正係数は、DAC24a及び24bに
よって発生され、アナログ加算ブロック即ち加算器
(Σ)26a及び26bによって加算される。従って、
これら加算器26a及び26bからのDC復帰され即ち
オフセット補正された信号レベル出力は、図3ないし6
について詳細に述べるように、絶対黒反射度に応じた等
価基礎レベルを有する。その後、その復帰されオフセッ
ト補正された信号はMUX30へ供給され、そこで一緒
に縫合し直されて、ピクセル信号の単一流を形成する。
アナログピクセル信号の直列流は、次いで、増幅器32
において増幅され、A/Dコンバータ34により必要と
される電圧及び電流レベルを発生し、該コンバータは、
アナログピクセル信号をデジタル信号に変換する。
【0024】上記のアナログオフセット補正とは別に、
DAC24a及び24bは、チャンネル対チャンネルの
オフセット補正のみを行うのに使用してもよい。この場
合には、各個々のホトサイトに関連したデジタル信号が
その後に処理されて、図3の任意の加算器40により一
般的に示されたオフセット補正を行うことができる。図
3に示すように、A/Dコンバータ34からのデジタル
入力信号は、加算器40へ送られ、そこで、参照番号4
2で示すようなピクセルクロック駆動カウンタにより発
生されたアドレスに応答してオフセットRAM44によ
り与えられたオフセット補正信号に加えられる。
【0025】アナログ又はデジタルのいずれかの補正機
構において、デジタル信号がデジタルオフセット値にい
ったん加えられると、その結果が回路ブロック46にお
いてオーバーフローに対してチェックされる。その後、
オフセット補正された信号は乗算器48へ通され、そこ
で、利得RAM50に記憶されたデジタル値で乗算さ
れ、利得乗数は、カウンタ42の出力の関数として選択
される。この簡単な図は種々の回路の時間遅延を考慮す
るものではなく且つこのような遅延を考慮するにはラッ
チ又は遅延線を含む必要があることに注意されたい。デ
ジタル信号がオフセットに対して補正されそして利得係
数で乗算されると、それが回路ブロック52においてオ
ーバーフローに対して再びチェックされ、その後、ラッ
チ54へ通され、ライン56のピクセルクロック信号に
より決定された時間周期中にそこに保持される。
【0026】オフセットRAM44に記憶される校正値
(オフセット及び利得補正を含む)を決定するために、
図4のプロセス段階が実施される。又、プロセスのグラ
フ表示が図5に示されている。前記したように、オフセ
ット校正動作の意図は、CCDセンサが文書の0%反射
位置に曝されたときに該センサによって発生されるオフ
セット信号レベルに対しデジタル像信号を補正できるよ
うにすることである。本発明は、0%反射ターゲットか
ら反射される光に対する応答を測定せず、以下に述べる
ように、2つの反射レベルにおけるホトサイトの応答を
測定しそしてその測定された校正点を通る直線又は曲線
Lの式から「黒」信号レベルのオフセットを導出するこ
とにより、CCD又は同様のラスタ走査装置のセンサ素
子を校正する。
【0027】最初に、ステップ82で示すように、ダー
クグレーのターゲットから反射された光に対するセンサ
の応答を測定しそしてメモリにデジタル値として記憶す
る。約1%反射度から約10%反射度までの範囲のター
ゲット反射レベルを使用するが、ターゲットのダークグ
レーのレベルは約2%反射度であるのが好ましい。この
融通性は、一般に入手できる反射ターゲットを使用でき
るようにする一方、コストのかかる絶対黒又は白の反射
ターゲットの必要性を排除するものである。それにより
センサのデジタル信号が得られると、その後の処理のた
めに校正RAM(図示せず)に一時的に記憶される。例
えば、センサは、図5のグラフに点Cで示すように、約
43の大きさをもつデジタル信号レベルを出力する。ス
テップ84で示すように、ライトグレーのターゲットに
対するセンサの応答も測定され、記録される。この場合
も、ライトグレーのターゲットの反射度は、70%ない
し90%程度であり、好ましくは、約77%である。前
記のように、それによりセンサで出力される約192の
デジタル値をもつデジタル信号も、その後の処理のため
に校正RAM(図示せず)に記憶される。
【0028】ライトグレー及びダークグレーのセンサ応
答信号レベルが測定されて記録されると、2つの点にセ
ンサ応答曲線が適合される。図5に示すように、応答曲
線は直線応答であると仮定され、次の直線方程式を用い
て曲線の決定が簡単に行われる。 y=mx+b (1) 但し、bはy切片でありそしてmは次の式により定めら
れる傾斜である。 m=(yD −yC )/(xD −xC ) (2) そして b=yC −mxC (3)
【0029】図5に示された点を用いて、この直線例の
y切片に対して式を解くと、傾斜mが約1.987で、
y切片bが約39.027となる。従って、0%反射タ
ーゲットから反射される光から予想されるセンサ出力の
デジタルレベル、即ちセンサのオフセットは、約39と
決定され、これは、図5のグラフに示すy切片と等価で
ある。同様に、傾斜即ち利得mは式2に基づいて決定さ
れる。図4のステップ84で行われた上記の計算は、オ
フセット利得値を、後で使用するために各々ステップ8
6及び88においてセンサオフセット及び利得RAMに
記憶できるようにする一方、図3について前記したよう
に、文書をデジタル化する。図4にステップ90及び9
2で示されたように、走査アレー即ちCCDの複数のセ
ンサ素子の各々に対してこのプロセスが繰り返される。
図4に示したプロセスステップが完了すると、CCDセ
ンサアレーの各素子に対してオフセット及び利得レベル
が計算される。
【0030】直線のy切片を決定するのに適した動作と
して前記したが、CCDセンサの応答曲線が当該領域に
おいて非直線的であると決定された場合は、反射光がな
いか又は低い状態に応答してセンサ即ちホトサイトの電
圧出力特性を正確に表すために他の曲線適合動作を使用
できることが明らかであろう。図6は、センサの応答を
曲線Lによってより正確に近似できる曲線適合動作の例
を示す。このような状態においては、次の式で示すよう
に1つ以上の高次の補正係数(an n+1 )を含むよう
に式(1)を変更する。 y=mx+b+a1 2 +a2 3 +・・・ (4) 但し、n個の付加的な校正点を使用して、n次元の多項
式曲線を形成することができる。各高次の補正係数を式
4に追加する場合には、曲線Lに沿った付加的な点を決
定する必要がある。例えば、式4のa1 の値を決定する
ためには、図6に点Eで示すように、中間のグレーの反
射度、例えば、約50%の反射度においてデータを収集
することが必要である。付加的な校正情報を使用する
と、高次の項を用いて非直線的なセンサ応答を特徴付け
することができる。
【0031】
【発明の効果】要約すれば、本発明は、像処理装置によ
って発生された像信号に存在するオフセットを補償する
方法を提供し、より詳細には、像感知素子のオフセッ
ト、利得及び高次の応答を正確に特徴付けし、像感知装
置又はスキャナにおいてその補正を行えるようにする方
法を提供する。この方法は、中間(グレー)反射度のタ
ーゲットを用いて各センサ素子の応答を測定し、そして
その測定された応答を使用してそれらの応答に特性曲線
を適合し、ゼロ反射状態を含むセンサ素子の応答を計算
し、センサの正確なオフセットレベル、利得及び高次の
応答を特徴付ける。更に、付加的な反射ターゲット及び
応答を用いて、直線的に増加する光強度に対して非直線
的な応答を示す像感知素子を特徴付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル像形成システムの主たる要素を示すブ
ロック図である。
【図2】2チャンネル像入力ターミナルにおける主たる
要素を示す概略ブロック図である。
【図3】2チャンネル像入力ターミナルにおける主たる
要素を示す概略ブロック図である。
【図4】本発明により実施される校正動作のステップを
示すフローチャートである。
【図5】図4で行われる動作の例をグラフで示した図で
ある。
【図6】図4で行われる動作の例をグラフで示した図で
ある。
【符号の説明】
10 デジタル像形成システム 12 像入力ターミナル(IIT) 14 像処理システム(IPS) 16 ラスタ出力スキャナ(ROS)サブシステム 20 CCD 22a、22b DC復帰回路 24a、24b DAC 26a、26b 加算器 30 MUX 32 増幅器 34 A/Dコンバータ 40 加算器 42 ピクセルクロック駆動カウンタ 44 オフセットRAM 48 乗算器 50 利得RAM 54 ラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス アール バイカーク アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14580 ウェブスター ウェブスター ロード 1084

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の表面から反射される露出光の強度
    を記録するのに使用される感光センサのためのオフセッ
    ト補正レベルを決定する方法において、 第1の非ゼロの反射レベルを有する第1ターゲットから
    反射された光に上記センサが曝されたときのセンサ応答
    を測定し、 上記第1の反射レベルより大きな第2の反射レベルを有
    する第2ターゲットから反射された光に上記センサが曝
    されたときのセンサ応答を測定し、そして上記第1ター
    ゲットに対するセンサ応答、上記第2ターゲットに対す
    るセンサ応答並びに上記第1及び第2ターゲットの反射
    の関数として、ゼロ反射ターゲットから反射される光に
    対する上記センサの応答を計算し、その計算された応答
    を上記センサのためのオフセット補正レベルとして使用
    できるようにする、という段階を備えたことを特徴とす
    る方法。
  2. 【請求項2】 文書の表面から反射される露出光の強度
    を記録するのに使用される感光センサのための利得補正
    係数及び少なくとも1つのより高次の補正係数を決定す
    る方法において、 第1の反射度を有する第1ターゲットから反射された光
    に上記センサが曝されたときのセンサ応答を測定し、 上記第1の反射度より大きな第2の反射度を有する第2
    ターゲットから反射された光に上記センサが曝されたと
    きのセンサ応答を測定し、 上記第1の反射度より大きく且つ上記第2の反射度より
    小さい第3の反射度を有する第3ターゲットから反射さ
    れた光に上記センサが曝されたときのセンサ応答を測定
    し、そして上記第1ターゲット、第2ターゲット及び第
    3ターゲットに対するセンサ応答と、上記第1、第2及
    び第3ターゲットの反射度との関数として、 上記センサの利得、及び高次の補正係数を計算し、その
    計算された応答を上記センサのための利得補正係数とし
    て使用できるようにする一方、更に、上記高次の補正係
    数の使用によりいかなる非直線的なセンサ応答も補償す
    る、という段階を備えたことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 文書の表面から反射される露出光の強度
    を記録するのに使用される走査アレーの複数の感光セン
    サのためのオフセット補正レベルを決定する方法におい
    て、 (a)第1の非ゼロの反射レベルを有する第1ターゲッ
    トから反射された光に曝されたときの各センサの応答を
    測定し、 (b)上記第1ターゲットに対するセンサ応答の大きさ
    を表す値を、独特のセンサに各々対応する複数の第1校
    正メモリ位置に記憶し、 (c)上記第1の反射レベルより大きな第2の反射レベ
    ルを有する第2ターゲットから反射された光に曝された
    ときの各センサの応答を測定し、 (d)上記第2ターゲットに対するセンサ応答の大きさ
    を表す値を、独特のセンサに各々対応する複数の第2校
    正メモリ位置に記憶し、そして (e)上記第1及び第2校正メモリ位置に記憶された関
    連センサ応答と、上記第1及び第2ターゲットの反射と
    の関数として、ゼロ反射ターゲットから反射される光に
    対する上記複数のセンサ各々の応答を計算し、そしてそ
    の計算された応答を各々の上記センサのためのオフセッ
    ト補正レベルとして使用する、という段階を備えたこと
    を特徴とする方法。
JP7208583A 1994-08-24 1995-08-16 走査システムのためのオフセット及び利得補正を決定する方法 Withdrawn JPH0877340A (ja)

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