JPH05168458A - 酒粕乾燥方法および装置 - Google Patents

酒粕乾燥方法および装置

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JPH05168458A
JPH05168458A JP34274391A JP34274391A JPH05168458A JP H05168458 A JPH05168458 A JP H05168458A JP 34274391 A JP34274391 A JP 34274391A JP 34274391 A JP34274391 A JP 34274391A JP H05168458 A JPH05168458 A JP H05168458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sake lees
drying
drums
drying chamber
lees
Prior art date
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Pending
Application number
JP34274391A
Other languages
English (en)
Inventor
Morimasa Enomoto
守正 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOHNSON BOILER KK
Original Assignee
JOHNSON BOILER KK
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Publication date
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Publication of JPH05168458A publication Critical patent/JPH05168458A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 乾燥室2内に一対の加熱ドラム5を設け、ス
クリューコンベヤ1によりドラム5間に投入された酒粕
を加熱し、加圧して乾燥する。乾燥してドラム5に付着
した乾燥酒粕をかき取るスクレーパ15と、このスクレ
ーパ15でかき取られた粉末状の酒粕を回収するスクリ
ューコンベヤ6、17を設ける。また、酒粕から発生し
た蒸気を冷却して液化する凝縮器21を設ける。 【効果】 従来廃棄されていた余剰の酒粕を乾燥して保
存し易いようにする。乾燥時に発生した蒸気を凝縮して
有効成分を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、酒粕を乾燥し、粉末
状として回収するとともに、乾燥により発生した蒸気を
冷却凝縮してアルコールを含んだ液体として取出す酒粕
の乾燥方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本酒(清酒)の製造用として年
間白米55万トンが消費され、その約20%すなわち1
1万トンが酒粕となる。この酒粕の50%は漬物用とし
て消費されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように酒粕の半
分は利用されているが、半分は産業廃棄物となって廃棄
されている。その理由は、酒粕が60%の水分を含んで
おり、そのままでは保存ができず、また、適当な乾燥方
法もなかったからである。
【0004】この発明の課題は上記の問題点を解決して
酒粕を能率的に乾燥し、かつ発生した蒸気も凝縮液化し
て有効に利用し得るようにする乾燥方法と装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は乾燥室内において適温に加熱された一
対の加熱ドラム間に酒粕を投入し、加熱乾燥したのちド
ラムから剥離して乾燥室外に回収し、上記酒粕の乾燥に
より発生した蒸気を凝縮回収してアルコールを含む液体
を得る酒粕乾燥方法および乾燥室内に水平で平行に配置
され、蒸気などにより適温に加熱された一対の加熱ドラ
ムと、このドラムを、その相対向する面が同速で下方へ
移動するように駆動する駆動手段と、上記一対の加熱ド
ラムの相対する部分に酒粕を供給する酒粕供給手段と、
上記両ドラムに付着した乾燥酒粕を剥離するスクレーパ
と、同上ドラムから剥離した乾燥酒粕を乾燥室外に回収
する回収手段と、上記乾燥室内の蒸気を回収し、冷却凝
縮して液状とする凝縮器からなる酒粕乾燥装置を提供す
る。
【0006】
【実施例】図面はこの発明方法を実施する装置の一例を
示すもので、1は酒粕供給手段としての酒粕投入用スク
リューコンベヤで、ホッパ3と排出口4を有し2は乾燥
室である。上記乾燥室2内に図示省略してある駆動手段
により矢印方向に同速で回転する一対の同径の中空加熱
ドラム5と、一対の乾燥品回収用スクリューコンベヤ6
とを設けてある。
【0007】図示省略してあるボイラで発生した蒸気は
蒸気供給管7、弁9を介して乾燥室2内の分配器10に
供給される。分配器10には弁11を有する一対の蒸気
分配管12が連結され、この各管12は図示省略してあ
るロータリージョイントを介して各ドラム5の中空の回
転軸に連結し、ドラム5内に蒸気を吹き込むことによ
り、ドラム5の表面温度を約160℃〜165℃に加熱
し、ドラム5内で発生したドレンはドレンパイプ13で
取り出されてドレン回収器に送られる。
【0008】上記各ドラム5の外側には、それぞれスク
レーパ15を設け、その下方に前記スクリューコンベヤ
6を配置してある。このコンベヤ6はドラム5の回転軸
と平行の上部開放の樋形ケース内にスクリューを設けた
ものでスクレーパ15によりかき取られた粉末状の乾燥
酒粕をケースに受けてその端部に移送するものである。
【0009】また、上記各スクリューコンベヤ6の端部
下側には、両コンベヤ6で移送された乾燥酒粕を受け入
れて排出口16から排出する回収手段としてのスクリュ
ーコンベヤ17を、上記各スクリューコンベヤ6と直交
する方向に設ける。
【0010】20は上記乾燥室2の頂部に連結した連通
管で、凝縮器21に通じている。上記凝縮器21は縦形
の胴22内に多数のパイプ23を適当間隔で配置し、連
通管20から胴22の上端に流入した蒸気はパイプ23
内を通って胴22の下端の貯留槽24内に入るようにす
る。
【0011】また、図示省略してあるポンプにより胴2
3の入口25から入った冷却水は各パイプ23の外側に
接触してパイプ23内の蒸気を冷却したのち出口26か
ら排出される。27は凝縮液の出口、29は貯留槽24
の上部に連通した排気管、30は排気ブロワーである。
【0012】つぎに、上記装置の作用を説明すれば、ホ
ッパ3に投入された酒粕はスクリューコンベヤ1により
送られて乾燥室2内の排出口4からドラム5間に投入さ
れる。
【0013】投入された酒粕は矢印方向に回転する両ド
ラム5により加圧されると共に加熱されたドラム5の表
面に熱着し、一回転以内で乾燥を完了してスクレーパ1
5によりかき取られて粉末状となり、スクリューコンベ
ヤ6に落ち、同コンベヤ6のスクリューにより移送され
てスクリューコンベヤ17に投入され、排出口16から
排出され、図示省略してある容器などに回収される。
【0014】また、排気ブロワー30の運転により、連
通管20に吸引され、凝縮器21に入り、各パイプ23
内を流れて冷却水により冷却されて凝縮し、アルコール
を含む液体となって貯留槽24内に留り、出口27から
排出されて図示省略してある容器などに回収される。
【0015】
【発明の効果】この発明は上記のように保存が困難とさ
れていた酒粕を一対の加熱ドラムにより乾燥して粉末と
するものであるから、保存が容易で品質の良好な粉末酒
粕が得られ、食品や飼料の混合物として好適なものとな
る。また、酒粕を乾燥すると同時に発生する蒸気を凝縮
して液体として回収するが、この液体はアルコール度7
%〜10%のアルコールおよびフレーバーを含んでいる
のでこれを再蒸留すれば純度の良いアルコールが取れ、
そのままでも調味料となる。従って従来無駄に廃棄され
ていた酒粕が有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【符号の説明】
1 スクリューコンベヤ 2 乾燥室 5 加熱ドラム 6 スクリューコンベヤ 15 スクレーパ 17 スクリューコンベヤ 21 凝縮器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室内において適温に加熱された一対
    の加熱ドラム間に酒粕を投入し、加熱乾燥したのちドラ
    ムから剥離して乾燥室外に回収し、上記酒粕の乾燥によ
    り発生した蒸気を凝縮回収してアルコールを含む液体を
    得る酒粕乾燥方法。
  2. 【請求項2】 乾燥室内に水平で平行に配置され、蒸気
    などにより適温に加熱された一対の加熱ドラムと、この
    ドラムを、その相対向する面が同速で下方へ移動するよ
    うに駆動する駆動手段と、上記一対の加熱ドラムの相対
    する部分に酒粕を供給する酒粕供給手段と、上記両ドラ
    ムに付着した乾燥酒粕を剥離するスクレーパと、同上ド
    ラムから剥離した乾燥酒粕を乾燥室外に回収する回収手
    段と、上記乾燥室内の蒸気を回収し、冷却凝縮して液状
    とする凝縮器からなる酒粕乾燥装置。
JP34274391A 1991-12-25 1991-12-25 酒粕乾燥方法および装置 Pending JPH05168458A (ja)

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