JP3527412B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3527412B2
JP3527412B2 JP17724398A JP17724398A JP3527412B2 JP 3527412 B2 JP3527412 B2 JP 3527412B2 JP 17724398 A JP17724398 A JP 17724398A JP 17724398 A JP17724398 A JP 17724398A JP 3527412 B2 JP3527412 B2 JP 3527412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原画像が分割さ
れた複数の分割画像に対するつなぎ処理を施す際のつな
ぎ位置を決定する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力スキャナ等のような画像を読み取る
装置において、読み取る画像が大きいときには、1回の
読み取りで全画像を読み取ることができないため、画像
を分割入力し、後の画像処理において分割入力した複数
の画像に対してつなぎ処理が施され、全体の1つの原画
像を復元(再現)することが行われている。
【0003】例えば、図13に示すように主走査方向で
あるX方向に複数の画素が配列されたCCDラインセン
サ8が、原画像2を読み取る際には、副走査方向である
Y方向に走査することによって第1の分割画像を読み取
り、次にCCDラインセンサ8をX方向に移動させた位
置(図13に示す一点鎖線で示す位置)から再びY方向
に走査することによって第2の分割画像を読み取る。こ
れにより、原画像2の全体を読み取ることができる。こ
のようにして得られた複数の分割画像に対してつなぎ処
理を施して原画像2全体についての画像データを生成す
る。つなぎ処理を行うために、図13に示すように第1
と第2の分割画像とで重複領域GRが読み取られる。
【0004】このような処理を行う従来の画像処理装置
の概略構成を図14に示す。入力スキャナ等の画像読み
取りヘッド部分に相当する画像入力部210は、1つの
原画像2を分割した画像をそれぞれ順次に画像処理部2
20に送るように構成されている。例えば、図13に示
したように原画像2を2分割した状態で読み取って入力
する場合には、先に入力する分割画像をAとし、後に入
力する分割画像をBとする。画像入力部210は、画像
処理部220に対して分割画像A,Bを順次に送出す
る。なお、画像入力部210は、分割画像A,Bのそれ
ぞれを出力する際、上記のようなCCDラインセンサ8
の1ラインごとの読み取りが行われるごとに出力する。
【0005】画像処理部220は、分割画像A,Bのそ
れぞれを後段のつなぎ処理部240に出力する。また、
画像処理部220は、内部に画像抽出部221と比較部
222とつなぎ位置決定部225とを備えている。
【0006】画像抽出部221は、画像入力部210か
ら先に入力する分割画像Aのうちから重複領域GRに相
当する画像部分Gaのみを1ラインごとに抽出し、この
画像部分Gaを比較部222に出力する。ここでの抽出
は、例えば、分割画像Aの+X側の端部から−X方向に
所定の数(k個)の画素を抽出することにより行われ
る。
【0007】比較部222は、分割画像Aについての画
像部分Gaを内部に設けられた図示しないメモリ等に一
時的に格納しておく。
【0008】そして、後に画像入力部210から分割画
像Bが入力された際に、画像抽出部221は、分割画像
Bのうちから重複領域GRに相当する画像部分Gbのみ
を抽出する。ここでの抽出は、例えば、分割画像Bの−
X側の端部から+X方向に所定の数(j個(但し、j>
k))の画素を抽出することにより行われる。そして、
分割画像Bについての画像部分Gbは比較部222に送
られる。
【0009】そして、比較部222は、メモリ等から先
に入力した分割画像Aについての画像部分Gaを読み出
し、双方の画像部分GaとGbとを比較する。ここでの
比較は、分割画像Bについての画像部分Gbの比較対象
とする部分を+X方向に向かって画素単位で段階的に移
動させ、それぞれの画素位置において比較対象とされる
部分の画像部分Gbとメモリ等から読み出された画像部
分Gaとを比較することにより行われる。
【0010】具体的には、画像部分Gbについての移動
量をZ画素分(但し、0<Z<(j−k))とすると、
【0011】
【数1】
【0012】に示すように移動量Zについての特性デー
タSh(Z)を得ることができる。数1において、kは上
記の画像部分Gaに含まれている画素数を示しており、
iはk個の画素のうちのi番目の画素を示している。す
なわち、数1は、分割画像AとBとのうちの一方を画素
単位でずらしながら、画素ごとの差分値を積算するもの
である。この差分の積算値は、両画像の相関度を示して
いる。このような特性データSh(Z)を移動量Zの値ご
とに(すなわち、1画素移動させる度に)導き、比較結
果とする。
【0013】そして、比較部222における比較結果
は、つなぎ位置決定部225に送られる。
【0014】つなぎ位置決定部225では、比較部22
2から送られてくる比較結果に基づいて、画像部分Ga
とGbとの相関度が最も高くなる画素位置をつなぎ位置
として決定する。例えば、上記数1による特性データS
h(Z)が得られると、この特性データSh(Z)を最小に
する移動量Zのときに、画像部分GaとGbとの相関度
が最も高くなることとなる。つなぎ位置決定部225で
決定されたつなぎ位置(移動量Zp)は、つなぎ位置情
報としてつなぎ処理部240に送られる。
【0015】なお、画像処理部220におけるつなぎ位
置の決定の処理は、第2の分割画像の入力に伴って1ラ
インごとに行われる。
【0016】そして、つなぎ処理部240は、画像処理
部220から与えられる先に入力した分割画像Aを内部
に設けられた磁気ディスク等の記憶部に格納しておき、
分割画像Bの1ラインごとの入力とともに、画像処理部
220内のつなぎ位置決定部225から入力するつなぎ
位置情報に基づいて分割画像A,Bのつなぎ処理を施し
て原画像2についての1つの画像データを生成すること
ができる。そして、得られた原画像2についての1つの
画像データは、記憶部内に再び格納したり、後段の装置
に画像出力することができるように構成されている。
【0017】なお、3分割以上の分割画像を入力する場
合についても上記のような処理が繰り返されることとな
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、網点画像の
ような周期性の高い原画像をCCDラインセンサ8など
のような等間隔に配置された画素で読み取りを行うと、
インフェイズ現象やアウトフェイズ現象を起こし、読み
取って得られる画像にモアレが発生する。
【0019】図15は、このようなインフェイズ現象、
アウトフェイズ現象を示す説明図である。図15(c)
に示すように、原画像が網点画像等のような周期的に変
動する。分割画像Aを読み取る際、CCDラインセンサ
8の各画素の位置が図15(b)に示す画素位置PAで
あったとすると、得られる分割画像Aについての各画素
ごとの濃度値は図15(a)に示すようになる。CCD
ラインセンサ8の画素位置PAと原画像の周期との僅か
な位置関係の差により、インフェイズ部分では忠実に原
画像が読み取られ、アウトフェイズ部分では原画像を忠
実に読み取られていない。
【0020】換言すれば、インフェイズ現象およびアウ
トフェイズ現象とは、CCDラインセンサ8の画素位置
PAと原画像との位置関係の差により画素位置に応じて
画像の変化が強調したり弱めたりしてサンプリングされ
るという現象であり、CCDラインセンサ8の画素間ピ
ッチと原画像との干渉(モアレ)であるということがで
きる。
【0021】そして、分割画像Bを読み取る際に、CC
Dラインセンサ8を主走査方向であるX方向に移動させ
ると、分割画像Aを読み取った際の画素位置PAと分割
画像Bを読み取る際の画素位置PB(図15(d)参
照)とは、位置ズレを生じるため、分割画像Aについて
発生するモアレと分割画像Bについて発生するモアレと
は、異なるものとなる。
【0022】実際、図15(b),(d)のように、分
割画像Aと読み取る際の画素位置PAと、分割画像Bを
読み取る際の画素位置PBとが1/3画素分だけずれて
いると、分割画像Aと分割画像Bとではそれぞれ異なる
位置でインフェイズ現象、アウトフェイズ現象が生じる
ため、分割画像Aと分割画像Bとは、3〜4画素程度の
位置ズレを生じることとなる。
【0023】このようにモアレは、CCDラインセンサ
8の各画素間ピッチの整数倍と網点ピッチとの僅かな差
によって発生するものであり、これによって分割画像A
と分割画像Bとに大きな位置ズレを発生させている。
【0024】そして、位置ズレを生じた分割画像AとB
とを上記のように比較すると、当然分割画像Bを3〜4
画素程度移動させた位置において分割画像Aの画像部分
Gaと分割画像Bの画像部分Gbとの相関度が最も高く
なり、3〜4画素程度の移動量Zがつなぎ位置として決
定されることとなる。しかし、このつなぎ位置は、各分
割画像において実際に原画像を読み取った位置が異なる
ため、正確なつなぎ位置とはならない。
【0025】図16は、上記のように周期性の高い原画
像を分割して読み取った分割画像間の特性データSh
(Z)を示している。図16に示すように各分割画像に生
じるモアレの周期に応じて特性データSh(Z)に極小値
が出現することとなる。そして、分割画像Aについての
インフェイズ部分に分割画像Bについてのインフェイズ
部分を移動させた位置が最も相関度が高くなる。
【0026】この場合は、本来、移動量ZがZpとなる
位置でつなぎ処理を行うことが好ましいにもかかわら
ず、上記のような従来のようなつなぎ位置の決定を行う
と、インフェイズ現象等によって移動量ZがZ1となる
位置でつなぎ処理が行われることとなる。
【0027】従って、上記のような従来の画像処理装置
には、原画像が網点画像などのように周期性の高い画像
であった場合、CCDラインセンサ8の画素間ピッチと
原画像の周期との干渉によってつなぎ位置に大きなズレ
を発生させ、つなぎ処理によって復元される原画像の画
質を劣化させるという問題を有している。
【0028】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであって、原画像が周期性を有する画像であっても、
正常なつなぎ処理を行うことができる画像処理装置を提
供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、原画像が分割された第1
の分割画像と第2の分割画像とに重複して含まれる重複
領域において、第1の分割画像と第2の分割画像とのつ
なぎ処理を行うためのつなぎ位置を決定する画像処理装
置であって、(a) つなぎ処理の対象となる第1の分割画
像と第2の分割画像とを順次に入力する画像入力手段
と、(b) 第1の分割画像のうちから所定部分の画像を抽
出することにより第1の分割画像についての重複領域の
画像部分を抽出するとともに、第2の分割画像のうちか
ら所定部分の画像を抽出することにより第2の分割画像
についての重複領域の画像部分を抽出する画像抽出手段
と、(c) 画像抽出手段で抽出された第1の分割画像につ
いての第1の画像部分と、第2の分割画像についての第
2の画像部分とを比較することによって、第1の画像部
分と第2の画像部分との相関度を示す特性データを生成
する比較手段と、(d)重複領域についての画像の周期
性が高いか低いかを検出する周期性検出手段と、(e)
周期性検出手段における検出結果を入力し、周期性が
高い場合には、特性データに対して周期性の影響を軽減
する所定の補正量を加算することにより補正データを生
成して出力する補正手段と、(f) 補正データに基づい
て、第1の分割画像と第2の分割画像とのつなぎ位置を
決定するつなぎ位置決定手段とを備えている。
【0030】請求項2に記載の発明は、原画像が分割さ
れた第1の分割画像と第2の分割画像とに重複して含ま
れる重複領域において、第1の分割画像と第2の分割画
像とのつなぎ処理を行うためのつなぎ位置を決定する画
像処理装置であって、(a) つなぎ処理の対象となる第1
の分割画像と第2の分割画像とを順次に入力する画像入
力手段と、(b) 第1の分割画像のうちから所定部分の画
像を抽出することにより第1の分割画像についての重複
領域の画像部分を抽出するとともに、第2の分割画像の
うちから所定部分の画像を抽出することにより第2の分
割画像についての重複領域の画像部分を抽出する画像抽
出手段と、(c) 画像抽出手段で抽出された第1の分割画
像についての第1の画像部分と、第2の分割画像につい
ての第2の画像部分とを比較することによって、第1の
画像部分と第2の画像部分との相関度を示す特性データ
を生成する比較手段と、(d) 重複領域についての画像の
周期性が高いか低いかを検出する周期性検出手段と、
(e) 周期性が高い場合に特性データの有効範囲を所定の
範囲内に制限するつなぎ位置制限手段と、(f) 特性デー
タの有効範囲内のうちから第1の分割画像と第2の分割
画像とのつなぎ位置を決定するつなぎ位置決定手段とを
備えている。
【0031】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の画像処理装置において、周期性検出手段は、画
像抽出手段で抽出される第1の分割画像についての画像
部分に基づいて、重複領域についての画像の周期性を検
出することを特徴としている。
【0032】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の画像処理装置において、周期性検出手段は、画
像抽出手段で抽出される第2の分割画像についての画像
部分に基づいて、重複領域についての画像の周期性を検
出することを特徴としている。
【0033】請求項5に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の画像処理装置において、周期性検出手段は、比
較手段で得られる特性データに基づいて、重複領域につ
いての画像の周期性を検出することを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】<1.第1の実施の形態>図1
は、この発明の第1の実施の形態の画像処理装置100
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、こ
の画像処理装置100は、画像入力部10と画像処理部
20とつなぎ処理部40とを備えている。
【0035】画像入力部10は、入力スキャナの画像読
み取りヘッド部分等のように原画像を読み取って複数の
分割画像を生成する装置である。以下においては、画像
入力部10からは原画像について2つの分割画像A,B
が得られる場合について説明する。なお、ここでは画像
入力部10は、図13に示すように主走査方向であるX
方向に複数の画素が配列されたCCDラインセンサ8が
副走査方向であるY方向に走査することによって原画像
2を読み取り、分割画像A,Bを生成するものとする。
【0036】図2は、分割画像A,Bを説明する図であ
る。図2(a)は、原画像2を示しており、図2(b)
は、分割画像Aを示しており、図2(c)は、分割画像
Bを示している。図2(a)に示すような原画像2を分
割入力すると、図2(b),(c)に示すような分割画
像A,Bが得られる。図2(b),(c)に示す斜線領
域は、分割画像A,Bについて重複して得られる重複領
域の画像部分Ga,Gbである。2つの分割画像A,B
は、この重複領域内においてつなぎ処理が施される。
【0037】ところで、2つの分割画像A,Bのそれぞ
れにおいては、図2(b),(c)の一点鎖線で示すよ
うに、画像入力部10の機械的構成や、原画像2以外の
部分に設けられた基準線を読み取った画素の位置等から
予めつなぎ基準位置を予測することができる。しかし、
つなぎ基準位置には、実際の原画像2の読み取りの際に
生じる走査ムラ,原稿の撓み等は反映されていないた
め、分割画像AとBとをそれぞれのつなぎ基準位置でつ
なぎ処理を行うと画像の歪み等の画質劣化を招くことと
なる。
【0038】そこで、この実施の形態では、先に入力す
る分割画像Aの重複領域をつなぎ基準位置で固定させて
おき、後に入力する分割画像Bの重複領域を分割画像A
の重複領域に対して主走査方向に1画素ずつ移動させて
適切なつなぎ位置を検出するものである。
【0039】図1に戻り、画像入力部10から得られる
分割画像A,Bは、画像処理部20に送られる。この画
像入力部10からは、まず、分割画像A(第1の分割画
像)が主走査方向(X方向)の1ラインごとに順次に出
力され、分割画像Aの全体が出力された後に続いて分割
画像B(第2の分割画像)が主走査方向の1ラインごと
に出力される。
【0040】画像処理部20には、画像抽出部21と比
較部22と周期性検出部23と補正部24とつなぎ位置
決定部29とが設けられている。
【0041】画像抽出部21は、画像入力部10から得
られる分割画像A,Bのうちから重複領域の画像部分G
a,Gbを抽出する。画像抽出部21は、まず、分割画
像Aについての1ラインごとの入力がある度に、分割画
像Aについての重複領域の画像部分Gaを抽出して比較
部22に送出する。
【0042】図3は、画像抽出部21において分割画像
Aからの重複領域の画像部分Gaの抽出を説明する図で
ある。画像抽出部21は、主走査方向の1ラインごとに
入力する分割画像Aのうちから比較対象とするk個の画
素を抽出し、重複領域の画像部分Ga(画素数k個)を
得る。この抽出は、例えば、分割画像Aについてのつな
ぎ基準位置(図3の一点鎖線で示す位置)を中心にk個
の画素を抽出することによって1ラインごとに行われ
る。
【0043】そして、比較部22では、分割画像Aの全
てのラインについて抽出された重複領域の画像部分Ga
を内部に設けられたメモリ等に一時的に格納しておく。
【0044】一方、画像入力部10から入力する分割画
像Aの全体の画像データは、ラインごとに後段のつなぎ
処理部40にも導かれ、つなぎ処理部40において内部
に設けられた磁気ディスク等の記憶部に主走査ラインご
とに順次格納していく。従って、つなぎ処理部40の記
憶部には、分割画像Aの全体の画像データが格納される
こととなる。
【0045】画像入力部10は、分割画像Aの全体の画
像データを画像処理部20に対して送出すると、次に、
分割画像Bを画像処理部20に対して主走査方向の1ラ
インごとに送出する。
【0046】画像抽出部21は、画像入力部10から分
割画像Bが1ラインごとに入力される度に、分割画像B
のうちから重複領域GRに相当する画像部分Gbのみを
抽出する。ここでの抽出は、例えば、分割画像Bについ
てのつなぎ基準位置を中心に、又は、画像入力部10か
ら入力したラインの前回のラインについて決定されたつ
なぎ位置を中心に所定の数(j個(但し、j>k))の
画素を抽出することにより行われる。図4は、画像抽出
部21において分割画像Bからの重複領域の画像部分G
bの抽出を説明する図である。図4に示す一点鎖線は、
つなぎ基準位置又は前回のラインについて決定されたつ
なぎ位置である。例えば、最初の1ライン分の分割画像
Bについては、つなぎ基準位置を中心に所定の数の画素
を抽出し、2ライン目以降の分割画像Bについては、前
回のラインについて決定されたつなぎ位置を中心に所定
の数の画素を抽出することが考えられる。このようにし
て、画像抽出部21は、主走査方向の1ラインごとに入
力する分割画像Bのうちから比較対象とするj個の画素
を抽出し、重複領域の画像部分Gb(画素数j個)を得
る。
【0047】そして、画像抽出部21において抽出され
た分割画像Bについての1ラインごとの画像部分Gbは
比較部22に送られる。すなわち、画像抽出部21は、
画像入力部10から1ライン分の分割画像Bを入力する
と当該ラインについての1ライン分の画像部分Gbを比
較部22に出力する。
【0048】そして、比較部22は、分割画像Bについ
ての画像部分Gbの1ラインごとの入力がある度に、先
に入力した分割画像Aについての当該ラインに相当する
1ライン分の画像部分Gaをメモリ等から読み出し、分
割画像Aについての画像部分Gaと分割画像Bについて
の画像部分Gbとの比較を行う。ここでの比較は、上記
の従来技術で示したものと同様に、分割画像Bについて
の画像部分Gbの比較対象とする部分を+X方向に向か
って画素単位で段階的に移動させ、それぞれの画素位置
において比較対象とされる部分の画像部分Gbとメモリ
等から読み出された画像部分Gaとを比較することによ
り行われる。
【0049】具体的には、画像部分Gbについての移動
量をZ画素分(但し、0≦Z≦(j−k))とすると、
図5に示すように、Z=0,1,2,…,(j−k)と
いうように分割画像Bについての画像部分Gbについて
の比較対象とする部分(図5に示す斜線部分)を画素単
位で移動させ、その比較対象とする部分と分割画像Aに
ついての画像部分Gaとを比較する。移動量Zにおける
画像部分GaとGbとの比較は、上記の数1と同様の方
法によって行われる。そして、このような比較によっ
て、上記の数1に示したように移動量Zについての特性
データSh(Z)を得ることができる。数1は、分割画像
AとBとのうちの一方を画素単位でずらしながら、画素
ごとの差分値を積算するものである。この差分の積算値
は、両画像の相関度を示している。このような特性デー
タSh(Z)を移動量Zの値ごとに(すなわち、1画素移
動させる度に)導き、比較結果とする。
【0050】そして、比較部22における比較結果は、
補正部24に送られる。
【0051】また、周期性検出部23では、分割画像A
についての画像部分Gaと分割画像Bについての画像部
分Gbとのうちのいずれか一方を入力し、重複領域につ
いての画像の主走査方向についての周期性が高いか低い
かを検出する。
【0052】例えば、分割画像Aについての画像部分G
aから周期性を検出する場合には、まず、
【0053】
【数2】
【0054】により自己相関データSa(Z)を求める。
数2は、分割画像Aについての画像部分Gaのうちの
(i+Z)番目の画素の濃度値とi番目の画素の濃度値
との差分を積算したものである。ここで、整数nは、自
己相関データSa(Z)を求めるために、主走査方向に上
記の差分積算を行う数である。そして、移動量Zを1画
素ずつ移動させて、それぞれの移動量Zに対する自己相
関データSa(Z)を算出する。
【0055】自己相関データSa(Z)と移動量Zとの関
係を図6に示す。自己相関データSa(Z)は、モアレを
含む分割画像Aの画像部分Gaに基づいて数2の演算を
行うことにより得られるものであるため、図6に示すよ
うに、略一定間隔で極小値を示す。
【0056】一方、分割画像Aの画像部分Gaがモアレ
のような周期的な変動成分を有していない場合、上記の
ように自己相関データSa(Z)を求めると、図7に示す
ようになり、一定間隔での極小値は発生しない。
【0057】そこで、この実施の形態の周期性検出部2
3は、上記数2によって得られる自己相関データSa
(Z)において略一定間隔で複数の極小値が検出された場
合は、重複領域についての画像の周期性が高いと判断す
る。逆に、自己相関データSa(Z)において略一定間
隔で複数の極小値が検出されなかった場合は、重複領域
についての画像の周期性が低いと判断する。
【0058】また、分割画像Bについての画像部分Gb
から周期性を検出する場合にも上記と同様である。ま
ず、
【0059】
【数3】
【0060】により自己相関データSb(Z)を求める。
数3は、分割画像Bについての画像部分Gbのうちの
(i+Z)番目の画素の濃度値とi番目の画素の濃度値
との差分を積算したものである。ここで、整数nは、自
己相関データSb(Z)を求めるために、主走査方向に上
記の差分積算を行う数である。そして、移動量Zを1画
素ずつ移動させて、それぞれの移動量Zに対する自己相
関データSb(Z)を算出する。
【0061】自己相関データSb(Z)と移動量Zとの関
係は、図6に示した上記の分割画像Aについての画像部
分Gaの自己相関データSa(Z)と同様である。すなわ
ち、この場合も、自己相関データSb(Z)は、モアレを
含む分割画像Bの画像部分Gbに基づいて数3の演算を
行うことにより得られるものであるため、略一定間隔で
極小値を示す。また、分割画像Bの画像部分Gbがモア
レのような周期的な変動成分を有していない場合に自己
相関データSb(Z)を求めると、一定間隔での極小値は
発生しないため、周期性検出部23は、上記数3によっ
て得られる自己相関データSb(Z)において略一定間隔
で複数の極小値を検出したか否かにより、重複領域につ
いての画像の周期性が高いか低いかを判断することがで
きる。
【0062】このように、周期性検出部23では、分割
画像Aについての画像部分Gaと分割画像Bについての
画像部分Gbとのうちのいずれか一方を入力し、重複領
域についての画像の主走査方向についての周期性が高い
か低いかを検出し、その結果を補正部24に送出する。
【0063】補正部24は、周期性検出部23から得ら
れる周期性についての情報に基づいて、比較部22から
得られる特性データSh(Z)から補正データSh'(Z)
を生成する。
【0064】重複領域についての画像の周期性が高い場
合は、特性データSh(Z)は図16に示すようになり、
モアレの影響を受けやすくなるため、補正部24は、特
性データSh(Z)に対して所定の補正量を加算すること
により、モアレの影響によって生じた極小値のレベルを
補正する。
【0065】具体的には、補正部24は、図8に示すよ
うに、点線で示す特性データSh(Z)に対して、一点鎖
線で示すような前回のラインについて決定されたつなぎ
位置となる移動量Zp’の位置を中心して重複領域の両
端部分に向かうに従ってレベルが大きくなるように設定
された補正量H(Z)を加算することにより、実線で示す
補正データSh'(Z)を生成する。
【0066】一般に、副走査方向に1ライン進めたとし
ても、今回のラインの正確なつなぎ位置が、前回のライ
ンの正確なつなぎ位置に比べて突然遠く離れた画素位置
になることはない。逆に言えば、今回のラインのつなぎ
位置が、前回のラインのつなぎ位置に比べて突然遠く離
れた画素位置になる場合は、モアレなどの影響によるも
のと考えられる。
【0067】従って、この実施の形態における補正部2
4では、上記のように、前回のラインについて決定され
たつなぎ位置なる移動量Zp’の位置から両端部分に離
れるにことに応じてレベルが大きくなるように設定され
た補正量H(Z)を加算することにより、モアレの影響を
取り除いた補正データSh'(Z)を得ることができる。
【0068】なお、補正量H(Z)は、図8に示すように
直線的に増加させることに限定するものではない。すな
わち、前回のつなぎ位置の付近に得られる極小値のレベ
ルが他の極小値のレベルに比べて小さくなれば良いた
め、このような条件を満たせばその他の増加傾向を示す
ものであっても良い。
【0069】ここで、周期性検出部23で検出される極
小値の間隔を補正部24に対して送出するように構成し
ておけば、補正部24ではモアレの影響によって生じた
極小値を低減するのに有効な補正量H(Z)をラインごと
に設定することもできる。従って、このような場合は、
原画像の網点等がどのような大きさであっても任意に対
応することができる。
【0070】一方、重複領域についての画像の周期性が
低い場合は、特性データSh(Z)は、図7に示した自己
相関データSa(Z)と同様の特性になり、モアレの影響
による極小値は出現しないため、補正部24は、比較部
22から得られる特性データSh(Z)をそのままの状態
で補正データSh'(Z)とする。従って、この場合の補
正データSh'(Z)についても図7に示したものと同様
になる。
【0071】このようにして補正部24で得られた補正
データSh'(Z)は、つなぎ位置決定部29に出力され
る。
【0072】つなぎ位置決定部29においては、補正部
24から送られてくる補正データSh'(Z)に基づい
て、画像部分GaとGbとの相関度が最も高くなる画素
位置をつなぎ位置として決定する。重複領域の画像の周
期性が高い場合であっても図8に示したように補正デー
タSh'(Z)からはモアレの影響は除去されているた
め、補正データSh'(Z)を最小にする移動量Zのとき
に、画像部分GaとGbとの相関度が最も高くなること
となる。このため、つなぎ位置決定部29は、補正デー
タSh'(Z)の最小値を検出し、その最小値を与える移
動量Zを取得するように構成されている。そして、つな
ぎ位置決定部29は、補正データSh'(Z)を最小にす
る移動量Zをつなぎ位置情報Zpとしてつなぎ処理部4
0に送られる。
【0073】以上で、画像処理部20が入力した分割画
像Bについての主走査1ライン分についての処理が終了
したこととなり、それ以後に入力するラインについても
同様の処理が施される。そして、分割画像Bについての
ラインごとの入力がある度に、画像処理部20は当該ラ
インについてのつなぎ位置情報Zpをつなぎ処理部40
に順次に送出することとなる。
【0074】また、画像処理部20が画像入力部10か
ら入力した分割画像Bの全体の画像データは、ラインご
とに後段のつなぎ処理部40に導かれる。
【0075】つなぎ処理部40においては、内部に設け
られた記憶部から分割画像Aについての画像データを読
み出し、画像処理部20から入力する分割画像Bについ
ての1ラインごとの画像データを前回のラインのつなぎ
位置からつなぎ位置情報Zpの分だけ主走査方向に移動
させて、分割画像Aと分割画像Bとのつなぎ処理を行
う。
【0076】すなわち、つなぎ処理部40は、画像処理
部20から与えられる先に入力した分割画像Aを内部に
設けられた磁気ディスク等の記憶部に格納しておき、分
割画像Bの1ラインごとの入力とともに、画像処理部2
0内のつなぎ位置決定部29から入力するつなぎ位置情
報Zpに基づいて分割画像A,Bのつなぎ処理を施して
原画像2についての1つの画像データを生成することが
できる。そして、得られた原画像2についての1つの画
像データは、記憶部内に再び格納したり、後段の装置に
画像出力することができるように構成されている。
【0077】また、3分割以上の分割画像を入力する場
合についても上記のような処理が繰り返されることとな
る。
【0078】このように、この実施の形態の画像処理装
置100では、分割画像Aについての画像部分Gaと分
割画像Bについての画像部分Gbとのうちのいずれか一
方に基づいて重複領域についての画像の周期性を検出し
ている。そして、重複領域の画像の周期性が高い場合に
は、周期性検出部23において特性データSh(Z)に対
して所定の補正量を加算することによりモアレの影響を
取り除く一方、重複領域の画像の周期性が低い場合に
は、モアレの影響は小さいため特性データSh(Z)をそ
のまま補正データSh'(Z)として出力している。従っ
て、この画像処理装置100を使用して分割画像Aと分
割画像Bとのつなぎ処理を行うと、原画像が網点画像な
どのように周期性の高い画像であっても、CCDライン
センサ8の画素間ピッチと原画像の周期との干渉によっ
て生じるモアレの影響を取り除くことができ、つなぎ位
置に大きなズレを発生させない処理を行うことができ
る。この結果、つなぎ処理によって復元される原画像の
画質は良好なものとなる。
【0079】すなわち、この実施の形態の画像処理装置
100は、原画像が周期性を有する画像であっても、正
常なつなぎ処理を行うことを可能とするものである。
【0080】<2.第2の実施の形態>次に、この発明
の第2の実施の形態について説明する。図9は、この発
明の第2の実施の形態の画像処理装置100の構成を示
すブロック図である。図9に示すように、この画像処理
装置100は、第1の実施の形態と同様に、画像入力部
10と画像処理部20とつなぎ処理部40とを備えてい
る。また、画像処理部20についても、第1の実施の形
態と同様に、内部に画像抽出部21と比較部22と周期
性検出部23と補正部24とつなぎ位置決定部29とが
設けられている。なお、周期性検出部23以外の部分に
ついては第1の実施の形態で示したものと同様である。
【0081】この実施の形態が、第1の実施の形態と異
なる点は、周期性検出部23が比較部22で得られる特
性データSh(Z)に基づいて重複領域についての画像の
周期性が高いか低いかを検出することである。以下、こ
の周期性検出部23における周期性の検出について説明
する。
【0082】この実施の形態の周期性検出部23は、数
1によって得られた特性データSh(Z)において略一定
間隔で複数の極小値が検出された場合は、重複領域につ
いての画像の周期性が高いと判断する。逆に、特性デー
タSh(Z)において略一定間隔で複数の極小値が検出さ
れなかった場合は、重複領域についての画像の周期性が
低いと判断する。
【0083】このように、この実施の形態の周期性検出
部23では、分割画像Aについての画像部分Gaと分割
画像Bについての画像部分Gbと相関度を示す特性デー
タSh(Z)を入力し、重複領域についての画像の主走査
方向についての周期性が高いか低いかを検出し、その結
果を補正部24に送出する。
【0084】補正部24では、第1の実施の形態で示し
たものと同様に、重複領域についての画像の周期性が高
い場合には、特性データSh(Z)に対して所定の補正量
を加算することによって補正データSh'(Z)を生成
し、また、重複領域についての画像の周期性が低い場合
には、特性データSh(Z)をそのまま補正データSh'
(Z)としてつなぎ位置決定部29に出力する。
【0085】なお、その他の各構成部については、第1
の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
【0086】このように、この実施の形態の画像処理装
置100では、比較部22で得られる特性データSh
(Z)に基づいて重複領域についての画像の周期性が高い
か低いかを検出している。そして、重複領域の画像の周
期性が高い場合には、補正部24において特性データS
h(Z)に対する所定の補正量の加算が行われてモアレの
影響が取り除かれる一方、重複領域の画像の周期性が低
い場合には、モアレの影響は小さいため補正部24にお
ける補正量の加算処理を行わずに特性データSh(Z)を
そのまま補正データSh'(Z)として出力している。従
って、この画像処理装置100を使用して分割画像Aと
分割画像Bとのつなぎ処理を行うと、第1の実施の形態
と同様に、原画像が網点画像などのように周期性の高い
画像であっても、CCDラインセンサ8の画素間ピッチ
と原画像の周期との干渉によって生じるモアレの影響を
取り除くことができ、つなぎ位置に大きなズレを発生さ
せない処理を行うことができる。この結果、つなぎ処理
によって復元される原画像の画質は良好なものとなる。
【0087】すなわち、この実施の形態の画像処理装置
100は、原画像が周期性を有する画像であっても、正
常なつなぎ処理を行うことを可能とするものである。
【0088】<3.第3の実施の形態>次に、この発明
の第3の実施の形態について説明する。図10は、この
発明の第3の実施の形態の画像処理装置100の構成を
示すブロック図である。図10に示すように、この画像
処理装置100は、上記の各実施の形態と同様に、画像
入力部10と画像処理部20とつなぎ処理部40とを備
えている。そして、この実施の形態においては、画像処
理部20には、画像抽出部21と比較部22と周期性検
出部23とつなぎ位置制限部25とつなぎ位置決定部2
9とが設けられている。なお、画像抽出部21と比較部
22と周期性検出部23とつなぎ位置決定部29とは、
上記各実施の形態で説明した内容と同様である。
【0089】この実施の形態において、つなぎ位置制限
部25は、上記の各実施の形態における補正部24と同
様に、周期性検出部23から得られる周期性についての
情報に基づいて、比較部22から得られる特性データS
h(Z)から補正データSh'(Z)を生成する。
【0090】このつなぎ位置制限部25においては、重
複領域についての画像の周期性が高い場合は、特性デー
タSh(Z)の有効範囲を所定の範囲内に制限することが
行われる。すなわち、重複領域についての画像の周期性
が高い場合は、特性データSh(Z)は図16に示すよう
になり、モアレの影響によって極小値が複数出現してい
るが、つなぎ位置制限部25は、特性データSh(Z)に
発生している極小値のうちのモアレの影響によって生じ
た極小値部分を含まないように特性データSh(Z)の有
効範囲を所定の範囲内に制限する。
【0091】具体的には、つなぎ位置制限部25は、図
11に示すように、特性データSh(Z)の有効範囲を前
回のラインについて決定されたつなぎ位置となる移動量
Zp’の位置を中心した所定の幅の範囲内に制限する。
そして、特性データSh(Z)について有効範囲を制限し
たものを補正データSh'(Z)としてつなぎ位置決定部
29に出力する。
【0092】換言すれば、つなぎ位置制限部25では、
前回のラインについて決定されたつなぎ位置なる移動量
Zp’の位置から所定の幅の有効範囲を設定することに
より、モアレの影響によって生じた極小値部分を無効に
した補正データSh'(Z)を得ることができるという効
果がある。
【0093】そして、この実施の形態においても、周期
性検出部23で検出される極小値の間隔をつなぎ位置制
限部25に対して送出するように構成しておけば、つな
ぎ位置制限部25ではモアレの影響によって生じた極小
値部分を無効にするために必要な有効範囲の幅をライン
ごとに設定することもできる。
【0094】一方、重複領域についての画像の周期性が
低い場合は、モアレの影響による極小値は出現しないた
め、つなぎ位置制限部25は、比較部22から得られる
特性データSh(Z)をそのままの状態で補正データS
h'(Z)として出力すれば良い。
【0095】このようにしてつなぎ位置制限部25で得
られた補正データSh'(Z)は、つなぎ位置決定部29
に出力される。
【0096】そして、つなぎ位置決定部29において
は、つなぎ位置制限部25から送られてくる有効範囲が
制限された補正データSh'(Z)の最小値を検出するこ
とによって画像部分GaとGbとのつなぎ位置を決定す
れば良い。そして、モアレの影響などによって発生した
極小値部分がつなぎ位置として誤検知されることを防ぐ
ことができる。
【0097】このように、この実施の形態の画像処理装
置100では、重複領域の画像の周期性が高い場合に
は、周期性検出部23において特性データSh(Z)の有
効範囲を所定の範囲内に制限し、つなぎ位置決定部29
においては制限された有効範囲内から分割画像Aと分割
画像Bとのつなぎ位置の決定を行うことにより、モアレ
の影響を取り除いている。従って、この画像処理装置1
00を使用して分割画像Aと分割画像Bとのつなぎ処理
を行うと、原画像が網点画像などのように周期性の高い
画像であっても、CCDラインセンサ8の画素間ピッチ
と原画像の周期との干渉によって生じるモアレの影響を
取り除くことができ、つなぎ位置に大きなズレを発生さ
せない処理を行うことができる。この結果、つなぎ処理
によって復元される原画像の画質は良好なものとなる。
【0098】すなわち、この実施の形態の画像処理装置
100は、原画像が周期性を有する画像であっても、正
常なつなぎ処理を行うことを可能とするものである。
【0099】<4.第4の実施の形態>次に、この発明
の第4の実施の形態について説明する。図12は、この
発明の第4の実施の形態の画像処理装置100の構成を
示すブロック図である。図12に示すように、この画像
処理装置100は、上記の各実施の形態と同様に、画像
入力部10と画像処理部20とつなぎ処理部40とを備
えている。
【0100】画像処理部20には、第3の実施の形態で
示したものと同様に、画像抽出部21と比較部22と周
期性検出部23とつなぎ位置制限部25とつなぎ位置決
定部29とが設けられている。なお、周期性検出部23
以外の部分については第3の実施の形態で示したものと
同様である。
【0101】この実施の形態が、第3の実施の形態と異
なる点は、周期性検出部23が比較部22で得られる特
性データSh(Z)に基づいて重複領域についての画像の
周期性が高いか低いかを検出することである。以下、こ
の周期性検出部23における周期性の検出について説明
する。
【0102】この実施の形態の周期性検出部23は、数
1によって得られた特性データSh(Z)において略一定
間隔で複数の極小値が検出された場合は、重複領域につ
いての画像の周期性が高いと判断する。逆に、特性デー
タSh(Z)において略一定間隔で複数の極小値が検出さ
れなかった場合は、重複領域についての画像の周期性が
低いと判断する。
【0103】このように、この実施の形態の周期性検出
部23では、分割画像Aについての画像部分Gaと分割
画像Bについての画像部分Gbと相関度を示す特性デー
タSh(Z)を入力し、重複領域についての画像の主走査
方向についての周期性が高いか低いかを検出し、その結
果をつなぎ位置制限部25に送出する。
【0104】つなぎ位置制限部25では、第3の実施の
形態で示したものと同様に、重複領域についての画像の
周期性が高い場合には、特性データSh(Z)の有効範囲
を所定の範囲内に制限することによって補正データS
h'(Z) を生成し、また、重複領域についての画像の周
期性が低い場合には、特性データSh(Z)をそのまま補
正データSh'(Z)としてつなぎ位置決定部29に出力
する。
【0105】なお、その他の各構成部については、第3
の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
【0106】このように、この実施の形態の画像処理装
置100では、比較部22で得られる特性データSh
(Z)に基づいて重複領域についての画像の周期性が高い
か低いかを検出している。そして、重複領域の画像の周
期性が高い場合には、つなぎ位置制限部25において特
性データSh(Z)の有効範囲を所定の範囲内に制限され
てモアレの影響が取り除かれる一方、重複領域の画像の
周期性が低い場合には、モアレの影響は小さいため補正
部24における補正量の加算処理を行わずに特性データ
Sh(Z)をそのまま補正データSh'(Z)として出力し
ている。従って、この画像処理装置100を使用して分
割画像Aと分割画像Bとのつなぎ処理を行うと、第1の
実施の形態と同様に、原画像が網点画像などのように周
期性の高い画像であっても、CCDラインセンサ8の画
素間ピッチと原画像の周期との干渉によって生じるモア
レの影響を取り除くことができ、つなぎ位置に大きなズ
レを発生させない処理を行うことができる。この結果、
つなぎ処理によって復元される原画像の画質は良好なも
のとなる。
【0107】すなわち、この実施の形態の画像処理装置
100は、原画像が周期性を有する画像であっても、正
常なつなぎ処理を行うことを可能とするものである。
【0108】<5.変形例>上記各実施の形態において
は、周期性検出部23において重複領域についての画像
の周期性の検出を行い、補正部24やつなぎ位置制限部
25において重複領域の画像の周期性が高い場合に特性
データSh(Z)に対する所定の処理を施すことにより、
モアレの影響を取り除いている。しかし、周期性検出部
23を設けることなく、補正部24やつなぎ位置制限部
25において、常に、モアレの影響を取り除く処理を行
うように構成することも考えられる。
【0109】例えば、上記第1および第2の実施の形態
の周期性検出部23を設けることなく、補正部24にお
いて、重複領域の画像の周期性の有無にかかわらず、前
回ラインのつなぎ位置を中心にして漸増する所定の補正
量を特性データSh(Z)に加算するように構成したとし
ても、重複領域の画像の周期性が高い場合にはモアレの
影響は低減されるとともに、重複領域の画像の周期性が
低い場合であっても、つなぎ位置の検出に問題は生じな
い。
【0110】また、上記第3および第4の実施の形態の
周期性検出部23を設けることなく、つなぎ位置制限部
25において、重複領域の画像の周期性の有無にかかわ
らず、前回ラインのつなぎ位置を中心に所定の範囲を有
効範囲として特性データSh(Z)を制限するように構成
したとしても、同様である。
【0111】しかし、上記のような構成にすると、モア
レの周期が変動した場合に自動的に補正量や有効範囲を
調整することができないこととなる。
【0112】次に、上記各実施の形態で示した構成のう
ち、つなぎ処理部40を別体として構成しても良い。す
なわち、各実施の形態に示す画像入力部10と画像処理
部20とを入力スキャナ等に組み込んだ状態で構成し、
つなぎ処理部40を別体としてコンピュータ等に担当さ
せることもできる。この場合も、つなぎ処理部としての
コンピュータは、分割画像Aを一旦磁気ディスク等に格
納しておき、その後、1ラインごとの分割画像Bととも
に入力するつなぎ位置情報Zpに基づいて、当該ライン
の分割画像Bを分割画像Aに対して連結するつなぎ処理
を行うように構成すれば良い。
【0113】また、上記説明においては、画像入力部1
0は、入力スキャナ等のように原画像を読み取ることに
よって分割画像A,Bを生成している場合について説明
したが、これに限定するものでもない。例えば、画像入
力部10が、予め生成された複数の分割画像を単に格納
しておくものであり、後段の画像処理部20に対して複
数の分割画像を主走査方向の1ラインごとに順次に送出
することができるものであっても良い。このような場合
であっても後段の画像処理部20では適切に画像抽出、
比較、周期性検出、つなぎ位置決定等の処理を行うこと
ができることは言うまでもない。
【0114】さらに、この実施の形態に示した分割画像
のつなぎ処理は、画像処理部20が画像入力部10から
3分割以上の分割画像を入力する場合についても同様に
適用可能である。この場合は、各分割画像の入力に伴っ
て、先に入力した分割画像と比較する重複領域を抽出す
るとともに、後に入力する分割画像と比較する重複領域
をも抽出しておくことが必要である。そして、この場
合、画像入力部10から現在入力中である分割画像が第
2の分割画像となり、比較部22が内部のメモリ等から
読み出す対象となるのが第1の分割画像となる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、第1の分割画像についての第1の画像部
分と、第2の分割画像についての第2の画像部分とを比
較することによって、第1の画像部分と第2の画像部分
との相関度を示す特性データを生成するとともに、第1
の分割画像と第2の分割画像との重複領域についての画
像の周期性が高いか低いかを検出し、周期性が高い場合
には、特性データに対して周期性の影響を軽減する所定
の補正量を加算することにより補正データを生成して出
力し、当該補正データに基づいて、第1の分割画像と第
2の分割画像とのつなぎ位置を決定するため、原画像が
網点画像などのように周期性の高い画像であっても、モ
アレ等の影響を取り除くことができ、つなぎ位置に大き
なズレを発生させない処理を行うことができ、正常なつ
なぎ処理が可能となる。
【0116】請求項2に記載の発明によれば、第1の分
割画像についての第1の画像部分と、第2の分割画像に
ついての第2の画像部分とを比較することによって、第
1の画像部分と第2の画像部分との相関度を示す特性デ
ータを生成するとともに、第1の分割画像と第2の分割
画像との重複領域についての画像の周期性が高いか低い
かを検出して、周期性が高い場合に特性データの有効範
囲を所定の範囲内に制限し、特性データの有効範囲内の
うちから前記第1の分割画像と前記第2の分割画像との
つなぎ位置を決定するため、原画像が網点画像などのよ
うに周期性の高い画像であっても、モアレ等の影響を取
り除くことができ、つなぎ位置に大きなズレを発生させ
ない処理を行うことができ、正常なつなぎ処理が可能と
なる。
【0117】請求項3に記載の発明によれば、周期性検
出手段は、画像抽出手段で抽出される第1の分割画像に
ついての画像部分に基づいて、重複領域についての画像
の周期性を検出するため、重複領域についての画像がモ
アレ等の影響を受けやすい周期性を有しているか否かを
検出することができる。
【0118】請求項4に記載の発明によれば、周期性検
出手段は、画像抽出手段で抽出される第2の分割画像に
ついての画像部分に基づいて、重複領域についての画像
の周期性を検出するため、重複領域についての画像がモ
アレ等の影響を受けやすい周期性を有しているか否かを
検出することができる。
【0119】請求項5に記載の発明によれば、周期性検
出手段は、比較手段で得られる特性データに基づいて、
重複領域についての画像の周期性を検出するため、重複
領域についての画像がモアレ等の影響を受けやすい周期
性を有しているか否かを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】分割画像A,Bを説明する図である。
【図3】画像抽出部において分割画像Aからの重複領域
の画像部分Gaの抽出を説明する図である。
【図4】画像抽出部において分割画像Bからの重複領域
の画像部分Gbの抽出を説明する図である。
【図5】分割画像Aの画像部分Gaと分割画像Bの画像
部分Gbとの比較を説明する図である。
【図6】自己相関データSa(Z)と移動量Zとの関係を
示す図である。
【図7】モアレのような周期的な変動成分を有していな
い場合の自己相関データSa(Z)を示す図である。
【図8】補正部における補正量の加算を示す説明図であ
る。
【図9】この発明の第2の実施の形態の画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の第3の実施の形態の画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図11】つなぎ位置制限部における有効範囲の制限を
示す説明図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態の画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図13】原画像を2分割した状態で読み取る場合につ
いての説明図である。
【図14】従来の画像処理装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】インフェイズ現象およびアウトフェイズ現象
を示す説明図である。
【図16】周期性の高い原画像を分割して読み取った分
割画像間の特性データSh(Z)を示す図である。
【符号の説明】
10 画像入力部 20 画像処理部 21 画像抽出部 22 比較部 23 周期性検出部 24 補正部 25 つなぎ位置制限部 29 つなぎ位置決定部 40 つなぎ処理部 A 分割画像(第1の分割画像) B 分割画像(第2の分割画像) Sh 特性データ Sh' 補正データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 3/00 400 G06T 1/00 280 - 340 H04N 1/387

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像が分割された第1の分割画像と第
    2の分割画像とに重複して含まれる重複領域において、
    前記第1の分割画像と前記第2の分割画像とのつなぎ処
    理を行うためのつなぎ位置を決定する画像処理装置であ
    って、 (a) 前記つなぎ処理の対象となる前記第1の分割画像と
    前記第2の分割画像とを順次に入力する画像入力手段
    と、 (b) 前記第1の分割画像のうちから所定部分の画像を抽
    出することにより前記第1の分割画像についての前記重
    複領域の画像部分を抽出するとともに、前記第2の分割
    画像のうちから所定部分の画像を抽出することにより前
    記第2の分割画像についての前記重複領域の画像部分を
    抽出する画像抽出手段と、 (c) 前記画像抽出手段で抽出された前記第1の分割画像
    についての第1の画像部分と、前記第2の分割画像につ
    いての第2の画像部分とを比較することによって、前記
    第1の画像部分と前記第2の画像部分との相関度を示す
    特性データを生成する比較手段と、 (d) 前記重複領域についての画像の周期性が高いか低い
    かを検出する周期性検出手段と、 (e) 前記周期性検出手段における検出結果を入力し、前
    記周期性が高い場合には、前記特性データに対して前記
    周期性の影響を軽減する所定の補正量を加算することに
    より補正データを生成して出力する補正手段と、 (f) 前記補正データに基づいて、前記第1の分割画像と
    前記第2の分割画像とのつなぎ位置を決定するつなぎ位
    置決定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 原画像が分割された第1の分割画像と第
    2の分割画像とに重複して含まれる重複領域において、
    前記第1の分割画像と前記第2の分割画像とのつなぎ処
    理を行うためのつなぎ位置を決定する画像処理装置であ
    って、 (a) 前記つなぎ処理の対象となる前記第1の分割画像と
    前記第2の分割画像とを順次に入力する画像入力手段
    と、 (b) 前記第1の分割画像のうちから所定部分の画像を抽
    出することにより前記第1の分割画像についての前記重
    複領域の画像部分を抽出するとともに、前記第2の分割
    画像のうちから所定部分の画像を抽出することにより前
    記第2の分割画像についての前記重複領域の画像部分を
    抽出する画像抽出手段と、 (c) 前記画像抽出手段で抽出された前記第1の分割画像
    についての第1の画像部分と、前記第2の分割画像につ
    いての第2の画像部分とを比較することによって、前記
    第1の画像部分と前記第2の画像部分との相関度を示す
    特性データを生成する比較手段と、 (d) 前記重複領域についての画像の周期性が高いか低い
    かを検出する周期性検出手段と、 (e) 前記周期性が高い場合に前記特性データの有効範囲
    を所定の範囲内に制限するつなぎ位置制限手段と、 (f) 前記特性データの有効範囲内のうちから前記第1の
    分割画像と前記第2の分割画像とのつなぎ位置を決定す
    るつなぎ位置決定手段と、を備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像処理装置に
    おいて、 前記周期性検出手段は、前記画像抽出手段で抽出される
    前記第1の分割画像についての画像部分に基づいて、前
    記重複領域についての画像の周期性を検出することを特
    徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の画像処理装置に
    おいて、 前記周期性検出手段は、前記画像抽出手段で抽出される
    前記第2の分割画像についての画像部分に基づいて、前
    記重複領域についての画像の周期性を検出することを特
    徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の画像処理装置に
    おいて、 前記周期性検出手段は、前記比較手段で得られる前記特
    性データに基づいて、前記重複領域についての画像の周
    期性を検出することを特徴とする画像処理装置。
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