JPH0517303A - 水田用除草粒剤 - Google Patents
水田用除草粒剤Info
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- JPH0517303A JPH0517303A JP16843391A JP16843391A JPH0517303A JP H0517303 A JPH0517303 A JP H0517303A JP 16843391 A JP16843391 A JP 16843391A JP 16843391 A JP16843391 A JP 16843391A JP H0517303 A JPH0517303 A JP H0517303A
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- Japan
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- water
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- paddy field
- granules
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Abstract
(57)【要約】
【構成】水溶解度が100ppm以下である固体除草活性成分
を水もしくは高沸点の親水性媒体中で湿式粉砕して得ら
れる極微細粒子含有スラリーと、鉱物質微粉と、界面活
性剤との混合物を押出し造粒することにより得られる水
田用除草粒剤。 【効果】本発明の水田用除草粒剤は、水中溶出、分散性
において優れているため、粒剤の単位面積当りの施用量
を減じた少量散布においても高い除草効果が得られる。
を水もしくは高沸点の親水性媒体中で湿式粉砕して得ら
れる極微細粒子含有スラリーと、鉱物質微粉と、界面活
性剤との混合物を押出し造粒することにより得られる水
田用除草粒剤。 【効果】本発明の水田用除草粒剤は、水中溶出、分散性
において優れているため、粒剤の単位面積当りの施用量
を減じた少量散布においても高い除草効果が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な水田用除草粒剤
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より湛水下水田において使用されて
きた除草剤の製剤形態としては、そのまま手軽に散布で
きるという利点によって、粒剤が主として使われてい
る。粒剤は一般に10ア−ルあたり3〜4kg施用され
るが、近年、除草剤の省力散布についての要望が高まっ
ており、粒剤の単位面積当たりの施用量を減ずるための
少量散布剤が必要になってきている。さらには、機械散
布によって、より遠くまで均一に散布するために粒径を
大きくする必要が出てきている。しかしながら、粒剤中
の活性成分の含有量を高めることにより粒剤の単位面積
当たりの施用量を減じ、例えば10アール当り1kgの
施用量で、且つ、粒径を大きくすると、必然的に単位面
積当りに散布する粒数が減少する。その結果、特に、水
溶解度が低い除草活性成分、例えば、水溶解度が100ppm
以下である固体除草活性成分の場合には、有効成分を水
田の水中全体に均一に溶出、拡散させることが難しくな
り、除草効果の低下をひきおこし、また薬害の発生しや
すいという問題点を有している。
きた除草剤の製剤形態としては、そのまま手軽に散布で
きるという利点によって、粒剤が主として使われてい
る。粒剤は一般に10ア−ルあたり3〜4kg施用され
るが、近年、除草剤の省力散布についての要望が高まっ
ており、粒剤の単位面積当たりの施用量を減ずるための
少量散布剤が必要になってきている。さらには、機械散
布によって、より遠くまで均一に散布するために粒径を
大きくする必要が出てきている。しかしながら、粒剤中
の活性成分の含有量を高めることにより粒剤の単位面積
当たりの施用量を減じ、例えば10アール当り1kgの
施用量で、且つ、粒径を大きくすると、必然的に単位面
積当りに散布する粒数が減少する。その結果、特に、水
溶解度が低い除草活性成分、例えば、水溶解度が100ppm
以下である固体除草活性成分の場合には、有効成分を水
田の水中全体に均一に溶出、拡散させることが難しくな
り、除草効果の低下をひきおこし、また薬害の発生しや
すいという問題点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、粒剤の粒径を大きくし、且つ、単位面積当
りの粒剤の施用量を減じた少量散布においても、従来と
同等、もしくはそれ以上の除草効果を達成することにあ
る。
する課題は、粒剤の粒径を大きくし、且つ、単位面積当
りの粒剤の施用量を減じた少量散布においても、従来と
同等、もしくはそれ以上の除草効果を達成することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明について以下に詳
細に説明する。本発明は、水溶解度が100ppm以下である
固体除草活性成分を水もしくは高沸点の親水性媒体中で
湿式粉砕して得られる極微細粒子含有スラリーと、鉱物
質微粉と、界面活性剤との混合物を押出し造粒すること
により得られる水田用除草粒剤に関するものである。
細に説明する。本発明は、水溶解度が100ppm以下である
固体除草活性成分を水もしくは高沸点の親水性媒体中で
湿式粉砕して得られる極微細粒子含有スラリーと、鉱物
質微粉と、界面活性剤との混合物を押出し造粒すること
により得られる水田用除草粒剤に関するものである。
【0005】本発明の粒剤の製造方法を以下に述べる。
水溶解度が100ppm以下である固体除草活性成分、水もし
くは高沸点の親水性媒体、その他必要に応じ、界面活性
剤および補助剤を所定量加え、混合し、湿式粉砕機で微
粉砕することにより、極微粒子含有スラリーを得る。こ
の微粉砕の方法は、アトライタ−、サンドグラインダ
−、ダイノミル、パ−ルミル、アペックスミル、ビスコ
ミル、ウルトラビスコミル等の湿式粉砕機により行なう
ことができる。
水溶解度が100ppm以下である固体除草活性成分、水もし
くは高沸点の親水性媒体、その他必要に応じ、界面活性
剤および補助剤を所定量加え、混合し、湿式粉砕機で微
粉砕することにより、極微粒子含有スラリーを得る。こ
の微粉砕の方法は、アトライタ−、サンドグラインダ
−、ダイノミル、パ−ルミル、アペックスミル、ビスコ
ミル、ウルトラビスコミル等の湿式粉砕機により行なう
ことができる。
【0006】固体除草活性成分の平均粒子径は、通常
0.6〜20μmで、好ましくは0.6〜5μmであ
る。平均粒径を0.5μm以下にした場合には、かえっ
て薬害の危険性が生じる上に残効性が不十分となる恐れ
がある。20μm以上になると除草効果が不十分とな
る。上記の湿式粉砕機で得られた極微粒子含有スラリー
に、鉱物質微粉、界面活性剤、その他必要に応じて補助
剤、水を適量加えて混練、ペ−スト状にして、押出し造
粒機により造粒する。
0.6〜20μmで、好ましくは0.6〜5μmであ
る。平均粒径を0.5μm以下にした場合には、かえっ
て薬害の危険性が生じる上に残効性が不十分となる恐れ
がある。20μm以上になると除草効果が不十分とな
る。上記の湿式粉砕機で得られた極微粒子含有スラリー
に、鉱物質微粉、界面活性剤、その他必要に応じて補助
剤、水を適量加えて混練、ペ−スト状にして、押出し造
粒機により造粒する。
【0007】本発明の水溶解度が100ppm以下である固体
除草活性成分とは、特に限定されるものではなく、また
除草対象となる雑草の種類に応じて以下の除草剤活性成
分を1種類あるいは2種類以上混合してもよい。以下に
その例を述べる。メチル α−(4,6−ジメトキシピ
リミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O
−トルアート(一般名ベンスルフロンメチル)、エチル
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバ
モイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−
カルボキシレート(一般名ピラゾスルフロンエチル)、
1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−
2−イル)−3−〔2−(2−メトキシエトキシ)フェ
ニルスルホニル〕ウレア(一般名シノスルフロン)、N
−(2−クロロイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−
イルスルホニル)−N’−(4,6−ジメトキシ−2−
ピリミジニル)ウレア(一般名イマゾスルフロン)4−
(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−
5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネート(一般名ピ
ラゾレート)、2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイ
ル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕
アセトフェノン(一般名ピラゾキシフェン)、2−〔4
−(2,4−ジクロロ−m−トルオイル)−1,3−ジ
メチルピラゾール−5−イルオキシ〕−4−メチルアセ
トフェノン(一般名ベンゾフェナップ)、1−(α,α
−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)尿素(一般
名ダイムロン)、(RS)−2−ブロモ−N−(α,α
−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド
(一般名ブロモブチド)、α−(2−ナフトキシ)プロ
ピオンアニリド(一般名ナプロアニリド)、(RS)−
2−(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオ
ンアニリド(一般名クロメプロップ)、2,4,6−ト
リクロルフェニル−4’−ニトロフェニルエーテル(一
般名CNP)、2,4−ジクロルフェニル−3’−メト
キシ−4’−ニトロフェニルエーテル(一般名クロメト
キシニル)、5−(2,4−ジクロルフェノキシ)−2
−ニトロ安息香酸メチル(一般名ビフェノックス)、5
−ターシャリーブチル−3−(2,4−ジクロル−5−
イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ
リン−2−オン(一般名オキサジアゾン)、2−ベンゾ
チアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリ
ド(一般名メフェナセット)、S,S’−ジメチル 2
−ジフルオロメチル−4−イソブチル−6−トリフルオ
ロメチルピリジン−3,5−ジカルボチオエート(一般
名ジチオピル)、(Z)−N−ブト−2−エニルオキシ
メチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチルアセトアニ
リド(一般名ブテナクロ−ル)、2−3−ジヒドロ−
3,3−ジメチルベンゾフラン−5−イル エタンスル
ホネート(一般名ベンフレセ−ト)、O−3−ターシャ
リーブチルフェニル 6−メトキシ−2−ピリジル(メ
チル)チオカーバメイト(一般名ピリブチカルブ)、S
−(4−クロルベンジル)−N,N−ジエチルチオカー
バメート(一般名ベンチオカ−ブ)、S−1−メチル−
1−フェニルエチル ピペリジン−1−カルボチアート
(一般名ジメピペレ−ト)、3,7−ジクロロキノリン
−8−カルボン酸(一般名キンクロラック)、(1R
S,2SR,4SR)−1,4−エポキシ−p−メンス
−2−イル 2−メチルベンジル エーテル(一般名シ
ンメスリン)、2−メチルチオ−4,6−ビス(エチル
アミノ)−s−トリアジン(一般名シメトリン)、O,
O−ジイソプロピル−2−(ベンゼンスルホンアミド)
エチルジチオホスフェート(一般名SAP)、2−メチ
ルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプ
ロピルアミノ)−s−トリアジン(一般名ジメタメトリ
ン)、2−アミノ−3−クロル−1,4−ナフトキノン
(一般名ACN)、2’,3’−ジクロロ−4−エトキ
シメトキシベンズアニリド、1−(2−クロロベンジ
ル)−3−(α、α−ジメチルベンジル)尿素、N−
[2’−(3’−メトキシ)−チエニルメチル]−N−
クロロアセト−2,6−ジメチルアニリド。
除草活性成分とは、特に限定されるものではなく、また
除草対象となる雑草の種類に応じて以下の除草剤活性成
分を1種類あるいは2種類以上混合してもよい。以下に
その例を述べる。メチル α−(4,6−ジメトキシピ
リミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O
−トルアート(一般名ベンスルフロンメチル)、エチル
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバ
モイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−
カルボキシレート(一般名ピラゾスルフロンエチル)、
1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−
2−イル)−3−〔2−(2−メトキシエトキシ)フェ
ニルスルホニル〕ウレア(一般名シノスルフロン)、N
−(2−クロロイミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−
イルスルホニル)−N’−(4,6−ジメトキシ−2−
ピリミジニル)ウレア(一般名イマゾスルフロン)4−
(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−
5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネート(一般名ピ
ラゾレート)、2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイ
ル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕
アセトフェノン(一般名ピラゾキシフェン)、2−〔4
−(2,4−ジクロロ−m−トルオイル)−1,3−ジ
メチルピラゾール−5−イルオキシ〕−4−メチルアセ
トフェノン(一般名ベンゾフェナップ)、1−(α,α
−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)尿素(一般
名ダイムロン)、(RS)−2−ブロモ−N−(α,α
−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブチルアミド
(一般名ブロモブチド)、α−(2−ナフトキシ)プロ
ピオンアニリド(一般名ナプロアニリド)、(RS)−
2−(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオ
ンアニリド(一般名クロメプロップ)、2,4,6−ト
リクロルフェニル−4’−ニトロフェニルエーテル(一
般名CNP)、2,4−ジクロルフェニル−3’−メト
キシ−4’−ニトロフェニルエーテル(一般名クロメト
キシニル)、5−(2,4−ジクロルフェノキシ)−2
−ニトロ安息香酸メチル(一般名ビフェノックス)、5
−ターシャリーブチル−3−(2,4−ジクロル−5−
イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ
リン−2−オン(一般名オキサジアゾン)、2−ベンゾ
チアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセトアニリ
ド(一般名メフェナセット)、S,S’−ジメチル 2
−ジフルオロメチル−4−イソブチル−6−トリフルオ
ロメチルピリジン−3,5−ジカルボチオエート(一般
名ジチオピル)、(Z)−N−ブト−2−エニルオキシ
メチル−2−クロロ−2’,6’−ジエチルアセトアニ
リド(一般名ブテナクロ−ル)、2−3−ジヒドロ−
3,3−ジメチルベンゾフラン−5−イル エタンスル
ホネート(一般名ベンフレセ−ト)、O−3−ターシャ
リーブチルフェニル 6−メトキシ−2−ピリジル(メ
チル)チオカーバメイト(一般名ピリブチカルブ)、S
−(4−クロルベンジル)−N,N−ジエチルチオカー
バメート(一般名ベンチオカ−ブ)、S−1−メチル−
1−フェニルエチル ピペリジン−1−カルボチアート
(一般名ジメピペレ−ト)、3,7−ジクロロキノリン
−8−カルボン酸(一般名キンクロラック)、(1R
S,2SR,4SR)−1,4−エポキシ−p−メンス
−2−イル 2−メチルベンジル エーテル(一般名シ
ンメスリン)、2−メチルチオ−4,6−ビス(エチル
アミノ)−s−トリアジン(一般名シメトリン)、O,
O−ジイソプロピル−2−(ベンゼンスルホンアミド)
エチルジチオホスフェート(一般名SAP)、2−メチ
ルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプ
ロピルアミノ)−s−トリアジン(一般名ジメタメトリ
ン)、2−アミノ−3−クロル−1,4−ナフトキノン
(一般名ACN)、2’,3’−ジクロロ−4−エトキ
シメトキシベンズアニリド、1−(2−クロロベンジ
ル)−3−(α、α−ジメチルベンジル)尿素、N−
[2’−(3’−メトキシ)−チエニルメチル]−N−
クロロアセト−2,6−ジメチルアニリド。
【0008】本発明における高沸点の親水性媒体とは、
特に限定されるものではないが、アルコ−ル、グリコ−
ル、多価アルコ−ル、グリコ−ルエ−テル等のもので沸
点が100℃以上のものが望ましい。特にジエチレング
リコ−ル、プロピレングリコ−ル、グリセリン、ジエチ
レングリコ−ルメチルエ−テル等が好ましい。本発明に
おける鉱物質微粉は特に限定されるものではなく、例え
ばクレー、タルク、ベントナイト、珪藻土、炭酸カルシ
ウム、ホワイトカーボンなどが挙げられる。
特に限定されるものではないが、アルコ−ル、グリコ−
ル、多価アルコ−ル、グリコ−ルエ−テル等のもので沸
点が100℃以上のものが望ましい。特にジエチレング
リコ−ル、プロピレングリコ−ル、グリセリン、ジエチ
レングリコ−ルメチルエ−テル等が好ましい。本発明に
おける鉱物質微粉は特に限定されるものではなく、例え
ばクレー、タルク、ベントナイト、珪藻土、炭酸カルシ
ウム、ホワイトカーボンなどが挙げられる。
【0009】また界面活性剤は、一般に湿潤剤、分散剤
として農薬製剤において用いられているものであれば良
く、アニオン系やノニオン系の界面活性剤が主として使
用される。具体的に列挙すれば下記のとおりである。ア
ニオン系界面活性剤としては、各種のポリカルボン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、リグニンスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスル
ホコハク酸塩、ラウリル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリ−ルエーテル硫酸エステル塩、縮合
リン酸塩等が挙げられ、その塩としてアルカリ金属塩、
アンモニウム塩あるいはアミン塩等が挙げられる。また
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール等が挙げられる。
として農薬製剤において用いられているものであれば良
く、アニオン系やノニオン系の界面活性剤が主として使
用される。具体的に列挙すれば下記のとおりである。ア
ニオン系界面活性剤としては、各種のポリカルボン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、リグニンスルホン
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスル
ホコハク酸塩、ラウリル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリ−ルエーテル硫酸エステル塩、縮合
リン酸塩等が挙げられ、その塩としてアルカリ金属塩、
アンモニウム塩あるいはアミン塩等が挙げられる。また
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール等が挙げられる。
【0010】これらの界面活性剤は、単独で用いても良
いし、2種以上を混合して用いても良い。また必要に応
じ、結合剤、吸収性微粉末、分解防止剤、着色剤等を用
いることができる。
いし、2種以上を混合して用いても良い。また必要に応
じ、結合剤、吸収性微粉末、分解防止剤、着色剤等を用
いることができる。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を挙げて説明するが、本
発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、部
とあるのはすべて重量部を示す。 実施例1 オキサジアゾン(一般名)40部、ジアルキルスルホコ
ハク酸ナトリウム1部、水59部を混合し、その100
gをサンドグラインダー( (株) アイメックス製)の1
リッターの容器に入れ、1〜1.2mmのガラスビーズ
を100ミリリッター加え、周速10m/secで90
分間粉砕した。その粉砕後のオキサジアゾン(一般名)
の平均粒径は約1.5μmであった。上記の方法により
得られた粉砕スラリ−15部、ベントナイト30部、ク
レ−62.85部、トリポリリン酸ナトリウム1部、水
6.15部を万能混合機( (株) ダルトン)で、混合混
練しついで口径1.2mm のスクリ−ンを装着した押出し式
造粒機(不二パウダル (株) 製BR−200)を用いて
造粒した。この造粒物を50℃で乾燥後、本発明の粒剤
を得た。その粒剤の粒径は約1.2mmで、平均粒長は
約1.8mmであった。
発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、部
とあるのはすべて重量部を示す。 実施例1 オキサジアゾン(一般名)40部、ジアルキルスルホコ
ハク酸ナトリウム1部、水59部を混合し、その100
gをサンドグラインダー( (株) アイメックス製)の1
リッターの容器に入れ、1〜1.2mmのガラスビーズ
を100ミリリッター加え、周速10m/secで90
分間粉砕した。その粉砕後のオキサジアゾン(一般名)
の平均粒径は約1.5μmであった。上記の方法により
得られた粉砕スラリ−15部、ベントナイト30部、ク
レ−62.85部、トリポリリン酸ナトリウム1部、水
6.15部を万能混合機( (株) ダルトン)で、混合混
練しついで口径1.2mm のスクリ−ンを装着した押出し式
造粒機(不二パウダル (株) 製BR−200)を用いて
造粒した。この造粒物を50℃で乾燥後、本発明の粒剤
を得た。その粒剤の粒径は約1.2mmで、平均粒長は
約1.8mmであった。
【0012】比較例1 あらかじめジェットオ−マイザ−( (株) セイシン企業
製)で微粉砕化したオキサジアゾン(一般名)6部、ジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウム0.15部、ベント
ナイト30部、クレ−62.85部、トリポリリン酸ナ
トリウム1部、水15部を万能混合機( (株) ダルト
ン)で、混合混練しついで口径1.2mm のスクリ−ンを装
着した押出し式造粒機(不二パウダル (株) 製BR−2
00)を用いて造粒した。50℃で乾燥後、粒剤を得
た。その粒剤の大きさは、実施例1とほぼ同じであっ
た。
製)で微粉砕化したオキサジアゾン(一般名)6部、ジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウム0.15部、ベント
ナイト30部、クレ−62.85部、トリポリリン酸ナ
トリウム1部、水15部を万能混合機( (株) ダルト
ン)で、混合混練しついで口径1.2mm のスクリ−ンを装
着した押出し式造粒機(不二パウダル (株) 製BR−2
00)を用いて造粒した。50℃で乾燥後、粒剤を得
た。その粒剤の大きさは、実施例1とほぼ同じであっ
た。
【0013】比較例2 あらかじめジェットオ−マイザ−( (株) セイシン企業
製)で微粉砕化したオキサジアゾン(一般名)2部、ジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウム0.15部、ベント
ナイト30部、クレ−66.85部、トリポリリン酸ナ
トリウム1部、水15部を万能混合機( (株) ダルト
ン)で、混合混練しついで口径0.9mm のスクリ−ンを装
着した押出し式造粒機(不二パウダル (株) 製BR−2
00)を用いて造粒する。50℃で乾燥後、粒剤を得
た。その粒剤の粒径は約0.9mmで、平均粒長は約
1.4mmであった。
製)で微粉砕化したオキサジアゾン(一般名)2部、ジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウム0.15部、ベント
ナイト30部、クレ−66.85部、トリポリリン酸ナ
トリウム1部、水15部を万能混合機( (株) ダルト
ン)で、混合混練しついで口径0.9mm のスクリ−ンを装
着した押出し式造粒機(不二パウダル (株) 製BR−2
00)を用いて造粒する。50℃で乾燥後、粒剤を得
た。その粒剤の粒径は約0.9mmで、平均粒長は約
1.4mmであった。
【0014】試験例1 水中溶出率試験 5リッターのビーカーに硬水(10度)3リッターを入
れ、これを30℃に保った。この中に、粒剤を投入した
後、所定日数経過後にそれぞれ約3ミリリッターを採水
して、有効成分の濃度を液体クロマトグラフで測定し
た。結果を第1表に示す。
れ、これを30℃に保った。この中に、粒剤を投入した
後、所定日数経過後にそれぞれ約3ミリリッターを採水
して、有効成分の濃度を液体クロマトグラフで測定し
た。結果を第1表に示す。
【0015】第1表の溶出率の算出は下記の式に従って
行なった。 溶出率(%)=〔水中の有効成分含有量 / 被検粒剤
中の有効成分含有量〕×100
行なった。 溶出率(%)=〔水中の有効成分含有量 / 被検粒剤
中の有効成分含有量〕×100
【0016】
【表1】 第1表 溶出率(%) ─────────────────────────── 実施例1 比較例1 比較例2 の粒剤 の粒剤 の粒剤 1g投入 1g投入 3g投入 ─────────────────────────── 経過日数 1 17 13 20 2 28 21 32 3 46 28 43 6 70 43 59 8 71 42 60 10 70 41 61 ─────────────────────────── 第1表の結果より明らかな如く、本発明の実施例1の粒
剤は、その活性成分含有量が同じである比較例1の粒剤
(6%含有)に比べて、経過日数が経ると、その溶出率
の差異が大きくなり、また活性成分含有量の低い比較例
2の粒剤(2%含有)に比べても溶出率が優れている。
剤は、その活性成分含有量が同じである比較例1の粒剤
(6%含有)に比べて、経過日数が経ると、その溶出率
の差異が大きくなり、また活性成分含有量の低い比較例
2の粒剤(2%含有)に比べても溶出率が優れている。
【0017】次に、実施例および比較例で得た粒剤の除
草効果を以下の方法で行なった。 試験例2 除草効果試験 40cm×47cm×23cm(高さ)のプラスチック容器に水田土
壌を詰め、代掻き後、ノビエ、ホタルイ、コナギ、キカ
シグサを播種し、ウリカワおよびミズガヤツリの塊茎を
置床した。これに水稲稚苗をポット当り8株定植し、温
室内で生育させた。移植12日後に実施例1および比較
例1、比較例2の粒剤をそれぞれのプラスチック容器の
水面に施用した。
草効果を以下の方法で行なった。 試験例2 除草効果試験 40cm×47cm×23cm(高さ)のプラスチック容器に水田土
壌を詰め、代掻き後、ノビエ、ホタルイ、コナギ、キカ
シグサを播種し、ウリカワおよびミズガヤツリの塊茎を
置床した。これに水稲稚苗をポット当り8株定植し、温
室内で生育させた。移植12日後に実施例1および比較
例1、比較例2の粒剤をそれぞれのプラスチック容器の
水面に施用した。
【0018】処理後28日目に下記の基準に従って各雑
草および水稲への影響を評価した。 判定基準 5 : 完全枯死あるいは90%以上の抑制 4 : 70〜90%の抑制 3 : 40〜70%の抑制 2 : 20〜40%の抑制 1 : 5〜20%の抑制 0 : 5%以下の抑制 抑制の程度は、肉眼による観察調査から求めた。
草および水稲への影響を評価した。 判定基準 5 : 完全枯死あるいは90%以上の抑制 4 : 70〜90%の抑制 3 : 40〜70%の抑制 2 : 20〜40%の抑制 1 : 5〜20%の抑制 0 : 5%以下の抑制 抑制の程度は、肉眼による観察調査から求めた。
【0019】結果を以下に示す。
【0020】
【表2】 第2表 除草効果および水稲への影響 ─────────────────────────────────── 粒剤の 活性成分 A B C D E F G 施用量 施用量 (Kg/10a) (g/10a) ─────────────────────────────────── 実施例1の粒剤 1 180 0 5 4 5 5 3 2 比較例1の粒剤 1 180 0 4 3 4 4 2 2 比較例2の粒剤 3 180 0 5 4 5 5 3 2 無処理区 0 0 0 0 0 0 0 ─────────────────────────────────── 尚、第2表中の記号は以下の意味を表す。
【0021】A:水稲、B:ノビエ、C:ホタルイ、
D:コナギ、E:キカシグサ、F:ウリカワ、G:ミズ
ガヤツリ。
D:コナギ、E:キカシグサ、F:ウリカワ、G:ミズ
ガヤツリ。
【0022】
【発明の効果】本発明の水田用除草粒剤は、水中溶出、
分散性において優れているため、粒剤の単位面積当りの
施用量を減じた少量散布においても高い除草効果が得ら
れる。
分散性において優れているため、粒剤の単位面積当りの
施用量を減じた少量散布においても高い除草効果が得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 雄太 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水溶解度が100ppm以下である固体除草活
性成分を水もしくは高沸点の親水性媒体中で湿式粉砕し
て得られる極微細粒子含有スラリーと、鉱物質微粉と、
界面活性剤との混合物を押出し造粒することにより得ら
れる水田用除草粒剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16843391A JPH0517303A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 水田用除草粒剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16843391A JPH0517303A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 水田用除草粒剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517303A true JPH0517303A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15868030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16843391A Pending JPH0517303A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 水田用除草粒剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517303A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5980926A (en) * | 1996-06-07 | 1999-11-09 | Nippon Soda Co., Ltd. | Water dispersible granule |
WO2000060942A1 (en) * | 1999-04-12 | 2000-10-19 | Imperial Chemical Industries Plc | Agrochemical formulations |
WO2000072674A1 (fr) * | 1999-05-27 | 2000-12-07 | Sankyo Company, Limited | Formulation antiparasitaire solide à concentration élevée |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP16843391A patent/JPH0517303A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5980926A (en) * | 1996-06-07 | 1999-11-09 | Nippon Soda Co., Ltd. | Water dispersible granule |
WO2000060942A1 (en) * | 1999-04-12 | 2000-10-19 | Imperial Chemical Industries Plc | Agrochemical formulations |
US6677399B2 (en) | 1999-04-12 | 2004-01-13 | Imperial Chemical Industries Plc | Agrochemical formulations |
WO2000072674A1 (fr) * | 1999-05-27 | 2000-12-07 | Sankyo Company, Limited | Formulation antiparasitaire solide à concentration élevée |
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