JPH05173731A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータの制御機能を経由しないで、文
字コードを公衆回線から直に受信するプリンタ装置によ
り通信システムに於けるコンピュータの負荷を減らし、
安価で操作の簡便な通信システムを提供する。 【構成】 公衆回線に接続される回線制御部６と、モデ
ム７と、内部モードを内部プリントモードか外部転送モ
ードに設定する内部モード設定手段（図１においてはキ
ー１２）を有し、内部モード設定手段による設定が内部
プリントモードのとき、公衆回線からの文字コードに対
応するドットイメージをプリント部１１でプリントす
る。設定が外部転送モードのとき、公衆回線からの文字
コードをインターフェース部９を介し中継し外部に転送
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】コンピュータに接続されるプリン
タ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】遠隔地から公衆回線介し入力される文字
コードに対応する内容を従来のプリンタ装置にプリント
するシステムを図３により説明する。コンピュータ２に
通信用アプリケーションソフト４がロードされ起動して
いる。通信用アプリケーションソフト４はモデム装置１
に制御命令をだし文字コードを受信しプリンタ装置にあ
わせた形に変換した後プリンタ装置３に送る。このとき
コンピュータ２は文章作成等の他の有効な仕事ができな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】公衆回線からの文字コ
ードをモデム装置１、コンピュータ２及びアプリケーシ
ョンソフト４を介しプリンタ装置３に送りプリントする
場合、コンピュータ２は文書作成等の他の有効な仕事が
できない。システム全体が高価になり、操作が複雑にな
る。

【０００４】この発明は公衆回線を介し文字コードを受
信しプリントするシステムにおけるかかる欠点を除去し
安価で操作の簡便なこのシステムを構成する要素として
重要なプリンタ装置を提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】コンピュータにインター
フェース部を介し接続され、文字コードに対応する文字
のイメージ情報を出力する文字フォント記録部と文字を
プリントするプリント部を有するプリンタ装置におい
て、公衆回線に接続される回線制御部と、モデムと、内
部モードを内部プリントモードか外部転送モードに設定
する内部モード設定手段と、前記内部モード設定手段に
よる設定が前記内部プリントモードのとき、前記回線制
御部を介しモデムから入力される文字コードに対応する
ドットイメージをプリントするように制御信号を前記プ
リント部に出力し、前記内部モード設定手段の設定が前
記外部転送モードのとき、前記回線制御部を介しモデム
から入力される文字コードを前記インターフェース部を
介し外部のコンピュータに送る制御部を有することを特
徴とする。

【０００６】

【作用】以上のようにプリンタ装置の内部で回線制御
部、モデム、内部モード設定手段、制御部及びプリント
部を統合するように構成すれば、遠隔地からの文字コー
ドを手元にあるプリンタ装置にコンピュータを介在させ
ずに直接プリントさせることができることに加えて文字
コードを中継しインターフェース部を経由し外部に転送
できる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明の実施例を示すプリンタ装置の
ブロック図である。

【０００８】キー１２から指先で内部モードを入力す
る。内部モードの設定はインターフェース部９からの制
御命令を制御部８で解読することによっても可能であ
る。入力に関わる操作が正しいことを確認するため表示
部１３に設定の内容を表示させる。内部モードが内部プ
リントモードに設定されたと判定した後、制御部８は回
線制御部６及びモデム７を介し入力された文字コードに
対応するドットイメージを文字フォント記録部と共につ
くる。制御部８はそのドットイメージをプリントするよ
うにプリント部１１を動作させる。

【０００９】内部モードが外部転送モードに設定された
と判定された後、回線制御部６及びモデム７を介し制御
部８に入力された文字コードはインターフェース部９を
介し外部のコンピュータに送られる。送られた文字コー
ドはコンピュータに記録される。内部モードを内部プリ
ントモードに切り替える。その後、必要に応じてコンピ
ュータに記録された文字コードがインターフェース部９
を介し制御部８に戻され、文字フォント記録部１０によ
り対応するドットイメージをつくる。制御部８はそのド
ットイメージをプリント部１１にプリントさせる。

【００１０】以上の実施例における制御部８はＣＰＵと
メモリの上で走るソフトウェアによっても実現できる。
図２は公衆回線あるいはインターフェース部９から文字
コードを受信するときの動作を示すフローチャートであ
る。図２について説明する。キー１２の状態を検出し内
部モードを設定する。次にインターフェース部９から制
御命令が検出されたときのみ内部モードを再設定する。
制御命令が検出されない場合にはキー１２による設定が
維持される。設定された内部モードを表示部１３に表示
する。設定が外部転送モードか判断し、外部転送モード
であり”ｙｅｓ”ならば、公衆回線を経由しモデム７に
文字コードがあるか判断する。文字コードがなく”ｎ
ｏ”の場合、スタートに戻る。文字コードがあり”ｙｅ
ｓ”の場合、文字コードをインターフェース部９に転送
し、スタートに戻る。

【００１１】外部転送モードか否かの判断において内部
モードの設定が外部転送モードではなく”ｎｏ”である
場合、次に内部プリントモードか判断する。内部プリン
トモードではなく”ｎｏ”の場合、スタートに戻る。内
部プリントモードであり”ｙｅｓ”の場合、インターフ
ェース部９または公衆回線を経由しモデム７に文字コー
ドがあるか判断する。文字コードがなく”ｎｏ”の場
合、スタートに戻る。文字コードがあり”ｙｅｓ”の場
合、まず文字コードを制御部８に取り込む。次に文字コ
ードに対応するドットイメージをつくる。そしてプリン
ト部１１にプリントさせ、スタートに戻る。

【００１２】

【発明の効果】本発明によれば、統合した形態でプリン
ト部、回線制御部、モデム、内部モード設定手段及び制
御部を内蔵したために、公衆回線からの受信において内
部モードが内部プリントモードのとき公衆回線から直に
文字コードを受信しコンピュータから独立にプリントで
きるだけでなく、さらに内部モードが外部転送モードの
とき文字コードを中継しコンピュータへ転送することも
可能になる。

【００１３】以上により公衆回線を介し文字コードを受
信しプリントするか、あるいは記録するシステムにおけ
るコンピュータの負荷を軽減しそのシステムの操作を簡
便にした上で安価に構成する要素として重要なプリンタ
装置を提供する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示すブロック図である。

【図２】本発明の動作を示すフローチャートである。

【図３】従来例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ モデム装置 ２ コンピュータ ３ プリンタ装置 ４ 通信用アプリケーションソフト ６ 回線制御部 ７ モデム ８ 制御部 ９ インタフェース部 １０ 文字フォント記録部 １１ プリント部 １２ キー １３ 表示部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータにインターフェース部を介
   し接続され、文字コードに対応する文字のイメージ情報
   を出力する文字フォント記録部と文字をプリントするプ
   リント部を有するプリンタ装置において、公衆回線に接
   続される回線制御部と、モデムと、内部モードを内部プ
   リントモードか外部転送モードに設定する内部モード設
   定手段と、前記内部モード設定手段による設定が前記内
   部プリントモードのとき、前記回線制御部を介しモデム
   から入力される文字コードに対応するドットイメージを
   プリントするように制御信号を前記プリント部に出力
   し、前記設定が前記外部転送モードのとき、前記回線制
   御部を介しモデムから入力される文字コードを前記イン
   ターフェース部を介し外部に送る制御部を有することを
   特徴とするプリンタ装置。