JPH05169345A - 加工装置 - Google Patents
加工装置Info
- Publication number
- JPH05169345A JPH05169345A JP33473591A JP33473591A JPH05169345A JP H05169345 A JPH05169345 A JP H05169345A JP 33473591 A JP33473591 A JP 33473591A JP 33473591 A JP33473591 A JP 33473591A JP H05169345 A JPH05169345 A JP H05169345A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- tool
- cooling gas
- diamond
- coolant gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】冷却ガスを加工部位に吹き付け、切削熱の上昇
を抑えることによってダイヤモンド，ＣＢＮ工具での鉄
鋼材料の高速切削加工を可能とする。 【構成】冷却ガス６をポンプ７によって吸い上げ、その
吸い上げられた冷却ガス６の温度・風量・風速等をセン
サ８で感知し、制御装置９が一定の冷却ガス６となるよ
うにポンプ７によって調節する。一定条件に設定された
冷却ガス６をノズル５内に通して切削加工部位に吹き付
け切削熱の上昇を抑える。 【効果】ダイヤモンド，ＣＢＮ工具での鉄鋼材料の高速
切削が可能になる。
を抑えることによってダイヤモンド，ＣＢＮ工具での鉄
鋼材料の高速切削加工を可能とする。 【構成】冷却ガス６をポンプ７によって吸い上げ、その
吸い上げられた冷却ガス６の温度・風量・風速等をセン
サ８で感知し、制御装置９が一定の冷却ガス６となるよ
うにポンプ７によって調節する。一定条件に設定された
冷却ガス６をノズル５内に通して切削加工部位に吹き付
け切削熱の上昇を抑える。 【効果】ダイヤモンド，ＣＢＮ工具での鉄鋼材料の高速
切削が可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤモンドやＣＢＮ
の工具などを用いる精密切削加工において、工具刃先や
加工部位を冷却するための加工装置に関する。
の工具などを用いる精密切削加工において、工具刃先や
加工部位を冷却するための加工装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の精密切削加工において、加工中に
バイトやエンドミルなど工具刃先を冷却する方法として
刃先部分に切削油をかけるなどの方法がとられていた。
しかし、 （１） 工具を高速回転させる高速切削では切削油が工
具回転の遠心力によって吹き飛ばされるため切削点に切
削油が届かず十分な冷却効果を得ることができない。
バイトやエンドミルなど工具刃先を冷却する方法として
刃先部分に切削油をかけるなどの方法がとられていた。
しかし、 （１） 工具を高速回転させる高速切削では切削油が工
具回転の遠心力によって吹き飛ばされるため切削点に切
削油が届かず十分な冷却効果を得ることができない。
【０００３】（２） ダイヤモンドは酸化開始温度が約
６００℃と低いため、鉄鋼材料の切削には適さない。
（不二越技法 ＶＯＬ．４６ ダイヤモンドコーティン
グ切削工具 頁２９〜３３ 参照） （３） 「バイト冷却方法および装置」（特開昭61−82
58号）による加工方法があった。
６００℃と低いため、鉄鋼材料の切削には適さない。
（不二越技法 ＶＯＬ．４６ ダイヤモンドコーティン
グ切削工具 頁２９〜３３ 参照） （３） 「バイト冷却方法および装置」（特開昭61−82
58号）による加工方法があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ダ
イヤモンドでは鉄鋼材料の切削加工は出来ず、バイトに
よる切削加工では小径のような加工には適さず、また、
時間が立つにつれて冷却媒体の温度が上昇するので切削
熱を下げる効果が薄れてしまうため量産加工や長時間の
切削加工には十分でない。また、バイトによる加工では
工具としての強度等に問題が残っていた。
イヤモンドでは鉄鋼材料の切削加工は出来ず、バイトに
よる切削加工では小径のような加工には適さず、また、
時間が立つにつれて冷却媒体の温度が上昇するので切削
熱を下げる効果が薄れてしまうため量産加工や長時間の
切削加工には十分でない。また、バイトによる加工では
工具としての強度等に問題が残っていた。
【０００５】本発明の目的は、ダイヤモンド，ＣＢＮな
どの工具で鉄鋼材料等の被削材を工具回転数一万min −
１以上の高速加工かつ長時間の切削加工を可能とするこ
とにある。
どの工具で鉄鋼材料等の被削材を工具回転数一万min −
１以上の高速加工かつ長時間の切削加工を可能とするこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、圧力を持っ
た冷却ガスを工具刃先に吹き付けることにより達成され
る。
た冷却ガスを工具刃先に吹き付けることにより達成され
る。
【０００７】
【作用】冷却ガスの温度・風量・風速等の制御装置は、
各それぞれのセンサによって得られた測定値を判断しな
がら弁等の開閉の調整によって制御する。それによって
冷却ガスは作業者の設定した値を保ち、切削点を下げる
ことにより工具寿命が伸び、安定した加工を行うことが
できる。
各それぞれのセンサによって得られた測定値を判断しな
がら弁等の開閉の調整によって制御する。それによって
冷却ガスは作業者の設定した値を保ち、切削点を下げる
ことにより工具寿命が伸び、安定した加工を行うことが
できる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明による加工装置及び加工方法の
一実施例である。冷却ガス６をポンプ７によって吸い上
げ、その吸い上げられた冷却ガス６の温度・風量・風速
等をセンサ８で感知し、その感知したデータによって制
御装置９が一定の温度・風量・風速等になるように冷却
ガス６の吸入量をポンプ７によって調節する。設定数値
は、ダイヤモンドの酸化開始温度に達しないように、例
えば、冷却ガス６の温度を−５から−３０℃、風量を
０.０５から０.２５ｍ3／min 、風速を１.５から３.５
ｍ／ｓ の範囲内で設定する。この一定の条件となった
冷却ガス６はノズル５を通り、ダイヤモンド工具１の刃
先に吹き付けることによって、切削熱の上昇を抑え、鉄
鋼材料等の被削材４を安定した精度で加工することがで
きる。
一実施例である。冷却ガス６をポンプ７によって吸い上
げ、その吸い上げられた冷却ガス６の温度・風量・風速
等をセンサ８で感知し、その感知したデータによって制
御装置９が一定の温度・風量・風速等になるように冷却
ガス６の吸入量をポンプ７によって調節する。設定数値
は、ダイヤモンドの酸化開始温度に達しないように、例
えば、冷却ガス６の温度を−５から−３０℃、風量を
０.０５から０.２５ｍ3／min 、風速を１.５から３.５
ｍ／ｓ の範囲内で設定する。この一定の条件となった
冷却ガス６はノズル５を通り、ダイヤモンド工具１の刃
先に吹き付けることによって、切削熱の上昇を抑え、鉄
鋼材料等の被削材４を安定した精度で加工することがで
きる。
【０００９】図２は図１の実施例に冷却ガス６を吹き付
けることによって切削加工に生じる切屑が飛び散らない
ようにまた被削材４全体を冷却する冷却槽１１を設け、
冷却槽１１内の温度をセンサ８ｂで感知し吸塵装置１２
や冷却ガス６を制御し、冷却槽１１内の温度を一定とな
るよう制御する。冷却槽１１内温度を−５から−３０℃
の範囲内で設定することにより、被削材４と工具１を冷
却し安定した精度を得ることができる。
けることによって切削加工に生じる切屑が飛び散らない
ようにまた被削材４全体を冷却する冷却槽１１を設け、
冷却槽１１内の温度をセンサ８ｂで感知し吸塵装置１２
や冷却ガス６を制御し、冷却槽１１内の温度を一定とな
るよう制御する。冷却槽１１内温度を−５から−３０℃
の範囲内で設定することにより、被削材４と工具１を冷
却し安定した精度を得ることができる。
【００１０】図３は一定に制御された冷却ガス６を工具
回転主軸スピンドル３３中心に沿って主軸側から工具側
へ冷却ガス６を通し、オイルホール付きの工具１からこ
の冷却ガス６が吹き出し切削熱を抑えると同時に高速回
転時による主軸軸受部３２の発熱を抑え高精度で安定し
た切削を行うことができる。
回転主軸スピンドル３３中心に沿って主軸側から工具側
へ冷却ガス６を通し、オイルホール付きの工具１からこ
の冷却ガス６が吹き出し切削熱を抑えると同時に高速回
転時による主軸軸受部３２の発熱を抑え高精度で安定し
た切削を行うことができる。
【００１１】図４は冷却ガス６と切削油１４をそれぞれ
ポンプ７ａ，７ｂによって汲み上げ混合器１３によって
混合させる。この混合冷却ガスをセンサ８によって感知
し、制御装置９によってポンプ７ａ，７ｂと混合器１３
を冷却ガス６と切削油１４と一定の割合になるように制
御する。この混合冷却ガスをダイヤモンド工具１の刃先
に吹き付けることによって切削熱を抑え切削油による潤
滑性を得ることができる。
ポンプ７ａ，７ｂによって汲み上げ混合器１３によって
混合させる。この混合冷却ガスをセンサ８によって感知
し、制御装置９によってポンプ７ａ，７ｂと混合器１３
を冷却ガス６と切削油１４と一定の割合になるように制
御する。この混合冷却ガスをダイヤモンド工具１の刃先
に吹き付けることによって切削熱を抑え切削油による潤
滑性を得ることができる。
【００１２】図５は切削ノズル５が主軸３の回りを回転
する機構を表した一実施例である。図６は図５を正面か
ら見た図である。主軸３を中心にリング５，５ａが取り
付けられている。リング内側５ａと外側５とを２種の軸
受５ｂ，５ｃで、リング内側５ａは固定しておりリング
外側５はモータ１５によって回転する機構となってい
る。切削油ノズル制御装置９によって常に切削点に切削
油がかかるようにモータ１５の回転を制御し、リングを
回転させて、冷却ガスを吹き付ける。
する機構を表した一実施例である。図６は図５を正面か
ら見た図である。主軸３を中心にリング５，５ａが取り
付けられている。リング内側５ａと外側５とを２種の軸
受５ｂ，５ｃで、リング内側５ａは固定しておりリング
外側５はモータ１５によって回転する機構となってい
る。切削油ノズル制御装置９によって常に切削点に切削
油がかかるようにモータ１５の回転を制御し、リングを
回転させて、冷却ガスを吹き付ける。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、従来ダイヤモンド工具
に適さないとされていた鉄鋼材料の切削加工が可能とな
り、ダイヤモンドの特性である高硬度によって高速加工
が可能になり、また工具の寿命が伸びさらに加工精度も
安定する。
に適さないとされていた鉄鋼材料の切削加工が可能とな
り、ダイヤモンドの特性である高硬度によって高速加工
が可能になり、また工具の寿命が伸びさらに加工精度も
安定する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の系統図。
【図２】本発明の一実施例の系統図。
【図３】本発明の一実施例の系統図。
【図４】本発明の一実施例のブロック図。
【図５】本発明の一実施例の斜視図。
【図６】図５の正面図である。
５…ノズル、６…冷却ガス、７…ポンプ、８…センサ、
９…制御装置。
９…制御装置。
Claims (1)
- 【請求項１】冷却ガスの温度，風量，風速等を制御する
装置を設け、ダイヤ切削工具の刃先に圧力を持った冷却
ガスを吹き付けることによって、切削熱による工具の刃
先温度の上昇を抑えることを特徴とする加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33473591A JPH05169345A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33473591A JPH05169345A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169345A true JPH05169345A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18280633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33473591A Pending JPH05169345A (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05169345A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6200198B1 (en) | 1997-10-20 | 2001-03-13 | Enshu Limited | Method of cutting of metal materials and non-metal materials in a non-combustible gas atmosphere |
| US6328636B1 (en) | 1997-12-24 | 2001-12-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Device and method for machining in which cool air cooling is used |
| US6669532B1 (en) | 1997-12-24 | 2003-12-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Device and method for cool air cooling type machining |
| CN105834827A (zh) * | 2016-06-07 | 2016-08-10 | 李路 | 一种新型车床用冷却液自动喷涂装置 |
| JP2019059009A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | 三井精機工業株式会社 | 上向き排気・排熱構造を有する工作機械 |
| WO2019192142A1 (zh) * | 2018-04-03 | 2019-10-10 | 苏州浦灵达自动化科技有限公司 | 一种切割智能机器人零部件用冷却装置 |
| IT201800005121A1 (it) * | 2018-05-07 | 2019-11-07 | Testa operatrice per macchine per la lavorazione di componenti di legno o simili | |
| KR102145507B1 (ko) * | 2020-04-21 | 2020-08-18 | 유영태 | 금속 가공 장치 |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP33473591A patent/JPH05169345A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6200198B1 (en) | 1997-10-20 | 2001-03-13 | Enshu Limited | Method of cutting of metal materials and non-metal materials in a non-combustible gas atmosphere |
| US6328636B1 (en) | 1997-12-24 | 2001-12-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Device and method for machining in which cool air cooling is used |
| US6669532B1 (en) | 1997-12-24 | 2003-12-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Device and method for cool air cooling type machining |
| CN105834827A (zh) * | 2016-06-07 | 2016-08-10 | 李路 | 一种新型车床用冷却液自动喷涂装置 |
| JP2019059009A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | 三井精機工業株式会社 | 上向き排気・排熱構造を有する工作機械 |
| WO2019192142A1 (zh) * | 2018-04-03 | 2019-10-10 | 苏州浦灵达自动化科技有限公司 | 一种切割智能机器人零部件用冷却装置 |
| IT201800005121A1 (it) * | 2018-05-07 | 2019-11-07 | Testa operatrice per macchine per la lavorazione di componenti di legno o simili | |
| EP3566840A1 (en) * | 2018-05-07 | 2019-11-13 | BIESSE S.p.A. | Operating head for machines for the processing of components made of wood or the like |
| KR102145507B1 (ko) * | 2020-04-21 | 2020-08-18 | 유영태 | 금속 가공 장치 |
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