JP3705405B2 - 2値化閾値決定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ等において原稿に印刷された文字や画像等のイメージデータを2値化する方法に関するもので、更に詳しくは、イメージセンサにより光学的に検出したイメージデータを2値化する場合に用いる閾値の決定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、この種の画像読取装置であるスキャナの構成の一例を示す図であり、図において10は図の主走査方向に複数の読み取り画素が配列されるイメージセンサ、11はイメージセンサ10の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、12はイメージセンサ10の出力を主走査方向について1ライン毎のデータとして順次保持するラインバッファ、2はラインバッファ12のデータより閾値を算出する閾値演算部、3は閾値演算部2とラインバッファ12のデータより着目画素における2値データを出力する2値化処理部、4はメモリである。
【0003】
この種の画像読み取り装置において、イメージセンサ10からの読み取りデータを白黒の2値に量子化する場合は、この読み取りデータ(IMGD)と所定の閾値(Th)とを比較して、着目画素における画像が黒データか或いは白データかを決定するよう構成されている。
この2値化を行う基準となる閾値を一定のレベルとすると、例えば原稿6の下地、即ち画像が形成されていない余白部分の濃度が変化するような場合は、本来読み取るべき画像を抽出することができなくなるという不具合が生じる。
そこで、2値化を行うための閾値を一定とせず、下地の濃度に応じてその都度決定すること(動的閾値)により、読み取るべき画像を良好に抽出する方法が知られている。この方法としては、例えば図6に示すように、閾値演算部2において、ラインバッファ12より読み取るべき着目画素(図の×印)を中心とし、その前後のラインデータを含む周辺画素(3×3マトリクス上の9画素分)のデータを読み出し、得られたデータの平均値を求めてこれを閾値(Th)とし、2値化処理部3において算出した閾値Thと着目画素における読み取りデータIMGDとを比較して、着目画素における白黒2値データの決定を行う、等が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の着目画素周辺のデータより平均値を求め、これを閾値とする方法においては、下地濃度と抽出した画像との濃度差が少ない場合、或いは図7に示すように、細線等の濃度の低い画像の近辺に太線等の濃度の高い画像がある場合は、閾値として算出されるデータの平均値が抽出すべき画像の濃度に近似或いはこれを越えてしまうこととなり、これにより抽出すべき画像(細線)を抽出できなくなるといった不具合を生じていた。
【0005】
本発明は、これらの不具合を解決するためになされたもので、抽出すべき画像データ部分を取り除いて原稿等の下地濃度に追従した閾値を算出し、これにより正確な2値化を行うものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の2値化閾値決定方法においては、2値化すべき着目画素(N)およびその周辺画素における画像データより、着目画素(N)における平均濃度値を算出し、この平均濃度値と2値化すべき着目画素(N)の直前画素(N−1)における閾値の差を求めてこれを変化値とし、この変化値に基づいて着目画素(N)における閾値の変化度を示す追従値を算出し、この追従値と平均濃度を加算することにより、着目画素(N)における閾値を求めるよう構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の2値化閾値決定方法を詳細に説明する。
本発明の2値化閾値決定方法が適用される画像読み取り装置の構成は、図5に示される従来の装置と同様な構成でよいので、従来の装置と同等な構成は同符号をもって記載する。
【0008】
図1は本願発明の閾値決定方法を行う閾値演算部2の構成を示す図で、平均値演算部21,変化値演算部22,追従値演算部23,和演算部24,閾値保持部25により構成されている。
【0009】
次に、図2に基づいて、本発明の閾値決定方法を説明する。本発明の画像読み取り装置において画像データの取り込みを行う場合も、上述の従来の装置と同様にラインバッファ12に1ライン毎のデータとして格納されている画素データを順次読み出し、2値に量子化しようとする単位画素(着目画素)およびその周辺画素の画像データより閾値演算部2において閾値Thを算出し、この算出した閾値Thと着目画素における画像データIMGDとを2値化処理部3で比較することにより2値データを作成するよう構成されている。
【0010】
閾値演算部2において閾値Thを算出する場合、先ず、平均値演算部21により着目画素(N)の画像データIMGD(N)と、この着目画素(N)を中心とした複数の周辺画素における画像データをラインバッファ12より読み出す。(STEP1)
次に読み出したこれらn個の画像データより、着目画素(N)における平均濃度値Mn(N)を下記の数式1により算出する。(STEP2)
Mn(N) = Σ(IMGD) / n ・・・数式1
【0011】
続いて変化値演算部22において、着目画素(N)の直前画素(N−1)における閾値Th(N−1)とSTEP2において算出した着目画素(N)における平均濃度値Mn(N)との差を算出(下記数式2)し、これを変化値ΔTMn(N)とする。(STEP3)
ΔTMn(N) = Th(N−1) − MnN(N) ・・・数式2
【0012】
この算出した変化値ΔTMn(N)に、任意の係数である追従係数fkを乗算して、追従値F(N)を算出(下記数式3)する。(STEP4)
F(N) = ΔTMn(N) × fk ・・・数式3
【0013】
算出した追従値F(N)と平均値演算部21において算出した着目画素(N)における平均濃度値Mn(N)を加算して、着目画素(N)における閾値Th(N)を算出(下記数式4)する。(STEP5)
Th(N) = F(N) + Mn(N) ・・・数式4
【0014】
算出した閾値Th(N)は、2値化処理部3に出力されて、着目画素(N)における画像データの2値化処理に供される。同時に、閾値Th(N)は閾値演算部2の閾値保持部25に格納され、続く着目画素(N+1)における閾値の算出に利用される。
算出した閾値Th(N)を2値化処理部3に出力すると、STEP6において続く着目画素、即ち読み込むべき画像があるか否かを判断し、続く画像がある場合はSTEP1に復帰して閾値決定処理を行い、続く画像がない場合には、閾値決定処理を終了する。
【0015】
本発明の2値化閾値決定方法においては、着目画素の閾値を決定する場合に、この着目画素とその周辺画素の画像データの平均濃度値と、着目画素に隣接する直前画素における閾値との差を変化値として算出するようにしたので、図4に示されるように、これにより画像データ(黒データ)の存在により閾値の変化量が大きくなるという影響を低減することができ、下地の濃度の変化のみに追従させ、画像データの抽出を良好に行うことができる。
即ち、下地部分から画像領域に移る部分であっても、その濃度変化値が、着目画素の周辺の平均濃度値と直前画素(即ち下地部分)における閾値の差を求めて、さらにこの変化値に任意の係数である追従係数を適正な値に設定して乗算することにより、閾値の変化分を小さくすることができる。
この追従係数fkは、0<fk≦1の任意の数値で、図3に示すように、追従係数fkを1に近い値に設定して追従値F(N)を大きくすることにより、閾値Thの変化量を小さくすることができ、画像データが現れることにより平均値濃度Mnの変化が大きくなっても、閾値Thの変化量を抑えることができ、閾値を原稿の下地濃度のみに追従させることができる。
また、この追従係数fkを適正に設定することにより、閾値を平均値濃度Mnの変化に追従させ、これにより例えば細線が密となるような画像データ領域においても良好に2値化することができる。
即ち、追従係数fkを0に近い値に設定すると追従値F(N)は小さくなって、算出される閾値Th(N)は平均値濃度Mnに近い値となり、これによりその変化に追従することとなる。従って、原稿の画像が白と黒のデータが狭い範囲で多数存在するような場合は、追従係数を1に近い値に設定し、逆の場合は0に近い値に設定することにより、画像データに応じた閾値Thの変化量を適宜設定することができる。
これらの追従係数の設定は、操作者が読み取るべき原稿の画像状態を確認して決定すればよい。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明の2値化閾値決定方法においては、2値化すべき着目画素(N)およびその周辺画素における画像データより、着目画素(N)における平均濃度値を算出し、この平均濃度値と2値化すべき着目画素(N)の直前画素(N−1)における閾値の差を求めてこれを変化値とし、この変化値に基づいて着目画素(N)における閾値の変化度を示す追従値を算出し、この追従値と平均濃度を加算することにより、着目画素(N)における閾値を求めるようなしたので、抽出すべき画像データ部分を取り除いて原稿の下地濃度に追従した閾値を算出し、これにより正確な2値化ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閾値決定方法を行う閾値演算部の構成を示す図である。
【図2】本発明の閾値決定方法を示すフローチャートである。
【図3】本発明の閾値決定方法における閾値,平均濃度値,追従値,変化値を示す図である。
【図4】本発明の閾値決定方法により得られる閾値を示す図である。
【図5】画像読み取り装置の構成を示す図である。
【図6】従来の閾値決定方法を示す説明図である。
【図7】従来の閾値決定方法により得られる閾値を示す図である。
【符号の説明】
10 イメージセンサ
11 A/D変換器
2 閾値演算部
3 2値化処理部
4 メモリ
5 処理回路
6 原稿

Claims (1)

  1. イメージセンサからの画像データについて、主走査方向に複数の画素データを配列して格納することによりラインデータを構成し、更に副走査方向に複数のラインデータを格納することにより、原稿画像のデータを2次元的に格納し、この格納した各画素のデータを2値化するための閾値の決定方法において、
    2値化すべき着目画素(N)およびその周辺画素のデータより、着目画素(N)における平均濃度を算出し、
    この平均濃度値と2値化すべき着目画素(N)の直前画素(N−1)における閾値との差を求めてこれを変化値とし、
    算出した変化値に基づいて、着目画素(N)における閾値の変化度を示す追従値を算出し、
    この追従値と上記平均濃度値を加算することにより、着目画素(N)における閾値を求めることを特徴とする2値化閾値決定方法。
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