JPS6344539B2 - - Google Patents

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JPS6344539B2
JPS6344539B2 JP54120011A JP12001179A JPS6344539B2 JP S6344539 B2 JPS6344539 B2 JP S6344539B2 JP 54120011 A JP54120011 A JP 54120011A JP 12001179 A JP12001179 A JP 12001179A JP S6344539 B2 JPS6344539 B2 JP S6344539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
synthetic resin
pressure
vulcanization
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54120011A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5644642A (en
Inventor
Hidekazu Ishiwatari
Shoji Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP12001179A priority Critical patent/JPS5644642A/ja
Publication of JPS5644642A publication Critical patent/JPS5644642A/ja
Publication of JPS6344539B2 publication Critical patent/JPS6344539B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホースの製造方法に関し、詳しく
は、従来実施されている被鉛あるいは布によるラ
ツピング等の工程を省略し得るようにすることに
より、ホースの製造工程を簡素化して、省エネル
ギーを計り、安価で高品質の耐圧ホースを得るこ
とができるようにしたホースの製造方法に関する
ものである。
油圧機器、工作機械等に用いられる中高圧用ホ
ースとして最近、ホース外周に合成樹脂カバーを
被覆したいわゆる合成樹脂カバーゴムホース(耐
圧ホース)が多用されている。
しかしながらこの合成樹脂カバーゴムホースの
製造は、従来、フレキシブルマンドレル上に内管
となる未加硫ゴムを押出し、その外周に補強層を
施した後、この外周を前記未加硫ゴムと補強層と
が強く密着するよう被鉛して加熱加硫し、その後
この被鉛した鉛を剥鉛し、次に前記補強層の外周
に接着剤を塗布し、これが乾燥するのをまつて、
この外周に合成樹脂カバーを被覆することにより
行なわれている。
上述の如く従来は、その製造工程中いつたん被
鉛を行ない加硫し剥鉛する工程が介在しているた
め、鉛を溶解し押出するための装置を必要とする
ばかりでなく、これを運転するためには多くの電
力を消費し、その他剥鉛工程等多くの工数を要し
てコストが高くなる。
また従来の方法における加硫後合成樹脂カバー
を被覆する工程は、一般に常圧下において実施さ
れているため、ホース層間に気泡を巻き込んで密
着力レベルが低下し、ホース使用中剥離を生ずる
等問題が多いのが現状である。
本発明は上述の現状に鑑みなされたもので、前
記諸問題点を一挙に解決した極めて有効適切なホ
ースの製造方法を提供することを目的とするもの
である。
そしてその特徴とするところは、フレキシブル
マンドレルに内管となる未加硫ゴム及び耐圧補強
層を施し、この耐圧補強層の外周面に接着剤を塗
布して乾燥させた後、加硫温度よりも高い柔軟温
度を持つ合成樹脂をカバー材料として被覆し、こ
れを加硫缶内に収納して加硫、加圧することによ
り、被鉛工程を省略して省力、省エネルギーを計
ると共に、各層間に強い密着力を附与して空隙の
発生を防止し、安価で高品質の耐圧ホースを得る
ようにした点にある。
以下本発明に係るホースの製造方法を図面を参
照しつつ説明する。
第1図は本発明によつて製造される樹脂カバー
ゴムホースEの構造を示すものである。1はフレ
キシブルマンドレルであつて、ゴム又はナイロン
等の樹脂よりなり製作るホースの内径に見合つた
外径を有する。本マンドレルは加硫後抜きとるも
のでホースの構成要素ではないが、本発明の製造
方法を説明する上で必要なため図示したものであ
る。2は内管ゴムであつてホースの用途に応じ天
然ゴム又は各種合成ゴムの配合物が用いられる。
3,4は耐圧補強層であつて鋼線又は合成繊維が
用いられ、編組状態又は螺旋状にホースの使用圧
力に応じて適宜層数施行される。5は中間ゴム
で、前記各補強層3,4間に接着を目的として用
いられるものである。6は合成樹脂カバーであつ
て、前記最外層の補強層4の表面に接着剤(図示
せず)を塗布した上に施行される。
この合成樹脂カバー6は、加硫温度よりも高い
柔軟温度を持つ合成樹脂材料を使用することが好
ましい。
ここで柔軟温度とは、ASTM D1043すなわち
軟質プラスチツク用のねじり法による柔軟性試験
法により、広い温度範囲で見掛けの剛性率を測定
し、これが3.17Kg/cm2となる温度をその合成樹脂
材料の柔軟温度と定義している。
つづいて上述のホースEを得る本発明の製造方
法を第2図を参照しつつ説明する。
まず前記フレキシブルマンドレル1上に、クロ
スヘツド押出機7を用いて前記内管ゴム2を押出
し、この押出された内管ゴム2の外周に、編組機
8,9により前記中間ゴム5を介在しつつ前記耐
圧補強層3,4を施す。
次にこのホースを接着剤タンク10内に導き、
ここで最外層の補強層4の外周に接着剤を塗布
し、つづいて乾燥機11内を通過せしめ、熱風に
より前記塗布した接着剤を必要程度に乾燥させ
る。
さらにこのホースはクロスヘツド押出機12に
導かれ、このクロスヘツド押出機12によつて合
成樹脂カバー6を被覆し、ドラム13に連続的に
巻取る。
このドラム13に巻取られたホースは、その両
端部から加硫中蒸気が各層間に侵入しないよう前
記合成樹脂カバー6によつて十分被覆されている
かどうかをチエツクし確認した後、ドラム13に
巻かれたままの状態で、加硫缶14内に収納し、
この加硫缶14内で約140゜〜160℃、約3〜4Kg/
cm2の蒸気により加硫する。
加硫終了後これを冷却し、加硫缶14から取り
出し、この加硫が終了したホースから前記フレキ
シブルマンドレル1を抜き取ることにより本合成
樹脂カバーゴムホースEが得られる。
なお前記合成樹脂カバー6に用いられる材料
は、前述の如く、柔軟温度が加硫温度より高い
160℃以上の合成樹脂材料、例えば、ポリアミド、
ポリウレタン、ポリエステル、ポリオレフイン等
を用いるのが好ましい。これは前記合成樹脂カバ
ー6が、加硫時の熱や水蒸気等によつて、その物
性が影響を受けず、またドラム13に巻き取られ
た状態で加硫する際、ホースが相互に融着せず、
さらにみだりに変形しないためである。
次に本発明を具体的な実施例で更に詳しく説明
する。
実施例 1 フレキシブルマンドレル上にクロスヘツド押出
機を用いてNBR系内管ゴムを押出す。次に編組
機によりポリエステル繊維耐圧補強層を施す。次
に繊維補強層上に接着剤を塗布し乾燥機内で接着
剤中の溶剤を除去する。次にクロスヘツド押出機
を用い繊維補強層上にポリカプロラクトンをベー
スにしたポリエステル糸熱可塑性ウレタンエラス
トマー(柔軟温度180℃)、を用い樹脂カバーし、
出来たホースをドラムに巻き取る。次に巻き取ら
れたホースを、加硫缶内に入れ、蒸気圧3Kg/cm2
温度150℃の蒸気で30分間加硫する。加硫後冷却
させ加硫缶より取り出し、フレキシブルマンドレ
ルを抜き取る。以上の様にして製造されたホース
は耐圧ホースとして充分な性能を持ち更に外観も
極めて良好であつた。
実施例 2 樹脂カバーとして熱可塑性ポリエステルエラス
トマー(柔軟温度200℃)を用い上述の実施例1
と同様な製造方法にてホースをつくつたところ、
耐圧ホースとして充分な性能を持ち、更に外観も
極めて良好であつた。
実施例 3 樹脂カバーとして熱可塑性ポリオレフインエラ
ストマー(柔軟温度180℃)を用い上述の実施例
1と同様な製造方法によりホースをつくつたとこ
ろ、耐圧ホースとして充分な性能を持ち更に外観
も極めて良好であつた。
本発明は上述の如く、ホースの最外層に、接着
剤を介して加硫温度よりも高い柔軟温度を持つ合
成樹脂をカバー材料として被覆したから、前記従
来の製造方法の如く、その製造工程中いつたん被
鉛し、加硫後剥鉛する工程を、完全に省略するこ
とができ、この結果鉛を溶解し押出すための装置
を必要とせず、またこれらを運転するための多く
の電力及び手数を節約することができる。
また前記従来方法においては、加硫後合成樹脂
カバーを被覆していたので、ホース各層間に気泡
を巻き込んで、密着力レベルが低下し、ホース使
用中剥離する恐れがあつたが、本発明は上述の如
く耐圧補強層の外周面に接着剤を塗布して乾燥さ
せた後、加硫温度よりも高い柔軟温度を持つ合成
樹脂をカバー材料として被覆し、これを加硫缶内
に収納して加硫、加圧するので、前記フレキシブ
ルマンドレルを相俟つて、加硫時に外側から直接
蒸気圧力を受けるため各層間に空隙が生ずること
なく、層間接着力が強い高品質のホースを得るこ
とができる。
従つて本発明は、被鉛工程を省略できて、省
力、省エネルギーを計ることができると共に、各
層間に強い密着力を附与して空隙の発生を防止
し、安価で高品質の耐圧ホースを得ることができ
る等その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は合成樹脂カバーゴムホースの一部切欠
した斜視図、第2図は、本発明の各工程を示す説
明図である。 1…フレキシブルマンドレル、2…内管、3,
4…耐圧補強層、6…合成樹脂カバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フレキシブルマンドレル上に、内管となる未
    加硫ゴム及び耐圧補強層を施し、この耐圧補強層
    の外周面に接着剤を塗布して乾燥させた後、加硫
    温度よりも高い柔軟温度を持つ合成樹脂をカバー
    材料として被覆し、これを加硫缶内に収納して加
    硫、加圧し、加硫終了後冷却して、ホースから前
    記フレキシブルマンドレルを引き抜いて製造する
    ことを特徴とするホースの製造方法。
JP12001179A 1979-09-20 1979-09-20 Manufacture of hose Granted JPS5644642A (en)

Priority Applications (1)

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JP12001179A JPS5644642A (en) 1979-09-20 1979-09-20 Manufacture of hose

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JP12001179A JPS5644642A (en) 1979-09-20 1979-09-20 Manufacture of hose

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JPS5644642A JPS5644642A (en) 1981-04-23
JPS6344539B2 true JPS6344539B2 (ja) 1988-09-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020059090A1 (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 日本製鉄株式会社 チタン合金鋳塊の製造方法および製造装置

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