JPH0517107Y2 - - Google Patents

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JPH0517107Y2
JPH0517107Y2 JP7403687U JP7403687U JPH0517107Y2 JP H0517107 Y2 JPH0517107 Y2 JP H0517107Y2 JP 7403687 U JP7403687 U JP 7403687U JP 7403687 U JP7403687 U JP 7403687U JP H0517107 Y2 JPH0517107 Y2 JP H0517107Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、起立及び傾動自由な一対の開閉翼片
を備え、その開閉翼片の起立と傾動を回転体によ
つて制御するようにしたパチンコ機用変動セーフ
球受口器の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の回転体式セーフ球受口器として
は、例えば実公昭49−6716号公報に記載のものが
知られている。この従来変動セーフ球受口器は、
第10図に示すように取付板101の前面に起立
及び傾動自由な一対の開閉翼片102を軸支し、
取付板101の裏面の箱枠103内に回転体10
4とレバー作動体105とを軸支して成る。前記
回転体104は、中心からほぼ等角度で放射方向
に突出する複数の球係合片106を設け、かつ所
要の球係合片106の側端間に円周方向の係合面
107を設けて構成され、係合面107又は係合
面のない部分を開閉翼片102間に停止し、係合
面107が該開閉翼片間に停止したときのみにそ
の翼片102を起立状態に保持するものである。
そして、回転体104は、開閉翼片102間を
通る球が球係合片106に接触するか又は案内樋
に導かれて箱枠103の開放上面108から流入
する球によつてレバー作動体105が揺動し、そ
の先端で球係合片106のけり上げ動作すること
により球係合片106の一ピツチに合つた角度の
回転を生じさせるのである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、この従来変動セーフ球受口器にあつ
ては、案内樋によつて箱枠103の開放上面10
8に導かれた球が勢いよくレバー作動体105の
上に落下すると、回転体104に対して過大なけ
り上げ動作を与えてしまうことになり、その結
果、回転体104が所定の回転角以上に過剰回転
して開閉翼片102の開閉動作に狂いを生じさせ
るという問題点があつた。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、
その目的とするところは、箱枠103の開放上面
108からレバー作動体105に落下する球の勢
力を弱めることにより開閉翼片の開閉動作に狂い
を生じさせないようにすることにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する第1〜6図を用いて説明する。
本考案は、取付板1の前面に起立及び傾動自由
な一対の開閉翼片3,3を軸支し、取付板1の裏
面の箱枠8内には前記開閉翼片3,3間を通る球
により回転して該開閉翼片3,3の起立と傾動を
制御する回転体12と、箱枠8の開放上面10か
ら内部へ流入する球により揺動して前記回転体1
2の回転を生じさせるレバー作動体20を設けて
なる変動セーフ球受口器において、 前記箱枠8の開放上面10の一側壁の上縁内面
に接触段部33を設けたものである。
[作用] 案内樋31によつて箱枠8の開放上面10に導
かれた球は、球接触段部33に接触した後、レバ
ー作動体20の上に落下する。従つて、球接触段
部33への接触によつて球の落下勢力が弱められ
ることになり、レバー作動体20に過大なけり上
げ動作を生じさせないようにして回転体12の過
剰回転を防止する。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面について説明す
る。図において、1は取付板であつて、これの下
方に球入口2を設け、その球入口2の前面両側に
第1図実線の平行起立と同図鎖線の逆八字形傾動
自由な一対の開閉翼片3,3を軸4,4により軸
着する。開閉翼片3,3は重心が夫々の軸4,4
の外方としたもので、その各下端の後側縁に突設
した突起5,5を球入口2から取付板1の後方へ
突出位置させている。6は開閉翼片3,3の軸
4,4より下方を覆つて取付板1に固定したチヤ
ツカーで、これに球入口2の下側辺と連通状に球
の誘導底片7を設ける。8は球入口2の後部にお
いて取付板1の裏面に連着した箱枠であつて、こ
れの前部下面に球通路9を設けている。また、後
部上面は球を内部へ導入する開放上面10として
形成され、一側壁には球の流出開口11が形成さ
れる。
12は球入口2の上方部分に対応させ、かつ箱
枠8内に差渡した横軸13に回転自在に支持した
回転体で、この回転体12は第7図に示すように
中心から等間隔で放射方向に突出する3個の球係
合片14a〜14cを設け、両側端の一部には係
合壁15,15を設ける。前記各球係合片14a
〜14cは常にその一つが開閉翼片3,3間を通
つて球入口2に入る球に接触し、毎回(360度/
球係合片の数)、即ち120度づつ回転を生じるよう
にその位置が設定される。また、係合壁15,1
5は開閉翼片3,3の突起5,5内面に係合位置
したとき該開閉翼片3,3を第1図実線の起立位
置に保持する。16は回転体12の後方部におい
て箱枠8に差渡した横軸17に後端部を回動自由
に軸支した制御片であつて、第8図に示すように
前部に重錘18を設けて重くするとともに、常時
回転体12の各球係合片14a〜14c間に上方
から接触する係合突部19を設ける。
20は制御片16の後方部において箱枠8に差
渡した横軸21に軸動自由に支持したレバー作動
体で、第9図に示すように軸21の挿通部22よ
り下方に垂下して回転体12の側端下方に延び後
方で停止する一つの球係合片に係合して回転体1
2を上方へ回転させる送り爪32を有するレバー
片23と、軸21の挿通部24を前端として後方
に延び箱枠8の開放上面10の下方に位置する球
受片25とを別体に形成し、レバー片23の挿通
部22に球受片25の挿通部24を嵌めて合致さ
せ、これに横軸21を通して一体構造としてい
る。
前記レバー片23には軸21より下方に重錘1
8を兼ねた磁性体26が装着され、前記球受片2
5には磁性体26に後方から当接する衝合片27
を設けている。また、球受片25の上面は流出開
口11に向かう傾斜面に形成されている。そし
て、レバー作動体20は衝合片27の後面を箱枠
8に形成したストツパ片28に接触させて通常第
5図実線で示す略水平な不作用位置に保持され
る。
前記回転体12の球係合片14a,14bには
側端部を切欠してレバー作動体20の送り爪32
との接触を避けるための間隔部29が形成されて
いる。30は前記箱枠8に固着した磁石体で、レ
バー作動体20の不作用位置で磁性体26に対向
し、その吸着作用によつてレバー作動体20の妄
動を防止するためのものである。
上記構成からなる変動セーフ球受口器の作用は
次のとおりである。第1図及び第5図実線のよう
に開閉翼片3,3が起立しているとき、その開閉
翼片3,3間に球が入るとこれがチヤツカー6の
誘導底片7に導かれて回転体12の球係合片14
aに接触し回転体12を120度回転させて球通路
9に流出する。このとき制御片16の係合突部1
9が下方に位置していた球係合片14cにより上
方へ押動されて浮上するが、係合片14cが制御
片16の下面を通過して外れると直ちに重錘18
の作用で球係合片14a,14c間に下がり、こ
れによつて回転体12の過回動を防止する。そし
て、回転体12の前記回転により係合壁15,1
5が第6図のように後方へ移動して突起5,5と
の係合が解かれるため開閉翼片3,3が第1図鎖
線のように自重で傾動する。
第6図の状態において、次の球が開閉翼片3,
3間に入ると、回転体12を前述と同じように
120度回転させながら球通路9に流出する。この
とき係合壁15,15は突起5,5から離脱した
位置にあり、従つて開閉翼片3,3は自重で再び
傾動する。そして、次の球が開閉翼片3,3間に
入ると、同じように回転体12を120度回転させ
るため、第5図の状態に戻り、係合壁15,15
が突起5,5の各内面に接触係合して開閉翼片
3,3を起立した状態に保持する。すなわち、開
閉翼片3,3は二度傾動して起立する動作を行
う。
また、開閉翼片3,3が起立した第5図の状態
において、他の入賞口に入つた球が案内樋31に
よつて箱枠8の開放上面10からレバー作動体2
0の球受片25上に導かれると、該レバー作動体
20はその球重量で第5図鎖線のように回動す
る。このため、回転体12の間隔部29を有しな
い球係合片14cが送り爪32によりけり上げら
れて第6図の状態に回転し開閉翼片3,3を傾動
する。尚、第6図の状態において、レバー作動体
20が回動してもその送り爪32は球係合片14
a,14bの間隔部29に臨むため回転体12は
回転を生じずそのまゝの状態を保持する。
しかして、本考案では、前記箱枠8の開放上面
10の一側壁の上縁内側に第3図に示す如く球接
触段部33を設けたことを新規とする。尚、球接
触段部33と対応する他側壁の上縁内側には突出
部24が設けられていて、開放上面10に導かれ
た球が確実に球接触段部33に接触し得るように
なつている。
本考案の前述した構成により、開閉翼片3,3
が起立した第5図の状態のとき、案内樋31によ
り箱枠8の開放上面10に導かれた球は、球接触
段部33に接触して球の落下勢力が弱められた状
態でレバー作動体20の球受片25上に落下する
ことになる。このため送り爪32のけり上げ動作
による回転体12の所定の回転角の回転を正確に
生じさせることができて開閉翼片3,3の開閉動
作の順序を係合壁15,15の有無との関連にお
いて正確に行わせ得る。即ち、球接触段部33が
形成されていないときには、案内樋31により箱
枠8の開放上面10に導かれた球がダイレクトで
レバー作動体20の球受片25上に落下すること
になつて該レバー作動体20に過大なけり上げ動
作を生じさせることになる。このため、回転体1
2が所定の回転角以上に過剰回転してしまい、第
5図の状態において開閉翼片3,3が傾動しても
次の球で起立してしまうが如く開閉翼片3,3の
開閉動作の順序を著しく不完全にする。
[考案の効果] したがつて、本考案によれば、箱枠8の開放上
面10に球接触段部33を設けることによつて、
レバー作動体20に過大なけり上げ動作を生じさ
せる虞れが全くなくなり、回転体12を所定の回
転角づつ正確に回転させることができて開閉翼片
3,3の開閉動作を正確にできるなどの特有の効
果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は一部断面にして示す正面図、第3図
は一部断面にして示す裏面図、第4図は平面図、
第5図は開閉翼片が起立した状態の縦断側面図、
第6図は開閉翼片が傾動した状態の縦断側面図、
第7図は回転体の斜視図、第8図は制御片の斜視
図、第9図はレバー作動体の斜視図、第10図は
従来変動セーフ球受口器の縦断側面図である。 1……取付板、3,3……開閉翼片、8……箱
枠、10……開放上面、12……回転体、20…
…レバー作動体、33……球接触段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付板の前面に起立及び傾動自由な一対の開閉
    翼片を軸支し、取付板の裏面の箱枠内には前記開
    閉翼片間を通る球により回転して該開閉翼片の起
    立と傾動を制御する回転体と、箱枠の開放上面か
    ら内部へ流入する球により揺動して前記回転体の
    回転を生じさせるレバー作動体を設けてなるセー
    フ球受口器において、 前記箱枠の開放上面の一側壁の上縁内面に球接
    触段部を設けたことを特徴とするパチンコ機用変
    動セーフ球受口器。
JP7403687U 1987-05-18 1987-05-18 Expired - Lifetime JPH0517107Y2 (ja)

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JPS63184081U JPS63184081U (ja) 1988-11-28
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