JPH05168581A - 食器洗浄乾燥機 - Google Patents

食器洗浄乾燥機

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JPH05168581A
JPH05168581A JP34276691A JP34276691A JPH05168581A JP H05168581 A JPH05168581 A JP H05168581A JP 34276691 A JP34276691 A JP 34276691A JP 34276691 A JP34276691 A JP 34276691A JP H05168581 A JPH05168581 A JP H05168581A
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arm nozzle
injection port
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Yukio Hirai
幸男 平井
Masaki Yura
政樹 由良
Hiroshi Oya
弘 大矢
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は洗浄水の噴射により洗浄を行なう食
器洗浄機の洗浄アームノズルに関するもので、食器類に
対して高水準且つ均一な噴射洗浄力が得られるとともに
バランスのよいアームノズルを提供することによりエネ
ルギ効率の高い食器洗浄を実現することを目的とする。 【構成】 洗浄槽1と洗浄水を加圧循環する洗浄ポンプ
2と相互に連通する複数の洗浄ノズルとを備え、前記洗
浄ノズルは前記洗浄ポンプ2の吐出口と連通した第一の
アームノズル5と、この第一のアームノズル5の回転軸
と偏心させて第一のアームノズル5のアームの一方に回
転自在に設けた第二のアームノズル8からなり、第一の
アームノズル5の他方のアーム上には第一の噴射口6を
設けるとともに第二のアームノズル8には第二の噴射口
9を設け、第二の噴射口9からの噴射洗浄水量が第一の
噴射口6からの噴射洗浄水量より必ず多くなるようにし
た食器洗浄乾燥機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄水の噴射により洗浄
を行なう食器洗浄機の洗浄ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】発明者らは先に図11に示されるような
断面構造の洗浄ノズルを提案している。以下、その構成
について図11を参照しながら説明する。洗浄槽の底面
略中央部に配した洗浄ポンプの吐出口3と連通し且つ略
水平に回転自在に設けた第一のアームノズル5とこの第
一のアームノズル5の回転軸と所要の距離だけ偏心させ
て前記第一のアームノズル5上に回転自在に設けた第二
のアームノズル8からなる洗浄ノズルを備え、前記アー
ムノズル5およびアームノズル8はそれぞれ洗浄水を噴
射する第一の噴射口6および第二の噴射口9をほぼ同等
個数設け、前記第一の噴射口6および第二の噴射口9の
それぞれ少なくともひとつは洗浄水の噴射反力によりそ
れぞれのアームノズルを所要の方向に回転させるように
噴射方向を斜め上向きに形成している。
【0003】上記構成において、洗浄槽内に所定量の洗
浄水を給水し洗浄ポンプを運転すると、洗浄水は第一の
アームノズル5および第二のアームノズル8内に圧送さ
れ、それぞれ第一の噴射口6および第二の噴射口9より
噴射されてそれぞれのアームノズルを回転させながら食
器類を洗浄する。したがって、第二のアームノズル8は
自転しながら第一のアームノズル5の回転により公転運
動を行なうことによって噴射口9の回転軌跡が万偏なく
運動するようにして洗浄槽内の食器類を効率よく均一に
洗浄しようとしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な洗浄
ノズルの構成のものによって洗浄槽内に噴射される洗浄
水の洗浄効果は必ずしも、最高水準の効率を達成できる
ものではなかった。すなわち第11図における構成のも
のでは、第二の噴射口9の自転軌跡がその自転直径の幅
の範囲全体にわたって遊星回転するため、同心円回転す
る第一の噴射口6による狭い環状範囲に対する集中的な
洗浄に比べると、噴射口間に生ずる洗浄の死角はなくな
り均一な洗浄が行われるものの、第二の噴射口一個が負
担する洗浄範囲は極めて広い範囲となるため洗浄槽中心
より外側範囲になるほど単位面積当りの洗浄エネルギが
幾何級数的に小さくなっていた。そのため、洗浄エネル
ギ密度の低い第二の噴射口9の回転軌跡の外側範囲に対
しては第一の噴射口6からの高水準水動力の噴射による
強力な洗浄エネルギの補完を必要としていた。このため
に、第一の噴射口6に生ずる噴射反力と第二のアームノ
ズル8の回転中心に生ずる噴射反力によってそれぞれ生
ずる下向きのモーメントに大きな差が生じ、第一のアー
ムノズル5の回転面に対しその回転中心O1を支点とし
て垂直方向にアンバランスが発生し水平回転が維持でき
ず、回転不良が生じたり回転シール部から洗浄に寄与し
ない大量の水洩れを生じて洗浄力が低下するといった問
題があった。この問題を解消するために第二のアームノ
ズル8の公転半径を必要以上に大きくせねばならず、第
二のアームノズル8の回転中心と第一の噴射口6の相対
位置関係に構成上の大きな制約を受け、必ずしも最適な
構成が得られなかった。
【0005】また構造的に、第一のアームノズル5内に
加圧供給された洗浄水が第二の噴射口8に到達するまで
の管路抵抗が、第一の噴射口6側の管路抵抗よりも必ず
大きくなり、第二の噴射口9からの噴射洗浄水吐出圧お
よび噴射水量が第一の噴射口6からのそれらに比較して
10%〜20%程度低くなるという問題があった。すな
わち第二の噴射口9による噴射洗浄力は上記の洗浄エネ
ルギ密度が小さくなるという問題に加え、噴射洗浄水動
力の比較においても第一の噴射口6に比べ有効洗浄水動
力がかなり落ちるという問題を有していた。
【0006】本発明は上記の課題を解決しようとするも
ので、食器類に対して高水準で均一な洗浄力を得ること
ができ、かつバランスのよいアームノズル構成を有する
食器洗浄乾燥機を提供することを第一の目的としてい
る。
【0007】また、前記第一の目的を達成するための第
二の手段・第三の手段を提供することを第二の目的・第
三の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、洗浄槽と洗浄水を加圧循環
する洗浄ポンプと相互に連通する複数の洗浄ノズルとを
備え、前記洗浄ノズルは前記洗浄ポンプの吐出口と連通
し且つ略水平に回転自在に設けた第一のアームノズル
と、この第一のアームノズルの回転軸と偏心させて前記
第一のアームノズルの一方のアーム上に回転自在に設け
た第二のアームノズルからなり、第一のアームノズルの
他方のアーム上には第一の噴射口を設けるとともに第二
のアームノズルには第二の噴射口を設け、同時にそれぞ
れの噴射口を第二の噴射口数が第一の噴射口数より多く
なるように配分形成し、第二の噴射口からの噴射洗浄水
量が第一の噴射口からの噴射洗浄水量より必ず多くなる
ように形成した食器洗浄乾燥機とするものである。
【0009】また第二の目的を達成するための本発明の
第二の手段は、第一のアームノズルとこの第一のアーム
ノズルの回転軸と偏心させて前記第一のアームノズルの
一方のアーム上に回転自在に設けた第二のアームノズル
からなり、前記第一のアームノズルの他方のアーム上に
は第一の噴射口を設けるとともに前記第二のアームノズ
ルには第二の噴射口を設け、第一のアームノズルの第一
の噴射口側アーム管路内任意位置の断面積が前記任意位
置と相対向する対称位置のすべてにおいて第二のアーム
ノズル側アーム管路内の断面積より必ず小さくなるよう
に前記それぞれのアーム管路内形状を形成した食器洗浄
乾燥機とするものである。
【0010】さらに、第三の目的を達成するための本発
明の第三の手段は、第一のアームノズルとこの第一のア
ームノズルの回転軸と偏心させて前記第一のアームノズ
ルの一方のアーム上に回転自在に設けた第二のアームノ
ズルからなり、前記第一のアームノズルの他方のアーム
上には第一の噴射口を設けるとともに前記第二のアーム
ノズルには第二の噴射口を設け、前記第一のアームノズ
ルの第一の噴射口側アーム管路内部に所要形状の流水絞
り翼を形成した食器洗浄乾燥機とするものである。
【0011】
【作用】本発明の第一の手段は、以下のように作用す
る。洗浄ポンプの作動によって、洗浄水が第一第二の噴
射口から噴射され、第二のアームノズルは自転しつつ第
一のアームノズルの回転により公転運動を行なう。この
際、第一の噴射口より数多く設けられた第二の噴射口か
らの噴射洗浄水の流量分担は、第一の噴射口のそれに比
べて大きいものである。従って洗浄水動力も大きくなっ
て、第二の噴射口による均一な洗浄エネルギ密度すなわ
ち洗浄寄与率も大きくなるため、洗浄槽内の食器類に対
し万偏なく強力な洗浄が行なわれる。同時に、第二のア
ームノズルの噴射反力も第一の噴射口のものに比べて大
きくなる。この作用により第二のアームノズルの回転中
心における噴射反力と、第一の噴射口位置における噴射
反力の大きさは、第一のアームノズルの回転中心より相
対向するアームにおいてそれぞれ噴射反力の生ずる位置
までの距離にほぼ反比例する大きさになり、前記各々の
距離と噴射反力との積すなわち前記回転中心を支点とす
るモーメントはほぼ等しくなる。
【0012】すなわち、第二の噴射口の自転範囲とその
運動軌跡の外側における第一の噴射口による洗浄エネル
ギの補完を考えると、第一のアームノズルの回転中心か
ら第二のアームノズルの回転中心までの距離は、前記回
転中心から第一の噴射口の平均距離までの長さに対しほ
ぼ30%以上短くする必要がある。しかしそれぞれの距
離に対応する位置での噴射反力が、前記それぞれの距離
と反比例するような大きさに設定されることによって、
第一のアームノズルの回転中心を支点とするアームの下
向きのモーメントのアンバランスは解消され、滑らかな
回転が得られ回転シール部からの水洩れも抑制され強力
でより均一な洗浄が行われる。
【0013】また本発明の第二の手段は、以下のように
作用する。洗浄ポンプの作動によって洗浄水が第一のア
ームノズル内に供給されると、第一の噴射口側よりも第
二のアームノズル側アーム内の管路抵抗の方が小さいた
め、すなわち圧力損失が少ないため、より多くの洗浄水
量が第二のアームノズル側へ分岐流入する。従って第一
の噴射口に対する第二の噴射口の流量分担は大きくな
り、吐出圧の低下も最小限に抑えられる。また、したが
って第二の噴射口の洗浄水動力分担は、第一の噴射口の
それに比べ大きくなり、洗浄エネルギ密度すなわち洗浄
寄与率も向上する。同時に、第一のアームノズルに生ず
る下向きモーメントのアンバランスおよび回転シール部
からの水洩れは最小限に抑制され、より強力な均一洗浄
が行われる。
【0014】さらに本発明の第三の手段によれば、前記
本発明の第二の手段とほぼ同様に作用し、第二の噴射口
による洗浄エネルギ密度を向上でき、第一のアームノズ
ルに生ずるアンバランスも抑制して、効果的な洗浄を行
なうことができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第一の手段の実施例につい
て、図1・図2・図3を参照しながら説明する。1はか
ご11にセットされた食器類10を収納する洗浄槽、2
は洗浄水を加圧循環させる洗浄ポンプ、5は洗浄ポンプ
2の吐出口3と連通し且つ略水平に回転自在に設けた第
一のアームノズル、8は第一のアームノズル5の回転中
心O1と所要の距離だけ偏心させて、前記第一のアーム
ノズル5上に回転自在に設けた第二のアームノズルであ
る。6および9は、それぞれ第一のアームノズル5およ
び第二のアームノズル8に設けた複数個の噴射口であ
る。また7は、前記第二のアームノズル8の回転中心部
に設けた導水開口である。
【0016】以上のように構成された食器洗浄機につい
て、以下その動作を図1・図2・図3・図5に基づき説
明する。食器類10をかご11にセットして洗浄槽1内
に収納し、運転を開始すると所定のシーケンスにしたが
って所定量の洗浄水が洗浄槽1内に給水される。次いで
洗浄ポンプ2が作動し、加圧された洗浄水はその吐出口
3を介して回転自在に設けた第一のアームノズル5に圧
送され、複数の噴射口6より噴射される。同時に洗浄水
は第一のアームノズル5を経由して第二のアームノズル
8に加圧供給され、複数の噴射口9より上方へ噴射され
る。このとき、噴射口6の少なくとも一個からの噴射洗
浄水はその回転軌跡の略接線方向へ斜め上向きに噴射さ
れる。このときに生ずる噴射反力の水平分力によって第
一のアームノズル5は時計方向に回転し、噴射口6の回
転軌跡上方の食器類に洗浄水を噴射する。第二のアーム
ノズル8は、第一のアームノズル5の回転にしたがって
回転軸O1を中心に公転する。同時に、噴射口9の少な
くとも1個からの噴射洗浄水は自転軸O2を中心とする
噴射口9の自転軌跡の略接線方向に向けて斜め上向きに
噴射される。このときに生ずる噴射反力の水平分力によ
り、第二のアームノズル5は自転軸O2を中心に反時計
方向に自転し、その回転軌跡上方の食器類を洗浄する。
【0017】このとき、第一の噴射口6より数多く設け
られた第二の噴射口9からの噴射洗浄水の流量分担は、
第一の噴射口6のそれに比べて大きくなる。従って第二
の噴射口9が出力する総洗浄水動力も大きくなってい
る。
【0018】図4はこのときの複数個の噴射口9および
6の運動軌跡を実線で示したものであり、12a・12
b・12c・12dはそれぞれ噴射口9の運動軌跡を、
13a・13bはそれぞれ噴射口6の運動軌跡を示す。
図4より噴射口9による噴射洗浄エネルギ密度の水準は
容易に類推できるが、さらにその分布を定量的に示した
ものが図5である。図5の縦軸は洗浄エネルギ密度W
を、横軸は第一のアームノズル回転中心O1を中心とす
る円周半径Rの位置を示す。図5においてO1を中心に
山形の実線で形成される曲線が噴射口9による洗浄エネ
ルギ密度分布であり、両端のピーク状の曲線で形成され
る斜線で塗りつぶした部分は噴射口6によって受けるエ
ネルギ補完を加えられた合成エネルギ分布を示す。図5
より噴射口9による洗浄エネルギ密度は噴射口6のそれ
に比較して洗浄範囲全体にわたって高水準を維持し、従
来に比べ噴射口9による洗浄寄与率が大幅に高くなって
いることが理解できる。
【0019】この結果、図2で示すように第二の噴射口
9の総噴射反力F2は第一の噴射口6の総噴射反力F1
に比べて大きくなる。第二のアームノズル8の回転中心
O2における噴射反力F2と噴射反力F1の大きさは、
第一のアームノズル5の回転中心O1より相対向するア
ームにおいてそれぞれ噴射反力の生ずる位置までの距離
L1、L2にほぼ反比例する大きさになり、前記各々の
距離と噴射反力との積すなわち前記回転中心O1を支点
とするモーメントF1*L1とF2*L2の値はほぼ等
しくなる。したがって第一のアームノズル5の回転中心
O1を支点とするアームの下向きモーメントはバランス
し、滑らかな回転が得られるとともに回転シール部から
の水洩れも抑制される。
【0020】以上のように本実施例によれば第二の噴射
口による均一洗浄エネルギ密度が大きくなると同時に、
アームノズルの滑らかな回転が得られ回転シール部から
の水洩れも抑制されるため、洗浄槽内の食器類に対しよ
り強力かつ均一な洗浄が行われ、洗浄効率を高める。 (実施例2)以下本発明の第二の手段の実施例につい
て、図6・図7・図8を参照しながら説明する。図6は
洗浄ポンプの吐出口と連通し且つ回転自在に設けた第一
のアームノズル14の水平断面図、図7は第一のアーム
ノズル14の第一の噴射口15側のアームの任意位置1
6で断面したアーム断面図、図8は第二のアームノズル
18側アームの前記任意位置16と相対向する対称位置
17で断面したアーム断面図である。
【0021】図6・図7・図8において、20は洗浄水
を第一のアームノズル14に供給するための開口、18
は第二の噴射口19を有する第二のアームノズルであ
る。第一の噴射口15側のアーム管路内の任意位置の断
面積は、前記任意位置と相対向する対称位置のすべてに
おいて、第二のアームノズル18側アーム管路内の断面
積より必ず小さくなるように、前記第一のアームノズル
14の両アーム内管路が形成されている。
【0022】以上のように構成された食器洗浄乾燥機に
ついて、以下その動作を説明する。但し運転開始後の基
本的な動作については、前記実施例1と同様であるので
説明を省略する。洗浄ポンプ2の作動によって、洗浄水
が開口20より第一のアームノズル14内に供給され
る。このとき、第一の噴射口15側アーム内よりも第二
のアームノズル18側アーム内の管路抵抗の方が小さ
く、圧力損失が少ないため、矢線で示すようにより多く
の洗浄水量が第二のアームノズル18側アーム内へ分岐
供給される。つまり、第一の噴射口15側に対する第二
のアームノズル18側の流量分担が大きくなって、第二
の噴射口19の吐出圧の低下も抑えられる。したがって
第二の噴射口19の出力、すなわち洗浄水動力分担は、
第一の噴射口15に比べ必ず大きくなり、洗浄エネルギ
密度および洗浄寄与率は向上する。またこの結果、同時
に第一のアームノズル14に生ずる下向きモーメントの
アンバランスおよび回転シール部からの水洩れは最小限
に抑制される。
【0023】以上のように本実施例によれば、第二の噴
射口19による均一洗浄エネルギ密度を大きくすること
ができると同時に、第一のアームノズル14の回転運動
を滑らかにすることができ、回転シール部からの水洩れ
を抑制することもできて強力かつ均一な洗浄が行われ
る。
【0024】(実施例3)以下、本発明の第三の手段の
実施例について、図9・図10を参照しながら説明す
る。図9は、洗浄ポンプの吐出口と連通し且つ回転自在
に設けた第一のアームノズル21の水平断面図、図10
は第一のアームノズル21の第一の噴射口22側のアー
ムの任意位置24で断面したアーム断面図である。27
は洗浄水を第一のアームノズル21内に供給するために
設けた開口、23は第一の噴射口22側アーム内に設け
た流水絞り翼、25は第二の噴射口26を有する第二の
アームノズルである。本実施例では、第一の噴射口22
側のアーム管路内の断面積は、第二のアームノズル25
側のアーム管路内の断面積より必ず小さくなるように形
成している。
【0025】以上のように構成された食器洗浄乾燥機に
ついて、以下その動作を説明する。但し運転開始後の基
本的な動作については、前記実施例1と同様であるので
説明を省略する。洗浄ポンプの作動によって、洗浄水は
開口27より第一のアームノズル21内に供給される。
このとき、流水絞り翼23を有する第一の噴射口22側
のアーム内よりも、第二のアームノズル25側のアーム
内の管路抵抗の方が小さく圧力損失が少ないため、矢線
で示すようにより多くの洗浄水量が第二のアームノズル
25側のアーム内へ分岐供給される。従って、第一の噴
射口22側に対する第二のアームノズル25側の流量分
担は大きくなり、第二の噴射口26の吐出圧の低下も抑
えられる。この結果、第二の噴射口26の出力すなわち
洗浄水動力分担は、第一の噴射口22よりも必ず大きく
なり、洗浄エネルギ密度および洗浄寄与率は向上する。
またこの結果、同時に第一のアームノズル21に生ずる
下向きモーメントのアンバランスおよび回転シール部か
らの水洩れは最小限に抑制される。
【0026】以上のように本実施例によれば、第二の噴
射口26によって均一洗浄エネルギ密度を大きくするこ
とができ、同時に、第一のアームノズル21の水洩れの
少ない滑らかな回転が得られ、強力かつ均一な洗浄が行
われる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段によれ
ば、第二の噴射口数を第一の噴射口数より多くし、かつ
第二の噴射口から噴射される洗浄水の流量分担を第一の
噴射口のそれより大きくすることによって、第二の噴射
口による洗浄エネルギ密度すなわち洗浄寄与率を向上で
きる。したがって従来に比べ高水準の洗浄力で万偏なく
食器類を洗浄することができると同時に第一のアームノ
ズルに生ずるアンバランスを解消することにより水洩れ
損失の少ない滑らかな回転洗浄が可能となるため、より
効率的な洗浄を実現するものである。
【0028】また本発明の第二の手段によれば、第一の
噴射口への分岐流量を抑制し、第二の噴射口側への分岐
流量分担を大きくすると同時に洗浄水吐出圧を維持して
第二の噴射口の有効洗浄水動力を第一の噴射口のそれよ
り常に大きくすることによって、第二の噴射口による洗
浄エネルギ密度すなわち洗浄寄与率を向上できる。しか
るに高水準の洗浄力で万偏なく食器類を洗浄すると同時
に第一のアームノズルに生ずるアンバランスの解消によ
り、水洩れ損失の少ない滑らかな回転が可能となり従来
になく効果的な洗浄を実現するものである。
【0029】更に本発明の第三の手段によれば、前記本
発明の第二の手段と同様の効果を有する第二の手段を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例における食器洗浄
機の縦断面図
【図2】同アームノズルの縦断面図
【図3】同アームノズルの平面図
【図4】同アームノズルに設けた噴射口の運動軌跡図
【図5】同アームノズルに設けた噴射口による洗浄エネ
ルギ密度分布図
【図6】本発明の第二の手段の実施例におけるアームノ
ズルの水平断面図
【図7】同アームの横断面図
【図8】同アームの横断面図
【図9】本発明の第三の手段の実施例におけるアームノ
ズルの水平断面図
【図10】同アームの横断面図
【図11】従来のアームノズルの縦断面図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 洗浄ポンプ 5 第一のアームノズル 6 第一の噴射口 8 第二のアームノズル 9 第二の噴射口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と洗浄水を加圧循環する洗浄ポン
    プと相互に連通する複数の洗浄ノズルとを備え、前記洗
    浄ノズルは前記洗浄ポンプの吐出口と連通し且つ略水平
    に回転自在に設けた第一のアームノズルと、この第一の
    アームノズルの回転軸と偏心させて前記第一のアームノ
    ズルの一方のアーム上に回転自在に設けた第二のアーム
    ノズルからなり、第一のアームノズルの他方のアーム上
    には第一の噴射口を設けるとともに第二のアームノズル
    には第二の噴射口を設け、同時にそれぞれの噴射口を第
    二の噴射口数が第一の噴射口数より多くなるように配分
    形成し、第二の噴射口からの噴射洗浄水量が第一の噴射
    口からの噴射洗浄水量より必ず多くなるようにした食器
    洗浄乾燥機。
  2. 【請求項2】 洗浄槽と洗浄水を加圧循環する洗浄ポン
    プと相互に連通する複数の洗浄ノズルとを備え、前記洗
    浄ノズルは前記洗浄ポンプの吐出口と連通し且つ略水平
    に回転自在に設けた第一のアームノズルとこの第一のア
    ームノズルの回転軸と偏心させて前記第一のアームノズ
    ルの一方のアーム上に回転自在に設けた第二のアームノ
    ズルからなり、前記第一のアームノズルの他方のアーム
    上には第一の噴射口を設けるとともに前記第二のアーム
    ノズルには第二の噴射口を設け、同時に、第一のアーム
    ノズルの第一の噴射口側アーム管路内任意位置の断面積
    が前記任意位置と相対向する対称位置のすべてにおいて
    第二のアームノズル側アーム管路内の断面積より必ず小
    さくなるように前記それぞれのアーム管路内形状を形成
    してなる食器洗浄乾燥機。
  3. 【請求項3】 洗浄槽と洗浄水を加圧循環する洗浄ポン
    プと相互に連通する複数の洗浄ノズルとを備え、前記洗
    浄ノズルは前記洗浄ポンプの吐出口と連通し且つ略水平
    に回転自在に設けた第一のアームノズルとこの第一のア
    ームノズルの回転軸と偏心させて前記第一のアームノズ
    ルの一方のアーム上に回転自在に設けた第二のアームノ
    ズルからなり、前記第一のアームノズルの他方のアーム
    上には第一の噴射口を設けるとともに前記第二のアーム
    ノズルには第二の噴射口を設け、同時に、前記第一のア
    ームノズルの第一の噴射口側アーム管路内部に流水絞り
    翼を形成してなる食器洗浄乾燥機。
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