JPH0517256A - SiC多孔質焼結体の製造方法 - Google Patents

SiC多孔質焼結体の製造方法

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JPH0517256A
JPH0517256A JP3171150A JP17115091A JPH0517256A JP H0517256 A JPH0517256 A JP H0517256A JP 3171150 A JP3171150 A JP 3171150A JP 17115091 A JP17115091 A JP 17115091A JP H0517256 A JPH0517256 A JP H0517256A
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JP
Japan
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sintered body
sic
glass
uniform
porous sintered
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Withdrawn
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JP3171150A
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English (en)
Inventor
Keiichi Iida
恵一 飯田
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/06Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances
    • C04B38/063Preparing or treating the raw materials individually or as batches
    • C04B38/0635Compounding ingredients
    • C04B38/0645Burnable, meltable, sublimable materials

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ波吸収発熱体、高級多孔質軽量炉材
等として有用な、気孔径及び気孔分布が均一で、高強度
なSiC多孔質焼結体を容易かつ効率的に製造する。 【構成】 SiC75〜99重量%及びガラス25〜1
重量%の混合粉末を、有機質球状体表面にコーティング
し、これを加圧成形、焼成する。 【効果】 有機質球状体が均一に分布した成形体を成形
でき、このため気孔径のみならず、気孔分布も均一で密
度分布幅が小さく、かつ、高強度なSiC多孔質焼結体
が得られる。ガラスを併用することにより焼結性が改善
し、強度はより一層向上する。マイクロ波吸収発熱体と
して、良好な発熱性のもとに、均一温度に発熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSiC多孔質焼結体の製
造方法に係り、特に、マイクロ波吸収発熱体、高級多孔
質軽量炉材等として有用な、気孔径及び気孔分布が均一
で、高強度なSiC多孔質焼結体を容易かつ効率的に製
造することができるSiC多孔質焼結体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波を吸収し、誘電現象により自
己発熱するマイクロ波吸収発熱体としては、従来、耐熱
性のある磁器類であるチタン酸鉛系の磁器やフェライト
系の磁器又はソーダガラスなどが用いられている。
【0003】一方、軽量炉材としては、各種多孔質焼結
体の適用が検討され、一部実用に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来提供されている多
孔質焼結体は、気孔分布等が不均一で、焼結体の密度分
布幅が大きいため、強度や炉材等として用いた場合の耐
熱性、ガス拡散性等に問題があった。
【0005】即ち、従来、多孔質焼結体は、一般に、気
孔形成のための有機質球状体と原料粉末とを混合して成
形、焼成して製造されるため、有機質球状体の混合状態
を均一にして気孔分布を均一にすることが難しく、気孔
分布が不均一で密度分布幅の大きいものしか得られてい
ない。
【0006】一方、従来、マイクロ波吸収発熱体として
も、発熱特性や機械的強度等において十分満足し得る特
性を有するものは提供されていない。
【0007】前記フェライト系の磁器等に比較して誘電
的発熱性は劣るが、耐熱衝撃性に優れたSiCを発熱体
として用いることも検討されているが、SiCは成形加
工性に劣り、実用的な製品を作製することが困難であ
る。しかも、SiC緻密質焼結体は、密度が大きいため
に、マイクロ波吸収発熱効率が悪く、昇温に長時間を要
することから、実用的ではない。
【0008】これに対して、SiC多孔質焼結体であれ
ば、マイクロ波吸収発熱効率の改善が図れ、実用レベル
のものが得られるものと考えられる。しかしながら、前
述の如く、従来の有機質球状体を混合する方法では、均
一気孔分布のSiC多孔質焼結体を製造することは難し
い。気孔分布、密度分布が均一でないSiC多孔質焼結
体では、マイクロ波の吸収が不均一となり、焼結体に大
きな温度分布が発生し、局部過熱等が生じるため実用に
耐えないという欠点がある。
【0009】本発明は上記従来の実情に鑑みてなされた
ものであって、マイクロ波吸収発熱体、高級多孔質軽量
炉材等として有用な、気孔径及び気孔分布が均一で、高
強度なSiC多孔質焼結体を容易かつ効率的に製造する
ことができる方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のSiC多孔質焼
結体の製造方法は、SiC75〜99重量%及びガラス
25〜1重量%の混合粉末を有機質球状体表面にコーテ
ィングし、得られた複合粒状物を加圧成形、焼成するこ
とを特徴とする。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
方法においては、まず、有機質球状体(ビーズ)の表面
に、所定割合のSiCとガラスとの混合粉末をコーティ
ングする。
【0012】ここで、コーティングに用いる混合粉末の
ガラス含有率が少な過ぎると得られるSiC多孔質焼結
体の強度が十分でなく、逆に多過ぎるとSiCの割合が
減少してSiC多孔質焼結体としての特性、例えば、マ
イクロ波吸収発熱性が損なわれる。このため、混合粉末
中のガラス含有率は1〜25重量%、SiC含有率は9
9〜75重量%とする。また、このような混合粉末は、
コーティング作業性、得られるSiC多孔質焼結体の強
度等の面から、0.3〜30μm程度の粒度分布を有
し、平均粒径1〜5μm程度の微粒子であることが好ま
しい。このような微粉末を用いることにより、焼成によ
る焼結性が向上し、高強度SiC多孔質焼結体を得るこ
とが可能とされる。なお、混合粉末は予め粉砕したSi
C微粉末とガラス微粉末とを混合して調製しても良く、
また、粗粉砕したSiC粉末とガラス粉末とを混合粉砕
して調製しても良い。
【0013】一方、有機質球状体としては、メタクリル
酸重合体、発泡スチロール等の、焼成により容易に焼失
する有機物よりなる球状体であって、その粒径が3〜5
0μm程度のものを用いることができる。有機質球状体
の粒径は、得られるSiC多孔質焼結体気孔径を決定す
る因子となり、所望に応じて任意の粒径とすることがで
きるが、50μmを超えると得られるSiC多孔質焼結
体の気孔径が大きくなり過ぎ強度が不足し、3μm未満
では取り扱いが困難となるため、3〜50μm、好まし
くは20〜50μmの範囲とするのが望ましい。
【0014】このような有機質球状体の表面に前記混合
粉末をコーティングする方法としては特に制限はない
が、バインダーを用いる転動造粒法が好適である。具体
的には、まずパンペレタイザーに有機質球状体を採り、
その表面にPVA(ポリビニルアルコール)等のバイン
ダーをスプレー等により塗布した後、前記混合粉末を添
加する。必要に応じてバインダーのスプレー、混合粉末
の添加を繰り返して行ない、所望の厚さに多層コーティ
ングする。このコーティング層の厚さは、得られるSi
C多孔質焼結体の密度(気孔率)を決定する因子とな
り、その厚さが薄過ぎると得られるSiC多孔質焼結体
の気孔率が大きくなり過ぎて強度が不足する。逆に、厚
過ぎると、各種用途に有用な気孔率の多孔体が得られな
い。このため、コーティング層の厚さは、用いる有機質
球状体の粒径の3〜100倍、特に5〜100倍程度と
するのが好ましい。
【0015】このようにして得られた複合粒状物を金型
等により加圧成形し、得られた成形体を焼成する。ここ
で、成形の加圧力は、100〜1000kg/cm2
し、焼成は、常温〜400℃まで50℃/hr以下で昇
温し、400℃〜焼成温度まで200℃/hr以下で焼
成した後、1250〜1600℃の焼成温度で焼成して
SiC多孔質焼結体とするのが好ましい。
【0016】
【作用】本発明のSiC多孔質焼結体の製造方法では、
有機質球状体にSiCを含む混合粉末をコーティングし
てなる複合粒状物を成形、焼成するため、有機質球状体
の分布が均一な成形体を得ることができ、従って、気孔
径のみならず気孔分布が均一なSiC多孔質焼結体を得
ることができる。
【0017】また、コーティングに用いる混合粉末はガ
ラス粉末を含有するため、焼結性が向上し、高強度Si
C多孔質焼結体を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0019】実施例1〜5 表1に示すガラス(フラックス)含有率のSiC−ガラ
ス混合微粉末(平均粒径は表1に示す通り)を用いて、
表1に示す平均粒径のメタクリル酸重合体ビースの表面
に、コーティングを行なった。即ち、まず、パンペレタ
イザーにメタクリル酸重合体ビーズを採り、これにPV
Aをスプレーにて添加し、次にSiC−ガラス混合微粉
末を少しずつ添加した。SiC−ガラス混合微粉末が十
分にビーズ表面に付着したら、再びPVAをスプレーし
た後、SiC−ガラス混合微粉末を添加した。この操作
を繰り返して行ない、粒子径が表1に示す大きさの複合
粒状物を得た。
【0020】得られた複合粒状物を300kg/cm2
で加圧成形し、乾燥後、400℃までで50℃/hrで
昇温し、次いで1500℃まで200℃/hrで昇温
し、1500℃で1hr焼成してSiC多孔質焼結体を
得た。
【0021】得られたSiC多孔質焼結体の強度、気孔
率及び発熱性を調べ、結果を表1に示した。なお、発熱
性は表面温度計により調べ、300℃以上のものを「良
好」とした。
【0022】
【表1】
【0023】表1より、本発明によれば、高強度で、し
かも均一気孔分布であることから発熱性の良好なSiC
多孔質焼結体の製造方法を得ることができることが明ら
かである。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のSiC多孔
質焼結体の製造方法によれば、マイクロ波吸収発熱体、
高級多孔質軽量炉材等として有用な、気孔径及び気孔分
布が均一で、従って、密度分布幅が小さく、しかも、高
強度なSiC多孔質焼結体を容易かつ効率的に製造する
ことができる。
【0025】本発明で製造されるSiC多孔質焼結体
は、気孔径、気孔分布が均一で、強度が高く、その他の
特性に局部的な差異がなく、均質性に優れるため、マイ
クロ波吸収発熱体等として用いた場合、 発熱性が良
好である。 発熱による温度分布が均一である。
耐熱性が高い。 ガス拡散性に優れる。等の効果が得
られ、工業的に極めて有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 SiC75〜99重量%及びガラス25
    〜1重量%の混合粉末を有機質球状体表面にコーティン
    グし、得られた複合粒状物を加圧成形、焼成することを
    特徴とするSiC多孔質焼結体の製造方法。
JP3171150A 1991-07-11 1991-07-11 SiC多孔質焼結体の製造方法 Withdrawn JPH0517256A (ja)

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