JPH05173243A - カメラのデータ写込み装置 - Google Patents

カメラのデータ写込み装置

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JPH05173243A
JPH05173243A JP34546791A JP34546791A JPH05173243A JP H05173243 A JPH05173243 A JP H05173243A JP 34546791 A JP34546791 A JP 34546791A JP 34546791 A JP34546791 A JP 34546791A JP H05173243 A JPH05173243 A JP H05173243A
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JP
Japan
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data
size
light
film
display
Prior art date
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Application number
JP34546791A
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English (en)
Inventor
Nobuo Komatsu
信夫 小松
Shuichi Kato
秀一 加藤
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Kodak Digital Product Center Japan Ltd
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Kodak Digital Product Center Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の大形化、複雑化、高コスト化を招くこ
となく、異なる位置への写込みおよび複数箇所同時の写
込みの要求にも対応でき、適切な文字サイズによる写込
みも可能な信頼性の高いカメラのデータ写込み装置を提
供する。 【構成】 液晶表示装置15の光透過型のデータ表示部15
a ,15b を、フィルム12面上の異なる位置とそれぞれ対
向するように設置する。データ表示部15a ,15bに光源1
6からの光を同時に導き、フィルム12面上の複数箇所に
データ13を写込む。フィルム12面の特定部分をトリミン
グして疑似パノラマサイズの写真をプリントする場合で
あっても、データ13が表現される。フルサイズの写真に
複数のデータ13を同時に写込める。複数のデータ表示部
15a ,15b を駆動または非駆動状態に任意に設定できる
ので、フィルム12面上の任意の位置にデータ13を写込め
る。写込まれるデータ13の内容を任意に設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば撮影画面の上下
部分をトリミングした疑似パノラマモードと普通のフル
サイズモードとに切換え可能なカメラに用いられ、日付
や時刻などのデータをフィルム面に写込むためのカメラ
のデータ写込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影画面の特定部分をプリントのに際ト
リミングして、疑似パノラマ写真を得るカメラが、例え
ば特開平2−306229号公報に記載されている。こ
の特開平2−306229号公報に記載のカメラでは、
疑似パノラマサイズの写真を得たい場合、先ず、撮影時
にフィルム上の撮影画面近くに、疑似パノラマモードの
撮影であることを表すコードを入力しておき、次に、こ
のフィルムにより写真をプリントをする際、プリンタに
よりこのコードを読取らせ、このコードに従ってフィル
ムの上下をトリミングして、疑似パノラマサイズの写真
を得るようにしている。つまり、疑似パノラマサイズの
写真では、撮影された画面の特定部分は、上述のように
トリミングされるため、プリントされた写真上には現わ
れなくなる。
【0003】ところで、撮影画面上の一部に、撮影日時
や時刻等の各種データを写込むデータ写込み装置がカメ
ラに広く採用されている。
【0004】この写込み装置は、図11および図12で
示すように、カメラ本体11内の露光位置にあるフィルム
12の所定位置、例えば図6で示す撮影画面の右下部分に
裏面からデータ13を写込むものである。すなわち、フィ
ルム12の裏面側に位置する圧板14の所定位置との対向部
分には窓14a が形成されており、この窓14a にはデータ
内容を表示する透過型の液晶表示装置15が設けられてい
る。また、この液晶表示装置15に対しては、写込み用の
光源16から照射された光線が、全反射ミラー17により導
かれ、液晶表示装置15を介してフィルム12面上に写込ま
れる。なお、18は制御回路、19は写込みカバー、20はカ
メラ裏蓋である。
【0005】そして、上記構成において、液晶表示装置
15には写込まれる例えば撮影日時を表す年月日などの各
種のデータ13を表示しておく。そうして、図示しないレ
リーズスイッチが操作され、シャッターレリーズが行な
われる際に、レリーズスイッチに連動して写込みスイッ
チ21がオン動作し、制御回路18により光源16のランプを
一定時間点灯させる。この光源16により照射された光線
は、全反射ミラー17により液晶表示装置15の表示部に導
かれ、この表示部を透過することにより、表示内容を圧
板14の窓14a を通してフィルム12面上に写込む。
【0006】また、データ13は、上述したように、撮影
画面の右下部分に写込まれるのが一般的である。このよ
うなデータ写込み装置を、疑似パノラマモードと普通の
フルサイズモードとでそれぞれ撮影が可能なカメラに適
用すると、フルサイズの写真では従来通り問題ないが、
疑似パノラマサイズの写真では、図7で示すように、デ
ータ13が写込まれた部分はプリントの際にトリミングさ
れてしまうので、プリントされた写真上にはデータ13が
現われなくなる。
【0007】そこで、フルサイズ用とパノラマサイズ用
の2つの写込み装置を設けることが考えられるが、この
ように2つの写込み装置を設けることは、当然ながら大
きさは2倍となり製造コストも高くなる。
【0008】また、液晶表示装置15を、フルサイズ用の
写込み位置と疑似パノラマ用の写込み位置の双方に移動
する構造も考えられるが、液晶表示装置15の移動機構が
必要となり、構造が複雑化してしまう。通常、疑似パノ
ラマサイズの写真はフルサイズの写真に対して、2倍の
サイズに拡大されてプリントされるが、液晶表示装置を
移動して共通に用いる場合、写込まれるデータの文字サ
イズは同じであるため、プリントされた疑似パノラマサ
イズにおけるデータの文字が異様に大きくなってしまう
という問題も生じる。
【0009】さらに、実開平3−84820号公報に記
載されているように、1つの共通の液晶表示器に対し、
これを透過した写込み用の光を、複数のミラーを組合わ
せかつその一部のミラー角度を変化させることにより、
フルサイズ用の写込み位置と疑似パノラマサイズ用の位
置とに選択的に導き、いずれかの写込み位置に写込む手
法も提案されている。
【0010】しかし、ミラー角度を変化させることは、
構造の複雑化を招き信頼性の上で問題がある。また、写
込み用の光をフルサイズ用の写込み位置と疑似パノラマ
サイズ用の位置とのいずれかに選択的に導いているの
で、2か所同時の写込みは不可能であり、このような要
求には対応できない。さらに、同様に、疑似パノラマサ
イズにおけるデータの文字がフルサイズのデータ文字よ
り大きくなってしまうという問題もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、普通の
フルサイズモードの他に、撮影画面の上下部分をトリミ
ングした疑似パノラマモード等による撮影が可能なカメ
ラのデータ写込み装置として用いるめ、撮影画面の異な
る位置にデータを写込む場合、従来装置では装置の大形
化および高コスト化を招いたり、装置の複雑化や信頼性
の低下が生じたり、複数箇所同時の写込みが出来ない、
データ文字サイズが適切でない等の問題点を有してい
る。
【0012】本発明の目的は、装置の大形化、複雑化、
高コスト化を招くことなく、異なる位置への写込みおよ
び複数箇所同時の写込みの要求にも対応でき、さらに適
切な文字サイズによる写込みも可能な信頼性の高いカメ
ラのデータ写込み装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のカメラの
データ写込み装置は、フィルム面上の互いに異なる位置
に対して光透過型のデータ表示部がそれぞれ対向するよ
うに設けられた表示装置と、この表示装置のデータ表示
部に表示されたデータをフィルム面上に写込む光源と、
この光源から照射された光を前記各光透過型のデータ表
示部に同時に導く光学系とを備えたものである。
【0014】請求項2記載のカメラのデータ写込み装置
は、請求項1記載のカメラのデータ写込み装置におい
て、データ表示部は1または2以上で、表示装置の前記
各データ表示部を駆動および非駆動状態のいずれか一方
に選択する駆動選択手段と、前記各データ表示部に表示
するデータの内容を任意に設定可能なデータ設定手段と
を備えたものである。
【0015】
【作用】請求項1記載のカメラのデータ写込み装置は、
表示装置の光透過型のデータ表示部を、フィルム面上の
互いに異なる位置とそれぞれ対向するように設置し、か
つ、これらのデータ表示部に光源からの光を同時に導く
ようにしたので、複数個の写込み装置を設けたり、表示
装置を移動可能にしたり、さらには、光学系を構成する
一部のミラー角度を可変にしたりする必要はなく、フィ
ルム面上の互いに異なる複数箇所にデータを写込むこと
ができ、フィルム面の特定部分をトリミングして疑似パ
ノラマサイズの写真をプリントする場合であっても、デ
ータが現れなくなってしまうことはない。また、フルサ
イズの写真に複数のデータを同時に写込むことができ
る。
【0016】請求項2記載のカメラのデータ写込み装置
は、請求項1記載のカメラのデータ写込み装置におい
て、複数のデータ表示部を駆動または非駆動状態に任意
に設定できるので、フィルム面上の任意の位置にデータ
を写込むことができる。さらに、写込まれるデータの内
容を任意に設定できるので、各種のデータ表示が可能と
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明のカメラのデータ写込み装置の
一実施例を図1および図2を参照して説明する。なお、
図11および図12で示した従来例と対応する部分には
同一符号を付している。
【0018】図1および図2において、カメラ本体11内
の露光位置にフィルム12が位置しており、そのフィルム
12の裏面側には圧板14が設置されている。フィルム12の
データ写込み部と対向する圧板14の所定位置には、写込
み用の窓14a ,14b が形成されている。また、フィルム
12の面上に対するデータ写込み位置は、例えば図6で示
すフルサイズでの窓14a が対向する右下部分と、図7で
示す窓14b が対向する疑似パノラマサイズでの右下部分
との2か所とする。そして、疑似望遠サイズ等での撮影
モードを有するカメラの場合は、図6に示す場所以外で
のデータ写込みが行なわれるが、この実施例では2か所
として説明を行なう。
【0019】さらに、圧板14の裏面には透過型の液晶表
示装置15が設けられている。そして、窓14a ,14b と対
向する液晶表示装置15の部分には、光透過型のデータ表
示部15a ,15b を設ける。また、一方のデータ表示部15
b は疑似パノラマサイズ用となり、疑似パノラマサイズ
用の場合のデータはフルサイズの場合に比べ倍に拡大さ
れるので、表示されるデータの文字サイズはフルサイズ
用となるデータ表示部15b のデータ文字サイズより小さ
くする。
【0020】なお、光透過型のデータ表示部15a ,15b
は、駆動状態となってデータ信号が加わると、このデー
タ信号に基づいて荷電状態となった画素電極に対応する
液晶が光透過状態となる。
【0021】この液晶表示装置15の各データ表示部15a
,15b に対しては、写込み用の光学系22を設ける。ラ
ンプ等による光源16と、ハーフミラー23および全反射ミ
ラー17とで構成される。そして、ハーフミラー23は、光
源16により照射された光線を、疑似パノラマサイズ用の
データ表示部15b および上方に位置する全反射ミラー17
の双方に導くように角度設定される。また、全反射ミラ
ー17は、ハーフミラー23を透過した光線をフルサイズ用
のデータ表示部15aに導くように角度設定されている。
【0022】なお、19は写込みカバー、20はカメラ裏蓋
である。
【0023】上述のように各データ表示部15a ,15b に
光が導かれると、データ表示部15a,15b は、駆動状態
においてデータ信号に基づく画素電極に対応した液晶が
光透過状態となるので、表示内容に対応した写込み光線
が透過される。
【0024】また、制御回路18は、図3で示すように、
ランプ駆動手段25、データ表示部15a ,15b に対する駆
動選択手段26、データ表示部15a ,15b に表示されるデ
ータ設定手段27により構成される。
【0025】そして、ランプ駆動手段25は、カメラ本体
11側に設けられた写込みスイッチ21がオン動作すること
により光源16を所定時間点灯させる。写込みスイッチ21
は、図示しないレリーズスイッチと連動しており、シャ
ッターレリーズが行なわれる際に、光源16を点灯するべ
くオン動作する。
【0026】また、駆動選択手段26は、カメラ本体11側
に設けられた撮影モード切換えスイッチ28がオフ状態の
とき、すなわちフルサイズモードのとき、フルサイズ用
のデータ表示部15a を選択してこれを動作させ、フルサ
イズ用の所定のデータを表示させる。また、撮影モード
切換えスイッチ28がオン操作されたことにより、すなわ
ち疑似パノラマサイズモードに切換えられたことによ
り、疑似パノラマサイズ用のデータ表示部15b を選択し
て動作させ、疑似パノラマサイズ用の所定のデータを表
示させる。
【0027】さらに、データ設定手段27は、データ表示
部15a ,15b に表示されるデータを任意の内容に設定す
るもので、設定用のスイッチ27a ,27b ,27c を有す
る。ここで、スイッチ27a は、表示モード設定スイッチ
で、表示データを例えば年月日か、時分か、写込み禁止
か、のいずれかのモードに選択する。スイッチ27b は年
月日または時分の修正桁の選択に用いる。スイッチ27c
は、選択された修正桁の数字の設定に用いる。
【0028】上記構成において、撮影モード切換えスイ
ッチ28がオフ状態にあり、フルサイズモードが選択され
ている場合は、疑似パノラマサイズ用のデータ表示部15
b は非駆動状態にあり、写込み用の光は透過されない。
これに対し、フルサイズ用のデータ表示部15a は駆動さ
れており、データ設定手段27により設定された、例えば
年月日等のデータが表示され、この表示内容の写込み光
線が透過可能な状態になっている。
【0029】この状態で図示しないレリーズスイッチが
オン操作されると、レリーズスイッチに対応してに連動
して写込みスイッチ21がオン動作し、ランプ駆動手段25
により光源16を一定時間点灯させる。光源16から照射さ
れた光はハーフミラー23により2方向に分けられ、ハー
フミラー23を透過した光は全反射ミラー17により反射さ
れ、データ表示部15a に導かれる。データ表示部15a で
は表示内容に相当する光を透過させるので、表示内容は
窓14a を通ってフィルム12に写込まれる。また、ハーフ
ミラー23で反射された光は、疑似パノラマサイズ用のデ
ータ表示部15bにも導かれるが、このデータ表示部15b
は非駆動状態であるため光は透過せず、フィルム12上に
は写込まれない。
【0030】撮影モード切換えスイッチ28がオン操作さ
れ、疑似パノラマサイズモードが選択された場合は、フ
ルサイズ用のデータ表示部15a は非駆動状態となり、写
込み用の光は透過されない。これに対し、疑似パノラマ
サイズ用のデータ表示部15bは駆動され、表示内容に対
応する写込み光線が透過可能な状態になっている。
【0031】この状態で写込みスイッチ21がオン動作
し、光源16が一定時間点灯されると、光源16から照射さ
れた光は、ハーフミラー23により両データ表示部15a ,
15b に同時に導かれる。データ表示部15b は表示内容に
対応する光を透過させるので、表示内容は窓14b を通っ
てフィルム12に写込まれるが、データ表示部15a は非駆
動状態であるため光は透過せず、フィルム12上には写込
まれない。
【0032】写込み時には、フィルム12に対する露光
量、すなわち明るさ×時間は、両データ表示部15a ,15
b においてほぼ同じでなければならない。ここで、ハー
フミラー23の透過と反射との比率が異なる場合は、疑似
パノラマサイズモードとフルサイズモードとで光源16の
点灯時間を変え、両モードにおける露光量が等しくなる
ようにランプ駆動手段25を設定すればよい。光源16の点
灯時間を変えない場合は、ハーフミラー23の透過と反射
との比率を各モードでの露光量が同じになるように設定
すればよい。
【0033】上記動作により、フルサイズモードの場合
は図6で示すように、また、疑似パノラマモードの場合
は図8で示すように、それぞれ自然な感じでデータ13を
写込むことができる。この場合、プリントの際の拡大率
の相違から、表示データ文字は、図6で示すフルサイズ
より図8で示す疑似パノラマサイズの方を小さく設定し
ている。
【0034】上記実施例では、データ表示部15a ,15b
のいずれかを選択的に動作させているが、これらデータ
表示部15a ,15bを同時に駆動状態にし、フィルム12上
の複数箇所に異なるデータを写込ませてもよい。そのた
めには、データ設定手段27の表示モード設定スイッチ27
a により設定されるモードとして、データ表示部15a,1
5b を共に駆動状態とするモードを設ければよい。そし
て、例えば図4で示すように、フルサイズ用のデータ表
示部15a に時分を表示させ、疑似パノラマサイズ用のデ
ータ表示部15b に年月日を表示させる。
【0035】このように設定して撮影を行なうと、ま
ず、シャッターレリーズに連動して写込みスイッチ21が
オン動作し、ランプ駆動手段25により光源16を一定時間
点灯させる。光源16からの光は光学系により両データ表
示器15a ,15b に導かれる。このとき、データ設定手段
27によって設定されたモードにより、駆動選択手段26が
両データ表示部15a ,15b をそれぞれ駆動し、光透過状
態としているので、それぞれに設定されたデータ内容を
フィルム12面上に写込む。この結果、図9で示すよう
に、フィルム12面上の異なる位置に年月日および時分の
複数の異なるデータを写込めるので、フルサイズモード
で撮影を行なうと、1コマの写真の中にこれらを表示す
ることができる。
【0036】また、フルサイズ用のデータ表示部15a に
年月日を表示させ、疑似パノラマサイズ用のデータ表示
部15b に時分を表示させれば、同じく1コマの写真の中
にこれら両データを、図10のように表示することがで
きる。
【0037】さらに、両データ表示部15a ,15b を共に
駆動状態とするモードに設定した状態で、疑似パノラマ
モードにより撮影を行なうと、フルサイズ用のデータ表
示部15a で写込まれたデータはプリントの際トリミング
され、写真上には現れないが、ネガ上には移し込まれて
いるためネガを見ればプリントされたデータ以外のデー
タを知ることができる。したがって、疑似パノラマサイ
ズで撮影を行なう場合は、両データ表示部15a ,15b を
駆動状態とするモードに設定しておき、プリントされる
データおよびトリミングされるデータを適宜選択して設
定すればよい。
【0038】図5で示す実施例は、光学系22における反
射部の構成として、透明なガラスまたはプラスチックで
作られたプリズム31を用いており、面31a はハーフミラ
ーとして機能し、面31b は全反射ミラーとして機能す
る。これらの面31a ,31b の角度は屈折率により設定す
ればよい。
【0039】このように構成すると、図2の実施例にお
けるハーフミラー23の裏面の反射によるゴースト等が無
くなり、性能が向上する。
【0040】上記いずれの実施例でも表示データの例と
して数字を用いたが、もちろん仮名や漢字などでもよ
い。また、フルサイズモードや疑似パノラマモードに限
らず疑似望遠モード等についても、データ表示部を該当
する位置に設定することにより、同様に適用することが
できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載のカメラのデータ写込み装
置によれば、表示装置の光透過型のデータ表示部を、フ
ィルム面上の互いに異なる位置とそれぞれ対向するよう
に設置し、かつ、これらのデータ表示部に光源からの光
を同時に導くようにしたので、複数個の写込み装置を設
けたり、表示装置を移動可能にしたり、さらには、光学
系を構成する一部のミラー角度を可変にしたりする必要
はなく、フィルム面上の互いに異なる複数箇所にデータ
を写込むことができ、フィルム面の特定部分をトリミン
グして疑似パノラマサイズの写真をプリントする場合で
あっても、データが現れなくなってしまうことはない。
また、フルサイズの写真に複数のデータを同時に写込む
ことができる。
【0042】請求項2記載のカメラのデータ写込み装置
によれば、請求項1記載のカメラのデータ写込み装置に
おいて、複数のデータ表示部を駆動または非駆動状態に
任意に設定できるので、フィルム面上の任意の位置にデ
ータを写込むことができる。さらに、写込まれるデータ
の内容を任意に設定できるので、各種のデータ表示を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラのデータ写込み装置の一実施例
を示す正面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上カメラのデータ写込み装置の制御回路を示
すブロック図である。
【図4】同上表示例を示す説明図である。
【図5】他の実施例を示す側面図である。
【図6】フルサイズモードにおけるデータ表示例を示す
説明図である。
【図7】疑似パノラマモードのため表示データがトリミ
ングされた例を示す説明図である。
【図8】疑似パノラマモードにおける表示データの写込
み状態を示す説明図である。
【図9】複数のデータを写込んだ場合の一例を示す説明
図である。
【図10】複数のデータを写込んだ場合の他の例を示す
説明図である。
【図11】従来例のカメラのデータ写込み装置を示す正
面図である。
【図12】同上側面図である。
【符号の説明】
12 フィルム 15 液晶表示装置 15a ,15b データ表示部 16 光源 22 光学系 26 駆動選択手段 27 データ設定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム面上の互いに異なる位置に対し
    て光透過型のデータ表示部がそれぞれ対向するように設
    けられた表示装置と、 この表示装置のデータ表示部に表示されたデータをフィ
    ルム面上に写込む光源と、 この光源から照射された光を前記各光透過型のデータ表
    示部に同時に導く光学系とを備えたことを特徴とするカ
    メラのデータ写込み装置。
  2. 【請求項2】 データ表示部は1または2以上で、 表示装置の前記各データ表示部を駆動および非駆動状態
    のいずれか一方に選択する駆動選択手段と、 前記各データ表示部に表示するデータの内容を任意に設
    定可能なデータ設定手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のカメラのデータ写込み装置。
JP34546791A 1991-12-26 1991-12-26 カメラのデータ写込み装置 Pending JPH05173243A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214693A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複数対象物の撮像方法とその装置及びこれを用いた電子部品実装装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214693A (ja) * 2001-01-23 2002-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複数対象物の撮像方法とその装置及びこれを用いた電子部品実装装置

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