JP2797808B2 - 交差偏波干渉補償器 - Google Patents

交差偏波干渉補償器

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JP2797808B2
JP2797808B2 JP4015598A JP1559892A JP2797808B2 JP 2797808 B2 JP2797808 B2 JP 2797808B2 JP 4015598 A JP4015598 A JP 4015598A JP 1559892 A JP1559892 A JP 1559892A JP 2797808 B2 JP2797808 B2 JP 2797808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交差偏波干渉補償器に
関し、特に、時間的に変化する交差偏波干渉に対する高
度な追随特性を要求される交差偏波干渉補償器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の交差偏波干渉補償器としては、図
2のブロック図に示すような交差偏波干渉補償器があ
る。図2に示す第1の偏波受信信号11は、送信側でデ
ジタル変調されており第1の偏波により伝送されて復調
器1に入力される。復調器1は、第1の偏波受信信号1
1を復調及び識別して第1のベースバンド信号12とし
て交差偏波干渉補償器2´へ出力する。第2の偏波受信
信号16は、送信側でデジタル変調されており、第1の
偏波と直交する第2の偏波で、かつ、第1の偏波受信信
号11と同一の中心周波数で伝送されて交差偏波用復調
器3に入力される。交差偏波用復調器3は、第2の偏波
受信信号16を復調及び識別して第2のベースバンド信
号17として交差偏波干渉補償器2´へ出力する。
【0003】交差偏波干渉補償器2´は、トランスバー
サルフィルタ5と計数器6´と相関器7と加算器8と誤
差信号生成器9とで構成される。第2のベースバンド信
号17は、トランスバーサルフィルタ5により波形成形
されて補償信号18として加算器8へ出力される。第1
のベースバンド信号12に交差偏波干渉成分が含まれて
いる場合、補償信号18は、交差偏波干渉成分に対して
同振幅かつ逆位相の信号となる。加算器8は、第1のベ
ースバンド信号12と補償信号18とを加算して、第3
のベースバンド信号13として誤差信号生成器9へ出力
する。誤差信号生成器9は、入力した第3のベースバン
ド信号13を外部に設けらた信号処理部へ送出する主信
号14と交差偏波間干渉補償後の残留誤差成分に対応し
た誤差信号15とに弁別して出力する。相関器7は、第
2のベースバンド信号17と誤差信号15とを入力して
両者の相関演算を各タップ制御タイミングに応じて行な
う相関器出力10を出力する。ここで、その相関演算を
簡単に説明するために、相関演算に用いる信号を第2の
ベースバンド信号17の最上位ビットと誤差信号15の
最上位ビットに限定して相関演算を説明すると、両信号
の極性が一致したときには演算結果が“1”、一致しな
いときは演算結果が“0”となる。計数器7´は、N段
(Nは正の整数)の計数器であり、相関器出力10を入
力して、相関器出力10が“1”のときは“+1”の、
相関器出力10が“0”のときは“−1”の計数をし
て、この計数結果によりトランスバーサルフィルタ5に
おける各タップの重み付け制御をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の交差偏波干渉補償器では、伝送路がフェージン
グのない安定な状態のもとにおいては、交差偏波干渉補
償器のトランスバーサルフィルタの各タップの重み付け
係数がゆらぎのない安定した状態に保たれることが要求
される。一方、伝送路でフェージングが発生して、交差
偏波干渉の度合いが時間の経過と共に変化する場合にお
いては、トランスバーサルフィルタの各タップの重み付
け係数が高速で変化することが要求される。このため、
従来の交差偏波干渉補償器では、トランスバーサルフィ
ルタの各タップの重み付け係数を与える計数器の段数が
多い場合には、各タップの重み付け係数が高速で変化し
にくく、また、計数器の段数が少ない場合には、各タッ
プの重み付け係数のゆらぎが大きくなってしまうという
問題点がある。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、両偏波伝送システムにおいて、伝送路が安
定な状態にあるときには、トランスバーサルフィルタの
各タップの重み付け係数をゆらぎのない安定した状態に
保ち、伝送路がフェージングのある不安定な状態にある
ときには、トランスバーサルフィルタの各タップの重み
付け係数を高速に変化させることができる交差偏波干渉
補償器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る交差偏波干
渉補償器は、相互に直交した第1の偏波と第2の偏波と
を用いる両偏波伝送システムの交差偏波干渉補償器にお
いて、前記第1の偏波の受信信号における波形歪の変化
の速度を検出する歪速度検出部と、前記第2の偏波の受
信信号を復調及び識別して得られるベースバンド信号を
入力とするトランスバーサルフィルタと、このトランス
バーサルフィルタの出力と前記第1の偏波の受信信号に
おけるベースバンド信号とを加算する加算部と、この加
算部の出力に含まれる残留誤差成分と前記第2の偏波の
受信信号との相関演算をする相関演算部と、この相関演
算部の出力及び前記歪速度検出部の出力に基づいて前記
トランスバーサルフィルタにおける各タップの重み付け
制御をする計数制御部とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係る交差偏波干渉補償器においては、
両偏波伝送システムにおいて、歪速度検出部により伝送
路における波形歪の変化の速度を検出し、この検出結果
に基づいて計数制御部がトランスバーサルフィルタの各
タップの重み付け制御信号の単位時間当りの変化量を制
御する。加算部は、第2の偏波のベースバンド信号を入
力とするトランスバーサルフィルタの出力と第1の偏波
のベースバンド信号とを加算して、交差偏波間の干渉補
償をする。従って、本発明に係る交差偏波干渉補償器
は、伝送路が安定な状態にあるときには、トランスバー
サルフィルタの各タップの重み付け係数をゆらぎのない
安定した状態に保ち、伝送路がフェージングのある不安
定な状態にあるときには、トランスバーサルフィルタの
各タップの重み付け係数を高速に変化させることができ
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0009】図1は、本発明の実施例に係る交差偏波干
渉補償器を示すブロック図である。図1において、図2
に示した符号と同一の符号は、その同一の符号と機能に
おいても同一なので説明を省略する。図1において、図
2に示した従来の交差偏波干渉補償器と異なる構成部分
は、交差偏波干渉補償器2内の段数可変計数器6が図2
における計数器6´の代わりに備えられている部分と、
段数可変計数器6の前段に歪速度検出器4が備えられて
いる部分である。
【0010】次に、上述の如く構成された本実施例に係
る交差偏波干渉補償器の動作について説明する。図1に
示す第1の偏波受信信号11は、送信側でデジタル変調
されており第1の偏波により伝送されて復調器1と歪速
度検出器4とに入力される。復調器1は、第1の偏波受
信信号11を復調及び識別して第1のベースバンド信号
12として交差偏波干渉補償器2へ出力する。歪速度検
出器4は、第1の偏波受信信号11における波形歪の変
化の速度を検出し、所定の速度以上でその波形歪が変化
している場合は“1”、それ以外の場合は“0”を段数
切換制御信号19として段数可変計数器6へ出力する。
【0011】第2の偏波受信信号16は、送信側でデジ
タル変調されており、第1の偏波と直交する第2の偏波
で、かつ、第1の偏波受信信号11と同一の中心周波数
で伝送されて交差偏波用復調器3に入力される。交差偏
波用復調器3は、第2の偏波受信信号16を復調及び識
別して第2のベースバンド信号17として交差偏波干渉
補償器2へ出力する。
【0012】第2のベースバンド信号17は、トランス
バーサルフィルタ5により波形成形されて補償信号18
として加算器8へ出力される。第1のベースバンド信号
12に交差偏波干渉成分が含まれている場合、補償信号
18は、交差偏波干渉成分に対して同振幅かつ逆位相の
信号となる。加算器8は、第1のベースバンド信号12
と補償信号18とを加算して、第3のベースバンド信号
13として誤差信号生成器9へ出力する。誤差信号生成
器9は、入力した第3のベースバンド信号13を外部に
設けらた信号処理部へ送出する主信号14と、交差偏波
間干渉補償後の残留誤差成分に対応した誤差信号15と
に弁別して出力する。相関器7は、第2のベースバンド
信号17と誤差信号15とを入力して、両者の相関演算
をトランスバーサルフィルタ5の各タップ制御タイミン
グに応じて行なう相関器出力10を出力する。相関器7
における相関演算については、「従来の技術」において
説明したのでここでは省略する。
【0013】段数可変計数器6は、N段(Nは正の整
数)の計数器であり、相関器出力10と段数切換制御信
号19とを入力して、段数切換制御信号19が“0”で
相関器出力10が“1”のときは“+1”の、段数切換
制御信号19が“0”で相関器出力10が“0”のとき
は“−1”の計数をする。また、段数可変計数器7は、
段数切換制御信号19が“1”で相関器出力10が
“1”のときは“+2”の、段数切換制御信号19が
“0”で相関器出力10が“0”のときは“−2”の計
数をする。段数可変計数器6おけるNビットの出力にお
いて、上位Mビット(MはN以下の正の整数)がトラン
スバーサルフィルタ5における各タップの重み付け制御
信号12としてトランスバーサルフィルタ5へ出力され
る。
【0014】以上の動作により、本実施例に係る交差偏
波干渉補償器は、歪速度検出器4により伝送路における
波形歪の変化の速度を検出して、歪速度検出器4の出力
に応じて段数可変計数器6が出力するトランスバーサル
フィルタ5の各タップの重み付け制御信号12の単位時
間当りの変化量を制御することができる。これにより、
本実施例に係る交差偏波干渉補償器は、伝送路が安定な
状態にあるときには、トランスバーサルフィルタ5の各
タップの重み付け係数をゆらぎのない安定した状態に保
ち、伝送路がフェージングのある不安定な状態にあると
きには、トランスバーサルフィルタ5の各タップの重み
付け係数を高速に変化させることができる。
【0015】なお、本実施例では、段数切換制御信号1
9により段数可変計数器6を制御しているが、段数切換
制御信号19を相関器7で入力させて、段数切換制御信
号19を相関器出力10に重み付けし、これを計数器で
計数しても上述と同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る交差偏
波干渉補償器によれば、両偏波伝送システムにおいて、
伝送路における波形歪の変化の速度を検出し、この検出
結果に基づいてトランスバーサルフィルタの各タップの
重み付け制御信号の単位時間当りの変化量を制御するた
め、伝送路が安定な状態にあるときには、トランスバー
サルフィルタの各タップの重み付け係数をゆらぎのない
安定した状態に保ち、伝送路がフェージングのある不安
定な状態にあるときには、トランスバーサルフィルタの
各タップの重み付け係数を高速に変化させることができ
る。従って、本発明に係る交差偏波干渉補償器は、時間
的に変化する交差偏波干渉に対する高度な追随特性をも
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る交差偏波干渉補償器を示
すブロック図である。
【図2】従来の交差偏波干渉補償器の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 ;復調器 3 ;交差偏波用復調器 4 ;歪速度検出器 5 ;トランスバーサルフィルタ 6 ;段数可変計数器 7 ;相関器 8 ;加算器 9 ;誤差信号生成器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に直交した第1の偏波と第2の偏波
    とを用いる両偏波伝送システムの交差偏波干渉補償器に
    おいて、前記第1の偏波の受信信号における波形歪の変
    化の速度を検出する歪速度検出部と、前記第2の偏波の
    受信信号を復調及び識別して得られるベースバンド信号
    を入力とするトランスバーサルフィルタと、このトラン
    スバーサルフィルタの出力と前記第1の偏波の受信信号
    におけるベースバンド信号とを加算する加算部と、この
    加算部の出力に含まれる残留誤差成分と前記第2の偏波
    の受信信号との相関演算をする相関演算部と、この相関
    演算部の出力及び前記歪速度検出部の出力に基づいて前
    記トランスバーサルフィルタにおける各タップの重み付
    け制御をする計数制御部とを有することを特徴とする交
    差偏波干渉補償器。
  2. 【請求項2】 前記相関演算部は、前記歪速度検出部の
    出力と加算部の出力に含まれる残留誤差成分と前記第2
    の偏波の受信信号とを入力してこれら入力した信号に基
    づいて前記計数制御部を制御することを特徴とする請求
    項1に記載の交差偏波干渉補償器。
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