JPH08122901A - データ写し込みカメラ - Google Patents

データ写し込みカメラ

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JPH08122901A
JPH08122901A JP6265819A JP26581994A JPH08122901A JP H08122901 A JPH08122901 A JP H08122901A JP 6265819 A JP6265819 A JP 6265819A JP 26581994 A JP26581994 A JP 26581994A JP H08122901 A JPH08122901 A JP H08122901A
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JP
Japan
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data
imprinting
imprinted
film
screen
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JP6265819A
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English (en)
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Tadashi Sato
正 佐藤
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ写し込みカメラにおいて、フィルム上
に写し込むデータを被写体像や背景の明暗や色調に影響
されることなく常に鮮明で見やすく読み取りやすいもの
とし、かつ被写体像に対して違和感のない写真が得られ
るようにする。 【構成】 本発明は、データ写し込み部2と、写し込み
データの入力操作とデータ写し込み部の移動指示を行う
データ入力部3から構成される。データ写し込み部2
は、フィルム前面に配設して撮影画面の一部のデータ写
し込み部分に被写体光が入射するのを遮り、その遮られ
た部分に対して文字や数字などのデータおよび明暗や色
調あるいはパターンなど修飾されたデータの背景部分を
写し込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ写し込みカメラに
関し、データを写し込むために撮影画面の一部に入射光
を遮る部分を設けて、その部分へデータを写し込む機能
を設けたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子時計を組み込み、液晶または発光ダ
イオードなどによって表示された撮影年月日あるいは
時、分などの数字や簡単なメッセージの文字を撮影画像
とともにフィルム上に記録するデータ写し込みカメラが
広く実用されている。
【0003】フィルムの撮影画面へデータを写し込むと
き、フィルム露光面上では、被写体光にデータ光が重な
るので、データ像は被写体像の明るさによって見にくく
なるか、あるいは全く見えなくなるという不具合があっ
た。また、フィルムの裏側から被写体像に重ね合わせて
データを写し込む方式が一般的であるため、カラーフィ
ルムでの撮影の場合写し込みデータは常にオレンジ色に
なり、被写体像と写し込みデータとの配色の組み合わせ
から被写体像の色の中に写し込みデータが埋もれてしま
い、見にくくなるか、あるいは全く見えなくなるという
不具合があった。
【0004】従来、図8に示されるようなフィルム10
1のデータ写し込み部への被写体光102の入射を衝立
103により遮り、その露光されない部分へデータ写し
込み光学系104により前面から(あるいは背面から)
データを写し込み、写し込みデータ像が被写体像の明る
さとは無関係にコントラスト良く明瞭に見えるようにす
ることが知られている。
【0005】また、被写体像のデータが写し込まれる位
置に対応した部分に被写体像の光量を検出するセンサを
設けて、そのセンサの出力に応じて、データ写し込み部
の照明部の発光光量を制御するものがある。さらに、セ
ンサとデータ写し込み用発光表示素子との組み合わせの
複数個を撮影画面上に設けて、被写体像の最も暗い部分
のデータ写し込み発光表示素子を選択してデータの写し
込みを行うものがある。
【0006】例えば、特開昭54−28128号公報、
特開昭58−52627号公報、特開昭60−2609
30号公報に従来のこのようなデータ写し込みカメラの
構造が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
写し込みカメラでは下記に示す課題があった。 (1)衝立を用いると写し込みデータ像は、被写体像の
明暗や色調に関係なく見やすいが、その反面データを見
やすくするために衝立で被写体光を遮った部分は真っ黒
になり、被写体像に対して強調され過ぎ写真としては好
ましくない。 (2)発光光量を制御する方法では、被写体像が明るく
なるに従い発光光量を大きくしなければならないが発光
光量には限度があり、ある程度以上の明るい被写体像の
画面では写し込みデータが見にくいあるいは見えなくな
る。 (3)また、複数のセンサとデータ写し込み用発光表示
素子との組み合わせによる写し込みデータ表示部を備え
ることは部品点数が増加し機構上も複雑になり、写し込
みできるデータの量にも制限がある。
【0008】そこで、本発明は従来のこのような課題を
解決するために下記を目的とする。 (1)フィルム上に写し込む文字や数字あるいは図形な
どのデータを、被写体像や背景の明暗や色調に影響され
ることなく常に鮮明で見やすいものとする。 (2)写し込むデータが被写体像に対して違和感のない
ようデータの背景部分に対しても明暗や色調あるいは背
景パターンなどの書き込みが出来るようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では以下のようにした。データ写し込みカメラ
において、撮影画面の一部に被写体光の入射を遮る部分
を設け、その部分へフィルムの前面からデータを写し込
むことのできるデータ写し込み部を有する構成とし、写
し込みデータとデータの背景部分に対して明暗や色調あ
るいは背景パターンなどの書き込みが出来るようにする
ことにより被写体像や背景の明暗や色調に影響されるこ
となく常に鮮明で見やすく、かつ被写体像に対して違和
感のない、またデータの読み取りやすいデータ写し込み
写真を得ることを実現した。
【0010】
【作用】本発明のデータ写し込みカメラのデータ写し込
み部は、次のように構成される。データ写し込み部は、
カメラ本体の中にあり、フィルムの撮影画面の一部に被
写体光が入射するのを遮るよう配設される。データの写
し込みは、フィルムの前面からフィルムの撮影画面の一
部のデータ写し込み部によって被写体光の入射が遮られ
た部分に対して行われる。
【0011】また、データ写し込み部は、フィルムの巻
き取り方向あるいはフィルムの巻き取り方向に対して垂
直な方向への移動が可能であり、撮影画面の構図に合わ
せて写し込みデータの写し込み位置を可変することがで
きる。液晶表示素子、照明素子は、データ写し込み部の
一部を構成する。液晶表示素子は、フィルムの撮影画面
上の被写体光の入射が遮られた部分の全面積に対してデ
ータを写し込むために、データ入力部の操作キーボード
からの入力指示により、文字や数字あるいは図形などの
写し込みデータと、明暗や色調あるいは背景パターンな
どの修飾を施した写し込みデータの背景部分とを表示す
る。
【0012】カメラのシャッターボタンが操作される
と、液晶表示素子に近接して配設された照明素子は、一
定時間だけ点灯する。液晶表示素子に表示された写し込
みデータと写し込みデータの背景部分は照明され、フィ
ルムの撮影画面に被写体像とともに写し込みデータが写
し込まれる。
【0013】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。 (1)第一実施例 図1は本発明のデータ写し込みカメラの第一実施例の構
成を示す機能ブロック図である。本発明は、カメラ本体
1、データ写し込み部2、データ入力部3から構成され
る。
【0014】データ写し込み部2は、カメラ本体1の一
部を構成し、フィルム4の前面部に配設される。データ
写し込み部2は、写し込みデータをフィルム4の撮影画
面上に写し込むとともに、フィルム4の撮影画面の一部
のデータを写し込む部分に被写体光が入射するのを遮
る。
【0015】データ写し込み部2は、液晶表示素子6、
液晶駆動回路7、照明素子8、結像レンズ9、ミラー1
0で構成される。図2は、本実施例におけるデータ写し
込み部の液晶表示素子の構造を示す。本実施例では、ア
クティブマトリックス駆動方式の薄膜トランジスタカラ
ー液晶表示素子を用いた。
【0016】本実施例のアクティブマトリックスカラー
液晶表示素子は、薄膜トランジスタ21、液晶22、R
カラーフィルター23、Gカラーフィルター24、Bカ
ラーフィルター25、偏光板26、共通電極27、ガラ
ス基板28、照明素子29で構成される。液晶22は、
TN液晶である。照明素子29は、白色光の面光源照明
を用いている。R、G、Bの三原色の各画素の一つずつ
の組み合わせによる三画素でカラー表示が可能な一画素
ユニットを構成する。
【0017】アクティブマトリックス駆動方式の薄膜ト
ランジスタ表示素子は、表示素子を構成する各画素のひ
とつひとつにアクティブ素子である薄膜トランジスタを
内蔵させた構造になっている。単純マトリックス方式の
液晶表示素子に比べてコントラスト比が高く、精細な画
面表示が可能である。薄膜トランジスタに印加する電圧
を制御することにより照明素子9からの透過光を制御す
る。これにより、文字や数字あるいは図形などの写し込
みデータと写し込みデータの背景部分の明暗や色調ある
いは背景パターンなどを表示する。
【0018】本実施例のアクティブマトリックスカラー
液晶表示素子は、水平画素数320×垂直画素数240
の総画素数が76,800画素のものを使用している。
従って、カラー画素のユニットとしては25,600画
素である。従来の技術では、文字や数字などのデータ部
分だけが黒抜きとなり、背景部分は未露光のままの黒の
写真となった。しかし、本発明では、表示可能領域のデ
ータの背景部分についても薄膜トランジスタ表示素子の
画素が存在するため、単に照明素子の光を遮るだけでな
く明暗やパターンの書き込みなどの多彩な表現の修飾表
示と写し込みが可能である。個々の薄膜トランジスタ表
示素子の印加電圧を制御することにより、それぞれの画
素での光の透過率を制御して背景部分の明暗を指定でき
る。また、背景部分のハッチングやドットパターンなど
の描写も同様の操作により実現できる。
【0019】データ写し込み部2の液晶表示素子6への
写し込みデータの書き込みは、データ入力部3より入力
操作設定される。この場合、データ入力部3にカラー表
示が可能なモニター(図示しない)を設けることによ
り、データ写し込み部2の液晶表示素子6へのデータ書
き込みの確認を行う。
【0020】液晶駆動回路7の出力信号によりアクティ
ブマトリックスカラー液晶表示素子を構成する個々の画
素の薄膜トランジスタのスイッチがそれぞれオン・オフ
して具体的なカラーの文字や数字などの像を表示する。
カメラのシャッターボタンが操作されると、照明素子2
9にバッテリーより電源電圧が供給されて照明素子29
は一定時間だけ点灯し、アクティブマトリックスカラー
液晶表示素子に表示された文字や数字などのカラーの写
し込みデータは照明され、結像レンズ9、ミラー10を
通してフィルム4の撮影画面上に結像されてデータが写
し込まれる。
【0021】また、従来フィルムの裏側から被写体像に
重ね合わせてデータを写し込む方式が一般的であるた
め、カラーフィルムでの撮影する場合写し込みデータは
常にオレンジ色になり、被写体像と写し込みデータとの
配色の組み合わせから被写体像の色の中に写し込みデー
タが埋もれてしまい、見にくくなるか、あるいは全く見
えなくなるという欠点があった。また、データの修飾や
背景の修飾なども同様の理由により見にくいか、あるい
は修飾の効果が判らなくなるという欠点があった。
【0022】本実施例においては、フィルムの前面部に
データ写し込み部を配設する構成としたので、データ入
力部3からの入力操作指示により作成した文字や数字あ
るいは図形などの写し込みデータと写し込みデータの背
景部分の明暗や色調あるいは背景パターンなどをデータ
入力部3の操作指示に忠実にフィルムの撮影画面上に写
し込むことができる。カラーフィルムを使用して撮影を
する場合、本実施例を用いることにより従来のフィルム
の裏側からデータを写し込む方式において発生するこれ
らの不具合を解決することができた。
【0023】図3は、本実施例におけるフィルムの撮影
画面上のデータ写し込み部分を示す平面図である。図3
において、撮影画面31の一部のデータ写し込み部分3
2は、フィルムの前面に配設されたデータ写し込み部2
により被写体光が遮られた部分に相当する。結像レンズ
9は、液晶表示素子6に表示されたデータ33およびデ
ータの背景34を、ミラー10を通してフィルム4の撮
影画面31の一部のデータ写し込み部分32へ結像させ
る。照明素子8は、液晶表示素子6を構成する全ての画
素を均一に照明する。
【0024】カメラのシャッターボタンが操作される
と、液晶表示素子6に近接して配設された照明素子8に
バッテリー(図示しない)より電源電圧が供給されて照
明素子8は一定時間だけ点灯する。液晶表示素子6に表
示された文字や数字などのデータと写し込みデータの背
景部分の明暗や色調あるいは背景パターンなどは照明さ
れ、結像素子9、ミラー10を通して、データ写し込み
部2により被写体光の入射が遮られたフィルム4の撮影
画面の一部に写し込みデータが被写体像とともに写し込
まれる。
【0025】被写体光の入射を遮り、この部分にデータ
を写し込む構成においては、文字や数字あるいは図形な
どの写し込みデータのみを表示して写し込もうとする
と、データの部分だけが黒抜きとなり被写体像に対して
コントラストが強調され過ぎて写真としては好ましくな
いという欠点がある。しかし、本実施例によれば、文字
や数字あるいは図形などの写し込みデータ33の書き込
み操作だけでなく、データの背景部分34についても液
晶表示素子6の表示部分の全面積にわたって明暗や色調
の指示あるいはパターンの書き込みなどの修飾表示と写
し込みが可能である。このため、被写体像に合わせてデ
ータ写し込み部分の背景を操作指示することができる。
【0026】被写体像が明るい場合には、データ写し込
み部分32のデータ部分33を暗く、データの背景部分
34を被写体像に合わせて明るくするようにデータ入力
部3上での操作により入力設定する。液晶表示素子6
は、データ入力部3からの入力指示によりデータ部分3
3を構成するR,G,Bの各画素に電圧を印加して照明
素子9からの照明光を遮るように、データの背景部分3
4を構成するR,G,Bの各画素には電圧を印加しない
で照明光を透過させるようにする。データ部分33は黒
くなり、データの背景部分34は白く露光されて明るい
写真となる。
【0027】また、被写体像が暗い場合には、データ部
分を明るくしてデータの背景部分を被写体像に合わせて
暗くするよう設定する。この場合にはデータ部分33を
構成する画素には電圧を印加しないで照明光を透過さ
せ、データの背景部分34を構成する画素に電圧を印加
して照明光を遮る。この場合にはデータ部分33は露光
されて明るく、データの背景部分34は暗い写真とな
る。
【0028】実際の写真撮影では、完全露光や完全未露
光の写真は特殊撮影を除いてほとんどないので、データ
部分33とデータの背景部分34のそれぞれの画素に印
加する電圧は、単純なオン・オフにはならない。このた
め、印加電圧を制御して画素を透過する照明光の光量を
調節する階調表現を行い、被写体像にマッチにした明暗
を選択する。あるいは被写体像に合わせてデータ写し込
み部分32の色調を選択する。これにより、被写体像に
合わせた自然な写し込みデータ像を作成できる。
【0029】また、データ入力部3はデータの背景部分
24に使用できる背景パターン素材をいくつか記憶して
いるメモリー(図示しない)を搭載している。これらの
背景パターン素材の中には、カラー表現による様々なパ
ターンやモノクロ表現によるグレイ階調パターンやハッ
チングパターンも含む。撮影者は、単純な明暗やカラー
の背景だけでなくこれらの背景パターン素材も選択する
ことができる。あるいは、撮影者の好みにより自在にデ
ータ写し込み部分32を修飾表現することも当然可能で
ある。
【0030】データ写し込み部2の取付位置は、図3に
ように撮影画面31の右下だけでなく、右上、左上、左
下、あるいは撮影画面31の四辺の中間位置などにも取
付可能である。以上のように、被写体像あるいは背景の
明暗や色調に影響されることなく常に鮮明で見やすく、
かつ被写体像に対して違和感のない写真を得ることがで
きる。
【0031】(2)第二実施例 図4は、本発明のデータ写し込みカメラの第二実施例の
データ写し込み部の第一の構成を示すブロック図であ
る。本発明の第二実施例の第一の構成においては、デー
タ写し込み部41は、フィルムの巻き取り方向に対して
垂直な方向への移動が可能である。図4において、デー
タ写し込み部の移動可能範囲44は、撮影画面のフィル
ムの巻き取り方向に対して垂直な方向の全範囲に及ぶ。
すなわち、写し込みデータの写し込み位置は、撮影画面
の右上から右下の範囲において撮影者が最適と考える位
置に指定することができる。写し込みデータの写し込み
位置の指定は、データ入力部3からの入力操作により行
う。
【0032】写し込みデータが不要な写真撮影の場合に
は、データ写し込み部41はデータ写し込み部収納位置
45へ移動させる。移動の指示は、データ入力部3から
の指示操作により行う。また、データ写し込み部41
は、図4のように撮影画面の右側だけでなく、撮影画面
の左側に配設して移動可能とすることも当然可能であ
る。
【0033】図5は、本発明のデータ写し込みカメラの
第二実施例のデータ写し込み部の第二の構成を示すブロ
ック図である。本発明の第二実施例の第二の構成におい
ては、データ写し込み部61は、フィルムの巻き取り方
向への移動が可能である。図5において、データ写し込
み部の移動可能範囲54は、撮影画面のフィルムの巻き
取り方向の全範囲に及ぶ。すなわち、写し込みデータの
写し込み位置は、撮影画面の左下から右下の範囲におい
て指定できる。写し込みデータの写し込み位置の指定
は、データ入力部3からの入力操作により行う。
【0034】写し込みデータが不要な写真撮影の場合に
は、データ写し込み部51はデータ写し込み部収納位置
55へ移動させる。移動の指示は、データ入力部3から
の指示操作により行う。以上のように、本発明の第二実
施例においてはデータ写し込み部を移動可能とすること
により、常にデータ写し込み部が固定された状態にある
場合と比較すると、撮影者が最も適当と考える位置にデ
ータを写し込めるため撮影画面の構図の自由度が大きく
なるという利点がある。
【0035】(3)第三実施例 図6は、本発明のデータ写し込みカメラの第三実施例に
おけるデータ写し込み画面の状態を示す図である。図6
においては、データ写し込み画面の全面積が使用された
状態でデータ写し込みが行われており、写し込みデータ
の量も画面の前面にわたっている。
【0036】図7は、本発明のデータ写し込みカメラの
第三実施例におけるデータ写し込み画面の他の状態を示
す図である。図7においては、写し込みデータの量はデ
ータ写し込み画面の一部であり、データ写し込み画面の
下部は余白となる。
【0037】本発明の第三実施例においては、撮影画面
に写し込むデータの量がすくない場合には、図7に示す
ようにデータ写し込み部72のデータの書き込まれてい
ない余白の部分を下方へ移動させることによりデータ写
し込み画面の面積を少なくすることができる。これによ
り、撮影画面における被写体や被写体の背景の面積を多
くすることができるので見やすい写真を得ることができ
る。また、写し込むデータを必要最小限の面積に効率よ
く写し込むため、写し込み部分の画面に無駄のないバラ
ンスの良い写真を得ることができる。
【0038】また、本発明の第二実施例との組み合わせ
により図7に示す撮影画面71の右下だけでなく、右
上、左上、左下、あるいは撮影画面71の四辺の中間位
置などにおいても写し込み画面を少なくすることが可能
である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、文字や
数字などのデータを撮影画面に写し込むデータ写し込み
カメラにおいて、データ写し込み部はカメラ本体の中に
あり、フィルムの前面に配設されて被写体光の入射を遮
ると同時に文字や数字あるいは図形などの写し込みデー
タと明暗やパターンなどの修飾を施した写し込みデータ
の背景部分とを、撮影画面の一部の被写体光の入射が遮
られた部分に対して写し込むことができる。また、デー
タ写し込み部は、フィルムの巻き取り方向あるいはフィ
ルムの巻き取り方向に対して垂直な方向への移動が可能
である。
【0040】本発明は、以下に記載する効果を有する。 (1)フィルム上に写し込む文字や数字あるいは図形な
どの写し込みデータが、被写体像や背景の明暗や色調に
影響されることなく常に鮮明で見やすい写真が得られ
る。
【0041】(2)フィルムの前面から写し込むことが
でき、かつデータの背景部分に対して明暗や色調あるい
は背景パターンなどの修飾書き込みができるため、従来
のフィルムの裏側からデータを写し込む一般的なデータ
写し込み方法に比べて非常に読み取り易くかつ被写体像
に対して違和感のない写し込みデータをもつ写真が得ら
れる。
【0042】(3)データ写し込み部は、フィルムの巻
き取り方向あるいはフィルムの巻き取り方向に対して垂
直な方向への移動が可能であり、撮影画面の構図に合わ
せて写し込みデータの写し込み位置を可変することがで
きる。また、写し込みデータの量にあわせて写し込み画
面の面積を可変できるので、見やすく、写し込み部分に
無駄のない写真を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ写し込みカメラの第一実施例の
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明のデータ写し込みカメラの第一実施例に
おけるデータ写し込み部の液晶表示素子の構造を示す斜
視図である。
【図3】本発明のデータ写し込みカメラの第一実施例に
おけるフィルムの撮影画面上のデータ写し込み部分を示
す平面図である。
【図4】本発明のデータ写し込みカメラの第二実施例の
データ写し込み部の第一の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明のデータ写し込みカメラの第二実施例の
データ写し込み部の第二の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明のデータ写し込みカメラの第三実施例に
おけるデータ写し込み画面の状態を示す図である。
【図7】本発明のデータ写し込みカメラの第三実施例に
おけるデータ写し込み画面の他の状態を示す図である。
【図8】従来技術における衝立を用いてフィルムの前面
からデータを写し込む方式によるデータ写し込みカメラ
の写し込み部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 データ写し込み部 3 データ入力部 4 フィルム 5 レンズ 6 液晶表示素子 7 液晶駆動回路 8 照明素子 9 結像レンズ 10 ミラー 11 被写体光の光路 12 写し込みデータの光路 13 データ転送 21 薄膜トランジスタ 22 液晶 23 R(赤)カラーフィルター 24 G(緑)カラーフィルター 25 B(青)カラーフィルター 26 偏光板 27 共通電極 28 ガラス基板 29 照明素子 31 撮影画面 32 データ写し込み画面 33 写し込みデータ 34 データの背景部分 41 データ写し込み部 42 撮影画面 43 フィルムの巻き取り方向 44 データ写し込み部の移動可能範囲 45 データ写し込み部収納位置 51 データ写し込み部 52 撮影画面 53 フィルムの巻き取り方向 54 データ写し込み部の移動可能範囲 55 データ写し込み部収納位置 61 撮影画面 62 データ写し込み画面 71 投影画面 72 データ写し込み画面 101 フィルム 102 被写体光 103 衝立 104 写し込み光学系 105 光路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や数字などのデータを撮影画面に写
    し込むデータ写し込みカメラにおいて、 フィルムの撮影画面の一部に被写体光の入射を遮る機構
    と、 前記写し込みデータを前記フィルムの撮影画面の一部の
    被写体光の入射を遮った部分に、被写体光の入射方向か
    らデータを写し込む機構を有することを特徴とするデー
    タ写し込みカメラ。
  2. 【請求項2】 前記データを写し込む機構は、前記フィ
    ルムの巻き取り方向に移動することを特徴とする請求項
    1記載のデータ写し込みカメラ。
  3. 【請求項3】 前記データを写し込む機構は、前記フィ
    ルムの巻き取り方向に対して垂直方向に移動することを
    特徴とする請求項1記載のデータ写し込みカメラ。
  4. 【請求項4】 前記データを写し込む機構は、フィルム
    の撮影画面の外に移動することを特徴とする特許請求の
    請求項1記載のデータ写し込みカメラ。
JP6265819A 1994-10-28 1994-10-28 データ写し込みカメラ Pending JPH08122901A (ja)

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JP6265819A JPH08122901A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 データ写し込みカメラ

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JP6265819A JPH08122901A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 データ写し込みカメラ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5946508A (en) * 1996-01-26 1999-08-31 Seiko Epson Corporation Camera data-projection device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5946508A (en) * 1996-01-26 1999-08-31 Seiko Epson Corporation Camera data-projection device

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