JPH0516772B2 - - Google Patents

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JPH0516772B2
JPH0516772B2 JP60087927A JP8792785A JPH0516772B2 JP H0516772 B2 JPH0516772 B2 JP H0516772B2 JP 60087927 A JP60087927 A JP 60087927A JP 8792785 A JP8792785 A JP 8792785A JP H0516772 B2 JPH0516772 B2 JP H0516772B2
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JP
Japan
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current
gate
resistor
input
gate circuit
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JP60087927A
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English (en)
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JPS61274422A (ja
Inventor
Junichi Sone
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPS61274422A publication Critical patent/JPS61274422A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジヨセフソン効果を用いた入出力分離
回路に関する。
(従来技術とその問題点) ジヨセフソン接合と抵抗とよりなる電流注入型
論理ゲート回路としては、いくつかの回路型式が
提案されており、その1例はアプライド、フイジ
ツクス、レターズ誌(Applied Physics Letters)
第40巻、第8号、第741〜744頁に示される抵抗結
合型ジヨセフソン論理回路である。
第2図は従来例である和の論理を行なう電流注
入型論理ゲート回路の回路図を示す。該論理ゲー
トは各々臨界電流値2IO/3,IOOをもつ3つ
の接合10,11,12、同一の抵抗値rをもつ
4つの抵抗13〜16からなつている。該論理ゲ
ート回路は電源電流供給端子17よりゲート電流
Igが供給され、Igは抵抗13,15で2等分され
た後、接合11,12を通つて、接地18へ流れ
込む。この状態で入力電流Iioが入力端子19より
注入されると、接合11,12がこの順に零電圧
状態から高抵抗状態にスイツチし、ゲート電流Ig
は主に接合10、抵抗16を通つて接地に流れる
ようになる。この時、接合10を流れる電流が臨
界電流値2IO/3を越えると、接合10は高抵抗
状態にスイツチし、ゲート電流Igは出力端子20
に流れ出し、また入力電流Iioは入力端子より抵抗
16を通つて接地に流れ、入出力分離が果たされ
るとともにゲート回路のスイツチングが完了す
る。上記の説明より該ゲート回路のスイツチング
動作中、入力抵抗16には接合10がスイツチす
る直前に最大となるio+2O/3という値の電
流が流れることがわかる。
第3図は第2図の和の論理ゲート回路をフア
ン・イン2、フアン・アウト2の構成で接続した
ものである。図中、21,22,23は該論理ゲ
ート回路を示し、17,19,20は各々第1図
同様、電源電流供給端子、入力端子、出力端子を
表わす。ゲート21とゲート22は線路24、負
荷抵抗25、ゲート23とゲート22は線路2
6、負荷抵抗27を通じて各々接続されている。
ゲート21が入力電流Iioの印加により電圧状態に
スイツチすると、ゲート電流Igは出力電流となり
等分されて、その一方が線路24、抵抗25を流
れ、ゲート22に入力される。この結果、ゲート
22は電圧状態へスイツチするが、この時ゲート
23は零電圧状態であり、抵抗27はゲート回路
22の入力端子19より、ゲート回路23の前記
ジヨセフソン接合12を通つて接地されているこ
とになる。このため、第2図のゲート回路の動作
において説明したスイツチング動作中に入力抵抗
16に流れる電流Iio+2IO/3=Ig/2+2IO/3
は入力抵抗16と負荷抵抗27に、両者の抵抗比
に従つた大きさで分流され流れ込む。通常の設計
では入力抵抗16の抵抗値rと負荷抵抗27の抵
抗値rLの比r/rLは1/10程度なのでゲート22
のスイツチング動作中、ゲート23には線路26
を通つてゲート23の前記ジヨセフソン接合12
に(Ig/2+2IO/3)/10の大きさのリーク電
流が流れ込むことになる。前記接合12にはゲー
ト電流Igの印加により既にIg/2の大きさの電流
が流れているので、前記リーク電流により前記ジ
ヨセフソン接合12がスイツチしないためには (Ig/2+2IO/3)/10<IO−Ig/2 即ち、Ig<1.7Oにゲート電流を設定しておく
必要がある。もし、ゲート電流gを1.7IO以上に
設定すると、前記リーク電流により前記ゲート回
路23の前記接合12が電圧状態にスイツチし、
ゲート電流gが前記ゲート23の前記接合11
に集中して流れるようになり、接合11がスイツ
チする。続いて、ゲート電流Igは前記ゲート23
の前記接合10に集中して流れ、接合10も電圧
状態にスイツチし、ゲート電流Igは、ゲート回路
23の出力電流として線路26,28に流れるよ
うになる。これは前記ゲート23が入力電流が印
加されていないにもかかわらず、出力電流を出力
したこをに対応し、ゲート回路が誤動作をしたこ
とになる。このようなリーク電流によるゲート回
路の誤動作が生じなければ、ゲート回路のゲート
電流Igは2IOまで増大させても正常動作が保証さ
れるわけなので、上記のリーク電流による誤動作
はゲートの動作マージンを著しく制限しているこ
とになる。これを防ぐためには負荷抵抗値rLと入
力抵抗rとの比を大きく取ればよいわけだが、ゲ
ートの出力電流を十分に取るために負荷抵抗値rL
とゲート電流gとの積は超電導体材料固有の量
であるギヤツプ電圧Vg以下に設定しなければな
らず、また入力抵抗rを下げることも、文献電子
通信学会電子デバイス研究会資料ED83−51号、
第39頁に述べられている如く、ゲートのスイツチ
ング時間を増大させることになり、ジヨセフソン
効果を用いたゲート回路のもつ高速スイツチング
特性を著しく損なうことになる。
(発明の目的) 本発明の目的は論理ゲート回路を広いゲート電
流マージンで動作させることができる、ジヨセフ
ソン効果を用いた入出力分離回路を提供すること
にある。
(発明の構成) 本発明によれば複数個の前段論理ゲート回路の
出力端子と次段論理ゲート回路の入力端子とを接
続するジヨセフソン効果を用いた入出力分離回路
において、前記出力端子に第1の抵抗を接続し、
該第1の抵抗の他の一端に第2の抵抗を接続し、
該第2の抵抗の他の一端を前記入力端子に接続
し、前記第1の抵抗と第2の抵抗の接続点と接地
との間に、前記前段論理ゲート回路の出力電流よ
りも小さく、且つ前記次段論理ゲート回路が電圧
状態にスイツチした際に、その入力端子から零電
圧状態の前記前段論理ゲート回路の出力端子に向
かつて流れるリーク電流よりも大きな臨界電流値
を持つジヨセフソン結合を接続したことを特徴と
するジヨセフソン効果を用いた入出力分離回路が
得られる。
(構成の詳細な説明、実施例) 以下、本発明を図面を用いて説明する。第1図
は本以明の一実施例であるジヨセフソン効果を用
いた入出力分離回路を説明するための図である。
本実施例ではフアン・インを2とした論理ゲート
回路を想定している。図中に示される3個の電流
注入型ゲート回路30,31,32の各々は例え
ば第2図に等価回路で示した論理ゲート回路と同
一の回路構造を持つものと想定する。論理ゲート
回路32の入力端子19には第2の抵抗である抵
抗33,34が接続され、さらに該抵抗33,3
4には各々の一端が接地されたジヨセフソン接合
35,36が接続され、該接続点37,38には
第1の抵抗である抵抗39,40を介して前段の
ゲート回路30,31の出力端子が接続される。
ここで前記各接続点37,38から入力される
入力電流の大きさをIioとすると、前記ジヨセフソ
ン接合35,36の臨界電流値I1は (Iio+2IO/3)r/R′L+r<I1<Iio を満足するように選ばれる。ここで2O/3は
接合10の臨界電流値、rは抵抗16の抵抗値、
R′Lは抵抗33,34の抵抗値である。前段のゲ
ート回路30,31のどちらか、例えば30が電
圧状態にスイツチすると出力電流は前記接合35
に流れ込む。上記の条件式よりこのときの出力電
流の大きさIioは接合35の臨界電流値I1より大き
いので、接合35はスイツチし、前段のゲート回
路30の出力電流が入力端子19より注入され、
ゲート回路32のスイツチングが起きる。このス
イツチング動作中、抵抗16および抵抗34に流
れる最大電流の総和は、第2図の従来例のゲート
回路の動作の説明で述べた通り、Iio+2I0/3なの で、抵抗34を通つて接合36に流れ込む電流は
(Iio+2IO/3)・r/R′L+rとなる。これは前記の
条件 式より、接合36の臨界電流値I1よりも小さいの
で、接合36は零電圧状態のままである。従つて
前記接続点38より抵抗40を介して接続された
ゲート回路31には何もリーク電流は流れ込ま
ず、ゲート回路31の誤動作スイツチングは起き
ない。本実施例のゲート回路を用い、第1図の構
成のような論理ゲート回路のネツトワークを作る
と想定し、Iio=Ig/2,r/R′L+r〜1/10なるパ
ラ メータを用いると、前記条件式は (g/2+2O/3)1/10<1g/2 となる。動作マージンを考慮した典型的なゲート
電流設定値g=1.50を用いると前式は 0.14<1/IO<0.75となり、I10.45IO程度に接合3 5,36の臨界電流値を選べば良いことがわか
る。
(発明の効果) 以上、本発明によるジヨセフソン効果を用いた
入出力分離回路を用いれば、フアン・インが複数
のゲート回路がスイツチした時に生ずるリーク電
流が該ゲート回路の入力端子に抵抗を介して接続
されたジヨセフソン接合により吸収されるので、
該ゲート回路の入力端子と接続される前段の、零
電圧状態にあるゲート回路には出力側から何らリ
ーク電流は注入されず、ゲート回路のゲート電流
値Igを入力電流が印加されない時のゲート回路の
ゲート電流しきい値n(前記実施例においては
2IO)まで上げることができ、ゲート回路を広い
ゲート電流マージンで動作させることができる。
また本発明では、この目的を入力抵抗値を下げる
ことなく実現できるので、ゲート回路の遅延時間
を増大させることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のジヨセフソン効果を用いた入
出力分離回路から構成されるネツトワークを説明
するための回路図、第2図は電流注入型論理ゲー
ト回路の従来例を説明するための回路図、第3図
は従来例の電流注入型論理ゲート回路から構成さ
れるネツトワークを説明するための回路図であ
る。 10,11,12……ジヨセフソン接合、1
3,14,15,16……抵抗、17……電源電
流供給端子、18……接地、19……入力端子、
20……出力端子、21,22,23……電流注
入型論理ゲート回路、24,26,28……出力
線、25,27……負荷抵抗、30,31,32
……電流注入型論理ゲート回路、33,34,3
9,40……抵抗、35,36……ジヨセフソン
接合、37,38……接続点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数個ある前段論理ゲート回路の各々の出力
    端子と次段論理ゲート回路の入力端子とを接続す
    るジヨセフソン効果を用いた入出力分離回路にお
    いて、前記出力端子に第1の抵抗を接続し、この
    第1の抵抗の他の一端に第2の抵抗を接続し、こ
    の第2の抵抗の他の一端を前記入力端子に接続
    し、前記第1の抵抗と第2の抵抗の接続点と接地
    との間に、前記前段論理ゲート回路の出力電流よ
    りも小さく、且つ前記次段論理ゲート回路が電圧
    状態にスイツチした際に、その入力端子から零電
    圧状態の前記前段論理ゲート回路の出力端子に向
    かつて流れるリーク電流よりも大きな臨界電流値
    を持つジヨセフソン接合を接続したことを特徴と
    するジヨセフソン効果を用いた入出力分離回路。
JP60087927A 1985-04-24 1985-04-24 ジョセフソン効果を用いた入出力分離回路 Granted JPS61274422A (ja)

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JP60087927A JPS61274422A (ja) 1985-04-24 1985-04-24 ジョセフソン効果を用いた入出力分離回路

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JPS61274422A JPS61274422A (ja) 1986-12-04
JPH0516772B2 true JPH0516772B2 (ja) 1993-03-05

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JP (1) JPS61274422A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59181725A (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 Agency Of Ind Science & Technol 抵抗結合形ジヨセフソンデコ−ダ
JPS59185428A (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 Agency Of Ind Science & Technol 抵抗結合形ジヨセフソンデコ−ダ回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59181725A (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 Agency Of Ind Science & Technol 抵抗結合形ジヨセフソンデコ−ダ
JPS59185428A (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 Agency Of Ind Science & Technol 抵抗結合形ジヨセフソンデコ−ダ回路

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JPS61274422A (ja) 1986-12-04

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