JPH05170314A - 自動倉庫制御装置 - Google Patents

自動倉庫制御装置

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JPH05170314A
JPH05170314A JP33704491A JP33704491A JPH05170314A JP H05170314 A JPH05170314 A JP H05170314A JP 33704491 A JP33704491 A JP 33704491A JP 33704491 A JP33704491 A JP 33704491A JP H05170314 A JPH05170314 A JP H05170314A
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戸 重 信 城
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 品種毎のゾーン管理方式をとる自動倉庫シス
テムにおいて、ゾーン境界線を必要に応じて、フレキシ
ブルに移動する方式を適用し、倉庫保管棚の充填率を上
げ稼働率を向上させる。 【構成】 品種別ゾーン管理情報格納部11、ゾーン別
定義情報格納部14、在庫情報格納部13を有し入庫設
定装置1で入庫する品種を入力すると棚状態格納部12
の入庫状態から、始めに基準ゾーンの空棚を検索し、な
ければ隣接ゾーンの空棚を検索し、最後に混載ゾーンの
空棚を検索して入庫アドレスを決定しスタッカクレーン
に出力する。出庫の場合は出庫設定装置6で出庫する品
種を入力する。又検索の順序が入庫の場合の逆にして出
庫アドレスを決定する。ゾーン再編成設定装置16によ
り品種別基本ゾーンを再編成しゾーン別定義情報を更新
し、同時に対象ゾーン外データに基づき再編後の出庫ア
ドレスを決定し格納登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば産業用ロボット
などによる自動組立てラインにおける組立用部品を、一
次的に入庫収納し必要に応じて出庫排出する自動倉庫制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般例としての立体自動倉庫シス
テムにおいては、倉庫の各棚に一連の番号を付け棚番地
とし、先入れ先出しの原則等優先規則にしたがい入出庫
制御を行なっている。ところが、格納する物品の特質か
ら物品の在庫状況の目視検査又は棚卸し状況の確認を義
務づけられた自動倉庫システムについては、物品の品種
毎に、予め複数のゾーンに分割し、対象物が該当ゾーン
内に収納されるように入出庫制御を行なっている。ここ
で、具体的に従来技術を掲記して説明する。従来例1と
して図10に回路構成をブロック図で表す特開平1-2361
03号公報[発明の名称・倉庫管理装置]がある。部品品
種Kの入庫要求を行うCRT206 と出庫要求を行うCR
T213 とを設けて入庫部品Kを指定されたアドレスA
(K) の収納箱に入庫し、または指定されたアドレスの収
納箱から在庫部品Kを出庫する倉庫コントローラ202 を
備える。そして、入庫する部品Kの品種Kを入力してこ
の入力を処理して信号Kとして出力する入力部207 があ
り、倉庫を複数の管理ゾーンに分けた部品別管理データ
ファイルからのデータと先の入力部207 からの信号Kと
予め記憶されているゾーン管理データデータファイル21
8 からの情報に基づき各管理ゾーン単位に部品品種毎に
順次収納棚アドレスA(K) をアドレス決定部208 で行
い、ここで決定した入庫アドレスA(K) が与えられて送
受信手段を介して倉庫コントローラ202 へ部品品種Kの
入庫を指令する入庫指令部を有する。この部品品種Kの
入庫が完了すると、倉庫コントローラ202 から送受信手
段を介して、その入庫完了の情報が与えられ、入庫完了
の処理である在庫ファイル201 からの抹消更新と、空棚
ファイル211 への登録が入庫完了処理部212 でなされ
る。また、部品品種Kの出庫の場合は、CRT213 から
の出庫要求を受けてゾーン管理部214 [もっとも、この
ゾーン管理部214 はCRT213 から入庫不可、出庫不
可、入庫可、出庫可の各指示を入力している]を経て、
ゾーン管理データデータファイル218 を検索し、出庫可
である出庫部品品種Kを出庫アドレスA(K) を決定をす
る出庫アドレス決定部215 を介して、出庫指令部216 か
ら出庫指令を送受信手段を経て倉庫コントローラ202 に
与えて出庫動作を行い、かつ、在庫ファイル210 からの
在庫情報が先の出庫アドレス決定部215 からの指示で更
新しているのを確認し、空棚ファイル211 のファイルを
更新して出庫が完了することになる。
【0003】さらに、図11に回路構成をブロック図を
示す従来例2[発明の名称・自動倉庫制御装置]は、次
の通りである。倉庫棚群を入庫口の近くの入庫棚群と残
りの保管棚群とに区分し、前記入庫棚群と保管棚群との
各棚の在庫状態を在庫物品情報と共に記憶する在庫情報
記憶部310 と、入庫口に送り込れて来る物品を前記在庫
情報記憶部310 の情報を検索して、前記入庫棚群の空棚
に仮置きする先入れ制御部304 と、物品情報を特定して
出庫要求を入力する出庫要求入力部[入出庫要求受付部
301,入出庫要求受付バッファ302,要求読出し制御部303
]と、前記保管棚群の各棚に保管されている物品のう
ち前記出庫要求入力部301,302,303 が指定する物品を前
記在庫情報記憶部310 を検索してその保管棚から出庫口
まで取出す出庫制御部307 と、前記入庫棚群の各棚に仮
置きされている物品を入出庫処理の空時間を利用して保
管棚群の空棚へ移送する入庫制御部305 とを備えて成る
自動倉庫制御装置であり、そうして、入出庫処理の空時
間を利用して、前記保管棚群に保管されている物品につ
いて保管期限の近いものから順に出庫棚群の空棚に移送
する先出し制御部306 とを備えて成る自動倉庫制御装置
であり、さらには、前記先入れ制御部304 と前記先出し
制御部306 とを合わせ持つ自動倉庫制御装置であり、タ
イマ308,アラーム出力部309 保管期限オーバのアラーム
状態の検出手段である。なお、構成要素のブロック間を
結ぶ信号系統において、aは入出庫要求データ信号、
b,d,eは起動信号,c,hは通知/起動信号、fは
現在日付時刻データ信号、gはアラーム指令信号、iは
在庫データ信号をそれぞれ示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の一般
例の技術では任意の物品において、対象ゾーン外の棚が
空いているにもかかわらず対象ゾーン満載のため入庫不
可となり倉庫の格納率低下と言う問題点があった。ま
た、対象ゾーン満載時に他の空棚を持つゾーンヘ一時的
に格納する方式も近年試みられているが、本来のゾーン
管理の目的に反し、同一品種の物品が散在することにな
り、かえって問題点を大きくしていた。そして、従来例
1においては倉庫を独立して稼働させ得る複数のゾーン
に管理上分割し、入庫保管する部品を品種別に収納する
ゾーンを分散して割り当てることにより、独立して稼働
させ得る倉庫のゾーンの一部が故障等の理由で作動不能
となっても、他のゾーンへの部品、材料の入庫を可能と
する共に、他のゾーンから部品を出庫することを可能と
する手段であるが、ゾーンの分散割り当てによりその管
理運営に設備的にも時間的にもロスが大きい。さらに、
従来例2にあっては倉庫棚群を入庫口近くの入庫棚群と
出庫口近くの出庫棚群と残りの保管棚群とに区分し、在
庫情報から入庫口に送込まれてくる物品に対しては先入
れ制御で入庫空棚に漸次仮置きし、出庫要求に対しては
出庫棚群から該当する特定物品を出庫口まで取出してお
き、以後入出庫処理の空時間を利用して,仮置きの物品
を順次保管ないしは保管期限の近いものから順次出庫棚
群の近い空棚に移送する手段であるので、本発明の意図
するフレキシブルな入庫棚ゾーンを決めて保管収納ない
しは排出移送する手段とは異質な手段である。そこで、
本発明は、従来の一般例ないしは従来例1の問題点に鑑
みてなされたものであって、自動倉庫の適格なゾーン管
理を行ない、かつ設備および作業時間の効率的運用を図
ることを可能にした自動倉庫制御装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明の自動倉庫制御装置は、複数の入出庫口を
持つ立体倉庫と、外部指令により動作可能なスタッカク
レーン及びコンベア、台車ならびにその周辺機器を制御
可能な制御装置と、入出庫情報を入力する設定装置より
構成される自動倉庫システムにおいて、入庫する品種を
入力する入庫入力処理部と、入力された品種と複数のゾ
ーン別の境界線情報を管理するゾーン別定義情報格納部
と、品種別に指定ゾーンを定義された品種別ゾーン管理
情報格納部と、各棚の入庫状態を記憶する棚状態格納部
と、この棚状態格納部からフレキシブルにゾーン境界線
を変更しながら入庫アドレスを決定する入庫アドレス決
定部と、入庫アドレスを前記スタッカクレーンに出力す
る入庫指令部と、入庫完了処理を行う入庫完了処理部
と、出庫する品種を入力する出庫入力処理部と、入力さ
れた品種と前記ゾーン別定義情報格納部からの情報と前
記棚状態格納部からの情報とからフレキシブルにゾーン
境界線を変更しながら出庫アドレスを決定する出庫アド
レス決定部と、出庫アドレスを前記スタッカクレーンに
出力する出庫指令部と、出庫完了処理を行う出庫完了処
理部と、前記出庫完了処理部と前記入庫完了処理部と前
記ゾーン別定義情報格納部とからの在庫情報を導入し、
現在の在庫情報を前記入庫アドレス決定部へ与える在庫
情報格納部と、ゾーン再編成入力を行なうゾーン再編成
入力処理部と、対象ゾーン毎の入庫棚数を記憶するゾー
ン別入庫実績格納部と、そのゾーン別入庫実績格納部か
らゾーンの再割付を行なう基本ゾーン割付処理部と、新
規に割付けられたゾーン境界線情報を持つ前記ゾーン別
入庫実績格納部からゾーン外品種を決定し、再編後の出
庫アドレスを決定し、出庫アドレス格納部へ記憶する処
理を行なう再編後の出庫アドレス決定部とを備えて成る
自動倉庫制御装置である。
【0006】
【作用】本発明は上記手段により、品種毎のゾーン管理
方式をとる自動倉庫システムにおいて、フレキシブルに
ゾーン境界線を移動することにより、倉庫の充填率を上
げ、稼働率向上とともに、在庫状況の確認等の作業が効
率的かつスピーディに行なえる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図に示して詳
しく説明する。図9は本発明の一実施例が適用される部
品自動倉庫システムの構成図を示す。倉庫保管棚31は横
長の升目に区切られた棚群を形成し、例えば横に左から
右に向かって連を作り第1連,第2連,…第m連と並
び、縦には下から上に向かって第1段,第2段,…第n
段と並ぶ、横の第1連,第2連が第1のゾーン,以下第
3連,第4連,第5連が第2のゾーン,第6連,第7
連,第8連…が第3のゾーン,…などと定義している。
スタッカクレーン32は倉庫保管棚31の前部に敷設された
レールの上を左右に走行し、自身の高さ方向に上下し、
かつ棚群の前面から部品を出入れ動作を行える。入庫コ
ンベア34の回動により部品が右から搬入されて入庫ステ
ーション33に運ばれここでスタッカクレーン32による倉
庫保管棚31への入庫収納が行われる。また、スタッカク
レーン32によって出庫ステーション35まで要求された部
品が出庫排出され、出庫コンベア36を経て部品を必要と
する箇所に運ばれる。そして、迂回コンベア37は入庫収
納せずに直ちに排出される場合のルートであり、各設定
操作を行なう入庫設定装置1,出庫設定装置6,ゾーン
再編成設定装置16からの部品に対応する指示に従い、倉
庫保管棚31及びその他の倉庫設備をコントロールする倉
庫管理装置38から構成されている。
【0008】図1は、本発明の一実施例における倉庫管
理装置の回路構成を示すブロック線図である。入庫設定
装置1は倉庫保管棚31[図9に図示]へ入庫するための
特定の部品品種を入力する設定器であり、入庫設定装置
1からの指示に従い入庫するための部品品種の以後の演
算に適した信号処理が、入庫入力処理部2で行なわれ
る。入力された入庫したい部品品種の情報は、倉庫保管
棚31が持つ複数のゾーンの境界線情報はゾーン別定義情
報格納部14で管理され、品種別ゾーン管理情報格納部11
には部品品種別ゾーン管理情報[図2に図示]が格納さ
れており、棚状態格納部12は倉庫保管棚31の空棚などの
常に最新の棚状態情報が格納されており、また先の管理
されているゾーン別定義情報などが与えられ部品品種別
の常に最新の在庫情報は在庫情報格納部13に格納されて
おり、これら品種別ゾーン管理情報格納部11,棚状態格
納部12および在庫情報格納部13からの情報により、入庫
処理される部品品種の入庫アドレスを入庫アドレス決定
部3において決定する。入庫アドレス決定部3からの決
定された部品品種の入庫アドレスは、スタッカクレーン
32[図9に図示]への指令を行なう入庫指令部4へ与え
られ、入庫指令部4からの指令に従い、スタッカクレー
ン32は指定された倉庫保管棚31へ部品品種を入庫収納
し、その入庫完了と同時に入庫完了の信号処理を行なう
入庫完了処理部5へその情報が与えられ、この情報は入
庫完了処理部5から信号処理に適した信号に変換され
て、入庫完了処理に伴う入庫完了信号として棚状態格納
部12と、在庫情報格納部13と、ゾーン別定義情報格納部
14と、ゾーン別の入庫部品品種の実績を格納するゾーン
別入庫実績格納部15とのそれぞれの倉庫保管棚31におけ
る入庫部品品種の内部データが更新される。
【0009】特定の部品品種の出庫も同様にして行われ
る。すなわち、出庫設定装置6において設定された部品
品種の指示は、出庫入力処理装置部7で演算に適した信
号に変換されて、倉庫保管棚31に収納されている部品品
種の出庫アドレスを決定する出庫アドレス決定部8へ与
えられる。出庫アドレス決定部8では品種別ゾーン管理
情報格納部11,棚状態格納部12およびゾーン別定義情報
格納部14からの情報に対応して、出庫処理される部品品
種の出庫アドレスを出庫アドレス決定部8において決定
する。決定された部品品種の出庫アドレスは、スタッカ
クレーン32[図9に図示]への指令を行なう出庫指令部
9へ与えられ、出庫指令部9からの指令に従い、スタッ
カクレーン32は指定された倉庫保管棚31からの部品品種
を出庫排出し、その出庫完了と同時に出庫完了の信号処
理を行なう入庫完了処理部10へその情報が与えられ、こ
の情報は出庫完了処理部10から信号処理に適した信号に
変換されて、出庫完了処理に伴う出庫完了信号として棚
状態格納部12と、在庫情報格納部13と、ゾーン別定義情
報格納部14と、ゾーン別入庫実績格納部15とのそれぞれ
の倉庫保管棚31における入庫部品品種の内部データが更
新つまり空棚に変更される。また、ゾーン再編成設定装
置16からのゾーンを再編成する起動要求により、その情
報がゾーン再編成入力処理部17に通知され、通知された
情報はゾーン再編成入力処理部17において以後の演算に
適した信号に変換され、基本ゾーン割付処理部18におい
てゾーン別入庫実績格納部15より予め与えれている基本
ゾーン割付情報が、新たに入力したゾーン再編成情報に
よりよって再割付けを行ない、ゾーン別定義情報格納部
14の更新を行なうと同時に、対象ゾーン外データに基づ
き再編後の出庫アドレス決定部19により、ゾーン再編成
後の出庫アドレスが決定され、出庫アドレス格納部20に
格納され、かつ出庫アドレス決定部8に登録される。
【0010】図2は品種とゾーンNoの対応を示す品種別
ゾーン管理格納部11の構成説明図である。倉庫保管棚31
[図9に図示]の正面部分図としての図5に表すような
部品を収納する棚の横並びを、前述のとおり連と称呼す
るが、その連のいくつかをゾーンNo.で示しており、部
品品種A1 は連6,7,8…のゾーンNo.3に入庫収納
し、部品品種A2 はゾーンNo.2に入庫収納しており、
以下同様である。図3はゾーン別の境界線情報を表わす
ゾーン別定義情報格納部14の構成説明図である。ゾーン
mにおいて、基準の範囲としては第1段は最小の棚の数
は5個であり最大は25個、第2段,第3段についても
同様であるが、ゾーン再編成設定装置16からのゾーンを
再編成する起動要求により、基本ゾーン割付情報が、新
たに入力したゾーン再編成情報によりよって再割付け更
新を行ない、登録された更新の範囲として、例えば第1
段と第2段は変更がないけれども第3段は最大が26個
に変更されている。図4はゾーン別の入庫棚数を表わす
入庫実績格納部15の構成説明図であり、現在の入庫状態
を表しており、ゾーンNo. 1では部品が入庫している棚
数はゾーン内に30個あり、ゾーン外たとえばゾーンN
o. 2およびゾーンNo. 3などに棚数5個あるというこ
とを意味しており、ゾーンNo. 2はゾーン内棚数48個
のみとうことである。さらに、図5はこの一実施例にお
けるゾーン境界線の例示的説明図であり、ゾーンNo. 1
では部品が入庫する棚数が超過するので、ゾーン外たと
えばゾーンNo. 2の第3連・第4段の空棚にゾーンNo.
1に入庫収納する品種A8 を入庫収納した状態図であ
り、このように部品品種別ゾーンの枠組みをフレキシブ
ルに更新している。
【0011】次に、入出庫及びゾーン再編成におけるア
ドレス決定方法を説明する。図6は、入庫アドレス決定
部3の処理ステップの流れ図を示し、詳細は次のとおり
である。入庫アドレスの決定がスタートすると、ステッ
プ101 にて入力された品種Ak により、品種別ゾーン管
理情報格納部11より対象ゾーンNo.nを検索を行ない、
次いでステップ102 において検索された対象ゾーンNo.
nにより、ゾーン別定義情報格納部14に格納されている
ゾーン別定義ファイル[図3に図示]と棚状態格納部12
に格納されている棚状態ファイル[例えば図5に図示]
とにより、対象ゾーン内の空棚を検索する。それから、
ステップ103 へ進み、空棚が存在していれば(Yes)入庫
アドレスとしてステップ109 へ行き、空棚がなければ(N
o)ステップ104 へ行く。空棚がないときのステップ104
では隣接ゾーンの空棚を自ゾーンに近い方向(つまりゾ
ーン境界線に近い方向)より検索し、ステップ105 にお
いて空棚が存在していれば(Yes)入庫アドレスとしてス
テップ107 へ行き、空棚がなければ(No)ステップ106 へ
行く。ステップ106 では品種の混載ゾーン内の空棚を検
索し、ステップ108 へ進み、ステップ108 では空棚が存
在しておれば(Yes)入庫アドレスとしてステップ109 へ
行くが、もし空棚がなければ(No)倉庫満載として入庫不
可として終了[ステップ108E]となり、先のステップ10
5 での判断で空棚が有り(Yes) ステップ107 へ進んだと
きは、そのステップ107 にて検索された入庫アドレスを
基に、品種別ゾーン管理格納部11の自ゾーン及び隣接ゾ
ーン更新(連)範囲情報[図2に図示]を更新し、ステ
ップ109 へ行く。ステップ109 においては、決定された
入庫アドレスをスタッカクレーン32へ出力し、入庫アド
レスの決定は終了する[ステップ109E]。
【0012】図7は出庫アドレス決定部8の処理ステッ
プを説明するフローチャートを表し、その詳細は以下の
通りである。出庫アドレスの決定がスタートすると、ス
テップ111 において入力された品種Ak により品種混載
ゾーン内の対象棚を検索し、ステップ112 へ進みステッ
プ112 では該当の棚が存在していれば(Yes)、出庫アド
レスとしてステップ118 へ行くが、該当の棚が存在して
いなければ(No)ステップ113 へ行く。ステップ113 では
品種Ak により品種別ゾーン管理格納部11から自ゾーン
No.[図2に図示]を検索し、前記自ゾーンNo.により
ゾーン別定義情報格納部14から自ゾーンのゾーン別定義
情報[図3に図示]を抽出し、基準(連)範囲と更新
(連)範囲の差異の大きな更新(連)範囲の棚アドレス
方向から更新された範囲内のみ対象となる棚を検索し
て、ステップ114 へ進む。ステップ114 では該当の棚が
存在していれば(Yes) 、出庫アドレスとしてステップ11
6 へ行き、該当の棚がなければ(No)ステップ115 へ行
く。ステップ115 では前記自ゾーンのゾーン別定義情報
[図3に図示]から、基準(連)範囲内の対象となる棚
を検索した後、ステップ117 において該当の棚が存在し
ていれば(Yes) 、出庫アドレスとしステップ118 へ進
み、該当の棚がなければ(No)対象棚なしとして出庫不可
として終了する[ステップ117E]。先のステップ114 で
の判断(Yes) によりステップ116 へ進むと、このステッ
プ116 にて検索された出庫アドレスを基に品種別ゾーン
管理格納部11の自ゾーン及び隣接ゾーンの更新(連)範
囲[図2に図示]を更新する。先のステップ112 ,ステ
ップ116 及びステップ117 からの該当棚有の流れに従っ
て、ステップ118 にて出庫アドレスをスタカクレーンヘ
出力して出庫アドレスの決定が終了する[ステップ118
E]。
【0013】図8は、基本ゾーン割付処理部18の処理ス
テップの流れ図を示し、詳細は次の通りである。基本ゾ
ーン割付処理がスタートすると、ステップ121 にてゾー
ン別入庫実績格納部15に記憶されているゾーン別入庫量
[図4に図示]により、各ゾーンの基準(連)範囲の均
等割付[つまり、一棚一物品収納とた場合の部品の数量
に比例させた棚数のゾーン数を割り当てる]を行ない、
そしてステップ122 において前述(ステップ121 )の手
段により各ゾーンの基準(連)範囲の更新を行って、ス
テップ123 へ進む。ステップ123 では、前記(ステップ
121 )により決定された基準(連)範囲情報と在庫情報
格納部13に記憶されている在庫情報により、ゾーン外品
種棚を検索し、ステップ124 へ行き、ステップ124 では
対象棚が存在していれば(Yes) ステップ125 へ進み、対
象棚がなければ(No)基本ゾーン割付処理は終了(ステッ
プ124 E)するが、ステップ125 へ進む(Yes) と検索され
た棚アドレスを出庫アドレス決定部8へ記憶し、ステッ
プ123 へ戻り、再び基準(連)範囲情報と在庫情報によ
り、ゾーン外品種棚を検索し、対象棚がなくなる(No)ま
でこのルーチンを繰返し基本ゾーン割付処理は終了する
(ステップ124 E)。
【0014】以上の流れ図による演算の一例としての倉
庫内の品種の入庫状況とゾーン境界線の態様図を、図5
に表す。縦方向に倉庫内の棚の段を示し横方向に棚の連
を表している。一方の品種を収納するゾーンである第1
連と第2連の棚は第1段から第6段まで全ての棚に品種
A8 とA9 が収納されており、他方の品種を収納するゾ
ーンである第3連から第5連までの棚は品種A2 が収納
されている。この状態において、品種A8 の入庫が必要
となったときに、これまでの説明に基づき第3連第4段
に品種A8 の入庫がスタッカクレーンにて行なわれる。
第6連以下のゾーンにおいては品種A1 とA3 などが収
納されているが、これらの各連の空棚に関しても同様に
逐次演算結果により他の品種が収納され得る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、品
種毎のゾーン管理方式をとる自動倉庫システムにおい
て、フレキシブルにゾーン境界線を移動することによ
り、倉庫保管棚の充填率を上げることによる稼働率を向
上させるとともに、在庫状況の確認等の作業が効率的に
行え、品種別部品の入出庫が速やかに行えるという顕著
な効果を奏することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における倉庫管理装置の回路
構成を示すブロック線図。
【図2】本発明の一実施例における品種とゾーンNoの対
応を示す品種別ゾーン管理格納部11の構成説明図。
【図3】本発明の一実施例におけるゾーン別の境界線情
報を表わすゾーン別定義情報格納部14の構成説明図。
【図4】本発明の一実施例におけるゾーン別の入庫棚数
を表わす入庫実績格納部15の構成説明図。
【図5】本発明の一実施例におけるゾーン境界線の一態
様図。
【図6】本発明の一実施例における入庫アドレス決定部
のフローチャート。
【図7】本発明の一実施例における出庫アドレス決定部
のフローチャート。
【図8】本発明の一実施例における基本ゾーン割付処理
部の処理フローチャート。
【図9】本発明の一実施例におけるシステムの回路構成
を示すブロック図。
【図10】従来例1の回路構成を表わすブロック図。
【図11】従来例2の回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 入庫設定装置 2 入庫入力処理部 3 入庫アドレス決定部 4 入庫指令部 5 入庫完了処理部 6 出庫設定装置 7 出庫入力処理装置部 8 出庫アドレス決定部 9 出庫指令部 10 出庫完了処理部 11 品種別ゾーン管理情報格納部 12 棚状態格納部 13 在庫情報格納部 14 ゾーン別定義情報格納部 15 ゾーン別入庫実績格納部 16 ゾーン再編成設定装置 17 ゾーン再編成入力処理部 18 基本ゾーン割付処理部 19 再編後の出庫アドレス決定部 20 出庫アドレス格納部 31 倉庫保管棚 32 スタッカクレーン 33 入庫ステーション 34 入庫コンベア 35 出庫ステーション 36 出庫コンベア 37 迂回コンベア 38 倉庫管理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入出庫口を持つ立体倉庫と、外部指
    令により動作可能なスタッカクレーンならびにその周辺
    機器を制御可能な制御装置と、入出庫情報を入力する設
    定装置より構成される自動倉庫システムにおいて、 入力されている品種と複数のゾーン別の境界線情報を管
    理するゾーン別定義情報を格納しておき、品種別に指定
    ゾーンを定義された品種別ゾーン管理情報を格納すると
    ともに、各棚の入庫状態を記憶しておく手段と、 入庫する品種を入力し、先の記憶されている各棚の入庫
    状態から、始めに基準ゾーンの空棚を検索し、なければ
    隣接するゾーンの空棚を検索し、最後に混載ゾーンの空
    棚を検索してフレキシブルにゾーン境界線を変更しなが
    ら入庫アドレスを決定し、入庫アドレスを前記スタッカ
    クレーンに出力し、入庫完了処理を行う手段と、 出庫する品種を入力し、先の記憶されている各棚の入庫
    状態から、始めに隣接するゾーンの空棚を検索し、なけ
    れば隣接するゾーンの空棚を検索し、最後に基準ゾーン
    の空棚を検索してフレキシブルにゾーン境界線を変更し
    ながら出庫アドレスを決定し、出庫アドレスを前記スタ
    ッカクレーンに出力し、出庫完了処理を行う手段と、 入庫完了および出庫完了のたびに各棚の入庫状態の記憶
    を更新する手段と、 品種別基本ゾーンを再編成して設定してゾーン別定義情
    報の更新を行なうと同時に、対象ゾーン外データに基づ
    き再編後の出庫アドレスを決定し、この決定した出庫ア
    ドレスを格納登録する手段をそれぞれ備えて成ることを
    特徴とする自動倉庫制御装置。
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