JPH0517029U - 通路側方の雪留め及び巻き垂れ防止構造 - Google Patents

通路側方の雪留め及び巻き垂れ防止構造

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JPH0517029U
JPH0517029U JP7334591U JP7334591U JPH0517029U JP H0517029 U JPH0517029 U JP H0517029U JP 7334591 U JP7334591 U JP 7334591U JP 7334591 U JP7334591 U JP 7334591U JP H0517029 U JPH0517029 U JP H0517029U
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孝 山川
保人 杉村
忠男 中込
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多雪地におけるアプローチ等の通路の側方に
高い段部が形成されている場合において、前記段部の側
縁部に積雪層の巻き垂れが発生するといった事態を回避
すると共に、前記段部の上面から一挙に大量の落雪が生
じるといった事態を回避し、通路を行き来する通行人に
対する安全性の向上を図る。 【構成】 通路1の側方に存する高い段部2の側縁部2
aに防止柵3を取付ける。防止柵3としては、立設支柱
4,4間に複数本のワイヤー5…5を横方向に張り渡し
たもの、又は立設支柱4,4間に網状体6を張り渡した
もの、若しくは立設支柱4,4間に上下に間隔を開けて
一対の横架部材7,7を横方向に架設し且つこの一対の
横架部材7,7間に複数本の連結部材8…8を縦方向に
張り渡したものを使用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通路側方の雪留め及び巻き垂れ防止構造に係り、詳しくは、住宅地 におけるアプローチ等の通路の側方に高い段部が形成されている場所に対する雪 留め及び巻き垂れ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、住宅地計画等においては、住宅路から各戸の玄関や台所等に至 る取付通路であるアプローチが設置されることがあるが、このようなアプローチ 等の通路の側方には該通路よりも高い段部が形成される場合がある。このように 通路の側方に高い段部が形成されていると、多雪地においては、気温、湿度、日 射、風速などの環境の別異に応じて、前記段部に形成される積雪層に関して種々 の現象が生じる。その一例として、所謂巻き垂れと称せられる現象が生じること があり、この巻き垂れは、図6に示すように、通路Aの側方に存する段部Bの上 面に形成された積雪層Cが、段部Bの側縁部B1で切断落下することなくその先 端に発生したつららC1を伴って、内側に巻き込まれるように曲成される現象で ある。また、他の例として、前記段部の上面に形成される積雪層が極めて高く盛 り上がり、風などの影響を受けて一挙大量に落雪するといった現象も生じること がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように通路側方の段部に巻き垂れが発生したり或いは段部か ら大量落雪が生じる場合には、通路を行き来している通行人がその下敷きになる 等の弊害を招くこととなる。このため、前記巻き垂れや大量落雪の発生を未然に 防止することは、多雪地における雪害を回避する上で必須不可欠なものとなるの であるが、このような事態を回避するには面倒且つ煩雑な除雪作業を必要とし、 多大な労働力や費用等を要するという問題点がある。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、アプローチ等の通路の側方に 高い段部が形成されている場合における当該段部に発生する巻き垂れや当該段部 の上面からの大量落雪を簡単な構成により確実に防止し、もって通行時における 安全性の向上を図ることを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を達成するための具体的手段とするところは、通路の側方に該 通路よりも高い段部を有する構成において、前記段部の側縁部に防止柵を取付け たところにある。 前記防止柵としては、立設支柱間に複数本の張架条体を上下に間隔を開けて横 方向に張り渡したものを用いてもよく、また立設支柱間に網状体を張り渡したも のを用いてもよく、更には立設支柱間に上下に間隔を開けて少なくとも一対の横 架部材を横方向に架設し且つ一対の横架部材間に複数本の連結部材を縦方向に張 り渡したものを用いてもよい。
【0006】
【作用】
上記手段によると、通路側方に存する高い段部の上面に積雪層が形成された場 合には、この積雪層が極めて高く盛り上がった状態となっても、段部の側縁部に 取付けられた防止柵の作用により積雪層が塞き止められ、風などの影響を受けて も一挙大量に落雪するといった事態は生じなくなる。また、前記段部の上面に形 成された積雪層が水平方向に成長して該段部の側縁部より外方にせり出しても、 このせり出し部分は防止柵により切断されて早期に落下する。つまり、例えば防 止柵が横方向に延びる複数本の張架条体である場合には、この張架条体より外方 にせり出した積雪層のせり出し部分の自重により、張架条体の配設面に剪断力が 生じ、これに起因してせり出し部分が早期に切断落下するのである。また、前記 張架条体は、日射や気温の影響を受けて暖められるものであるため、張架条体と 積雪層との接触部分には融雪が生じ、これによりせり出し部分の早期切断が助長 される。このような現象は、防止柵が網状体である場合や縦方向に延びる複数本 の連結部材である場合にも同様にして生じるものである。従って、積雪層の巻き 垂れは、その発生初期段階において消失することとなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る通路側方の雪留め及び巻き垂れ防止構造の実施例を図面に 基づいて説明する。 図1は、本考案の第1実施例を示すもので、外階段1aを有する通路1の側方 には、該通路1よりも高い段部2が形成されており、該段部2の側縁部2aに沿 って防止柵3が取付けられている。防止柵3は、段部2の側縁部2aに固設され た立設支柱4…4と、これらの立設支柱4…4に亘って張り渡された複数本のワ イヤー(張架条体)5…5とから構成されており、この複数本のワイヤー5…5 は、上下方向に対して所定のピッチで配設され且つ横方向に延びるように張り渡 されている。
【0008】 以上のような構成によれば、段部2の上面に積雪層が形成された場合には、こ の積雪層が高く盛り上がった状態となっても防止柵3により塞き止められると共 に、この積雪層が風などの影響を受けても防止柵3の作用により一挙大量の落雪 が阻止される。 また、図2に示すように、段部2の上面に形成された積雪層Xは、自重による 影響や風の影響などを受けて水平方向に成長し、防止柵3のワイヤー5…5より 僅かに外方にせり出すことになるが、この場合、ワイヤー5…5の配設位置であ る仮想線Zで示す部分には、積雪層Xのせり出し部分X1の自重により剪断力が 生じ、これに起因してせり出し部分X1が図3に示すように下方に落下する。こ れは、積雪層Xの特性が剪断力に対して充分な強度を有していないという理由に よるものであって、主として雪が柔かく而も脆いという特性を有していることに よるものである。また、前記ワイヤー5…5は、日射や気温の影響を受けて暖め られるものであるため、ワイヤー5…5と積雪層Xとの接触部分には融雪が生じ 、これによりせり出し部分X1の早期切断が助長される。従って、積雪層Xがワ イヤー5…5より外方に向かって成長しようとしても、この成長には限界があり 、僅かなせり出し部分X1が生成された時点で、ワイヤー5…5の切断作用によ りせり出し部分X1が落下し、既述の図6に示すような巻き垂れの発生に至るま で成長することはない。
【0009】 尚、前記防止柵3の構成要素であるワイヤー5としては、単なる金属線や樹脂 線或いはガラス繊維線等を使用するに限らず、電熱線等を使用して積雪層Xを加 熱切断或いは融雪するようにしてもよく、またワイヤー5に振動を与える手段を 付加して積雪層Xのせり出し部分X1をより早期に切断落下させるようにしても よい。
【0010】 図4は、本考案の第2実施例を示すもので、上記と同様にして通路1の側方に 高い段部2を有する構成において、該段部2の側縁部2aに沿って配設される防 止柵3として、立設支柱4…4に亘って網状体6を張り渡してなるものを使用し たものである。この網状体6を有する防止柵3は、上記ワイヤー5…5を有する ものよりも、積雪層Xに対する塞き止め効果が大きいばかりでなく、せり出し部 分X1の成長をより早期に消失できるものである。従って、この第2実施例によ る場合にも、段部2上面からの一挙大量の落雪が生じなくなり、且つ巻き垂れの 発生も確実に防止できることとなる。
【0011】 図5は、本考案の第3実施例を示すもので、この場合にも上記二例と同様にし て通路1の側方に高い段部2を有する構成において、該段部2の側縁部2aに沿 って配設される防止柵3として、立設支柱4…4に上下に間隔を開けて一対の横 架部材7,7を架設し且つこの一対の横架部材7,7間に縦方向に延びる複数本 の連結部材8…8を張り渡してなるものを使用したものである。このような構成 の防止柵3は、積雪層Xのせり出し部分X1の成長を早期に消失させるという点 においては上記二例よりも劣るものであるが、防止柵3が頑丈であるために長期 使用に耐え得るという利点を有している。
【0012】 尚、以上の実施例は、住宅路から各戸の出入口に至る取付通路であるアプロー チに本考案を適用したものであるが、これ以外の通路であっても、その側方に高 い段部が形成されている場所であれば、同様にして本考案を適用できるものであ ることは言うまでもない。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、通路側方に存する高い段部の側縁部に防止柵を 設置したから、前記段部の上面に形成される積雪層は防止柵の作用により塞き止 められ、一挙に大量の雪が通路に落下するといった事態は生じなくなると共に、 積雪層が防止柵より外方にせり出しても該防止柵の切断作用によりせり出し部分 が早期に落下し、巻き垂れの発生に至るといった事態は回避される。これにより 、通行人が巻き垂れ部分の落下や一挙大量の落雪に遭遇してその下敷になるとい った人身事故等の発生が未然に防止されることとなる。また、構成が簡素である からコストの低減が図られ、且つ取り付け及び取り外し作業が容易化されると共 に、雪かき作業の軽減をも図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す要部斜視図である。
【図2】上記第1実施例の作用を示す要部縦断正面図で
ある。
【図3】上記第1実施例の作用を示す要部縦断正面図で
ある。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部斜視図である。
【図5】本考案の第3実施例を示す要部斜視図である。
【図6】従来の問題点を示す要部縦断正面図である。
【符号の説明】
1 通路 2 段部 2a 段部の側縁部 3 防止柵 4 立設支柱 5 張架条体(ワイヤー) 6 網状体 7 横架部材 8 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中込 忠男 長野県長野市花咲町1237

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路の側方に該通路よりも高い段部を有
    する構成において、前記段部の側縁部に防止柵を取付け
    たことを特徴とする通路側方の雪留め及び巻き垂れ防止
    構造。
  2. 【請求項2】 防止柵が、立設支柱間に複数本の張架条
    体を上下に間隔を開けて構方向に張り渡したものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の通路側方の雪留め及
    び巻き垂れ防止構造。
  3. 【請求項3】 防止柵が、立設支柱間に網状体を張り渡
    したものであることを特徴とする請求項1に記載の通路
    側方の雪留め及び巻き垂れ防止構造。
  4. 【請求項4】 防止柵が、立設支柱間に上下に間隔を開
    けて少なくとも一対の横架部材を横方向に架設し且つ一
    対の横架部材間に複数本の連結部材を縦方向に張り渡し
    たものであることを特徴とする請求項1に記載の通路側
    方の雪留め及び巻き垂れ防止構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013234439A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Techno Aizu Co Ltd 落雪システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515420U (ja) * 1974-06-28 1976-01-16
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JPH0312925U (ja) * 1989-06-12 1991-02-08

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