JPH051678U - 4クローラ式車輌 - Google Patents
4クローラ式車輌Info
- Publication number
- JPH051678U JPH051678U JP5726091U JP5726091U JPH051678U JP H051678 U JPH051678 U JP H051678U JP 5726091 U JP5726091 U JP 5726091U JP 5726091 U JP5726091 U JP 5726091U JP H051678 U JPH051678 U JP H051678U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawlers
- crawler
- rear sides
- sides
- hydraulic cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機体下部の前後両側に4つのクローラをそれ
ぞれ配備して安定した登坂や小回りの旋回ができるよう
それぞれ回動可能とする。 【構成】 4つのクローラ1a、1bを各回動支点2中
心にそれぞれ回動できるよう枢支して機体下部の前後両
側に配備するとともに、油圧シリンダ3等のアクチュエ
ータにより回動支点2中心に回動させて接地長を変更可
能に構成したものであり、また、前方両側の両クローラ
1aおよび後方両側の両クローラ1bをそれぞれ連動し
て回動支点2中心に回転駆動可能にしたり、各クローラ
1a、1bの回動を規制する各油圧シリンダ3を通常は
フローティング位置にして旋回時に作動可能にしたり、
機体の重心G位置より遠くなる前方両側の両クローラ1
aまたは後方両側の両クローラ1bの一方のみを油圧シ
リンダ3等のアクチュエータにより回動可能にして構成
したものである。
ぞれ配備して安定した登坂や小回りの旋回ができるよう
それぞれ回動可能とする。 【構成】 4つのクローラ1a、1bを各回動支点2中
心にそれぞれ回動できるよう枢支して機体下部の前後両
側に配備するとともに、油圧シリンダ3等のアクチュエ
ータにより回動支点2中心に回動させて接地長を変更可
能に構成したものであり、また、前方両側の両クローラ
1aおよび後方両側の両クローラ1bをそれぞれ連動し
て回動支点2中心に回転駆動可能にしたり、各クローラ
1a、1bの回動を規制する各油圧シリンダ3を通常は
フローティング位置にして旋回時に作動可能にしたり、
機体の重心G位置より遠くなる前方両側の両クローラ1
aまたは後方両側の両クローラ1bの一方のみを油圧シ
リンダ3等のアクチュエータにより回動可能にして構成
したものである。
Description
【0001】
本考案は、機体下部の前後両側に4つのクローラを有して安定した登坂や小回
りの旋回ができる4クローラ式車輌に関する。
【0002】
従来のクローラ式車輌は、機体下部の両側にそれぞれ接地長が長い2つのクロ
ーラを装備したものであった。
【0003】
しかしながら、この種の車輌では、両側の両クローラの間隔に対するクローラ
の接地長の比率が大きくなると、旋回性が悪くて小回りができないことになり、
とくに傾斜地にも秀れる車輌では、安全面や登坂力の関係で前記接地長を大きく
する必要があるが、機体を大形化できないとか、輸送や移動の制約上、両クロー
ラの間隔を大きくすることには限界がある、といった不具合を呈していた。
【0004】
本考案は、そのような不具合を解決し、両側のクローラ間隔を最小限にして好
適に実施できるよう工夫したものであり、そのため、4つのクローラを各回動支
点中心にそれぞれ回動できるよう枢支して機体下部の前後両側に配備するととも
に、油圧シリンダ等のアクチュエータにより回動支点中心に回動させて接地長を
変更可能に構成したものであり、また、前方両側の両クローラおよび後方両側の
両クローラをそれぞれ連動して回動支点中心に回転駆動可能にしたり、各クロー
ラの回動を規制する各油圧シリンダを通常はフローティング位置にして旋回時に
作動可能にしたり、機体の重心位置より遠くなる前方両側の両クローラまたは後
方両側の両クローラの一方のみを油圧シリンダ等のアクチュエータにより回動可
能にして構成したものである。
【0005】
したがって、機体下部の前後両側に配備した4つのクローラはそれぞれ回動支
点中心に回動できることになって、前後の両クローラをそれぞれ前後の反対方向
に回動させると、両クローラにまたがる接地長が短くなって機体は小回りの旋回
ができることになり、しかも、両クローラの全面接地により接地長が長くなって
、傾斜地での安定性および登坂力の秀れることになり、また、前方両側の両クロ
ーラおよび後方両側の両クローラをそれぞれ連動させて回動させることにより、
左右の動きに誤差が生じないよう正確に回動させることができることになり、油
圧シリンダを通常はフローティング位置にしておくと、地面の傾斜や段差に対す
る各クローラの追従性が良好となり、さらにまた、機体の重心位置より遠くなる
前方両側の両クローラまたは後方両側の両クローラの一方のみをアクチュエータ
により回動可能にすることによって、駆送力をあまり低下させないで小回りの旋
回ができることになる。
【0006】
図1ないし図4は第1実施例を示し、座席4a、4bや作業機5、エンジン6
等を装備した車輌Aの下部の前後両側には4つのクローラ1a、1bをそれぞれ
配備するが、各クローラ1a、1bは、上方の駆動輪7と、下方の両遊動輪8、
8およびその間の3つの各転輪9とに側面視3角形状となるようにして掛装し、
4つの各クローラ1a、1bの駆動輪7は、前記車輪Aの下部シャーシ10の側
部に固設したメタル11に遊嵌する回転軸筒12の端部に固設するとともに、該
回転軸筒12の内端部に固設した伝動スプロケット13には前記エンジン6側よ
り駆動するチェン14を掛装し、前記回転軸筒12に遊嵌した支軸2aの端部に
は、前記両遊動輪8、8および各転輪9を軸架したトラックフレーム15の上部
を着脱可能に取付けてナット16により固定し、各クローラ1a、1bの全体が
支軸2a中心の回動支点2を中心にして回動できるよう枢支し、各支軸2aの内
端部に固設したアーム17の先端には下部シャーシ10上の支持片18より延出
する各油圧シリンダ3の先端部をそれぞれ伝動連結して構成する。
【0007】
したがって、前方両側の両クローラ1a、1aと後方両側の両クローラ1b、
1bはそれぞれ油圧シリンダ3により回動支点2中心に回動できることになり、
図1に示すように、各クローラ1a、1bの接地側全面を接地させると、長い接
地長L1 となって、傾斜地では安定性および登坂力に秀れることになり、また、
機体を旋回させる場合には、図4に示すように、前後の両クローラ1a、1bを
それぞれ前後の反対方向に回動させると、両クローラ1a、1bにまたがる接地
長L2 が短くなって小回りの旋回ができることになる。
【0008】
図5ないし図7は第2実施例を示し、前記実施例とは同一符号で示すように略
同様に構成するが、左右の両クローラ1a、1aのトラックフレーム15と、左
右の両クローラ1b、1bのトラックフレーム15を連結杆19、19によりそ
れぞれ連結し、下部シャーシ10の下部の支持片18a、18aより延出する2
つの油圧シリンダ3、3を前記連結杆19、19の中間部にそれぞれ連動連結し
、左右のクローラをその動きに誤差が生じないよう連動させて正確に回動させる
ことができることになって、機体の接地長をL1 やL2 に変更できるように構成
したものである。
【0009】
図8は第3実施例を示し、前記実施例の各油圧シリンダ3の油圧回路で通常は
フローティング位置にして旋回時に作動可能にしたものであり、モータ20によ
り駆動するポンプ21やオイルタンク22と油圧シリンダ3との間に図示のよう
なスプール23を介装し、図示の状態で油圧シリンダ3が通常ではフローティン
グ位置となって、傾斜や段差に対するクローラ1a、1bの追従性が良く、登坂
および降板性能に秀れることになり、また、クローラの回動には適度な抵抗が与
えられることになって急激な回動が無く、とくに降板時には安全で快適となり、
旋回時には、スプール23を矢印イ方向や矢印ロ方向に操作してクローラ1a、
1bを回動させながら機体の接地長を短くして小回りさせることができることに
なる。
【0010】
図9および図10は第4実施例を示し、前記実施例とは同一符号で示すように
略同様に構成するが、回動支点2が機体の重心G位置より前方にl1 長だけ離れ
る前方両側の両クローラ1a、1aだけを油圧シリンダ3により回動可能にして
、短くl2 長だけ離れる後方両側の両クローラ1b、1bは自由動するように構
成したものであり、図9に示すように長い接地長L1 にして安定良く走行したり
、また、旋回時には、図10に示すように、前方両側の両クローラ1a、1aの
みを回動させながら短い接地長L2 にして、しかも、後方両側の両クローラ1b
、1bが全面接地して駆送力をあまり低下させないようにしながら良好に小回り
できることになる。
【0011】
このように本考案は、4つのクローラ1a、1bをそれぞれ回動支点2中心に
回動させることによって機体の接地長を短くしたり長くすることができることに
なって、旋回時には有効に小回りができるとともに、傾斜地では登坂力に秀れて
安定性良く走行できることになり、また、左右のクローラを連動して回転駆動で
きるようにして、左右の動きに誤差がなく同じ回動角で有効にしかも操作が簡単
となって回動させることができることになり、各油圧シリンダ3を通常はフロー
ティング位置になるようにしておくと、地面に対する各クローラ1a、1bの追
従性が良好となって、段差のあるところや、登坂、降板での走行性を安定化とと
もに一段と向上させることができることになり、さらにまた、機体の重心G位置
より遠くなる前後の両側の両クローラ1a、1bの一方のみをアクチュエータに
より回動可能にすることによって、駆送力をあまり低下させないで有効に小回り
の旋回ができることになり、走行性に秀れる4クローラ式車輌として簡単な構造
にして好適に実施できる特長を有する。
【図1】本考案の第1実施例である要部を示した側面図
である。
である。
【図2】図1の一部を示した正面図である。
【図3】図2の一部を示した断面図である。
【図4】図1の作動状態を示した側面図である。
【図5】第2実施例の要部を示した側面図である。
【図6】図5の一部を示した背面図である。
【図7】図5の作動状態を示した側面図である。
【図8】第3実施例を示した油圧回路図である。
【図9】第4実施例の要部を示した側面図である。
【図10】図9の作動状態を示した側面図である。
1a クローラ
1b クローラ
2 回動支点
3 油圧シリンダ
G 重心
Claims (4)
- 【請求項1】 4つのクローラ1a、1bを各回動支点
2中心にそれぞれ回動できるよう枢支して機体下部の前
後両側に配備するとともに、油圧シリンダ3等のアクチ
ュエータにより回動支点2中心に回動させて接地長を変
更可能に構成したことを特徴とする4クローラ式車輌。 - 【請求項2】 前方両側の両クローラ1aおよび後方両
側の両クローラ1bをそれぞれ連動して回動支点2中心
に回転駆動可能にしてなる請求項1記載の4クローラ式
車輌。 - 【請求項3】 各クローラ1a、1bの回動を規制する
各油圧シリンダ3を通常はフローティング位置にして旋
回時に作動可能にしてなる請求項1記載の4クローラ式
車輌。 - 【請求項4】 機体の重心G位置より遠くなる前方両側
のクローラ1aまたは後方両側の両クローラ1bの一方
のみを油圧シリンダ3等のアクチュエータにより回動可
能にしてなる請求項1記載の4クローラ式車輌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5726091U JPH051678U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 4クローラ式車輌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5726091U JPH051678U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 4クローラ式車輌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051678U true JPH051678U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13050562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5726091U Pending JPH051678U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 4クローラ式車輌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051678U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018234A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 4クローラ型作業車輌 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5751170U (ja) * | 1980-09-08 | 1982-03-24 | ||
JPS57134370A (en) * | 1981-02-10 | 1982-08-19 | Toshiba Corp | Vehicle with crawler |
JPS5822384B2 (ja) * | 1980-10-17 | 1983-05-09 | アクチ−ボラグ エリツク ボ−リン | 潤滑材の部分噴射装置 |
JPS6332550U (ja) * | 1986-08-14 | 1988-03-02 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP5726091U patent/JPH051678U/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5822384B2 (ja) * | 1980-10-17 | 1983-05-09 | アクチ−ボラグ エリツク ボ−リン | 潤滑材の部分噴射装置 |
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JPS6332550U (ja) * | 1986-08-14 | 1988-03-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018234A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 4クローラ型作業車輌 |
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