JPH05169559A - 成形ホースの製造方法及び装置 - Google Patents

成形ホースの製造方法及び装置

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JPH05169559A
JPH05169559A JP3345583A JP34558391A JPH05169559A JP H05169559 A JPH05169559 A JP H05169559A JP 3345583 A JP3345583 A JP 3345583A JP 34558391 A JP34558391 A JP 34558391A JP H05169559 A JPH05169559 A JP H05169559A
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JP
Japan
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hose
hose body
tube layer
molded
layer
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Application number
JP3345583A
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English (en)
Inventor
Hisao Taira
久雄 平
Minoru Muranaka
稔 村中
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05169559A publication Critical patent/JPH05169559A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の曲がり形状を有する樹脂複合ゴムホー
スの製造工程を短縮すると共に,その生産性を高めるこ
とが出来、また、最内層の樹脂層に皺が発生することを
有効に防止した成形ホースの製造方法及び装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 樹脂チューブ層3の外側にゴムチューブ層4
を施し、その外側に補強層5を介してカバーゴム層6を
積層した加硫済みの長尺直管状ホースを成形し、この長
尺直管状ホースを定尺に切断した複数のホース本体1を
順次予熱した後、この各ホース本体1を着脱領域Sに位
置する型ベース部41bの型付け治具42に順次型付け
すると同時にホース本体1の樹脂チューブ層3内を密封
加圧し、型ベース部41bを回転させて、ホース本体1
を加熱領域Hと冷却領域Cとに順次搬送し、樹脂チュー
ブ層3内の圧力を調整しながら、加熱した後冷却し、冷
却終了した成形ホース1Aを着脱領域Sにおいて順次脱
型すると共に圧力を除去し、成形ホース1Aを連続して
製造することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は最内層に樹脂層を備え
た曲がり形状の成形ホースの製造方法及び装置に係わ
り、更に詳しくは、自動車の空調装置等に使用される冷
媒用の樹脂複合ゴムホースの生産性の向上を図ると共
に、最内層の樹脂層に皺が発生することを有効に防止す
ることが出来る成形ホースの製造方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3ー199033号
公報に記載されているような曲がりホースの製造方法が
公知である。この曲がりホースの製造方法は、マンドレ
ルを使用せずに、加硫又は半加硫された内面ゴム層の外
側に補強層を介して、熱可塑性の樹脂層が被覆された未
加硫の外面ゴム層を積層して成る管状長尺体を、端から
曲げ加工し、曲げ加工した部分を順次切断し、この曲げ
切断片を1本毎型枠に装着して内面ゴム層内を密封加圧
した後加硫成形し、この曲げ切断片を型枠から取り出し
て冷凍し、冷凍された曲げ切断片から樹脂層を剥離し
て、曲がりホースを製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、上述した曲
がりホースの製造方法にあっては、外面ゴム層に樹脂層
を被覆及び剥離する工程を有し、副資材を要して製造工
程が煩雑になると共に、定尺切断片のホースを型枠に挿
入して型付けし、加硫缶を使用してバッチ生産を行うた
め、生産性が悪いと言う問題があった。
【0004】また、最内層に樹脂層を有する樹脂複合ゴ
ムホースを成形する場合には、上述した曲がりホースの
製造方法を用いると、その樹脂層に皺が発生し、製品の
品質が著しく低下すると言う問題があった。この発明は
かかる従来の課題に着目して案出されたもので、所定の
曲がり形状を有する樹脂複合ゴムホースの製造工程を短
縮すると共に,その生産性を高めることが出来、また、
最内層の樹脂層に皺が発生することを有効に防止した成
形ホースの製造方法及び装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【発明を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、最内層に配置された樹脂チューブ層の外側
にゴムチューブ層を施し、その外側に補強層を介してカ
バーゴム層を積層した加硫済みの長尺直管状ホースを成
形し、この長尺直管状ホースを定尺のホース本体に切断
し、この切断された複数のホース本体を順次予熱した
後、この各ホース本体をホース本体の着脱領域に位置す
る型ベース部に設けられた複数の型付け治具に順次所定
の曲がり形状に型付けすると同時にホース本体の樹脂チ
ューブ層内を密封加圧し、前記型ベース部を回転させ
て、型付け加圧されたホース本体を加熱領域と冷却領域
とに順次搬送し、ホース本体の樹脂チューブ層内の圧力
を調整しながら、所定の温度まで加熱した後冷却し、冷
却終了した成形ホースを着脱領域において順次脱型する
と共に圧力を除去し、所定の曲がり形状の成形ホースを
連続して製造することを要旨とするものである。
【0006】また、回転駆動機構の中心軸を支点として
水平方向に回転可能な略円盤状に形成された型ベース部
材を設置し、前記型ベース部材の表面周縁部に、ホース
本体を所定の曲がり形状に型付け可能な複数の型付け治
具を所定の間隔を隔てて設け、前記型付け治具に対応し
て、ホース本体の一端を密封してクランプ可能な栓付ク
ランプ部材と、ホース本体の他端から所定の圧力エアー
を供給する加圧手段を設置し、前記型ベース部材の周囲
に、成形前のホース本体をセットすると共に、成形後の
成形ホースを取り外す着脱領域と、型付け治具にセット
されたホース本体を所定の温度まで加熱する加熱手段を
備えた加熱領域と、加熱手段で加熱されたホース本体を
冷却する冷却手段を備えた冷却領域とを配設したことを
要旨とするものである。
【0007】
【作用】この発明は上記のように構成され、型付けされ
たホース本体をロータリー方式で成形するため、着脱領
域において、回転する型ベース部材に設けられた型ベー
ス部の複数の型付け治具にホース本体を順次型付けする
と共に成形ホースを脱型することが出来るので、所定の
曲がり形状を有する樹脂複合ゴムホースを連続して生産
することが出来、成形ホースの生産性の向上を図ること
が出来る。
【0008】また、ホース本体を加硫済みとして、加熱
する前から樹脂チューブ層内を加圧し、所定の曲がり形
状に型付けして、ホース本体が脱型工程を終了するまで
樹脂チューブ層内を常時一定圧力に加圧するため、最内
層の樹脂層に皺が発生することを有効に防止して、所定
の曲がり形状を有する樹脂複合ゴムホース(成形ホー
ス)の品質向上を図ることが出来る。また、離型剤等を
使用しないため洗浄を要さず、曲げ加工時にマンドレル
や外周被覆等の副資材を不要として、製造工程を短縮化
することが出来る。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1及び図2は、この発明の所定の曲がり
形状を有する成形ホースの製造装置を説明するための概
略断面図、及び概略平面図で、10はこの成形ホースの
製造装置である。
【0010】この装置10は、回転駆動機構20と、ホ
ース本体1を型付けする型付け部40と、型付けされた
ホース本体1を加圧する加圧手段50と、ホース本体1
を着脱する着脱領域Sと、型付け加圧されたホース本体
1を加熱する加熱手段60を備えた加熱領域Hと、加熱
されたホース本体1を冷却する冷却手段70を備えた冷
却領域Cとを有している。
【0011】前記ホース本体1は、加硫済みであり、図
3に示すように、最内層の樹脂チューブ層3上にゴムチ
ューブ層4が積層され、その外側に、補強層5を介して
カバーゴム層6が施された構成となっている。前記回転
駆動機構20は、第1機構21と第2機構31とからな
り、第1機構21は、ベース11に立設された上下の支
持フレーム22a、22bに、軸受23a、23bを介
して中心軸24が回転自在に軸支されている。またこの
中心軸24には、歯車25が固設され、ベース11に設
けられたモーター等の駆動源26に設けられた歯車27
と噛合している。
【0012】そして中心軸24の上端には、前記型付け
部40の型ベース部材41が中心軸24と共に回転自在
に固定されている。この型ベース部材41は、略円盤状
をなし、前記中心軸24に固定されたフレーム部41a
と、その表面外縁部に沿ってリング状に形成された型ベ
ース部41bとからなり、この型ベース部41bには、
ホース本体1を所定の曲がり形状に型付けするための型
付け治具42が、所定の間隔を隔てて複数取り付けられ
ている。
【0013】前記型付け治具42は、同じ曲げ形状の成
形ホースを複数製造する場合には、同じ曲げ形状を有す
る型付け治具が用いられ、異なる曲げ形状の成形ホース
を複数種類製造する場合には、異なる曲げ形状を有する
型付け治具が使用される。またこの型ベース部41bに
は、各型付け治具42に対応して、装着されるホース本
体1の一端を密封してクランプする栓付きクランプ部材
43が設けられている。
【0014】そして、前記回転駆動機構20の第2機構
31が前記型付け部40の下側に設けられ、型ベース部
材41の型ベース部41bの下面に、この型ベース部4
1bを支持する支持フレーム32が所定の間隔を隔てて
複数固定されている。またこの支持フレーム32の下端
には、回転自在に軸支された車輪33aを備えた車輪部
33が設けられ、この車輪33aが前記型ベース部材4
1の型ベース部41bに沿ってベース11に敷設された
ガイドレール34に回転摺動自在に係合している。
【0015】前記加圧手段50は、樹脂チューブ層3内
の圧力調整が可能な調圧器51と、ホース本体1の樹脂
チューブ層3内を所定の圧力まで加圧可能な加圧源52
とを備えている。この調圧器51と加圧源52は、ロー
タリージョイント53を介して接続された供給主管54
aと分配管54bとからなる接続管54を介して、型付
け部40の型ベース部41bに、各型付け治具42に対
応して装着されたホース本体1に圧力エアーを自動的に
供給可能な自動栓55に接続されている。
【0016】そして前記着脱領域Sと加熱領域Hと冷却
領域Cとが、図2に示すように、前記型ベース部材41
の周囲に配設されている。着脱領域Sは、成形前のホー
ス本体1を型付け治具42に装着すると共に、成形後の
成形ホース1Aを脱型する領域である。加熱領域Hは、
前記着脱領域Sの型ベース部材41の回転方向に隣接し
て配設され、加熱手段60が設置されている。この加熱
手段60は、型付けされたホース本体1の樹脂チューブ
層3の樹脂を軟化点まで加熱可能な熱風発生機等の加熱
源61を備え、この加熱源61が熱風を供給するダクト
62を介して、ホース本体1を加熱する加熱部63のホ
ース本体1の送り出し側に接続されている。また、加熱
部63のホース本体1の入り口側から、供給された熱風
を再び加熱源61に戻すダクト64が設けられている。
【0017】そして冷却領域Cは、加熱領域Hの型ベー
ス部材41の回転方向に隣接して配設され、冷却手段7
0が設置されている。この冷却手段70は、加熱された
ホース本体1を冷却する冷却水を供給する冷却水供給源
71を備え、この冷却水供給源71は供給管72を介し
て、ホース本体1の冷却部73に設けられた冷却水を放
出する放出口74を備えた放出管75に接続されてい
る。
【0018】次に、上記構成よりなる装置10を用い
て、成形ホースの製造方法を説明する。まず前記ホース
本体1の成形は、従来同様の方法により行えばよく、例
えば、最内層の樹脂チューブ層3が施されたゴムまたは
樹脂からなる可とう性のマンドレルをゴムチューブ層押
出機に供給しながら、樹脂チューブ層3の外側にゴムチ
ューブ層4を連続して押出し積層する。
【0019】そして、このゴムチューブ層4の外周面
に、編組機でブレードまたはスパイラル状等に補強糸ま
たはワイヤーを編組して補強層5を形成し、この補強層
5の外側にカバーゴム層押出機でカバーゴム層6を連続
して押出し積層して、未加硫状態の直管長尺状の素管ホ
ースを形成する。続いて、この素管ホースをオーブンに
いれて温度略160℃で40分〜60分加硫成形して、
マンドレルを除去し、加硫済みの長尺直管状ホースを成
形した後、一定寸法に切断して複数のホース本体1を得
る。マンドレルを除去する方法としては、例えば、前記
加硫済みの長尺直管状ホースの一端に加圧水を供給し、
水を潤滑剤として水圧によりマンドレルを長尺直管状ホ
ースの他端から押し出して抜き取るとよい。
【0020】そして、このようにして得られた加硫済み
の所定の長さを有する複数のホース本体1を、型付け部
40の型付け治具42に型付けする前に、型付けし易い
にように予め例えば温度90℃で15分程度順次加熱す
る。次に、この加熱されたホース本体1を、形成ホース
の製造装置10に装着する。この時装置10の型ベース
部材41は、駆動源26から歯車25、27及び中心軸
24を介して伝達された駆動力により回転している。ホ
ース本体1は図2の着脱領域Sの位置で、順次その一端
を栓付クランプ部材43に装着密封され、他端を自動栓
55に装着されて、図2の矢印A方向に回転している型
付け部41bの型付け治具42に型付けされる。ホース
本体1が自動栓55に装着されると、自動栓55が自動
的に開いて、ホース本体1の樹脂チューブ層3内は加圧
される。
【0021】加圧圧力は3.0〜6.0kg/cm2が好まし
い。3.0kg/cm2以下であると、樹脂チューブ層3内の
樹脂に皺が発生し、6.0kg/cm2以上であると、ホース
本体1の樹脂チューブ層3の内径が拡大するからであ
る。この時、この型付け治具42は、同じ曲げ形状を繰
り返し有する型付け治具を使用して同じ曲げ形状の成形
ホース1Aを複数製造するようにしてもよく、また異な
る曲げ形状を有する型付け治具を使用して、異なる曲げ
形状の成形ホース1Aを複数種類製造するようにしても
よい。
【0022】次に型付け加圧されたホース本体1は、型
付けベース部材31の図2の矢印A方向への回転と共に
順次回転して、加熱領域Hに搬送される。そして加熱手
段60の加熱源61より供給される熱風により、ホース
本体1は加熱部63を回転移動しながら樹脂チューブ層
3の樹脂を軟化させる。軟化温度は190〜200℃で
5〜30分程であり、例えば、樹脂チューブ層3がナイ
ロン樹脂から構成されている場合は、195〜205℃
で略5〜10分加熱するように回転移動する。この時、
樹脂チューブ層3内の圧力が加熱により上昇するが、ホ
ース本体1に接続されている加圧手段50の調圧器54
により樹脂チューブ層3内の圧力が常に一定に保たれる
ようになっており、樹脂チューブ層3の樹脂面が常時所
定の圧力で均一に加圧され、皺の発生が有効に防止され
る。
【0023】軟化点まで加熱されたホース本体1は、続
いて加熱領域Hに隣接する冷却領域Cに送られる。この
冷却領域Cでは、冷却手段70の冷却部73で放出管7
5の放出口74より冷却水が放出されており、ホース本
体1は型付けされた状態で回転移動しながら順次冷却さ
れる。冷却時間は、略5分以上とするのが好ましく、こ
れにより十分な曲げ形状を維持した成形ホース1Aを得
ることが出来る。
【0024】そして、冷却が終了したホース本体1は冷
却領域Cから型ベース部材31の回転に伴って再び着脱
領域Sに搬出され、この着脱領域Sの位置で順次脱型す
ると共に圧力が除去され、図4に示すように、所定の曲
がり形状を有する成形ホース1A(樹脂複合ゴムホー
ス)が連続して得られるのである。以上のように、ホー
ス本体1をロータリー方式で成形するため、着脱領域S
において、回転する型ベース部41bの複数の型付け治
具42に順次ホース本体1を型付けすると共に成形ホー
ス1Aを脱型することが出来るので、所定の曲がり形状
を有する成形ホース1Aを連続して生産することが出
来、成形ホース1Aの生産性の向上を図ることが出来、
また型付け部41bに設けられた型付け治具42を、同
じ曲げ形状を繰り返し有する型付け治具として、同じ曲
げ形状の成形ホース1Aを量産することも出来、また異
なる曲げ形状を有する型付け治具を使用して、異なる曲
げ形状の成形ホース1Aを多品種多本取りすることも出
来る。
【0025】また、ホース本体1を加硫済みとして、樹
脂チューブ層3の樹脂を軟化する加熱手段60で加熱す
る前から樹脂チューブ層3内を加圧し、所定の曲がり形
状に型付けして加熱冷却し、ホース本体1が脱型工程を
終了するまで樹脂チューブ層3内を常時一定圧力に加圧
するため、最内層の樹脂チューブ層3の樹脂に皺が発生
することを有効に防止して、所定の曲がり形状を有する
成形ホース1Aの品質向上を図ることが出来る。
【0026】なお、上記製造方法において、ホース本体
1を加硫済みとしたが、略加硫状態として加圧し、加熱
するようにしてもよい。また、この発明の成形ホースの
製造装置10は、前述の実施例に限定されるものではな
く、前述の実施例以外の態様でもこの発明を実施しうる
ものである。
【0027】
【発明の効果】この発明は上記のような方法及び装置に
より構成され、型付けされたホース本体をロータリー方
式で成形するため、着脱領域において、回転する型ベー
ス部の複数の型付け治具に順次ホース本体を型付けする
と共に成形ホースを脱型して、所定の曲がり形状を有す
る成形ホースを連続して生産することが出来、成形ホー
スの生産性の向上を図ることが出来る効果がある。
【0028】また、ホース本体を加硫済みとして、加熱
する前から樹脂チューブ層内を加圧し、所定の曲がり形
状に型付けして、ホース本体が脱型工程を終了するまで
樹脂チューブ層内を常時一定圧力に加圧するため、最内
層の樹脂層に皺が発生することを有効に防止して、所定
の曲がり形状を有する成形ホースの品質向上を図ること
が出来る効果がある。
【0029】また、型付け部に設けられた型付け治具
を、同じ曲げ形状を繰り返し有する型付け治具として、
同じ曲げ形状に成形ホースを量産することも出来、また
異なる曲げ形状を有する型付け治具を使用して、異なる
曲げ形状に成形ホースを多品種多本取りが出来、用途に
応じた所定の曲がり形状を有する成形ホースを容易に連
続して製造することが出来る効果がある。
【0030】また、離型剤等を使用しないため洗浄を要
さず、曲げ加工時にマンドレルや外周被覆等の副資材を
不要として、成形ホースの製造工程を短縮化することが
出来る効果がある。また、ロータリー方式のため、装置
のコンパクトな設計が可能で、装置の設置面積を減少す
ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の成形ホースの製造装置の概略断面図
である。
【図2】この発明の成形ホースの製造装置の概略平面図
である。
【図3】この発明を実施した最内層に樹脂チューブ層を
有する加硫済みのホース本体の一部を切欠いた部分斜視
図である。
【図4】所定の曲がり形状を有する成形ホースの斜視図
である。
【符号の説明】
1 ホース本体 1A 成形ホース 3 樹脂チューブ層 4 ゴムチューブ
層 5 補強層 6 カバーゴム層 10 成形ホースの製造装置 20 回転駆動機
構 40 型付け部 41 型ベース部
材 41b 型ベース部 42 型付け治具 43 栓付クランプ部材 50 加圧手段 60 加熱手段 70 冷却手段 S 着脱領域 H 加熱領域 C 冷却領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 21:00 105:08 B29L 9:00 4F 23:22 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最内層に配置された樹脂チューブ層の外
    側にゴムチューブ層を施し、その外側に補強層を介して
    カバーゴム層を積層した加硫済みの長尺直管状ホースを
    成形し、この長尺直管状ホースを定尺のホース本体に切
    断し、この切断された複数のホース本体を順次予熱した
    後、この各ホース本体をホース本体の着脱領域に位置す
    る型ベース部に設けられた複数の型付け治具に順次所定
    の曲がり形状に型付けすると同時にホース本体の樹脂チ
    ューブ層内を密封加圧し、前記型ベース部を回転させ
    て、型付け加圧されたホース本体を加熱領域と冷却領域
    とに順次搬送し、ホース本体の樹脂チューブ層内の圧力
    を調整しながら、所定の温度まで加熱した後冷却し、冷
    却終了した成形ホースを着脱領域において順次脱型する
    と共に圧力を除去し、所定の曲がり形状の成形ホースを
    連続して製造することを特徴とする成形ホースの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 回転駆動機構の中心軸を支点として水平
    方向に回転可能な略円盤状に形成された型ベース部材を
    設置し、前記型ベース部材の表面周縁部に、ホース本体
    を所定の曲がり形状に型付け可能な複数の型付け治具を
    所定の間隔を隔てて設け、前記型付け治具に対応して、
    ホース本体の一端を密封してクランプ可能な栓付クラン
    プ部材と、ホース本体の他端から所定の圧力エアーを供
    給する加圧手段を設置し、前記型ベース部材の周囲に、
    成形前のホース本体をセットすると共に、成形後の成形
    ホースを取り外す着脱領域と、型付け治具にセットされ
    たホース本体を所定の温度まで加熱する加熱手段を備え
    た加熱領域と、加熱手段で加熱されたホース本体を冷却
    する冷却手段を備えた冷却領域とを配設したことを特徴
    とする成形ホースの製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055220A (ja) * 2005-07-27 2007-03-08 Bridgestone Corp 成型ホース
WO2022056259A3 (en) * 2020-09-11 2022-04-21 Parker-Hannifin Corporation Tube assembly and method of forming same

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