JPH05167557A - 交差偏波干渉補償器 - Google Patents

交差偏波干渉補償器

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JPH05167557A
JPH05167557A JP33470591A JP33470591A JPH05167557A JP H05167557 A JPH05167557 A JP H05167557A JP 33470591 A JP33470591 A JP 33470591A JP 33470591 A JP33470591 A JP 33470591A JP H05167557 A JPH05167557 A JP H05167557A
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cross polarization
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茂樹 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両偏波伝送システムで生ずる時間的に変動す
る交差偏波干渉に対し追随特性のすぐれた交差偏波干渉
補償器を提供する。 【構成】 トランスバーサフィルタ15,25を用いた
交差偏波干渉補償器において、受信電界監視信号11
0,210の変化速度の検出手段と、受信電界の変化速
度によりトランスバーサルフィルタ15,25のタップ
重み付制御信号を生成する段数可変計数器の段数切替制
御を行ない、交差偏波干渉補償器の追随特性を改善す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両偏波伝送方式に関し、
特に交差偏波間干渉補償器に関する。
【0002】
【従来の技術】同一周波数で互に直交する2つの偏波を
用いてデジタル変調信号を伝送する両偏波伝送システム
において、フェージング等で、両偏波間識別度が劣化し
た場合に生ずる交差偏波干渉を補償することがよく行な
われる。
【0003】図3は従来の交差偏波干渉補償器の一例で
ある。同一周波数の互に直交した2つの偏波で伝送され
てきたデジタル変調信号である無線周波数の受信信号1
01,201は受信機10′,20′で中間周波数帯の
受信信号102,202に変換される。
【0004】中間周波数帯の受信信号102,202は
復調器11,21で復調後、デジタル変換されベースバ
ンドデジタル信号103,203として出力される。交
差偏波用復調器14,24は異偏波側の受信信号20
2,102をそれぞれ復調・デジタル変換し、異偏波ベ
ースバンドデジタル信号107,207を出力する。
【0005】交差偏波干渉補償用波形等化器であるトラ
ンスバーサルフィルタ15,25はそれぞれ異偏波ベー
スバンドデジタル信号107,207を入力とし、交差
偏波干渉の量に応じた補償信号109,209を出力す
る。ベースバンドデジタル信号103,203はそれぞ
れ補償信号109,209と結合器12,22で結合さ
れ、交差偏波干渉成分を補償され結合器出力104,2
04として出力される。結合器出力104,204は識
別器13,23で後続の信号処理部へ送出される主信号
105,205と、交差偏波干渉補償後の残留誤差成分
を示す誤差信号106,206に識別される。制御信号
発生器16′,26′はそれぞれ誤差信号106,20
6と異偏波ベースバンドデジタル信号107,207を
入力とし、トランスバーサルフィルタ15,25のタッ
プ重み付制御信号108,208を出力する。
【0006】制御信号発生器16′,26′の構成例を
図4を用いて説明する。図4の制御信号発生器は3タッ
プトランスバーサルフィルタを制御する制御信号発生器
であり、相関器30と計数器31′〜33′で構成され
る。相関器30は異偏波ベースバンドデジタル信号10
7と誤差信号106を入力とし、両者の相関演算を各タ
ップの制御タイミングに応じて行なう。相関演算を簡単
にするために、演算に使用する信号を異偏波ベースバン
ド信号102のMSBと誤差信号105のMSBに限定
すると、両信号の極性が一致したときには相関結果は
“1”、一致しない場合には“0”がそれぞれ第1タッ
プ用相関器出力300、第2タップ用相関器出力30
1、第3タップ用相関器出力302として出力される。
【0007】計数器31′〜33′はそれぞれ相関器出
力300〜302を入力とするN段の係数器(Nは自然
数)であり、対応する入力が“1”のときには+1を計
数し、“0”のときには−1を計数する。計数器31′
〜33′のNビットの計数結果のうち上位のMビット
(MはN以下の正の整数)をトランスバーサルフィルタ
の各タップ重み付制御信号305〜304として出力す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝搬路
がフェジングのない良好な条件のもとでは、トランスバ
ーサルフィルタのタップ重み付係数がゆらぐことのない
安定した状態に保たれることが要求される。そのために
はタップ重み付制御信号を発生する計数器の段数が十分
大きいことが望まれる。しかし、伝搬路でフェージング
が発生し、交差偏波識別度が劣化し、交差偏波干渉の量
が増加し、さらに交差偏波干渉量が時間とともに変化す
る場合はタップ重み付係数が高速で変化することが要求
されるが、計数器の段数が大きいと、タップ重み付係数
の変化が遅くなり、時間的に高速で変化する交差偏波干
渉に対する追随能力が劣るという問題点が有る。
【0009】そこで、本発明の技術的課題は上記欠点に
鑑み、時間的に変動する交差偏波干渉に対して、追随性
の高い公差偏波干渉補償器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、トラン
スバースルフィルタと、該トランスバースルフィルタの
タップ重み付けを制御する重み付制御信号を生成する段
数可変計数器とを有する交差偏波干渉補償器において、
無線周波数の受信信号から受信電界の変化速度を検出す
る変化速度検出手段と、前記変化速度に基づいて、前記
段数可変計数器の段数切替制御を行う段数制御手段とを
有することを特徴とする交差偏波干渉補償器が得られ
る。
【0011】また、本発明によれば、同一周波数で互に
直交する偏波のそれぞれを用いてデジタル変調信号を伝
送する両偏波伝送システムの受信側に用いられる交差偏
波干渉補償器において、異偏波の復調後のベースバンド
デジタル信号を入力とするトランスバーサルフィルタ
と、自偏波の復調後のベースバンドデジタル信号と前記
トランスバーサルフィルタの出力を結合する結合器と、
該結合器出力に含まれる残留誤差を検出する誤差信号検
出器と、前記異偏波の復調後のベースバンドデジタル信
号と前記誤差信号検出器の出力との相関演算を行なう相
関器と、該相関器の出力を計数し、前記トランスバーサ
ルフィルタのタッブ重み付制御信号として計数結果を出
力する段数可変計数器と、受信信号の受信電界の変化速
度を検出し、検出結果にもとづき前記段数可変計数器の
段数切替制御を行なう段数制御器とを有することを特徴
とする交差偏波干渉補償器が得られる。
【0012】また、本発明によれば、異偏波の復調後の
ベースバンドデジタル信号を入力とするトランスバーサ
ルフィルタと、自偏波の復調後のベースバンドデジタル
信号と前記トランスバーサルフィルタの出力とを結合す
る結合器と、該結合器の出力に含まれる残留誤差を検出
する誤差信号検出器と、前記異偏波の復調後のベースバ
ンドデジタル信号と前記誤差信号検出器の出力との相関
演算を行なう相関器と、該相関器の出力を計数と、前記
トランスバーサルフィルタのタップ重み付制御信号とし
て計数結果を出力する段数可変計数器と、受信信号の受
信電界の変化速度を検出し、検出結果にもとづき前記段
数可変計数器の段数切替制御を行なう段数制御器とを有
することを特徴とする交差偏波干渉補償器が得られる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0014】図1は本発明の交差偏波干渉補償器の一実
施例である。同一周波数の互に直交した2つの偏波で伝
送されてきたデジタル変調信号である無線周波数の受信
信号102,202は受信機10,20で中間周波数帯
の受信信号102,202に変換される。更に受信機1
0,20では無線周波数の受信信号101,201の受
信電界を検出し、受信電界監視電圧110,210を制
御信号発生器16,26へ出力する。
【0015】中間周波数帯の受信信号102,202は
復調器11,21で復調後、デジタル変換され、ベース
バンドデジタル信号103,203として出力さる。交
差偏波用復調器14,24は異偏波側の受信信号20
2,102をそれぞれ復調デジタル変換し、異偏波ベス
バンドデジタル信号107,207を出力する。
【0016】交差偏波干渉補償用波形等化器であるトラ
ンスバーサルフィルタ15,25はそれぞれ異偏波ベー
スバンド信号を入力とし、交差偏波干渉の量に応じた補
償信号109,209を出力する。ベースバンドデジタ
ル信号103,203はそれぞれ補償信号109,20
9と結合器12,22で結合され、交差偏波干渉成分を
補償され、結合器出力104,204として出力され
る。結合器出力104,204は識別器13,23で後
続の信号処理部へ送出される主信号105,205と交
差偏波干渉補償後の残留誤差成分を示す誤差信号10
6,206に識別される。
【0017】制御信号発生器16,26はそれぞれ誤差
信号106,206と異偏波ベースバンドデジタル信号
107,207を入力とし、トランスバーサルフィルタ
15,25へのタップ重み付制御信号108,208を
出力する。
【0018】制御信号発生器16,26の構成例を図2
を用いて説明する。図2の制御信号発生器は3タップト
ランスバーサルフィルタを制御する制御信号発生器の例
であり、相関器30と段数可変計数器31〜33と微分
器34と識別器35で構成される。微分器34は受信電
界監視電圧110を時間微分し、その変化速度を検出す
る。検出器35は微分器出力303を入力とし、微分結
果があらかじめ決められた値を超えたとき、すなわち、
受信電界の変化速度が閾値を超えた時に“1”、超えな
い場合には“0”を出力する。
【0019】相関器30は異偏波ベースバンドデジタル
信号107と誤差信号106を入力とし、両者の相関演
算を各タップの制御タイミングに応じて行なう。
【0020】相関演算を簡単にするために、演算に使用
する信号を異偏波ベースバンド信号102のMSBと誤
差信号105のMSBに限定すると、両信号の極性が一
致したときには相関結果は“1”、一致しない場合には
“0”がそれぞれ第1タップ用相関器出力300、第2
タップ用相関器出力301、第3タップ用相関器出力3
02として出力される。段数可変係数器31〜33はそ
れぞれ相関器出力300〜302と識別器出力304を
入力とするN段の計数器(Nは自然数)であり、識別器
出力304が“0”のとき、対応する相関器出力300
〜302が“1”の場合は+1を、“0”の場合は−1
を計数し、識別器出力304が“1”のとき、対応する
相関器出力300〜302が“1”の場合は+2を
“0”の場合は−2を計数する。段数可変係数器31〜
33のNビットの計数結果のうち上位Mビット(MはN
以下の正の整数)をトランスバーサルフィルタの各タッ
プの重み付制御信号305〜306として出力する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信電界
の変化速度検出手段により交差偏波干渉補償用波形等化
器であるトランスバーサルフィルタのタップ重み付制御
信号の単位時間あたりの変化量を可変できる様にしたの
で、伝搬路の状態変化の少ない場合にはゆらぎの少ない
タップ重み付制御を、状態変化が激しい場合には追随特
性に優れたタップ重み付制御ができる交差偏波干渉補償
器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】図1に示した制御信号発生器のブロック図。
【図3】従来の交差偏波干渉補償器の一例。
【図4】図3に示した制御信号発生器のブロック図。
【符号の説明】
10,10′,20,20′ 受信器 11,21 復調器 12,22 結合器 13,23 識別器 14,24 交差偏波用復調器 15,25 トランスバーサルフィルタ 16,26 制御信号発生器 30 相関器 31,32,33 段数可変計数器 31′,32′,33′ 計数器 34 微分器 35 識別器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスバースルフィルタと、該トラン
    スバースルフィルタのタップ重み付けを制御する重み付
    制御信号を生成する段数可変計数器とを有する交差偏波
    干渉補償器において、無線周波数の受信信号から受信電
    界の変化速度を検出する変化速度検出手段と、前記変化
    速度に基づいて、前記段数可変計数器の段数切替制御を
    行う段数制御手段とを有することを特徴とする交差偏波
    干渉補償器。
  2. 【請求項2】 同一周波数で互に直交する偏波のそれぞ
    れを用いてデジタル変調信号を伝送する両偏波伝送シス
    テムの受信側に用いられる交差偏波干渉補償器におい
    て、 異偏波の復調後のベースバンドデジタル信号を入力とす
    るトランスバーサルフィルタと、 自偏波の復調後のベースバンドデジタル信号と前記トラ
    ンスバーサルフィルタの出力を結合する結合器と、 該結合器出力に含まれる残留誤差を検出する誤差信号検
    出器と、 前記異偏波の復調後のベースバンドデジタル信号と前記
    誤差信号検出器の出力との相関演算を行なう相関器と、 該相関器の出力を計数し、前記トランスバーサルフィル
    タのタッブ重み付制御信号として計数結果を出力する段
    数可変計数器と、 受信信号の受信電界の変化速度を検出し、検出結果にも
    とづき前記段数可変計数器の段数切替制御を行なう段数
    制御器とを有することを特徴とする交差偏波干渉補償
    器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05260014A (ja) * 1992-01-31 1993-10-08 Nec Corp 交差偏波間干渉補償システム
JP2002507361A (ja) * 1997-06-30 2002-03-05 トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド 衛星通信における逆偏波干渉打ち消し

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