JP2000159603A - 安定化された水性懸濁状除草組成物 - Google Patents

安定化された水性懸濁状除草組成物

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JP2000159603A JP10334861A JP33486198A JP2000159603A JP 2000159603 A JP2000159603 A JP 2000159603A JP 10334861 A JP10334861 A JP 10334861A JP 33486198 A JP33486198 A JP 33486198A JP 2000159603 A JP2000159603 A JP 2000159603A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定化された水性懸濁状除草組成物を見出す
こと。 【解決手段】スルホニルウレア系除草活性成分の1種又
は2種以上及びフェノールスルホン酸塩類を有効成分と
して含有することを特徴とする水性懸濁状除草組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルホニルウレア
系除草活性成分の1種又は2種以上及びフェノールスル
ホン酸塩類を有効成分として含有することを特徴とする
安定化された水性懸濁状除草組成物及びその使用方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】除草剤の剤型は、従来、水和剤、水溶
剤、乳剤、水溶液、粒剤等が主体であった。この内、水
和剤、水溶剤、乳剤、水溶液等の散布剤は主として、畑
地や非農耕地等で使われるが、水和剤や水溶剤には粉立
ちによる作業者の健康上の問題や環境への影響の問題が
あり、乳剤には溶媒や乳化剤による環境汚染の問題や有
機溶媒による火災の危険の問題等がある。また除草活性
成分の多くは水に溶けにくいものが多く水溶液には製剤
しにくい。これらのことから、最近の製剤は、このよう
な問題の少ない水性懸濁組成物やドライフロアブル剤に
変わりつつある。
【0003】一方、水田用除草剤は、従来から粒剤が主
体であった。粒剤は、一般に10アール当り3〜4kg
施用されるが、近年、農薬の省力散布についての要望が
高まっており、製剤の施用量を減ずる少量散布剤が必要
になってきている。しかしながら、粒剤の施用量を減じ
ようとすると、必然的に粒剤中の除草活性成分含量が多
くなるうえに、単位面積当たりの粒数が減少する。これ
は除草剤の効果や薬害に直接影響を与える要因であり、
できるだけ水田全体に均一に処理することが要求され
る。ところが、近年開発された1kg粒剤を水田へ均一
に散布するには、ある程度の技能と熟練が必要であり、
また、場合によっては、散布装置が必要となることか
ら、省力化を目的とした剤型としては必ずしも満足なも
のとはいえない。
【0004】そこで、水田用除草剤の分野でも、散布時
の省力化・効率化を図る目的で、水性懸濁組成物が開発
されている。この剤型は、畑地、非農耕地等で使われる
水性懸濁組成物とは異なり、製剤を希釈することなく容
器から直接水田に滴下したり注下したりするので、特別
な散布機器を要せず、また処理量も10アール当たり1
00ミリリットル乃至1リットル程度と少ないので、軽
くて扱いやすいという特徴を有し、圃上の面積によって
は、畦畔から振込み処理したり(いわゆる額縁処理)、
入水時に水口からかん注するだけで処理することができ
(いわゆる水口処理)、極めて省力的であるため、発売
後、急速にシェアーを伸ばしている。しかしながら、水
性懸濁組成物は、水中に農薬活性成分を分散又は乳化さ
せた製剤であるので、加水分解し易い農薬活性成分には
適用しがたいという問題点を有している。
【0005】除草活性成分の中で、特に、スルホニルウ
レア系除草活性成分は、多くの多年生雑草や広葉雑草に
対して低薬量で高い防除活性を示し、広く使用されてい
る。しかしながら、スルホニルウレア系除草活性成分
は、水性懸濁組成物中で比較的不安定で、保存中に分解
する場合が多い。
【0006】このため、農薬製剤中でのスルホニルウレ
ア系除草活性成分の安定化について、これまでいくつか
の方法が提案されている。即ち、固形製剤においては、
炭酸カルシウムとリン酸塩の配合による粒剤中での安定
化に関するもの(特公平6−60084号公報、特開昭
62−84004号公報及び特開昭62−277306
号公報)、植物性油、高沸点溶媒又はエポキシ化植物油
を配合したもの(特公平7−74129号公報及び特開
平8−104603号公報)、鉄の酸化物の配合(特開
平6ー65010号公報)、アルカリ性ホワイトカーボ
ンを用いる(特開平6−145015号公報、特開平7
−179304号公報、特開平7−179305号公
報、特開平7−196413号公報及び特開平8−28
3108号公報)、ポリアクリル酸塩及びジアルキルス
ルホコハク酸塩を用いる粒剤(特開平7−165507
号公報)、酸化亜鉛を用いる粒剤(特開平8−2254
16号公報)等が提案されている。また、水性懸濁組成
物では、特定の界面活性剤を用いるもの(特開平5−1
63106号公報及び特開平9−183704号公
報)、スルホニルウレア系の除草剤がアルカリ下で分解
しやすいことから、pHを酸性側に調節するもの(特公
平5−8164号公報、特開平5−105606号公
報、特開平5−320012号公報、特開平6−321
713号公報及び特開平7−157401号公報)等が
提案されている。更に、油性懸濁組成物では尿素を添加
した油性ゾル(特開平6−40823号公報)等が提案
されている。
【0007】しかしながら、特に水性懸濁組成物の場合
には、水で分解しやすい活性成分を水中に懸濁させる製
剤であるという性質上、完全に安定化することは難し
く、これらの技術では相当程度の分解を避けることがで
きなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】常温で固体の除草活性
成分を微粒子化すると、水との接触面積が増大し、特に
加水分解され易い除草活性成分の場合には、結果的に加
水分解がより促進されることになる。また、水中に微粒
子として分散・懸濁させるためには、界面活性剤の作用
が必須である。水性懸濁状組成物にする場合には、微粒
子化された除草活性成分と界面活性剤が共存する水性系
において、加水分解され易い有効成分の分解を有効に抑
制することが必要になる。このような加水分解を抑制す
る方法として、界面活性剤の選択が必要であり、且つ加
水分解速度がpHに依存している場合は、pHの制御に
より加水分解を抑制させることが有効である。
【0009】これらの方法により水性懸濁組成物とし、
物理的・化学的に安定な製剤とするためには、使用する
界面活性剤の安定性が、pHにより阻害されるものであ
ってはならない。
【0010】スルホニルウレア系除草活性成分は、製剤
中で不安定であるために、特に水性懸濁組成物において
は保存期間中に相当程度の分解を覚悟する必要があっ
た。
【0011】本発明者らは、スルホニルウレア系除草活
性成分を含有する、より保存安定性の良好な水性懸濁状
除草組成物について、鋭意検討を行った結果、特定の界
面活性剤を用いることにより、スルホニルウレア系除草
活性成分の化学的安定性の面でも、製剤の物理化学的安
定性の面でも良好な水性懸濁状除草組成物を得ることが
できることを見出し、本発明を完成した。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、スルホニルウ
レア系除草活性成分の1種又は2種以上及びフェノール
スルホン酸塩を有効成分として含有することを特徴とす
る安定化された水性懸濁状除草組成物及びその水性懸濁
状除草組成物を水田に直接施用する方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の水性懸濁状除草組成物に
おけるスルホニルウレア系除草活性成分としては、例え
ば、水田用として、メチル α−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−
o−トルイレート(一般名:ベンスルフロンメチル)、
N−[4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミ
ノカルボニル]−1−メチル−4−(2−メチル−2H
−テトラゾール−5−イル)−1H−ピラゾールスルホ
ンアミド(一般名:アジムスルフロン)、3−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)−1−(2−エト
キシフェノキシスルホニル)ウレア(一般名:エトキシ
スルフロン)、N−(2−クロロイミダゾ[1,2−
α]ピリジン−3−イルスルホニル)−N’−3−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ウレア
(一般名:イマゾスルフロン)、エチル 5−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルフ
ァモイル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシレ
ート(一般名:ピラゾスルフロンエチル)、3−(4,
6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)
−1−[2−(2−メトキシエトキシ)フェニルスルホ
ニル]ウレア(一般名:シノスルフロン)、1−[2−
(シクロプロピルカルボニル)アニリノスルホニル]−
3−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)尿素
(一般名:シクロスルファムロン)等が挙げられ、好適
には、ベンスルフロンメチル、エトキシスルフロン、イ
マゾスルフロン又はピラゾスルフロンエチルであり、
又、畑地若しくは非農耕地用として、クロルスルフロ
ン、クロリムロンエチル、ネオフェンスルフロンメチ
ル、フラザスルフロン、スルホメツロンメチル、プリミ
スルフロンメチル、リムスルフロン、チフェンスルフロ
ンメチル等を挙げることができ、好適には、スルホメツ
ロンメチル又はチフェンスルフロンメチルである。
【0014】本発明の水性懸濁状除草組成物におけるス
ルホニルウレア系除草活性成分の配合量は、懸濁製剤が
製剤可能な量であればよく、通常、製剤中に0.01〜
60重量%であり、好ましくは0.1〜40重量%であ
り、より好ましくは0.2〜30重量%である。
【0015】本発明の水性懸濁状除草組成物は、異なる
2種以上のスルホニルウレア系除草活性成分を含有する
ことも可能であり、スルホニルウレア系以外の除草活性
成分、殺虫活性成分又は殺菌活性成分をも含有すること
が可能である。この場合の水性懸濁状除草組成物におけ
る活性成分の合計含有量は、通常、0.05〜70重量
%であり、好ましくは1〜60重量%であり、より好ま
しくは5〜50重量%である。
【0016】使用されるスルホニルウレア系除草活性成
分以外の除草活性成分としては、通常の除草活性成分で
あれば特に限定はないが、例えば、ジメピペレート、メ
フェナセット、プレチラクロール、モリネート、ピリブ
チカルブ、テニルクロール、エスプロカルブ、ブタミホ
ス、ブロモブチド、ダイムロン、カフェンストロール、
シハロホップブチル、ベンゾフェナップ、ピラゾレー
ト、ピラゾキシフェン、ベンフレセート、ベンチオカー
ブ、エポプロダン、ACN、シメトリン、ジメタメトリ
ン、ペントキサゾン、エドベンザニド、ジチオピル、ブ
タクロール、オキサジアルギル、ナプロアニリド、シン
メスリン、2,4−D及びそのアルキルエステル並びに
その塩、MCPB、オキサジクロメホン、NBA−06
1、MT−128、SB−500、MK243、JC9
40等が挙げられ、好適には、メフェナセット、ピリブ
チカルブ、ブロモブチド、ダイムロン、カフェンストロ
ール、ピラゾレート又はSB−500である。
【0017】使用される殺虫活性成分としては、浸透移
行性を有する持続性の殺虫剤や、イネミズゾウムシやイ
ネドロオイムシ等の水面に生息する害虫に有効な殺虫剤
であればよく、例えば、シラフルオフェン、シクロプロ
トリン、エトフェンプロックス、イソキサチオン、エチ
ルチオメトン、イミダクロプリド、ニテンピラム、アセ
タミプリド等を挙げることができ、好適には、シラフル
オフェン、エトフェンプロックス又はイミダクロプリド
である。
【0018】使用される殺菌活性成分としては、浸透移
行性を有する持続性の、いもち病やモンガレ病等に有効
な殺菌剤であればよく、例えば、カルプロパミド、ピロ
キロン、イソプロチオラン、プロベナゾール、イプロベ
ンホス、フィプロニル、フルトラニル、フラメトピル等
を挙げることができ、好適には、プロベナゾール、フィ
プロニル、フルトラニル又はフラメトピルである。
【0019】本発明の水性懸濁状除草組成物におけるフ
ェノールスルホン酸塩類とは、フェノールスルホン酸塩
又はその縮合物である。
【0020】使用されるフェノールスルホン酸塩の塩と
は、通常農薬に使用される塩であれば特に限定はなく、
例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウ
ム、アンモニウム、種々のアミン塩等が挙げられ、好適
には、ナトリウム、カリウム又はアンモニウム塩であ
る。
【0021】使用されるフェノールスルホン酸塩の縮合
物とは、フェノールスルホン酸塩がホルマリン縮合した
ものであり、その縮合度は、通常、20〜60であり、
好適には、30〜50である。
【0022】使用されるフェノールスルホン酸塩類の分
子量は、通常、2000〜50000であり、好適に
は、5000〜20000である。
【0023】本発明に用いられるフェノールスルホン酸
塩類の具体例としては、TamolPP、Wettol
D1(共にBASFジャパン(株))を挙げることがで
きるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】本発明に用いられるフェノールスルホン酸
塩類の配合量は、通常、水性懸濁状除草組成物中に0.
01〜40重量%であり、好ましくは0.05〜30重
量%であり、更に好ましくは0.1〜20重量%であ
る。
【0025】これらフェノールスルホン酸塩類は、1種
又は2種以上を併用することができ、他のアニオン界面
活性剤や、ノニオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤
等を配合することもできる。
【0026】フェノールスルホン酸塩類を含むすべての
界面活性剤の配合量は、通常、水性懸濁状除草組成物中
に0.005〜20重量%であり、好ましくは0.01
〜10重量%であり、更に好ましくは0.1〜5重量%
である。
【0027】フェノールスルホン酸塩類以外の界面活性
剤としては、スルホニルウレア系除草活性成分の安定性
及び分散作用を損なわず、水中分散性を向上させるため
に、スチリルフェニルエーテル縮合物が特に好ましい。
【0028】スチリルフェニルエーテル縮合物とは、例
えば、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンジスチレン化メチルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレントリスチレン化フェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンビススチリルフェニルエー
テルのようなスチリルフェニルエーテルのエチレンオキ
サイド付加物{その具体例として、ニューコール710
(ポリオキシエチレンジスチレン化メチルフェニルエ−
テル、日本乳化剤(株)製)、ニューコールPB60
(ポリオキシエチレンビススチリルフェニルエーテル、
日本乳化剤(株))、ニューコール610(ポリオキシ
エチレンジスチレン化フェニルエ−テル、日本乳化剤
(株)製)、ニューコール2609(ポリオキシエチレ
ントリスチレン化フェニルエ−テル、日本乳化剤(株)
製)等が挙げられる。}及びこれらのエチレンオキサイ
ド付加物に更にプロピレンオキサイドを付加した物{具
体例として、ニューコール714F(ポリオキシプロピ
レンポリオキシエチレンジスチレン化メチルフェニルエ
−テル、日本乳化剤(株)製)、ニューコール2608
F(ポリオキシプロピレンポリオキシエチレントリスチ
レン化フェニルエーテル、日本乳化剤(株)製)等が挙
げられる。}のような、スチリルフェニルエーテルにア
ルキレンオキサイドが付加したポリオキシアルキレンス
チリルフェニルエーテルが挙げられ、好適には、ポリオ
キシエチレンジスチレン化メチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンビススチリルフェニルエーテル又はポ
リオキシプロピレンポリオキシエチレントリスチレン化
フェニルエーテルであり、より好適には、ポリオキシエ
チレンジスチレン化メチルフェニルエーテル又はポリオ
キシエチレンビススチリルフェニルエーテルである。
又、使用されるポリオキシアルキレンスチリルフェニル
エーテルは、1種又は2種以上を併用することができ
る。
【0029】スチリルフェニルエーテル縮合物の配合量
は特に制限はないが、好ましくは0.01〜10重量
%、さらに好ましくは0.1〜3重量%である。
【0030】本発明の水性懸濁状除草組成物のpHは、
通常8.0以下であり、好適には4.0乃至8.0であ
り、より好適には6.0乃至8.0である。
【0031】本発明の水性懸濁状除草組成物において、
pHを調整するために、pH調整剤を使用することがで
きる。
【0032】使用されるpH調整剤としては、例えば、
塩酸、リン酸のような無機酸;クエン酸、フタル酸、コ
ハク酸のような有機酸;クエン酸ナトリウム、フタル酸
水素カリウムのような有機金属塩;リン酸水素二ナトリ
ウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二カリウ
ム、リン酸二水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、ホウ酸ナトリウムのような無機金属塩;水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウムのような水酸化物;及び、ト
リエタノールアミンのような有機アミン類等を挙げるこ
とができ、好適には、無機酸、無機金属塩、水酸化物又
は有機アミン類であり、より好適には、塩酸、リン酸、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は炭酸ナトリウム
である。又、使用されるpH調整剤は、1種又は2種以
上を併用することができる。
【0033】pH調整剤は、通常、水で0.1〜5規定
の適当な濃度に希釈し、その希釈液を0.01〜5重量
%、好ましくは0.05〜2重量%添加することにより
使用される。
【0034】pHの測定方法は、ディジタルpHメータ
ー(カスタニーLAB F−13型、(株)堀場製作所
製)を用い、水性懸濁状除草組成物そのもの(いわゆ
る、原液)を測定する。
【0035】本発明の水性懸濁状除草組成物は、必要に
応じて更に増粘剤を含有することができ、その粘度は、
増粘剤の有無及び種類により異なるが、通常30〜20
00mPa・sであり、好ましくは100〜1000m
Pa・sであり、更に好ましくは200〜600mPa
・sである。
【0036】粘度は、ディジタル粘度計(DVL−BII
形、(株)トキメック製)を用いて測定した値であり、
測定条件はローターNo2、ローター回転数30rp
m、製剤温度20℃で測定する。
【0037】使用される増粘剤としては、例えば、スメ
クタイト、セピオライト、アタパルジャイト、ラポナイ
ト、モンモリロナイト、ヘクトライト等の無機鉱物質の
微粉;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等のセルロース誘導体及びその塩;キサ
ンタンガム、ウエランガム、グアーガム、トラガントガ
ム、アラビアガム等の天然ガム類;種々のグレードのデ
キストリン、カルボキシメチルスターチナトリウム塩等
の澱粉誘導体;アルギン酸ナトリウム、カゼイン酸ナト
リウム等の天然物及びそれらの誘導体;ポリビニルアル
コール、ポリアクリル酸とその誘導体、ポリビニルピロ
リドン等の水溶性合成高分子などが挙げられる。又、使
用される増粘剤は、1種又は2種以上を併用することが
できる。
【0038】使用される増粘剤の配合量は、増粘剤の種
類により異なるが、通常0.01〜10重量%であり、
好ましくは0.05〜5重量%である。
【0039】また、本発明の水性懸濁状除草組成物は、
必要に応じて、その他の補助剤を含有することができ
る。その他の補助剤としては、例えば、凍結防止剤、消
泡剤、防菌剤、安定化剤が挙げられるが、ここに例示し
た補助剤に限定されるものではない。
【0040】用いられる凍結防止剤としては、通常使用
される凍結防止剤であれば特に限定はなく、例えば、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
【0041】用いられる凍結防止剤の量は、通常、水性
懸濁状除草組成物中1〜20重量%であり、好ましくは
2〜10重量%である。
【0042】用いられる消泡剤としては、例えば、アセ
チレングリコール系、シリコ−ン系、フッ素系、脂肪酸
系などの消泡剤が挙げられる。
【0043】用いられる消泡剤の量は、通常、水性懸濁
状除草組成物中0.001〜10重量%であり、好まし
くは0.01〜5重量%である。
【0044】用いられる防菌剤としては、例えば、ベン
ゾチアゾール誘導体、ソルビン酸、ソルビン酸カリウ
ム、ρ−オキシ安息香酸ブチル、グルタルアルデヒド、
チアゾロン、BNPK(2−ブロモ−2−ニトロプロパ
ン−1,3−ジオール)などが挙げられる。
【0045】用いられる防菌剤の量は、通常、水性懸濁
状除草組成物中0.01〜5重量%であり、好ましくは
0.05〜2重量%である。
【0046】用いられる安定化剤としては、例えば、酸
化防止剤、紫外線防止剤、結晶析出防止剤などが挙げら
れる。
【0047】本発明の水性懸濁状除草組成物は、種々の
方法で製造することができる。例えば、活性成分を湿式
粉砕する場合に、活性成分、界面活性剤及び消泡剤を水
に添加して混合懸濁させたのち、下記のような湿式粉砕
機を用いて、所定の粒度まで湿式粉砕し、次いで、予め
増粘剤、凍結防止剤、防菌剤及びその他補助成分を水に
加えて混合し分散・溶解したものを加えて均一化し、更
に、pH調節剤により組成物のpHを調整することによ
り、本発明の水性懸濁状除草組成物を得ることができ
る。
【0048】湿式粉砕機は、例えば、アトライター(三
井鉱山(株))等のアトリションミル;ダイノミル(シ
ンマルエンタープライゼス(株))、サンドグラインダ
ー(五十嵐機械製造(株))、アペックスミル(コトブ
キ技研工業(株))、スーパーアペックスミル(コトブ
キ技研工業(株))、ダイヤモンドファインミル(三菱
重工(株))、コボールミル(神鋼パンテック
(株))、ドライスヴェルケパールミル(日本アイリッ
ヒ(株))等のビーズミル;コロイドミル(特殊機化工
業(株))、ウエットアトマイザー(不二パウダル
(株))等のハンマーミルが挙げられる。
【0049】活性成分の粉砕は、湿式粉砕に限らず、例
えば、活性成分を、必要があれば、鉱物質担体やその他
の助剤類と共に混合し、乾式粉砕機を用いて、所定の粒
度まで粉砕することも可能である。得られた粉砕物は、
界面活性剤、消泡剤、増粘剤、凍結防止剤、防菌剤及び
その他の補助剤と共に水中に加えて懸濁分散させ、混合
・均一化し、更にpH調整剤にて組成物のpHを8.0
以下にすることにより、本発明の水性懸濁状除草組成物
を得ることができる。
【0050】乾式粉砕機は、例えば、SK−ジェット・
オー・マイザー((株)セイシン企業)、シングルトラ
ック・ジェットミル((株)セイシン企業)等のジェッ
トミル;ACMパルペライザー(ホソカワミクロン
(株))、サンプルミル(不二パウダル(株))等のハ
ンマーミル;ピンミル;ボールミル;ターボミル等が挙
げられる。
【0051】更に、活性成分の粉砕は、これらの各粉砕
機による粉砕を適宜組み合わせることができる。例え
ば、予めコロイドミルやウエットアトマイザー等の湿式
粉砕機で予備粉砕した後、ビーズミルで微粉砕すること
や、予め乾式粉砕した活性成分を界面活性剤や消泡剤と
共に水中に懸濁分散させ、これを更に上記の湿式粉砕機
を用いて微粉砕することも可能である。又、アトライタ
ーのようなバッチ式の粉砕機で予備粉砕した後、連続式
ビーズミルで微粉砕することも可能である。
【0052】活性成分の粉砕の程度は、湿式粉砕及び乾
式粉砕のいずれによる場合も、通常は、活性成分の大部
分が10μm以下になるように粉砕し、好ましくは0.
1〜5μmの重量中位径になるように粉砕する。
【0053】尚、活性成分の粒度は以下の測定法により
測定する。 (重量中位径の測定法)試料約0.5gに、0.2%P
OLYFON H液{POLYFON H(リグニンス
ルホン酸塩、Westvaco製)を精製水に溶かして
0.2%に調整したもの。}100ミリリットルを加
え、3分間超音波分散を行い試料液とする。
【0054】レーザー回折/光散乱式粒度測定機(LA
−700、(株)堀場製作所製)の超音波バスに、分散
媒(精製水)約250ミリリットルを入れ、試料液を透
過率が70〜90%となるように超音波バスに滴下し、
あらかじめ下記条件を設定した粒度測定機により粒度分
布を求める。得られた粒度分布より、重量中位径(μ
m)を求める。
【0055】なお、上記粒度測定機(LA−700)の
測定条件は、攪拌モーターの速度:「4」、超音波分散
動作時間:「5min」、超音波終了後の待ち時間:「0s
ec」、循環ポンプの速度:「3」、データ取り込み回
数:「10」、分布形態:「1」、及び、屈折率設定:
「しない」である。
【0056】以下に実施例、試験例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0057】
【実施例】
【0058】
【実施例1】水性懸濁状除草組成物(500ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体1.40部、ピリブチカルブ
原体12.00部、サーフィノール104E(第3級ア
セチレングリコールの50%エチレングリコール溶液、
日信化学工業(株))0.05部、KP−1436(P
OEアルキルアリルリン酸エステル塩の25%水溶液、
花王(株))1.30部及び水25.25部を混合し、
この混合物2.5kgを、4.76mmφのスチールボ
ール17kgを充填した湿式粉砕機アトライターMA−
1NS型を用いて、ローター回転数200rpmにて6
0分間粉砕し、スラリーを得た。
【0059】得られたスラリー40.00部に、Tam
olPP(フェノールスルホン酸縮合物の塩、BASF
ジャパン(株))0.50部、エチレングリコール(三
井東圧化学(株))5.00部、ロードポール23の1
%水溶液(キサンタンガム、ローヌプーラン(株))2
0.00部、クニピアFの5%水分散液(精製ベントナ
イト、クニミネ工業(株))16.00部、プロクセル
GXL(ベンゾチアゾール誘導体の30%ジプロピレン
グリコール溶液、ゼネカ(株))0.20部、0.6N
塩酸0.20部及び水18.10部を添加し、その全量
をスリーワンモーター(1200G,HEIDON
(株)製)を用いて撹拌混合し、ベンスルフロンメチル
1.40%及びピリブチカルブ12.00%を含有する
水性懸濁状除草組成物(フロアブル)を得た。
【0060】
【実施例2】水性懸濁状除草組成物(500ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体1.40部、ピリブチカルブ
原体12.00部、サーフィノール104E(日信化学
工業(株))0.12部、KP−1436(25%水溶
液、花王(株))1.20部及び水15.28部を混合
し、この混合物2.5kgを、4.76mmφのスチー
ルボール17kgを充填した湿式粉砕機アトライターM
A−1NS型を用いて、ローター回転数200rpmに
て60分間粉砕し、スラリーを得た。
【0061】得られたスラリー30.00部に、Tam
olPP(BASFジャパン(株))2.00部、プロ
ピレングリコール(三井東圧化学(株))5.00部、
ロードポール23の1%水溶液(ローヌプーラン
(株))3.00部、アグリゾールFL100F(アク
リル酸系誘導体の31%水溶液、花王(株))20.0
0部、プロクセルGXL (ゼネカ(株))0.20
部、4%水酸化ナトリウム水溶液0.35部及び水3
9.45部を添加し、その全量をスリーワンモーター
(1200G,HEIDON(株)製)を用いて撹拌混
合し、ベンスルフロンメチル1.40%、ピリブチカル
ブ12.00%を含有する水性懸濁状除草組成物(フロ
アブル)を得た。
【0062】
【実施例3】水性懸濁状除草組成物(500ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体1.40部、ピリブチカルブ
原体12.00部、サーフィノール104E(第3級ア
セチレングリコールの50%エチレングリコール溶液、
日信化学工業(株))0.05部、KP−1436(P
OEアルキルアリルリン酸エステル塩の25%水溶液、
花王(株))1.30部及び水25.25部を混合し、
この混合物2.5kgを、4.76mmφのスチールボ
ール17kgを充填した湿式粉砕機アトライターMA−
1NS型を用いて、ローター回転数200rpmにて6
0分間粉砕し、スラリーを得た。
【0063】得られたスラリー40.00部に、Tam
olPP(フェノールスルホン酸縮合物の塩、BASF
ジャパン(株))0.50部、ニューコールPB60
(日本乳化剤(株))0.15部、エチレングリコール
(三井東圧化学(株))5.00部、ロードポール23
の1%水溶液(キサンタンガム、ローヌプーラン
(株))20.00部、クニピアFの5%水分散液(精
製ベントナイト、クニミネ工業(株))16.00部、
プロクセルGXL(ベンゾチアゾール誘導体の30%ジ
プロピレングリコール溶液、ゼネカ(株))0.20
部、0.6N塩酸0.20部及び水17.95部を添加
し、その全量をスリーワンモーター(1200G,HE
IDON(株)製)を用いて撹拌混合し、ベンスルフロ
ンメチル1.40%及びピリブチカルブ12.00%を
含有する水性懸濁状除草組成物(フロアブル)を得た。
【0064】
【実施例4】水性懸濁状除草組成物(500ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体1.40部、カフェンストロ
ール原体5.50部、ダイムロン原体10.00部、サ
ーフィノール104E(日信化学工業(株))0.15
部、KP−1436(25%水溶液、花王(株))2.
00部及び水12.95部を混合し、この混合物を、
1.0mmφのジルコニアビーズ800mlを充填した
容量1LベッセルのアペックスミルAM−1型を用い
て、動力1KW、スラリー供給量47kg/Hで連続粉
砕し、スラリーを得た。
【0065】得られたスラリー32.00部に、Tam
olPP(BASFジャパン(株))0.50部、ニュ
ーコールPB60(日本乳化剤(株))0.15部、エ
チレングリコール(三井東圧化学(株))5.00部、
ロードポール23の1%水溶液(ローヌプーラン
(株))17.00部、クニピアFの5%水分散液(ク
ニミネ工業(株))13.00部、プロクセルGXL
(ゼネカ(株))0.20部、0.6N塩酸0.70部
及び水31.45部を添加し、その全量をスリーワンモ
ーター(1200G,HEIDON(株)製)を用いて
撹拌混合し、ベンスルフロンメチル1.40%、カフェ
ンストロール5.50%及びダイムロン10.00%を
含有する水性懸濁状除草組成物(フロアブル)を得た。
【0066】
【実施例5】水性懸濁状除草組成物(500ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体1.40部、ピリブチカルブ
原体10.00部、メフェナセット原体8.00部、サ
ーフィノール104E(日信化学工業(株))0.15
部、KP−1436(25%水溶液、花王(株))2.
00部及び水23.45部を混合し、この混合物を、
1.0mmφのジルコニアビーズ480mlを充填した
容量0.6LベッセルのダイノミルKDL型を用いて、
アジテーター回転数3000rpm、スラリー供給量1
5kg/Hで連続粉砕し、スラリーを得た。
【0067】得られたスラリー45.00部に、Tam
olPP(BASFジャパン(株))0.50部、ニュ
ーコール710(日本乳化剤(株))0.20部、エチ
レングリコール(三井東圧化学(株))5.00部、ロ
ードポール23の1%水溶液(ローヌプーラン(株))
17.00部、クニピアFの5%水分散液(クニミネ工
業(株))13.00部、プロクセルGXL(ゼネカ
(株))0.20部、0.6N塩酸0.20部及び水1
8.90部を添加し、その全量をスリーワンモーター
(1200G,HEIDON(株)製)を用いて撹拌混
合し、ベンスルフロンメチル1.40%、ピリブチカル
ブ10.00%及びメフェナセット8.00%を含有す
る水性懸濁状除草組成物(フロアブル)を得た。
【0068】
【実施例6】水性懸濁状除草組成物(250ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体2.80部、カフェンストロ
ール原体11.00部、ダイムロン原体20.00部、
サーフィノール104E(日信化学工業(株))0.1
5部、KP−1436(25%水溶液、花王(株))
2.60部及び水28.45部を混合し、この混合物
を、4.76mmφのスチールボール17kgを充填し
た湿式粉砕機アトライターMA−1NS型を用いて、ロ
ーター回転数200rpmにて20分間粉砕し、スラリ
ーを得た。
【0069】得られたスラリー65.00部に、Tam
olPP(BASFジャパン(株))1.00部、ニュ
ーコールPB60(日本乳化剤(株))0.30部、エ
チレングリコール(三井東圧化学(株))5.00部、
ロードポール23の1%水溶液(ローヌプーラン
(株))12.75部、クニピアFの5%水分散液(ク
ニミネ工業(株))9.75部、プロクセルGXL(ゼ
ネカ(株))0.20部、0.6N塩酸0.75部及び
水5.25部を添加し、その全量をスリーワンモーター
(1200G,HEIDON(株)製)を用いて撹拌混
合し、ベンスルフロンメチル2.80%、カフェンスト
ロール11.00%及びダイムロン20.00%を含有
する水性懸濁状除草組成物(フロアブル)を得た。
【0070】
【実施例7】水性懸濁状除草組成物(300ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体2.30部、カフェンストロ
ール原体9.20部、ダイムロン原体16.70部、ブ
ロモブチド原体20.00部、サーフィノール104E
(日信化学工業(株))0.15部、KP−1436
(25%水溶液、花王(株))2.00部、Tamol
PP(BASFジャパン(株))1.00部、ニューコ
ール710(日本乳化剤(株))0.30部、 エチレ
ングリコール5.00部、0.6N塩酸0.80部及び
水34.55部を混合し、この混合物を、4.76mm
φのスチールボール17kgを充填した湿式粉砕機アト
ライターMA−1NS型を用いて、ローター回転数20
0rpmにて18分間粉砕し、スラリーを得た。
【0071】得られたスラリー92.00部に、ロード
ポール23の1%水溶液(ローヌプーラン(株))4.
33部、クニピアFの5%水分散液(クニミネ工業
(株))3.47部及びプロクセルGXL(ゼネカ
(株))0.20部を添加し、その全量をスリーワンモ
ーター(1200G,HEIDON(株)製)を用いて
撹拌混合し、ベンスルフロンメチル2.30%、カフェ
ンストロール9.20%、ダイムロン16.70%、ブ
ロモブチド20.00%を含有する水性懸濁状除草組成
物(フロアブル)を得た。
【0072】
【実施例8】水性懸濁状除草組成物(500ml/10
a処理製剤) ベンスルフロンメチル原体1.40部、ピリブチカルブ
原体12.00部、サーフィノール104E(日信化学
工業(株))0.12部、KP−1436(25%水溶
液、花王(株))1.20部及び水15.28部を混合
し、この混合物2.5kgを、4.76mmφのスチー
ルボール17kgを充填した湿式粉砕機アトライターM
A−1NS型を用いて、ローター回転数200rpmに
て60分間粉砕し、スラリーを得た。
【0073】得られたスラリー30.00部に、Tam
olPP(BASFジャパン(株))2.00部、ニュ
ーコール714F(日本乳化剤(株))0.30部、プ
ロピレングリコール(三井東圧化学(株))5.00
部、ロードポール23の1%水溶液(ローヌプーラン
(株))3.00部、アグリゾールFL100F(アク
リル酸系誘導体の31%水溶液、花王(株))20.0
0部、プロクセルGXL(ゼネカ(株))0.20部、
4%水酸化ナトリウム水溶液0.35部及び水39.1
5部を添加し、その全量をスリーワンモーター(120
0G,HEIDON(株)製)を用いて撹拌混合し、ベ
ンスルフロンメチル1.40%、ピリブチカルブ12.
00%を含有する水性懸濁状除草組成物(フロアブル)
を得た。
【0074】
【試験例1】界面活性剤によるスルホニルウレア系除草
活性成分の経時安定性試験 ベンスルフロンメチル原体(95%)5.40部、ピリ
ブチカルブ原体(98.8%)42.51部、サーフィ
ノール104E(日信化学工業(株))0.40部、K
P−1436(25%水溶液、花王(株))4.00部
及び水47.69部を混合し、この混合物2.5kg
を、4.76mmφのスチールボール17kgを充填し
た湿式粉砕機アトライターMA−1NS型を用いて、ロ
ーター回転数200rpmにて60分粉砕し、スラリー
(以下、スラリーAとする。)を得た。
【0075】得られたスラリーA30.00部に、下記
表1中に示した界面活性剤2.00部(純分)、ニュー
コール710(日本乳化剤(株))0.10部、エチレ
ングリコール(三井東圧化学(株))5.00部、ロー
ドポール23の1%水溶液(ローヌプーラン(株))
3.00部、クニピアFの5%水分散液(クニミネ工業
(株))20.00部、プロクセルGXL(ゼネカ
(株))0.20部及び水を添加し混合し、0.6N塩
酸を添加して混合物のpHを7.5に調整し、更に、水
残部を加えてベンスルフロンメチル1.54%及びピリ
ブチカルブ12.60%を含有する水性懸濁状除草組成
物(フロアブル)を得た。
【0076】得られた水性懸濁状除草組成物を40℃の
恒温機中に90日間保存した。経時前後における水性懸
濁液中のベンスルフロンメチルの含量を液体クロマトグ
ラフィーで定量し、経時変化を評価した。その結果を、
経時後のベンスルフロンメチルの残存率として下記表1
に示す。
【0077】
【表1】 界面活性剤によるベンスルフロンメチルの残存率 ──────────────────────────────────── 界面活性剤 組成 ベンスルフロンメチル (商品名) の残存率(%) ──────────────────────────────────── TamolPP フェノールスルホン酸Na塩縮合物 99.8 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ バニレックスN リグニンスルホン酸Na塩 91.1 POLYFON H リグニンスルホン酸Na塩 91.2 REAX81A リグニンスルホン酸Na塩 90.7 アグリゾールG200 アクリル酸系ポリマー 87.5 ソカランPA70PN ポリアクリル酸Na塩 88.2 デモールEP 特殊ポリカルボン酸型重合物Na塩 87.7 ナチュラニスクNo2 無水コハク酸誘導体のトリエタノールアミン塩88.7 ハイテノールN17 ポリオキシエチレンアルキルフェニル 85.3 エーテル硫酸エステル塩 ポリティA−510 アクリル酸−二塩基酸共重合体Na塩 85.5 ──────────────────────────────────── 本発明のフェノールスルホン酸Na塩縮合物を用いたも
のは、ベンスルフロンメチルの分解がほとんど見られな
かったが、その他の界面活性剤を用いたものでは、約1
0%又はそれ以上の分解が見られた.
【0078】
【試験例2】pHによるベンスルフロンメチルの残存率
試験 試験例1と同様にスラリーAを得、得られたスラリーA
30.00部に、TamolPP2.00部、ニューコ
ール710(日本乳化剤(株))0.10部、エチレン
グリコール(三井東圧化学(株))5.00部、ロード
ポール23の1%水溶液(ローヌプーラン(株))3.
00部、クニピアFの5%水分散液(クニミネ工業
(株))20.00部、プロクセルGXL(ゼネカ
(株))0.20部及び水を添加し混合し、0.6N塩
酸を添加して混合物のpHを6.0、6.5、7.1、
7.5及び8.0に調整し、更に、水残部を加えてベン
スルフロンメチル1.54%及びピリブチカルブ12.
60%を含有する水性懸濁状除草組成物(フロアブル)
を得た。
【0079】得られた水性懸濁状除草組成物を50℃の
恒温機中に保存し、14日間の経時変化を試験例1と同
様にして評価した。その結果、経時後のベンスルフロン
メチルの残存率として下記表2に示す。
【0080】
【表2】 ──────────────────────────────────── 恒温機に保存前のpH ベンスルフロンメチルの残存率(%) ──────────────────────────────────── 6.0 99.8 6.5 99.0 7.1 99.1 7.5 99.8 8.0 99.6 ────────────────────────────────────
【0081】
【試験例3】界面活性剤による水中分散性試験 ベンスルフロンメチル原体(97.0%)3.78部、
ピリブチカルブ原体(96.8%)43.39部、サー
フィノール104E(日信化学工業(株))0.17
部、KP−1436(25%水溶液、花王(株))4.
00部及び水48.66部を混合し、この混合物2.5
kgを、4.76mmφのスチールボール17kgを充
填した湿式粉砕機アトライターMA−1NS型を用い
て、ローター回転数200rpmにて60分間粉砕し、
スラリーを得た。
【0082】得られたスラリー30.00部に、下記表
4中に示した界面活性剤0.1〜3.0部、Tamol
PP(BASFジャパン(株))0.50部、エチレン
グリコール(三井東圧化学(株))5.00部、ロード
ポール23の1%水溶液(ローヌプーラン(株))5.
00部、ウエランガムの1%水分散液(三晶(株))1
3.00部、プロクセルGXL(ゼネカ(株))0.2
0部及び水を添加、混合し、0.6N塩酸にてpH7.
5に調整し、更に水残部を加えて、ベンスルフロンメチ
ル1.10%及びピリブチカルブ12.60%を含有す
る水性懸濁状除草組成物(フロアブル)を得た。
【0083】得られた水性懸濁状除草組成物を、下記水
中分散性試験の方法にしたがって、水面に落下させ、水
性懸濁状除草組成物の水中への分散性を比較した。評価
は次の試験方法による目視により判定し、水中分散指数
を求め、下記表4に示した。
【0084】(水中分散性試験の方法)水を入れたとゆ
の端約10cm(注下)のところへ、水面上約10cm
より注射器にてフロアブル1mlを滴下し、滴下後、扇
風機(注下地点で風速2m/sec)を回した時のフロ
アブルの分散状態を、下記表3記載の項目について目視
にて評価する。これら4項目の評点を合計したものを水
中分散指数とし、合計点が9点以上のものを合格とす
る。なお、水中分散性試験の試験方法の概要を図1に示
す。
【0085】
【表3】 水中分散性試験の評価項目 ──────────────────────────────────── 項目 評価項目 判定基準 判定 番号 (評点) ──────────────────────────────────── 1 注下点に沈 分散は認められない 0 んだフロア わずかに分散が認められる 1 ブルの状態 徐々に分散が認められる 2 かなり良い分散が認められる 3 ──────────────────────────────────── 2 水面のフロ 水中への分散は認められない 0 アブルの吹 わずかに水中への分散が認められる 1 き寄せられ 徐々に水中への分散が認められる 2 ていく状態 ほとんどすぐに水中へ分散する 3 ──────────────────────────────────── 3 水面のフロ 全部が吹き寄せられる 0 アブルが吹 ほとんどが吹き寄せられる 1 き寄せられ 水面はわずかでほとんどが水中へ分散する 2 た量 水面はほとんど認めず水中へ分散する 3 ──────────────────────────────────── 4 水面のフロ いつまでも水面に残る 0 アブルが吹 わずかに水中への分散が認められる 1 き寄せられ 徐々に水中へ分散するが水面にも認める 2 た状態 すぐに水中へ分散し水面には認めない 3 ──────────────────────────────────── なお、上記表中、評点の合計は12点満点であり、9点
以上が合格である。
【0086】
【表4】 界面活性剤による水中分散性試験 ──────────────────────────────────── 試験水性懸濁状除草組成物中の界面活性剤 水中分散指数 判定 ────────────────────────── 品名 水性懸濁状除草組成物中配合量(%) ──────────────────────────────────── ニューコールPB60 0.3 11 ○ ニューコールPB60 0.1 10 ○ ニューコール610 0.3 10 ○ ニューコール704 0.3 10 ○ ニューコール707 0.3 10 ○ ニューコール710 0.3 11 ○ ニューコール710 0.1 10 ○ ニューコール714F 0.3 10 ○ ニューコール2607 0.3 10 ○ ──────────────────────────────────── なお、表中の界面活性剤の組成は、ニューコールPB6
0:ポリオキシエチレンビススチリルフェニルエーテ
ル;ニューコール610:ポリオキシエチレンジスチレ
ン化フェニルエーテル;ニューコール704:ポリオキ
シエチレンジスチレン化メチルフェニルエーテル;ニュ
ーコール707:ポリオキシエチレンジスチレン化メチ
ルフェニルエーテル;ニューコール710:ポリオキシ
エチレンジスチレン化メチルフェニルエーテル;ニュー
コール714F:ポリオキシアルキレンジスチレン化メ
チルフェニルエーテル;ニューコール2607:ポリオ
キシエチレントリスチレン化メチルフェニルエーテルで
ある。
【0087】界面活性剤にポリオキシアルキレンスチリ
ルフェニルエーテルを用いたフロアブルは、いずれも9
点以上の評価を得た。
【0088】
【試験例4】水性懸濁状除草組成物の経時安定性試験
(活性成分の安定性試験) 実施例1乃至8の水性懸濁状除草組成物を、40℃の恒
温機中で保存し、90日後の活性成分の安定性を、試験
例1と同様にして評価した。その結果を、スルホニルウ
レア活性成分の残存率として下記表5に示す。
【0089】
【表5】活性成分の安定性試験 ─────────────────────── 試験製剤 ベンスルフロンメチルの残存率(%) ─────────────────────── 実施例1 99.1% 実施例2 99.0% 実施例3 99.5% 実施例4 99.0% 実施例5 99.1% 実施例6 99.5% 実施例7 99.2% 実施例8 99.5% ─────────────────────── これら実施例の水性懸濁状除草組成物のベンスルフロン
メチルは極めて安定で、40℃で90日間保存後も、ほ
とんど分解が見られなかった.
【0090】
【試験例5】水性懸濁状除草組成物の経時安定性試験
(物理性の安定性試験) 実施例3乃至8の水性懸濁状除草組成物を、40℃の恒
温機中で保存し、90日後の物理性の安定性を測定し
た。物理性の測定は通常の方法を用いた。その結果を、
下記表6に示す。
【0091】
【表6】 物理性の安定性試験 ──────────────────────────────────── 試験製剤 経時前の物理性 40℃、90日間経時後の物理性 ─────────────── ─────────────── D50 pH 粘度 水中 D50 pH 粘度 水中 (μm) (100%) (mPa・s) 分散性 (μm) (100%) (mPa・s) 分散性 ──────────────────────────────────── 実施例3 2.0 7.5 435 11 2.2 7.2 434 11 実施例4 3.2 7.4 337 11 3.3 7.2 336 11 実施例5 3.1 7.6 361 11 3.2 7.2 393 11 実施例6 3.4 7.4 349 11 3.5 7.3 322 11 実施例7 3.1 7.2 252 11 3.1 7.0 250 11 実施例8 2.1 7.6 365 10 2.2 7.2 362 10 ──────────────────────────────────── これら実施例のフロアブル剤の物理性は極めて安定で、
40℃で90日間保存後もほとんど劣化は見られなかった。
【0092】
【発明の効果】本発明のスルホニルウレア系農薬活性成
分を含有する水性懸濁状除草組成物は、経時による分解
及び物理性の劣化が顕著に抑制され、安定性の良好な製
剤を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中分散性試験の試験方法の概要である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルホニルウレア系除草活性成分の1種又
    は2種以上及びフェノールスルホン酸塩類を有効成分と
    して含有することを特徴とする安定化された水性懸濁状
    除草組成物。
  2. 【請求項2】水性懸濁状除草組成物のpHが4.0乃至
    8.0である請求項1に記載の水性懸濁状除草組成物。
  3. 【請求項3】水性懸濁状除草組成物のpHが6.0乃至
    8.0である請求項1に記載の水性懸濁状除草組成物。
  4. 【請求項4】更にスチリルフェニルエーテル縮合物を含
    有する請求項1乃至3のいずれかに記載の水性懸濁状除
    草組成物。
  5. 【請求項5】スチリルフェニルエーテル縮合物がポリオ
    キシアルキレンスチリルフェニルエーテル類である請求
    項4に記載の水性懸濁状除草組成物。
  6. 【請求項6】更にスルホニルウレア系農薬活性成分以外
    の除草活性成分を含有する請求項1乃至5のいずれかに
    記載の水性懸濁状除草組成物。
  7. 【請求項7】スルホニルウレア系除草活性成分が、ベン
    スルフロンメチル、アジムスルフロン、エトキシスルフ
    ロン、イマゾスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、シ
    ノスルフロン又はシクロスルファムロンである請求項6
    に記載の水性懸濁状除草組成物。
  8. 【請求項8】フェノールスルホン酸塩類が、フェノール
    スルホン酸のナトリウム、カリウム又はアンモニウム塩
    である請求項1乃至7のいずれかに記載の水性懸濁状除
    草組成物。
  9. 【請求項9】フェノールスルホン酸塩類が、フェノール
    スルホン酸塩がホルマリン縮合したものである請求項1
    乃至7のいずれかに記載の水性懸濁状除草組成物。
  10. 【請求項10】水性懸濁状除草組成物の水中分散指数が
    9点以上である請求項1乃至9のいずれかに記載の水性
    懸濁状除草組成物。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10のいずれかに記載の水
    性懸濁状除草組成物を水田に直接施用する方法。
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