JPH0517264U - 車輌のパーキングロツク装置 - Google Patents

車輌のパーキングロツク装置

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JPH0517264U
JPH0517264U JP6448191U JP6448191U JPH0517264U JP H0517264 U JPH0517264 U JP H0517264U JP 6448191 U JP6448191 U JP 6448191U JP 6448191 U JP6448191 U JP 6448191U JP H0517264 U JPH0517264 U JP H0517264U
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JP
Japan
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gear
lock member
cam
traveling system
lock device
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Pending
Application number
JP6448191U
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English (en)
Inventor
栄作 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車時、傾斜地においても確実に停止させる
ようにする。 【構成】 エンジンの動力を駆動輪に伝達する走行系の
ギヤの内、駆動輪に常時連動するギヤ2 に咬合する咬合
歯7 を有するロック部材5 をミッションケース側壁8 側
に揺動自在に設け、操作レバー15の操作により油圧シリ
ンダ機構14を介してカム13を動かし、このカム13によっ
てロック部材5 を前記走行系のギヤ2 に咬合、離脱させ
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、駐車時に駆動輪をロックする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラクタにおける駐車ブレーキとして、ハンドブレーキレバーの引動操作によ ってブレーキワイヤを介してブレーキカムを動かし、このブレーキカムによって 、デフ装置にエンジンからの動力を入力するベベルピニオン軸にスプライン嵌合 している摩擦板をブレーキパッドを介してミッションケース側に固定の支持壁に 押付け、その結果生じる摩擦力によって制動を行なうようにしたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のものにあっては、摩擦力によって制動するようにしているので、摩 擦板の押付力が弱いと傾斜地において、車輌が確実に停止しない惧れがある。 そこで本考案は、傾斜地等において、確実に停止できるようにした車輌のパー キングロック装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、エンジンの動力を駆 動輪に伝達する走行系のギヤの内、駆動輪に常時連動するギヤに咬合する咬合歯 を有するロック部材をミッションケース側に設け、このロック部材を前記走行系 のギヤに咬合、離脱操作する操作手段を備えた点にある。
【0005】
【作用】
駐車する際において、操作手段6 によって、ロック部材5 の咬合歯7 を常時駆 動輪に連動するギヤ2 に咬合させる。すると、ロック部材5 がミッションケース 側に設けられていることから、駆動輪がロックされ、傾斜地等においても確実に 停止する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2は第1実施例 を示し、図2はトラクタのエンジンから後輪に動力を伝達する走行系の後部側の 一部を示し、1は後輪用デフ装置に動力を入力するベベルピニオン軸で、この軸 1上には動力取出ギヤ2 がスプライン嵌合され、この動力取出ギヤ2 には前輪用 駆動ギヤ3 が咬合され、この前輪用駆動ギヤ3 は前輪に動力伝達する推進軸4 に スプライン嵌合している。
【0007】 図1は駐車時に後輪をロックするパーキングロック装置の概略を示し、前記動 力取出ギヤ2 に咬合するロック部材5 と、該ロック部材5 を操作する操作手段6 とを備えて成る。ロック部材5 の下部には動力取出ギヤ2 の歯に咬合する一対の 咬合歯7 (一個或いは三個以上であってもよい)が形成され、上部は、トラクタ のミッションケース側壁8 に形成した装着孔9 を閉塞する蓋体10に、枢軸11を介 して動力取出ギヤ2 に近接離反自在に枢支連結されていると共に、バネ12によっ て動力取出ギヤ2 から離反する方向に付勢されている。
【0008】 前記操作手段6 は、ロック部材5 を動力取出ギヤ2 に近接する方向に押動する カム13と、該カム13を作動させる油圧シリンダ機構14と、該油圧シリンダ機構14 を作動させる操作レバー15とを備えて成る。カム13は前記蓋体10にカム軸16を介 して回動自在に枢支され、カム軸16にはアーム17の上端が固定されている。 蓋体10の内面側には油室18が一体形成され、該油室18にはピストン19が摺動自 在に内嵌され、該ピストン19に連動するピストンロッド20の先端側は前記アーム 17に枢支連結されている。前記油室18は、蓋体10に形成した油路21及びパイプ22 を介してマスタシリンダ23に接続され、マスタシリンダ23にはオイルタンク24が 接続されている。そして、前記油室18、ピストン19、ピストンロッド20及びマス タシリンダ23等で油圧シリンダ機構14が構成されている。
【0009】 操作レバー15は運転席近傍に支軸25廻りに回動自在に支持されている。また、 操作レバー15には、支軸25の近傍にピン26が設けられ、該ピン26は車体側に上下 中途部が枢支されたリンク27の上端に係合し、該リンク27の下端には前記マスタ シリンダ23のプッシュロッド28の基端が枢支連結されている。 前記構成において、操作レバー15を引上げると、リンク27が矢印A方向に回動 して、マスタシリンダ23のプッシュロッド28が押込まれ、油室18に油が供給され る。そして、ピストン19及びピストンロッド20を介してアーム17が押動され、カ ム13が矢印B方向に回動してロック部材5 がバネ12に抗して動力取出ギヤ2 側に 押動され、ロック部材5 の咬合歯7 が動力取出ギヤ2 の歯に咬合される。これに よって、駐車時に後輪がロックされる。また、このロックを解除するには、操作 レバー15を押下げることによって、前記と逆の動作によって初期位置に復帰する 。なお、操作レバー15には引上げた位置で該状態を保持する保持機構が付設され る。
【0010】 図3は第2実施例を示し、蓋体10側に設けられたピストン19のピストンロッド 20の先端を直接ロック部材5 に枢支連結したものである。 図4は第3実施例を示し、カム軸16を蓋体10から外部に突出させると共に、ア ーム17を外部に配設し、このアーム17に、マスタシリンダに連動して作動される ロックシリンダ29のピストンロッド30の先端が枢支連結されたものを示している 。
【0011】 図5は第4実施例を示し、前記油圧シリンダ機構の代わりにリンク機構31を採 用したもので、該リンク機構31は車体側に中途部が枢軸32を介して枢支されたレ バー33と、該レバー33の一端とリンク27の下端とを連動連結するロッド34と、レ バー33の他端とカム軸16に固定のアーム17とを連動連結するロッド35とから成る 。
【0012】 図6及び図7は第4実施例の変形例を示し、図6に示すものは、蓋体10の内面 側にバネ板36を設け、カム13に、ロック時にカム13がその上死点 (ロック部材を 最大に押動する位置) を少しこえた位置でバネ板36と係脱自在に係合する係合面 37を形成して、カム13を固定するようにしたものである。また、図7に示すもの は、蓋体10側に突出部38を形成し、この突出部38の下面38a にカム13の係合部39 が、カム13の上死点を少しこえた位置で接触するようにして、ロック時にカム13 を固定するようにしたものである。なお、ロック部材5 は前輪用駆動ギヤ3 又は その他の、駆動輪に常時連動するギヤに咬合させるようにしても良い。
【0013】 図8及び図9は走行系のシフタ41と該シフタ41をシフトするシフトフォーク40 との嵌合構造を示し、該シフトフォーク40とシフタ41との間にカラー42を介在さ せたもので、カラー42はピン43を介してシフトフォーク40に対して回り止めされ ている。カラー42はSK材又はベイナイト鋼材等の耐摩耗性材料から成り、カラ ー42とシフタ41とが直接摺接してシフトフォーク40が摩耗しないようにされてい る。また、カラー42はピン43によって回り止めされているだけなのでメンテナン スも容易であり、また、コスト低減も図れる。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、駐車時において、駆動輪に常時連動するギヤにミッションケ ース側に設けたロック部材の咬合歯を咬合させるようにしているので、傾斜地に おいても確実に車輌を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すロック装置の概略図である。
【図2】走行系の一部を示す断面図である。
【図3】第2実施例を示すロック装置の要部概略図であ
る。
【図4】第3実施例を示すロック装置の要部概略図であ
る。
【図5】第4実施例を示すロック装置の要部概略図であ
る。
【図6】ロック装置の変形例を示す断面図である。
【図7】ロック装置の他の変形例を示す断面図である。
【図8】シフトフォークの正面図である。
【図9】シフタとシフトフォークの嵌合構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
2 動力取出ギヤ 5 ロック部材 6 操作手段 7 咬合歯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの動力を駆動輪に伝達する走行
    系のギヤの内、駆動輪に常時連動するギヤに咬合する咬
    合歯を有するロック部材をミッションケース側に設け、
    このロック部材を前記走行系のギヤに咬合、離脱操作す
    る操作手段を備えたことを特徴とする車輌のパーキング
    ロック装置。
JP6448191U 1991-08-14 1991-08-14 車輌のパーキングロツク装置 Pending JPH0517264U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6448191U JPH0517264U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 車輌のパーキングロツク装置

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JP6448191U JPH0517264U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 車輌のパーキングロツク装置

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JPH0517264U true JPH0517264U (ja) 1993-03-05

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ID=13259456

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JP6448191U Pending JPH0517264U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 車輌のパーキングロツク装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104696099A (zh) * 2013-12-06 2015-06-10 通用汽车环球科技运作有限责任公司 车辆和用于该车辆的锁定组件
DE102014117731B4 (de) 2013-12-06 2023-07-06 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) ARRETIERUNGSBAUGRUPPE FÜR EIN AUßENRAD EINES FAHRZEUGS

Cited By (4)

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JP2015113980A (ja) * 2013-12-06 2015-06-22 ジーエム・グローバル・テクノロジー・オペレーションズ・エルエルシー 車両および車両のためのロッキング組立体
US9518656B2 (en) 2013-12-06 2016-12-13 GM Global Technology Operations LLC Vehicle and a locking assembly for the vehicle
DE102014117731B4 (de) 2013-12-06 2023-07-06 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) ARRETIERUNGSBAUGRUPPE FÜR EIN AUßENRAD EINES FAHRZEUGS

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