JPH05169366A - 研削砥石のドレッシング方法 - Google Patents
研削砥石のドレッシング方法Info
- Publication number
- JPH05169366A JPH05169366A JP33320291A JP33320291A JPH05169366A JP H05169366 A JPH05169366 A JP H05169366A JP 33320291 A JP33320291 A JP 33320291A JP 33320291 A JP33320291 A JP 33320291A JP H05169366 A JPH05169366 A JP H05169366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dressing
- grinding
- dresser
- corrected
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
安定した表面粗さが得られるような研削砥石のドレッシ
ング方法を提供すること。 【構成】ドレッシング直後の研削加工における研削抵抗
の測定値を予め定めた設定値と比較し、研削抵抗の測定
値が設定値よりも大きい場合はドレッシング送り速度を
大きくするように修正し、研削抵抗の測定値が設定値よ
りも小さい場合はドレッシング送り速度を小さくするよ
うに修正してドレッシングを行なう。そして、ドレッシ
ング送り速度が予め定めた許容範囲を越えたときには、
ドレッサの位置を変更する。
Description
サを用いて研削砥石をドレッシングする方法に関する。
つぶれ、目こぼれなどの現象により切れ味が次第に劣化
する。このため、適宜ドレッシングを行なって切れ味を
回復させる必要があり、A系砥粒やC系砥粒から作られ
ている普通砥石の場合には、一般にシャンクの先端にダ
イヤモンド粒を固着した単石ドレッサを用いてドレッシ
ングする。
石をドレッシングすることによりドレッサ先端も摩耗
し、ドレッシングされた砥石面には概ねドレッサ先端形
状の通過軌跡に相当する形状が形成される。そして、ド
レッサ先端の形状が変化することにより砥石面の状態は
図6に示すように全く異なったものとなる。ところで、
研削面の表面粗さは概ね砥石面の凹凸高さhに対応した
値になるので、凹凸高さhが変化すると研削面の表面粗
さも変化する。すなわち、上記した従来技術では、ドレ
ッシングを続けるに従ってドレッサ先端が摩耗し、これ
によって表面粗さも変化してしまうため、安定した研削
を行なうことが困難であった。本発明の目的は、上記し
た従来技術の問題を解決し、単石ダイヤモンドドレッサ
の先端が摩耗しても安定した表面粗さが得られるような
研削砥石のドレッシング方法を提供することにある。
め、本発明ではドレッシング直後の研削加工における研
削抵抗の測定値を予め定めた設定値と比較し、研削抵抗
の測定値が設定値よりも大きい場合はドレッシング送り
速度を大きくするように修正し、研削抵抗の測定値が設
定値よりも小さい場合はドレッシング送り速度を小さく
するように修正してドレッシングを行なうようにしたも
のである。また、ドレッシング送り速度が予め定めた許
容範囲を越えたときに、単石ダイヤモンドドレッサの位
置を変更する信号を出力するようにしたものである。
義すると、摩耗幅bに対する研削抵抗及び研削面の表面
粗さの関係は、ドレッシング送り速度をパラメータとし
て図5に示すものとなる。すなわち、研削抵抗は摩耗幅
bが大きいほど、ドレッシング送り速度が小さいほど大
きくなる。一方、表面粗さは摩耗幅bが小さいほど、ド
レッシング送り速度が大きいほど大きくなる。そこで、
あるドレッシング送り速度でドレッシングした場合、研
削抵抗を測定することにより摩耗幅bを推定することが
できる。そして、推定した摩耗幅bから図5の関係を利
用して、所定の表面粗さが得られるようにドレッシング
送り速度を修正してやれば、常に一定の表面粗さを得る
ことができる。研削を続けると摩耗幅bは次第に大きく
なり、それに伴ってドレッシング送り速度は大きい方に
修正されるので、ついにはドレッシング送り速度を研削
盤の上限送り速度を越える値にしないと所望の表面粗さ
が得られない状態になる。このようにドレッシング送り
速度の上限値を越えた場合には、ドレッサの位置を変更
して作業を継続する。なお、たとえばダイヤモンド粒が
整形されていないときには、ドレッサの位置を変更した
場合、摩耗幅bが非常に小さい場合があり得る。この場
合、研削盤の下限送り速度以下にしないと所望の表面粗
さが得られないことになるが、その場合には、再度ドレ
ッサの位置を変更することにより作業を継続できる。
3により説明する。図1は本発明による研削砥石のドレ
ッシング方法を平面研削盤に適用した場合の概念図を示
したものである。同図において、1はテーブルで、図に
おいて左右方向及び紙面に垂直な方向に移動する。2は
チャックで、力センサ3を介してテーブル1に固定され
ている。4は工作物で、チャック2に載置されている。
5はスピンドルヘッドで、図において上下方向に移動す
る。6は研削砥石で、スピンドルヘッド5に回転自在に
保持されている。7はドレッシング装置で、スピンドル
ヘッド5の上に載置されており、以下に示す部分から構
成されている。8はベース。9はスライダで、ベース8
上に図において左右方向に摺動自在に保持され、モータ
10により駆動される。11はドレッサヘッドで、スラ
イダ9に図において上下方向に摺動自在に保持され、モ
ータ12により駆動される。13は先端に単石のダイヤ
モンド14が固着されたドレッサで、ドレッサヘッド1
1に保持されている。なお、ドレッサ13は図1のA矢
視図である図2に示すように、研削砥石6の頂点に対し
て傾けて配置されており、ドレッサヘッド11は図示し
ない回転手段により軸Oの回りに回転可能である。15
は力センサ3の増幅器。16は数値制御装置で、ドレッ
シングサイクル及び研削サイクルのプログラム、ドレッ
シング条件及び研削条件の他に、研削抵抗の設定置
F0、研削抵抗の許容変動幅ΔF、図1においてドレッ
サ13が研削砥石6に対して左右方向に移動する速度で
あるドレッシング送り速度の初期値f0、ドレッシング
送り速度の上限値fmax及び下限値fmin、修正係
数αを予め入力しておく。なお、研削抵抗に関する諸定
数及び測定値は、研削条件の影響を受けないように単位
研削切込み量・単位研削幅当りの値を用いるものとす
る。
制御装置16に入力されたプログラムに従って行なわ
れ、また、プログラムによって指示される所定の間隔で
ドレッシングが行なわれる。以下、図3に示すフローチ
ャートにより動作を説明する。加工サイクルが開始する
と、まずドレッシング送り速度fが初期値f0に設定さ
れてドレッシングが行なわれる(ステップ100、11
0)。なお、初期値f0は、摩耗幅bの小さい(b=
0.05〜0.1mm程度)ドレッサでドレッシングし
たときに要求される研削面粗さが得られる値となるよう
に、工作物材質と、要求される研削面粗さとの組合せに
応じて予め実験により求めておく。続いて研削が開始さ
れ(ステップ120)、研削抵抗Fが測定される(ステ
ップ130)。測定された研削抵抗Fは数値制御装置1
6に入力されている設定値F0と比較され、その差δが
同じく数値制御装置16に入力されている許容幅ΔF以
内であるかどうか判定される(ステップ140)。な
お、設定値F0と許容幅ΔFは、たとえば上記した初期
値f0でドレッシングして研削したときの研削抵抗を測
定することにより予め求めておく。差δが許容幅ΔFよ
りも小さければ研削が続行され(ステップ150)、ド
レッシング時期かどうか判定が行なわれる(ステップ1
60)。ドレッシング時期でなければ定寸かどうかの判
定が行なわれ(ステップ170)、定寸でない場合はス
テップ150に戻って研削が続行され、定寸の場合は加
工サイクルを終了する。スップ160でドレッシング時
期と判定された場合は、ステップ110に戻ってドレッ
シングが行われるが、この場合にはドレッシング送り速
度fの修正は行われない。一方、ステップ140におい
て差δが許容幅ΔFよりも大きくなった場合には、ドレ
ッサ先端の摩耗幅bが大きくなったことを意味するか
ら、ドレッシング送り速度が
<2程度である。に修正される。ここで、ドレッシング
により摩耗幅bは大きくなるので一般には(F/F0)
>1であり、ドレッシング送り速度fは大きい方へ修正
される。また、後述するドレッサの位置を変更した場合
は一般に摩耗幅bは小さくなり、(F/F0)<1とな
るので、ドレッシング送り速度fは小さい方へ修正され
る。次に、修正されたドレッシング送り速度fがドレッ
シング送り速度fの上限値fmaxと比較され(ステッ
プ190)、上限値fmaxよりも小さければ、続いて
下限値fminと比較される(ステップ200)。上限
値fmaxよりも大きければ、ドレッサ角度位置の変更
信号を出力して研削を中断し(ステップ210)、ドレ
ッサヘッド11を図示しない回転手段により軸Oの回り
に所定の角度だけ回転させてドレッサ13の位置を変更
する(ステップ220)。その後ステップ100に戻
り、ドレッシング送り速度fの初期値f0でドレッシン
グが行われる。ステップ200で下限値fminよりも
大きければ、ステップ110に戻り、修正されたドレッ
シング送り速度fでドレッシングが行われる。ステップ
200で下限値fminよりも小さければ、ステップ2
10へ進み、上記と同様にドレッサ13の位置を変更し
た後に、初期値f0でドレッシングが行われる。
ッサ13の先端が摩耗しても、それに応じてドレッシン
グ送り速度fが修正され、所望の表面粗さを安定して得
ることができるという効果がある。なお、上記実施例で
は、研削抵抗を検出器3で測定するようにしたが、研削
抵抗を測定する方法はこれに限定されるものではなく、
モータ電流値、振動、変位など、研削抵抗により発生す
る他の物理量を用いて測定してもよい。また、ドレッシ
ング送り速度fの修正を式1により行うようにしたが、
表面粗さを一定に保持できるようなドレッシング送り速
度を決定できるものであれば、例えば、 f=f+α(F−F0) 式2 のように、他の関係式を用いてもよい。さらに、上記実
施例では、ドレッサ13の位置を軸Oの回りに所定の角
度だけ回転させるようにしたが、軸Oを図2の矢印B方
向に揺動させるようにしても良いし、手動で変更するよ
うにしてもよい。
サ先端の摩耗を研削抵抗により検出して、摩耗量に応じ
てドレッシング送り速度fを修正するようにしたので、
常に安定した表面粗さが得られるという効果がある。
す概念図。
の表面粗さの関係を示す説明図。
大きさを説明した模式図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ドレッシング直後の研削加工における研
削抵抗の測定値を予め定めた設定値と比較し、研削抵抗
の測定値が設定値よりも大きい場合はドレッシング送り
速度を大きくするように修正し、研削抵抗の測定値が設
定値よりも小さい場合はドレッシング送り速度を小さく
するように修正してドレッシングを行なうようにしたこ
とを特徴とする単石ダイヤモンドドレッサを用いる研削
砥石のドレッシング方法。 - 【請求項2】 ドレッシング送り速度が予め定めた許容
範囲を越えたときに、ドレッサの位置を変更する信号を
出力するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
単石ダイヤモンドドレッサを用いる研削砥石のドレッシ
ング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333202A JP3015176B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 研削砥石のドレッシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333202A JP3015176B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 研削砥石のドレッシング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05169366A true JPH05169366A (ja) | 1993-07-09 |
JP3015176B2 JP3015176B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=18263455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3333202A Expired - Fee Related JP3015176B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 研削砥石のドレッシング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015176B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP3333202A patent/JP3015176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3015176B2 (ja) | 2000-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6113474A (en) | Constant force truing and dressing apparatus and method | |
JP2940027B2 (ja) | 研削力制御による研削方法 | |
US4947015A (en) | Process for the control of the feed motion and touch-on motion of a grinding wheel | |
JPH05169366A (ja) | 研削砥石のドレッシング方法 | |
JPH11254277A (ja) | 内面研削装置 | |
JP3305732B2 (ja) | 平面研削盤の制御方法 | |
JP7113456B2 (ja) | 研削装置及び研削方法 | |
JP3714169B2 (ja) | 工作機械の制御システムおよび記録媒体 | |
JPH0276678A (ja) | 研削工程を制御するための改良された装置と方法、および砥石を修正するための装置と方法 | |
JP2940073B2 (ja) | 研削盤の制御方法 | |
JP3219857B2 (ja) | 研削方法 | |
JP2949596B2 (ja) | 研削盤の切込み制御装置 | |
JPH02237766A (ja) | 研削砥石のドレッシング制御方法およびその装置 | |
JPS59175953A (ja) | 研削といしのドレス寸法制御方法 | |
JP3162701B2 (ja) | 両頭研削盤の砥石修正方法 | |
JP3413938B2 (ja) | 研削装置 | |
JP2000135675A (ja) | 研削装置 | |
JP2001054864A (ja) | 研削加工方法及びそれを用いる研削盤 | |
JPH069785B2 (ja) | 研削制御装置 | |
JPH04125565U (ja) | ツルーイング装置 | |
JPH05237762A (ja) | 平面研削盤 | |
JPH069786B2 (ja) | 研削制御装置 | |
JPH04343666A (ja) | 内面研削用砥石のドレス方法及びそのドレス装置 | |
JPH02205464A (ja) | 平面研削方法 | |
JPH0649272B2 (ja) | 研削制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991207 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217 Year of fee payment: 11 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217 Year of fee payment: 11 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |