JP3036244B2 - 画像信号処理装置 - Google Patents
画像信号処理装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリのように走
査した画像データからバーコード領域を抽出し、復号化
するディジタル多値画像信号の２値化の画像信号処理装
置に関する。
査した画像データからバーコード領域を抽出し、復号化
するディジタル多値画像信号の２値化の画像信号処理装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置の発達につれ、
画像データからノイズを除去して高画質を得る方法が提
案されてきた。
画像データからノイズを除去して高画質を得る方法が提
案されてきた。
【０００３】以下に従来の画像信号処理装置について、
図面を参照しながら説明する。図２に示すように従来の
画像信号処理装置は、入力画像信号（多値）が入力端子
１から入力され、一定のレベルのしきい値で２値化する
２値化回路２、２値化した信号を記憶する２値データメ
モリ３、２値化した信号の輪郭データを出力する輪郭検
出回路４、輪郭データを走査する走査窓内データの論理
和を取り出力する膨脹処理によりバーコードの輪郭デー
タを塗り潰す輪郭信号選択膨脹回路５、選択的に膨脹さ
れたデータを走査するｎ×ｎ走査窓内２値データの論理
積を出力するｎ×ｎ収縮回路６、膨脹データの間引き入
力による縮小と縮小データを走査する走査窓内データの
論理積をとり出力する収縮処理によりバーコード領域の
一部を残し背景画像領域を消去する縮小・収縮回路７、
収縮したデータからバーコード領域の傾きと中心を演算
する傾き・中心演算回路８、傾き方向にしたがって２値
データメモリ３を読みだすアドレス演算回路９、メモリ
の読みだしデータからバーコードを復号するバーコード
復号化回路１０で構成されている。
図面を参照しながら説明する。図２に示すように従来の
画像信号処理装置は、入力画像信号（多値）が入力端子
１から入力され、一定のレベルのしきい値で２値化する
２値化回路２、２値化した信号を記憶する２値データメ
モリ３、２値化した信号の輪郭データを出力する輪郭検
出回路４、輪郭データを走査する走査窓内データの論理
和を取り出力する膨脹処理によりバーコードの輪郭デー
タを塗り潰す輪郭信号選択膨脹回路５、選択的に膨脹さ
れたデータを走査するｎ×ｎ走査窓内２値データの論理
積を出力するｎ×ｎ収縮回路６、膨脹データの間引き入
力による縮小と縮小データを走査する走査窓内データの
論理積をとり出力する収縮処理によりバーコード領域の
一部を残し背景画像領域を消去する縮小・収縮回路７、
収縮したデータからバーコード領域の傾きと中心を演算
する傾き・中心演算回路８、傾き方向にしたがって２値
データメモリ３を読みだすアドレス演算回路９、メモリ
の読みだしデータからバーコードを復号するバーコード
復号化回路１０で構成されている。
【０００４】以下、各構成要素とその動作について説明
する。まず、多値の入力画像信号の２値化は単純２値方
式で、信号の内容により一定レベルの閾値での２値化回
路２で構成されるもので、たとえば特開平２−１７６８
８４号公報に示されている。
する。まず、多値の入力画像信号の２値化は単純２値方
式で、信号の内容により一定レベルの閾値での２値化回
路２で構成されるもので、たとえば特開平２−１７６８
８４号公報に示されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、被写体が焦点深度範囲外の場合や被写体へ
の照明光量が低い場合などで、バーコードを含む画像信
号振幅が小さく同時にノイズが多いディジタル多値画像
信号からバーコードのみを２値化する方式および装置は
従来発表されていない。
の構成では、被写体が焦点深度範囲外の場合や被写体へ
の照明光量が低い場合などで、バーコードを含む画像信
号振幅が小さく同時にノイズが多いディジタル多値画像
信号からバーコードのみを２値化する方式および装置は
従来発表されていない。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低光量・高焦点深度のバーコードの２値化を行うこ
とができる画像信号処理装置を提供することを目的とす
る。
で、低光量・高焦点深度のバーコードの２値化を行うこ
とができる画像信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像信号処理装置は、バーコード部を含む原
画像をセンサで走査して得られるデジタル多値画像デー
タを２値画像データに変換する２値化回路を備え、バー
コード部を検出して、復号化する画像信号処理装置であ
って、前記２値化回路は、多値画像データを所定の画素
単位で走査する走査手段と、この走査手段からの出力に
基づいて、当該画素単位の平均値を算出し、閾値とする
閾値演算回路と、前記走査手段からの出力を鮮鋭化する
画像強調回路と、この画像強調回路からの出力を前記閾
値演算回路からの閾値と比較して、２値化する２値化比
較回路とを備えたものである。
に本発明の画像信号処理装置は、バーコード部を含む原
画像をセンサで走査して得られるデジタル多値画像デー
タを２値画像データに変換する２値化回路を備え、バー
コード部を検出して、復号化する画像信号処理装置であ
って、前記２値化回路は、多値画像データを所定の画素
単位で走査する走査手段と、この走査手段からの出力に
基づいて、当該画素単位の平均値を算出し、閾値とする
閾値演算回路と、前記走査手段からの出力を鮮鋭化する
画像強調回路と、この画像強調回路からの出力を前記閾
値演算回路からの閾値と比較して、２値化する２値化比
較回路とを備えたものである。
【０００８】
【作用】本発明は上記した構成において、低光量・高焦
点深度のバーコードの２値化を行うことができることと
なる。
点深度のバーコードの２値化を行うことができることと
なる。
【０００９】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１に示すように本実施例の画像信
号処理装置は、ＣＣＤリニアセンサなどからの入力画像
信号（多値）が入力端子１１から入力され、リニアＣＣ
Ｄセンサ固有に発生する偶奇ノイズを除くための偶奇ノ
イズ除去回路１２、入力画像信号の処理に使うバーコー
ドサイズに応じたｍ×ｍの走査窓１３、走査窓１３内の
画素信号データからＮ点データ平均値を求める閾値演算
回路１４、走査窓１３内の画素信号データに対し主走査
・副走査の各方向別にゲイン設定可能な画像強調回路１
５、閾値・画像強調信号に一定レベルのバイアスを加え
信号以下の多値信号のノイズを抑え２値化する２値化比
較回路１６、２値化した信号を走査窓１３を用いて二次
元的に孤立ノイズなどを消去するノイズ除去回路１７で
構成されている。
しながら説明する。図１に示すように本実施例の画像信
号処理装置は、ＣＣＤリニアセンサなどからの入力画像
信号（多値）が入力端子１１から入力され、リニアＣＣ
Ｄセンサ固有に発生する偶奇ノイズを除くための偶奇ノ
イズ除去回路１２、入力画像信号の処理に使うバーコー
ドサイズに応じたｍ×ｍの走査窓１３、走査窓１３内の
画素信号データからＮ点データ平均値を求める閾値演算
回路１４、走査窓１３内の画素信号データに対し主走査
・副走査の各方向別にゲイン設定可能な画像強調回路１
５、閾値・画像強調信号に一定レベルのバイアスを加え
信号以下の多値信号のノイズを抑え２値化する２値化比
較回路１６、２値化した信号を走査窓１３を用いて二次
元的に孤立ノイズなどを消去するノイズ除去回路１７で
構成されている。
【００１０】以下、各構成要素の関係とその動作につい
て説明する。まず、ＣＣＤリニアセンサなどからの入力
画像信号（多値）が入力端子１１から入力される。これ
にはＣＣＤセンサ固有の１画素おきに生ずる一定レベル
のノイズＮが重畳されている。偶奇ノイズ除去回路１２
は偶奇ノイズが含まれる目的の画素Ｘ１と偶奇ノイズが
含まれない目的の画素Ｘ２と前後画素Ａ，Ｂから各々の
目的の画素Ｘ１，Ｘ２に対する出力画素Ｙ１，Ｙ２が以
下のように得られる。
て説明する。まず、ＣＣＤリニアセンサなどからの入力
画像信号（多値）が入力端子１１から入力される。これ
にはＣＣＤセンサ固有の１画素おきに生ずる一定レベル
のノイズＮが重畳されている。偶奇ノイズ除去回路１２
は偶奇ノイズが含まれる目的の画素Ｘ１と偶奇ノイズが
含まれない目的の画素Ｘ２と前後画素Ａ，Ｂから各々の
目的の画素Ｘ１，Ｘ２に対する出力画素Ｙ１，Ｙ２が以
下のように得られる。
【００１１】 Ｙ１＝｛２×（Ｘ１＋Ｎ）＋Ａ＋Ｂ｝／４ ＝（２×Ｘ１＋Ａ＋Ｂ）／４＋Ｎ／２ Ｙ２＝｛２×Ｘ２＋（Ａ＋Ｎ）＋（Ｂ＋Ｎ）｝／４ ＝（２×Ｘ２＋Ａ＋Ｂ）／４＋Ｎ／２ すなわち出力画素Ｙ１，Ｙ２ともにノイズ成分Ｎは強度
１／２の直流成分に変化し、画像信号への影響が消え
る。画像信号はｍ×ｍの走査窓１３へ入力され、走査窓
１３の大きさは入力画像信号の処理に使用されるバーコ
ードの細バーの太さの２倍のサイズとし、細バーの空間
周波数に合わせる。走査窓１３内の画素信号データから
２次元格子上で等間隔にＮ点の画素信号を求め、閾値演
算回路１４でそのＮ点画素の平均値を算出して閾値とす
る。画像強調回路１５は走査窓１３内の画素信号データ
に対し、走査方向の違いによりＭＴＦの差を合わせるた
め主走査・副走査の各方向別に可変のゲインを設定可能
とする。２値化比較回路１６は前記閾値に一定レベルの
バイアスを加え、たとえば一様な画像信号の際に強調画
像信号に対して一定な差を設け、比較時に安定な白・黒
の出力を得る。ノイズ除去回路１７は２値化した信号を
走査窓１３を用いてバーコードの保存（バーの直線部分
の維持）とそれ以外の部分（ノイズ）の除去を行う。
１／２の直流成分に変化し、画像信号への影響が消え
る。画像信号はｍ×ｍの走査窓１３へ入力され、走査窓
１３の大きさは入力画像信号の処理に使用されるバーコ
ードの細バーの太さの２倍のサイズとし、細バーの空間
周波数に合わせる。走査窓１３内の画素信号データから
２次元格子上で等間隔にＮ点の画素信号を求め、閾値演
算回路１４でそのＮ点画素の平均値を算出して閾値とす
る。画像強調回路１５は走査窓１３内の画素信号データ
に対し、走査方向の違いによりＭＴＦの差を合わせるた
め主走査・副走査の各方向別に可変のゲインを設定可能
とする。２値化比較回路１６は前記閾値に一定レベルの
バイアスを加え、たとえば一様な画像信号の際に強調画
像信号に対して一定な差を設け、比較時に安定な白・黒
の出力を得る。ノイズ除去回路１７は２値化した信号を
走査窓１３を用いてバーコードの保存（バーの直線部分
の維持）とそれ以外の部分（ノイズ）の除去を行う。
【００１２】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、低光量・高焦点深度のために減衰した画像信
号より、バーコードの２値化を行うことができるという
優れた画像信号処理装置を実現できるものである。
によれば、低光量・高焦点深度のために減衰した画像信
号より、バーコードの２値化を行うことができるという
優れた画像信号処理装置を実現できるものである。
【図１】本発明の一実施例の画像信号処理装置のブロッ
ク図
ク図
【図２】従来の画像信号処理装置のブロック図
【符号の説明】 １２ 偶奇ノイズ除去回路 １３ 走査窓（ｍ×ｍ） １４ 閾値演算回路 １５ 画像強調回路 １６ ２値化比較回路 １７ ノイズ除去回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06T 5/00 G06T 1/00 G06K 7/10 H04N 1/409
Claims (1)
- 【請求項１】 バーコード部を含む原画像をセンサで走
査して得られるデジタル多値画像データを２値画像デー
タに変換する２値化回路を備え、バーコード部を検出し
て、復号化する画像信号処理装置であって、前記２値化
回路は、多値画像データを、検出対象であるバーコード
の幅により定めた所定の画素より成る走査窓で走査する
走査手段と、この走査窓の走査手段からの出力に基づい
て、当該画素単位の平均値を算出し、閾値とする閾値演
算回路と、前記走査窓からの出力を鮮鋭化する画像強調
回路と、この画像強調回路からの出力を前記閾値演算回
路からの閾値と比較し、かつノイズを除去するバイアス
を加え、さらに前記画素近傍の平均値に基づいて２値化
する２値化比較回路とにより、バーコード部を鮮明化
し、前記走査窓と異なる画素数より成る第２の走査窓
と、この第２の走査窓からの出力によりバーコード部を
抽出することを特徴とする画像信号処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4191827A JP3036244B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 画像信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4191827A JP3036244B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 画像信号処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636023A JPH0636023A (ja) | 1994-02-10 |
| JP3036244B2 true JP3036244B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=16281184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4191827A Expired - Fee Related JP3036244B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 画像信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3036244B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4905767B2 (ja) * | 2006-02-10 | 2012-03-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 二次元コード検出システムおよび二次元コード検出プログラム |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4191827A patent/JP3036244B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0636023A (ja) | 1994-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |